JP2865301B2 - 隈取モータ - Google Patents

隈取モータ

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JP2865301B2
JP2865301B2 JP1021789A JP1021789A JP2865301B2 JP 2865301 B2 JP2865301 B2 JP 2865301B2 JP 1021789 A JP1021789 A JP 1021789A JP 1021789 A JP1021789 A JP 1021789A JP 2865301 B2 JP2865301 B2 JP 2865301B2
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JP
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pole
rotor
winding
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energized
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裕信 佐藤
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Sanyo Denki Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は固定子が2極に励磁される隈取モータにおい
て、特に固定子の構造に関するものである。
(ロ)従来の技術 一般に従来の隈取モータとしては特公昭59−39980号
公報に記載されているようなものがあった。この公報に
記載されたものは、篭型の回転子を挿入する挿入穴(ロ
ータ孔)を極分離溝で2極に励磁されるように分け、夫
々の極には隈取コイルを備えて、この隈取コイルによる
励磁のずれから回転磁界を得て回転子を回転させるもの
であった。
(ハ)発明が解決しようとする課題 このように構成された隈取モータでは、2つの隈取コ
イルによって回転磁界を得ていたので、実質的には2極
のモータであり、コギングが大きく振動や騒音の原因と
なっており、さらにこのモータの無負荷時の回転数Nは
N=120f/p(rpm)(fは電源周波数、pは極数)の固
定である。尚、負荷の駆動時はモータのスリップ等によ
るロスのためN以下の回転数である。
かかる問題点に鑑み、本発明は実質的な多極化の極数
によらない回転数の設定を可能にした隈取モータを提供
するものである。
(ニ)課題を解決するための手段 本発明は、篭型の回転子と、この回転子を収容する挿
入穴の内周面が極分離部によって2極に分離され、かつ
挿入穴の側方のヨークに巻かれた巻線の通電で前記内周
面がN極とS極とに励磁される固定子とを有する隈取モ
ータにおいて、前記挿入穴の内周面を6区画以上の偶数
個に区画し、前記極分離部によって分離され前記巻線の
通電時にN極またはS極の同一の極に励磁される区画の
うち、巻線の通電時に回転子に磁力が作用する有極部と
なる区画と、巻線の通電時に回転子に磁力が作用しない
無極部となる区画とを交互に配置し、前記有極部にはそ
れぞれ隈取コイルを設けたものである。
また、極分離部にて分離されたそれぞれの極を3区画
に分離し、これらの3区画のうち、巻線の通電時にN極
またはS極に励磁されてその磁力が回転子に作用する有
極部となる区画と、巻線の通電時に回転子に磁力が作用
しない無極部となる区画とを交互に設定すると共に、前
記有極部にはそれぞれ隈取コイルを備えたものである。
(ホ)作 用 このように構成された隈取モータでは極分離溝を境に
して隣り合う有極部の距離が短くなり、実質的に多極化
が行なえる。さらに無極部の範囲を変えることによって
隣り合う有極部の距離が変えられ実質的に極数を変えた
のと同じ効果が得られる。
(ヘ)実施例 以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する。第1
図は固定子鉄心の正面図であり、この図に示すような形
に打ち抜かれた電気鉄板を複数枚積層したものである。
これらの電気鉄板は各種のかしめや側部の溶接さらには
ボルト締めなどによって積層されている。このようにし
て成る固定子鉄心において、1はヨーク部であり、固定
子巻線を巻いた後、圧入される。2,3は極分離溝であ
り、回転子が挿入される挿入穴の内周を固定子巻線の通
電時に2極に分離するものである。挿入穴の内周は6区
画α〜αに分けられており、夫々が順に有極部、無
極部、有極部、有極部、無極部、有極部に対応する。区
画αと区画αとの境は極分離溝2に一致し、区画α
と区画αとの境は極分離溝3に一致している。また
区画α134の範囲は等しく(挿入穴の中心か
らの角度で60度の範囲)、区画α2の範囲は等しく
(挿入穴の中心からの角度で60度の範囲)であり、第1
図に示す実施例では実質的区画α〜αの範囲は全て
等しく60度に設計されている。他の実施例としては例え
ば区画α2を50〜120度の範囲で設計するのが適し
ている。この場合区画α134は(360−2×
(αの範囲))/4で設定すればよい。尚、区画α2
の角度を60度にした時には隣り合う有極部どうしのず
れ角が60度となり実質的には6極のモータと同様な極配
置になり、区画α2の角度を90度にした時には隣り
合う有極部どうしのずれ角が45度となり実質的には8極
モータと同様な極配置になる。すなわち、区画α2
の角度を任意に設定すれば7極や7.5極などと同様な極
配置を得ることができ、モータの同期回転数を任意に設
計できるものである。
尚、本実施例では有極部と無極部との区別を、回転子
の外周と挿入穴の内周とのエアギャップの大きさによっ
