JP2865409B2 - 印刷機の多重インキ・ゼロ較正方法 - Google Patents

印刷機の多重インキ・ゼロ較正方法

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JP2865409B2 JP2258810A JP25881090A JP2865409B2 JP 2865409 B2 JP2865409 B2 JP 2865409B2 JP 2258810 A JP2258810 A JP 2258810A JP 25881090 A JP25881090 A JP 25881090A JP 2865409 B2 JP2865409 B2 JP 2865409B2
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    • B41FPRINTING MACHINES OR PRESSES
    • B41F31/00Inking arrangements or devices
    • B41F31/02Ducts, containers, supply or metering devices
    • B41F31/027Ink rail devices for inking ink rollers

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  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
  • Rotary Presses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はオフセット印刷機に関するものである。さら
に詳細にいえば、本発明はオフセット印刷機の電子制御
に関するものである。
[従来の技術および問題点] 巻き取り紙オフセット印刷機は、大都市の日刊新聞紙
および週間新聞紙に広く利用されている。このような印
刷機を用いて、白黒印刷またはカラー印刷を高速度で行
なうことができる。印刷画像の品質を保持するために、
印刷工程中に、多くの印刷機能を精密に制御することが
必要である。制御されなければならない印刷機能には、
印刷速度の制御、カラー・レジスタの制御、インキ流量
の制御、および加湿水の制御が挙げられる。
すべての印刷工程において、なんらかの方法で画像領
域と非画像領域とを分離しなければならない。このこと
は、活版印刷では、画像領域を非画像領域よりも高くす
ることによって行なわれる。この印刷法は「凸版印刷」
と呼ばれている。インキ・ローラはプレートの高い部分
とだけ接触し、そして紙がこの高い部分と接触して、イ
ンキが紙に転送される。けれども、オフセット印刷で
は、この分離は化学的に行なわれる。オフセット印刷で
は、リソグラフィック・プレートは平らである。画像領
域はグリース受容領域であって、したがって、インキを
受容し、そして非画像領域は水受容領域であって、した
がって、それが湿った時、インキを反発するであろう。
巻き取り紙印刷機では、リソグラフィック・プレート
は回転するプレート・シリンダに取り付けられる。イン
キはインキ・ピックアップ・ローラに噴射され、そして
そこから、インキは一連の転送ローラによって運ばれ
る。そのさい、インキは転送ローラの長さ方向に均一に
広がり、そして回転するプレートの画像領域にインキが
転送される。同様にして、加湿水が吸水ローラに供給さ
れ、そして1個または複数個の転送ローラを通して運ば
れ、そして回転するプレート・シリンダの非画像領域に
転送される。このプレート・シリンダはブランケット・
シリンダと接触して回転する。このブランケット・シリ
ンダはインキ画像をプレート・シリンダから移動する巻
き取り紙へ転送する。
すぐにわかるように、プレート・シリンダに供給され
るインキと加湿水の量は、印刷速度に直接に比例する。
印刷速度が大きいと、プレート・シリンダとブランケッ
ト・シリンダは、巻き取り紙に、インキと水をより大き
な時間率で転送する。したがって、インキ供給装置と加
湿水供給装置はより多くのインキおよび水を供給しなけ
ればならない。この関係は線形関係でないことはまたよ
く知られている。インキと加湿水が供給される速度は複
雑な時間率曲線である。この曲線は印刷機毎に異なる
し、また1つの印刷機でも印刷毎に異なることがありう
る。巻き取り紙の幅の方向に均一な品質の印刷をうるた
めには、インキと水がインキ・ピックアップ・ローラと
給水ローラとの幅の方向に不均一に供給した方がよい場
合もありうることは、それ程明白なことではない。もし
このことが実行されなければ、移動する巻き取り紙の幅
の方向に、印刷された画像の品質が大幅に変動すること
がありうる。
先行技術による印刷制御装置では、加湿水とインキが
供給される時間率を印刷速度の関数として制御すること
は、ある限度内でのみ可能であった。例えば、加湿水の
場合には、従来の装置では、複数個の選定可能なパルス
時間率のうちの1つで、噴霧装置のノズルをオンおよび
オフのパルス動作をさせる。選定された特定のパルス時
間率は、印刷速度によって決定される。特定のパルス時
間率と、パルス時間率の間の選定点とは、印刷機の加湿
時間率曲線に従って、できるだけ小さな間隔で予め設定
される。これらの値を簡単に変更できる装置はないし、
または時間率曲線に忠実に従いながらパルス時間率を連
続的に変えることができる装置もなかった。さらに、噴
霧装置が送り出す加湿水の量はローラの幅の方向に調整
することができるが、それは手動調整であって、噴霧装
置制御装置で局所的に実行することができるだけであ
る。したがって、もし印刷された画像の品質がその幅の
方向について不均一であることがわかったならば、ロー
カル制御パネルでもって回路の手動調整を行なわなけれ
ばならない。
[発明の要約] 本発明はオフセット印刷機の制御法に関するものであ
る。さらに詳細にいえば、本発明は印刷機のためのイン
キ・ゼロ較正をうることに関するものである。
この方法は、印刷機の中の複数個のインキ調整モジュ
ールのためのソフトウェア・ゼロ状態をうる方法であ
