JP2867890B2 - 導電層形成法 - Google Patents

導電層形成法

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JP2867890B2
JP2867890B2 JP6213162A JP21316294A JP2867890B2 JP 2867890 B2 JP2867890 B2 JP 2867890B2 JP 6213162 A JP6213162 A JP 6213162A JP 21316294 A JP21316294 A JP 21316294A JP 2867890 B2 JP2867890 B2 JP 2867890B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体装置等の電極
又は配線として用いられる微細パターンの低抵抗導電層
を形成する方法に関し、特にポリシリコン(Si)層上
に堆積したチタン(Ti)層に熱処理を施してチタンナ
イトライド(TiN)/チタンシリサイド(TiSi
2 )積層を形成し、TiN/TiSi2 積層をパターニ
ングした後該積層の残存部をマスクとしてポリSi層を
パターニングすることにより低抵抗導電層を寸法精度よ
く簡単に形成可能としたものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電極用又は配線用の導電材層をパ
ターニングする方法としては、次の(イ)〜(ニ)のよ
うな方法が知られている。
【0003】(イ)図19に示すように半導体基板1の
表面を覆う絶縁膜2の上に導電材層3を形成した後、周
知のフォトリソグラフィ処理により所望のパターンを有
するレジスト層4A〜4Cを形成し、これらのレジスト
層をマスクとして導電材層3を選択的にドライエッチン
グする。
【0004】(ロ)パターニング用のマスクとしてエッ
チング速度の遅いシリコンオキサイド膜やシリコンナイ
トライド膜を用いる(例えば、特開平2−125425
号公報参照)。また、パターニング用のマスクとしてシ
リコンオキサイド、シリコンナイトライド等の無機膜の
上にレジスト層を積層した積層膜を用いる(例えば、
J.−S.Maa et al.:J.Vac.Sc
i.Technol.B9(3),May/Jun 1
991 p.1596−1597又はP.E.Rile
y et al.:Solid State Tech
nology Feb.1993 p.47−55等参
照)。
【0005】(ハ)高反射率基板上でパターニングを行
なう際にパターニング用のマスクとして吸光性染料入り
のレジスト層を用いる。
【0006】(ニ)高反射率基板上でパターニングを行
なう際にパターニングされるべき導電材層の表面に反射
防止膜を設ける。反射防止膜としては、シリコンナイト
ライド膜を用いる方法が知られており(例えば、特開平
1−241125号公報、特開平5−55130号公報
等参照)、またTiN膜を用いる方法も知られている
(例えば、特開昭60−240127号公報、特開昭6
1−185928号公報、特開昭63−232432号
公報等参照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記した(イ)の方法
で微細配線のパターニングを行なうと、配線間隔(スペ
ース幅)に応じてエッチング速度が変化すること(エッ
チング速度のマイクロローディング効果)により配線形
成歩留りが低下する不都合がある。
【0008】すなわち、図19に示すようにレジスト層
4A,4B,4Cの順にスペース幅が減少していくよう
なパターンにあっては、図20に示すようにスペース幅
が狭いほどエッチング速度が低下することがある。この
ため、スペース幅が狭い個所で所定量のエッチングを行
なうようにすると、スペース幅が広い個所では、エッチ
ング過剰となり、絶縁膜2等の下地膜の膜減りが増大す
ることがある。
【0009】また、上記したのとは反対にスペース幅が
小さくなるとエッチング速度が増大することもある。す
なわち、図21に示すようにレジスト層4a,4b,4
c,4dの順にスペース幅が減少していくようなパター
ンにあっては、図22に示すようにスペース幅の減少に
つれてエッチング速度が増大することがある。このた
め、スペース幅が広い個所で所望量のエッチングを行な
うようすると、スペース幅が狭い個所では、エッチング
過剰となり、下地に対する選択比が低い場合は、X1
2 の個所に示すように下地抜けが生ずることがある。
【0010】さらに、上記のような微細配線パターニン
グでは、スペース幅に応じてエッチング形状又は寸法が
変化すること(エッチング形状のマイクロローディング
効果)により配線形成歩留りが低下する不都合もある。
【0011】すなわち、図23に示すように密集したレ
ジスト層4P,4Qをマスクとしてドライエッチングを
行なうことにより密集した配線層3P,3Qを得る場
合、例えば配線層3Pの幅WD は、レジスト層4Pの幅
0 にほぼ等しくなる(WD ≒W0 )。これに対し、図
24に示すように孤立した幅W0 のレジスト層4Rをマ
スクとしてドライエッチングを行なうことにより孤立し
た配線層3Rを得る場合には、配線層3Rの幅WI は、
図23に示した幅WD よりも大きくなる(WI >WD
のが一般的であり、例外的にWSi2 /ポリSi積層
(ポリSi層上にWSi2 層を積層したもの)のエッチ
ングでは、WI <WD となることもある。
【0012】WI >WD になる例としては、エッチング
