JP2867745B2 - 枚葉式ウェット剥離装置 - Google Patents
枚葉式ウェット剥離装置Info
- Publication number
- JP2867745B2 JP2867745B2 JP3145546A JP14554691A JP2867745B2 JP 2867745 B2 JP2867745 B2 JP 2867745B2 JP 3145546 A JP3145546 A JP 3145546A JP 14554691 A JP14554691 A JP 14554691A JP 2867745 B2 JP2867745 B2 JP 2867745B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- semiconductor substrate
- photoresist
- single wafer
- laser light
- detector
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
- Weting (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は枚葉式ウェット剥離装置
に関し、特に半導体製造時に使用されるホトレジストの
枚葉式ウェット剥離装置に関する。
に関し、特に半導体製造時に使用されるホトレジストの
枚葉式ウェット剥離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ホトレジストを除去する方法とし
て、図3に示すように、APM(NH4OH+H2O2+
H2O)とSPM(H2SO4+H2O2)を薬液とし、バ
ッチ方式で半導体基板を処理する酸剥離方法がある。
て、図3に示すように、APM(NH4OH+H2O2+
H2O)とSPM(H2SO4+H2O2)を薬液とし、バ
ッチ方式で半導体基板を処理する酸剥離方法がある。
【0003】この方法において、APMは薬液恒温槽1
6内で50〜70℃の温度の範囲内で、SPMは薬液恒
温槽18内で120〜150℃の温度範囲内で一定の温
度に制御されていた。また、17は水洗槽、19はスピ
ンドライヤである。
6内で50〜70℃の温度の範囲内で、SPMは薬液恒
温槽18内で120〜150℃の温度範囲内で一定の温
度に制御されていた。また、17は水洗槽、19はスピ
ンドライヤである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のホトレ
ジストの酸剥離法は、バッチ式で処理を行うため、各半
導体基板毎の剥離状態をインラインで確認できないとい
う欠点があった。
ジストの酸剥離法は、バッチ式で処理を行うため、各半
導体基板毎の剥離状態をインラインで確認できないとい
う欠点があった。
【0005】本発明の目的は、各半導体基板毎の剥離状
態をインラインで確認できる枚葉式ウェット剥離装置を
提供することにある。
態をインラインで確認できる枚葉式ウェット剥離装置を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る枚葉式ウェット剥離装置は、レーザー
光源と、ディテクターとを有し、半導体基板上に形成さ
れたホトレジストを除去する枚葉式ウェット剥離装置で
あって、レーザー光源は、半導体基板上のホトレジスト
及びスカム等の有機物の有無を検出するためのレーザー
光を半導体基板上に照射するものであり、ディテクタ
は、半導体基板上のホトレジスト及びスカム等の有機物
からのみの反射光強度を検出するものである。
め、本発明に係る枚葉式ウェット剥離装置は、レーザー
光源と、ディテクターとを有し、半導体基板上に形成さ
れたホトレジストを除去する枚葉式ウェット剥離装置で
あって、レーザー光源は、半導体基板上のホトレジスト
及びスカム等の有機物の有無を検出するためのレーザー
光を半導体基板上に照射するものであり、ディテクタ
は、半導体基板上のホトレジスト及びスカム等の有機物
からのみの反射光強度を検出するものである。
【0007】
【作用】本発明の枚葉式ウェット剥離装置は、レーザー
光を半導体基板上に照射し、基板上のホトレジスト及び
スカム等の有機物からの反射光を検出し、その信号の変
化に基づいてホトレジストの除去状態をインラインで確
認するようにしたものである。
光を半導体基板上に照射し、基板上のホトレジスト及び
スカム等の有機物からの反射光を検出し、その信号の変
化に基づいてホトレジストの除去状態をインラインで確
認するようにしたものである。
【0008】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【0009】(実施例1)図1は、本発明の実施例1を
示す構成図である。
示す構成図である。