る。前記インキ調整モジュールのおのおのが印刷機の中
のインキ・レールにインキを分配するための付随したプ
ランジャ組立体の調整を行ない、前記インキ調整モジュ
ールのおのおのが、付随した前記プランジャ組立体によ
って前記インキ・レールに送り出されるインキの量を変
えるために前記プランジャ組立体に接触するインキ制御
レバーを有し、かつ、前記インキ制御レバーのための機
械的停止装置を有し、かつ、前記インキ制御レバーに接
触した調節可能なインキ制御棒を有する。前記方法は、 印刷機を手動モードに置く段階と、 インキ調整モジュールのおのおのの前記インキ制御レ
バーを付随する前記機械的停止装置に配置する段階と、 双方向電動機に連結されかつ前記制御レバーに接触す
るインキ・モジュール制御棒を通して前記インキ制御レ
バーを要求された黒印刷に対応する位置へ移動するため
に前記インキ調整モジュールのおのおのの中の前記双方
向電動機を動作させる段階と、 前記電動機の位置をポテンシォメータで測定する段階
と、 前記ポテンシォメータによる位置値出力から前記電動
機のおのおのの位置を印刷機に用いられる少なくともイ
ンキの種類の関数として記憶装置の中に記憶する段階、
および少なくとも異なるインキの種類に対し複数個の組
のソフトウェア・ゼロを記憶する段階と、 印刷機を自動モードに置く段階と、 印刷機に用いられている少なくともインキの種類に対
し前記ソフトウェア・ゼロを前記記憶装置から検索する
段階と、 印刷機を動作する前に前記電動機のおのおのをそれら
のそれぞれのソフトウェア・ゼロに従って位置決めする
段階と、 を有する。
印刷機が少なくとも1つの対を有しかつ前記記憶装置
がバッファであり、および前記ソフトウェア・ゼロを印
刷機の付随する前記対のおのおのの中のバッファが記憶
することができる。
または、前記方法は、印刷機の中の記憶装置に前記ソ
フトウェア・ゼロを記憶することができ、あるいは、前
記ソフトウェア・ゼロが印刷機に接続されたマスタ・ワ
ーク・ステーションの記憶装置に記憶することができ
る。
印刷機の中の新しい組み合わせに対して少なくともイ
ンキの種類が変更される時、前記方法はさらに、少なく
ともインキの種類の前記新しい組み合わせに対応するソ
フトウェア・ゼロの複数個の組の中に以前に記憶された
1組のソフトウェア・ゼロを印刷機に供給する段階を有
する。
[実施例] 本発明の新規な特徴は特許請求の範囲に詳細に開示さ
れている。本発明のこの他の目的およびその他の利点
は、添付図面と下記説明とにより、最もよく理解するこ
とができるであろう。添付図面において、同等な素子に
は同じ参照番号が付されている。
第1図に示されているように、印刷機は1個または複
数個の印刷ユニット10で構成される。これらの印刷ユニ
ット10はマスタ・ワーク・ステーション11によって制御
される。各印刷ユニットは、印刷ユニット制御装置12に
より、マスタ・ワーク・ステーションに接続される。こ
れらの印刷ユニット制御装置12は、ローカル・エリア・
ネットワーク13を通して、通信を行なう。米国特許第4,
667,323号(この特許は参考文献として本発明に取り入
れられている)に開示されているように、マスタ・ワー
ク・ステーション11と各印刷ユニット制御装置12は、ネ
ットワーク13を通して、相互にメッセージを送ることが
でき、それにより、印刷機の動作を制御することと製造
情報を集めることの両方を行なうことができる。
第1図および第2図に示されているように、印刷ユニ
ット10のおのおのは4個のユニットA,B,C,Dで構成され
る。これらのユニットは、下記において、ユニット10
A、ユニット10B、ユニット10C、およびユニット10Dで示
される。ユニット10A〜ユニット10Dは相互に積み重ねら
れる。巻き取り紙15はそれらの間を通って上方に進み、
その際、巻き取り紙の片側面または両側面に印刷が行な
われる。図面に示されている好ましい実施例では、巻き
取り紙の両面に完全カラーの印刷が行なわれるように、
印刷ユニットが構成される。この実施例では、ユニット
10A〜ユニット10Dはそれぞれ青カラー、赤カラー、黄カ
ラー、および黒カラーの印刷を行なう。
第2図に最もよく示されているように、ユニット10A
〜ユニット10Dのおのおのは、ブランケット・シリンダ2
0とプレート・シリンダ21とで構成される2個の印刷対
装置を有する。巻き取り紙15の両側面に印刷を行なうた
めに、巻き取り紙15は各ユニットの中のブランケット・
シリンダ20の間を通る。インキの供給は、一連のインキ
転送ローラ22を通して、およおののプレート・シリンダ
21によって行なわれる。インキ転送ローラ22は、インキ
・ピックアップ・ローラ23からインキを受け取る。当業
者には周知のことであるが、インキ転送ローラ22はロー
ラの長さ方向にインキを均一に分配させる役割りを果た
し、そして、インキは回転するプレート・シリンダ21に
均一に供給される。インキ・レール400は分配インキ・
ドラム402にインキを供給し、そして次に、インキ・ド
ラム402はインキ・ピックアップ・ローラ23にインキを
転送する。同様に、プレート・シリンダ21のおのおのに
は、1対の加湿転送ローラ24と加湿ライダ・ローラ25と
により、加湿水が供給される。噴霧装置組立体26は、加
湿ライダ・ローラ25のおのおのに、加湿水を供給する。
第3図に詳細に示されているように、噴霧装置組立体
26のおのおのは、ポンプ28とソレノイド弁29とを通し
て、給水タンク27から加圧された水の供給を受ける。噴
霧装置組立体26は8個のノズル30を有する。これらのノ
ズルのおのおのは、それぞれのノズルに付随したソレノ
イド弁31が付勢される時、平らで扇形状のパターンを有
する水の噴霧を生ずる。8個のソレノイド弁31の全部が
付勢される時、付随する加湿ライダ・ローラ25の全長に
わたって、薄い線状の水が噴霧される。当業者には周知
のことであるが、ソレノイド弁31は印刷速度に比例する
時間率でパルス的にオンおよびオフ動作を行ない、それ
により、適切な量の加湿水が供給され、そしてそれがプ
レート・シリンダ21へ転送される。また、プレート・シ
リンダ21の長さ方向にわたっての加湿水の分布を変える
