JP2864868B2 - センサ信号処理装置 - Google Patents

センサ信号処理装置

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JP2864868B2
JP2864868B2 JP4118828A JP11882892A JP2864868B2 JP 2864868 B2 JP2864868 B2 JP 2864868B2 JP 4118828 A JP4118828 A JP 4118828A JP 11882892 A JP11882892 A JP 11882892A JP 2864868 B2 JP2864868 B2 JP 2864868B2
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signal
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秀樹 数藤
吉典 山村
健 伊藤
淳二 堤
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の操安性向上のた
めに搭載される車両運動制御装置等に使用するヨーレー
トセンサのセンサ信号処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のセンサ信号処理装置としては、例
えば、特開昭57−44568号公報にみられるよう
に、車両の横加速度若しくはヨーレートを検出し、その
検出信号を後輪舵角にフィードバックし、後輪を転舵さ
せる車両の操舵装置に用いられるものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなセンサ信号処理装置にあっては、ヨーレート検出用
のセンサ出力信号に含まれるドリフト成分の補償を全く
考慮していない為、センサ検出値にドリフトが発生する
と、上記車両の操舵装置の場合では、車両が直進状態で
あっても後輪が転舵されてしまうという問題が生じる。
【0004】本発明は、上記のような問題に着目してな
されたもので、ヨーレートセンサからの出力信号に基づ
いてヨーレートを算出するセンサ信号処理装置におい
て、ヨーレートセンサのドリフト量にかかわらず正確な
ヨーレートを算出することを共通の課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記共通の課題を解決す
るため請求項1記載のセンサ信号処理装置では、所定の
操舵振幅以下の操舵が、所定の速度変動以下の条件で所
定時間内継続した場合、その間の操舵角のプラス成分の
みの値とマイナス成分のみの値の比と、その間のヨーレ
ートのプラス成分のみの値とマイナス成分のみの値の比
を等しくする方向でヨーレートセンサのゼロ点信号を更
新するヨーレート補正信号算出手段を設けた。
【0006】即ち、図1(イ) のクレーム対応図に示すよ
うに、車両の操舵角を検出する操舵角検出手段aと、車
両の前後方向速度を検出する速度検出手段bと、車両の
発生ヨーレートに応じた信号を出力するヨーレートセン
サcと、前記速度検出手段bの出力と前記操舵角検出手
段aの出力と前記ヨーレートセンサcの出力とからヨー
レート補正信号を演算するヨーレート補正信号算出手段
d1と、前記ヨーレートセンサcの出力する信号と前記
ヨーレート補正信号とから発生ヨーレートを算出するヨ
ーレート算出手段eとからなるセンサ信号処理装置にお
いて、前記ヨーレート補正信号算出手段d1は、前記操
舵角が所定値以下の操舵振幅をもって正負に操舵されて
いる状態が所定時間以上継続し、かつ、その間の前記前
後方向の速度の変動が所定値以下であるという条件が満
たされた時、その所定時間内の前記操舵角のプラス成分
のみの信号から演算される値(Is+)とマイナス成分の
みの信号から演算される値(Is-)と、前記ヨーレート
のプラス成分のみの信号から演算される値(ψ+)とマ
イナス成分のみの信号から演算される値(ψ−)を算出
し、Is+対Is-の比とψ+対ψ−の比が等しくなるよう
にヨーレート補正信号を演算することを特徴とする。
【0007】請求項2記載のセンサ信号処理装置では、
請求項1記載のセンサ信号処理装置において、ヨーレー
ト補正信号算出手段d1は、前記Is+,Is-,ψ+,ψ
−の値として、プラス成分やマイナス成分のみの信号か
ら演算される積分値を用いてヨーレート補正信号を演算
