JP2864297B2 - 移動式建設機械の運転室 - Google Patents
移動式建設機械の運転室Info
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- JP2864297B2 JP2864297B2 JP9978191A JP9978191A JP2864297B2 JP 2864297 B2 JP2864297 B2 JP 2864297B2 JP 9978191 A JP9978191 A JP 9978191A JP 9978191 A JP9978191 A JP 9978191A JP 2864297 B2 JP2864297 B2 JP 2864297B2
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- Japan
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- cab
- top plate
- eaves
- opening
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- Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、油圧ショベルやその
他の移動式建設機械の運転室、さらにくわしく言えば、
前端上部に庇部をそなえた運転室に関する。
他の移動式建設機械の運転室、さらにくわしく言えば、
前端上部に庇部をそなえた運転室に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は作業機をはぶいた油圧ショベルの
一例を示し、無限軌道式の走行体1上には、旋回体2が
旋回自在に装架されている。旋回体2上には動力源、油
圧弁、その他の機器等が設置されており、旋回体2の前
部には運転室3が搭載されている。図4は図3の運転室
の拡大図である。運転室3の前端上部には、落石等に対
して運転室3の前窓を保護するための庇部3aが設けら
れている。
一例を示し、無限軌道式の走行体1上には、旋回体2が
旋回自在に装架されている。旋回体2上には動力源、油
圧弁、その他の機器等が設置されており、旋回体2の前
部には運転室3が搭載されている。図4は図3の運転室
の拡大図である。運転室3の前端上部には、落石等に対
して運転室3の前窓を保護するための庇部3aが設けら
れている。
【0003】図5は、庇部3aの開口部3bの周縁に、
複数の透視用スリット8aを設けた天板8を、溶接によ
り一体に固定した従来の運転室を示し、図6は、庇部3
aに左右方向に間隔を置いて比較的薄い鋼板からなるブ
ラケット9の一端を溶接により固定し、そのブラケット
9および庇部3aに鋼線製の網10を溶接した従来の運
転室を示す。
複数の透視用スリット8aを設けた天板8を、溶接によ
り一体に固定した従来の運転室を示し、図6は、庇部3
aに左右方向に間隔を置いて比較的薄い鋼板からなるブ
ラケット9の一端を溶接により固定し、そのブラケット
9および庇部3aに鋼線製の網10を溶接した従来の運
転室を示す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した運転室では、
落石等により庇部3aの天板8、ブラケット9等が変形
した場合、透視用スリット8aの開口面積、ブラケット
9間の空間の減少により、運転席からの上方視界が悪く
なる。これに対処するため、天板8、網10等を交換す
るには、それらを溶断等により剥がさなければならず、
容易に交換することができない。また、上方視界をより
良くするために、天板8、網10等を取り外したい際に
も取り外すことができない。さらに、小石の飛散に対し
て保護したいとか、大きな落石のみに対して保護したい
とかの要求により、透視用スリット8aの形状、網10
の網目等を変えたい場合にも、容易に交換することがで
きない。
落石等により庇部3aの天板8、ブラケット9等が変形
した場合、透視用スリット8aの開口面積、ブラケット
9間の空間の減少により、運転席からの上方視界が悪く
なる。これに対処するため、天板8、網10等を交換す
るには、それらを溶断等により剥がさなければならず、
容易に交換することができない。また、上方視界をより
良くするために、天板8、網10等を取り外したい際に
も取り外すことができない。さらに、小石の飛散に対し
て保護したいとか、大きな落石のみに対して保護したい
とかの要求により、透視用スリット8aの形状、網10
の網目等を変えたい場合にも、容易に交換することがで
きない。
【0005】この発明は、これらにかんがみてなされた
もので、庇部に対する透視用の天板の取付け、取り外し
を容易に行うことができる運転室を提供することを目的
とする。
もので、庇部に対する透視用の天板の取付け、取り外し
を容易に行うことができる運転室を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明は、複数の透視用スリットを設けた天板
を、庇部の開口部の周縁に、取り外しができるようにボ
ルトにより取付けたことを特徴とする。
め、この発明は、複数の透視用スリットを設けた天板
を、庇部の開口部の周縁に、取り外しができるようにボ
ルトにより取付けたことを特徴とする。
【0007】
【作用】必要に応じてボルトを取り外すことにより、天
板を容易に庇部から取り除くことができる。
板を容易に庇部から取り除くことができる。
【0008】
【実施例】つぎに、この発明の一実施例を図1により説
明する。
明する。
【0009】庇部3aの開口部3bの周縁には、複数の
透視用スリット4aを設けた天板4がボルト5により取
付けられている。すなわち、天板4の左右縁部、後縁部
と、それらの縁部に対応する開口部3bの縁部には、そ
れぞれボルト5を挿入するボルト穴が設けられている。
天板4は各ボルト5を取り外すことにより、容易に庇部
3aから取り除くことができる。
透視用スリット4aを設けた天板4がボルト5により取
付けられている。すなわち、天板4の左右縁部、後縁部
と、それらの縁部に対応する開口部3bの縁部には、そ