ために、ノズル30のおのおのが噴霧する水の量を個別に
調節するための装置をそなえなければならないこともよ
く知られている。
インキ噴射装置は制御された量のインキを分配ドラム
402に放出する。第10図および第11図参照。印刷対のお
のおのは4個の頁パック404を有する。頁パック404はイ
ンキ噴射装置の一部分であって、1つの頁位置にインキ
を供給する。頁パック歯車箱406はこの装置のアーチの
中の駆動軸に沿って配置される。歯車箱406のおのおの
はクラッチ装置を有し、このクラッチ装置により頁パッ
ク404のおのおのと係合を行なう、または係合を行なわ
ないことができる。
頁パック404は8段で構成される1つの頁へインキを
供給する。頁パック404のおのおのは8個の可変行程プ
ランジャ408を有する。この可変行程プランジャによ
り、予め設定された量のインキがおのおのの頁の段に供
給される。プランジャ408のおのおのの行程は、頁パッ
ク404の下に配置されたインキ調整モジュール410によっ
て設定される。
インキ・トレーン・ロールに供給されるインキの量は 1. 各段におけるプランジャ行程の長さ、 2. 頁パック404と分配インキ・ドラム402を動作させる
インキ電動機の動作速度、 の因子によって決定される。
この装置が動作している間、インキ電動機は運転者の
操作卓の比例インキ回路によって制御される。この回路
は、インキ電動機速度を印刷速度に応じて自動的に変え
るであろう。
一連のインキ調整モジュール410がおのおのの頁パッ
ク404下に配置される。1個の頁パック404に対し8個の
インキ調整モジュール410があり、印刷対当りでは合計3
2個のインキ調整モジュールがある。インキ調整モジュ
ール410は、頁パック・プランジャ408の行程を調節し
て、インキ・レール400に供給されるインキの体積を増
減することによって、インキ量を調整する。インキ・モ
ジュール410は装置制御盤の制御装置によって作動され
る、または運転者の操作卓から作動が行なわれる。
インキ電動機が作動される時、インキ制御棒414はバ
ネ付き制御レバー416に向って進む。制御レバー416のプ
ランジャ組立体408は1つの共通軸に連結される。制御
棒414が移動すると、制御レバー416の位置が変わり、そ
れにより、ポンプの行程長が変わり、したがって、イン
キ・レール400に送り出されるインキの量が変わる。図
面に示されているように、制御レバー416は機械的停止
装置418と接触する。
双方向電動機420がインキ制御棒414に連結されてい
て、インキ制御棒の「ゼロ」位置を設定する。インキ制
御棒のこのゼロ位置は要求された「黒」印刷品質に対応
する、または用いられるインキの種類または色によって
は他の印刷品質に対応する。双方向電動機420の位置は
ポテンシォメータ422によって検知される。ポテンシォ
メータ422は、この印刷機の中またはマスタ・ワーク・
ステーションの中のいずれかの記憶装置に記憶されてい
る信号を出力する。これらの記憶された値は「ソフトウ
ェア・ゼロ」であって、これらは印刷機に用いられる少
なくともインキの種類に特有のものである。この印刷機
の中のこれらの素子の1つまたは全部が変更される時、
以前に記憶されていた「ソフトウェア・ゼロ」がこの組
み合わせに対して取り消され、インキ調整モジュール41
0をリセットして、正しいゼロ設定が行なわれる。
インキ・レール400の目的は、インキの予め定められ
た量は分配インキ・ドラム402に供給することである。
インキ・レール400はこの装置の通路側に配置され、そ
してこの装置の幅の全長にわたって存在する。このレー
ルはピン継手で取り付けられ、したがって、掃除や保守
作業のさいには、ピンのまわりに回転することができ
る。
4個の頁パック404からのインキは、連結ホース412を
通して、インキ・レール体の開口部に送られる。それか
ら、インキ・レール400の中心に配置されたオリフィス
板の溝穴を通って移動する。レール400は分配インキ・
ドラム402の表面のすぐ近くに水平に配置される。
第1図および第4図に示されているように、噴霧装置
26とインキ・レール410は印刷ユニット制御装置12に従
って動作する。印刷ユニット制御装置のおのおのは、前
記米国特許第4,667,323号に開示された方式の通信処理
装置30を有する。この通信処理装置30はローカル・エリ
ア・ネットワーク13に接続される。通信処理装置30は6
個の逐次通信チャンネル31をそなえている。通信処理装
置30はこの通信チャンネル31を通して入力メッセージを
受け取り、そしてネットワーク13に送信することができ
る。通信処理装置30がネットワーク13を通して受け取っ
たメッセージは適切な逐次チャンネル30に分配される。
この逐次通信チャンネル30はスタンダードRS 422プロト
コルを使用する。
4つの逐次チャンネル30は、それぞれのドリンク処理
装置35A,35B,35C、および35Dに接続される。ドリンク処
理装置35のおのおのは、印刷ユニット10のレベルA〜レ
ベルDのうちのそれぞれに関するセンサ装置および操作
装置に接続される。ドリンク処理装置35A〜35Dのおのお
のは、印刷ユニット10Aに取り付けられた速度センサ36
から印刷監視および制御装置38と1対の線路37とを通し
て送られてくる印刷速度フィードバック信号とを受け取
る他に、噴霧装置26のソレノイド弁31とインキ・レール
400に対する頁パック404とを制御する出力信号を生ず
る。ドリンク処理装置35A〜35Dはまたカラー・レジスタ
を制御する。
第5図に示されているように、ドリンク処理装置35の
おのおのは、23ビット・アドレス・バス40と16ビット・
データ・バス41との近傍に構成される。アドレス・バス
40とデータ・バス41は、16ビット、マイクロプロセッサ
42によって制御される。マイクロプロセッサ42は、モト
ローラ社から市販されているモデル68000であることが
できる。このマイクロプロセッサ42は、10メガヘルツの
クロック43により動作する。読み出し専用メモリ(RO
M)44に記憶されているプログラム命令に応答して、マ
イクロプロセッサ42はアドレス・バス40を通してドリン
ク処理装置35の素子を呼び出し、そしてデータ・バス41
を通して呼び出された素子とデータを交換する。読み出
し/書き込み(R/W)制御線路45の状態は、データが呼
び出された素子から読み出されるのか、またはデータが
それに書き込まれるのかを判定する。これらのアドレス
可能素子は大きなアドレス空間を占有する集積回路であ
ることは、当業者にはすぐにわかるであろう。これらの
領域内の1つのアドレスがアドレス・バス40に生じた
時、これらはチップ・イネーブル回路46によって使用可
能にされる。チップ・イネーブル回路46は、アドバンス
ド・マイクロ・デバイス社から市販されている、3個の
PAL16L8プログラム可能論理アレイと論理ゲートとを有
する。当業者には周知のことであるが、チップ・イネー
ブル回路46は、バス40上のアドレスとマイクロプロセッ
サ42からの線路47上の制御信号とに応答して、呼び出さ
れた素子に対しチップ選定信号を生ずる。例えば、読み
出しサイクルがアドレス領域 ないし において実行される時、ROM44は線路48を通して使用可
能にされる。ドリンク処理装置35の中の呼び出し可能素
子のおのおのが占有するアドレス空間は、表Aに与えら
れている。
再び第5図において、ドリンク処理装置35の機能を実
行するようにマイクロプロセッサ42を動作させるプログ
ラムまたは「ファームウエア」をROM44が記憶するが、
読み出し/書き込みランダム・アクセス・メモリ(RA
M)50はこれらの機能を実行するのに用いられるデータ
構造体を記憶する。下記で詳細に説明されるように、こ
れらのデータ構造体は、スイッチ・データベース51、制
御データベース52、受信メッセージ・バッファ49および
送信メッセージバッファ66としてひとまとめにして呼ば
れる素子を有する。例えば、スイッチ・データベース51
はローカル制御パネル53上の種々のスイッチの状態を指
示し、一方、制御データベース52は印刷速度と、ノズル
・パルス時間率と、ノズル・パルス幅と、インキ噴射装
置のための種々のパラメータとを表すデータを記憶す
る。RAM50は、制御線路54を通して、マイクロプロセッ
サ42で読み出しサイクルまたは書き込みサイクルのため
にイネーブルされる。
ドリンク処理装置35は、デュアル・ユニバーサル非同
期受信器/送信器(DUART)55により、通信処理装置30
の逐次チャンネル31の1つに接続される。DUART55はモ
トローラ社から市販されている集積回路、モデル68681
であることができる。その動作により、マイクロプロセ
ッサ42によってDUART55に書き込まれたメッセージ・デ
ータが逐次ビット・ストリームに変換される。この逐次
ビット・ストリームは、RS422スタンダードと互換性の
ある線路駆動回路56によって、逐次チャンネル31に送ら
れる。同じように、DUART55は逐次ビット・ストリーム
を線路受信回路57を通して受け取り、そしてそれをマイ
クロプロセッサ42が読み出しうるメッセージに変換す
る。DUART55は水晶発振器58が発生する3.6864mHzクロッ
クによって駆動され、そして読み出しサイクルまたは書
き込みサイクルのいずれに対しても制御線路59を通して
イネーブルにされる。
ローカル制御パネル53からの信号もおよび印刷速度フ
ィードバック信号も、プログラム可能インタフェース・
タイマ(PIT)60を通して、ドリンク処理装置35に入力
される。PIT60は、モトローラ社から市販されている集
積回路、モデル68230であることができる。PIT60は、入
力または出力のいずれとしても構成しうる2個の8ビッ
ト並列ポートを有し、かつ、多数個の分離した入力点お
よび出力点を有する。好ましい実施例では、これらのポ
ートのうちの1つは、制御パネル53から線路60を通して
スイッチ信号を入力するのに用いられ、そして第2のポ
ートは、線路61を通して制御パネル53へ指示器光信号を
出力するのに用いられる。PIT60は制御線路62を通して
イネーブルにされ、そしてその内部レジスタは、アドレ
ス・バス40の中の導線A0〜A4によって、選定される。
PIT60は、並列I/Oポートの他に、プログラム可能タイ
マ/カウンタを有する。このタイマはマイクロプロセッ
サ42によって書き込まれた時開始および停止する。この
タイマは、10mHzクロック43によって駆動される内部ク
ロックにより、312.5kHzの時間率で増分を行なう。この
タイマが開始する時、速度インタフェース回路64の出力
63のところに、論理高レベル・パルスがまた生ずる。そ
の後、インタフェース回路64が入力線路65上にパルスを
生ずる時、下記で詳細に説明されるように、タイマは増
分を停止し、そしてタイマが停止したことを指示するフ
ラッグ・ビットがPIT60の中に設定される。このフラッ
グ・ビットはマイクロプロセッサ42によって周期的に読
み出され、そして検査される。フラッグ・ビットが設定
される時、マイクロプロセッサ42はPIT60からタイマ値
を読み出し、そしてそれを用いて最新の印刷速度を計算
する。
再び第5図において、噴霧装置組立体26のおのおのの
ソレノイド弁31は、プログラム可能インタフェース制御
装置(PIC)70または72と付随するソレノイド・インタ
フェース回路71または73を通して、動作する。PIC70お
よび72は、モトローラ社から市販されている集積回路、
モデル68230であることができる。PIC70および72のおの
おのは、75および76で示された単一ビット出力と、1対
の8ビット出力レジスタとを有する。出力レジスタのお
のおのは個別に呼び出すことができ、そしてマイクロプ
ロセッサ42によってそれに8ビット・バイトのデータを
書き込むことができる。出力データの2個の8ビット・
バイトがそれぞれのソレノイド・インタフェース回路71
および73に供給される。下記でさらに詳細に説明される
ように、PIC70および72の単一ビット出力にパルスが生
じる毎に、短時間の間、ソレノイド弁31がオンになる。
内部タイマが終了する毎にこの出力パルスが生じ、そし
てタイマが終了する時間率はマイクロプロセッサ42によ
って一定の範囲内の値に設定することができる。ソレノ
