JP2864006B2 - 直接静電印刷のための装置 - Google Patents

直接静電印刷のための装置

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JP2864006B2
JP2864006B2 JP8126519A JP12651996A JP2864006B2 JP 2864006 B2 JP2864006 B2 JP 2864006B2 JP 8126519 A JP8126519 A JP 8126519A JP 12651996 A JP12651996 A JP 12651996A JP 2864006 B2 JP2864006 B2 JP 2864006B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は静電印刷、特に直接
静電印刷(Direct Electrostatic Printing (DE
P))に使用される装置に関する。DEPでは、静電印
刷が電気的にアドレス可能なプリントヘッド構造によっ
てトナー運搬手段から受容メンバー支持体上に直接行な
われる。
【0002】
【従来技術】DEP(直接静電印刷)ではトナー又は現
像材料は像に従った方法で受容支持体上に直接付着され
るが、後者は像に従った静電潜像を全く持たない。支持
体は中間無端フレキシブルベルト(例えばアルミニウ
ム、ポリイミドなど)であることができる。その場合に
おいて像に従って付着されたトナーは別の最終的な支持
体上に転写されなければならない。好ましくはトナーは
最終受容支持体上に直接付着され、かくして最終受容支
持体(例えば無地紙、トランスパレンシーなど)上に像
を直接作る可能性を提供する。この付着工程後、最終的
な溶融工程がなされる。
【0003】これは、電荷保持表面上の静電潜像が好適
な材料によって現像され潜像を可視化する従来の電子記
録とは異なる方法である。さらに、パウダー像( powde
r image )が前記電荷保持表面に直接溶融され、次い
でそれが直接電子記録プリントを生じるか、又はパウダ
ー像が最終支持体に転写され、次いでその媒体に溶融さ
れるかのいずれかである。後者の方法は間接電子記録プ
リントを生じる。最終支持体は透明媒体、不透明重合体
フィルム、紙などであってもよい。
【0004】DEPは付加的な工程及び付加的な部材が
導入されて静電潜像を作る電子写真とは著しく異なる。
とりわけ、光導電体が使用され、帯電/露光サイクルは
必須である。
【0005】DEP装置は例えばUS−P368993
5に開示されている。この文献は下記のものを含む多層
粒子変調器又はプリントヘッド構造を有する静電ライン
プリンターを開示する: − 絶縁層と称せられる絶縁材料の層; − 絶縁層の一つの側に導電材料の連続層からなるシー
ルド電極; − 絶縁層の他の側に導電材料の分割された層によって
形成される多数のコントロール電極;及び − 少なくとも一列の開口部。 各コントロール電極は一つの開口部のまわりに形成さ
れ、互いのコントロール電極から孤立されている。
【0006】固定された電位がシールド電極に適用され
ている間、選択された電位がコントロール電極のそれぞ
れに適用される。トナー運搬手段と受容メンバー支持体
との間の全体に適用される推進電界(propulsion fiel
d )がプリントヘッド構造の一列の開口部を通して帯電
されたトナー粒子を発射する。粒子流れの強さはコント
ロール電極に適用される電位のパターンに従って変調さ
れる。帯電された粒子の変調された流れは変調された粒
子流れに介在された受容メンバー支持体に当たる。受容
メンバー支持体はプリントヘッド構造に対して直角方向
に運ばれ、線ごとの走査印刷を与える。シールド電極は
トナー運搬手段に面してもよく、コントロール電極は受
容メンバー支持体に面してもよい。直流電界(DC fi
eld )は受容メンバー支持体上の単一バック電極とプリ
ントヘッド構造との間に適用される。この推進電界はプ
リントヘッド構造とバック電極との間に置かれる受容メ
ンバー支持体へのトナーの引力を生じる。
【0007】DEP装置はハーフトーン像を印刷するた
めに好適である。ハーフトーン像に存在する濃度変化は
個々のコントロール電極に適用される電圧の変調によっ
て得ることができる。多くのDEPシステムでは高い濃
度解像度を得るために(即ち、高い識別濃度レベルから
なる像を作るために)大きな開口部(apertures )が使
用される。
【0008】しかしながら、テキスト品質のために高い
空間解像度が要求される。これは小さな開口部が前記プ
ラスチック材料、前記コントロール電極及び前記シール
ド電極を通して作らなければならないことを意味する。
【0009】もし高い空間解像度を得るために小さな開
口部がプリントヘッド構造に使用されるなら、そのとき
全体の印刷濃度はかなり低くなる。これは印刷スピード
もかなり低いこと又は複雑なプリントヘッド構造及び印
刷装置を生じる、多数の重なる列のアドレス可能な開口
部を実施しなければならないことのいずれかを意味す
る。
【0010】また、より大きな開口直径を有する開口部
を使用することによって、全体の画像について均一なグ
レー濃度を得るために多数列の開口部を与える必要があ
る。
【0011】増強された濃度及び/又は空間コントロー
ルを有するプリントヘッド構造は文献に記載されてい
る。US−P4860036では、例えば白いバンディ
ングなしで滑らかな全ページ(page−wide)濃度スケー
ルで画像を印刷できる少なくとも三つの(好ましくは四
つ以上)の列の開口部からなるプリントヘッド構造が記
載されている。この種のプリントヘッド構造の主な欠点
はトナー粒子適用モジュールを扱い、それがほとんど等
しい磁束(flux)で全ての印刷開口部の近くで帯電トナ
ー粒子を与えることができなければならないことであ
る。等しいトナー磁束の問題は幾つかの方法(例えばU
S−P5040004、US−P5214451、US
−P5136311、ヨーロッパ特許出願952005
56.9(1995年3月7日出願))で取り組まれて
いる。
【0012】DEP装置で達成可能な印刷スピードは多
数列の印刷開口部を有するプリントヘッド構造を使用す
る可能性によって左右され、また印刷品質もほとんど等
しい磁束で全ての印刷開口部の近くで帯電トナー粒子を
与えることによって左右されるだけでなく、印刷スピー
ド及び印刷品質は両方とも印刷開口部の近くで時間単位
あたりに存在する帯電トナー粒子の量にも左右される。
【0013】従って、簡単で信頼性のある方法で印刷開
口部の近くに多量のトナー粒子を与えることができるD
EP装置の必要性が存在する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は高い印
刷スピードで高い最大濃度及び高い空間解像度で印刷す
る、改良された直接静電印刷(DEP)装置を提供する
ことにある。
【0015】さらに本発明の目的は高い空間解像度、高
い濃度解像度及び高い最大濃度を良好な長期間安定性及
び信頼性と組合せたDEP装置を提供することにある。
【0016】さらに本発明の目的はDEP装置のための
プリントヘッド構造を提供することにあり、前記プリン
トヘッド構造はコンパクトなデザインと良好な長期間安
定性及び信頼性を組合せたものである。
【0017】本発明の別の目的はコンパクトなデザイン
と高い印刷スピード及び良好な長期間安定性を組合せた
帯電トナー適用モジュールを提供することにある。
【0018】さらに本発明の目的及び利点は以下の記述
から明らかになるだろう。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的は、(i) バック