れぞれボルト5を挿入するボルト穴が設けられている。
天板4は各ボルト5を取り外すことにより、容易に庇部
3aから取り除くことができる。
【0010】図2は、透視用スリット6aを設けた天板
6の後端縁部に蝶番7の一端部を溶接により固定し、そ
の蝶番7の他端部をボルト5により開口部3bの後端縁
に取付けるとともに、天板6の左右端縁部をそれぞれ開
口部3bの左右縁部にボルト5により取付けたこの発明
の他の実施例を示す。この実施例でも、各ボルト5を取
り外すことにより、天板6を庇部3aから取り除くこと
ができる。また、天板6は、必要に応じて、左右のボル
ト5を取り外し、蝶番7を支点として鎖線で表すように
回動させて開放位置に格納することができる。これによ
り、開口部3bが開放される。
6の後端縁部に蝶番7の一端部を溶接により固定し、そ
の蝶番7の他端部をボルト5により開口部3bの後端縁
に取付けるとともに、天板6の左右端縁部をそれぞれ開
口部3bの左右縁部にボルト5により取付けたこの発明
の他の実施例を示す。この実施例でも、各ボルト5を取
り外すことにより、天板6を庇部3aから取り除くこと
ができる。また、天板6は、必要に応じて、左右のボル
ト5を取り外し、蝶番7を支点として鎖線で表すように
回動させて開放位置に格納することができる。これによ
り、開口部3bが開放される。
【0011】
【発明の効果】請求項1によれば、庇部への天板の取付
け、庇部からの天板の取り外しを容易に行うことができ
る。したがって、透視用スリットの大きさ、および形状
の異なる複数の天板を用意しておけば、必要に応じて所
望の天板に交換することができる。また、庇部に保護部
材が必要でない場合、視界を拡大したい場合等に、容易
に天板を取り除くことができる。さらに、請求項2によ
れば、必要に応じて天板を回動させて庇部の開口部の開
閉を行うことができる。
け、庇部からの天板の取り外しを容易に行うことができ
る。したがって、透視用スリットの大きさ、および形状
の異なる複数の天板を用意しておけば、必要に応じて所
望の天板に交換することができる。また、庇部に保護部
材が必要でない場合、視界を拡大したい場合等に、容易
に天板を取り除くことができる。さらに、請求項2によ
れば、必要に応じて天板を回動させて庇部の開口部の開
閉を行うことができる。
【図1】この発明の一実施例を図4の矢印A方向から見
た斜視図、
た斜視図、
【図2】この発明の他の実施例を示す図1相当の斜視
図、
図、
【図3】作業機をはぶいた従来の油圧ショベルを示す側
面図、
面図、
【図4】図3の運転室を示す拡大図、
【図5】従来の運転室の庇部の一例を示す図1相当の斜
視図、
視図、
【図6】従来の運転室の庇部の他の例を示す図1相当の
斜視図である。
斜視図である。
3 運転室 3a 庇部 3b 開口部 4 天板 4a 透視用スリット 5 ボルト 6 天板 6a 透視用スリット 7 蝶番
Claims (2)
- 【請求項1】 前端上部に庇部をそなえた移動式建設機
械の運転室において、複数の透視用スリットを設けた天
板を、庇部の開口部の周縁に、取り外しができるように
ボルトにより取付けたことを特徴とする運転室。 - 【請求項2】 天板の後端縁に蝶番の一端部を固定し、
蝶番の他端部をボルトにより庇部の開口部の後端縁に取
付けた請求項1記載の運転室。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9978191A JP2864297B2 (ja) | 1991-04-05 | 1991-04-05 | 移動式建設機械の運転室 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9978191A JP2864297B2 (ja) | 1991-04-05 | 1991-04-05 | 移動式建設機械の運転室 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04309624A JPH04309624A (ja) | 1992-11-02 |
JP2864297B2 true JP2864297B2 (ja) | 1999-03-03 |
Family
ID=14256487
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9978191A Expired - Fee Related JP2864297B2 (ja) | 1991-04-05 | 1991-04-05 | 移動式建設機械の運転室 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2864297B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100766392B1 (ko) | 2000-01-19 | 2007-10-11 | 얀마 가부시키가이샤 | 백호의 캐빈 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6409522B2 (ja) * | 2014-11-17 | 2018-10-24 | 井関農機株式会社 | 作業車両のキャビン |
-
1991
- 1991-04-05 JP JP9978191A patent/JP2864297B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100766392B1 (ko) | 2000-01-19 | 2007-10-11 | 얀마 가부시키가이샤 | 백호의 캐빈 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04309624A (ja) | 1992-11-02 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081218 Year of fee payment: 10 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |