JP2865208B2 - 吊橋のハンガーロープ引込装置 - Google Patents
吊橋のハンガーロープ引込装置Info
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- JP2865208B2 JP2865208B2 JP1061222A JP6122289A JP2865208B2 JP 2865208 B2 JP2865208 B2 JP 2865208B2 JP 1061222 A JP1061222 A JP 1061222A JP 6122289 A JP6122289 A JP 6122289A JP 2865208 B2 JP2865208 B2 JP 2865208B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は吊橋のメインケーブルより吊り下げたハンガ
ーロープの下端を引き込み、主構トラス上弦材に配設さ
れるブラケットに定着する吊橋のハンガーロープ引き込
み方法及びその装置並びに該装置に用いるワイヤクラン
プ機構に関する。
ーロープの下端を引き込み、主構トラス上弦材に配設さ
れるブラケットに定着する吊橋のハンガーロープ引き込
み方法及びその装置並びに該装置に用いるワイヤクラン
プ機構に関する。
〈従来の技術〉 従来、この種の吊橋のハンガーロープ引き込み方法と
して、ハンガーロープ引込装置を主構トラス上弦材のブ
ラケット下に設置する場合、各ハンガーロープの下端に
ハンガーソケットを設けて、該ソケットにハンガーロー
プ引込装置を直接接続し、該装置の駆動により各ハンガ
ーソケットを主構トラス上弦材のブラケット下方まで引
き込み、このブラケットの切欠を通過させて定着させる
ものがある。
して、ハンガーロープ引込装置を主構トラス上弦材のブ
ラケット下に設置する場合、各ハンガーロープの下端に
ハンガーソケットを設けて、該ソケットにハンガーロー
プ引込装置を直接接続し、該装置の駆動により各ハンガ
ーソケットを主構トラス上弦材のブラケット下方まで引
き込み、このブラケットの切欠を通過させて定着させる
ものがある。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかし乍ら、この様な従来の吊橋のハンガーロープ引
き込み方法では、各ハンガーロープに張力が与えられる
と、撚りが戻ろうとして回転しやせて径が細くなるた
め、ハンガーロープ間に亙って回転防止具を取付ける必
要があり、しかも該回転防止具は各ハンガーソケットよ
り上側に取付けなければならないため、回転防止具より
下側が回転して段階的に締ることが必要となると共に、
各ハンガーソケットがブラケットの各切欠を通過するよ
うに、主構トラス上弦材の上方へ各ハンガーロープをガ
イドしなければならず、そのガイドする作業とガイド設
備及び同移設作業が必要となり、その結果、作業性が著
しく悪いという問題がある。
き込み方法では、各ハンガーロープに張力が与えられる
と、撚りが戻ろうとして回転しやせて径が細くなるた
め、ハンガーロープ間に亙って回転防止具を取付ける必
要があり、しかも該回転防止具は各ハンガーソケットよ
り上側に取付けなければならないため、回転防止具より
下側が回転して段階的に締ることが必要となると共に、
各ハンガーソケットがブラケットの各切欠を通過するよ
うに、主構トラス上弦材の上方へ各ハンガーロープをガ
イドしなければならず、そのガイドする作業とガイド設
備及び同移設作業が必要となり、その結果、作業性が著
しく悪いという問題がある。
本発明は斯る従来事情に鑑み、回転防止具や増締め及
びハンガーロープのガイド設備を不要にして作業性を向
上させることを目的とする。
びハンガーロープのガイド設備を不要にして作業性を向
上させることを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 上記課題を解決するために本発明が講ずるる技術的手
段は、主構トラス上弦材の上方にあってハンガーロープ
が挿通する本体フレームと、この本体フレームを貫通し
