JP2861792B2 - 食器洗浄機 - Google Patents

食器洗浄機

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JP2861792B2
JP2861792B2 JP6041248A JP4124894A JP2861792B2 JP 2861792 B2 JP2861792 B2 JP 2861792B2 JP 6041248 A JP6041248 A JP 6041248A JP 4124894 A JP4124894 A JP 4124894A JP 2861792 B2 JP2861792 B2 JP 2861792B2
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浩章 乾
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47LDOMESTIC WASHING OR CLEANING; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47L15/00Washing or rinsing machines for crockery or tableware
    • A47L15/14Washing or rinsing machines for crockery or tableware with stationary crockery baskets and spraying devices within the cleaning chamber
    • A47L15/18Washing or rinsing machines for crockery or tableware with stationary crockery baskets and spraying devices within the cleaning chamber with movably-mounted spraying devices
    • A47L15/22Rotary spraying devices
    • A47L15/23Rotary spraying devices moved by means of the sprays

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般家庭で使用している
食器洗浄機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下に従来の食器洗浄機について説明す
る。図8において、41は食器を洗浄する洗浄槽で、食
器かご42を収納している。洗浄槽41の下部には、洗
浄槽内に加圧水を供給する洗浄ポンプ43と、洗浄水を
加熱するヒータ44と、給水・洗浄・すすぎ・排水・乾
燥の各洗浄工程を制御する制御装置45とを配置してい
る。また食器かご42の下部空間には、図9に示すよう
に略水平に回転する回転半径L1の第一の洗浄ノズル4
6と、第一の洗浄ノズル46とは回転軸心がL2だけ偏
心して第一の洗浄ノズル46に回転自在に設けている回
転半径L3の第二の洗浄ノズル47とを設けている。第
一の洗浄ノズル46・第二の洗浄ノズル47は、食器か
ご42の食器に向けて洗浄水を噴射する噴射口48a・
48bを有している。49・50は第一の洗浄ノズル4
6を軸支する第一のノズル軸受け、第二の洗浄ノズル4
7を軸支する第二のノズル軸受けである。また第一の洗
浄ノズル46は、側面にノズル回転専用孔51を有して
いる。
【0003】以上のように構成された食器洗浄機につい
て、以下その動作を説明する。まず、食器を食器かご4
2に収納し、洗浄槽41の所定の位置に装着して運転を
開始すると、所定量の洗浄水を洗浄槽41に供給する給
水工程が実行される。続いて、第一の洗浄ノズル46・
第二の洗浄ノズル47の噴射口48a・48bから洗浄
ポンプ43が加圧した洗浄水を洗剤と共に噴射する本洗
工程を実行する。このとき第一の洗浄ノズル46と第二
の洗浄ノズル47とは互いに逆方向に回転しており、食
器かご42にセットした食器はそのセット方向に関わら
ず確実に洗浄されるものである。つまり、所定の洗浄性
能が得られるものである。こうして所定時間の本洗工程
を経ると、次に食器等から洗い落とされた汚れを含む洗
浄水を機外に排出する排水工程に入る。排水工程に引き
続いて、新たに洗浄水を供給する給水工程と、洗浄水を
各洗浄ノズルから噴射することで洗剤や残菜等で汚れた
食器をすすぐためのすすぎ工程と、排水工程とが連続
し、これらを3回繰り返して洗浄工程が終了する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の構成の食器洗浄
機は、以下のような課題を有している。つまり、第一の
洗浄ノズル46上に第二の洗浄ノズル47を設けた構成
としているため、第二の洗浄ノズル47の自転半径を自
由に設定できないものとなっている。すなわち、第二の