ガスとしてBCl3 /Cl2 を用いてAl合金をエッチ
ングする場合、エッチングガスとしてCl2 /O2 、C
2/N2 又はSF6 /C2 Cl33 等を用いてポリ
Si層又はポリサイド層(ポリSi層上にシリサイド層
を積層したもの)をエッチングする場合などがある。ま
た、WI <WD になる例としては、図18について後述
するようなマグネトロンRIE(反応性イオンエッチン
グ)装置においてエッチングガスとしてHBr/SF6
を用いてポリサイド層をエッチングする場合などがあ
る。
【0013】ところで、上記のような微細配線パターニ
ングにあっては、レジスト等のマスク材の膜減り量の増
大(対マスク選択比の低下)により配線形成歩留りが低
下する不都合もある。
【0014】すなわち、ドライエッチングにおいては、
ガスとマスク材との化学反応に加えてイオンあるいは運
動エネルギーを持った粒子がマスク材に衝突することに
よってマスク材に膜減りが生ずる。運動エネルギーを持
った粒子がマスク材に衝突する場合、マスク材は、図2
5でレジスト層4Sに示すように肩が落ちたような形に
なる。マスク材の肩部の角度は、最もスパッタ効率がよ
くなるような値となる。しかし、実際の角度は、純粋に
物理的なスパッタエッチングで効率がよい45°とはな
らない。マスク材の肩部がスパッタされる現象を「ファ
セッティング」と呼び、肩部にできた面を「ファセッ
ト」と呼ぶ。
【0015】図25は、レジスト層4Sをマスクとして
導電材層3をドライエッチングして配線層を形成する工
程を示すもので、ライン幅(配線幅)Kは、導電材層3
の厚さTに近い小さな値に設定されている。図25に示
すようにファセッティングが生じても、左右のファセッ
トが接するまではレジスト層4Sの上面が存在してお
り、レジストの膜減り量ΔT1 は、導電材層(被エッチ
ング材層)3の膜厚Tに比べて十分大きなパターンのレ
ジストの膜減り量に等しい。
【0016】ところが、図26に示すようにエッチング
が進行して左右のファセットが接するようになると、レ
ジストの膜減り量ΔT2 は、導電材層3の膜厚に比べて
十分大きなパターンのレジストの膜減り量より大きくな
る。これは、ファセッティングの膜厚方向の成分と膜厚
方向のレジストエッチング速度との和がレジストの膜減
り速度になるためであろうと発明者は考えている。
【0017】このような現象は、配線幅が小さくなるほ
ど顕著である。すなわち、配線が細くなるほど実効的な
対レジスト選択比が低下する。
【0018】図27は、レジスト膜減り量と、対レジス
ト選択比と、レジストテーパ角θとについてライン幅K
依存性を示すものである。レジストテーパ角θは、図2
6に示すようにいずれかのファセットの延長線と導電材
層3の底面とが交差する角度である。図27のデータ
は、図16について後述するようなマイクロ波プラズマ
エッチャにおいて、エッチングガスとしてBCl3 /C
2 を用いてAl合金をエッチングした際に得られたも
のであり、これによればライン幅Kの減少に伴いレジス
ト膜減り量が増大する(対レジスト選択比が低下する)
と共にレジストテーパ角θが増大することがわかる。
【0019】エッチングマスクとして使用されるレジス
ト層の厚さを薄くすると、フォトリソグラフィの焦点深
度が深くなり、微細なパターン形成が可能となる。ま
た、レジスト層の厚さを薄くすることで、ドライエッチ
ングのマイクロローディング効果も低減される。
【0020】しかしながら、図25〜27に関して前述
したように、配線の微細化に伴って配線のエッチングマ
スクに対する実質的な選択比は低下するので、レジスト
層を薄くすると、エッチング中にレジスト層が消失して
配線が断線に至ることがある。従って、レジスト層をあ
まり薄くすることはできない。
【0021】パターンの微細化に伴う対マスク選択比の
低下等の問題点を解決するには、マスク材に対して高い
選択性を有するエッチング技術を開発するか又は高い選
択性を有するマスク材を採用する必要がある。前述した
(ロ)の方法は、マスク材に対するエッチング選択比を
高くする方法として有効である。
【0022】しかしながら、パターニング用のマスクと
してシリコンオキサイド膜を用いる方法では、シリコン
オキサイド膜が反射防止膜として機能しないという問題
点がある。反射防止膜については後述する。また、パタ
ーニング用のマスクとしてシリコンナイトライド膜を用
いる方法では、シリコンナイトライド膜の反射防止機能
が不十分であるという問題点がある。その上、いずれの
方法でも、エッチング後に無機のマスク材が配線又は電
極の表面に残存することになり、後工程で基板が高温を
経験すると、マスク材と導電材との熱膨張係数の違いに
よりマスク材が配線又は電極の表面から剥れてパーティ
クルとなり、歩留りを低下させるという問題点がある。
【0023】ところで、高反射率基板上に配線を形成す
るに際しては、基板表面での乱反射によりパターンの寸
法精度が低下する不都合がある。
【0024】すなわち、図28に示すように半導体基板
1の表面に絶縁膜5A,5Bにより段差がある場合、基
板表面に配線材層6Aを介してレジスト層7Aを形成
し、レジスト層7Aに対して所望のパターンを有するマ
スク8を介して光9を照射して露光処理を行なうと、反
射率の高い配線材層6Aの斜面AB,CDで光が反射さ
れてレジスト層7Aの露光すべきでない領域にまで光が
回り込み、該領域を感光させてしまう。この後、レジス
ト現像を行なうと、図29に示すようなパターンを有す
るレジスト層7が得られる。
