JP2867053B2 - 有害生物防除用組成物 - Google Patents
有害生物防除用組成物Info
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Description
特に植物破壊種のものを防除するための、有害生物の行
動を変える生物学的に有効な量の物質が遊離される新規
な有害生物防除剤に関する。
特に昆虫及びくもダニ(spider mites)の防除において
は、一般的目的は有害生物防除有効成分を保護されるべ
き作物植物及びその育生地に、及びそれらが成長してい
る土壌に出来るだけ少なく接触させることにある。しか
し、植物上に殆ど見出される有害生物は接触作用、胃毒
作用またはガス相接触のいずれによるものであつても、
それ自体出来るだけ多量の活性成分に曝されなければな
らない。他の目的は有用な昆虫と温血動物が有害生物防
除有効成分によつて有意に害されないようにすることに
ある。これらの目的を発明によつて達成するために、原
則として保護されるべき作付区域内の分離地帯に供給さ
れた有害生物防除有効成分源に有害生物を導く信号物質
を用いて、防除されるべき有害生物の行動を特に指導す
るかまたは選択的に変更する組成物または防除方法が提
案されて来た。
るため、通常の交尾過程を中断または妨害することによ
つて有害生物の繁殖を防除するため、または有害生物、
主として昆虫を捕らえるために、これまでは主としてフ
エロモンがトラツプ中で実用されて来た(例えば英国特
許第1,548,920号明細書及び英国特許出願第2,063,068号
参照)。概して行為変更物質、特にフエロモンは比較的
長期間に亘つて徐々に放出されなければならず、また光
や天候の影響から保護されなければならない。例えば英
国特許出願第2,064,323号には、フエロモンを徐々に放
出し、そして昆虫の防除に適していると言われている紫
外線安定剤と酸化防止剤とを含有する噴霧可能のフイル
ム形成組成物が記載されている(欧州特許第55475号明
細書をも参照)。またくもダニの防除のためには、PCT
出願PCT/US第87/00243号から、有害生物の行為を変更す
る遅放出物質を処理される植物の葉上に噴霧し、上記物
質が通常の噴霧混合物の形で殺ダニ剤と配合して施用さ
れることが知られている。流動性を有する、コポリマ−
フェロモン含有殺虫剤組成物の、フエロモンを徐々に放
出する小滴または小球の形での限られた地域への散布に
ついては英国特許第2,141,932号明細書に記載されてい
る。これらのコポリマー組成物は保護されるべき植物の
葉の上に、硬化または凝結する薄いフイルムまたは小滴
の形で施用することができる。
述べた発明の目的を達成することはできず、そのわけは
公知の有害生物防除剤/誘因剤の配合では保護されるべ
き全農地の表面をカバーして噴霧しなければならぬか、
または限られた区域に施用された組成物が十分な期間に
亘つて行為変更物質を放出しないか、または有害生物防
除活性成分を用いながら、実際に有害生物を死滅させる
点で十分な効果をあげることができないからである。さ
らに小滴の形で施用することのできる公知の製剤は(英
国特許第2,141,932号明細書参照)、たとえそれらが紫
外線吸収剤、酸化防止剤等を含有していても、紫外線保
護に関して、実際の要求に応えてくれない。またポリマ
−ベース配合のこの種の公知の組成物を用いては、植物
毒性現象がしばしば起ることも認められている。
よつて克服することができた。従って本発明は、少なく
とも1種の有害生物防除有効化合物と、フェロモン、カ
イロモンおよび有害生物誘引化合物からなる群より選択
される1種または数種の信号化合物と、紫外線吸収剤ま
たは紫外線吸収剤混合物と、および所要により粘度調節
用濃化剤、充填剤、溶媒および他の補助剤からなる群よ
り選択される1種または数種の補助剤とを含有する昆虫
およびダニ目の代表的生物を討滅するための組成物であ
って、 該組成物は、2H−ベンゾトリアゾール、2−ヒドロキシ
アルコキシベンゾフェノン、オキサラニリド、ケイ皮酸
誘導体およびトリアジンからなる群より選択される51な
いし98重量%の紫外線吸収剤または紫外線吸収剤混合物
と、 0.1ないし10重量%の1種または数種の有害生物防除有
効化合物と、および0.01ないし30重量%の信号化合物と
を含有し、そして有害生物防除有効化合物および信号化
合物を除く全ての化合物は、1000ないし40000cpの粘度
を有するマトリックスを形成するところの組成物に関す
る。さらに本発明は、有害生物の攻撃に対して保護すべ
き区域内に上記の組成物を予め決められた数の小滴また
は小滴様小粒の形態で散布することからなる、昆虫およ
びダニ目の代表的生物を討滅する方法に関するものであ
る。
適しており、そして同時に良好な持続作用を有し、植物
に耐性があつて、有用な昆虫の保存度の高いことが見出
された。上記信号物質または誘引剤の使用の結果とし
て、保護されるべき作付区域の処理に必要とされるしば
しば温血動物及び有用昆虫に対して有毒な殺虫剤の量を
かなり制限することができる。生態学的見地からみても
有利なこの新しい方法は、全体的植物保護をベースとす
る概念に属しており、既に多くの注目を受けている。前
述の如く、本発明製剤は信号化合物や有害生物防除活性
化合物の双方が直接に液体または流動性紫外線吸収剤の
中に存在しているという事実によつて特にきわだつてい
る。その結果、特に敏感な行為変更物質の好適且つ長期
の紫外線保護が達成される。
表的生物の防除において特別な活性を示す。本発明組成
物及び方法は特に鱗翅目、鞘翅目、同翅亜目、異翅亜
目、多翅目、アザミウマ目、直翅目、シラミ目、ノミ
目、ハジラミ目、シラミ目、シロアリ目、チヤタテムシ
目及び膜翅目の昆虫及び次のマダニ(Ixodiae)科、ヒ
メダニ(Argasidae)科、アカダニ(Tetranycidae)科
及びワクモ(Dermanyssidae)科のダニ目の代表的生物
の防除に適している。
地、特に棉作物における植物破壊性昆虫、例えばペクチ
ノホラゴシピエラ(pectinophoragossypiella)、スポ
ドプテラ リトラリス(Spodoptera littralis)、アン
トノマス グランデイス(Anthonomus grandis)及びヘ
リオチス ビレセンス(Heliothis virescens)、とう
もろこし作物、森林地及びぶどう栽培における植物破壊
性昆虫の防除に用いるに好ましい。この組成物は成虫の
昆虫ばかりでなく幼虫、特に草食性有害昆虫に対する著
しい活性により際立つている。