するようにしている。
【0008】請求項3記載のセンサ信号処理装置では、
請求項1,2記載のセンサ信号処理装置において、ヨー
レート補正信号算出手段d1は、更新前のヨーレート補
正信号以外の複数のヨーレート補正信号を仮に設定し、
各々のヨーレート補正信号を用いて請求項1または請求
項2記載の演算を行ない、前記Is+対Is-の比と、前記
各々のヨーレート補正信号を用いて演算したψ+とψ−
の値を用いて新たなヨーレート補正信号を算出し、ヨー
レート補正信号の更新を行なうようにしている。
【0009】上記共通の課題を解決するため請求項4記
載のセンサ信号処理装置では、発生ヨーレートを操舵角
と前後方向速度と車両特性とから推定し、その推定発生
ヨーレートが予め定めた許容ヨーレート誤差以下である
場合、その時のヨーレートセンサの出力信号をゼロ点信
号として更新するヨーレート補正信号算出手段を設け
た。
【0010】即ち、図1(ロ) のクレーム対応図に示すよ
うに、車両の操舵角を検出する操舵角検出手段aと、車
両の前後方向速度を検出する速度検出手段bと、車両の
発生ヨーレートに応じた信号を出力するヨーレートセン
サcと、前記速度検出手段bの出力と前記操舵角検出手
段aの出力と前記ヨーレートセンサcの出力とからヨー
レート補正信号を演算するヨーレート補正信号算出手段
d2と、前記ヨーレートセンサcの出力する信号と前記
ヨーレート補正信号とから発生ヨーレートを算出するヨ
ーレート算出手段eとからなるセンサ信号処理装置にお
いて、前記ヨーレート補正信号算出手段d2は、発生ヨ
ーレートを前記操舵角検出値と前記前後方向速度検出値
搭載される車両のステアリングギア比とホイールベー
ス長とから推定演算し、前記操舵角検出手段aと前記速
度検出手段bからの出力誤差を考慮してヨーレートが発
生していない状態と判断される許容ヨーレート誤差を設
定し、推定演算により求められた発生ヨーレートが予め
定めた許容ヨーレート誤差以下であるという条件が満た
された時、前記ヨーレートセンサからの出力をゼロ点信
号として更新する手段であることを特徴とする。
【0011】請求項5記載のセンサ信号処理装置では、
請求項4記載のセンサ信号処理装置において、前記ヨー
レート補正信号算出手段d2は、前記前後方向速度が所
定値以下であるという条件が満たされた時、前記ヨーレ
ートセンサcからの出力をゼロ点信号として更新する手
としている。
【0012】
【作用】請求項1記載の発明の作用を説明する。
【0013】発生ヨーレートを算出する時は、ヨーレー
ト補正信号算出手段d1において、速度検出手段bの出
力と操舵角検出手段aの出力とヨーレートセンサcの出
力とからヨーレート補正信号が演算され、ヨーレート算
出手段eにおいて、ヨーレートセンサcの出力する信号
と前記ヨーレート補正信号とから発生ヨーレートが算出
される。
【0014】このうちヨーレート補正信号算出手段d1
での演算処理を述べると、操舵角が所定値以下の操舵振
幅をもって正負に操舵されている状態が所定時間以上継
続し、かつ、その間の前後方向の速度の変動が所定値以
下であるという条件が満たされた時、その所定時間内の
操舵角のプラス成分のみの信号から演算される値(Is
+)とマイナス成分のみの信号から演算される値(Is
-)と、ヨーレートのプラス成分のみの信号から演算さ
れる値(ψ+)とマイナス成分のみの信号から演算され
る値(ψ−)を算出し、Is+対Is-の比とψ+対ψ−の
比が等しくなるようにヨーレート補正信号が演算され
る。
【0015】考え方としては、所定の走行条件下では、
操舵角検出値とヨーレート検出値とは対応関係にある。
そこで、所定の走行条件下で、所定時間内の正負の操舵
角の各値と所定時間内の正負のヨーレートの各値とが互
いに符合する関係となるようにヨーレートセンサcのゼ
ロ点信号を更新する様にしている。
【0016】請求項2記載の発明の作用を説明する。
【0017】請求項2記載では、ヨーレート補正信号算
出手段d1において、前記Is+,Is-,ψ+,ψ−の値
として、プラス成分やマイナス成分のみの信号から演算
される積分値を用いてヨーレート補正信号が演算され
る。
【0018】請求項3記載の発明の作用を説明する。
【0019】請求項3記載では、ヨーレート補正信号算
出手段d1において、更新前のヨーレート補正信号以外
の複数のヨーレート補正信号が仮に設定され、各々のヨ
ーレート補正信号を用いて請求項1または請求項2記載