て同フレーム上方へ延び且つ下端を主構トラス上弦材の
クレビスに着脱可能に連結するテンションロッドと、本
体フレーム上に設置した前記テンションロッドが貫通す
るセンターホールジャッキと、テンションロッドに螺合
して前記センターホールジャッキのラムに当接する上部
油圧回転ナットと、テンションロッドに螺合して本体フ
レームの中段受部に係合する下部油圧回転ナットと、本
体フレーム下面に取付られ各ハンガーロープをつかむ複
数個のワイヤクランプ機構とからなり、上記本体フレー
ムを橋軸方向に開閉可能に2分割し、上記各ワイヤクラ
ンプ機構を橋軸方向及び橋軸直角方向に開閉可能に2分
割したことを特徴とし、更にワイヤロープの径方向対称
位置に配置し内周にワイヤロープの撚りに合致する係合
溝を有した一対の内側クサビと、この内側クサビの外周
にクサビ面を介して摺動可能に係合する一対の外側クサ
ビと、これら外側クサビに連結する一対の油圧ジャッキ
と、該油圧ジャッキを連結してジャッキ反力を受ける反
力部材とからなり、上記外側クサビの外周を囲んでガイ
ドフレームを設け、このガイドフレームをピンヒンジに
よって開閉可能に構成したことを特徴とするものであ
る。
段は、主構トラス上弦材の上方にあってハンガーロープ
が挿通する本体フレームと、この本体フレームを貫通し
て同フレーム上方へ延び且つ下端を主構トラス上弦材の
クレビスに着脱可能に連結するテンションロッドと、本
体フレーム上に設置した前記テンションロッドが貫通す
るセンターホールジャッキと、テンションロッドに螺合
して前記センターホールジャッキのラムに当接する上部
油圧回転ナットと、テンションロッドに螺合して本体フ
レームの中段受部に係合する下部油圧回転ナットと、本
体フレーム下面に取付られ各ハンガーロープをつかむ複
数個のワイヤクランプ機構とからなり、上記本体フレー
ムを橋軸方向に開閉可能に2分割し、上記各ワイヤクラ
ンプ機構を橋軸方向及び橋軸直角方向に開閉可能に2分
割したことを特徴とし、更にワイヤロープの径方向対称
位置に配置し内周にワイヤロープの撚りに合致する係合
溝を有した一対の内側クサビと、この内側クサビの外周
にクサビ面を介して摺動可能に係合する一対の外側クサ
ビと、これら外側クサビに連結する一対の油圧ジャッキ
と、該油圧ジャッキを連結してジャッキ反力を受ける反
力部材とからなり、上記外側クサビの外周を囲んでガイ
ドフレームを設け、このガイドフレームをピンヒンジに
よって開閉可能に構成したことを特徴とするものであ
る。
〈作用〉 本発明は上記技術的手段によれば、本体フレーム及び
各ワイヤクランプ機構のガイドフレームを橋軸方向へ回
動し、内側クサビ及び外側クサビを橋軸直角方向へ回動
した状態で、本体フレームを主構トラス上弦材の外側か
らブラケット側へ寄せてカンバーロープを各内側クサビ
内に挿入してから本体フレーム,ガイドフレーム及び各
内外両クサビを夫々閉動することにより、複数本のハン
ガ対応させて同時につかむものである。
各ワイヤクランプ機構のガイドフレームを橋軸方向へ回
動し、内側クサビ及び外側クサビを橋軸直角方向へ回動
した状態で、本体フレームを主構トラス上弦材の外側か
らブラケット側へ寄せてカンバーロープを各内側クサビ
内に挿入してから本体フレーム,ガイドフレーム及び各
内外両クサビを夫々閉動することにより、複数本のハン
ガ対応させて同時につかむものである。
〈実施例〉 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
この実施例は本体フレーム(1)の下面にワイヤクラ
ンプ機構(2)を橋軸方向、即ち主構トラス上弦材
(A)の長尺方向及び橋軸直角方向へ4個、各ハンガー
ロープ(B)…の吊り下げ間隔と対応して配設し、本体
フレーム(1)の上面にはセンターホールジャッキ
(3)を橋軸方向へ2個立設したものである。
ンプ機構(2)を橋軸方向、即ち主構トラス上弦材
(A)の長尺方向及び橋軸直角方向へ4個、各ハンガー
ロープ(B)…の吊り下げ間隔と対応して配設し、本体
フレーム(1)の上面にはセンターホールジャッキ