電極(back electrode)(105)、(ii)プリントヘッ
ド構造(106)、(iii) 粒子流れをコントロール電極
(106a)によって電気的に変調でき、受容支持体
(109)の移動方向において長さ(extension )C
(mm)(107)を有する前記プリントヘッド構造
(106)内の印刷開口部(107)の配列(array
)、(iv)帯電トナーコンベヤー(103)を含む帯電
トナー粒子のための運搬手段(101)(前記帯電トナ
ーコンベヤーの基準面は前記帯電トナーコンベヤーに面
する、前記プリントヘッド構造(106)の前から距離
B(mm)に置かれている)、を含む直接静電印刷(D
EP)装置において、(i) 前記帯電トナーコンベヤー
(CTC)が線表面速度(linear surface speed)LS
C(mm/s)で前記プリントヘッド構造の近くを通過
する、(ii)前記帯電トナー粒子が線表面速度LSM(m
m/s)で回転するスリーブを有する磁気ブラシから前
記CTCに適用される、(iii) 前記像受容支持体が矢印
Aの方向において前記バック電極(105)と前記プリ
ントヘッド構造(106)との間で線速度LSS(mm
/s)で走行する、(iv)前記スリーブの前記表面速度
(LSM)と像受容支持体の前記速度(LSS)が比率
LSM/LSS≧0.50で互いに関係する、ことを特
徴とするDEP装置を提供することによって達成され
る。
【0020】好ましい態様では、比率LSM/LSSが
0.5より大きいだけでなく、像受容支持体の前記速度
(LSS)に対する前記CTCの前記表面速度(LS
C)の比率は0.50以上である。
【0021】さらに好ましい態様では、LSM/LSS
≧0.5及びLSC/LSS≧0.5であり、前記CT
Cの前記表面速度(LSC)に対する前記スリーブの前
記表面速度(LSM)の比率は0.50以上である。
【0022】この開示を通して下記定義が使用される: − “帯電トナーコンベヤー(CTC)”は一つの方向
で回転される、円柱形を有する帯電トナーのためのコン
ベヤーであり、前記帯電トナーは磁気ブラシ又は非磁気
単一成分トナー帯電部材によってそれに適用される。 − “CTCの曲率”は現像領域における前記円柱形C
TCの表面の曲率であり、前記円柱形の半径として表わ
される。 − “CTCの基準面”は前記CTC上にトナーが全く
存在しないときのCTCの表面である。 − “現像領域”はトナークラウド(toner cloud )
(104)が形成される、プリントヘッド構造(10
6)とトナー運搬手段(101)の間の体積である。図
2では現像領域の限定されない例が与えられている。そ
れは前記CTCに面する前記プリントヘッド構造(10
6)の表面、印刷開口部(107)の配列の端から前記
円柱形CTCのスリーブ(103b)の前記基準面まで
降りる垂直平面及び前記垂直平面によって決定される体
積内の前記基準面自体(112)によって決定される、
CTC(103)の基準面とプリントヘッド構造(10
6)の間の領域(体積)(111)である。
【0023】DEP装置における印刷スピード及び印刷
品質は印刷開口部の近くに時間単位あたりで存在する帯
電トナー粒子の量によって決定されることがわかった。
印刷開口部の近くに時間単位あたりで存在する帯電トナ
ー粒子の量を制御する可能性を提供するための容易で簡
単な方法はトナー粒子が回転磁気ブラシから上部に与え
られるCTCを使用することであることがわかった。良
好な印刷品質及び良好な最大濃度を与えるためには、前
記磁気ブラシのスリーブの線表面速度(LSM)(mm
/s)及び像受容支持体の線速度(LSS)(mm/
s)の比率を制御することが重要であることがわかっ
た。
【0024】トナー粒子が線表面速度(LSC)(mm
/s)を有する帯電トナーコンベヤー(CTC)によっ
てプリントヘッド構造(106)の近くで与えられる;
帯電トナー粒子が線表面速度(LSM)(mm/s)で
回転するスリーブを有する磁気ブラシによって前記CT
Cに適用される、及びトナー像受容支持体(109)が
速度(LSS)(mm/s)で走行する、DEP装置
は、前記像受容支持体の前記速度(LSS)に対する前
記スリーブの前記表面速度(LSM)の比率が0.50
以上であるとき、良好な印刷品質及び高い最大濃度を与
えることができることがわかった。
【0025】前記像受容支持体の所定スピード(LS
S)に関して及びLSM/LSSの所定比率に関して達
成可能な最大濃度は、前記像受容支持体の線速度(LS
S)に対するCTCの線表面速度(LSC)の比率も
0.50以上であるDEP装置を使用することによって
さらに高められることがわかった。
【0026】最大濃度及び画像品質は特に“バンディン
グ”(即ち、前記像受容支持体109の走行方向に垂直
な、異なる濃度の帯の形成)の見地からは、磁気ブラシ
のスリーブの線表面速度(LSM)がCTCの線表面速
度(LSC)に適応されるときに高めることができる。
画像品質は最大濃度及びバンディングの両方の見地から
は、LSM/LSC≧0.5のときにもおおいに高めら
れる。LSM/LSC≧1.00のとき、像中にバンデ
ィングがほとんど存在しなくなることがわかった。
【0027】本発明の最も好ましい例では、LSM/L
SS≧1.50、LSC/LSS≧1.00、LSM/
LSC≧1.00である。
【0028】画像の品質はCTCの表面粗さがANSI
/ASME B46.1−1985に従って測定すると
0.5μmより大きい、好ましくは1.0μmより大き
いときにさらに高めることができる。CTCの表面粗さ
は像の“くもり(cloudiness)”に有利に影響すること
がわかった。“くもり”とは像中のむらを意味し、特に
像が像受容支持体の走行方向に垂直な方向で像を検査し
たとき(Dmax )に見ることができる。
【0029】本発明によるDEP装置に使用されるCT
Cはいずれの形態も有することができ、例えば1以上の
車輪によって支持されたベルト、シューのベルトスライ
ド、シリンダー(cylinder)などが挙げられる。前記C
TCを作る材料は広く変えることができ、それは金属ベ
ルト、蒸着重合体ベルト、重合体ベルト、金属又は重合
体シリンダーなどであることができる。
【0030】より速いスピードで印刷できるためには、
DEP装置が多数列の印刷開口部を有するプリントヘッ
ド構造を含むことが必要である。
【0031】それゆえ、本発明によるDEP装置は複数
列の印刷開口部(107)を有するプリントヘッド構造
(106)を含むことが好ましい。
【0032】印刷装置はできるだけ小さくしておくこと
が好ましいので、どのような印刷装置であっても最も小
さな構成部品をできるだけ使用することが重要である。
その理由のため小さな直径を有する円柱形CTCがあら
ゆる電子記録装置に、従って本発明によるDEP装置に
使用されることが好ましいが、そのときほとんど等しい
磁束で全ての印刷開口部の近くに帯電トナー粒子を与え
る問題が再び生じる。所定数の列の印刷開口部を含むプ
リントヘッドで良好な印刷品質を与えることができる前
記現像領域内にCTCの最大曲率(即ち、最小半径)が
存在することを我々は実験的に見出した。前記所定数の
列の印刷開口部は実際には最初の列の開口部の中央から
最後の列の開口部の中央までを測定した受容支持体の移
動方向での印刷開口部の配列の長さである。実験の結果
として良好な印刷品質は前記プリントヘッド構造に完全
に平行でない円柱形のCTCで得ることができることが
わかった。但し、前記CTCは式Iによって与えられる
最大曲率(最小半径)を有することが条件である:
【数4】 式中、Rは前記円柱形CTCのスリーブの半径であり、
BはCTC(103)の基準面とプリントヘッド構造
(106)との間の距離(mm)であり、Cは上記のよ
うな矢印Aの方向で測定された印刷開口部(107)の
配列の長さ(mm)である。
【0033】好ましくは、Rは式IIを満足する:
【数5】
【0034】最も好ましくは、Rは式III を満足する:
【数6】
【0035】また前記プリントヘッド構造内の印刷開口
部の配列の全長さと前記CTCの曲率との間のこの関係
は前記プリントヘッド構造からの前記CTCの実際の距
離に依存している。
【0036】好ましくは、本発明によるDEP装置に使
用され、上記式を満足する円柱形CTCは半径R≧10
mmを有する。
【0037】前記円柱形CTCはいかなる当業者に公知
の方法でも摩擦なしで又は減じられた摩擦で移動可能に
することができる。それは例えばスリーブが摩擦なしで
上部で回転する内部シューを含むことができ、あるいは
それは車軸に装着されベアリングなどで回転される中空
シリンダーであることができる。
【0038】上記のようなDEP技術による印刷装置を
使用しなければならない用途によって、プリントヘッド
構造はトナー適用モジュールに使用される帯電トナーコ
ンベヤーのサイズ及びコストが最も小さくなるような方
法で製造される。例えば高い濃度解像度(即ち、高い示
差濃度レベル)ではないが中程度の空間解像度(即ち、
中程度のシャープネス)でフルカラー画像の高い印刷ス
ピードを有する印刷装置では、多数列の開口部を有し、
前記開口部の各々がかなり大きな直径を有するプリント
ヘッド構造と組合せて現像領域に小さな曲率を有するC
TCを使用することが勧められる。低い濃度解像度では
ないが高い空間解像度を有する印刷装置では、少数の列
の開口部(この開口部の各々は小さな直径を有する)だ
けを含むプリントヘッド構造と組合せて小さな直径を有
する低コストCTCを使用することが勧められる。
【0039】本発明の好ましい例に使用されるプリント
ヘッド構造は目詰りがなく印刷濃度の正確な制御で再現
可能な印刷ができるような方法で作られる。かかるプリ
ントヘッド構造はヨーロッパ特許出願9420376
4.9(1994年12月出願)に記載されており、こ
の文献は参考としてここに組入れる。
【0040】本発明によるDEP装置に使用されるプリ
ントヘッド構造中の印刷開口部はいかなる形状を有する
こともでき、例えば円形、長円形などが挙げられる。本
発明の好ましい例では印刷開口部107は正方形であ
る。
【0041】DEP装置の記述 本発明によるトナー粒子を使用するDEP法を実施する
ための装置の限定されない例は下記のものを含む(図
1): (i) 磁気ブラシ(104)、帯電トナーコンベヤー
(103)及び現像液(102)のための容器を含むト
ナー運搬手段(101)(この磁気ブラシは前記帯電ト
ナーコンベヤー上に帯電トナー粒子の層を形成する) (ii) バック電極(105) (iii) 金属フィルムで両面を被覆したプラスチック絶
縁フィルムから作られるプリントヘッド構造(10
6)。プリントヘッド構造(106)は示された具体例
ではトナー運搬手段に面する一つの連続電極面(以下
“シールド電極”(106b)と称する)及び示された
具体例では前記DEP装置内のトナー受容メンバーに面
する印刷開口部(107)のまわりの複雑なアドレス可
能な電極構造(以下“コントロール電極”(106a)
と称する)を含む。前記印刷開口部は列の全数が適用電
界に従って選択することができる配列構造で配列されて
いる。シールド電極(106b)とコントロール電極
(106a)の位置及び/又は形態は本発明によるトナ
ー粒子を使用するDEP法のための装置の他の具体例で
は図1に示された位置とは異なることができる。 (iv) 矢印Aによって示された方向で前記プリントヘ
ッド構造と前記バック電極との間の前記トナーのために
像受容メンバー(109)を運ぶための運搬手段(10
8) (v) 前記像受容メンバー上に前記トナーを定着するた
めの手段(110)。
【0042】図1ではプリントヘッド106上に二つの
電極(106a及び106b)を使用するDEP法のた
めの装置の具体例が示されているが、異なる構造のプリ
ントヘッド(106)を有する装置で本発明によるトナ
ー粒子を使用するDEP法を実施することができる。例
えば二つ以上の電極構造を含むプリントヘッドを有する
装置と同様に一つだけの電極構造を含むプリントヘッド
を有する装置でDEP法を実施することもできる。これ
らのプリントヘッド構造内の開口部は一定の直径を有す
ることができ、あるいはさらに広い入口又は出口直径を
有することができる。本発明によるDEP装置に使用さ
れるプリントヘッド構造は例えばEP−A390847
に記載のようにワイヤー電極のメッシュであることもで
きる。このDEP装置のバック電極(105)はプリン
トヘッド構造と協同して作ることもでき、前記バック電
極は例えばUS−P4568955及びUS−P473
3256に開示されるような電源に連結され電気的に絶
縁されている様々な針(styli )又はワイヤーから構成
されている。プリントヘッド構造と協同するバック電極
は1以上のフレキシブルPCB(印刷回路板)を含むこ
ともできる。
【0043】前記プリントヘッド構造(106)と帯電
トナーコンベヤー(103)との間及び前記プリントヘ
ッド構造(106)の複数の電極面間又は単一の電極面
上及びトナー受容メンバー(109)のうしろのバック
電極(105)と開口部(107)のまわりのコントロ
ール電極との間で異なる電界が適用される。図1に示
す、本発明によるジオメトリーを有する印刷装置を使用
するDEP法のために有用な装置の特別な具体例では、
電圧V1が帯電トナーコンベヤー103のスリーブに適
用され、電圧V2がシールド電極106bに適用され、
電圧V30 〜V3n がコントロール電極(106a)の
ために適用される。V3の値は時間ベース又はグレーレ
ベルベースで値V30 とV3n の間で像形成信号の変調
に従って選択される。電圧V4はトナー受容メンバーの
うしろのバック電極に適用される。本発明の他の具体例
では多数の電圧V20 〜V2n 及び/又はV40 〜V4
n を使用することができる。電圧V5は磁気ブラシのス
リーブの表面に適用される。
【0044】本発明によるDEP装置は、磁気キャリヤ
ー粒子及び非磁気トナー粒子を含む、多成分現像液を有
する単一磁気ブラシがCTCと接触して使用され、前記
CTC上に帯電トナーの層を与えるときにうまく操作す
ることができる。
【0045】本発明の好ましい具体例によるDEP装置
では、前記トナー運搬手段101は多成分現像液(例え
ばキャリヤー及びトナー粒子(トナー粒子はキャリヤー
粒子との接触によって摩擦帯電されている)を含む2成
分現像液又は1.5成分現像液(トナー粒子がキャリヤ
ー粒子との接触によってだけでなく、トナー粒子自身間
の接触によっても摩擦帯電されている))を有する二つ
の磁気ブラシを使用して前記帯電トナーコンベヤー上に
トナー粒子の層を作る。前記二つの磁気ブラシの第1の
ものは帯電トナー粒子を前記CTCにはね上げるために
使用され、トナー粒子と同じ極性を有する直流電源に連
結される、押上(pushing )磁気ブラシである。前記二
つの磁気ブラシの第2のものは前記CTCからトナー粒
子を除去するために使用され、トナー粒子の極性と反対
の極性を有する直流電源に連結される、引下(pulling
)磁気ブラシである。適用された各電圧を各スリーブ
の表面に適応することによって、結果として生じた押上
/引下機構が前記帯電トナーコンベヤー上に行儀の良い
(well behaved)帯電トナー粒子の高度に均質な層を適