の演算が行なわれ、前記Is+対Is-の比と、前記各々の
ヨーレート補正信号を用いて演算したψ+とψ−の値を
用いて新たなヨーレート補正信号が算出され、ヨーレー
ト補正信号の更新がなされる。
【0020】請求項4記載の発明の作用を説明する。
【0021】発生ヨーレートの基本的な算出作用は、上
記と同様である。
【0022】このうちヨーレート補正信号算出手段d2
での演算処理を述べると、発生ヨーレートを操舵角検出
と前後方向速度検出値搭載される車両のステアリン
グギア比とホイールベース長とから推定演算し、操舵角
検出手段aと速度検出手段bからの出力誤差を考慮して
ヨーレートが発生していない状態と判断される許容ヨー
レート誤差を設定し、推定演算により求められた発生ヨ
ーレートが予め定めた許容ヨーレート誤差以下であると
いう条件が満たされた時、ヨーレートセンサcからの出
力がゼロ点信号として更新される。
【0023】考え方としては、例えば、低速直進走行時
には、ヨーレートの発生はない。そこで、ヨーレートが
発生しないような走行条件下でのヨーレートセンサ出力
をゼロ点信号として更新する様にしている。
【0024】請求項5記載の発明の作用を説明する。
【0025】請求項4記載のセンサ信号処理装置におい
て、ヨーレート補正信号算出手段d2、前後方向速度
が所定値以下であるという条件が満たされた時、ヨーレ
ートセンサcからの出力がゼロ点信号として更新され
る。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0027】(第1実施例)まず、構成を説明する。
【0028】図2は請求項1〜3に対応する本発明第1
実施例のセンサ信号処理装置が適用された後輪舵角制御
システムを示す図、図3は車両の後輪舵角を制御するコ
ントローラ内の構成を示すブロック図である。
【0029】図2に示された構成を説明すると、ステア
リングホイール1による回転運動はコラムシャフト2に
よってギアボックス3に伝達され、タイロッド4の直線
運動に変換される。タイロッド4の直線運動は、ナック
ルアーム5の揺動運動に変換され、前輪6が転舵され
る。この際、コラムシャフト2の回転角度は操舵角セン
サ15(操舵角検出手段に相当)によってコントローラ
8に伝達される。
【0030】車両11には、車両に生じる車両のヨー運
動で生じるヨーレートを検出するヨーレートセンサ7、
コントローラ8、サーボアクチュエータ9が搭載され、
アクチュエータ9には、ギアボックス10が接続されて
いる。アクチュエータ9の運動は、ギアボックス10,
タイロッド14,ナックルアーム13を介して後輪12
に伝達される。17はアクチュエータ9を位置制御する
ための実舵角を検出する実舵角センサである。16は車
両の走行速度を検出する車速センサ(速度検出手段に相
当)である。
【0031】車両走行中、ヨーレートが発生すると、ヨ
ーレートセンサ7により検出される。この検出信号は、
電圧に変換されてコントローラ8に送られると同時に、
操舵角センサ15により検出された操舵角と、車速セン
サ16により検出された車速とがコントローラ8に送ら
れる。コントローラ8は、これらの信号をもとにアクチ
ュエータ10を制御し、後輪12を操舵する。
【0032】図3において、入力されたヨーレート信号
は、ヨーレート算出演算部8a(ヨーレート算出手段に
相当)において、ゼロ点電圧算出部8d(ヨーレート補
正信号算出手段に相当)の出力するゼロ点電圧をもとに
ヨーレートに変換され、目標後輪舵角演算部8bに入力
される。同時に、車速センサ16,操舵角センサ15か
らの信号も目標後輪舵角演算部8bに入力される。後輪
舵角位置決めサーボ系8cは、アクチュエータ9を制御
し、後輪12の舵角を目標後輪舵角演算部8bの出力す
る目標後輪舵角に追従させる。また、ゼロ点電圧算出部
8dは、車速センサ16,操舵角センサ15,ヨーレー
トセンサ7からの入力信号をもとにゼロ点電圧を算出す
る。
【0033】次に、作用を説明する。
【0034】(A) ゼロ点電圧算出演算部8dの働き ヨーレートセンサ7の出力電圧をVy,更新前のゼロ点
電圧をVzoとする。通常、ヨーレート算出演算部8a
は、センサの出力電圧Vyからゼロ点電圧Vzoを減算
し、変換定数Cをかけることによりヨーレートψを算出
している。
【0035】ψ=C・(Vy−Vzo) しかしながら、ゼロ点電圧Vzoは、使用環境等の変化な