【0025】レジスト層7は、図29,30に示すよう
に平坦部では断面形状が矩形となり且つ所望の幅W1
得られるが、図29,31に示すように絶縁膜5A,5
Bに挟まれた部分では断面形状が半円状となり且つ所望
の幅W1 より狭い幅W2 しか得られない。このため、レ
ジスト層7をマスクとして配線材層6Aをドライエッチ
ングして配線層を形成すると、配線層には幅W2 の部分
で細りや断線が生ずることになる。
【0026】高反射率基板上に配線を形成するに際して
は、反射率が異なる場所でパターン寸法が異なるという
問題もある。
【0027】一例として、図32に示すように基板1上
に絶縁膜5及びゲート電極層10を覆って絶縁膜11を
形成した後、レジスト層12をマスクとするドライエッ
チング処理により基板表面に達する絶縁孔11aとゲー
ト電極層10に達する接続孔11bとを形成する場合、
接続孔11aの寸法WA よりも接続孔11bの寸法WB
の方が大きくなる。このように接続孔11bの寸法が大
きくなると、フォトリソグラフィ工程での位置合せ余裕
が少なくなり、図33に示すように接続孔11bがゲー
ト電極層10からずれた位置に形成されることがある。
この結果、配線層13は、ゲート電極層10と基板表面
とを電気的に短絡させるように形成される。このような
事態を防ぐには、設計的に位置合せ余裕を大きくする必
要があり、集積度の低下を招く。
【0028】反射率が高い場所で接続孔の寸法が大きく
なるのは、レジスト層12の孔の直径Rが大きくなるこ
とによるもので、孔の直径Rが大きくなる理由は、次の
ように説明される。
【0029】すなわち、フォトリソグラフィ技術におい
ては、レジストを現像液に溶けにくくしている感光剤を
光照射部分のみ分解させて現像液に溶かすことによって
パターンを形成している。感光剤の分解量は、露光エネ
ルギーを増やすと増加する。従って、図34に示すよう
に孔の直径Rは、露光エネルギーの増加に伴って増大す
る。
【0030】ゲート電極層10のように反射率が高い物
体がレジスト層12の下方に存在すると、かかる物体か
らの反射光がレジスト層12に加えられる。このため、
レジスト層12に吸収される実効的な露光エネルギー
は、反射率が低い場所に比べて大きくなる。従って、感
光剤の分解が促進され、孔の直径Rが大きくなる。
【0031】前述した(ハ)の方法では、露光用の光を
吸収するような染料をレジスト層に添加するので、光の
反射による寸法精度の低下をある程度抑制することがで
きる。
【0032】しかしながら、図35に示すように絶縁膜
5を覆う配線材層14の上に所望のパターンを有する染
料入りレジスト層15を形成すると、レジスト層15の
断面形状は、裾をひいたテーパ状となる。これは、レジ
ストの露光エネルギーがレジスト表面から深くなるにつ
れて減衰し、レジストパターンの寸法は、露光エネルギ
ーが小さくなるほど太くなることによるものである。レ
ジスト層15の裾部a,bは、レジスト層15をマスク
として配線材層14をドライエッチングして配線層を形
成する際に、ドライエッチングによりエッチングされて
しまい、配線層に細りが生ずることがある。また、レジ
スト層15は、染料を含むため、フォトリソグラフィ工
程での解像度が低下する。従って、前記(ハ)の方法
は、パターンの微細化には不向きである。
【0033】一方、前述した(ニ)の方法は、レジスト
層の下で導電材層の表面に反射防止膜を設けて光反射を
抑制するので、光反射による寸法精度の低下を防止する
のに有効であり、しかも前記(ハ)の方法にあったよう
な問題点もない。
【0034】しかしながら、前記(ニ)の方法は、反射
防止膜を用いるものの、エッチングマスクとしては十分
な厚さのレジスト層を用いるので、ドライエッチング時
のマイクロローディング効果を低減することができな
い。
【0035】この発明の目的は、微細パターンを有する
低抵抗導電層を寸法精度よく形成することができる新規
な導電層形成法を提供することにある。
【0036】
【課題を解決するための手段】この発明に係る導電層形
成法は、基板の表面を覆う絶縁膜の上にポリシリコン層
を形成した後、該ポリシリコン層の上にチタン層を形成
する工程と、前記ポリシリコン層及び前記チタン層に窒
化性雰囲気中で熱処理を施すことにより前記ポリシリコ
ン層に重なるチタンシリサイド層とこのチタンシリサイ
ド層に重なるチタンナイトライド層とを形成する工程
と、フォトリソグラフィ処理により前記チタンナイトラ
イド層の上に所望のパターンを有するレジスト層を形成
する工程と、前記レジスト層をマスクとするドライエッ
チング処理により前記チタンナイトライド層及び前記チ
タンシリサイド層の積層をパターニングして該積層の一
部を残存させる工程と、前記レジスト層を除去した後、
前記積層の残存部をマスクとするドライエッチング処理
により前記ポリシリコン層をパターニングすることによ
り該ポリシリコン層の一部を残存させる工程であって、
前記積層の残存部をマスクとするドライエッチング処理
では酸素又はフッ素を含むエッチングガスを用いること
により前記チタンナイトライド層の残存部の表面に酸化
チタン又はフッ化チタンを形成しつつ前記ポリシリコン
層のパターニングを行なうものとを含み、前記ポリシリ
コン層の残存部と前記チタンシリサイド層の残存部と前
記チタンナイトライド層の残存部との積層を電極用又は
配線用の導電層として用いるようにしたものである。
【0037】
【0038】また、この発明の導電層形成法にあって
は、レジスト層の厚さをチタンナイトライド層及びチタ
ンシリサイド層の積層をパターニングするには足りるが
ポリシリコン層をパターニングするには足りない程度に
設定してもよい。そして、チタンナイトライド層及びチ
タンシリサイド層の積層をパターニングした後、レジス
ト層を除去せずに、レジスト層とチタンナイトライド層
及びチタンシリサイド層の積層の残存部とをマスクとす
るドライエッチング処理によりポリシリコン層をパター
ニングすることによりポリシリコン層の一部を残存させ
ると共にレジスト層を除去するようにしてもよい。
【0039】
【作用】この発明の方法によれば、ポリシリコン層の上
に形成したチタン層に窒化性雰囲気中で熱処理を施すこ
とによりチタンシリサイド層とチタンナイトライド層と
が1工程で形成される。この場合、チタンナイトライド
層としては、30〜50nm程度の厚さのものを形成す
ると、最大の反射防止効果を得ることができる。このよ
うにすると、チタンシリサイド層によるポリシリコン層
の低抵抗化と、チタンナイトライド層による反射防止と
同時的に達成することができる。
【0040】ポリシリコン層をパターニングする際のエ
ッチングマスクとしては、主としてチタンナイトライド
層及びチタンシリサイド層の積層が使用され、レジスト
層は使用されないか又は使用されてもエッチング終了前
にエッチングにより除去される。この発明では、酸素又
はフッ素を含むエッチングガスを用いることによりチタ
ンナイトライド層の残存部の表面に蒸気圧の低い酸化チ
タン又はフッ化チタンを形成しつつポリシリコン層の
ターニングを行なうようにしたので、チタンナイトライ
ド層の残存部がエッチングマスクとしての機能を十分に
果たすようになる。従って、レジスト層としては、チタ
ンナイトライド層及びチタンシリサイド層の積層をパタ
ーニングできる程度に薄いものでよいから、フォトリソ
グラフィ工程では、焦点深度が深くなる。また、エッチ
ングマスクとしてのチタンナイトライド層及びチタンシ
リサイド層の積層は薄いので、マイクロローディング効
果が低減される。
【0041】上記したように薄いレジスト層とチタンナ
イトライド層及びチタンシリサイド層の積層とをエッチ
ングマスクとして用いる場合は、ポリシリコン層をパタ
ーニングする工程でレジスト層が除去されるので、レジ
スト層を除去するための独立した工程が不要である。
【0042】
【実施例】図1〜図15は、この発明の一実施例に係る
MOS型ICの製法を示すもので、各々の図に対応する
工程(1)〜(15)を順次に説明する。
【0043】(1)例えばシリコンからなる半導体基板
30の表面に周知の選択酸化処理によりシリコンオキサ
イドからなるフィールド絶縁膜32を形成する。絶縁膜
32は、アクティブ領域を配置するための孔32A,3
2Bを有する。孔32A,32B内の基板表面を酸化し
てシリコンオキサイドからなるゲート絶縁膜34A,3
4Bを形成する。絶縁膜34A,34Bとしては、Si
34 膜を用いてもよい。
【0044】(2)基板上面に絶縁膜32,34A,3
4Bを覆ってゲート電極用のポリSi層36をCVD
(ケミカル・ベーパー・デポジション)法により堆積す
る。ポリSi層36中には、CVD処理中又はCVD処
理後にリン、ヒ素等の不純物をドーピングして低抵抗化
を図る。そして、ポリSi層36上には、CVD法又は
スパッタ法によりTi層38を堆積する。不純物ドーピ
ングの際にポリSi層36の表面に酸化膜が形成される
場合は、該酸化膜をフッ酸洗浄等により除去した後Ti
層38を堆積する。Ti層38の厚さは、次工程のTi
N/TiSi2 積層形成処理にて反射防止効果を有する
TiN層が得られる厚さとする。例えば、i線又はg線
で露光する場合、TiN層は、どのような厚さであって
も反射防止効果が得られるが30〜50nmの厚さで最
大の反射防止効果が得られるから、このようなTiN層
を形成可能なようにTi層38の厚さを設定する。
【0045】(3)窒素(N2 )又はアンモニア(NH
3 )等の窒化性雰囲気中でポリSi層36及びTi層3
8に熱処理を施すことによりポリSi層36に重なるT
iSi2 層38Bとこの層38Bに重なるTiN層38
Aとを形成する。熱処理は、ランプアニール装置又は拡
散炉等により行なう。この場合、Ti層38の表面で
は、N2 又はNH3 との窒化反応によりTiN層38A
が形成され、Ti層38とポリSi層36との界面で
は、TiとSiの反応によりTiSi2 層38Bが形成
されるものである。なお、TiN層及びTiSi2 層の
形成については、(i)リアライズ社発行の「次世代超
LSIプロセス技術 応用編」第190〜191頁、
(ii)Sympo.on VLSI Techno
l.,V−2(1986)51第51〜52頁等の文献
に記載されている。
【0046】TiN層38Aは、図4の工程で反射防止
膜として用いられるもので、反射防止効果を得るために
30〜50nmの厚さに形成する。
【0047】TiSi2 層38Bは、ポリSi層36を
低抵抗化するのに役立つものである。次の表1は、Ti
Si2 が他の高融点金属シリサイドやドープトポリSi
に比べて抵抗率が低いことを示している。
【0048】
【表1】 表1のデータは、T.P.Cho et al.:Dr
y Etchingfor Microelectro
nics,edited by R.A.Powel
l,第44頁から引用されたものである。
【0049】(4)図4,5の工程では、フォトリソグ
ラフィ処理により所望のレジストパターンを形成する。
まず、回転塗布法等により基板上面にTiN層38Aを
