JP2863455B2 - 防災監視装置 - Google Patents

防災監視装置

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JP2863455B2
JP2863455B2 JP5693395A JP5693395A JP2863455B2 JP 2863455 B2 JP2863455 B2 JP 2863455B2 JP 5693395 A JP5693395 A JP 5693395A JP 5693395 A JP5693395 A JP 5693395A JP 2863455 B2 JP2863455 B2 JP 2863455B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、受信機から引き出され
た複数の伝送ラインの系統のそれぞれにアナログ感知
器、感知器用中継器、制御器用中継器などの端末が接続
された防災監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、受信機から引き出された複数の伝
送ラインの系統に分けられた端末に対し、電圧の変化に
よるアドレスの指定による呼出しで端末の情報収集信号
または制御信号等の各種コマンドを送出し、端末は指定
アドレスと一致した時、電流の変化による情報の返送ま
たは制御信号の実行等の端末処理を各系統ごとに行う防
災監視装置が提案されている。
【0003】この種の防災監視装置において、受信機
は、ポーリング方式で各端末からの各情報の収集や各端
末に対する各制御を行う。受信機と各端末との間の伝送
は、伝送専用のMPU(以下、サブMPUと呼ぶ)が行
い、1つのサブMPUが数系統分の伝送を行う。サブM
PUが端末からの信号、例えば端末のアナログ値が注意
表示レベルになった旨の信号、あるいは障害信号などを
受信すると、その各信号を受信制御用のMPU(以下
「メインMPU」と呼ぶ)に送り、表示、警報を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
防災監視装置において、受信機による端末への伝送は各
系統ごと独立して行っていた。即ち、ある系統では、サ
ブMPUからある端末に呼出信号を送出して端末のアナ
ログ値を要求している時に、別の系統では、端末からサ
ブMPUに応答信号を返送している場合がある。
【0005】このような独立した伝送では、各系統の伝
送ラインが近接して配線、配置されると、サブMPUか
ら端末への信号と、端末からサブMPUへの信号が相互
に影響してクロストークが生じ、伝送障害が発生すると
いう問題があった。これは、サブMPUから端末に対し
てコマンドを送出するときは電圧の変化で送信し、端末
からサブMPUに対する応答信号は微弱な電流の変化で
返送するため、送信タイミングがばらばらだと電圧信号
の変化のために微弱な電流信号にノイズが乗り、伝送障
害になるためである。
【0006】本発明はこのような背景に基づいてなされ
たものであり、その目的は、多数の端末を接続した各系
統間のクロストークに基づく伝送障害を回避することが
できる防災監視装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本願の第1発明は、制御用のメインMPUと、伝送
専用のサブMPUを有する受信機から引き出された複数
の伝送ラインの系統に分けられた端末に対し、電圧の変
化に基づくアドレスの指定による呼出しで端末の情報収
集信号または制御信号等の各種コマンドを送出し、端末
は指定アドレスと一致した時、電流の変化による情報の
返送または制御信号の実行等の端末処理を各系統ごとに
行う防災監視装置において、サブMPUの複数の系統の
伝送タイミングを、送出開始時点に達した時に各系統で
同時に送信する複数種類のコマンドの内の最長データ数
のものから送出を開始して各系統のコマンドの送出終了
時点を一致させ、送出した各系統のコマンドに対する端
末処理時間のうち最長の処理時間を全ての系統の端末処
理時間とみなして次の送出開始時点を設定して同期させ
る伝送制御部を備えたことを特徴とする。
【0008】また本願の第2発明は、制御用のメインM
PUと、複数の伝送専用のサブMPUを有する受信機か
ら複数系統に分けられた端末に対し、電圧の変化に基づ
くアドレスの指定による呼出しで端末の情報収集信号ま
たは制御信号等の各種コマンドを送出し、端末は指定ア
ドレスと一致した時、電流の変化による情報の返送また
は制御信号の実行等の端末処理を各系統ごとに行う防災
監視装置において、複数のサブMPUの全系統の伝送タ
イミングを、送出開始時点に達した時に各系統で同時に
