JP2863947B2 - カラー画像処理方法 - Google Patents

カラー画像処理方法

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JP2863947B2 JP13813890A JP13813890A JP2863947B2 JP 2863947 B2 JP2863947 B2 JP 2863947B2 JP 13813890 A JP13813890 A JP 13813890A JP 13813890 A JP13813890 A JP 13813890A JP 2863947 B2 JP2863947 B2 JP 2863947B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)、墨(K)の4色のインキを使ってカラー印刷す
る際の網点面積率を決定するカラー画像処理方法に関す
るものである。
[従来技術] カラー印刷は、原則的にはYMCインキの3色の重ね刷
りて大部分の色を印刷することができる。
しかし3色の重ね刷りでは、 .インキが重なった部分のトラッピングが悪い .良好な黒が再現できない .同一個所に最大3色のインキが重なることになるた
め、インキの使用量が多く、経済的でない .コントラストが低い などの問題がある。
そこで一般には、YMCインキに墨(K)インキを加え
た4色でカラー印刷を行って上記問題を解決しようとし
ている。
従来のYMCKの網点面積率は、まず目標色を再現するた
めに必要なYMCの網点面積率aY,aM,aCを求め、それら
のうち最小網点面積率に墨率P(0≦P≦1.0)を積算
することによってKの網点面積率aKを決定し、次いでYM
Cの各網点面積率aY′,aM′,aC′を求め直す方法が取
られている。aY′,aM′,aC′は、上記aY,aM,aCから
墨の網点面積率aKの何割かを減じる下色除去(UCR)
と、その後、再びYMCの網点面積率を増加させる下色追
加(UCA)との組合せによって決定する方法、または墨
の網点面積率aKを固定とし、ノイゲバウア(Neugebaue
r)方程式を解くことによって決定する方法などで求め
られている。
[発明が解決しようとする課題] ここで目標色がYMC3色での再現可能域外に存在し、か
つその明るさがKのベタに比して明るい場合を例に説明
する。第2図はその状態を説明する図である。
第2図の場合、目標色Aは3色での再現可能域外に存
在し、かつその明るさがYMCの重ね刷りによる黒YMCに比
べて暗いため、前記aY,aM,aCの値は計算上、すべて10
0%を越えることになる。
従ってaY,aM,aCのうちの最小の網点面積率も100%
を越えるため、墨率Pの値が大きいとき、例えばPが1.
0か1.0に近いときは、最小の網点面積率に墨率Pを積算
することによって求まる墨の網点面積率も100%を越え
てしまう。網点面積率の最大値は100%に制限されると
しても、aK=100%となる。
しかしながらaK=100%とすると、実際に再現される
色は少なくともKのベタより暗い色となるため、その後
YMCの網点面積率aY,aM,aCをどのように決定しても目
標色を正確に再現することはできない。
このように、本来ならYMCKの重ね刷りによって正確に
再現できる色が、従来技術による網点面積率決定法では
正確に再現されずに色ずれを起こすという問題がある。
上述した例以外にも、目標色が第3図の斜線で示す領
域、即ちYMCK4色では再現可能であり、かつYMC3色では
再現が不可能であるような領域に存在する場合や、たと
えYMC3色での再現可能域内であっても、3色と4色の再
現域の境界近くに目標色が存在する場合も同様な問題が
生じる。特に前者の場合は問題の生じる頻度が高くな
る。
上記問題は、網点面積率決定の出発点をYMC3色での再
現可能域に設定しているために生じており、3色に墨が
加わった4色領域ての色再現を行う場合において、基本
的かつ重要な問題であるにもかかわらず、従来深い考察
が行われていなかった。
[課題を解決するための手段] 本発明は以上の点から成したものであり、目標色を正
しく再現するYMCK各インキの網点面積率を決定するカラ
ー画像処理方法を提供することを目的とし、その特徴と
するところは、次の過程によって、入力された目標色を
YMCK4色で再現するための網点面積率を決定することで
ある。
.入力された目標色を再現する際に、目標色を再現す
るのに可能な最大の墨面積率である最大墨面積率aKmax
を決定する過程 .前記最大墨面積率aKmaxを墨率Pに乗じて墨の網点
面積率aKを決定する過程 .前記墨の網点面積率aKを固定して、YMC3色の網点面
積率aY,aM,aCを決定する過程 [作用] 本発明は、網点面積率決定の出発点をYMC3色での再現
可能域ではなく、3色に墨が加わった4色領域におき、
4色領域での目標色に対し、その色を再現する上で許容
される最大の墨の網点面積率を基準としているため、墨
率Pを大きくした場合でも目標色が正確に再現される。
[実施例] 第1図は本発明のカラー画像処理方法の処理手順を示
すフロー図である。以下に第1図を用いて本発明の実施
例を説明する。
まず目標色の3刺激値が入力されたら(第1図S1)、
その目標色を再現する上で許容される最大の墨の網点面
積率(以下最大墨面積率という)aKmaxを求める(S
2)。最大墨面積率aKmaxは、例えば特願平1−316293号
に記載されている方法によって計算して求めることがで
きる。
しかし処理を高速に行うため、各々の色に対して最大
墨面積率を予め求め、それらの値を格納した最大墨テー
ブルを用意しておき、それによって最大墨面積率aKmax
を求めるようにすることもできる(S2′)。詳しくは、
まず目標色の3刺激値をL*a*b*表色系に変換する(S2′
−1)。次に変換した目標色L*a*b*の各値を例えば1
バイトに整数化する(S2′−2)。そしてこの1バイト
化した値で、各々の色に対して最大墨面積率を予め求め
てそれらの各値を格納した最大墨テーブルを参照し、最
大墨面積率aKmaxを求める(S2′−3)。
第4図に最大墨の最大墨テーブルの例を示す。第4図
はL*a*b*空間を各軸とも1バイト化(即ち256に分割)
したときの、 L*=128断面 a*=150〜153 b*=100〜103 の部分の最大墨面積率(%)を示す。この最大墨テーブ
ルは、あるインキで再現可能なL*a*b*領域を各軸1バイ
ト化(256分割)して各色の最大墨面積率を予め求め、
その値を記憶している。第4図ではL*a*b*の値をバイト
化するにあたって再現範囲を、 L*:0〜100 a*:−80〜80 b*:−60〜110 とした。再現範囲によってバイト化される値は異なる
が、この範囲は任意に設定可能である。
尚、ここでは色空間としてL*a*b*空間を例に挙げた
が、他の均等空間やXYZ空間で最大墨テーブルを構成し
ても良く、空間の分割数も任意に設定可能である。
以上のようにして最大墨面積率aKmaxを求めたら、最
大墨面積率aKmaxに墨率Pを積算して墨の網点面積率aK
を決定する(S3)。
次に、この墨の網点面積率aKを固定し、4色における
ノイゲバウア方程式を解くことにより、YMCの網点面積
率aY,aM,aCを求める(S4)。4色でのノイゲバウア方
程式は、例えば上述した特願平1−316293号に記載され
ている方法によって解くことができる。
以上のようにして求めたYMCおよびKの網点面積率
aY,aM,aC,aKをメモリ等に出力する(S5)。
第5図は本発明を実施するに好適なカラー画像処理装
置を表わすブロック図である。
51は入力装置で、原稿をスキャナで色分解走査して原
稿の色信号を入力したり、あるいは他の機器で色信号化
して磁気テープなどに収容したデータを入力する。
52は入力データメモリで、入力装置51から入力された
色信号データを記憶する。
53は色変換部で、RGB表色系など、XYZ表色系とは異な
る表色系で色信号が入力されたときに、それらの表色系
からXYZ表色系の色信号に変換する。
54はメモリで、印刷に使用するYMCKインキと紙を用い
て実測した。16種類の色点の各三刺激値を記憶してい
る。
55は最大墨面積率算出部で、目標色の三刺激値X,Y,
Z、及びメモリ54に記憶している各色点の三刺激値から
最大墨面積率aKmaxを算出する。
56は墨面積率算出部で、求めた最大墨面積率aKmax
墨率Pを乗じて墨の網点面積率aKを求める。
57は網点面積率算出部で、目標色の三刺激値X,Y,Z、
及びメモリ54に記憶している各色点の三刺激値、および
墨面積率算出部56で算出した墨の網点面積率aKから、YM
Cの網点面積率aY,aM,aCを算出する。
58は決定した網点面積率aY,aM,aC,aKを記憶する出
力データメモリである。
59は、最大墨面積率aKmaxをその都度計算で求めるの
ではなく、予め最大墨テーブルの形で記憶しておく場合
に必要な部分で、各ブロックはそれぞれ次の通りであ
る。59aは色変換部で、目標色の3刺激値をL*a*b*表色
系に変換する。59bは3刺激値のL*a*b*を1バイト化す
るデータ処理部、59cは各々の色に対して最大墨面積率
を予め求めてそれらの各値を格納した最大墨テーブル
で、例えば第4図に例示するデータを記憶している。
次に第5図の動作を説明する。
まず入力装置51から、色信号(目標色)が入力され、
一旦入力データメモリ52に記憶される。目標色がXYZ表
色系とは異なる表色系で表わされているときは、色変換
部53でそれらの表色系からXYZ表色系の色信号に変換す
る。
次に最大墨面積率算出部55で、目標色の三刺激値X,Y,
Z、及びメモリ54に記憶している各色点の三刺激値から
最大墨面積率aKmaxを算出する。最大墨面積率aKmaxは上
述したように、例えば特願平1−316293号に記載されて
いる方法によって計算して求める。
一方最大墨テーブルによって最大墨面積率を求める場
合は、まず色変換部59aで目標色の3刺激値をL*a*b*
色系の値に変換する。そしてデータ処理部59bで3刺激
値のL*a*b*を1バイト化する。この1バイト化したデー
タに基づいて最大墨テーブル59cを参照し、最大墨面積
率aKmaxを求める。
このようにして最大墨面積率aKmaxを求めたら、墨面
積率算出部56で最大墨面積率aKmaxに墨率Pを乗じ、墨
の網点面積率aKを求める。
次に網点面積率算出部57で、YMCの網点面積率aY
aM,aCを求める。YMCの網点面積率aY,aM,aCは、例え
ば特願平1−316293号に記載されている方法によって、
墨の網点面積率aKを固定して4色でのノイゲバウア方程
式を解くことにより求めることができる。
このようにして求めたYMCKの網点面積率aY,aM,aC
aKは、出力データメモリ58に送り、記憶する。
このような構成のカラー画像処理装置で各画素ごとに
目標色を再現する網点面積率を決定する。
次に本発明の他の実施例について説明する。本実施例
は、前実施例の第1図S3で最大墨面積率に乗じる墨率P
を、第6図に示すように目標色の明るさに応じて変えて
墨の網点面積率aKを決定するようにした。第6図のカー
ブは、画像の明るい部分(L大)では墨をあまり加え
ず(墨率小)、暗い部分(L小)では墨を多く加える
(墨率大)ことを示す。このカーブは第6図にも数種例
示しているが、任意に設定すれば良い。このように、目
標色の明るさに応じて墨率の異なる墨加刷を行うことが
できる。
このように明るさによって墨率を変えることにより、
従来のスケルトンブラックのような墨加刷を行うことが
できる。
[発明の効果] 本発明は、YMCK4色で色再現する場合の網点面積率決
定の出発点を、YMC3色での再現可能域ではなく、それに
墨が加わったYMCK4色での再現可能域に置いており、4
色領域での目標色に対し、その色を再現する上で許容さ
れる最大墨面積率を基準としているため、墨率を大きく
した場合においても目標色を正確に再現することができ
る。
またYMCの網点面積率をうちの最小値に墨率を積算し
て墨の網点面積率を求めた場合(従来方法)、墨率を1.
0としても最大墨面積率と一致しない。その例を第7図
に示す。第7図は目標色の3刺激値(X=Y=Z)、そ
の色を再現するYMCの最小網点面積率amin、目標色を再
現する上で許容される最大墨面積率aKmaxおよびaminとa
Kmaxの比を示す。第7図に示すように最大墨面積率はYM
Cの最小値より大きいので、従来の方法では最大に墨を
加えた墨加刷を行うことはできない。これに対して最大
墨を基準にして墨の網点面積率を決定する本発明による
方法では、墨率P=1.0にすれば最大墨加刷を行うこと
が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のカラー画像処理方法の処理手順を示す
フロー図、第2図、第3図は再現可能域を表わす図、第
4図は最大墨テーブルの例を示す図、第5図はカラー画
像処理装置を表わすブロック図、第6図は目標色の明る
さに応じて墨率Pを変更するカーブを示す図、第7図は
目標色を再現するYMCの最小面積率aminと最大墨面積率a
Kmaxとの比を示す図である。 51…入力装置 52…入力データメモリ 53…色変換部 54…メモリ 55…最大墨面積率算出部 56…墨面積率算出部 57…網点面積率算出部 58…出力データメモリ 59a…色変換部 59b…データ処理部 59c…最大墨テーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03F 5/00 G03F 3/08 - 3/10 H04N 1/40

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次の過程によって、入力された目標色をYM
    CK4色で再現するための網点面積率を決定するカラー画
    像処理方法。 .入力された目標色を再現する際に、最大限に墨を入
    れることができる最大墨面積率aKmaxを決定する過程 .前記最大墨面積率aKmaxに墨率Pを乗じて墨の網点
    面積率aKを決定する過程 .前記墨の網点面積率aKを固定して、YMC3色の網点面
    積率aY,aM,aCを決定する過程
  2. 【請求項2】前記最大墨面積率aKmaxは、各々の色に対
    して最大墨面積率を予め求め、それらの値を格納した最
    大墨テーブルを参照することで決定することを特徴とす
    る特許請求の範囲第(1)項記載のカラー画像処理方法
  3. 【請求項3】前記墨率Pは、目標色の明るさに応じて変
    えることを特徴とする特許請求の範囲第(1),(2)
    項記載のカラー画像処理方法。
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