JP2864740B2 - テレビカメラ用レンズのエクステンダ操作装置 - Google Patents

テレビカメラ用レンズのエクステンダ操作装置

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JP2864740B2
JP2864740B2 JP2403108A JP40310890A JP2864740B2 JP 2864740 B2 JP2864740 B2 JP 2864740B2 JP 2403108 A JP2403108 A JP 2403108A JP 40310890 A JP40310890 A JP 40310890A JP 2864740 B2 JP2864740 B2 JP 2864740B2
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manual switching
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JP2403108A
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信雄 松井
実 田中
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Fujinon Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテレビカメラ用レンズの
エクステンダ操作装置に係り、特にテレビカメラ用撮影
レンズ系の光路内に変倍レンズを挿入または退避させる
エクステンダ操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビカメラ、特にENG(エレクトリ
ック、ニュース、ギャザリング)カメラは、ニュース取
材、スポーツ取材、スポーツ中継及びドラマ取り等に主
に使用されるので、カメラマンの操作性、機動性に対応
できるものが必要であり、また、このようなカメラに使
われるレンズも同様である。
【0003】このようなEGNカメラ用レンズとして、
エクステンダを内臓したズームレンズがある。前記エク
ステンダを内蔵したENGカメラ用レンズは、図5に示
すようにエクステンダユニット10がENGカメラ用レ
ンズ12の後部側に接続されている。前記エクステンダ
ユニット10の機構は、撮影レンズ系のリレーレンズ部
のアフオーカス部に変倍レンズが挿入、退避できる構造
とされている。
【0004】また、前記変倍レンズの挿入、退避の切り
換えはエクステンダユニット10に取付けられた手動切
換レバー14によってカメラマンが手動により行ってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記E
NGカメラは前述したようにニュース取材、スポーツ取
材、スポーツ中継及びドラマ取り等に使用する時、カメ
ラのみをクレーン装置等により高所で移動させて撮影す
る場合がある。従って、このような場合、カメラマンが
前記変倍レンズを迅速に切り換えることができないとい
う欠点がある。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、カメラから離れた位置からエクステンダを操作
することができるテレビカメラ用レンズのエクステンダ
操作装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、テレビカメラ用撮影レンズ系の光路内に
変倍レンズを挿入または退避させる手動切換レバーを備
えたテレビカメラ用レンズのエクステンダ操作装置にお
いて、前記手動切換レバーに隣接する位置に着脱自在に
装着され、装着時に前記手動切換レバーと連結され、遠
隔操作される駆動手段を設け、前記駆動手段を遠隔操作
することにより前記手動切換レバーを操作して前記変倍
レンズをテレビカメラ用撮影レンズ系の光路内に挿入ま
たは退避させるようにしたことを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明によれば、エクステンダ操作装置をエク
ステンダユニットの手動切換手段に連結する。そして、
前記エクステンダユニットに内蔵された変倍レンズを切
り換える場合には、遠隔操作で前記エクステンダ操作装
置の駆動手段を駆動させて前記手動切換レバーを作動さ
せる。これにより、テレビカメラから離れた位置からエ
クステンダユニットの変倍レンズを切り換えることがで
きる。
【0009】
【実施例】以下添付図面に従って本発明に係るテレビカ
メラのエクステンダ操作装置の好ましい実施例について
詳説する。図1は本発明に係るテレビカメラ用レンズの
エクステンダ操作装置がENGカメラ用レンズに取付け
られた実施例が示され、図5に示した従来例中と同一若
しくは類似の部材については、同一の符号を付して説明
する。
【0010】図1に示すように、ENGカメラ用レンズ
12のエクステンダユニット10にはエクステンダ操作
装置16が連結されている。前記エクステンダ操作装置
16は、ENGカメラ用レンズ12の後部でエクステン
ダユニット10に隣接した位置に配置され、図2に示す
一対のボルト18、20によってENGカメラ用レンズ
12に着脱自在に取付けられる。図3に示すようにエク
ステンダ操作装置16は内部にギア伝達機構が配置さ
れ、このギア伝達機構の一枚のギア24に駆動ピン22
が突設され、この駆動ピン22はエクステンダ操作装置
16を取付けると、図2に示したエクステンダユニット
10の手動切換レバー14の回動域に位置し、手動切換
レバー14に当接可能となっている。
【0011】前記駆動ピン22は図3に示すように、軸
26に固着されたギア24の片面に突設され、ギア24
が左右両方向に回転することにより、図中矢印方向に回
動し手動切換レバー14を駆動する。前記軸26にはギ
ア24が固着され、このギア24はギア25及びギア2
7を介して駆動モータ30の駆動ギア32に連結され
る。従って、前記駆動モータ30を作動すると、その駆
動力がギア32→ギア27→ギア25→ギア24に伝達
され、前記駆動ピン22を適宜に回転させることができ
る。
【0012】また、モータ30は所定の位置、即ちエク
ステンダ用変倍レンズが光路中に位置したとき、及び光
路外に位置したことを検出するスイッチによって作動が
停止される。次に、前記の如く構成された本発明に係る