送信する複数種類のコマンドの内の最長データ数のもの
から送出を開始して各系統のコマンドの送出終了時点を
一致させ、送出した各系統のコマンドに対する端末処理
時間のうち最長の処理時間を全ての系統の端末処理時間
とみなして次の送出開始時点を設定して同期させるため
に、サブMPUが送出可能状態である時に、送出する最
長データ数のコマンドに応じた送出可能状態信号を他の
サブMPUとの間で送受信するための通信同期入出力部
をそれぞれのサブMPUに設けたことを特徴とする。
【0009】また本願の第3発明は、制御用のメインM
PUと、複数の伝送専用のサブMPUを有する受信機か
ら複数系統に分けられた端末に対し、電圧の変化に基づ
くアドレスの指定による呼出しで端末の情報収集信号ま
たは制御信号等の各種コマンドを送出し、端末は指定ア
ドレスと一致した時、電流の変化による情報の返送また
は制御信号の実行等の端末処理を各系統ごとに行う防災
監視装置において、複数のサブMPUの全系統の端末に
所定時間毎に特定のコマンドを同期して送出するため
に、サブMPUが送出可能状態である旨の信号を他のサ
ブMPUとの間で送受信するための通信同期入出力部を
それぞれの前記サブMPUに設け、サブMPUを1つの
マスタサブMPUと、それ以外のスレーブサブMPUと
し、マスタサブMPUに、所定時間毎に同期信号を前記
スレーブサブMPUに出力する同期信号出力部と、スレ
ーブサブMPUに、同期信号を入力する同期信号入力部
を設けたことを特徴とする。
【0010】この場合、所定時間以内に前記同期信号を
受信できなかった場合、各サブMPU間の同期を解除し
て、独自に伝送を行う。更に、所定時間以内に同期信号
を受信できなかった場合、メインMPUからの所定時間
毎の同期信号を受信して同期をとるようにしてもよい。
【0011】
【作用】本願の第1発明によれば、1つのサブMPUが
担当している複数の系統の伝送タイミングを同期させ
る。ここで、サブMPUから端末に送信するコマンド
は、ポーリングコマンド、AD変換コマンド、復旧コマ
ンド等の複数の種類があり、各コマンドの送出するデー
タ数の違いによる送出時間の違いや、送出してから端末
側でコマンド処理する時間もそれぞれ相違する。
【0012】従って、伝送(送出)タイミングを全系統
で一致させるためには、送出するコマンドの送出終了時
を一致させて送出し、更に送出した各系統のコマンドに
対する端末処理時間のうち最長の処理時間を全ての系統
の端末処理時間とみなして行う。本願の第2発明によれ
ば、複数のサブMPUが存在する場合、サブMPU全て
が同期して各系統に送出を行う。
【0013】ここで、送出するコマンドのタイミングは
複数のサブMPU間で、互いに送出可能な状態である旨
の信号をやり取りし、同期して複数の系統に各コマンド
を送出する。また、本願の第3発明によれば、定期的に
端末に送る必要があるコマンドの同期をとるためには、
1つのサブMPUをマスタとしその他をスレーブとし
て、マスタからスレーブに同期信号を定期的に出力し、
全サブMPUは同期してコマンドを全端末に送る。
【0014】
【実施例】図1は本発明の実施例を示す防災監視装置の
システム構成図である。図1において、受信機1からは
複数系統の伝送路8が引き出され、各系統の伝送路8に
は端末として、アナログ熱感知器2、アナログ煙感知器
3、感知器用中継器4、制御用中継器5がシリアルに接
続されている。また感知器用中継器4からは感知器回線
9が引き出され、オン/オフ感知器6を接続している。
さらに制御用中継器5から引き出された回線には防排煙
機器等の制御機器7が接続されている。
【0015】1系統の伝送路8に対しては最大127個
の端末が接続可能であり、端末の各々には最大127種
類の固有のアドレスと種別情報が予め設定される。また
感知器用中継器4および制御用中継器5からは最大4回
線が引き出される。受信機1には、受信機全体を管理す
るメインMPU11、端末との間でデータ伝送などを行
う例えば2台のサブMPU12−1,12−2、操作部
13、火災発生個所などを表示する表示部14、電源部
15が設けられている。
【0016】メインMPU11は受信制御部16を有し
ている。またサブMPU12−1,12−2は、伝送制
御部17を有している。伝送制御部17は、通常監視状
態にあっては、ポーリングコマンドを順次送出して各端
末の情報を収集すると共に、さらに所定時間ごと(例え
ば1秒ごと)にAD変換コマンドを送出する機能を繰り
返している。
【0017】AD変換コマンドは、アナログ熱感知器2
およびアナログ煙感知器3のアドレスに依存しない共通