(3)を橋軸方向へ2個立設したものである。
本体フレーム(1)はその中央より橋軸方向へ2分割
して形成され、これら両者間に亙って開閉用シリンダ
(1a)を連設し、該開閉用シリンダ(1a)の伸縮により
開閉動自在に連結すると共に、この開閉面(1b)から各
ワイヤクランプ機構(2)…の配設位置に向けて各ハン
ガーロープ(B)…挿通用の凹部(1c)を夫々上下方向
へ凹設する。
して形成され、これら両者間に亙って開閉用シリンダ
(1a)を連設し、該開閉用シリンダ(1a)の伸縮により
開閉動自在に連結すると共に、この開閉面(1b)から各
ワイヤクランプ機構(2)…の配設位置に向けて各ハン
ガーロープ(B)…挿通用の凹部(1c)を夫々上下方向
へ凹設する。
また、本体フレーム(1)の各センターホールジャッ
キ(3)配設位置下方にはテンションロッド(4)
(4)が上下方向へ貫通する空間(図示せず)を形成
し、その上下中間には中段受部(1d)(1d)を形成して
該中段受部(1d)(1d)と係合する下部油圧回転ナット
(5)(5)を夫々テンションロッド(4)(4)に螺
合せしめる。
キ(3)配設位置下方にはテンションロッド(4)
(4)が上下方向へ貫通する空間(図示せず)を形成
し、その上下中間には中段受部(1d)(1d)を形成して
該中段受部(1d)(1d)と係合する下部油圧回転ナット
(5)(5)を夫々テンションロッド(4)(4)に螺
合せしめる。
各ワイヤクランプ機構(2)はワイヤロープの径方向
対称位置に配設されてその内周面に該ワイヤロープの撚
りと合致する係合溝(2a1)を形成した一対の内側クサ
ビ(2a)(2a)と、この両内側クサビ(2a)(2a)の外
周面にクサビ面(2a2)を介して摺動可能に係合する一
対の外側クサビ(2b)(2b)と、これら外側クサビ(2
b)(2b)に連結する一対の油圧ジャッキ(2c)(2c)
と、該油圧ジャッキ(2c)(2c)を連結してジャッキ反
力を受ける反力部材(2d)とからなる。
対称位置に配設されてその内周面に該ワイヤロープの撚
りと合致する係合溝(2a1)を形成した一対の内側クサ
ビ(2a)(2a)と、この両内側クサビ(2a)(2a)の外
周面にクサビ面(2a2)を介して摺動可能に係合する一
対の外側クサビ(2b)(2b)と、これら外側クサビ(2
b)(2b)に連結する一対の油圧ジャッキ(2c)(2c)
と、該油圧ジャッキ(2c)(2c)を連結してジャッキ反
力を受ける反力部材(2d)とからなる。
本実施例の場合には、上記ワイヤーロープがハンガー
ロープ(B)であり、外周面を円錐台状に形成した内側
クサビ(2a)(2a)及び外側クサビ(2b)(2b)を夫々
橋軸直角方向へ2分割し、これら外側クサビ(2b)(2
b)の上面に連設した油圧ジャッキ(2c)(2c)の上端
を、反力部材(2d)を構成する本体フレーム(1)下面
に対して橋軸直角方向へ移動自在に取付けると共に、両
油圧ジャッキ(2c)(2c)間に亙ってクサビ開閉用シリ
ンダ(2e)を連設し、該クサビ開閉用シリンダ(2e)の
伸縮により、油圧ジャッキ(2c)(2c)及び内外両クサ
ビ(2a)(2a)(2b)(2b)を橋軸直角方向へ開閉動せ
しめる。
ロープ(B)であり、外周面を円錐台状に形成した内側
クサビ(2a)(2a)及び外側クサビ(2b)(2b)を夫々
橋軸直角方向へ2分割し、これら外側クサビ(2b)(2
b)の上面に連設した油圧ジャッキ(2c)(2c)の上端
を、反力部材(2d)を構成する本体フレーム(1)下面
に対して橋軸直角方向へ移動自在に取付けると共に、両
油圧ジャッキ(2c)(2c)間に亙ってクサビ開閉用シリ
ンダ(2e)を連設し、該クサビ開閉用シリンダ(2e)の
伸縮により、油圧ジャッキ(2c)(2c)及び内外両クサ
ビ(2a)(2a)(2b)(2b)を橋軸直角方向へ開閉動せ
しめる。
また、外側クサビ(2b)(2b)の外周を囲んでガイド
フレーム(2f)を設け、該ガイドフレーム(2f)は2本
のピンヒンジ(2f1)(2f1)及びガイド開閉用シリンダ
(2f2)により橋軸方向へ開閉動自在に構成され、閉動
時に連結ピン(2f3)を挿通して開動防止する。