バエ(Stomoxys calcitrans)、蚊及び望ましくない他
の昆虫例えばチヤバネゴキブリ(Blatella germanic
a)、ならびに外部寄生昆虫例えば家畜や生産用動物を
害するヒロズキンバエ(Lucilia sericata)を、例えば
畜舎や牧場を処理することによつて防除するのに使用す
ることができる。
除することができる。
シアタ(Adoxophyes fasciata)、アドキリフイエス
オラナ(Adoxophyes orana)、アエゲニア アピフオル
ミス(Aegeria apiformis)、アグリオテス(Agriote
s)種、アグロチス イプシロン(Agrntis ipsilno)、
アグロチス セゲタム(Agrotis segetum)、アミロイ
ス トランシテラ(Amylois transitella)、アントノ
マス グランデイス(Anthonomus grandis)、アオニデ
イエラ アウランテイー(Anonidiella aurantii).ア
オニデイエラ シツリアナ(Aonidiella citriana)、
アルチプス(Archips)種、アルギロタエニア(Argyrot
aenia)種、オートグラフア(Autographa)種、ブラテ
ラゲルマニカ(Blattelagermanica)、ブツセオラ フ
スカ(Busseola fusca)、カドラ カウテラ(Cadra ca
utella)、チロ パルテリユス(Chilo partellus)、
チロ サプレサリス(Chilo suppressalis)、コリスト
ネウラ フアミフエラナ(Choristoneura fumiferan
a)、コリストネウラ マリナナ(Choristoneura murin
ana)、コリストネウラ ロサセアナ(Choristoneura r
osaceana)、コリストネウラ(Choristoneura)種、ク
ネフアシア(Cnephasia)種、コチリス(Cachylis)
種、コレオフオラ ラリセラ(Coleophora laricell
a)、コレオフオラ(Coleophora)種、コサス コサス
(Cossus cossus)、クロシドロミア ビノタリス(Cro
cidolomia binotalis)、カルカリオ カリアエ(Curcu
lio caryae)、サイデイア ポモネラ(Cydia pomonell
a)、ダカス ドルサリス(Dacus dorsalis)、ダカス
オリアエ(Dacus oleae)、ダカス(Dacus)種、ダシ
チラ(Dasychira)種、デンドロクトナス ブレビコミ
ス(Dendroctonus brevicomis)、デンドロクトナス
フロンタリス(Dendroctonus frontalis)、デンドロク
トナス ポンデロスアエ(Dendroctonus ponderosa
e)、デンドロリマス ピニ(Dendrolimus pini)、デ
ンツロクトナス(Dentroctonus)種、デルメステス(De
rmestes)種、ジアブロチカ バルテアタ(Diabrotica
balteata)、ジアブロチカ ロンギコルニス(Diabroti
ca longicornis)、ヂアブロチカ ビギフエラ(Diabro
tica vigifera)、ヂアブロチカ バルベリ(Diabrotic
a barberi)、ヂアブロチカ ウンデシムパンクタタ(D
jabrotica undecimpunctata)、デイアトラエア グラ
ンデイオセラ(Diatraea grandiosella)、デイアトラ
エア サツカラリス(Diatraea saccharalis)、エアリ
アス ビプラガ(Earias biplaga)、エアリアス イン
サラナ(Earias insulana)、エアリアス ビツテラ(E
arias vittera)、エフエスチア エルテラ(Ephestia
elutella)、エフエスチア キユーニエラ(Ephestia k
uenniella)、オイコスマ ポンデロサ(Eucosma pondr
osa)、オイコスマ ソノマナ(Eucos masonomana)、
オイコスマ(Eucosma)種、オイポエシリア アムビギ
ユエラ(Eupoecilia ambiguella)、オイプロクチス
シミリス キサントカムパ(Euproctis similis xantho
campa)、オイキソア(Euxoa)種、グロシナ モルシタ
ンス モルシタンス(Glossina morsitans morsitan
s)、グナトトリチユス(Gnathotrichus)種、グラフオ
リタ フアネブラナ(Grapholita funebrana)、グラフ
オリタ ヤンチナナ(Grapholita janthinana)、グラ
フオリタ モレスタ(Grapholita molesta)、グラフオ
リタ プラニボラ(Grapholita prunivora)、グラフオ
リタ(Grapholita)種、ヘジア ナビフエラナ(Hedya
unbiferana)、ヘリオチス アルミゲラ(Heliothis ar
migera)、ヘリオチス(Heliothis)種、ヘリオチス
ビレツセンス(Heliothis virescens)、ヘリオチス
ゼア(Heliothis zea)、ハイロビウス アビエチス(H
ylobius abietis)、ハイロツルペス バジユラス(Hyl
otrupes bajulus)、イプス パラコンフアサス(Ipspa
raconfusus)、イプス(Ips)種、イプス タイポグラ
フアス(Ips typographus)、カイフエリア リコペル
シセラ(Keiferia lycopersicella)、レプチノタルサ
デセムリネアタ(Leptinotarsa decemlineata)、ロ
イコプテラ サイテラ(Leucoptera scitella)、ロベ
シア ボツラナ(Lobesia botrana)、リマントリア
デイスパル(Lymantria dispar)、リマントリア モナ
カ(Lymantria monacha)、リオネチア クラケラ(Lyo
netia cherkella)、マラコソマ(Malacosoma)種、マ
メスツラ ブラシカエ(Mamestra brassicae)、マンデ
ユカ セクスタ(Manduca sexta)、ムスカ ドメスチ
カ(Musca domestica)、ネオデイプリオン セルチフ
ア(Neodiprion sertifer)、ネオデイプリオン(Neodi
prion)種、オペロフテラ ブルマタ(Operophtera bru