覆ってレジスト層40を形成する。そして、露光処理を
行なう。すなわち、所望のゲート電極形成パターンを有
する遮光性マスクMA ,MB を介してレジスト層40に
露光用の光UVを照射する。このとき、TiN層38A
が反射防止膜として作用するので、高精度のレジストパ
ターニングが可能である。
【0050】(5)次に、レジスト層40に現像処理を
施し、所望のパターンを有するレジスト層40A,40
Bを残存させる。レジスト層40A,40Bの厚さは、
TiN/TiSi2 積層38A,38Bをパターニング
するには足りるがポリSi層36をパターニングするに
は足りない程度に薄くてよく、例えば0.5μmにする
ことができる。
【0051】(6)レジスト層40A,40Bをマスク
とするドライエッチング処理によりTiN/TiSi2
積層38A,38BをパターニングしてTiN層38A
1 ,38A2 、TiSi2 層38B1 ,38B2 (いず
れも積層38A,38Bの一部)を残存させる。このと
き、エッチングガスとしては、Cl2 を用いるとよい。
TiSi2 層38Bは、TiN層38Aをエッチングす
るのと同じガスのプラズマによりエッチング可能であ
る。TiSi2 は、塩素と反応することにより揮発性の
Ti塩化物TiCl4 やSi塩化物SiCl4 となって
基板上面からエッチ除去されるものと考えられる。
【0052】(7)アッシング処理によりレジスト層4
0A,40Bを除去する。別の方法としては、有機溶剤
を用いる洗浄処理等によりレジスト層40A,40Bを
除去してもよい。
【0053】(8)TiN/TiSi2 積層38A1
38B1 及び38A2 ,38B2 をマスクとするドライ
エッチング処理によりポリSi層36をパターニングし
てポリSi層36A,36B(いずれもポリSi層36
の一部)を残存させる。ポリSi層36A、TiSi2
層38B1 及びTiN層38A1 の積層は、ゲート電極
層42Aを構成し、ポリSi層36B、TiSi2 層3
8B2 及びTiN層38A2 の積層は、ゲート電極層4
2Bを構成する。
【0054】ポリSi層36のパターニングにおいて、
エッチングガスとしては、Cl2 /O2 、Cl2 /SF
6 、HBr/SF6 、HBr/O2 などO2 又はFを含
むガスを使用するとよい。O2 又はFを含むガスを使用
すると、TiNの表面に蒸気圧の低い酸化チタン(Ti
O,TiO2 ,Ti23 )又はフッ化チタン(TiF
3 )が形成され、TiNのエッチング進行を抑制する。
このため、TiNの層は、エッチングマスクとしての機
能を十分に果たす。
【0055】(9)電極層42A,42B及び絶縁膜3
2をマスクとして基板表面に導電型決定不純物のイオン
IONを選択的に注入することにより低不純物濃度のソ
ース領域及びドレイン領域を形成する。そして、電極層
42A,42Bにそれぞれサイドスペーサ44A,44
Bを設けた後再び上記したと同様に選択的イオン注入処
理を行なうことにより高不純物濃度のソース領域及びド
レイン領域を形成する。この結果、いずれも低濃度部を
有するソース領域46S1 ,46S2 及びドレイン領域
46D1 ,46D2 が得られる。MOS型トランジスタ
A は、電極層42A、ソース領域46S1 及びドレイ
ン領域46D1 を含むものであり、MOS型トランジス
タTB は、電極層42B、ソース領域46S2 及びドレ
イン領域46D2 を含むものである。
【0056】(10)CVD法等により基板上面にトラ
ンジスタTA ,TB 及び絶縁膜32を覆って層間絶縁膜
48を形成する。絶縁膜48としては、シリコンオキサ
イド膜、シリコンナイトライド膜、PSG(リンケイ酸
ガラス)膜、BPSG(ボロン・リンケイ酸ガラス)膜
等を用いることができる。
【0057】(11)フォトリソグラフィ処理により絶
縁膜48の上に所望の接続孔形成パターンを有するレジ
スト層50を形成する。絶縁膜48が透明性を有する場
合、各々ゲート電極層を構成するTiN層38A1 ,3
8A2 は、レジスト層50に露光処理を施す際に反射防
止膜として働くので、ゲート電極層の上方ではレジスト
パターンの寸法精度が良好である。
【0058】(12)レジスト層50をマスクとするド
ライエッチング処理により絶縁膜48にソース用の接続
孔48a、ゲート用接続孔48b,48cを形成する。
TiN層38A,38Aの表面に前述したように酸
化チタン、フッ化チタン等の絶縁膜が形成される場合
は、良好な電気接触を得るために接続孔48b,48c
をTiN層38A,38Aをそれぞれ介してTiS
層38B,38Bに達するように形成する。T
iN層38A,38Aの表面に絶縁膜が形成されな
い場合は、接続孔48b,48cをTiN層38A
38Aの表面に達するように形成してもよい。この
後、レジスト層50を除去する。
【0059】(13)基板上面に絶縁膜48及び接続孔
48a〜48cを覆ってAl又はAl合金等の配線材層
52を堆積する。そして、配線材層52の上にTiN又
はTiON等の反射防止用兼エッチングマスク用の導電
材層54を例えば反応性スパッタ法により形成する。
【0060】(14)フォトリソグラフィ処理により導
電材層54の上に所望の配線形成パターンを有するレジ
スト層56を形成する。
【0061】(15)レジスト層56をマスクとするド
ライエッチング処理により導電材層54をパターニング
して導電材層54A,54B,54C(いずれも導電材
層54の一部)を残存させる。レジスト層56を除去し
