JP2864382B2 - 水性顔料インキ - Google Patents

水性顔料インキ

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は水性顔料インキに関し、更に詳細には潤滑性
に優れ、ペン先摩耗の少ない水性顔料インキに関する。
(従来の技術) 従来、水性インキとして、染料を着色剤とした染料タ
イプのインキが広く使用されてきたが、耐光性、耐水性
の点で不十分であり、近年顔料を着色剤としたタイプの
インキの使用が見られるようになってきた。
これらの水性インキは、着色剤として使用している顔
料がインキ中に分散しているため、筆記時、顔料がペン
先と紙面等の被筆記面との間に粒子のまま存在している
ことにより、潤滑性が悪くなるものである。このため、
潤滑性を向上せしめるため、脂肪酸セッケン、グリチル
リチン酸の塩等種々添加剤が検討されている。
(解決しようとする課題) しかし、これらの水性インキを、ポリアセタール等の
プラスチック製ペン先を有する筆記具用として用いる
と、ペン先と被筆記面の間に存在している顔料が研磨剤
として作用し、ペン先摩耗が激しく、紙等の繊維或いは
ペン先が粉状となりインキ通路に入るため、インキ出が
悪くなる。このことより、筆跡のカスレが生じたり、イ
ンキが残っているのにもかかわらず、筆記できなくなる
こともある。
(課題を解決するための手段) 即ち、本発明は、顔料と、分散剤と、下記一般式
(I)で示される物質と、水とから少なくともなる水性
顔料インキを要旨とするものである。
(R1〜R3のうち少なくとも2つはCOOHのアルキル塩を、
残基はHを示す。) 以下、本発明の各成分を詳述する。
顔料は、着色剤として使用するもので、公知の各種顔
料が使用可能であり、具体例としてはアゾ系顔料、縮合
ポリアゾ系顔料、フタロシアニン系顔料、キナクリドン
系顔料、アンスラキノン系顔料、ジオキサジン系顔料、
ペリノン、ペリレン系顔料等の有機顔料や、酸化チタ
ン、酸化鉄、カーボンブラック等の無機顔料及び蛍光顔
料などが挙げられ、これらは1種もしくは2種以上混合
して使用でき、その使用量は水性顔料インキ全量に対し
て2〜30重量%が好ましい。
分散剤としては一般に用いられている樹脂や界面活性
剤など顔料の分散剤として使用されているものが使用可
能であり、具体例としては、スチレン−アクリル酸の共
重合体の塩、スチレン−マレイン酸の共重合体の塩など
の樹脂や、ポリオキシエチレンアルキルエステル、アル
キルアリルスルホン酸塩などの界面活性剤といったもの
等が挙げられ、その使用量は水性顔料インキ全量に対し
て2〜20重量%が好ましい。
下記一般式(I)で示される物質は、ペン先の摩耗防
止のために使用するもので、アルカリ塩としては、ナト
リウム、カリウム、リチウム、アミン塩などがあり、そ
の使用量は、水性顔料インキ全量に対して0.05〜5重量
%が好ましく、使用量が少なくなると効果が低くなり、
5重量%より多くなると分散不良を発生する場合があ
る。
(R1〜R3のうち少なくとも2つはCOOHのアルカリ塩を、
残基はHを示す。) 水は主溶剤として使用するものである。
尚、上記各成分以外に必要に応じて、グリセリン、エ
チレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレ
ングリコール、プロピレングリコール、低分子量ポリエ
チレングリコール、尿素、エチレン尿素、チオ尿素又は
これらの誘導体、アミン類、アルコール類、エーテル
類、エステル類などの公知の溶剤や凍結防止剤、防腐
剤、防カビ剤、防錆剤、補色剤の染料など、種々の添加
剤を適宜選択して使用可能である。
次に、本発明の水性顔料インキの製造方法としては各
種の方法が採用できるが、その一例を挙げる。先ず、前
記各成分を配合し、これをボールミル、ホモミキサー、
サンドグラインダー、スピードラインミル、ロールミル
等の従来より公知の分散機により混合摩砕することによ
り得られる。
(作 用) 本発明の水性顔料インキが何故潤滑性に優れ、ペン先
の摩耗が少ないのかについては、定かではないが以下の
ように推察される。
即ち、下記一般式(I)で示される物質がペン先にな
んらかの作用をし、顔料とペン先の間に緩衝効果をもた
らすことにより、筆記時、潤滑性よく、ペン先摩耗を少
なくする。
(R1〜R3のうち少なくとも2つはCOOHのアルカリ塩を、
残基はHを示す。) (実施例) 以下、実施例に従い、本発明を更に詳細に説明する。
上記各成分をボールミル中で分散処理し、水性黒色顔
料インキを得た。
比較例1 実施例1より を除き、その量だけ水を増した他は実施例1と同様にし
て水性黒色顔料インキを得た。
上記各成分を実施例1と同様にして水性黒色顔料イン
キを得た。
比較例2 実施例2より を除き、その量だけグリチルリチン酸のナトリウム塩を
加えた他は実施例2と同様にして水性黒色顔料インキを
得た。
(効 果) 実施例1、2、比較例1、2で得られた水性顔料イン
キを市販の筆記具(ぺんてるウルトラファイン S570、
ぺんてる(株)製)に2.0g充填し、筆記試験を行なっ
た。結果を表1に示す。
上記のように、本発明の水性顔料インキは、潤滑性に
優れ、ペン先摩耗の少ないものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C09D 11/00 - 11/20 CA(STN)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】顔料と、分散剤と、下記一般式(I)で示
    される物質と、水とから少なくともなる水性顔料イン
    キ。 (R1〜R3のうち少なくとも2つはCOOHのアルカリ塩を、
    残基はHを示す。)
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