mata)、オスツリニア ナビラリス(Ostinia nubilali
s)、パムメネ レジエラ(Pammene rhediella)、パム
メネ(Pammene)種、パンデミス(Pandemis)種、パン
デミス ヘパラナ(Pandemis heparana)、パノリス
フラメア(Panolis flammea)、ペクチノフオラ ゴシ
ピエラ(Pectinophora gossypiella)、ペクチノフオラ
(Pectinophora)種、ペリプラネタ アメリカーナ(Pe
riplaneta americana)、ピチオゲネス カルコグラフ
アス(Pityogenes chalcographus)、ピチオクタイネス
(Pityokteines)種、プラノコカス シトリ(Planococ
cus citri)、プラチパス フラビコルイス(Platypus
flavicoruis)、プルテラ キシロステラ(Plutella xy
lostella)、ポピリア ジヤポニカ(Popillia japonic
a)、プレイス シトリ(Prays citri)、プレイス オ
リアエ(Praya oleae)、シユーダウラカスピス ペン
タゴナ(Pseudaulacaspis pentagona)、シユードコカ
ス コムストキ(Pseudococcus comstocki)、コードラ
スピデイオタス ペルニシオサス(Quadraspidiotus pe
rniciosus)、スコリタス マルチスツリアタス(Scoly
tus multistriatus)、スコリタス スコリタス(Scoly
tus scolytus)、スコリタス(Scolytus)種、セサミア
(Sesamia)種、サイトツロガ(Sitotroga)種、スパル
ガノチス ピレリアナ(Sparganothis pilleriana)、
スパルガノチス(Sparganothis)種、スポドプテラ エ
キセムプタ(Spdoptera exempta)、スポドプテラ エ
キシグア(Spodoptera exigua)、スポトプテラ フラ
ギペルダ(Spotoptera frugiperda)、スポトプテラ
リトラリス(Spotoptera littoralis)、スポトプテラ
リツラ(Spotoptera litura)、スポトプテラ種、ス
トモキシス カルシトランス(Stomoxys calcitran
s)、シナンテドン フオルミカエフオルミス(Synanth
edon formicae formis)、シナンテドン種、テトラニ
チユスウルチカエ(Tetranychus urticae)、トーメト
ポエアピチオカムパ(Thaumetopoea pityocampa)、ト
ルツリツクス ビリダナ(Tortrix viridana)、ツリコ
プルシア ナイ(Tricoplusia ni)、ツロゴデルマ グ
ラナリウム(Trogoderma granarium)、ツロゴデルマ
種、ツリポデンドロン ドメスチカム(Trypodendron d
omesticum)、ツリポデンドロン リネアタム(Trypode
ndron lineatum)、ヴエスプラ(Vespla)種、イポノメ
ウタ(Yponomeuta)種、ツアイラフエラ デイニアナ
(Zeiraphera diniana)、ツオイツエラ ピリナ(Zeuz
era phrina)。
トラニシダエ(Tetra nycidae)科、タルソネミダエ(T
arsonemidae)科、エリオフイダエ(Eriophydae)科、
チログリフイダエ(Tyloglyphidae)科及びグリシフア
ギダエ(Glycyphagidae)科のクモダニに対して良好な
活性を示す。本発明組成物は特に果実及び野菜作物を攻
撃する下記の種のダニ類を防除するのに適している:テ
トラニチウス ウルチカエ(Tetranychus urticae)、
テトラニチウス シナバリナス(Tetranychus cinnabar
inus)、パノニチウス ウルミ(Panonychus ulmi)、
ブリオビア ルブリオキユラス(Bryobia rubrioculu
s)、パノニチウス シトリ(panonychs citri)、エリ
オフイエス ピリ(Eriophyes pyri)、エリオフイエス
リビス(Eriophes libis)、エリオフイエス ヴイテ
イス(Eriophyes vitis)、タルソメマス パリダス(T
arsomemus pallidus)、フイロコプテス ヴイテイス
(Phyllocoptes vitis)及びフイロコプチユラ オレイ
ボラ(Phyllocoptura oleivora)。
については少くとも50ないし60%の殺虫率(死滅率)に
相当する。
るが、カイロモン(kairomones)及び誘引剤もまた適し
ている。このような信号物質は驚くべき低濃度でも有効
であり、昆虫の行為を、それらの防除を可能とするよう
に、変更することができる。本発明組成物における信号
化合物の比率は好ましくは0.01ないし30重量%である。
フエロモンの場合、使用比率は好ましくは0.01ないし20
重量%であり、通常、幼虫段階での防除のための組成物
に含有されるカイロモン及び誘引剤の場合、使用比率は
0.5ないし30重量%である。
て昆虫によつて生産され、同一有害生物種の異性の固体
を誘引する性信号物質である。自然のフエロモン及びフ
エロモン混合物は揮発性であり、その誘引効果は長距離
に亘つて及ぶことができる。原則的に文献に記載された
すべてのフエロモンが本発明の目的に適している。フエ
ロモンの構造と組成は文献から知られており、例えば次
のものが参考となる:エー.エフ.キドネウス(A.F.Ky
doneus)その他、″インセクト サプレシオン ウイズ
コントロールドリリーズ フエロモン システム(In
sect Suppression With Controlled Release Pheromone
Systems)″シーアールシー プレス(CRC Press)
(1982):エツチ.アルン(H.Arn)その他、″リスト
オブ フエロモン オブ レピドプテラ アンド リ
レイテツド アトラクタンツ(List of Pheromones of
Lepidoptera and Related Attractants)″オーアイエ
ルビー(OILB)(1986)。
ことができる: Z−5−デセニル アセテート、ドデカニル アセテ
ート、Z−7−ドデセニル アセテート、E−7−ドデ
セニル アセテート、Z−8−ドデセニル アセテー
ト、E−8−ドデセニル アセテート、Z−9−ドデセ
ニル アセテート、E−9−ドデセニル アセテート、