【0010】図において、8はSPMが供給される薬液
恒温槽、9はAPMが供給される薬液恒温槽、4はエッ
チング室、3は半導体基板2をチャックするスピンチャ
ック、6はスピンチャック3を回転駆動するスピンモー
タである。また、エッチング室4は、その底部側が薬液
恒温槽8,9にそれぞれ連通され、薬液恒温槽8,9内
の薬液は、ポンプ11,13、バルブ10,12、フィ
ルター14,15を介してエッチング室4のスプレーノ
ズル7から基板2に向けて噴射される。また、スプレー
ノズル7から純水が噴射される。
恒温槽、9はAPMが供給される薬液恒温槽、4はエッ
チング室、3は半導体基板2をチャックするスピンチャ
ック、6はスピンチャック3を回転駆動するスピンモー
タである。また、エッチング室4は、その底部側が薬液
恒温槽8,9にそれぞれ連通され、薬液恒温槽8,9内
の薬液は、ポンプ11,13、バルブ10,12、フィ
ルター14,15を介してエッチング室4のスプレーノ
ズル7から基板2に向けて噴射される。また、スプレー
ノズル7から純水が噴射される。
【0011】さらにレーザー光源1は波長0.78μ
m,出力100mW〜300mWのレーザー光1aを出
力する半導体レーザーであり、半導体基板2の表面にパ
ターン形成されたホトレジスト等にレーザー光1aを照
射するものである。ディテクター5は、半導体基板2で
反射するレーザー光1aを検出し電気信号に変換する受
光器である。
m,出力100mW〜300mWのレーザー光1aを出
力する半導体レーザーであり、半導体基板2の表面にパ
ターン形成されたホトレジスト等にレーザー光1aを照
射するものである。ディテクター5は、半導体基板2で
反射するレーザー光1aを検出し電気信号に変換する受
光器である。
【0012】ホトレジストの剥離は枚葉式ウェット剥離
装置により行う。このときの剥離方法を説明する。図1
に示すように、ホトレジストのパターン形成された半導
体基板2をエッチング室4内のスピンチャック3に固定
する。
装置により行う。このときの剥離方法を説明する。図1
に示すように、ホトレジストのパターン形成された半導
体基板2をエッチング室4内のスピンチャック3に固定
する。
【0013】次にスピンモーター6を200〜1000
rpmの間の任意の回転数で回転し、スピンチャック3
上の半導体基板2を回転させる。
rpmの間の任意の回転数で回転し、スピンチャック3
上の半導体基板2を回転させる。
【0014】次に、薬液恒温槽8内で120〜150℃
の任意の温度に保たれているSPMをバルブ10,ポン
プ11,フィルター14を通してスプレーノズル7より
スプレー状にして半導体基板2上に2〜5分吹き付け
る。
の任意の温度に保たれているSPMをバルブ10,ポン
プ11,フィルター14を通してスプレーノズル7より
スプレー状にして半導体基板2上に2〜5分吹き付け
る。
【0015】その後、バルブ10を閉めSPMのスプレ
ーを止めると同時に、純水をスプレーノズル7より半導
体基板2上に5〜10分吹き付ける。
ーを止めると同時に、純水をスプレーノズル7より半導
体基板2上に5〜10分吹き付ける。
【0016】次に、純水を止め薬液恒温槽9内で50〜
70℃の任意の温度に保たれているAPMをバルブ1
2,ポンプ13,フィルター15を通してスプレーノズ
ル7よりスプレー状にして半導体基板2上に2〜5分吹
き付ける。
70℃の任意の温度に保たれているAPMをバルブ1
2,ポンプ13,フィルター15を通してスプレーノズ
ル7よりスプレー状にして半導体基板2上に2〜5分吹
き付ける。
【0017】その後、バルブ12を閉めAPMのスプレ
ーを止めると同時に、純水をスプレーノズル7より半導
体基板2上に5〜10分吹き付ける。
ーを止めると同時に、純水をスプレーノズル7より半導
体基板2上に5〜10分吹き付ける。
【0018】次に、純水を止めスピンモーター6の回転
数を上げ、スピンチャック3上の半導体基板2を150
0〜2000rpmで回転させ半導体基板2を乾燥し、
半導体基板2の回転を停止する。
数を上げ、スピンチャック3上の半導体基板2を150
0〜2000rpmで回転させ半導体基板2を乾燥し、
半導体基板2の回転を停止する。
【0019】ここで、半導体基板2上に剥離残り等有機
物のスカム残りがないかどうかをチェックする。すなわ
ち、半導体基板2上に、レーザー光源1より発生するレ
ーザー光1aを照射する。レーザー光1aは0.78μ
mの波長(赤外)であり、ホトレジスト等の有機物が残
っている場合、照射したレーザー光1aの反射光がある
強度を持っており、ディテクター5で検出する。半導体
基板2に照射したレーザー光1aの反射光の強度変化を
ディテクター5により検出することにより、ホトレジス
トが完全に除去されているかを判断し、ホトレジストが