イド弁31のおのおのが付勢されたままである時間間隔
は、ソレノイド・インタフェース回路71および73の動作
によって決定され、そしてこれらの回路は、PIC70およ
び72の中のレジスタへの書き込み値によって個別に構成
することができる。その結果、噴霧装置26がパルス動作
する時間率はマイクロプロセッサ42によって実行される
プログラムの制御の下にあり、そして噴霧装置26のおの
おののノズル30からの噴霧パルスの持続時間を個別に制
御することができる。同様に、頁パック404を有するイ
ンキ噴霧装置424と、インキ調整モジュール410と、およ
びインキ・レール400は、インタフェース426を通して、
アドレス・バス40およびデータ・バス41に接続される。
動作は、噴霧装置26の動作と実質上同じである。
ソレノイド・インタフェース回路71が第6図に示され
ている。インタフェース回路73および426は、実質的に
同じであることを断っておく。これらのおのおのは、8
個の8ビット2進カウンタ80の組と、8個のR/Sフリッ
プ・フロップ81および82の組とを有する。カウンタ80
は、テキサス・インスツルメンツ社から市販されている
集積回路、モデル74LS592であることができる。これら
のおのおのは内部8ビット入力レジスタを有する。カウ
ンタ80のRCK入力にパルスが加えられる時、この入力レ
ジスタには出力バス83上の8ビット2進数がロードされ
る。8個のカウンタ80のRCK入力は、PIC70の出力端子PB
0〜PB7のうちのそれぞれの出力端子に接続される。そし
て、出力バス83の中の8個の導線は、バッファ84を通し
て、PIC70の出力端子PA0〜PA7によって駆動される。し
たがって、カウンタ80の中の任意のレジスタまたは全部
のレジスタには、これらのカウンタのRCK入力をPB出力
ポートの対応する導線上の「1」でイネーブルにするこ
とにより、PIC70のPA出力ポート上の2進数をロードす
ることができる。下記でさらに詳細に説明されるよう
に、この回路を用いて8ビット・カウンタ80のおのおの
を個別に予め設定し、したがって、ソレノイド弁30のお
のおのがオンに留まる時間間隔を個別に制御することが
できる。
再び第6図において、内部タイマ85が終了する毎に、
PIC70のPC3出力ピンのところに、出力パルスが生ずる。
タイマ85は、マイクロプロセッサ42によって計算された
新しいパルス時間率値でもって、予め設定される。タイ
マ85が終了する毎に、4個のD形フリップ・フロップ86
〜89から成る一組により、2個の位相のずれたパルスが
生ずる。フリップ・フロップ87のQ出力は1つのパルス
の前端でRSフリップ・フロップ81を設定し、そしてそれ
は、カウンタ80のうちの4個のカウンタを、それらのそ
れぞれの入力レジスタの中に記憶された値で予め設定す
る。この第1パルスの後端ではフリップ・フロップ87の
出力は論理低レベルに戻り、そしてこのことにより、
同じ4個のカウンタがイネーブルになって、カウントを
開始する。残りの4個のカウンタ80とR/Sフリップ・フ
ロップ82は、フリップ・フロップ89のQ出力および出
力により、同じように動作する。唯一の相異点は、フリ
ップ・フロップ87からの引き続くパルスの間の時間間隔
の半分だけ、フリップ・フロップ89の動作が遅延してい
ることである。
この8個のカウンタ80は、すべてが1つの状態に到達
するまで、2kHzクロック・パルスによって増分を行な
う。この状態に到達した時、カウンタ80の出力は論理低
レベル電圧に進み、そしてそれに接続されているR/Sフ
リップ・フロップ81または82をリセットする。R/Sフリ
ップ・フロップ81または82のおのおのの出力は、電力駆
動装置90および91を通して、ソレノイド弁31のうちの1
つの動作を制御する。ソレノイド弁31のおのおのは、フ
リップ・フロップ81および82がセットされる時、オンに
なり、そしてそれらに付随するカウンタ80がオーバフロ
ーしてそのR/Sフリップ・フロップをリセットする時、
ソレノイド弁31のおのおのはオフになる。駆動装置90の
出力は第1、第3、第5、第7ノズル・ソレノイドに接
続され、そして駆動装置91の出力は第2、第4、第6、
第8ノズル・ソレノイドに接続される。その結果、PIC
出力端子PC3にパルスが生ずる毎に、ノズル1と、ノズ
ル3と、ノズル5と、ノズル7がオンになり、そして短
い時間間隔の後(すなわち、5ミリ秒より長い時間の
後)、ノズル2と、ノズル4と、ノズル6と、ノズル8
がオンになる。それから、それらに対応するカウンタ80
がオーバフローする時、ノズル30のおのおのが個別にオ
フになる。したがって、噴霧装置ソレノイドは同じ時間
率でパルス的にオンになるが、ソレノイドのおのおのが
オンに留まる持続時間は、したがって、給水ローラ25に
供給される加湿水の量は、それぞれのカウンタ入力レジ
スタにロードされる8ビット2進数の値によって、個別
に制御可能であることがわかるであろう。
第5図および第7図に示されているように、速度イン
タフェース回路64は、速度センサ36から受け取ったディ
ジタル増分速度フィードバック信号をPIT60に送る。速
度センサ36は、印刷ユニットを通る巻き取り紙の各増分
移動に対し、論理高レベル電圧パルスを生ずる。好まし
い実施例では、エアパックス・コーポレーション社から
市販されている磁気センサ、モデル1−0001をこの目的
のために用いることができる。ただし、任意の数の位置
フィードバック装置でも十分であろう。速度センサの信
号はライン受信器95に送られ、そしてライン受信器95は
明確な論理レベル信号を生ずる。この論理レベル信号
は、4ビット2進カウンタ96の入力に送られる。カウン
タ96は、16個のフィードバック・パルスが速度センサ36
によって生ずる毎に、1つの出力パルスを生ずる。この
オーバフローがD形フリップ・フロップ97のクロック端
子に送られ、そしてこのD形フリップ・フロップ97は、
そのD入力に加えられる論理状態によって定まる1つの
論理状態へスイッチされる。このD入力は第2フリップ
・フロップ98によって駆動される。この第2フリップ・