た後、導電材層54A,54B,54Cをマスクとする
ドライエッチング処理により配線材層52をパターニン
グして配線材層52A,52B,52C(いずれも配線
材層52の一部)を残存させる。配線材層52A及び導
電材層54Aの積層は、トランジスタTA のソース領域
46S1 につながる配線層58S1 を構成する。配線材
層52B及び導電材層54Bの積層は、トランジスタT
A のゲート電極層42Aにつながる配線層58G1 を構
成する。配線材層52C及び導電材層54Cの積層は、
トランジスタTB のゲート電極層42Bにつながる配線
層58G2 を構成する。
【0062】上記した実施例にあっては、図6の工程で
TiN/TiSi2 積層をパターニングしたが、図6の
工程では、レジスト層40A,40Bをマスクとするド
ライエッチング処理によりTiN層38Aをパターニン
グしてTiN層38A1 ,38A2 を残存させるように
してもよい。そして、図7の工程でレジスト層40A,
40Bを除去した後、図8の工程では、TiN層38A
1 ,38A2 をマスクとするドライエッチング処理によ
りTiSi2 /ポリSi積層38B,36をパターニン
グして該積層の部分38B1 ,38B2 ,36A,36
Bを残存させるようにしてもよい。
【0063】また、上記した実施例にあっては、図8又
は図15の工程でレジスト層を除去した状態でポリSi
層36(又はTiSi2 /ポリSi積層38B,36)
又は配線材層52をパターニングしたが、レジスト層を
除去せずに、レジスト層をマスクとして用いてもよい。
すなわち、図8の工程では、レジスト層40A,40B
とTiN/TiSi2 積層38A1 ,38B1 及び38
2 ,38B2 (又はTiN層38A1 ,38A2 )と
をマスクとして用い、図15の工程では、レジスト層5
6と導電材層54A〜54Cとをマスクとして用い、パ
ターニングの際のドライエッチングによりレジスト層4
0A,40B又は56を除去するようにしてもよい。こ
のようにすると、レジスト層を除去するための独立の工
程が不要となる。
【0064】TiN層がエッチングマスクとして有効で
あることを確認するため、図16,17,18に示すよ
うな3種類のドライエッチング装置を用いてO2 やFを
含むガスでTiN,ポリSiをエッチングする実験が行
なわれた。
【0065】図16は、マイクロ波プラズマエッチャの
一例を示すものである。プラズマチャンバ60の周囲に
は、ソレノイドコイル62が設けられると共に、チャン
バ60には、マグネトロン64から導波管66を介して
2.45GHzのマイクロ波MWが供給される。チャン
バ60内には、被処理ウエハ(基板)WFを保持する電
極68が設けられ、電極68には、2MHzの高周波源
RFが接続される。チャンバ60内には、エッチングガ
スGが供給されると共に、チヤンバ60の下部は、排気
手段VACに接続される。
【0066】チャンバ60内では、マイクロ波と磁場の
相乗作用によって広範囲な圧力下で均一・高密度のプラ
ズマを発生可能である。電極68へ供給される高周波電
力を調整することによりウエハWFに入射するイオンエ
ネルギーを制御可能である。
【0067】図17は、ECRプラズマエッチャの一例
を示すものである。プラズマチャンバ70の周囲には、
マグネットコイル72が設けられると共に、コイル72
の内側でチャンバ70の周囲には、冷却水CLを通す配
管が設けられている。チャンバ70には、2.45GH
zのマイクロ波MWが供給されると共に、エッチングガ
スGが供給される。チャンバ70の下部には、エッチン
グチャンバ74が連結されており、チャンバ74には、
チャンバ70からプラズマ流PLが供給される。チャン
バ74内には、被処理ウエハWFを保持する電極76が
設けられており、電極76には、13.56MHzの高
周波源RFが接続される。チャンバ74の下部は、排気
手段VACに接続される。
【0068】図18は、マグネトロンRIE装置の一例
を示すものである。反応室80内には、被処理ウエハW
Fを保持する電極82が設けられており、電極82に
は、13.56MHzの高周波源RFが接続されてい
る。反応室内には、図示しないコイル又は永久磁石によ
りウエハWFの表面に平行な磁場Bが形成されると共
に、上方からエッチングガスGが供給される。反応室8
0の下部は、排気手段VACに接続される。
【0069】(A)マイクロ波プラズマエッチャを使用
した場合 図16に示すようなマイクロ波プラズマエッチャを用い
てTiN,ポリSiをエッチングしたところ、次の表2
に示すようなデータが得られた。
【0070】
【表2】 この場合、固定条件は、ガス圧力=5mTorr、RF
(2MHz)パワー=30W、マイクロ波パワー(マグ
ネトロンのアノード電流)=160mA、電極冷却水温
度=20℃、上部コイル電流=20.5A、下部コイル
電流7.5Aであった。
【0071】表2によれば、Cl2 にO2 を添加する
と、TiNのエッチング速度が低下し、ポリSi2 に対
する選択比が向上することがわかる。
【0072】(B)ECRプラズマエッチャを使用した
場合 図17に示すようなECRプラズマエッチャを使用して
40nmの厚さのTiNを5分間エッチングしたとこ
ろ、TiNは、殆どエッチングされなかった。このとき
のエッチング条件は、Cl2 /O2 =25/11scc
m、ガス圧=2mTorr、RF(13.56MHz)
パワー=34W、マイクロ波(2.45GHz)パワー
=1400W、電極冷却水温度=15℃であった。