完全に除去され、ディテクター5で検出される信号が飽
和した場合は、処理の終わった半導体基板2を次工程へ
送る。
物のスカム残りがないかどうかをチェックする。すなわ
ち、半導体基板2上に、レーザー光源1より発生するレ
ーザー光1aを照射する。レーザー光1aは0.78μ
mの波長(赤外)であり、ホトレジスト等の有機物が残
っている場合、照射したレーザー光1aの反射光がある
強度を持っており、ディテクター5で検出する。半導体
基板2に照射したレーザー光1aの反射光の強度変化を
ディテクター5により検出することにより、ホトレジス
トが完全に除去されているかを判断し、ホトレジストが
完全に除去され、ディテクター5で検出される信号が飽
和した場合は、処理の終わった半導体基板2を次工程へ
送る。
【0020】ディテクター5で検収される信号が変化し
ている場合は、ホトレジストが残っていると判断される
ため、この場合は、前述した剥離の方法でホトレジスト
が完全に剥離除去されるまで一連の処理を行う。
ている場合は、ホトレジストが残っていると判断される
ため、この場合は、前述した剥離の方法でホトレジスト
が完全に剥離除去されるまで一連の処理を行う。
【0021】(実施例2)図2は、本発明の実施例2を
示す構成図である。
示す構成図である。
【0022】実施例1では、半導体基板2上の固定され
た領域に対してレーザー光源1のレーザー光1aを照射
し、剥離残りや有機物のスカム等がないかどうかのチェ
ックを行っていた。
た領域に対してレーザー光源1のレーザー光1aを照射
し、剥離残りや有機物のスカム等がないかどうかのチェ
ックを行っていた。
【0023】これに対して実施例2では図2に示すよう
に、半導体基板2の全領域の剥離残りや有機物の残りや
スカム等が除去されているかどうかを検出するため、レ
ーザー光源1,ディテクター5が可動する機能を有して
いる。
に、半導体基板2の全領域の剥離残りや有機物の残りや
スカム等が除去されているかどうかを検出するため、レ
ーザー光源1,ディテクター5が可動する機能を有して
いる。
【0024】本実施例によれば、半導体基板2上のA点
よりB点まで全域にわたり半導体基板2上のホトレジス
トの剥離状態を検出することができるという利点があ
る。
よりB点まで全域にわたり半導体基板2上のホトレジス
トの剥離状態を検出することができるという利点があ
る。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明は、半導体基板上に
形成されたホトレジストを枚葉式ウェット剥離装置で除
去する工程において、レーザー光源を有しレーザー光を
半導体基板上に照射し、ホトレジスト及びスカム等の有
機物からの反射光をディテクターで検出し、信号の変化
をとらえることにより、ホトレジストの除去状態をイン
ラインで確認できる効果がある。
形成されたホトレジストを枚葉式ウェット剥離装置で除
去する工程において、レーザー光源を有しレーザー光を
半導体基板上に照射し、ホトレジスト及びスカム等の有
機物からの反射光をディテクターで検出し、信号の変化
をとらえることにより、ホトレジストの除去状態をイン
ラインで確認できる効果がある。
【0026】さらに、インラインでホトレジストの除去
状態を確認できるため、ホトレジスト及びスカム等の有
機物を完全に除去できる効果がある。
状態を確認できるため、ホトレジスト及びスカム等の有
機物を完全に除去できる効果がある。
【0027】また、図3に示す従来のバッチ方式で半導
体基板をディップ処理する酸剥離装置と比較すると、本
実施例の枚葉式ウェット剥離装置は図4に示すように、
不良発生率を低減できるという効果がある。
体基板をディップ処理する酸剥離装置と比較すると、本
実施例の枚葉式ウェット剥離装置は図4に示すように、
不良発生率を低減できるという効果がある。
【図1】本発明の実施例1を示す構成図である。
【図2】本発明の実施例2を示す構成図である。
【図3】従来のバッチ方式の酸剥離装置を示すブロック
図である。
図である。
【図4】本実施例と従来例との酸剥離装置における不良
発生率を示す特性図である。
発生率を示す特性図である。
1 レーザー光源 2 半導体基板 3 スピンチャック 4 エッチング室 5 ディテクター 6 スピンモーター 7 スプレーノズル 8,9,16,18 薬液恒温槽 10,12 バルブ 11,13 ポンプ 14,15 フィルター 17 水洗槽 19 スピンドライヤ
Claims (1)
- 【請求項1】 レーザー光源と、ディテクターとを有
し、半導体基板上に形成されたホトレジストを除去する
枚葉式ウェット剥離装置であって、 レーザー光源は、半導体基板上のホトレジスト及びスカ
ム等の有機物の有無を検出するためのレーザー光を半導
体基板上に照射するものであり、 ディテクタは、半導体基板上のホトレジスト及びスカム