フロップ98は、PIT60のPCO出力とフリップ・フロップ97
の出力とによって制御される。
印刷速度がサンプリングされる時、PIT60のPCO出力に
「1」が書き込まれる。この遷移はフリップ・フロップ
98にクロック信号を与え、そしてそのQ出力を高レベル
に設定する。そしてそれにより、この回路の「活動準
備」が整う。その結果、4ビット・カウンタ96の次のオ
ーバフローが起こる時、フリップ・フロップ97は設定さ
れ、そして論理高レベル電圧がPIT60のPC2TIN入力とPC1
入力に加えられる。フリップ・フロップ97の出力はま
た低レベルに進んでフリップ・フロップ98をリセット
し、そしてそれにより、この回路の活動準備を解除す
る。入力PC2TINが高レベルである限り、PIT60の中の内
部タイマ100は動作可能であって、時間間隔の測定を行
なう。マイクロプロセッサ42は入力PC1を読み出すこと
ができ、それにより、完全なサンプルがいつ取得された
かが決定される。16個のフィードバック・パルスが受け
取られた後、カウンタ96は再びオーバフローしてフリッ
プ・フロップ97をリセットし、そしてそれにより、PIT6
0の中のタイマ100が停止する。入力PC1または低レベル
に進み、そしてマイクロプロセッサ42によって次に読み
出される時、完全なサンプルが取得されそしてPIT60か
ら読み出しうることを知らせる信号を生ずる。それか
ら、PIT60のPCO出力に「1」を再び書き込むことによっ
て、サイクル全体が繰り返される。
印刷速度の指示を入力するのに使える装置は数多くあ
るが、本発明の速度フィードバック回路は多くの利点を
有している。第1の利点は、測定された速度に関する電
子雑音の効果がカウンタ96を用いることによって小さく
なることである。入力線路上の雑音電圧スパイクによっ
て生ずるエラーは、もしフィードバック・パルス時間率
を直接に検出することによって速度が測定された場合に
生ずるエラーに比べて、約16分の1にまで大幅に小さく
なる。さらに、時間間隔を記録しそして結果をセーブす
るのにPIT60の中のタイマを用いることによって、マイ
クロプロセッサ42は速度フィードバック信号の持続的監
視という負担をしないですますことができる。その代
り、この装置が印刷速度の更新されたサンプルを要求す
る時、マイクロプロセッサはPIT60を検査し、そしてそ
こに記憶されている最新の値を読み出す。それから、ま
た他のサンプルの取得を開始し、そして多くの他のタス
クを続行する。
第8図に示されているように、噴霧装置26を制御する
ために本発明の実施例によって用いられるデータ構造体
は、RAM50の中に記憶される。等価なデータ構造体がイ
ンキ噴射装置に対してえられる。噴霧装置に対するデー
タ構造体だけを詳細に説明することにする。第8図に示
されているように、これらのデータ構造体は、スイッチ
・データベース51と制御データベース52と呼ばれるもの
にまとめられる。第8図に示されているこれら2つのデ
ータベース51および52の構造体は、1つの印刷対に対す
るものである。印刷ユニット10の中の他の印刷対に対す
る同様なデータは、データベース51および53の中に記憶
される。
スイッチ・データベース51は、ローカル制御パネル53
(第5図)上のスイッチ状態のイメージを有する。運転
開始時に過剰な加湿水を加えたい時、運転者は「フラッ
ド(FLOOD)」スイッチを押す。下記で説明されるよう
に、このことが起った時、予め設定された時間間隔の
間、加湿水の流量率が25%増加する。これらの機能を支
援するために、フラッド・スイッチ状態ワード120と、
フラッド・スイッチ検査フラッグ121と、フラッド・タ
イマ値122が、RAM50の中に記憶される。フラッド・スイ
ッチ状態120は、下記で説明されるように、制御パネル
・スイッチの最新の状態を反映するために、100ミリ秒
毎に更新される。他の2つのデータ構造体は、フラッド
の要請を認識するためと、予め設定された時間間隔に対
する要請とを実行するために用いられる。
印刷が実行される開始時の自動シーケンスの間、印刷
監視および制御装置38から自動フラッド信号が受け取ら
れる時、加湿水がまた増大される。この信号の状態は自
動スイッチ状態ワード123に記憶される。そして、それ
が存在している限り、加湿水の増大が続くであろう。最
終的に、運転者が加湿装置をデイスエーブルにすること
ができ、そしてこのことが124に記憶される。
スイッチ・データベース51は多数の他のデータ構造体
を有している。それらのうちの少なくとも1つは、印刷
ユニット10のためのインキ流量率制御装置に関係してい
る。
加湿装置にとって必要である制御データベース52の中
のデータ構造体が第8図に示されている。このデータ構
造体は制御状態125を有する。制御状態125は、制御が要
求された変更を実行している行程中にある(「変更進行
中」)のか、または変更が要求されていない(「アイド
ル状態」)にあるのかを指示する。制御状態125はま
た、変更を行ないつつある制御可能ノズルの数を任意の
時刻に指示する信号を有する。加湿装置モード・ワード
126は、加湿装置が手動モードにあるのか、または自動
モードにあるのかを指示する。手動モードにある場合に
は、加湿流量率はユニット・トリム127として示された
値に設定され、そしてこの値は、マスタ・ワーク・ステ
ーション11またはローカル・パルス53(第1図)から手
動で変更することができる。自動モードにある場合に
は、加湿水流量率は、下記で詳細に説明されるように、
記憶された流量率曲線データ128に従って、印刷速度の
関数として計算される。
フラッド機能が実行される時、フラッド・リクエスト
・フラッグ129が設定され、そして印刷速度の重要な変
更が起きた時、または新しい流量率曲線データ128がマ
スタ・ワーク・ステーション11からロードされた時、更
新フラッグ130が設定される。下記で説明されるよう
に、印刷速度は100ミリ秒毎に設定され、そして瞬間印
刷速度131として記憶される。もしこの瞬間印刷速度131
が132に記憶されている処理印刷速度から±0.5%以上異
なるならば、その場合には、この処理印刷速度が新規に