フレーム(2f)を設け、該ガイドフレーム(2f)は2本
のピンヒンジ(2f1)(2f1)及びガイド開閉用シリンダ
(2f2)により橋軸方向へ開閉動自在に構成され、閉動
時に連結ピン(2f3)を挿通して開動防止する。
更に、内側クサビ(2a)(2a)には回転用ハンドル
(2a3)を突設し、該回転用ハンドル(2a3)でハンガー
ロープ(B)のクランプ時に内側クサビ(2a)(2a)の
みを回転することにより、係合溝(2a1)とハンガーロ
ープ(B)の撚りを合わせ、外側クサビ(2b)(2b)の
下面には内側クサビ(2a)(2a)の落下を防止するスト
ッパ(2b1)(2b1)を突設し、一方の外側クサビ(2b)
にはハンガーロープ(B)のクランプ時に内側クサビ
(2b)に初期クランプを加える油圧シリンダ(2b2)を
内蔵する。
(2a3)を突設し、該回転用ハンドル(2a3)でハンガー
ロープ(B)のクランプ時に内側クサビ(2a)(2a)の
みを回転することにより、係合溝(2a1)とハンガーロ
ープ(B)の撚りを合わせ、外側クサビ(2b)(2b)の
下面には内側クサビ(2a)(2a)の落下を防止するスト
ッパ(2b1)(2b1)を突設し、一方の外側クサビ(2b)
にはハンガーロープ(B)のクランプ時に内側クサビ
(2b)に初期クランプを加える油圧シリンダ(2b2)を
内蔵する。
尚、必要に応じて内外クサビ(2a)(2a)(2b)(2
b)間には、夫々脱落防止ストッパ(図示せず)が着脱
自在に設けられる。
b)間には、夫々脱落防止ストッパ(図示せず)が着脱
自在に設けられる。
各センターホールジャッキ(3)は従来周知構造のも
ので、上下方向へテンションロッド(4)を貫通し、そ
のラム(3a)に当接する上部油圧回転ナット(6)を螺
合せしめる。
ので、上下方向へテンションロッド(4)を貫通し、そ
のラム(3a)に当接する上部油圧回転ナット(6)を螺
合せしめる。
一方、主構トラス上弦材(A)の外側には第6図に示
す如くブラケット(A1)が橋軸直角方向へ適宜間隔毎に
突設され、このブラケット(A1)の外周には引き込んだ
各ハンガーロープ(B)…が上下方向へ挿通して該ロー
プ(B)…下端に設けられるハンガーソケット(B1)…
を係止して定着せしめる切欠(A2)を4個凹設し、ブラ
ケット(A1)の上面にはテンションロッド(4)の下橋
が着脱自在に連結するクレビス(A3)を橋軸方向へ2個
突設する。
す如くブラケット(A1)が橋軸直角方向へ適宜間隔毎に
突設され、このブラケット(A1)の外周には引き込んだ
各ハンガーロープ(B)…が上下方向へ挿通して該ロー
プ(B)…下端に設けられるハンガーソケット(B1)…
を係止して定着せしめる切欠(A2)を4個凹設し、ブラ
ケット(A1)の上面にはテンションロッド(4)の下橋
が着脱自在に連結するクレビス(A3)を橋軸方向へ2個
突設する。
次に、斯る吊橋のハンガーロープ引込方法について説
明する。
明する。
先ず、本体フレーム(1)の開閉用シリンダ(1a)を
伸ばして本体フレーム(1)を橋軸方向へ開動してか
ら、第6図に示す如くクレーン(図示せず)により主構
トラス上弦材(A)の外側からブラケット(A1)側へ寄
せる。
伸ばして本体フレーム(1)を橋軸方向へ開動してか
ら、第6図に示す如くクレーン(図示せず)により主構
トラス上弦材(A)の外側からブラケット(A1)側へ寄
せる。
そして、各ワイヤクランプ機構(2)のガイドフレー
ム(2f)が連結ピン(2f3)を抜き、ガイドフレーム開
閉用シリンダ(2f2)を伸ばしてガイドフレーム(2f)
を橋軸方向へ開くと共に、クサビ開閉用シリンダ(2e)
を伸ばして内外両クサビ(2a)(2a)(2b)(2b)を橋
軸直角方向へ開動する。
ム(2f)が連結ピン(2f3)を抜き、ガイドフレーム開
閉用シリンダ(2f2)を伸ばしてガイドフレーム(2f)
を橋軸方向へ開くと共に、クサビ開閉用シリンダ(2e)
を伸ばして内外両クサビ(2a)(2a)(2b)(2b)を橋
軸直角方向へ開動する。
その後、本体フレーム(1)を所定位置まで移動して
各ハンガーロープ(B)…が各内側クサビ(2a)(2a)
の中心に来たら開閉用シリンダ(1a)を縮めて本体フレ
ーム(1)を閉動すると共に、各クサビ開閉用シリンダ
(2e)…を縮めて夫々の内外両クサビ(2a)(2a)(2
b)(2b)…閉動し、ガイドフレーム開閉用シリンダ(2
f2)…を縮めてガイドフレーム(2f)を閉動する。
各ハンガーロープ(B)…が各内側クサビ(2a)(2a)
の中心に来たら開閉用シリンダ(1a)を縮めて本体フレ
ーム(1)を閉動すると共に、各クサビ開閉用シリンダ
(2e)…を縮めて夫々の内外両クサビ(2a)(2a)(2
b)(2b)…閉動し、ガイドフレーム開閉用シリンダ(2
f2)…を縮めてガイドフレーム(2f)を閉動する。
この時、各ワイヤクランプ機構(2)において、回転
用ハンドル(2a3)を回転して係合溝(2a1)と各ハンガ
ーロープ(B)の撚りを合わせてから、外側クサビ(2
b)に内蔵された油圧シリンダ(2b2)により内側クザビ
(2a)に初期クランプ力を加えて若干閉動させてから、
外側クサビ(2b)(2b)に連結する一対の油圧ジャッキ
(2c)(2c)を伸ばすことにより、内外両クサビ(2a)
(2a)(2b)(2b)が相互に締め方向へ移動しクランプ
される。
用ハンドル(2a3)を回転して係合溝(2a1)と各ハンガ
ーロープ(B)の撚りを合わせてから、外側クサビ(2
b)に内蔵された油圧シリンダ(2b2)により内側クザビ
(2a)に初期クランプ力を加えて若干閉動させてから、
外側クサビ(2b)(2b)に連結する一対の油圧ジャッキ
(2c)(2c)を伸ばすことにより、内外両クサビ(2a)
(2a)(2b)(2b)が相互に締め方向へ移動しクランプ
される。
この状態で両センターホールジャッキ(3)(3)を
伸ばすと、ジャッキストロークが出ている間、下部油圧
回転ナット(5)は下降する方向へ回転して本体フレー
ム(1)の中段受部(1d)との係合状態を維持し、各ハ
ンガーロープ(B)…が引き込まれる。
伸ばすと、ジャッキストロークが出ている間、下部油圧
回転ナット(5)は下降する方向へ回転して本体フレー
ム(1)の中段受部(1d)との係合状態を維持し、各ハ
ンガーロープ(B)…が引き込まれる。
これに続いて、センターホールジャッキ(3)(3)
が所定ストロークまで伸びてストロークエンドに達した
後は、反力即ちハンガーロープ(B)…の張力を下部油
圧回転ナット(5)(5)とワイヤクランプ機構(2)
…に受け持たせ、センターホールジャッキ(3)(3)
を縮める。
が所定ストロークまで伸びてストロークエンドに達した
後は、反力即ちハンガーロープ(B)…の張力を下部油
圧回転ナット(5)(5)とワイヤクランプ機構(2)
…に受け持たせ、センターホールジャッキ(3)(3)
を縮める。
この時、上部油圧回転ナット(6)は下降する方向に
回転し、センターホールジャッキ(3)(3)のラム
(3a)(3a)の係合状態を維持させることにより、次
に、ジャッキストロークを出して即引込作業を行えるよ
うにする。
回転し、センターホールジャッキ(3)(3)のラム
(3a)(3a)の係合状態を維持させることにより、次
に、ジャッキストロークを出して即引込作業を行えるよ
うにする。
上述したセンターホールジャッキ(3)(3)による
ハンガーロープ(B)…の引き込みを数回繰り返し、各
ハンガーソケット(B1)…がブラケット(A1)に接近し
たら、該ソケット(B1)…をブラケット(A1)から遠ざ
け、ブラケット(A1)の切欠(A2)…より下方へ引き込
んだところで、ハンガーロープ(B)…切欠(A2)…内
に挿入すると共にハンガーソケット(B1)…を係止して
定着させる。
ハンガーロープ(B)…の引き込みを数回繰り返し、各
ハンガーソケット(B1)…がブラケット(A1)に接近し
たら、該ソケット(B1)…をブラケット(A1)から遠ざ
け、ブラケット(A1)の切欠(A2)…より下方へ引き込
んだところで、ハンガーロープ(B)…切欠(A2)…内
に挿入すると共にハンガーソケット(B1)…を係止して
定着させる。
その後、各ワイヤクランプ機構(2)…を開放し、本