どによりドリフトするため、以下に示す方法によりヨー
レートセンサ7のゼロ点電圧を推定し、上記ゼロ点電圧
Vzoの値を更新することによりセンサドリフトの影響を
回避する。
【0036】ゼロ点電圧算出演算部8dでは、ゼロ点算
出演算のために、5msの制御周期毎に、以下の積分演算
を行なう。
【0037】 操舵角θのプラス成分のみの積分値(Is+) 操舵角θのマイナス成分のみの積分値(Is-) C・(Vy−Vzo)のプラス成分のみの積分値(ψ0+) C・(Vy−Vzo)のマイナス成分のみの積分値(ψ0
-) C・(Vy−Vzo−α)のプラス成分のみの積分値(ψ
1+) C・(Vy−Vzo−α)のマイナス成分のみの積分値
(ψ1-) C・(Vy−Vzo+α)のプラス成分のみの積分値(ψ
2+) C・(Vy−Vzo+α)のマイナス成分のみの積分値
(ψ2-) これらの積分値は、以下に示すセンサのゼロ点電圧推定
演算を行なった時点で、ゼロにリセットされる。
【0038】センサのゼロ点電圧算出演算は、過去20
秒間の間、車速変動が5km/h以下であり、かつ、操舵状
態が正負に行なわれおり、その操舵振幅が±30deg 以
下という状態が継続した場合に行なう。
【0039】上記条件が満たされなかった場合、上記各
積分値をゼロにリセットし終了する。 (B) ゼロ点推定演算 以下、ゼロ点推定演算について図6及び図7のフローチ
ャートに基づいて説明する。図6はゼロ点電圧算出演算
処理を示すフローチャートであり、図7は上述した積分
演算処理を示すフローチャートである。
【0040】図7の積分演算処理は、一定時間おき(こ
こでは5msおき)に起動され、前記積分演算を行なう。
その積分内容を図4に示す。図7のステップ群80での
積分演算を行なった結果、Is+,Is-,ψ0+,ψ0-,ψ
1+,ψ1-,ψ2+,ψ2-の各積分値が得られる。
【0041】また、積分演算と同一周期で、図7のステ
ップ群81での処理により操舵角θsの最大値θsmaxと
最小値θsminが更新され、図7のステップ群82での処
理により車速Vの最大値Vmax と最小値Vmin が更新さ
れる。
【0042】これらの値は、図6のゼロ点電圧算出演算
処理で用いられる。
【0043】ゼロ点電圧算出演算処理を図6のフローチ
ャートにしたがって説明する。
【0044】まず、ステップ60では、tcの値が4000
かどうか(5ms ×4000=20sec )によって積分の演算時
間が20秒間に達したか否かを判断する。20秒間に達
していなければ終了する。
【0045】次に、ステップ61,62では、θsmax,
θsminの値により操舵が正負に行なわれており、かつ、
操舵振幅が±30deg 以内か否かを確認する。これは、
操舵振幅があまりに大きいとタイヤの非線形領域にはい
ってしまうため操舵振幅に制限を設けた。
【0046】また、ステップ63では、Vmax ,Vmin
の値により、車速変動が5km/h以内であったか否かを確
認する。これは、車速が大きく変動してしまうと車両の
ヨーレートゲインが変化してしまうためである。
【0047】そして、ステップ61〜63の操舵角及び
車速の各条件を満たしていなければ、ステップ64へ進
み、各積分値をゼロにリセットし、さらに、ステップ6
5へ進み、tc=0にセットして終了する。
【0048】一方、ステップ61〜63の操舵角及び車
速の各条件を満たれていれば、ステップ66以降に進
み、センサのゼロ点電圧の推定値Vznを求め、ヨーレー
ト算出演算に用いるゼロ点電圧Vzoの値をVznに更新す
る。図5はヨーレート算出演算の内容を説明する図であ
る。
【0049】ステップ66では、上記積分演算により求
めたIs+,Is-,ψ0+,ψ0-,ψ1+,ψ1-,ψ2+,ψ2-
を基に、 K=Is+/Is-,L0=ψ0+/ψ0-,L1=ψ1+/ψ1-,L2=ψ2+/ψ2- の各値を計算する。
【0050】ステップ67では、K=L0かどうかを判断
し、K=L0の場合はゼロ点電圧は現状のままで正しいこ
とを示しているので、更新は行なわず終了する。
【0051】それ以外の場合は、ステップ68へ進み、
図5に示すように、K<L0の場合とK>L0とに分ける。
【0052】K<L0の場合は、真のゼロ点電圧は、Vz0
とVz1の間にあるので、 Vzn=Vz0+α(L0−K)/(L0−L1) により、直線補間を用いて新たなゼロ点電圧Vznを求め
る(ステップ69)。
【0053】K>L0の場合は、真のゼロ点電圧は、Vz2