測定された値に更新され、そして更新フラッグ130が設
定される。加湿装置が「自動」モードにある時、この処
理印刷速度が流量率曲線データ128と組み合わせて用い
られて、新しい加湿水流量率が計算される。これがパル
ス率に変換され、そして記憶された対トリム値133によ
って修正され、そしてもしフラッド・リクエスト・フラ
ッグ130が設定されるならば、さらに増大される。えら
れた最新のパルス率値が134に記憶され、そしてPIC70の
タイマ85(第6図)に出力される。対トリム値133はロ
ーカル制御パネル53から変えることができ、それによ
り、自動モードにある間、加湿水流量率を手動で調整す
るための装置がえられる。137に記憶されている最新の
%流量値は、読み出すことができ、そして表示すること
ができる数である。それは最新のパルス率値134を最大
パルス率値の百分率として表し、したがって、それは最
も新しく適用される最大加湿水流量率の百分率を示す。
噴霧装置ノズル30に加えられるパルス率が制御される
だけでなく、また各パルスの幅も個別に制御される。こ
の機能はノズル・データ・ブロック135によって支援さ
れる。このデータ・ブロック135は、8個の制御可能ノ
ズル30のおのおのに関する情報を記憶する。このことは
下記の第9C図のところで詳細に説明される。
第9A図に流量率曲線データが詳細に示されている。流
量率曲線データ128は、1個または複数個の流量率曲線
データ・ブロック140を有することができる。これらの
ブロックは印刷対の一方または両方と共に用いることが
できる。データ・ブロック140のおのおのはそれを独自
に識別する流量率曲線ID141を有する。印刷対のおのお
のは、この流量率曲線ID番号によって、特定の流量率曲
線データ・ブロックと結び付く。第9B図に示されている
ように、RAM50の中に記憶された構成データベースは、
印刷対のおのおのに対し、構成レコード142を有する。
これらの構成レコード142は、印刷対のおのおのを1つ
の記憶された流量率データ・ブロック140に連結する、
流量率ID番号を有する。これらの構成レコード142はマ
スタ・ワーク・ステーション11からのメッセージによっ
て変更することができ、したがって、特定の印刷対と結
び付いた流量率曲線データ・ブロック140はいつでも変
更することができる。
流量率曲線データ・ブロック140はまた流量率曲線値1
43を記憶する。この流量率曲線値143は、この流量率曲
線データ・ブロック140の中のデータと処理された印刷
速度132とから計算された、最新の加湿水流量率を指示
する。ブロック140の中の第3の記述項は、このデータ
・ブロック140の中に記憶される流量率曲線点の数であ
る。データ・ブロック140の残りの部分は、これらの点
のおのおのを定めるデータで構成される。各点は印刷速
度数144と流量パーセント数145とによって定められる。
2点から10点までのうちの任意の数の点を記憶すること
ができ、そしてこれらの点は、一定の範囲の印刷速度に
わたって必要な加湿水流量率を指示する。下記で詳細に
説明されるように、流量率曲線値143は、処理された印
刷速度131の両側の印刷速度数144を有する点に対する流
量パーセント数145の間で、線形補間によって計算され
る。第12図は噴霧装置26の制御のための曲線の1つの例
を示し、そして第13図はインキ噴射装置の制御のための
曲線の1つの例を示す。
第9B図および第9C図において、印刷対のおのおのは、
その噴霧装置26に対し、個別に制御可能なノズル30を8
個まで有することができる。この数は、対のおのおのに
対する構成レコード142の中に指示される。制御データ
ベース52の中のノズル・データ・ブロック135は、制御
可能ノズル30のおのおのに関するデータを記憶する。さ
らに詳細にいえば、各ノズルの状態150が記憶される
(工程中のアイドル/変更 要求/変更)。また、この
ブロック135の中に、最新のパルス幅値151と、要求され
たパルス幅値152と、正規化されたパルス幅値153とが記
憶される。ここで、最新のパルス幅値151はPIC70または
PIC72(第5図)に実際に出力される値を示し、要求さ
れたパルス幅値152は命令されたパルス幅を示し、そし
て正規化されたパルス幅値153はどのようなフラッド要
求に対してもまたはそれと同等の要求に対しても変更さ
れない最新値を示す。ノズル・データ・ブロック135を
用いて、通信処理装置30(第4図)から逐次通信路31を
通して受け取られるメッセージに応答して、ノズル30の
おのおのが制御され、およびノズル30のおのおののパル
ス幅の変更が実行される。
マイクロプロセッサ42の動作を支配するプログラム
が、およびしたがって、ドリンク処理装置35の動作を制
御するプログラムが、ROM44に記憶される。これらのプ
ログラムは、特定のタスクまたは特定の処理や実時間ク
ロック割り込みサービス・ルーチンを実行する1組のプ
ログラムや、オペレーティング・システム・プログラム
を有する。
マイクロプロセッサ42に対するソフトウェアの開発
は、当業者により、種々の方法で行なうことができる。
噴霧装置組立体26を制御するためのソフトウェアの1つ
の実施例は、 年 月 日受付の米国シリアル番号第
号に開示されている。(これは参考文献として本発明に
取り入れられている。)インキの供給の制御は、同様な
ソフトウェア・プログラムで実行することができる。
本発明は前記で説明された装置の細部についてそれに
限定されるものではなく、他の種々の変更を行なうこと
が可能である。本発明の範囲内において、前記装置に一
定の変更を行なうことができる。したがって、前記説明
は例示のためのものであって、それに本発明が限定され
ることを意味するものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図は巻き取り紙オフセット印刷機とその制御装置の
概要図、第2図は第1図の印刷機の中の2つの印刷ユニ
ットの概要図、第3図は第2図の印刷ユニットに用いら
れる加湿水噴霧装置の立体図、第4図は第1図の印刷制
御装置の一部分を構成する印刷ユニット制御装置の電気