て行なっている。すなわち無極部のエアギャップは有極
部のエアギャップに比べて充分に広く設計されている。
従ってこの無極部は理論上は隣り合う有極部と同極に励
磁されるが、エアギャップが広くこの極による磁力が回
転子に及ばないため、実質的には無極状態になる。ま
た、エアギャップを広くせず磁力を遮断する部材を用い
て無極部に構成してもよい。
4乃至11は巻線溝であり、隈取コイルを巻くものであ
る。12,13は固定子鉄心に設けられた貫通孔であり、軸
受部や挿入穴を覆う外装カバーを取付けるボルトを通す
孔である。
第2図は第1図に示した固定子鉄心に固定子巻線14、
隈取コイル15,16,17,18、及び篭型の回転子19を挿入穴
に挿入したところの正面図である。固定子巻線14はヨー
ク部1に設けられた樹脂製のボビン20に巻かれていると
共に、両端を単相交流の電源に接続している。隈取コイ
ル15,16,17,18は夫々巻線溝4と5、巻線溝6と7、巻
線溝8と9、巻線溝10と11に巻かれている。篭型の回転
子19は回転軸22と回転子鉄心23とダイカスト部24とから
なっている。
以上のように構成された隈取モータでは交流電源21を
固定子巻線14に接続すると、固定子の区画α1(有
極部)のグループと区画α4(有極部)のグループ
とが夫々同じ極でN極、S極が交互に励磁される。区画
α134には夫々隈取コイル15,16,17,18が設
けられているので、この隈取コイルで磁界に遅れが生じ
るため区画α134の夫々に回転磁界が生じて
回転子19を回すものである。これらの隣り合う有極部ど
うしは60度ずれているので夫々の有極部は実質的に6極
モータと同じ配置にあり、6極モータと同様な特性で運
転される。従って、従来の2極モータと同じく単一の固
定子巻線にてコギングによる振動や騒音の少ないモータ
が得られる。
(ト)発明の効果 以上のような隈取モータでは、前記挿入穴の内周面を
6区画以上の偶数個に区画し、極分離溝で同一極に分け
られる夫々の区画を交互に巻線の通電時にN極又はS極
になる有極部と巻線の通電時に無極状態になる無極部に
すると共に、前記有極部には夫々隈取コイルを備えたの
で、無極部で有極部を分けることにより、実質的に極数
の増加が行なえる。従って振動、騒音の低減という多極
のモータの特性を得ることができるものである。また無
極部の範囲を変えることによってモータの同期回転数を
任意に設定することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す固定子鉄心の正面図、第
2図は第1図に示した固定子鉄心を用いてなる固定子の
正面図である。 2,3……極分離溝、14……固定子巻線、15,16,17,18……
隈取コイル、19……回転子。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】篭型の回転子と、この回転子を収容する挿
    入穴の内周面が極分離部によって2極に分離され、かつ
    挿入穴の側方のヨークに巻かれた巻線の通電で前記内周
    面がN極とS極とに励磁される固定子とを有する隈取モ
    ータにおいて、前記挿入穴の内周面を6区画以上の偶数
    個に区画し、前記極分離部によって分離され前記巻線の
    通電時にN極またはS極の同一の極に励磁される区画の
    うち、巻線の通電時に回転子に磁力が作用する有極部と
    なる区画と、巻線の通電時に回転子に磁力が作用しない
    無極部となる区画とを交互に配置し、前記有極部にはそ
    れぞれ隈取コイルが設けられることを特徴とする隈取モ
    ータ。
  2. 【請求項2】篭型の回転子と、この回転子を収容する挿
    入穴の内周面が極分離部によって2極に分離され、かつ
    挿入穴の側方のヨークに巻かれた巻線の通電で前記内周
    面がN極とS極とに励磁される固定子とを有する隈取モ
    ータにおいて、極分離部にて分離されたそれぞれの極を
    3区画に分離し、これらの3区画のうち、巻線の通電時
    にN極またはS極に励磁されてその磁力が回転子に作用
    する有極部となる区画と、巻線の通電時に回転子に磁力
    が作用しない無極部となる区画とを交互に設定すると共
    に、前記有極部にはそれぞれ隈取コイルを備えたことを
    特徴とする隈取モータ。
  3. 【請求項3】無極部と回転子との外周とのエアギャップ
    は有極部の回転子の外周に対するエアギャップに比べて
    充分に大きいことを特徴とする特許請求項1、2に記載
    の隈取モータ。
JP1021789A 1989-01-19 1989-01-19 隈取モータ Expired - Lifetime JP2865301B2 (ja)

Priority Applications (3)

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JP1021789A JP2865301B2 (ja) 1989-01-19 1989-01-19 隈取モータ
US07/442,991 US5130591A (en) 1989-01-19 1989-11-29 Shaded pole motor
KR1019890018159A KR920000684B1 (ko) 1989-01-19 1989-12-08 셰이딩 포울모우터(Shaded Pole Motor)

Applications Claiming Priority (1)

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JPH02193550A JPH02193550A (ja) 1990-07-31
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