E−10−ドデセニル アセテート、E−10−ドデセニル
アセテート、11−ドデセニル アセテート、Z−9,11
−ドデカジエニル アセテート、E−9,11−ドデカジエ
ニル アセテート、Z−11−トリデセニル アセテー
ト、E−11−トリデセニル アセテート、テトラデカニ
ル アセテート、E−7−テトラデセニル アセテー
ト、Z−8−テトラデセニル アセテート、E−8−テ
トラデセニル アセテート、Z−9−テトラデセニル
アセテート、E−9−テトラデセニル アセテート、Z
−10−テトラデセニル アセテート、E−10−テトラデ
セニル アセテート、Z−11−テトラデセニル アセテ
ート、E−11−テトラデセニル アセテート、Z−12−
ペンタデセニル アセテート、E−12−ペンタデセニル
アセテート、ヘキサデカニル アセテート、Z−7−
ヘキサデセニル アセテート、Z−11−ヘキサデセニル
アセテート、E−11−ヘキサデセニル アセテート、
オクタデカニル アセテート、E,Z−7,9−ドデカジエニ
ル アセテート、Z,E−7,9−ドデカジエニル アセテー
ト、E,E−7,9−ドデカジエニル アセテート、Z,Z−7,9
−ドデカジエニル アセテート、E,E−8,10−ドデカジ
エニル アセテート、E,Z−9,12−ドデカジエニル ア
セテート、E,Z−4,7−トリデカジエニル アセテート、
4−メトキシ−シンナム アルデヒド、β−イオノン、
エストラゴール、オイゲノール、インドール、8−メチ
ル−2−デシル−プロパノエート、E,E−9,11−テトラ
デカジエニル アセテート、Z,Z−9,12−テトラデカジ
エニル アセテート、Z,Z−7,11−ヘキサデカジエニル
アセテート、E,Z−7,11−ヘキサデカジエニル アセ
テート、Z,E−7,11−ヘキサデカジエニル アセテー
ト、E,E−7,11−ヘキサデカジエニル アセテート、Z,E
−3,13−オクタデカジエニル アセテート、E,E−3,13
−オクタデカジエニル アセテート、 エタノール、ヘキサノール、ヘプタノール、オクタノ
ール、デカノール、Z−6−ノネノール、E−6−ノネ
ノール、ドデカノール、11−デデセノール、E−7−デ
デセノール、Z−8−デデセノール E−8−デデセノ
ール、E−9−デデセノール、Z−9−デデセノール、
E−9,11−ドデカジエノール、Z−9,11−ドデカジエノ
ール、Z,E−5,7−ドデカジエノール、E,E−5,7−ドデカ
ジエノール、E,E−8,10−ドデカジエノール、E,Z−8,10
−ドデカジエノール、Z,Z−8,10−ドデカジエノール、
Z,E−8,10−ドデカジエノール、E,Z−7,9−ドデカジエ
ノール、Z,Z−7,9−ドデカジエノール、E−5−テトラ
デセノール、Z−8−テトラデセノール、Z−9−テト
ラデセノール、E−9−テトラデセノール、Z−10−テ
トラデセノール、Z−11−テトラデセノール、E−11−
テトラデセノール、Z−11−ヘキサデセノール、Z,E−
9,11−テトラデカジエノール、Z,E−9,12−テトラデカ
ジエノール、Z,Z−9,12−テトラデカジエノール、Z,Z−
10,12−テトラデカジエノール、Z,Z−7,11−ヘキサデカ
ジエノール、Z,E−7,11−ヘキサデカジエノール、
(E)−14−メチル−8−ヘキサデセン−1−オール、
(Z)−14−メチル−8−ヘキサデセン−1−オール、
E,E−10,12−ヘキサデカジエノール、E,Z−10,12−ヘキ
サデカジエノール、ドデカナール、Z−9−ドデセナー
ル、テトラデカナール、Z−7−テトラデセナール、Z
−9−テトラデセナール、E−11−テトラデセナール、
E−11−テトラデセナール、E−11,13−テトラデカジ
エナール、E,E−8,10−テトラデカジエナール、Z,E−9,
11−テトラデカジエナール、Z,E−9,12−テトラデカジ
エナール、 ヘキサデカール、Z−8−ヘキサデセナール、Z−9
−ヘキサデセナール、Z−10−ヘキサデセナール、E−
10−ヘキサデセナール、Z−11−ヘキサデセナール、E
−11−ヘキサデセナール、Z−12−ヘキサデセナール、
Z−13−ヘキサデセナール、(Z)−14−メチル−8−
ヘキサデセナール、(E)−14−メチル−8−ヘキサデ
セナール、Z,Z−7,11−ヘキサデカジエナール、Z,E−7,
11−ヘキサデカシエナール、Z,E−9,11−ヘキサデカジ
エナール、E,E−10,12−ヘキサデカジエナール、E,Z−1
0,12−ヘキサデカジエナール、Z,E−10,12−ヘキサデカ
ジエナール、Z,Z−10,12−ヘキサデカジエナール、Z,Z
−11,13−ヘキサデカジエナール、オクタデカナール、
Z−11−オクタデセナール、E−13−オクタデセナー
ル、Z−13−オクタデセナール、Z−5−デセニル−3
−メチル−ブタノエート、 デイスパールーレ:(+)シスー7,8−エポキシ−2
−メチルオクタデカン、 ジユーデノール:3−メチル−2−シクロヘキセン−1
−オール、 サルカトール:6−メチル−5−ヘプテン−2−オー
ル、 イプセノール:2−メチル−6−メチレン−7−オクテ
ン−4−オール、 イプスジエノール:2−メチル−6−メチレン−2,7−
オクタジエン−4−オール、 グランドルーレI:シス−2−イソプロペニル−1−メ
チルシクロブタン エタノール、 グランドルーレII:Z−3,3,−ジメチル−1−シクロヘ
キサン エタノール、 グランドルーレIII:Z−3,3−ジメチル−1−シクロヘ
キサン アセトアルデヒド、 グランドルーレIV:E−3,3−ジメチル−1−シクロヘ
キサン アセトアルデヒド、 シス−2−ベルベノール:シス−4,6,6−トリメチル
ビシクロ〔3.1.1〕ヘプト−3−エン−2−オール、 ククルビタチン:2−メチル−3−ブテン−2−オー
ル、4−メチル−3−ヘプタノール、 α−ピネン:2,6,6−トリメチルビシクロ〔3.1.1〕ヘ
プテ−2−エン、 α−カリオフイレン:4,11,11−トリメチル−8−メチ
レンビシクロ〔7.2.0〕ウンデカン、Z−9−トリコセ
ン、 α−マルチストリアチン:2(2−エンド、4−エン
ド)−5−エチル−2,4−ジメチル−6,8−ジオキサビシ
クロ〔3.2.1〕オクタン、 メチルオイゲノール:1,2−ジメトキシ−4−(2−プ
ロペニル)フエノール、 リネアチン:3,3,7−トリメチル−2,9−ジオキサトリ
シクロ〔3.3.1.0〕ノナン、 カルコグラン:2−エチル−1,6−ジオキサスピロ〔4,
4〕ノナン、 フロンタリン:1,5−ジメチル−6,8−ジオキサビシク
ロ〔3.2.1〕オクタン、 エンド−ブレビコミン:エンド−7−エチル−5−メ