等の有機物からのみの反射光強度を検出するものである
ことを特徴とする枚葉式ウェット剥離装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3145546A JP2867745B2 (ja) | 1991-05-21 | 1991-05-21 | 枚葉式ウェット剥離装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3145546A JP2867745B2 (ja) | 1991-05-21 | 1991-05-21 | 枚葉式ウェット剥離装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04343411A JPH04343411A (ja) | 1992-11-30 |
JP2867745B2 true JP2867745B2 (ja) | 1999-03-10 |
Family
ID=15387684
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3145546A Expired - Lifetime JP2867745B2 (ja) | 1991-05-21 | 1991-05-21 | 枚葉式ウェット剥離装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2867745B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63153823A (ja) * | 1986-12-17 | 1988-06-27 | Mitsubishi Cable Ind Ltd | フオトレジストの現像検出装置 |
JPS6410249A (en) * | 1987-07-02 | 1989-01-13 | Fujitsu Ltd | Method for detecting resist |
-
1991
- 1991-05-21 JP JP3145546A patent/JP2867745B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04343411A (ja) | 1992-11-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3690619B2 (ja) | 洗浄方法及び洗浄装置 | |
US20030034046A1 (en) | Programmable physical action during integrated circuit wafer cleanup | |
JPH0695511B2 (ja) | 洗浄乾燥処理方法 | |
KR20010007205A (ko) | 반도체웨이퍼 상의 포토레지스트 제거 방법 및 장치 | |
JP3535820B2 (ja) | 基板処理方法および基板処理装置 | |
JP2867745B2 (ja) | 枚葉式ウェット剥離装置 | |
JPS6333824A (ja) | 表面洗浄方法 | |
US20020179112A1 (en) | Method of cleaning electronic device | |
JPH09171989A (ja) | 半導体基板のウエットエッチング方法 | |
JPH03222408A (ja) | 枚葉式ウェット剥離装置 | |
JPH05160104A (ja) | 半導体ウェーハのウェット処理方法及びウェット処理装置 | |
JPH04164316A (ja) | ホトレジスト除去装置 | |
CN113764571B (zh) | 具有氮化铝膜层的基材的加工方法及滤波器的制备方法 | |
KR19980050047U (ko) | 웨이퍼 세척 장치 | |
KR200169720Y1 (ko) | 수직 회전식 웨트 스테이션 | |
KR100379328B1 (ko) | 웨이퍼에칭방법 | |
KR0161454B1 (ko) | 반도체장치의 제조과정에서 발생하는 오염입자의 제거방법 | |
JPH02116130A (ja) | 基板の洗浄方法 | |
KR950007648B1 (ko) | 금속배선 식각후 처리방법 | |
JPH0927473A (ja) | レジスト除去方法およびその装置 | |
KR19990000357A (ko) | 반도체 제조장치 | |
KR20080000018A (ko) | 웨이퍼 세정장치 | |
KR970003682Y1 (ko) | 반도체 습식식각 장치 | |
KR100744277B1 (ko) | 웨이퍼의 에지 비드 제거장치 | |
JP3875920B2 (ja) | Cu配線形成方法 |