用する方法を提供する。前記磁気ブラシの第1のもの
は、はね上げられたトナー粒子が前記プリントヘッド構
造内の印刷開口部の方へ前記CTCの移動方向に運ばれ
る前記CTCの側に設けられる。前記磁気ブラシの第2
のものはCTCの他の側に、即ち前記プリントヘッド構
造の印刷開口部の下を通過する未使用のトナー粒子が除
去される側に設けられる。
【0046】“はね上げ(jumping )”磁気ブラシ及び
“引下(pulling )”磁気ブラシが使用される本発明に
よるDEP装置では、省略形LSMが使用されるときの
意味は“はね上げ”磁気ブラシの線表面速度である。像
受容メンバーの線速度(LSS)及びCTCの線速度
(LSC)と前記“はね上げ”磁気ブラシの前記表面速
度LSMの関係を制御することが重要である。上で引用
された両方の他の速度に対する“引下”磁気ブラシの線
速度の関係はかかる厳格な制御を要求しない。
【0047】本発明によるDEP装置では、付加的な交
流電源が多数の磁気ブラシを使用する装置のスリーブの
いずれかに又は単一の磁気ブラシのスリーブに有利に接
続することができる。
【0048】本発明によるDEP装置で好ましく使用さ
れる磁気ブラシ104(又は複数の磁気ブラシ)は固定
コア及び回転スリーブを有するタイプのものである。
【0049】本発明の好ましい例によるDEP装置では
いかなるタイプの既知のキャリヤー粒子及びトナー粒子
もうまく使用することができる。しかしながら、“ソフ
ト(soft)”磁気キャリヤー粒子を使用することが好ま
しい。本発明の好ましい例によるDEP装置に有用な
“ソフト”磁気キャリヤー粒子はソフトフェライトキャ
リヤー粒子である。かかるソフトフェライト粒子は約5
0〜250 Oeの範囲の飽和保磁力を特徴とする少量
の磁気残留挙動を示す。さらに本発明の好ましい例によ
るDEP装置に使用するための極めて有用なソフト磁気
キャリヤー粒子は樹脂バインダー及びEP−B2896
63に記載のような異なる粒径を有する2種の磁鉄鉱の
混合物を含む複合キャリヤー粒子である。両磁鉄鉱の粒
径は0.05〜3μmの間で変化するだろう。キャリヤ
ー粒子は10〜300μm、好ましくは20〜100μ
mの平均体積直径(dv50 )を有する。上記のようなキ
ャリヤー粒子のさらに詳細な記述はEP−A67541
7(発明の名称“A method and device for direct ele
ctrostatic printing (DEP)”)に見つけることが
できる。この文献は参考としてここに組入れる。
【0050】本発明によるDEP装置では1fC≦|q
|≦20fC、好ましくは1fC≦|q|≦10fCに
相当する絶対平均電荷(|q|)を有するトナー粒子を
使用することが好ましい。トナー粒子の絶対平均電荷
は、名称“q-meter ”のもとでDr. R. Epping PES-Labo
ratorium D-8056 Neufahrn、ドイツによって販売される
装置で測定される。q-meter は測定されたトナー直径
(d(10μm単位))に関してトナー粒子電荷(q
(fC))の分布を測定するために使用される。10μ
mあたりの絶対平均電荷(|q|/10μm)から、絶
対平均電荷|q|が計算される。さらに電荷分布がせま
いこと、即ち変動係数(ν)(即ち平均値に対する標準
偏差の比率)が0.33以下である分布を示すことが好
ましい。好ましくは本発明による装置で使用されるトナ
ー粒子は1〜20μm、より好ましくは3〜15μmの
平均体積直径(dv50 )を有する。上記のようなトナー
粒子のさらに詳細な記述はEP−A675417(発明
の名称“A method and device for direct electrostat
ic printing (DEP)”)に見つけることができる。
この文献は参考としてここに組入れる。
【0051】上記トナー粒子を利用するDEP装置は黒
及び白を与えることができる方法でアドレス可能であ
る。従ってそれは黒白テキスト及びグラフィックスに有
用でかつ連続トーン画像を行なうための従来の2レベル
(bilevel )のハーフトーン化に有用な“バイナリー法
(binary way )”で操作することができる。
【0052】本発明によるDEP装置は多数のグレーレ
ベルを有する画像を与えるために特に好適である。グレ
ーレベル印刷はコントロール電極106a上に適用され
た電圧V3の振幅変調又はV3の時間変調によって制御
することができる。特定の周波数で時間変調のデューテ
ィサイクルを変えることによって、コントロール電極に
適用された電圧V3の時間変調と振幅変調の組合せによ
るグレーレベル印刷を制御することもできる。
【0053】DEPにとって代表的なマルチプルグレー
レベル能力の及び高空間解像度の組合せが例えば199
4年6月29日に出願された“Screening method for a
rendering device having restricted density resolu
tion”という名称のヨーロッパ特許出願9420187
5.5に記載のようなマルチレベルハーフトーン化技術
への道を開く。これは本発明によるDEP装置に高品質
画像を与える。
【0054】
【実施例】記載されている実施例を通して同じトナー及
びキャリヤー粒子を含む現像液が使用される。
【0055】キャリヤー粒子 29emu/gの飽和磁気、50μmの平均粒径を有す
るMgZn−フェライトからなる巨視的な“ソフト”フ
ェライトキャリヤーに1μm厚のアクリル被覆を与え
た。その材料はほとんど残留磁気を示さなかった。
【0056】トナー粒子 実験のために使用されるトナーは次の組成を有してい
た:18の酸価と5.1×1016ohm.cmの体積抵
抗率を有する、フマル酸とビスプロポキシル化ビスフェ
ノールAのコポリエステル樹脂97部を、Cu−フタロ
シアニン顔料(カラーインデックスPB 15:3)3
部と実験室用混練機内で110℃で30分間溶融ブレン
ドした。WO 94/027192に記載のように構造
式(CH33+1633Br- を有する抵抗率減少
物質を、結合剤に対して0.5%の量で加えた。前記ア
ンモニウム塩の5%と混合することによって、適用され
た結合剤樹脂の体積抵抗率が5×1014Ω.cmに低下
することがわかった。これは高い抵抗率減少能力(減少
倍率:100)を示している。
【0057】冷却後、凝固物質は ALPINE Fliessbett
gegenstrahlmuehle タイプ100AFG(商標)を使用
して微粉砕され、さらに ALPINE multiplex zig - z
ag分級器タイプ100MZR(商標)を使用して分級し
た。平均粒径はCoulter Counter model Multisizer
(商標)によって測定し、数平均で6.3μm、体積平
均で8.2μmであることがわかった。トナー物質の流
動性を改良するために、トナー粒子を0.5%の疎水性
コロイドシリカ粒子(BET−値 130m2 /g)と
混合した。
【0058】現像液 静電記録現像液はトナー粒子及びコロイドシリカの前記
混合物(4% w/w比率)をキャリヤー粒子と混合す
ることによって作られた。トナーキャリヤー混合物の摩
擦帯電は10分間標準タンブル機構内で前記混合物を混
合することによって行なった。現像液混合物を5分間、
磁気ブラシ内で動かし、その後トナーをサンプリングし
て、摩擦電気特性を、上記EP−A675417に記載
の方法に従って測定した。トナー粒子の平均電荷qは−
7.1fCであった。
【0059】プリントヘッド構造(106) 全ての実施例を通して、同じプリントヘッド構造を使用