とVz0の間にあるので、 Vzn=Vz0+α(K−L0)/(L2−L0) により、直線補間を用いて新たなゼロ点電圧Vznを求め
る(ステップ70)。
【0054】そして、ステップ71では、ステップ64
と同一処理により各積分値をゼロにリセットし、さら
に、ステップ72へ進み、上記演算により求められたゼ
ロ点電圧Vznを新たなゼロ点電圧Vzoとして更新し、ス
テップ65でtc=0にセットして終了する。
【0055】次に、効果を説明する。
【0056】操舵角θs が±30deg 以下の操舵振幅を
もって正負に操舵されている状態が20秒以上継続し、
かつ、その間の車速Vの変動が5km/h以下であるという
条件が満たされた時、その20秒内の操舵角θs のプラ
ス成分のみの積分値(Is+)とマイナス成分のみの積分
値(Is-)と、ヨーレートψのプラス成分のみの積分値
(ψ+)とマイナス成分のみの積分値(ψ−)を算出
し、Is+対Is-の比とψ+対ψ−の比が等しくなるよう
にヨーレートセンサ7のゼロ点電圧Vzoを更新するよう
にした為、ヨーレートセンサ7のドリフト量にかかわら
ず正しいヨーレートψを算出することが出来る。
【0057】この結果、ヨーレートψを制御情報とする
後輪舵角制御で、ヨーレート検出値がドリフトすること
で直進走行時に後輪が転舵されるということが解消さ
れ、高い後輪舵角制御精度を確保することが出来る。
【0058】尚、この第1実施例では、ヨーレートの積
分演算に用いる仮のゼロ点を3個設けて演算を行なった
が、もっと多数の仮のゼロ点を設けてそのうち最も妥当
な値を新たなゼロ点として用いる方法も考えられる。
【0059】また、本実施例の中で用いた積分演算の代
わりに、積分と同様な意味を持つ他の演算法(例えば、
平均値等)を用いることも勿論可能である。
【0060】次の第2実施例も同様であるが、ヨーレー
トのゼロ点更新を行なう際、単位時間あたりの更新量に
制限を設け、旧ゼロ点から新たなゼロ点に滑らかに更新
を行なうようにしても良い。
【0061】次の第2実施例も同様であるが、このセン
サ信号処理装置は、本実施例で示した後輪舵角制御シス
テムの他に、ヨーレートを制御情報とする制動力制御シ
ステム(左右輪に制動力差を与える)や駆動力制御シス
テム(左右輪に駆動力差を与える)等の他の制御システ
ムにも適用することが出来る。
【0062】(第2実施例)この第2実施例は、請求項
4及び請求項5に記載の発明に対応するセンサ信号処理
装置の例である。
【0063】構成的には、図2及び図3に示す第1実施
例と同様であるので、図示並びに説明を省略する。
【0064】作用を説明する。
【0065】(A) ゼロ点電圧算出演算部8dの働き ヨーレートセンサ7の出力電圧をVy,更新前のゼロ点
電圧をVzoとする。通常、ヨーレート算出演算部8a
は、センサの出力電圧Vyからゼロ点電圧Vzoを減算
し、変換定数Kをかけることによりヨーレートψを算出
している。
【0066】ψ=K・(Vy−Vzo) しかしながら、ゼロ点電圧Vzoは、使用環境等の変化な
どによりドリフトするため、以下に示す方法によりヨー
レートセンサ7のゼロ点電圧を推定し、上記ゼロ点電圧
Vzoの値を更新することによりセンサドリフトの影響を
回避する。
【0067】基本の考え方は、ヨーレートが発生してい
ない状態の出力電圧Vyをヨーレートセンサ7のゼロ点
電圧としてVzoの値を更新することである。ここで、発
生ヨーレートが許容ヨーレート誤差以下の場合をヨーレ
ートが発生していない状態と判断する。
【0068】極低速時に発生するヨーレートψ’は次式
で表される。
【0069】ψ’=Vθ/NL ここで、θは操舵角、Nはステアリンギア比、Lはホイ
ールベース長である。
【0070】許容ヨーレート誤差をψ'mとし、上式を書
き換えると次式になる。
【0071】V=NLψ'm/|θ| ここで、車速Vは許容ヨーレート誤差ψ'mを発生する速
度である。したがって、この車速V以下の時、発生ヨー
レートは許容ヨーレート誤差以下である。Vは車速セン
サ16のパルス信号より測定する。
【0072】ここで、車速パルス間隔に進む距離をxと
すると、上式は次式で表される。
【0073】NLψ'm/|θ|=x/tr ここで、trは、前記Vに相当する車速パルスが発生して
いる時のパルス間の時間である。上記式を変形すると、
次式が得られる。
【0074】tr=x|θ|/NLψ'm 例えば、実際の車両の諸元例として、x=0.78(m) ,L