体フレーム(1)を開動してからテンションロッド
(4)(4)を連結解除し、クレーンにより本体フレー
ム(1)を外側に振って移動する。
体フレーム(1)を開動してからテンションロッド
(4)(4)を連結解除し、クレーンにより本体フレー
ム(1)を外側に振って移動する。
それ以降、同様の方法にて順次引き込む。
〈発明の効果〉 本発明は上記の構成であるから、以下の利点を有す
る。
る。
ワイヤークランプがハンガーロープの回転防止を兼
用するため、従来の回転防止具及び増締めが不要となる
と共に、ハンガーロープを直接つかんで引込むため、ハ
ンガーソケットを別途に主構トラス上弦材のブラケット
から遠ざけ、ブラケット通過後ハンガーソケットをブラ
ケット下に位置させれば良く、ハンガーロープをガイド
する作業と、そのガイド設備及び同移設作業が不要とな
る。
用するため、従来の回転防止具及び増締めが不要となる
と共に、ハンガーロープを直接つかんで引込むため、ハ
ンガーソケットを別途に主構トラス上弦材のブラケット
から遠ざけ、ブラケット通過後ハンガーソケットをブラ
ケット下に位置させれば良く、ハンガーロープをガイド
する作業と、そのガイド設備及び同移設作業が不要とな
る。
従って、従来のものに比べ作業性が向上する。
本体フレームを開き、ワイヤクランプ機構を開いて
ハンガーロープから外し、且つ同時にテンションロッド
を主構トラス上弦材のクレビスから取外すことにより、
ハンガー引込装置の移設を簡単に行うことができる。
ハンガーロープから外し、且つ同時にテンションロッド
を主構トラス上弦材のクレビスから取外すことにより、
ハンガー引込装置の移設を簡単に行うことができる。
ハンガーロープの引込作業中において、下部油圧回
転ナットを下降する方向へ回転させ本体フレーム中段受
部との係合状態を維持することにより、引込作業の中断
時及びセンターホールジャッキの盛替時に即座にワイヤ
クランプと協同して反力を受換えることができる。
転ナットを下降する方向へ回転させ本体フレーム中段受
部との係合状態を維持することにより、引込作業の中断
時及びセンターホールジャッキの盛替時に即座にワイヤ
クランプと協同して反力を受換えることができる。
ワイヤクランプ機構において、内側クサビと外側ク
サビとのクサビ効果によってジャッキの押力を増幅し、
ハンガーロープを確実につかむことができる。
サビとのクサビ効果によってジャッキの押力を増幅し、
ハンガーロープを確実につかむことができる。
ワイヤクランプ機構において、内側クサビ内周の係
合溝がワイヤの撚りに合致することにより、ワイヤと内
側クサビとが面接触し、ワイヤを損傷させることなく確
実につかむことができる。
合溝がワイヤの撚りに合致することにより、ワイヤと内
側クサビとが面接触し、ワイヤを損傷させることなく確
実につかむことができる。
ワイヤクランプ機構においてガイドフレームがピン
ヒンジによって開閉可能であるため、ワイヤクランプ機
構をワイヤに対し簡単に着脱できる。
ヒンジによって開閉可能であるため、ワイヤクランプ機
構をワイヤに対し簡単に着脱できる。
第1図は本発明の一実施例を示す吊橋のハンガーロープ
引込装置の正面図で一部切欠して示し、第2図は同側面
図、第3図は同平面図、第4図は第2図の(IV)−(I
V)線に沿える部分拡大平面図、第5図は第4図の開動
状態を示し、第6図はハンガーロープ引込装置を開動し
てブラケットへ寄せた状態を示す縮小平面図である。 A……主構トラス上弦材、A1……ブラケット A3……クレビス B……ハンガーロープ(ワイヤロープ) 1……本体フレーム、1d……中段受部 2……ホイヤクランプ機構、2a……内側クサビ 2a1……係合溝、2a2……クサビ面 2b……外側クサビ、2c……油圧ジャッキ 2d……反力部材、2f……ガイドフレーム 2f1……ピンヒンジ 3……センターホールジャッキ、3a……ラム 4……テンションロッド 5……下部油圧回転ナット 6……上部油圧回転ナット
引込装置の正面図で一部切欠して示し、第2図は同側面
図、第3図は同平面図、第4図は第2図の(IV)−(I