コマンドであり、端末は、AD変換コマンドを受信する
と、現在検出している熱または煙のアナログ検出データ
をAD変換してメモリに保存する。メモリに保存された
データは、AD変換コマンドに続くポーリングコマンド
に含まれる自己アドレスを判断した時、受信機1に送出
する。
【0018】図2は図1に示す受信機のサブMPUの詳
細構成図である。各サブMPU12−1,12−2は、
それぞれ、CPU21、通信ポート22、I/Oポート
23、割込ポート24を有している。この実施例におい
ては、サブMPU12−2がマスタであり、サブMPU
12−1はスレーブとなっている。マスタ、スレーブ共
にCPU21は、コマンドタイマ25、AD変換割込監
視タイマ26を有しており、またマスタのCPU21は
AD変換タイマ27を有している。
【0019】コマンドタイマ25は、後述する図3、図
5に示すように、コマンドの送出タイミングを生成する
ものであり、各コマンドの端末処理時間が設定されてい
る。AD変換割込監視タイマ26は、ある一定の時間が
経過しても、AD変換同期信号が送られなかった時に、
サブMPU12−1,12−2間の同期を解除して、そ
れぞれのサブMPUは独立してAD変換コマンドが送出
できるようにするオーバーフロータイマであり、実施例
ではAD変換タイマ27に設定されている時間の120
%の値に設定されている。
【0020】またAD変換タイマ27は、後述する図3
に示すように、AD変換コマンドを定期的(例えば1秒
ごと)に送出する必要があることから、マスタから1秒
に1回、AD変換同期信号を出力するために設けられて
いる。そして、このAD変換同期信号に合わせて各サブ
MPU12−1,12−2がAD変換コマンドを全端末
に対し同期して送出する。
【0021】I/Oポート23は各サブMPU12−
1,12−2の各端末に対する制御信号等の伝送タイミ
ングを同期させるために、互いのサブMPU12−1,
12−2の状態を送受信するために使用されるポートで
あり、I/Oポート23同士が接続されている。サブM
PUが端末に対して送出可能状態になったとき、サブM
PU内のI/Oポート23から他のサブMPUに送出可
能状態であることを送出するポートであり、さらに、他
のサブMPUから送出可能状態であることを受信するた
めのポートである。なお、I/Oポート23の送受信に
よりサブMPU12−1,12−2が互いに送出可能状
態になった場合に各端末に対して各種のコマンドを送出
する。
【0022】また、割込ポート24は、サブMPU12
−1,12−2が各端末に対して同期してAD変換コマ
ンドを送出するために使用されるポートであり、各サブ
MPU12−1,12−2の割込ポート同士は互いに接
続されている。マスタサブMPU12−2のAD変換タ
イマ27により、例えば1秒ごとにAD変換同期信号を
割込ポート24からスレーブサブMPU12−1の割込
ポート24に出力する。
【0023】スレーブサブMPU12−1の割込ポート
24はAD変換同期信号を受信してCPU21に送出す
る。またマスタサブMPU12−2の割込ポートから出
力されたAD変換同期信号は、スレーブサブMPU12
−1の割込ポートに出力すると同時に、メインサブMP
U12−2自身の割込ポート24に再び返送する構成と
している。これによって互いのサブMPUがAD変換同
期信号の受信時を一致させている。
【0024】図3は各コマンドの出力タイミング図であ
る。図3に示すように、本発明の防災監視装置におい
て、受信機1のサブMPU12−1,12−2の送出制
御部17からは、まずAD変換コマンド(図2中ADで
示す)が出力され、次いでポーリングコマンド(図2中
Pで示す)が出力される。AD変換コマンドは1秒ごと
に出力されるようになっている。
【0025】そのため、図3に示すようにアドレス番号
7までポーリングが終了した時点でAD変換コマンドが
出力されると、次のポーリングはアドレス番号8から順
次ポーリングコマンドが送出される。なお、サブMPU
12−1,12−2から端末に送出するコマンドとして
は、このAD変換コマンド、ポーリングコマンドの他、
作動試験後、エラー後、中継器のオン/オフセンサが火
災検知後などに送出される復旧コマンド、火災試験コマ
ンド、防火戸等の起動コマンド等がある。
【0026】これらのコマンドは各コマンドの送出する
データ数の違いによる送出時間の違いや、端末への送出
後、端末側でコマンド処理する時間がそれぞれ相違して
いる。即ち、端末に送出するコマンドにおいては、例え
ばポーリングコマンドは8ビットのコマンドフィール
ド、8ビットのアドレスフィールド、更に8ビットのチ
ェックサムフィールドの3バイトで構成される。