ブロック線図、第5図は第4図の印刷ユニット制御装置
の部分装置である加湿装置、レジスタ、インキ(「ドリ
ンク」)処理装置の電気概要図、第6図は第5図のドリ
ンク処理装置の部分装置であるソレノイド・インタフェ
ース回路の電気概要図、第7図は第5図のドリンク処理
装置の部分装置である速度インタフェース回路の電気概
要図、第8図は第5図のRAMの中に記憶されている重要
なデータ構造体の概要図、第9A図から第9C図までは第8
図の中のブロックで示された特定のデータ構造体の概要
図、第10図は本発明に用いられるインキ噴射装置の図
面、第11図は第10図のインキ噴射装置の一部分を除去し
て示した立体図、第12図は第5図のドリンク処理装置に
記憶された加湿率曲線データによって定められる加湿率
曲線のグラフの図面、第13図は第5図のドリンク処理装
置の中に記憶されたインキ流量率曲線データによって定
められるインキ流量率曲線のグラフの図面。 [符号の説明] 400……インキ・レール 402……分布インキ・ドラム 404……頁パック 406……歯車箱 408……可変行程プランジャ 410……インキ調整モジュール 414……インキ制御棒 416……バネ付き制御レバー 418……停止装置 420……双方向電動機 422……ポテンショメータ。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】印刷機に所望の印刷品質を提供する方法で
    あって: 印刷機内にインキ・レールを提供し,印刷機に1つの印
    刷対の少なくとも1つの頁パックの中に複数個のインキ
    調整モジュールを提供し、前記インキ調整モジュールの
    おのおのは印刷機の中のインキ・レールにインキを分配
    するための関連したプランジャ組立体の調整を行ない、
    前記インキ調整モジュールのおのおのに関して関連した
    プランジャ組立体によって前記インキ・レールに送り出
    されるインキの量を変えるために前記プランジャ組立体
    に接触するインキ制御レバーを提供し,かつ前記インキ
    制御レバーのための機械的停止装置を提供して前記イン
    キ制御レバーに接触する調節可能なインキ制御棒を提供
    することと; 前記印刷対をゼロ・モードに置くことと; 前記インキ制御レバーを関連した前記機械的停止装置の
    位置に配置することと、 前記各インキ調整モジュールにおいて双方向電動機に連
    結されかつ前記制御レバーに接触するインキ・モジュー
    ル制御棒を介して前記インキ制御レバーを所望の印刷品
    質に対応する位置へ移動するために前記双方向電動機を
    動作させることと、 各インキ調整モジュールに関して前記電動機の位置をポ
    テンシォメータで測定することと、 各インキ調整モジュールに関して、所望印刷品質に対応
    する位置の値として各電動機の測定位置の値を記憶装置
    の中に記憶することと、 を有する、前記方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、印刷機で使用する少な
    くとも1つの種類のインキを提供することと,同インキ
    の種類に対応する一連の電動機測定位置の値を形成する
    こととを有する前記方法。
  3. 【請求項3】請求項2において、印刷機で使用する少な
    くとも異なるインキの種類に対応する複数組の電動機測
    定位置の値を記憶することをさらに有する、前記方法。
  4. 【請求項4】請求項1において、 前記電動機測定位置の値を前記記憶装置から検索するこ
    とと、 印刷機が動作する前に前記電動機の各各をそれらのそれ
    ぞれの測定位置の値に従って位置決めすることと、 をさらに有する、前記方法。
  5. 【請求項5】請求項3において、印刷機においてインキ
    の種類が変更されるときは,記憶された複数の組の測定
    位置の値から1組の測定位置の値を提供し、同1組の値
    が変更後のインキの種類と対応する、前記方法。
  6. 【請求項6】印刷機に所望の印刷品質を提供する方法で
    あって: 印刷機内にインキ・レールを提供し,印刷機内に複数個
    のインキ調整モジュールを提供し、前記インキ調整モジ
    ュールのおのおのは印刷機の中のインキ・レールにイン
    キを分配するための関連したプランジャ組立体の調整を
    行ない、前記インキ調整モジュールのおのおのに関して
    関連したプランジャ組立体によって前記インキ・レール
    に送り出されるインキの量を変えるために前記プランジ
    ャ組立体に接触するインキ制御レバーを提供し,かつ前
    記インキ制御レバーのための機械的停止装置を提供して
    前記インキ制御レバーに接触する調節可能なインキ制御
    棒を提供することと; 各インキ調整モジュールの前記インキ制御レバーを関連
    した前記機械的停止装置の位置に配置することと、 前記各インキ調整モジュールにおいて双方向電動機に連
    結されかつ前記制御レバーに接触するインキ・モジュー
    ル制御棒を介して前記インキ制御レバーを所望の印刷品
    質に対応する位置へ移動するために前記双方向電動機を
    動作させることと、 各インキ調整モジュールに関して前記電動機の位置をポ
    テンシォメータで測定することと、 各電動機の測定位置の値を記憶装置の中に記憶し,所望
    の印刷品質が印刷機で使用される紙の種類、インキの種
    類および加湿溶液に関連づけられていて,異なる紙の種
    類、異なるインキの種類および異なる加湿溶液に対して
    複数の組の位置の値を記憶することと; 選択された紙の種類、インキの種類及び加湿溶液と共に
    印刷機を動作させるために、選択された紙の種類、イン
    キの種類及び加湿溶液に対応する位置の値を検索するこ
    とと;及び 印刷機の動作前に各電動機を夫れ夫れの検索された位置
    の値に従って位置決めすることと を有する前記方法。
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