チル−6,8−ジオキサビシクロ〔3.2.1〕オクタン エキソ−ブレビコミン:エキソ−7−エチル−5−メ
チル−6,8−ジオキサビシクロ〔3.2.1〕オクタン、
(Z)−5−(1−デセニル)ジヒドロ−2(3H)−フ
ラノン、 フアルネソール:3,7−,11−トリメチル−2,6,10−ド
デカトリエン−1−オール、 ネロリドール:3,7−,11−トリメチル−1,6,10−ドデ
カトリエン−3−オール、3−メチル−6−(1−メチ
ルエテニル)−9−デセン−1−オール−アセテート、
(Z)−3−メチル−6−(1−メチルエテニル)−3,
9−デカジエン−1−オールアセテート、(E)−3,9−
メチル−6−(1−メチルエテニル)−3,9−デカジエ
ン−1−オール−プロピオネート。
物によつて生産され、主として多数の異なる揮発芳香性
の物質の混合物からなつている。カイロモンは昆虫及び
ダニ目の代表的なものを誘引することができる。しか
し、濃度によつては撃退効果を有することもある。昆虫
やダニ類が適切な植物と密接な生活共同体を形成すると
いう事実と結びつけてカイロモンの活性は見られるべき
である。本発明の目的に適するカイロモン及びそれらを
得る方法は、例えば、下記の文献に記載されている:サ
イエンス (Science)、154,1392−93(1966);ピー.エー.ヘ
デイン(P.A.Hedin)“バイオレギユレータズ フオア
ペストコントロール(Bioregulators for Pest Contr
ol)”、アメリカン ケミカル ソシエテイ(american
Chemical Society)、ワシントン、353−366(198
5)。
的化合物であり、同時に存在する有害生物防除剤の作用
に有害生物を近ずけ、それらを実質的に曝させる目的の
ために、該有害生物に対して行為変更効果を奏すること
ができる。このような、本発明の目的のためにも、好ま
しくはフエロモン及び/またはカイロモンと配合して使
用することのできる誘引剤は例えば下記の文献から公知
である:ジー.アール.ワラー(G.R.Waller)、“アレ
ロケミカルス(Allelochemicals):ロール イン ア
グリカルチヤ アンド フオレストリ(Role in Agricu
lture and Forestry)”、ACS,ワシントン、431−438
(1987);エントモール.エクスプ.アプル.(Entomo
l.exp.appl.)41,11−16(1986);キヤン.エントモー
ル.(Can.Entomol.)115,1−5(1983)。
殺虫及び殺ダニ有効成分は、本発明組成物及び方法にお
ける有害生物防除有効化合物として使用される。有害生
物防除活性成分が本発明の流動性もしくは粘稠性組成物
の他の構成分と両立しなければならず、また少くとも実
質的に組成物に溶解できるものでなければならないのは
明らかである。このような理由で本発明に関しては、液
状の有害生物防除有効化合物が選択される。しかし有害
生物防除有効成分はあまり早く蒸発してはならず、防除
されるべき有害生物による有効成分の摂取が可能となる
ように、相当期間施用された小滴または小滴状単位また
は小粒の表面または表面上に存在していなくてはならな
い。従つて本発明組成物においては、有害生物防除接触
活性成分の存在することが好ましい。本発明組成物は一
般的に0.1ないし10重量%、好ましくは1ないし5重量
%の有害生物防除活性化合物を含有する。下記の分類の
有害生物防除有効化合物の代表的なものが本発明の目的
に適している:カーバメート、有機リン化合物、ニトロ
フエノール及びその誘導体、フオルムアミジン、尿素、
フエニルベンゾイル尿素、ピレスロイド、塩素化炭化水
素及びバチルス チユーリンギエンスイス調剤。
の分類としてカーバメート、有機リン化合物、ピレスロ
イド及び昆虫成長調整剤を含有する。
NDIOCARB)、ビーエムピーシー(BPMC)、カルボフラン
(CARBOFURAN)、メトミル(METHOMYL)、カルボサルフ
アン(CARBOSULFAN)、ブフエンカルブ(BUFENCARB)、
ピリミカルブ(PIRIMICARB)、ジオキサカルブ(DIOXAC
ARB)、イソプロカルブ(ISOPROCARB)、フラチオカル
ブ(FURATHIOCARB)、ベンフラカルブ(BENFURACAR
B)、ニトリラカルブ(NITRILACARB)、アルジカルブ
(ALDICARB)、メトミル(METHOMYL)、カルブアリール
(CARBARYL)、オキサミル(OXAMYL)、チオジカルブ
(THIODICARB)、 適切な有機リン化合物の例: ジメトエート(DIMETHOAT)、プロフエノフオス(PRO
FENOFOS)、マラチオン(MALATHION)、ゾラブロフオス
(ZOLAPROFOS)、アザメチフオス(AZAMETHIPHOS)、ク
ロルピリフオス(CHLORPYRIFOS)、アジンフオス−メチ
ル(AZINPHOS−METHYL)、メタクリフオス(METHACRIFO
S)、クロルピリフオス(CHLORPYRIFOS)−M、サルプ
ロフオス(SULPROFOS)、クロルフエンビンフオス(CHL
ORFENVINPHOS)、トリアゾフオス(TRIAZOPHOS)、メチ
ルパラチオン(METHYLPARATHION)、フオスフアミドン
(PHOSPHAMIDON)、エンドサルフアン(ENDOSULFAN)、
パラチオン(PARATHION)、ジクロトフオス(DICROTOPH
OS)、プロパフオス(PROPAPHOS)、フエニトロチオン
(FENITROTHION)、モノクロトフオス(MONOCROTOPHO
S)、サルプロフオス(SULPROFOS)、カルボフラン(CA
RBOFURAN)、ジクロルボス(DICHLORVOS)、ピリミフオ
ス(PIRIMIPHOS)−M、トリクロルフオン(TRICHLORPH
ON)、ジメチラン(DIMETILAN)、フホスアロン(PHOSA
LONE)、フオキシム(PHOXIM)、ジアジノン(DIAZINO
N)、バミドチオン(VAMIDOTHION)、アセフエート(AC
EPHATE)、メチダチオン(METHIDATION)、クロルメフ
オン(CHLORMEPHOS)、メタミドフオス(METHAMIDOPHO
S)、ヨードフエンフオス(JODFENPHOS)、フオルモチ
オン(FORMOTHION)、イサゾフオス(ISAZOPHOS)、デ
メトン(DEMETON)−S−メチル(METHYL)、エトリミ
フオス(ETRIMIFOS)、フオノフオス(FONOFOS)。
トリン(FENPROPATHRIN)、サイペルメトリン(CYPERME