【0073】仮に、40nmの厚さのTiNが5分間で
エッチングされたとしても、TiNのエッチング速度
は、8nm/分である。従って、TiNのエッチング速
度は、8nm/分以下であるといえる。
【0074】TiNと同様の条件でポリSiをエッチン
グしたところ、次の表3に示すようなデータが得られ
た。
【0075】
【表3】 一例として、300nmの厚さのポリSi層をTiN/
TiSi2 積層をマスクとしてドライエッチングする場
合、ポリSiのTiNに対する選択比は、>30.3で
あるから、オーバーエッチングを30%行なったとして
も、TiN層の厚さが12.9nm以上あれば、TiN
層はエッチングマスクとして機能する。
【0076】一方、i線又はg線紫外光の反射防止膜と
して使用する場合、TiN層の厚さは30〜50nmで
よい。従って、TiSi2 /ポリSi積層上に反射防止
膜として形成したTiN層は、エッチングマスクとして
十分に機能するものである。
【0077】(C)マグネトロンRIE装置を使用した
場合 図18に示すようなマグネトロンRIE装置を使用して
TiN,ポリSiをドライエッチングしたところ、次の
表4に示すようなデータが得られた。このときのエッチ
ング条件は、HBr/SF6 =15/45sccm、圧
力=20mTorr、RFパワー=250W、磁束密度
=30Gauss、冷却水温度=40℃であった。
【0078】
【表4】 表4の選択比から計算すると、300nmのポリSi層
をTiN/TiSi2積層をマスクとしてドライエッチ
ングする場合、TiN層の厚さは、オーバーエッチング
を30%行なうとして32.2nmあればよいことにな
る。また、200nmの厚さのポリSi層の場合には、
TiN層の厚さは、21.5nm(オーバーエッチ30
%)あればよいことがわかる。
【0079】要するに、O2 やFを含むガスを使用する
ドライエッチングでは、TiNに対するポリSiの選択
比が高いので、TiN層をエッチングマスクとして使用
できることがわかる。
【0080】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、ポリ
シリコン層に形成したチタン層に窒化性雰囲気中で熱処
理を施してチタンシリサイド層及びチタンナイトライド
層を形成した後、レジスト層をマスクとしてチタンナイ
トライド/チタンシリサイド積層をパターニングし、該
層の残存部をマスクとしてポリシリコン層をパターニ
ングするようにしたので、 (1)チタンシリサイド層によるポリシリコン層の低抵
抗化とチタンナイトライド層による反射防止とを同時的
に達成可能になること、 (2)チタンナイトライド/チタンシリサイド積層を
ターニングする際のレジスト層の厚さを薄くすることで
フォトリソグラフィ工程での焦点深度が向上し、微細な
パターン形成が可能になること、 (3)ポリシリコン層をパターニングする際には、エッ
チングマスクとしてのチタンナイトライド/チタンシリ
サイド積層の厚さが薄いので、ドライエッチング時のマ
イクロローディング効果が低減され、寸法精度が向上す
ることなどの効果が得られる。特に、(2)のレジスト
層の厚さを薄くできる点に関しては、酸素またはフッ素
を含むエッチングガスを用いることによりチタンナイト
ライド層の残存部の表面に蒸気圧の低い酸化チタン又は
フッ化チタンを形成しつつポリシリコン層をパターニン
グするようにしたので、チタンナイトライド層の残存部
がエッチングマスクとしての機能を十分に果たすように
なったことが大きく寄与している。
【0081】その上、薄いレジスト層とチタンナイドラ
イド/チタンシリサイド積層の残存部とをマスクとして
ポリシリコン層をパターニングし、その際にレジスト層
も除去するようにすると、レジスト層を除去するための
独立の工程が不要になる利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例に係るMOS型ICの製
法におけるゲート絶縁膜形成工程を示す基板断面図であ
る。
【図2】 図1の工程に続くポリSi及びTiの堆積工
程を示す基板断面図である。
【図3】 図2の工程に続くTiN/TiSi2 積層形
成のための熱処理工程を示す基板断面図である。
【図4】 図3の工程に続くレジスト露光工程を示す基
板断面図である。
【図5】 図4の工程に続くレジスト現像工程を示す基
板断面図である。
【図6】 図5の工程に続くTiN/TiSi2 積層エ
ッチング工程を示す基板断面図である。
【図7】 図6の工程に続くレジスト除去工程を示す基
板断面図である。
【図8】 図7の工程に続くポリSi層エッチング工程
を示す基板断面図である。
【図9】 図8の工程に続くソース・ドレイン形成工程
を示す基板断面図である。
【図10】 図9の工程に続く層間絶縁膜形成工程を示
す基板断面図である。
【図11】 図10の工程に続くレジストパターン形成
工程を示す基板断面図である。
【図12】 図11の工程に続く接続孔形成工程を示す
基板断面図である。
【図13】 図12の工程に続く配線材及び導電材の堆
積工程を示す基板断面図である。
【図14】 図13の工程に続くレジストパターン形成
工程を示す基板断面図である。
【図15】 図14の工程に続く配線パターニング工程
を示す基板断面図である。
【図16】 マイクロ波プラズマエッチャの一例を示す
断面図である。
【図17】 ECRプラズマエッチャの一例を示す断面
図である。
【図18】 マグネトロンRIE装置の一例を示す断面
図である。
【図19】 狭いスペースでエッチング速度が低下する