【0027】そして、火災試験信号や防火戸の起動信号
等の制御コマンドは、8ビットのコマンドフィールド、
8ビットのアドレスフィールド、8ビットのデータフィ
ールド、および8ビットのチェックサムフィールドの4
バイトで構成される。また、各コマンドに対する端末処
理時間の間に返送される返送出号について、、ポーリン
グコマンドに対する返送出号は、8ビットのデータフィ
ールドと8ビットのチェックサムフィールドの2バイト
で構成され、前記した制御コマンドに対する返送出号
は、8ビットのアドレスフィールド、8ビットのデータ
フィールドおよび8ビットのチェックサムフィールドの
3バイトから構成される。
【0028】本発明は、1つのサブMPUが担当してい
る複数の系統の伝送タイミングの同期をとること、およ
び複数のサブMPUが存在する場合(図1に示す実施例
の場合)、サブMPU全てが同期して各系統に各種コマ
ンドの送出を行うことをその要旨とするものであるが、
その際、ここで述べた各コマンドの送出するデータ数の
違いによる送出時間の違いや各コマンドごとの端末での
処理時間の違いを考慮しなければならない。即ち、受信
機から端末に対し送出する各コマンドの送出終了時を一
致させるように端末に送出し、さらに各系統に送出した
コマンドの端末処理時間のうち1番長い処理時間を全て
の系統の端末処理時間とみなして、端末処理時間が経過
したのち次のコマンドを端末に送出するようにする。こ
のようにすることで、全系統はコマンドの送出を同期し
て行うことができる。
【0029】図4は1つのサブMPUの8系統の伝送タ
イミングを同期させたタイミング図である。図4に示す
内容は第1発明を示しており、各系統のポーリングコマ
ンド、制御コマンド等は、図1の伝送制御部17の作用
により同期をとられており、この結果、各コマンドに対
する端末からの応答信号も同期する。前述したように、
ポーリングコマンド、制御コマンド等の各種コマンドは
送出するデータ数が相違するため、各コマンドの送出終
了時を全系統とも一致させている。つまり、図4の最初
の送出タイミング時のように、ポーリングコマンドと制
御コマンドを端末に送出する場合は、ポーリングコマン
ドと制御コマンドとは1バイト分のデータ数の差があ
る。
【0030】よって送出終了時を一致させるためには、
制御コマンドを1バイト送出した後にポーリングコマン
ドを送出するようにすればよい。さらに、次の各種のコ
マンドを送出するためには、前に送出したコマンドの中
から1番長い端末処理時間が経過した後に送出する。図
4では制御コマンドに対する端末処理時間がもっとも長
いため、全系統とも制御コマンドに対する端末処理時間
をとる。
【0031】なお、AD変換コマンドは独立して全系統
に一斉に送出するようにしている。また、図4の3番目
の送出コマンド時のように、全系統とも同一長のデータ
のコマンドを送出する場合は、送出タイミング時になれ
ば待機することなく一斉に送出することができる。図5
は第2発明の内容を示している。図5は複数のサブMP
U間で送出コマンドを同期させる場合の各部のタイミン
グ図である。
【0032】図5において、(1)はサブMPUのコマ
ンドの送出タイミング、(2)は端末の応答タイミン
グ、(3)は任意のサブMPUが各端末に対して送出可
能状態になったときにオンするレデイ出力タイミング、
(4)は他のサブMPUが各端末に対して送出可能状態
になったときにオンするレデイ入力タイミングをそれぞ
れ示す。
【0033】例えばサブMPU12−2が送出可能状態
であれば、通信同期入出力部であるI/Oポート23か
ら他のサブMPU12−1に対し送出可能状態であるこ
とを信号として出力する。つまり、図5の(3)のレデ
ィ出力がオンする。また、他のサブMPU12−1が送
出可能状態であれば、I/Oポート23から送出可能状
態である信号がサブMPU12−2に送られてくる。つ
まり、図5の(4)のレディ入力がオンする。よってこ
のレディ出力、レディ入力両方のオンにより全てのサブ
MPUが送出可能状態であると判断し、各種コマンドを
端末に対し同期して送出する。
【0034】なお、データ数の違うコマンドを特定の系
統にだけ送出する場合は、全サブMPUを同期させるた
めに、I/Oポート23から送出するコマンドの最長デ
ータ数を送出可能状態である信号に付加させて、他のサ
ブMPUに送出する。また、前述したように、3バイト
と4バイトのコマンドのように決められたデータ数のみ
送出する場合には、個々に予め決められた送出可能状態
信号を他のサブMPUのI/Oポート23に送出する構
成でもよい。
【0035】図6は第3発明の内容を示している。図6
は複数のサブMPU間で例えば1秒ごとに周期的に端末
に送出するAD変換コマンドを同期させる場合のタイミ
ング図であり、スレーブサブMPU12−1を例にとっ
て説明する。図6において、(1)はサブMPU12−
1から送出されるコマンドの送出タイミング、(2)は
端末の応答タイミング、(3)はマスタサブMPU12
−1のレディ出力タイミング(4)は他のサブMPU1
2−2のレディ入力タイミングをそれぞれ示す。
【0036】マスタサブMPU12−2はAD変換タイ
マ27の働きにより、割込ポート24を介して1秒ごと
にAD変換同期信号をスレーブサブMPU12−1に入
力する。すると、マスタ、スレーブMPU共に、送出可
能状態であることを前提にして全てのサブMPUがAD
変換コマンドを同期して送出する。つまり、図3に示す
ようにアドレス番号7が指定されたポーリングコマンド
に対する端末の応答中に割込ポート24がAD変換同期
信号を受信すると、端末の応答信号が終了してサブMP
U12−1,12−2が共に送出可能状態になったとき
に、全てのサブMPUからAD変換コマンド(AD)が
同期して出力される。
【0037】ここでマスタサブMPU12−2では、割
込ポート24からスレーブサブMPU12−1にAD変
換同期信号を送出すると共に、自分自身の割込ポート2
4にも同じAD変換同期信号を返送するようにしてい
る。そのため、マスタサブMPU12−2は自分自身に
返送されたAD変換同期信号を受信して、送出可能状態
になったときに端末に対しAD変換コマンドを出力す
る。
【0038】また、各サブMPUにはAD変換割込監視
タイマ26を設けており、AD変換同期信号を受信して
から次のAD変換同期信号を受信するまでの時間を計測
している。このため、例えば、互いの割込ポート24を
接続する信号線が断線するなどして、AD変換同期信号
が受信不能になり、所定時間以内にAD変換同期信号が
受信できなかった場合は、各サブMPUが独立してAD
変換コマンドを送出するようにしても良いし、メインM
PU内のタイマを使用してAD変換コマンドを端末に送
出するようにしても良い。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本願の第1発明に
よれば、サブMPUが受け持つ複数系統のコマンド送出
と端末応答の伝送タイミングを同期できることから、コ
マンド送出と端末応答が非同期に生じた場合のクロスト
ーク等による伝送障害を未然に防止し、信頼性の高い防
災監視装置を提供することができる。
【0040】また、本願の第2発明によれば、複数のサ
ブMPUにおける全系統のコマンド送出と端末応答の伝
送タイミングを同期できることから、コマンド送出と端
末応答が非同期に生じた場合のクロストーク等による伝
送障害を未然に防止し、システム全体の系統に亘って信
頼性の高い防災監視装置を提供することができる。更
に、本願の第3発明にあっては、複数のサブMPUの内
の1つをマスタ、その他をスレーブとし、マスタからス
レーブに同期信号を定期的に出力して全サブMPUの伝
送タイミングを同期させることで、個々のサブMPUの
もつクロックにバラ付きがあっても、タイミングずれを
起こすことなく正確に同期を維持することができる。
【0041】この場合、ある一定の時間が経過してもA
D同期信号が送られない時は、サブMPU間の同期を解
除して独立にAD変換コマンドを送出したり、あるいは
メインMPUから全てのサブMPUにAD同期信号を送
出するようにすれば、さらに信頼性を高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る防災監視装置の一実施例を示すブ
ロック図
【図2】図1に示す受信機のサブMPUの詳細構成図
【図3】AD変換コマンドとポーリングコマンドの送出
を示したタイミング図
【図4】第1発明によりサブMPUの8系統から送出す
る複数種類のコマンドの伝送タイミングを同期させたタ
イミング図
【図5】第2発明により複数のサブMPU間でポーリン
グコマンドを同期させる場合の各部のタイミング図
【図6】第3発明により複数のサブMPU間でAD変換
コマンドを同期させる場合の各部のタイミング図
【符号の説明】
1:受信機 2,3,4,5:端末 11:メインMPU 12−1,12−2:サブMPU 21:CPU 22:通信ポート 23:I/Oポート(通信同期入出力部) 24:割込ポート 25:コマンドタイマ 26:AD変換割込監視タイマ 27:AD変換タイマ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 秋葉 浩司 東京都品川区上大崎2丁目10番43号 ホ ーチキ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−65398(JP,A) 特開 昭59−178841(JP,A) 特開 平2−219197(JP,A) 特開 平4−115397(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G08B 25/00 520 G08B 23/00 530 G08B 26/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】制御用のメインMPUと、伝送専用のサブ
    MPUを有する受信機から複数の系統に分けられた端末
    に対し、電圧の変化に基づくアドレスの指定による呼出
    しで端末の情報収集信号または制御信号等の各種コマン
    ドを送出し、端末は指定アドレスと一致した時、電流の
    変化による情報の返送または制御信号の実行等の端末処
    理を各系統ごとに行う防災監視装置において、 前記サブMPUの複数系統の伝送タイミングを、送出開
    始時点に達した時に前記各系統で同時に送信する複数種
    類のコマンドの内の最長データ数のものから送出を開始
    して前記各系統のコマンドの送出終了時点を一致させ、
    前記送出した各系統のコマンドに対する端末処理時間の
    うち最長の処理時間を全ての系統の端末処理時間とみな
    して次の送出開始時点を設定して同期させる伝送制御部
    を備えたことを特徴とする防災監視装置。
  2. 【請求項2】制御用のメインMPUと、複数の伝送専用
    のサブMPUを有する受信機から複数系統に分けられた
    端末に対し、電圧の変化に基づくアドレスの指定による
    呼出しで端末の情報収集信号または制御信号等の各種コ
    マンドを送出し、端末は指定アドレスと一致した時、電
    流の変化による情報の返送または制御信号の実行等の端
    末処理を各系統ごとに行う防災監視装置において、 複数のサブMPUの全系統の伝送タイミングを、送出開
    始時点に達した時に前記各系統で同時に送信する複数種
    類のコマンドの内の最長データ数のものから送出を開始
    して前記各系統のコマンドの送出終了時点を一致させ、
    前記送出した各系統のコマンドに対する端末処理時間の
    うち最長の処理時間を全ての系統の端末処理時間とみな
    して次の送出開始時点を設定して同期させるために、前
    記サブMPUが送出可能状態である時に、送出する最長
    データ数のコマンドに応じた送出可能状態信号を他の前
    記サブMPUとの間で送受信するための通信同期入出力
    部をそれぞれの前記サブMPUに設けたことを特徴とす
    る防災監視装置。
  3. 【請求項3】制御用のメインMPUと、複数の伝送専用
    のサブMPUを有する受信機から複数系統に分けられた
    端末に対し、電圧の変化に基づくアドレスの指定による
    呼出しで端末の情報収集信号または制御信号等の各種コ
    マンドを送出し、端末は指定アドレスと一致した時、電
    流の変化による情報の返送または制御信号の実行等の端
    末処理を各系統ごとに行う防災監視装置において、 複数のサブMPUの全系統の端末に所定時間毎に特定の
    コマンドを同期して送出するために、 前記サブMPUが送出可能状態である旨の信号を他の前
    記サブMPUとの間で送受信するための通信同期入出力
    部をそれぞれの前記サブMPUに設け、 前記サブMPUを1つのマスタサブMPUと、それ以外
    のスレーブサブMPUとし、 前記マスタサブMPUに、所定時間毎に同期信号を前記
    スレーブサブMPUに出力する同期信号出力部と、 前記スレーブサブMPUに、前記同期信号を入力する同
    期信号入力部を設けたことを特徴とする防災監視装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の防災監視装置において、所
    定時間以内に前記同期信号を受信できなかった場合、各
    サブMPU間の同期を解除して、独自に伝送を行うこと
    を特徴とする防災監視装置。
  5. 【請求項5】請求項3記載の防災監視装置において、所
    定時間以内に前記同期信号を受信できなかった場合、メ
    インMPUからの所定時間毎の同期信号を受信して同期
    をとることを特徴とする防災監視装置。
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