=3.3(m),N=15.3,ψ'm=1(deg/sec) を代入する
と、 tr= 0.015|θ| となる。したがって、trは操舵角θによって定まる。こ
のtrを越えても車速パルスが発生しない場合、発生ヨー
レートは許容ヨーレート誤差以下であり、ゼロ点電圧V
zoを更新する。
【0075】(B) ゼロ点推定演算 以下、ゼロ点推定演算について図9及び図10のフロー
チャートに基づいて説明する。図9はゼロ点電圧算出演
算処理を示すフローチャートであり、図10は上述した
車速パルスが発生している時のパルス間の時間trの演算
処理を示すフローチャートである。
【0076】図10のtr演算処理は、一定時間おき(こ
こでは5msおき)に起動され、前記時間trの演算を行な
う。まず、ステップ100〜102では、時間trの演算
を行なう。
【0077】そして、ステップ103では、車速パルス
が発生(Vp=1)しているか否かを判定する。
【0078】車速パルスが発生している場合は、ステッ
プ104〜ステップ106へ進み、全ての条件をリセッ
トする。
【0079】車速パルスが発生していない場合は、ステ
ップ107へ進み、カウントアップを行なう。カウント
中に操舵角θが増えたら時間trを更新し、一番厳しい条
件とする。
【0080】ゼロ点電圧算出演算処理を図9のフローチ
ャートにしたがって説明する。
【0081】まず、ステップ90では、車速Vが5km/h
以下かどうかを判定する。5km/h以上の場合は終了す
る。
【0082】ステップ91では、tc=trかどうかを判定
する。tcがtrに満たない場合は終了する。
【0083】ステップ92では、tc=trとなると、Cを
カウントアップする。Cは2つの車速パルス間に何回tc
=trとなったかをカウントするカウンタである。
【0084】図8に示すように、C=1の時は、出力電
圧Vyの測定のみを行ない、ゼロ点電圧Vzoの更新は行
なわない(ステップ93→ステップ94)。
【0085】C>1の時は、前回測定した出力電圧Vy
を新たなゼロ点としてゼロ点電圧Vzoを更新し、さら
に、その時の出力電圧Vyを測定する(ステップ93→
ステップ95→ステップ94)。
【0086】この後、ステップ96でtcをリセットし、
ステップ97でθs をリセットして終了する。
【0087】次に、効果を説明する。
【0088】車速Vが5km/h以下の状態であって、発生
ヨーレートを操舵角θと車速Vと車両特性とから推定
し、その推定発生ヨーレートψ’が予め定めた許容ヨー
レート誤差ψ'm以下であるという条件が満たされた時、
ヨーレートセンサ7からの出力電圧Vyをゼロ点電圧V
zoとして更新するようにした為、ヨーレートセンサ7の
ドリフト量にかかわらず正しいヨーレートψを算出する
ことが出来る。
【0089】この結果、ヨーレートψを制御情報とする
後輪舵角制御で、ヨーレート検出値がドリフトすること
で直進走行時に後輪が転舵されるということが解消さ
れ、高い後輪舵角制御精度を確保することが出来る。
【0090】尚、この第2実施例では、C=1の時はゼ
ロ点電圧Vzoの更新は行なわなかったが、これは2つの
車速パルス間に車両が加減速することを考慮して、より
正確なゼロ点電圧を定める為である。C=1の時の出力
電圧Vyを新たなゼロ点としてゼロ点電圧Vzoを更新し
た場合でも、許容ヨーレート誤差以内でゼロ点電圧を定
めることが出来る。
【0091】
【発明の効果】請求項1記載の本発明にあっては、ヨー
レートセンサからの出力信号に基づいてヨーレートを算
出するセンサ信号処理装置において、所定の操舵振幅以
下の操舵が、所定の速度変動以下の条件で所定時間内継
続した場合、その間の操舵角のプラス成分のみの値とマ
イナス成分のみの値の比と、その間のヨーレートのプラ
ス成分のみの値とマイナス成分のみの値の比を等しくす
る方向でヨーレートセンサのゼロ点信号を更新するヨー
レート補正信号算出手段を設けた為、ヨーレートセンサ
のドリフト量にかかわらず正確なヨーレートを算出する
ことが出来るという効果が得られる。
【0092】請求項2記載の本発明にあっては、請求項
1記載のセンサ信号処理装置において、ヨーレート補正
信号算出手段は、前記Is+,Is-,ψ+,ψ−の値とし
て、プラス成分やマイナス成分のみの信号から演算され
る積分値を用いてヨーレート補正信号を演算するように
した為、プラス成分積算値とマイナス成分積算値に基づ