した。プリントヘッド構造106は17μm厚の銅フィ
ルムで両面被覆した、50μm厚のポリイミドフィルム
から作った。受容メンバー支持体に面する、プリントヘ
ッド構造の後側に、環形のコントロール電極106aを
各開口部のまわりに配列した。前記コントロール電極の
それぞれは高電圧出力供給源から個々にアドレス可能と
した。トナー運搬手段に面する、プリントヘッド構造の
前側に、共通のシールド電極(106b)を存在させ
た。プリントヘッド構造106は4列の配列(four-row
ed-array)の開口部を有していた。上で規定したような
印刷開口部の前記配列の長さ(C(mm))は1.95
mmであった。開口部は200μmの開口直径を有して
いた。銅環電極の幅は175μmであった。開口部の列
を食い違いにして(staggered )200dpiの全体解
像度を得た。
【0060】プリントヘッド構造の製造方法のために、
当業者に公知の従来の銅エッチング及び機械的孔あけの
方法を使用した。
【0061】トナー運搬手段(101) 全ての実施例において、トナー運搬手段101は円柱形
帯電トナーコンベヤー(103)を含んでいた。帯電ト
ナーコンベヤー103は+20V DC−オフセットで
3.0kHzの周波数で600Vの方形波振動電界(sq
uare wave oscillating field)を有する交流電源に
接続された。CTCは2.2μmの表面粗さ(Ra−
値)及び30mmの直径を有し、TEFLON(Du Pont ,Wi
lmington,米国の商標)で被覆した、アルミニウムから
作られたスリーブを有するシリンダー(cylinder)であ
った。
【0062】異なる実施例において、帯電トナーコンベ
ヤー手段(CTC)の線表面速度(LSC)(mm/
s)を変化させた。そして2以上の実施例において、前
記CTCの表面粗さを一定線表面速度で変化させた。
【0063】二つの混合棒及び一つの計量ローラーを含
む固定コア/回転スリーブ型磁気ブラシ(104)から
このコンベヤーに帯電トナーを推進した。一つの棒はユ
ニットを通って現像液を移動するために使用され、別の
棒は現像液とトナーを混合するために使用された。
【0064】磁気ブラシ104はいわゆる磁気ローラー
から構成され、それはこの場合には磁気ローラーから使
用された現像液を減らすことができる開放位置(磁極が
全く存在しない)で、三つの磁極を有する固定磁気コア
をローラー集成体内に有していた(開放位置は周囲の1
/4であり、前記CTC(103)とは反対の位置に設
定した)。
【0065】前記磁気ブラシのスリーブは20mmの直
径を有し、移動を助けるために微粒子で粗くされたステ
ンレス鋼から作られ(Ra=3μm)、磁気ブラシのス
リーブの外表面で測定すると前記CTCと前記磁気ブラ
シの間の領域において0.045Tの外部磁界強さを示
した。
【0066】スクレーパブレードは現像液を磁気ローラ
ーに残すために使用された。他の面においてドクターブ
レードは前記磁気ブラシの表面上に少量の現像液を計量
するために使用された。実施例によっては、スリーブは
異なる線表面速度(LSM)(mm/sec)で回転さ
せ、内部要素は現像ユニット内の良好な内部移動に一致
するようなスピードで回転させた。磁気ブラシ104は
−120Vの直流電力供給源に接続した。前記CTCの
基準面は前記磁気ブラシの基準面から600μmの距離
に設けた。
【0067】印刷装置 プリントヘッド構造106の前側と帯電トナーコンベヤ
ー103のスリーブ(基準面)の間の距離Bを400μ
mにした。バック電極105とプリントヘッド構造10
6の後側(即ち、コントロール電極106a)の間の距
離を150μmにし、紙は50mm/秒で走行した。シ
ールド電極106bは接地した:V2=0V。個々のコ
ントロール電極に0V〜−300Vの(像に従った)電
圧V3を適用した。バック電極105は+600Vの高
電圧源に接続した。CTCのスリーブに3.0kHzで
600Vの交流電圧を+20V DCオフセットで適用
した。
【0068】CTCの線表面速度(LSC)、磁気ブラ
シのスリーブの線表面速度(LSM)、紙速度(LS
S)及び比率LSM/LSS、LSC/LSS及びLS
M/LSCを各実施例及び比較実施例について表1にま
とめた。
【0069】上記現像液及びDEP装置で紙上に作った
プリントアウトを、Macbeth Densitometer(タイプ T
R1224)で反射モードで測定される、最大獲得濃度
及び画像濃度の均一性について判断した。その結果は表
2に与える。この表ではバンディングについてのデータ
を下記ランク付けに従ってまとめている: 1:許容できない:激しいバンディング。 2:劣る:まだ明らかにバンディングを見ることができ
る。 3:許容できる:ほとんどバンディングを見ることがで
きない。 4:良好:かろうじてバンディングを見ることができ
る。 5:極めて良好:均一な画像濃度がバンディングをほと
んど全く見ることができない状態で得られる。
【0070】Dmax 及びバンディングについての結果と
ともに、くもり(cloudiness)についての結果を表3に
与えた。この表においてくもりについてのデータは下記
ランク付けに従ってまとめた: 1:許容できない:激しいくもり。 2:劣る:まだ明らかにくもりを見ることができる。 3:許容できる:ほとんどくもりを見ることができな
い。 4:良好:かろうじてくもりを見ることができる。 5:極めて良好:均一な画像濃度がくもりをほとんど全
く見ることができない状態で得られる。
【0071】実施例1〜10及び比較実施例1〜6では
直径30mmを有するCTCを使用した(即ち、Rreal
=15mm)。プリントヘッド構造とCTCの表面の間
の距離Bは0.4mmであり、上で規定したような4列
の印刷開口部の配列の長さ(C)(mm)は1.95m
mであった。式I,II及びIII に従って、最小のRを計
算すると、Rmin はそれぞれ1.95,4.37及び1
0.27mmであることがわかった。これは、これらの
実施例における印刷状況ではRrealが式III で計算され
たRmin よりずっと大きいことを意味する。
【0072】実施例 1(E1) 帯電トナーコンベヤー(トナー運搬手段)を50mm/
sの線表面速度LSCで回転した。帯電トナーコンベヤ
ー103を0V DC−オフセットで3.0kHzの周
波数で600Vの方形波振動電界を有する交流電力供給
源に接続した。
【0073】固定コア/回転スリーブ型磁気ブラシ(1
04)からこのコンベヤーに帯電トナーを推進した。前
記磁気ブラシのスリーブは50mm/sの線速度LSM
で回転した。
【0074】紙(像受容支持体109)は50mm/s
の線速度で走行した。最大濃度(Dmax )及びバンディ
ングに関して、印刷の結果を表2にまとめる。
【0075】実施例 2(E2) 実施例2では、前記CTCを50mm/sの線速度で回
転し、磁気ブラシのスリーブを75mm/sの線速度L
SMで再び回転した以外は、実施例1に記載と同じプリ
ントヘッド構造、CTC及び磁気ブラシを用いてプリン
トを作った。
【0076】紙(像受容支持体109)を50mm/s
の線速度で走行した。最大濃度(D max )及びバンディ
ングに関して、印刷の結果を表2に掲載する。
【0077】実施例 3(E3) 実施例3では、前記CTCを50mm/sの線速度で回
転し、磁気ブラシのスリーブを150mm/sの線速度
LSMで再び回転した以外は、実施例1に記載と同じプ
リントヘッド構造、CTC及び磁気ブラシを用いてプリ
ントを作った。
【0078】紙(像受容支持体109)を50mm/s
の線速度で走行した。最大濃度(Dmax )及びバンディ
ングに関して、印刷の結果を表2に掲載する。
【0079】実施例 4(E4) 実施例4では、前記CTCを50mm/sの線速度で回
転し、磁気ブラシのスリーブを300mm/sの線速度
LSMで再び回転した以外は、実施例1に記載と同じプ
リントヘッド構造、CTC及び磁気ブラシを用いてプリ
ントを作った。
【0080】紙(像受容支持体109)を50mm/s
の線速度で走行した。最大濃度(Dmax )及びバンディ
ングに関して、印刷の結果を表2に掲載する。
【0081】実施例 5(E5) “はね上げ(jumping )”及び“引下(pulling )”磁
気ブラシを使用した以外は実施例4を繰り返した。第1
の磁気ブラシは帯電トナー粒子を前記CTCに供給する
ために使用し、第2の磁気ブラシは前記帯電トナー粒子
の大部分を前記CTCから除去するために使用された。
両磁気ブラシは上記のものと同じ構成から作られてい
た。前記ブラシの第1のものは、はね上げられたトナー
粒子が前記CTCの移動方向において前記プリントヘッ
ド構造中の印刷開口部の方に運搬される前記CTCの側
に設けられた。前記ブラシの第2のものは、前記CTC
の他の側に、即ち前記プリントヘッド構造の印刷開口部
の下を通りすぎる未使用のトナー粒子が除去される側に
設けられた。前記磁気ブラシの第1のもののスリーブは
−200Vの直流電力供給源に接続され、前記磁気ブラ
シの第2のもののスリーブは+200Vの直流電力供給
源に接続された。前記CTCのスリーブは20V DC
−オフセットで3.0kHzの周波数で600Vの方形
波推進電界で交流電力供給源に接続された。
【0082】前記磁気ブラシの第1のもの(“はね上
げ”磁気ブラシ)は300mm/sの線速度LSCで回
転され、第2のものは250mm/sの線速度で回転さ
れた。前記CTCの方への前記磁気ブラシの両方の距離
を500μmに設定し、前記プリントヘッド構造への前
記CTCの距離を400μmに設定した。CTCを50
mm/sの線速度で回転させた。
【0083】紙(像受容支持体109)を50mm/s
の線速度で走行した。最大濃度(Dmax )及びバンディ
ングに関して、印刷の結果を表2に掲載する。
【0084】実施例 6(E6) 実施例6では、前記CTCを75mm/sの線速度で回
転し、磁気ブラシのスリーブを75mm/sの線速度L
SMで再び回転した以外は、実施例1に記載と同じプリ
ントヘッド構造、CTC及び磁気ブラシを用いてプリン
トを作った。
【0085】紙(像受容支持体109)を50mm/s
の線速度で走行した。
【0086】最大濃度(Dmax )及びバンディングに関
する印刷の結果を表2に掲載し、表3にはこれらの測定
値をくもりの測定値とともに再び掲載した。
【0087】実施例 7(E7) 実施例7では、前記CTCを150mm/sの線速度で
回転し、磁気ブラシのスリーブを150mm/sの線速
度LSMで再び回転した以外は、実施例1に記載と同じ
プリントヘッド構造、CTC及び磁気ブラシを用いてプ
リントを作った。
【0088】紙(像受容支持体109)を50mm/s
の線速度で走行した。最大濃度(Dmax )及びバンディ
ングに関して、印刷の結果を表2に掲載する。
【0089】実施例 8(E8) 実施例8では、前記CTCを300mm/sの線速度で
回転し、磁気ブラシのスリーブを400mm/sの線速
度LSMで再び回転した以外は、実施例1に記載と同じ
プリントヘッド構造、CTC及び磁気ブラシを用いてプ
リントを作った。
【0090】紙(像受容支持体109)を50mm/s
の線速度で走行した。最大濃度(Dmax )及びバンディ
ングに関して、印刷の結果を表2に掲載する。
【0091】比較実施例 1(C1) 比較実施例1では、前記CTCを50mm/sの線速度
で回転し、磁気ブラシのスリーブを22.5mm/sの
線速度LSMで再び回転した以外は、実施例1に記載と
同じプリントヘッド構造、CTC及び磁気ブラシを用い
てプリントを作った。
【0092】紙(像受容支持体109)を50mm/s
の線速度で走行した。最大濃度(Dmax )及びバンディ
ングに関して、印刷の結果を表2に掲載する。
【0093】比較実施例 2(C2) 比較実施例2では、前記CTCを150mm/sの線速
度で回転し、磁気ブラシのスリーブを22.5mm/s
の線速度LSMで再び回転した以外は、実施例1に記載
と同じプリントヘッド構造、CTC及び磁気ブラシを用
いてプリントを作った。
【0094】紙(像受容支持体109)を50mm/s
の線速度で走行した。最大濃度(Dmax )及びバンディ
ングに関して、印刷の結果を表2に掲載する。
【0095】比較実施例 3(C3) 比較実施例3では、前記CTCを22.5mm/sの線
速度で回転し、磁気ブラシのスリーブを50mm/sの
線速度LSMで再び回転した以外は、実施例1に記載と
同じプリントヘッド構造、CTC及び磁気ブラシを用い
てプリントを作った。
【0096】紙(像受容支持体109)を50mm/s
の線速度で走行した。最大濃度(Dmax )及びバンディ
ングに関して、印刷の結果を表2に掲載する。
【0097】比較実施例 4(C4) 比較実施例4では、前記CTCを22.5mm/sの線
速度で回転し、磁気ブラシのスリーブを150mm/s
の線速度LSMで再び回転した以外は、実施例1に記載
と同じプリントヘッド構造、CTC及び磁気ブラシを用
いてプリントを作った。
【0098】紙(像受容支持体109)を50mm/s
の線速度で走行した。最大濃度(Dmax )及びバンディ
ングに関して、印刷の結果を表2に掲載する。
【0099】比較実施例 5(C5) 比較実施例5では、前記CTCを75mm/sの線速度
で回転し、磁気ブラシのスリーブを50mm/sの線速
度LSMで再び回転した以外は、実施例1に記載と同じ
プリントヘッド構造、CTC及び磁気ブラシを用いてプ
リントを作った。
【0100】紙(像受容支持体109)を50mm/s
の線速度で走行した。最大濃度(Dmax )及びバンディ
ングに関して、印刷の結果を表2に掲載する。
【0101】比較実施例 6(C6) 比較実施例6では、前記CTCを300mm/sの線速
度で回転し、磁気ブラシのスリーブを50mm/sの線
速度LSMで再び回転した以外は、実施例1に記載と同
じプリントヘッド構造、CTC及び磁気ブラシを用いて
プリントを作った。
【0102】紙(像受容支持体109)を50mm/s
の線速度で走行した。最大濃度(Dmax )及びバンディ
ングに関して、印刷の結果を表2に掲載する。
【0103】実施例 9(E9) 実施例9では、実施例6を繰り返したが、CTCの表面
粗さは2.2μmの代わりに0.38μmとした。CT
Cは75mm/sの線速度で回転し、磁気ブラシのスリ
ーブを75mm/sの線速度LSMで回転した。
【0104】紙(像受容支持体109)を50mm/s
の線速度で走行した。最大濃度、バンディング及びくも
りに関する印刷結果を表2に掲載する。
【0105】実施例 10(E10) 実施例10では、実施例9を繰り返したが、CTCの表
面粗さは0.38μmの代わりに3.6μmとした。
【0106】
【表1】
【0107】
【表2】
【0108】
【表3】
【0109】実施例11〜20及び比較実施例7及び8
では、異なる直径、異なるヘッド構造を有し、プリント
ヘッド構造とCTCの表面の間の距離を変化した異なる
CTCを有するDEP装置を用いた印刷品質を調査し
た。
【0110】実施例11〜14及び比較実施例3では、
LSM/LSSは10であり、LSC/LSSは5であ
り、LSM/LSCは2であった。実施例15及び16
及び比較実施例2では、LSM/LSSは8.4であ
り、LSC/LSSは5であり、LSM/LSCは1.
68であった。実施例17〜20では、LSM/LSS
は7.8であり、LSC/LSSは5であり、LSM/
LSCは1.57であった。
【0111】実施例11〜20及び比較実施例7及び8
の詳細は後述する。
【0112】トナー、キャリヤー粒子、現像液混合物及
び磁気ブラシは実施例1〜10及び比較実施例1〜6の
ために使用されたものと同じものであった。プリントヘ
ッド構造は印刷開口部の列数を除いて、前述の実施例及
び比較実施例に使用されたものと同じ構造を基本的に有
していた。またトナー運搬手段は半径(曲率)の変動を
除いて原理的に同じものであった。全ての電圧及び磁気
強さも前述の実施例及び比較実施例に使用されたものと
等しかった。
【0113】次の実施例11〜20及び比較実施例7及
び8における変動を以下に与え、表4にまとめる。
【0114】上記現像液及びDEP装置で作ったプリン
トアウトを画像濃度の均一性について判断した。その結
果を表5に記載する。この表ではデータを下記ランク付
けに従ってまとめている: 1:許容できない:異なる列の開口部が全く濃度を与え
ない。 2:劣る:トナー粒子は全ての印刷開口部を通過してい
るが、前記列のいくつかの開口部は極めて小さい濃度値
を有するので、前記列の開口部の前記コントロール電極
に異なる電圧を適用することによる前記低濃度印刷開口
部の修正は均一な画像濃度を生じない。 3:許容できる:全体画像濃度はいくつかの印刷開口部
のいくつかのコントロール電極に適用される電圧を変え
ることによって均一に調整することができるが、全体の
印刷スピードはかなり低下する。 4:良好:均一な画像濃度になるためにはいくつかのコ
ントロール電極について小さな修正を行わなければなら
ない。 5:優秀:どの印刷開口部のコントロール電極にも小さ
な変更をしないで均一な画像濃度が得られる。
【0115】それぞれの実施例に使用される、印刷装置
の関連パラメーター、CTCの半径(R)、プリントヘ
ッド構造とCTCの基準面の間の距離(B)及び印刷開
口部の列(rows)の配列(array )の長さ(C)を表4
にまとめる。
【0116】表5では、Rが式I,II及びIII をどれだ
け良く満足するかを示す数字とともにそれぞれの実施例
の印刷品質を示す。
【0117】実施例 11(E11) 6列の開口部及び3.25mmの印刷方向における長さ
(C)を有するプリントヘッド構造をCTCから0.3
5mmの距離(B)に置き、CTCの半径を10mmと
した。紙は10mm/secで走行した。
【0118】実施例 12(E12) 実施例12では、実施例11に記載のものと同じプリン
トヘッド構造及びCTCを用いてプリントを作ったが、
前記プリントヘッド構造への前記CTCの距離は500
μmに設定した。
【0119】比較実施例 7(CE7) 比較実施例7では、実施例11に記載と同じCTCを使
用したが、プリントヘッド構造については、8列の配列
の印刷開口部を使用した(同じ開口直径、銅環直径及び
食い違い)。上で規定したような印刷開口部の前記配列
の長さは4.55mmであった。前記プリントヘッド構
造の方への前記CTCの距離を350μmに設定した。
【0120】実施例 13(E13) 実施例13では、実施例11に記載と同じCTCを使用
したが、プリントヘッド構造については、4列の配列の
印刷開口部を使用した(同じ開口直径、銅環直径及び食
い違い)。上で規定したような印刷開口部の前記配列の
長さは1.95mmであった。前記プリントヘッド構造
の方への前記CTCの距離を500μmに設定した。
【0121】実施例 14(E14) 実施例14では、実施例11に記載と同じCTCを使用
したが、プリントヘッド構造についてはコンパクトなデ
ザインを選択した。プリントヘッド構造は2列の開口部
から形成され、前記開口部は200×200μmの正方
形を有し、各開口部のまわりに50μmの正方形銅電極
を有し、前記2列の開口部は100μm幅の孤立領域に
よって互いに孤立していた。このプリントヘッド構造は
127dpiの解像度を有し、プラズマエッチングの技
術を使用して作られた。前記プリントヘッド構造におけ
る印刷開口部の前記配列の長さは0.4mmにすぎなか
った。前記プリントヘッド構造への前記CTCの距離を
350μmに設定した。
【0122】実施例 15(E15) 実施例15では、8列の配列の印刷開口部を有するプリ
ントヘッド構造を使用した(200μmの開口直径、5
00μmの銅環直径及び127dpiの全体解像度を得
るための食い違い)。上で規定したような印刷開口部の
前記配列の長さは4.55mmであった。CTCは3.
0μmの表面粗さ(Ra)及び40mmの外直径を有す
るスリーブを持ち、実施例11に記載と同じ磁気ブラシ
から与えた。CTCは40rpmの速度で回転された。
前記CTCの方への前記磁気ブラシの距離を500μm
に設定し、前記プリントヘッド構造への前記CTCの距
離を500μmに設定した。
【0123】実施例 16(E16) 実施例16では、8列の印刷開口部を有するプリントヘ
ッド構造を使用し、各開口部は300μmの直径を有
し、200μmの幅で銅電極環を有していた。各列の開
口部はさらに200μmの追加的な孤立領域によって互
いに分離されていた。プリントヘッド構造として125
μm厚のPI箔を使用した。100dpiの全体印刷解
像度を得るために8列の印刷開口部を食い違いにした。
前記プリントヘッド構造における印刷開口部の前記配列
の長さは6.30mmであった。実施例15に記載した
CTCを使用した。CTCは前記プリントヘッド構造か
ら500μmに置いた。
【0124】比較実施例 8(CE8) 比較実施例8では、実施例16に記載のものと同じプリ
ントヘッド構造及びCTCを用いてプリントを作った
が、前記プリントヘッド構造の方への前記CTCの距離
を400μmに設定した。
【0125】実施例 17(E17) 実施例17では、実施例16に記載のものと同じプリン
トヘッド構造を使用した。CTCは3.2μmの表面粗
さ(Ra)及びTEFLON(商標)被覆及び60mmの外直
径を有するアルミニウムスリーブを持ち、実施例11に
記載のものと同じ磁気ブラシから供給した。CTCは2
5rpmの速度で回転された。前記CTCの方への前記
磁気ブラシの距離を500μmに設定し、前記プリント
ヘッド構造の方への前記CTCの距離を700μmに設
定した。
【0126】実施例 18(E18) 実施例18では、実施例17に記載のものと同じプリン
トヘッド構造及びCTCを用いてプリントを作ったが、
CTCは前記プリントヘッド構造から400μmの距離
に置いた。
【0127】実施例 19(E19) 実施例19では、実施例15に記載のものと同じプリン
トヘッド構造及び実施例17に記載のものと同じCTC
を用いてプリントを作り、CTCは前記プリントヘッド
構造から400μmの距離に置いた。
【0128】実施例 20(E20) 実施例20では、実施例13に記載のものと同じプリン
トヘッド構造及び実施例17に記載のものと同じCTC
を用いてプリントを作り、CTCは前記プリントヘッド
構造から400μmの距離に置いた。
【0129】
【表4】
【0130】
【表5】
【0131】表5では、表4からB及びCの値を使用し
て、式I,II及びIII に従ってそれぞれ計算した、良好
な印刷のために必要な最小半径Rを第1欄〜第3欄に記
録している。第4欄は使用されたCTCに相当する実際
のRを与えている。この欄に記録した値は表4の第2欄
からとった。第5欄では、印刷品質は1〜5(5が最高
の品質)の値を与えている。
【0132】表5から最良の結果は半径Rが式III を満
たすときに得られることは明らかである。Rがいずれの
式も全く満足しないとき、印刷品質は極めて悪い(参照
CE7及びCE8)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるDEP装置の具体例の概略図であ
る。
【図2】現像領域の概略図である。
【図3】図2の平面A−A′−A″に沿った断面図であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ディル・ブロダン ベルギー国モートゼール、セプテストラ ート 27 アグファ・ゲヴェルト・ナー ムロゼ・ベンノートチャップ内 (72)発明者 ギド・デズィ ベルギー国モートゼール、セプテストラ ート 27 アグファ・ゲヴェルト・ナー ムロゼ・ベンノートチャップ内 (56)参考文献 特開 昭60−263964(JP,A) 特開 昭60−264264(JP,A) 特開 昭61−2166(JP,A) 特開 昭56−5573(JP,A) 特開 昭58−104771(JP,A) 特開 昭58−44457(JP,A) 特開 昭61−2166(JP,A) 実開 昭56−108149(JP,U) 実開 昭56−108148(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 2/385

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (i) バック電極(back electrode)(1
    05)、 (ii)プリントヘッド構造(106)、 (iii) 粒子流れをコントロール電極(106a)によっ
    て電気的に変調でき、受容支持体(109)の移動方向
    において長さ(extension )C(mm)(107)を有
    する前記プリントヘッド構造(106)内の印刷開口部
    (107)の配列(array )、 (iv)帯電トナーコンベヤー(103)を含む帯電トナー
    粒子のための運搬手段(101)(前記帯電トナーコン
    ベヤーの基準面は前記帯電トナーコンベヤーに面する、
    前記プリントヘッド構造(106)の前から距離B(m
    m)に置かれている)、 を含む直接静電印刷(DEP)装置において、 (i) 前記帯電トナーコンベヤー(CTC)が線表面速度
    (linear surface speed)LSC(mm/s)で前記プ
    リントヘッド構造の近くを通過する、 (ii)前記帯電トナー粒子が線表面速度LSM(mm/
    s)で回転するスリーブを有する磁気ブラシによって前
    記CTCに適用される、 (iii) 前記像受容支持体が矢印Aの方向において前記バ
    ック電極(105)と前記プリントヘッド構造(10
    6)との間で線速度LSS(mm/s)で走行する、 (iv)前記スリーブの前記表面速度(LSM)と像受容支
    持体の前記速度(LSS)が比率LSM/LSS≧1.
    50で互いに関係する、(v) 前記CTCの前記表面速度(LSC)と像受容支持
    体の前記速度(LSS) が比率LSC/LSS≧1.0
    0で互いに関係する、及び、 (vi)前記スリーブの前記表面速度(LSM)と前記CT
    Cの前記表面速度(LS C)が比率LSM/LSC≧
    1.00で互いに関係する、 ことを特徴とするDEP装置。
  2. 【請求項2】 前記帯電トナーコンベヤーが少なくとも
    0.50μmの表面粗さ(Ra)を有する請求項1記
    のDEP装置。
  3. 【請求項3】 前記帯電トナーコンベヤーが式Iを満足
    する、現像領域における曲率Rを有するシリンダー(cy
    linder)である請求項1又は2に記載のDEP装置: 【数1】 式中、Rは前記円柱形帯電トナーコンベヤーの半径であ
    り、Cは最初の列の開口部の中央から最後の列の開口部
    の中央までを測定した前記受容支持体(109)の移動
    方向での印刷開口部(107)の前記配列の長さ(exte
    nsion )(mm)である。
  4. 【請求項4】 前記半径Rが式IIを満足する請求項1
    は2に記載の装置: 【数2】
  5. 【請求項5】 前記半径Rが式III を満足する請求項1
    又は2に記載の装置: 【数3】
  6. 【請求項6】 前記トナー運搬手段101が二つの磁気
    ブラシを使用して前記帯電トナーコンベヤー上にトナー
    粒子の層を作る請求項1〜のいずれか記載のDEP装
    置。
  7. 【請求項7】 第1押上(pushing )磁気ブラシが帯電
    トナー粒子を前記帯電トナーコンベヤーにはね上げる
    (jump)ために使用され、第2引下(pulling)磁気ブ
    ラシがトナー粒子を前記帯電トナーコンベヤーから除去
    するために使用される請求項記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記押上磁気ブラシの前記スリーブが帯
    電トナー粒子と同じ極性で直流電源に連結され、一方前
    記引下磁気ブラシの前記スリーブが帯電トナー粒子とは
    反対の極性で直流電源に連結されている請求項記載の
    装置。
  9. 【請求項9】 付加的な交流電源が前記磁気ブラシの前
    記スリーブのいずれにも連結されている請求項1〜
    いずれか記載の装置。
  10. 【請求項10】 前記印刷開口部107が正方形である
    請求項1〜のいずれか記載の装置。
  11. 【請求項11】 前記トナー粒子が式1fC≦|q|≦
    20fCを満足する、平均電荷(|q|)(絶対値)を
    有する請求項1〜10のいずれか記載の装置。
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DE95201269.8 1995-05-16
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JPH08337003A (ja) 1996-12-24
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