テレビカメラのエクステンダ操作装置の作用について説
明する。
【0013】先ず、前記エクステンダ操作装置16をE
NGカメラ用レンズ12に装着する前に、手動切換レバ
ー14を第2図中実線位置(右側の位置)、即ち変倍レ
ンズを光軸上から退避させる位置に予め手動で移動す
る。次に、駆動ピン22を図3に示す位置、即ち図2の
実線で示す前記手動切換レバー14の左側面に当接する
位置に、駆動モータ30を予め駆動して位置させる。
【0014】次いで、手動切換レバー14とピン22と
を前記所定の位置に設定した後、エクステンダ操作装置
16を一対のボルト18、20を用いてENGカメラ用
レンズ12に装着する。これによって、エクステンダ操
作装置16の取付けが完了する。そして、前記ENGカ
メラ用レンズ12を図示しないカメラ移動装置に載置
し、ENGカメラ用レンズ12のみを移動して撮影を開
始する。そして、その撮影状況に応じて、前記変倍レン
ズを光路内に挿入する場合には、リモートコントロール
ユニットをカメラマンが操作し、ケーブル40を介して
エクステンダ操作装置16に変倍レンズを挿入する信号
を送信する。前記信号を受信するとエクステンダ操作装
置16は、駆動モータ30を図3中時計方向回りに回転
させる信号を駆動モータ30に送信する。これにより、
前記ギア24は時計方向回りに回転するので、ピン22
が前記手動切換レバー14の左側面から退避して略3/4
回転した時に手動切換レバー14の右側面に当接する。
そして、前記ピン22は手動切換レバー14を押圧して
手動切換レバー14を第2図中左側の位置、即ち変倍レ
ンズを光軸上に移動させる位置に移動する。手動切換レ
バー14がこの位置まで移動すると、手動切換レバー1
4はエクステンダユニット10に内蔵された図示しない
ストッパに当接して移動不可能になると共に、変倍レン
ズ位置検出用スイッチの作用により駆動モータ30は停
止する。
【0015】これによって、変倍レンズの挿入が終了す
る。次に、前記変倍レンズを光軸上から退避させる場合
には、リモートコントロールユニットを操作し、ケーブ
ル40を介してエクステンダ操作装置16に変倍レンズ
を退避する信号を送信する。前記信号を受信するとエク
ステンダ操作装置16は、駆動モータ30を図3中反時
計方向回りに回転させる。これにより、前記ギア24は
反時計方向回りに回転するので、駆動ピン22が前記手
動切換レバー14の右側面から退避して略3/4 回転した
時に手動切換レバー14の左側面に当接する。そして、
前記駆動ピン22は手動切換レバー14を押圧して手動
切換レバー14を第2図中右側の位置、即ち変倍レンズ
を光軸上から退避させる位置に移動する。手動切換レバ
ー14がこの位置まで移動すると、手動切換レバー14
がストッパに当接して移動不可能になると共に、変倍レ
ンズ位置検出用スイッチの作用により駆動モータ30は
停止する。
【0016】これによって、変倍レンズの退避が終了す
る。このように本実施例では、変倍レンズの手動切換レ
バー14に遠隔操作可能なエクステンダ操作装置16を
着脱自在に連結したので、カメラのみを移動させて撮影
する場合でも、エクステンダを適宜に切り換えることが
できる。尚、このエクステンダ操作装置16に電動ズー
ム機構、電動フォーカス機構あるいはアイリス制御機構
等を一体に取付け、これらの電動ズーム機構、電動フォ
ーカス機構あるいはアイリス制御機構を図4に示すケー
ブル42、44、46を介して遠隔操作することによ
り、カメラ本体を非常にコンパクトに構成することがで
きる共に、カメラマンの調整操作を大幅に軽減すること
ができる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るテレビ
カメラ用レンズのエクステンダ操作装置によれば、エク
ステンダ操作装置を変倍レンズの手動切換レバーに着脱
自在に連結し、この手動切換レバーを遠隔操作可能な駆
動手段で作動させることにより前記変倍レンズを切り換
えるようにしたので、テレビカメラから離れた位置から
エクステンダを操作することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るテレビカメラ用レンズのエクステ
ンダ操作装置がENGカメラ用レンズに取付けられた実
施例を示す斜視図
【図2】本発明に係るテレビカメラ用レンズののエクス
テンダ操作装置の正面図
【図3】本発明に係るテレビカメラ用レンズのエクステ
ンダ操作装置の駆動系の実施例を示す説明図
【図4】本発明に係るテレビカメラ用レンズのエクステ
ンダ操作装置の実施例を示す側面図
【図5】従来のENGカメラ用レンズの実施例を示す斜
視図である。
【符号の説明】
10…エクステンダユニット 12…ENGカメラ用レンズ 14…手動切換レバー 16…エクステンダ操作装置 18、20…ボルト 22…ピン 24、28、32…ギア 30…駆動モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02B 7/14 G02B 7/28 G03B 17/12 H04N 5/225

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テレビカメラ用撮影レンズ系の光路内に変
    倍レンズを挿入または退避させる手動切換レバーを備え
    たテレビカメラ用レンズのエクステンダ操作装置におい
    て、 前記手動切換レバーに隣接する位置に着脱自在に装着さ
    れ、装着時に前記手動切換レバーと連結され、遠隔操作
    される駆動手段を設け、 前記 駆動手段を遠隔操作することにより前記手動切換レ
    バーを操作して前記変倍レンズをテレビカメラ用撮影レ
    ンズ系の光路内に挿入または退避させるようにしたこと
    を特徴とするテレビカメラ用レンズのエクステンダ操作
    装置。
JP2403108A 1990-12-18 1990-12-18 テレビカメラ用レンズのエクステンダ操作装置 Expired - Lifetime JP2864740B2 (ja)

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JPH04216517A JPH04216517A (ja) 1992-08-06
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