THRIN)、レスメトリン(RESMETHRIN)、サイハロトリ
ン(CYHALOTHRIN)、フエノトリン(PHENOTHRIN)、テ
フルトリン(TEFLUTRIN)、フエンバルエレート(FENVA
LERATE)、ペルメトリン(PERMETHRIN)、フエンプロパ
トリン(FENPROPATHRIN)、デカメトリン(DECAMETHRI
N)、フルバリンネート(FLUVALINATE)、トラロシトリ
ン(TRALOCYTRIN)。
調整剤の例: クロルジメフオルム(CHLORDIMEFORM)、シロマジン
(CYROMAZINE)、クロルフルアズロン(CHLORFLUAZURO
N)、ブプロフエジン(BUPROFEZINE)、ジフルベンズロ
ン(DIFLUBENZURON)、フルフエノクスロン(FLUFENOXU
RON)。
代表的生物を防除するのに適している: クロルベンジレート(CHLORBNZILAT)、クロルプロフ
イレート(CHLORPROPHYLAT)、ブロムプロフイレート
(BROMPROPHYLAT)、アミトラズ(AMITRAZ)、ROTENON
(ROTENON)、ジペル(DIPEL)。
合物を除外することができる。これは、例えば極端に小
さな幼虫が誘引されてマトリツクスにこびりつき、その
ために有害生物防除有効化合物なしに死ぬときである。
形で含まれている本発明組成物のマトリツクスが大部
分、それ自体が公知である液状紫外線吸収剤から構成さ
れていることは本発明の本質的な特徴である。
紫外線吸収剤が特に本発明の目的に適していることが判
つたのは、一方においてそれらが組成物に含まれている
生物学的成分の、天候や光の影響からの必要な保護を確
実にし、他方においてそれらが永久的な流動性をもつて
いるからである。その結果、もし適切なら、ある種の粘
度調節用物質を添加することにより組成物に、小滴また
は小滴様単位または小粒の形で基質上に、そしてそれが
好ましくは保護植物の葉であれ、他の部分であれ、分散
するのに適切ならしめる密度を与えることができる。こ
れらの小滴または小滴様単位または小粒は各々1ないし
100μl、好ましくは5ないし40μlのオーダーの大き
さを有し、適切な基質に固着して、有害生物の行為を変
更する物質を長期間に亘つて徐々に、そして抑制した早
さで放出する。幼虫及び成虫段階の有害生物は、その異
なる生物学的移動及び食物摂取の行為のために、攻撃さ
れる作物の表面に異なつたサイズの小滴または小滴様単
位を生産しておくことによつて好都合に防除され、そし
てこれらのサイズは幼虫に対しては1ないし20μl、そ
して成虫に対しては30ないし100μlの範囲にあること
が好ましい。一般に信号化合物のゆるやかな、そして制
御された放出は15週間まで、しかし少くとも6週間迄の
期間に亘つて起こる。誘引された有害生物が永久に流動
的もしくは粘稠な組成物に触れると、それらは必然的に
その表面から、組成物に含まれている有害生物を防除す
るに有効な量の殺虫剤または殺だに剤を摂取する。この
ような調整された有害生物防除剤の摂取(″誘引−及び
−殺虫″効果)は、例えばラツカー層の形もしくは固形
で硬いポリマーの形で基質、例えば植物の一部に固着す
る組成物によつては用意されない。
即ちマトリツクスの主要な量的成分として、それ自体公
知の、好ましくは270ないし400nmの吸収範囲を有する液
状または流動性紫外線吸収剤が用いられる。一般に、本
発明組成物の51ないし98重量%、好ましくは70ないし98
重量%が、マトリツクス即ち紫外線吸収剤から構成され
る。紫外線吸収剤自体が1000ないし40,000cpの粘度を有
すると有利であることが判つた。本発明に関して適切な
紫外線吸収剤の分類とタイプは、例えば、液状で且つ、
本発明の他の条件に合うことを条件として下記のものを
包含する。
ル: R1=水素原子、塩素原子; R2=水素原子、アルキル基、フエニルアルキル基、フエ
ニル基; R3=アルキル基、フエニルアルキル基、−(CH2)2−COO
−アルキル基 次のタイプの紫外線吸収剤が好ましい: 2.2−ヒドロキシ−4−アルコキシベンゾフエノン: R=アルキル基(例えばイソ−C8H17、−C12H25) R′=水素原子、アルキル基、アルコキシ基 3.オキザルアニリド: 4.シンナミン酸誘導体: R=アルキル基(例えばn−C4H9) R=アルキル基(例えばC4H9, 5.トリアジン誘導体: R=C1−C18アルキル基、−O−(C1−C18アルキル) R1=水素原子、ヒドロキシル基 n=0,1または2 もし必要なら本発明の流動性製剤は慣用の粘度調整用
濃化剤を、マトリツクスの重量をベースにして1ないし
47%、好ましくは1ないし20%の量で含有することがで
きる。例えば下記のものが有機濃化剤として適してい
る:塩基で中和された高分子量で比較的高粘性のアクリ
ル酸ポリマー〔“カルブポール(Carbpole)”タイ
プ〕、ポリビニルピロリドン、セルローズゴム、特にセ
ルローズ アルキルエステル及びアルキルエーテル
〔“ブラノーズ(Blanose)”タイプ〕、エチレンオキ
シド及びプロピレンオキシドの液状ポリアルキレングリ
コールブロツク混合ポリマー〔“プルロニツク(Pluron
ic)”タイプ〕そしてまた10,000以上の分子量を有する
ポリエチレングリコール。無機濃化剤のうち例えば下記
のものを挙げることができる:沈澱または焼成珪酸、酸
化アルミニウム及び天然無機充填剤、特に方解石、いく
つかのタイプの滑石、カオリン、ベントナイト、モント
モリロナイト、緑粘土及びひる石、酸化アルミニウム/
二酸化珪素(エアロジルタイプ)及び珪酸ナトリウム−
アルミニウム。石英砂または粉末状の固体架橋ポリマー
を追加充填剤として製剤中に配合することができる。
合には不活性溶媒または稀釈剤を加えると好都合なこと
がある。これらの溶媒は製剤の他の構成分と両立しなけ
ればならず、また好ましくは、過剰に揮発性であつては
ならない。例えば下記の溶媒が適している:容易には揮
発しないエーテル及びエーテル性化合物、例えばジプロ
ピルエーテル、ジブチルエーテル、ジオキサン、ジメト
キシエタン及びテトラヒドロフラン;N,N−ジアルキル化
カルボン酸アミド;脂肪族、芳香族及びハロゲン化炭化
水素、特にペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、
ヘキサデカン、トルエン、キシレン、塩素化炭化水素及
びクロロベンゼン、アルコール例えばエタノール、プロ
パノール、t−ブタノール及び高級アルコール;ニトリ
ル、例えばアセトニトリルまたはプロピオニトリル;そ
してまたケトン、例えばメチルイソプロピルケトン及び
メチルイソブチルケトン;脂肪族カルボン酸のアルキル
エステル、例えばプロピオン酸ブチルエステル、蓚酸メ
チルエステル、セバシン酸ジブチルエステル及びセバシ
ン酸ジ−(2−エチルヘキシル)エステル。一般に、た
ゞ比較的少量の、例えば1ないし2重量%の溶媒が本発
明の製剤に含有される。
の条件に適合させるため、またはその中に含まれている
生物学的活性成分を特殊な環境上の条件及び影響から保
護するために用いられる製剤補助剤を含有することがで
きる。このような製剤補助剤としては補足的に紫外線保
護を確実にする物質、例えば微粒炭素粉末(例えばカー
ボンブラツク)、染料及び着色顔料、例えばスーダン
ブラツク、クロモフターリツクブルー、テラシルブル
ー、シバセツトイエロー、二酸化チタン、硫酸亜鉛及び
酸化亜鉛、光輝化剤、例えばユビテツクス(Uvitex)ま
たはチノパール(Tinopal)DMS、酸化防止剤、例えばチ
ヌビン765、ブチルヒドロキシトルエンまたは2,6−ジ−
第三ブチル−p−クレゾールそしてある場合にはまたあ
る種の界面活性物質及び乳化剤、例えばアニオン界面活
性剤としてナトリウム ラウリルサルフエート、ドデシ
ルベンゼンスルホン酸カルシウム塩、そして非イオン界
面活性剤として脂肪アルコールエトキシレート、アルキ
ルフエノールエトキシレート、オレイルアルコールエト
キシレート、エチレンオキシド/プロピレンオキシド
ブロツクコポリマー、脂肪アミンエトキシレート、シリ
コン界面活性剤を挙げることができる。本発明組成物に
おいて、石灰顔料と着色顔料は1ないし20重量%、好ま
しくは3ないし10重量%の量、光輝化剤は0.1ないし2
重量%の量、酸化防止剤は0.1ないし5重量%の量、そ
して界面活性物質及び乳化剤は0.1ないし1重量%の量
で存在することができる。
代表的生物の防除のための本発明方法の範囲内では、本
発明組成物を小滴または小滴様単位または小粒の形態
で、処理されるべき農業作付区域の上に、当該技術分野
で知られた慣用装置を用いて散布することができる。例
えば適切な計測手段を有する自動ピペツトが小面積に適
していることがわかつた。機械的に、または圧縮空気に
よつて調整された小滴の断続的製造設備もまた適してお
り、主として広大な表面を有する区域に適している。本
発明方法の範囲内では、処理されるべき作付区域に散布
される小滴または小滴様単位または小粒の数は防除され
るべき有害生物の性質及びそれらの発育段階によつて変
更することができる。被保護作付区域1000m2当り、50な
いし100,000,000個の上記小滴または小滴様単位または
小粒を散布することができ、成虫を防除するためには一
般に50ないし1000個の本発明組成物の小滴または小滴様
単位が用いられ、そして幼虫を防除するためには500,00
0ないし100,000,000個が用いられる。
ところがなければ製剤中のパーセント値は重量パーセン
トを示す。
分を混和することによつて製造する チヌビン(Tinuvin)171(上記データ参照) 85.6% カーボンブラツク粉末(密度1.8−1.9g/cm3、粒径20n
m、表面積240m2/g) 4.3% アエロジルCOK84(微粒子、SiO2/Al2O3−84:16重量
%) 2.6% フラチオカルブ(Furathiocarb) 4.3% コドレモン(Codlemon) 0.1% ヘキサン 3.1% この製剤の、各々100μlの小滴をアルミニウムシー
トに施用し、毎日、紫外線(紫外線ランプ)に35℃で9
時間曝し、そして交替して12℃の暗部に15時間曝す。異
なる期間の処理を受けた小滴を次に、その処理直後に″
ウインド トンネル(風洞)″の中で雄のポモネラ蛾
(Cydia pomonella)に対する殺虫活性と誘引能力を試
験する。
(J.R.Hiller)及びダブリユ.エル.ロエロフス(W.L.
Roelofs)、ジエ.ケム.エコロジ(J.Chem.Ecolog
y)、4、187−198,1978〕に記載されているような使用
ウインドトンネルは実質的には矩形断面を有する透明材
料の密封された風洞で構成されている。上記の誘引剤/
殺虫剤製造の小滴を風洞の一端に配置する。昆虫(雄の
ポモネラ蛾)を受けるための開口ガラス短管と抜き取り
パツドを風洞の反対の端に配置する。小滴の中に含まれ
ていて、空気流の生ずるときに、ガラス管中の昆虫に影
響を与える誘引剤の誘引効果は、ポモネラ蛾に興奮状態
を生じ、それは始めには蛾の回動運動と翅のうなりで証
明される。次に、有効成分を含んでいる小滴である誘引
源を特に抜き取りパツドから飛ばす。
いで開いたガラス管内に留まつている。ガラス管はすべ
ての飛行テストのために、一匹の蛾によつて占められて
いる。平均して各試験製剤のために40回の飛行テストを
行なう。評価の目的のために、小滴の方向に飛びそれに
触れる(“コンタクトする”)蛾のパーセント値を確認
する。小滴に触れた蛾を捕え、24時間後にその致死率を
確認する。誘引剤のない対照群と比較して、得られた結
果を下記の表にまとめた。
20,000cpの粘度を有する製剤: チヌビン171 85.5% カーボンブラツク粉末(粒径35nm 表面積1000m2/g) 4.3% スーダンブラツクB(染料) 4.3% フラチオカルブ 4.3% コドレモン 0.2% ヘキサン 1.4% この製剤の100μlの小滴を野外(フイールド中)で
リンゴの葉に施用し35日後に風洞中で試験する。これら
の小滴はまだなお風洞中で非常に良好な誘引効果と殺虫
活性を示した。80%の試験された雄のヒメハマキ蛾;シ
デイア ポモネラ(Cydia Pomonella)がこのような小
滴に誘引されてそれに向つて飛び、そしてそれに触れ
た。24時間後のこれらの雄の致死率は100%であつた。
風洞試験は実施例1に示したように実施された。
20,000cpの粘度を有する製剤: チヌビン171 81.5% アエロジル(Aerosil)COK84 3.2% カーボンブラツク粉末 4.1% スーダンブラツクB 4.1% フラチオカルブ 4.1% コドレモン 0.1% ヘキサン 2.9% 大事に育てたシデイア ポモネラ蛾によるフイールド
試験において、約1200本のリンゴの樹を有する1.2ヘク
タールの果樹園を上記の流動性製剤の各々100μlの、
樹1本当り8個の小滴(1ヘクタール当り約8000個)で
処理した。この製剤により41日後に、同一の2回目の施
用を行なつた。未処理の対照果樹園と比較した被処理果
樹園における攻撃の状態を下に示す。
剤が製造される。