V)線に沿える部分拡大平面図、第5図は第4図の開動
状態を示し、第6図はハンガーロープ引込装置を開動し
てブラケットへ寄せた状態を示す縮小平面図である。 A……主構トラス上弦材、A1……ブラケット A3……クレビス B……ハンガーロープ(ワイヤロープ) 1……本体フレーム、1d……中段受部 2……ホイヤクランプ機構、2a……内側クサビ 2a1……係合溝、2a2……クサビ面 2b……外側クサビ、2c……油圧ジャッキ 2d……反力部材、2f……ガイドフレーム 2f1……ピンヒンジ 3……センターホールジャッキ、3a……ラム 4……テンションロッド 5……下部油圧回転ナット 6……上部油圧回転ナット
Claims (2)
- 【請求項1】主構トラス上弦材の上方にあってハンガー
ロープが挿通する本体フレームと、この本体フレームを
貫通して同フレーム上方へ延び且つ下端を主構トラス上
弦材のクレビスに着脱可能に連結するテンションロッド
と、本体フレーム上に設置した前記テンションロッドが
貫通するセンターホールジャッキと、テンションロッド
に螺合して前記センターホールジャッキのラムに当接す
る上部油圧回転ナットと、テンションロッドに螺合して
本体フレームの中段受部に係合する下部油圧回転ナット
と、本体フレーム下面に取付けられ各ハンガーロープを
つかむ複数個のワイヤクランプ機構とからなり、上記本
体フレームを橋軸方向に開閉可能に2分割し、上記各ワ
イヤクランプ機構を橋軸方向及び橋軸直角方向に開閉可
能に2分割したことを特徴とする吊橋のハンガーロープ
引込装置。 - 【請求項2】上記ワイヤクランプ機構が、ワイヤロープ
の径方向対称位置に配置して内周にワイヤロープの撚り
に合致する係合溝を有した一体の内側クサビと、この内
側クサビの外周にクサビ面を介して摺動可能に係合する
一対の外側クサビと、これら外側クサビに連結する一対
の油圧ジャッキと、該油圧ジャッキを連結してジャッキ
反力を受ける反力部材とからなり、上記外側クサビの外
周を囲んでガイドフレームを設け、このガイドフレーム
をピンヒンジによって開閉可能に構成されていることを
特徴とする請求項1記載の吊橋のハンガーロープ引込装
置。
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---|---|---|---|
JP1061222A JP2865208B2 (ja) | 1989-03-14 | 1989-03-14 | 吊橋のハンガーロープ引込装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP1061222A JP2865208B2 (ja) | 1989-03-14 | 1989-03-14 | 吊橋のハンガーロープ引込装置 |
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JPH02240308A JPH02240308A (ja) | 1990-09-25 |
JP2865208B2 true JP2865208B2 (ja) | 1999-03-08 |
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ID=13164963
Family Applications (1)
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JP1061222A Expired - Fee Related JP2865208B2 (ja) | 1989-03-14 | 1989-03-14 | 吊橋のハンガーロープ引込装置 |
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-
1989
- 1989-03-14 JP JP1061222A patent/JP2865208B2/ja not_active Expired - Fee Related
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