くヨーレート補正となり、より正確なヨーレートを算出
することが出来る。
【0093】請求項3記載の本発明にあっては、請求項
1,2記載のセンサ信号処理装置において、ヨーレート
補正信号算出手段は、更新前のヨーレート補正信号以外
の複数のヨーレート補正信号を仮に設定し、各々のヨー
レート補正信号を用いて請求項1または請求項2記載の
演算を行ない、Is+対Is-の比と、各々のヨーレート補
正信号を用いて演算したψ+とψ−の値を用いて新たな
ヨーレート補正信号を算出し、ヨーレート補正信号の更
新を行なうようにした為、基準となるゼロ点の精度が高
まることで、より正確なヨーレートを算出することが出
来る。
【0094】請求項4記載の本発明にあっては、ヨーレ
ートセンサからの出力信号に基づいてヨーレートを算出
するセンサ信号処理装置において、発生ヨーレートを操
舵角検出値と前後方向速度検出値搭載される車両のス
テアリングギア比とホイールベース長とから推定演算
し、操舵角検出手段と速度検出手段からの出力誤差を考
慮してヨーレートが発生していない状態と判断される許
容ヨーレート誤差を設定し、推定演算により求められた
発生ヨーレートが予め定めた許容ヨーレート誤差以下で
ある場合、その時のヨーレートセンサの出力信号をゼロ
点信号として更新するヨーレート補正信号算出手段を設
けた為、操舵角検出手段及び速度検出手段からの出力信
号の誤差を吸収すると共に搭載される車両のステアリン
グギア比とホイールベース長の各種仕様に対応するゼロ
点補正により、ヨーレートセンサのドリフト量にかかわ
らず正確なヨーレートを算出することが出来るという効
果が得られる。
【0095】請求項5記載の本発明にあっては、請求項
4記載のセンサ信号処理装置において、ヨーレート補正
信号算出手段は、前後方向速度が所定値以下であるとい
う条件が満たされた時、ヨーレートセンサからの出力を
ゼロ点信号として更新する手段とした為、請求項4記載
の発明の効果に加え、サンプリングされるヨーレートセ
ンサ出力が安定し、より正確なヨーレートを算出するこ
とが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のセンサ信号処理装置を示すクレーム対
応図である。
【図2】実施例のセンサ信号処理装置が適用された後輪
舵角制御システムを示す全体図である。
【図3】実施例のシステムのコントローラの内部構成を
示すブロック図である。
【図4】第1実施例のヨーレート算出演算に用いる操舵
角とヨーレートの各積分演算の内容を説明する図であ
る。
【図5】第1実施例のヨーレート算出演算でのゼロ点電
圧を求める手法を説明する図である。
【図6】第1実施例装置でのゼロ点電圧算出演算処理の
流れを示すフローチャートである。
【図7】第1実施例装置での積分値等の演算処理の流れ
を示すフローチャートである。
【図8】第2実施例装置でのゼロ点電圧の更新タイミン
グを説明する車速パルス特性図である。
【図9】第2実施例装置でのゼロ点電圧算出演算処理の
流れを示すフローチャートである。
【図10】第2実施例装置でのtr,tcの演算処理の流れ
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
a 操舵角検出手段 b 速度検出手段 c ヨーレートセンサ d1 ヨーレート補正信号算出手段 d2 ヨーレート補正信号算出手段 e ヨーレート算出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B62D 137:00 (72)発明者 堤 淳二 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日 産自動車株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−204177(JP,A) 特開 平4−136767(JP,A) 特開 平4−12216(JP,A) 特開 平4−306177(JP,A) 国際公開90/12698(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01P 21/00 B62D 6/00 G08G 1/0968

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の操舵角を検出する操舵角検出手段
    と、車両の前後方向速度を検出する速度検出手段と、車