中で、雄のハマキガ:オイポエシリアアムビギユエラ
(Eupoecilla ambiguella)に対して試験した。実施例
1に記した方法で7日間処理した上記製剤の小滴によ
り、評価は75ないし100%の致死率を示した。
の粘度を有する製剤を製造した: チヌビン171 81.2% エアロジルCOK84 3.2% カーボンブラツク粉末 4.0% スーダンブラツクB 4.0% フラチオカルブ 4.5% ヘキサン 3.0% フエロモン 0.1%使用したフエロモンの組成 重量% (Z)9−テトラデセニルアセテート 9 (Z)11−テトラデカニルアセテート 1 (Z)9−テトラデセノール 1 (Z)11−テトラデセノール 0.2 ハマキガ;アドキソフイエス レチクラナ(Adoxophy
es rectiana)によるフイールド試験において、100μ
lの製剤小滴1個を接着剤(ポリブチレン)で覆つた16
×16cmの紙のシートの中央に置いた。紙の周囲は地上約
2mのリンゴの樹の厚さ約5cmの枝でかこみ、そして製剤
の小滴により誘引されて粘着紙の上に捕えられた蛾の数
を周毎に数えた。対照標本として、これも粘着紙の中央
に確保され、同量のフエロモンにより処理されたゴム栓
を用いた。1変数につき6回の反復実験を行なつた。
cpの粘度を有する製剤を製造した。
ia ambiguella)によるフイールド試験において100μ
lの小滴1個を接着剤(ポリブチレン)で覆つた16×16
cmの紙のシートの中央に置いた。紙を眼線のぶどうでか
こみ、そして製剤の小滴により誘引されて粘着紙の上に
捕えられた蛾の数を週毎に数えた。対照としてこれも粘
着紙の中央に確保され、同量のフエロモンにより処理さ
れたゴム栓を用いた。1変数につき6回の反覆実験を行
なつた。
cpの粘度を有する製剤を製造した。
ctinophora gossypiella)によるフイールド試験にお
いて、面積0.75ヘクタールの棉を、上記製剤の各々50μ
lの小滴で処理した。その作用を幼虫によつて攻撃され
たカプセルのパーセントとして確認した。未処理の対照
区域と比較した処理区域の攻撃の状態を下に示す: 実施例8:上記の実施例1に従つて下記の成分から20,000
cpの粘度を有する製剤を製造した。
紫外線ランプの下に3日間曝す。次にゾウムシ、アント
ノマス グランデイス(Anthonomus grandis)を短期
間、製剤に接触させ、24時間後に致死率を測定した。
cpの粘度を有する製剤を製造した。
き、紫外線ランプの下に5日間曝した。次にハムシモド
キ:ジアブロチカ バルテアタ(Diabrotica balteat
a)の成虫を短期間、製剤に接触させ、24時間後に致死
率を測定した。
0cpの粘度を有する製剤を製造した。
き、紫外線ランプの下に4日間曝した。次に各々の場合
ハムシモドキ、ジアブロチカ バルテアタの成虫の1本
の脚を短期間、製剤に接触させて、24時間後に致死率を
測定した。シペルメトリンのない類似の製剤を対照とし
て用いた。
0cpの粘度を有する製剤を製造した。
き、紫外線ランプの下に49日間曝し、そして次に風洞で
試験した。これらの小滴はなほ非常に良好な誘引効果と
風洞における殺虫活性を示した。試験された雄のヒメハ
マキ蛾、シデイア ポモネラ(Cydia pomonella)の100
%がこのような小滴に誘引され、それに向つて飛びそし
てそれに触れた。24時間後のこれらの雄の致死率は100
%であつた。風洞試験は実施例1に示した如くに行なつ
た。
を調製し実施例1ないし3で記した方法によりシデイア
ポモネラに対して試験し75ないし100%の致死率を得
た。
Claims (13)
- 【請求項1】少なくとも1種の有害生物防除有効化合物
と、フェロモン、カイロモンおよび有害生物誘引化合物
からなる群より選択される1種または数種の信号化合物
と、紫外線吸収剤または紫外線吸収剤混合物と、および
所要により粘度調節用濃化剤、充填剤、溶媒および他の
補助剤からなる群より選択される1種または数種の補助
剤とを含有する昆虫およびダニ目の代表的生物を討滅す
るための組成物であって、 該組成物は、2H−ベンゾトリアゾール、2−ヒドロキシ
アルコキシベンゾフェノン、オキサラニリド、ケイ皮酸
誘導体およびトリアジンからなる群より選択される51な
いし98重量%の紫外線吸収剤または紫外線吸収剤混合物
と、 0.1ないし10重量%の1種または数種の有害生物防除有
効化合物と、および0.01ないし30重量%の信号化合物と
を含有し、そして有害生物防除有効化合物および信号化
合物を除く全ての化合物は、1000ないし40000cpの粘度
を有するマトリックスを形成するところの組成物。 - 【請求項2】マトリックスが270ないし400nmの吸収範囲
を有する液体紫外線吸収剤からなるところの、請求項1
に記載の組成物。 - 【請求項3】マトリックスが2H−ベンゾトリアゾールイ
ル基を含有する紫外線吸収剤を含有するところの、請求
項1に記載の組成物。 - 【請求項4】70ないし99.9重量%がマトリックスからな
るところの、請求項1に記載の組成物。 - 【請求項5】マトリックスが粘度調整用濃化剤または溶
媒、そしてまた酸化防止剤、染料、顔料、蛍光増白剤、
粘着剤または界面活性剤をも含有するところの、請求項
1に記載の組成物。 - 【請求項6】マトリックスが1ないし47重量%の粘度調
整用濃化剤または溶媒を含有するところの、請求項1に
記載の組成物。 - 【請求項7】付加的な紫外線吸収剤として、微粒カーボ
ンを含有するところの、請求項1に記載の組成物。 - 【請求項8】0.01ないし30重量%のフェロモン、カイロ
モンまたは有害生物誘引化合物を含有するところの、請
求項1に記載の組成物。 - 【請求項9】フェロモンコドレモンを含有する、請求項
8に記載の組成物。 - 【請求項10】慣用的有害生物防除剤を0.1ないし10重
量%の量で含有する、請求項1に記載の組成物。 - 【請求項11】有害生物の攻撃に対して保護すべき区域
内に請求項1ないし10のいずれかに記載の組成物を予め
決められた数の小滴または小滴様小粒の形態で散布する
ことからなる、昆虫およびダニ目の代表的生物を討滅す
る方法。 - 【請求項12】組成物を基質に固着し、そして1ないし
100μl程度の大きさの小滴または小滴様小粒の形態で
保護すべき作付区域に均一に散布することからなる、請
求項11に記載の方法。 - 【請求項13】小滴または小滴様小粒を保護すべき植物
に施用することからなる、請求項12に記載の方法。
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