状況を示す基板断面図である。
【図20】 スペース幅とエッチング速度との関係を示
す基板断面図である。
【図21】 狭いスペースでエッチング速度が上昇する
状況を示す基板断面図である。
【図22】 スペース幅とエッチング速度との関係を示
す基板断面図である。
【図23】 密集配線層のエッチング状況を示す基板断
面図である。
【図24】 孤立配線層のエッチング状況を示す基板断
面図である。
【図25】 微細配線パターニングにおけるマスク材の
エッチング状況を示す断面図である。
【図26】 図25の場合よりエッチングが進行した状
況を示す断面図である。
【図27】 ライン幅とレジスト膜減り量、対レジスト
選択比及びレジストテーパ角との関係を示すグラフであ
る。
【図28】 段差を有する基板上でのレジスト露光状況
を示す基板断面図である。
【図29】 図28のレジスト現像状況を示す基板上面
図である。
【図30】 図29のX−X’線に沿う断面図である。
【図31】 図29のY−Y’線に沿う断面図である。
【図32】 基板の反射率が場所によって異なる場合の
接続孔形成状況を示す基板断面図である。
【図33】 接続孔形成位置がずれた場合の配線形成状
況を示す基板断面図である。
【図34】 露光エネルギーと孔の直径との関係を示す
グラフである。
【図35】 染料入りレジスト層の形成工程を示す基板
断面図である。
【符号の説明】
30:半導体基板、32,34A,34B,48:絶縁
膜、36:ポリSi層、38:Ti層、38A:TiN
層、38B:TiSi2 層、40,50,56:レジス
ト層、42A,42B:電極層、52:配線材層、5
4:導電材層、58S1 ,58G1 ,58G2 :配線
層、TA ,TB :トランジスタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 21/3065 H01L 21/3205 H01L 21/3213

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板の表面を覆う絶縁膜の上にポリシリコ
    ン層を形成した後、該ポリシリコン層の上にチタン層を
    形成する工程と、 前記ポリシリコン層及び前記チタン層に窒化性雰囲気中
    で熱処理を施すことにより前記ポリシリコン層に重なる
    チタンシリサイド層とこのチタンシリサイド層に重なる
    チタンナイトライド層とを形成する工程と、 フォトリソグラフィ処理により前記チタンナイトライド
    層の上に所望のパターンを有するレジスト層を形成する
    工程と、 前記レジスト層をマスクとするドライエッチング処理に
    より前記チタンナイトライド層及び前記チタンシリサイ
    ド層の積層をパターニングして該積層の一部を残存させ
    る工程と、 前記レジスト層を除去した後、前記積層の残存部をマス
    クとするドライエッチング処理により前記ポリシリコン
    層をパターニングすることにより該ポリシリコン層の一
    部を残存させる工程であって、前記積層の残存部をマス
    クとするドライエッチング処理では酸素又はフッ素を含
    むエッチングガスを用いることにより前記チタンナイト
    ライド層の残存部の表面に酸化チタン又はフッ化チタン
    を形成しつつ前記ポリシリコン層のパターニングを行な
    うものとを含み、 前記ポリシリコン層の残存部と前記チタンシリサイド層
    の残存部と前記チタンナイトライド層の残存部との積層
    を電極用又は配線用の導電層として用いる導電層形成
    法。
  2. 【請求項2】基板の表面を覆う絶縁膜の上にポリシリコ
    ン層を形成した後、該ポリシリコン層の上にチタン層を
    形成する工程と、 前記ポリシリコン層及び前記チタン層に窒化性雰囲気中
    で熱処理を施すことにより前記ポリシリコン層に重なる
    チタンシリサイド層とこのチタンシリサイド層に重なる
    チタンナイトライド層とを形成する工程と、 フォトリソグラフィ処理により前記チタンナイトライド
    層の上に所望のパターンを有するレジスト層を形成する
    工程であって、該レジスト層の厚さを前記チタンナイト
    ライド層及び前記チタンシリサイド層の積層をパターニ
    ングするには足りるが前記ポリシリコン層をパターニン
    グするには足りない程度に設定するものと、 前記レジスト層をマスクとするドライエッチング処理に
    より前記積層をパターニングして該積層の一部を残存さ
    せる工程と、 前記レジスト層と前記積層の残存部とをマスクとするド
    ライエッチング処理により前記ポリシリコン層をパター
    ニングすることにより該ポリシリコン層の一部を残存さ
    せると共に前記レジスト層を除去する工程であって、前
    記レジスト層と前記積層の残存部とをマスクとするドラ
    イエッチング処理では酸素又はフッ素を含むエッチング
    ガスを用いることにより前記チタンナイトライド層の残
    存部の表面に酸化チタン又はフッ化チタンを形成しつつ
    前記ポリシリコン層のパターニングを行なうものとを含
    み、 前記ポリシリコン層の残存部と前記チタンシリサイド層
    の残存部と前記チタンナイトライド層の残存部との積層
    を電極用又は配線用の導電層として用いる導電層形成
    法。
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