    両の発生ヨーレートに応じた信号を出力するヨーレート
    センサと、前記速度検出手段の出力と前記操舵角検出手
    段の出力と前記ヨーレートセンサの出力とからヨーレー
    ト補正信号を演算するヨーレート補正信号算出手段と、
    前記ヨーレートセンサの出力する信号と前記ヨーレート
    補正信号とから発生ヨーレートを算出するヨーレート算
    出手段とからなるセンサ信号処理装置において、 前記ヨーレート補正信号算出手段は、前記操舵角が所定
    値以下の操舵振幅をもって正負に操舵されている状態が
    所定時間以上継続し、かつ、その間の前記前後方向の速
    度の変動が所定値以下であるという条件が満たされた
    時、その所定時間内の前記操舵角のプラス成分のみの信
    号から演算される値(Is+)とマイナス成分のみの信号
    から演算される値(Is-)と、前記ヨーレートのプラス
    成分のみの信号から演算される値(ψ+)とマイナス成
    分のみの信号から演算される値(ψ−)を算出し、Is+
    対Is-の比とψ+対ψ−の比が等しくなるようにヨーレ
    ート補正信号を演算することを特徴とするセンサ信号処
    理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のセンサ信号処理装置にお
    いて、 前記ヨーレート補正信号算出手段は、前記Is+の値とし
    て前記所定時間内の操舵角のプラス成分のみの積分値を
    用い、前記Is-の値として前記所定時間内の操舵角のマ
    イナス成分のみの積分値を用い、前記ψ+の値として前
    記所定時間内の前記ヨーレートのプラス成分のみの積分
    値を用い、ψ−の値として前記所定時間内の前記ヨーレ
    ートのマイナス成分のみの積分値を用いる手段であるこ
    とを特徴とするセンサ信号処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1,2記載のセンサ信号処理装置
    において、 前記ヨーレート補正信号算出手段は、更新前のヨーレー
    ト補正信号以外の複数のヨーレート補正信号を仮に設定
    し、各々のヨーレート補正信号を用いて請求項1または
    請求項2記載の演算を行ない、前記Is+対Is-の比と、
    前記各々のヨーレート補正信号を用いて演算したψ+と
    ψ−の値を用いて新たなヨーレート補正信号を算出し、
    ヨーレート補正信号の更新を行なうことを特徴とするセ
    ンサ信号処理装置。
  4. 【請求項4】 車両の操舵角を検出する操舵角検出手段
    と、車両の前後方向速度を検出する速度検出手段と、車
    両の発生ヨーレートに応じた信号を出力するヨーレート
    センサと、前記速度検出手段の出力と前記操舵角検出手
    段の出力と前記ヨーレートセンサの出力とからヨーレー
    ト補正信号を演算するヨーレート補正信号算出手段と、
    前記ヨーレートセンサの出力する信号と前記ヨーレート
    補正信号とから発生ヨーレートを算出するヨーレート算
    出手段とからなるセンサ信号処理装置において、 前記ヨーレート補正信号算出手段は、発生ヨーレートを
    前記操舵角検出値と前記前後方向速度検出値搭載され
    る車両のステアリングギア比とホイールベース長とから
    推定演算し、前記操舵角検出手段と前記速度検出手段か
    らの出力誤差を考慮してヨーレートが発生していない状
    態と判断される許容ヨーレート誤差を設定し、推定演算
    により求められた発生ヨーレートが予め定めた許容ヨー
    レート誤差以下であるという条件が満たされた時、前記
    ヨーレートセンサからの出力をゼロ点信号として更新す
    る手段であることを特徴とするセンサ信号処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のセンサ信号処理装置にお
    いて、 前記ヨーレート補正信号算出手段は、前記前後方向速度
    が所定値以下であるという条件が満たされた時、前記ヨ
    ーレートセンサからの出力をゼロ点信号として更新する
    手段であることを特徴とするセンサ信号処理装置。
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