洗浄ノズル47の回転中心と洗浄槽41や第一の洗浄ノ
ズル46の噴射口48aの相対位置関係や重量バランス
などの制約を受けるためである。
【0005】ところで、回転モーメントは第二の洗浄ノ
ズル47を例にとると、回転中心から噴射口48bまで
の距離L3と洗浄ノズルに対する噴射反力の水平方向成
分Fとの積として表現できる。また噴射口48bの角度
は洗浄性能に密接な関係があり、ねかせるほど洗浄には
寄与しにくくなるが、より多くの回転トルクを得ること
ができるものである。また、噴射口48bの角度を立て
て真上に近づけるほど回転トルクは得にくくなるが洗浄
性能は高くなるものである。
【0006】以上の理由によって回転半径L3の設定を
大きくできない第二の洗浄ノズル47は、噴射口48b
の角度をねかすことによって回転モーメントを得るよう
にしているものである。このため、洗浄性能は十分満足
できるレベルにまでは達することがなく、また洗浄性能
を得ようとして噴射口の角度を立てると充分な回転モー
メントを得ることができないものである。このときは、
同時に第二のノズル軸受け50に異物が侵入したときに
第二の洗浄ノズル47の回転が異常に低下したり、止ま
ったりするものである。またこれを解決するために大形
の洗浄ポンプを使用することも考えられるが、洗浄騒音
が大きくなったり寸法的な問題やコスト増などの新たな
問題を引き起こすため容易にはできないものである。
【0007】また第一の洗浄ノズル46についても、充
分な噴射口を設けることができないという課題を有して
いる。つまり、第一の洗浄ノズル46は片側に第二の洗
浄ノズル47を設けているため、この部分には噴射口を
設けることができないものである。このため、第一の洗
浄ノズル46に設けている噴射口48aは洗浄性能を維
持するために角度を立てた構成としている。このため、
第一の洗浄ノズル46としての回転トルクを保証するた
めに、回転専用孔51を側面に有しているものである。
ところがこの回転専用孔51は、回転トルクを得る目的
で設けたもので洗浄水を水平方向からやや下方向に噴出
するだけで、洗浄にはまったく寄与していないものであ
る。さらに回転専用孔51から噴出された洗浄水は、直
接洗浄槽41や洗浄槽41内の洗浄水に衝突するために
洗浄騒音の原因にもなっているものである。
【0008】さらに従来の第一の洗浄ノズル46・第二
の洗浄ノズル47は、図10に示しているように、ノズ
ル中心からの距離l1・l2が近接している場所に、洗浄
水を噴射する噴射角度の設定が異なる噴射口48a・4
8cを複数個設けようとしても、寸法的制約から噴射さ
れた洗浄水同士が交わってしまって、かえって洗浄性能
が低下してしまうものである。
【0009】本発明は以上のような従来の構成が有して
いる課題を解決しようとするもので、特に洗浄に寄与す
る噴射口を増加して洗浄効率を高めることができる食器
洗浄機を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の第一の手段は、洗浄槽と、食器を収納する
食器かごと、洗浄水を加圧する洗浄ポンプと、洗浄水を
噴射する複数個の噴射孔を有する洗浄ノズルとを備え、
前記洗浄ノズルは洗浄ポンプに連通し略水平に回転する
第一の洗浄ノズルと、回転軸心を前記第一の洗浄ノズル
から偏心させ、第一の洗浄ノズル上で略水平に回転する
第二の洗浄ノズルからなり、第一、第二の洗浄ノズルの
少なくとも一方はその運転時の回転方向に対して遅れた
方向に湾曲あるいは屈曲した形状とした食器洗浄機とす
るものである。
【0011】本発明の第二の手段は、本発明の第一の手
段に加え、洗浄ノズルは全体を制振部材で構成した食器
洗浄機とするものである。
【0012】本発明の第三の手段は、本発明の第一の手
段に加え、回転方向に対して遅れた方向に湾曲あるいは
屈曲した形状の洗浄ノズルは、両端または途中部を接続
した接続体を一体に有し、全体を制振部材で構成した
器洗浄機とするものである。
【0013】本発明の第四の手段は、本発明の第二の手
段または第三の手段に加え、制振部材は、ステンレス層
の間に樹脂を挟み込んだ構成とした食器洗浄機とするも
のである。
【0014】
【作用】本発明の第一の手段は、第一または第二の洗浄
ノズルを回転方向に対して遅れた方向に湾曲あるいは屈
曲した形状とすると、第一または第二の洗浄ノズルが充
分なノズル回転力を発生し、このため、洗浄ノズルに設
けている噴射口は洗浄に寄与できるように噴射角度を立
てることができ、洗浄効率を高めた食器洗浄機として作
用するものである。また、第一の洗浄ノズルと第二の洗
浄ノズルの両方を回転方向に対して遅れた方向に曲げた
構成とすると、洗浄ノズルの回転半径が同じでありなが
ら洗浄ノズルの全長を長くとることができ、異なった噴
出角度を有する複数の噴射口を配置することができる。
すなわち、噴射口の個数や種類、噴射角度のより細かい
調整が可能で、洗浄効率の高い食器洗浄機として作用す
るものである。
【0015】また本発明の第二の手段は、洗浄ノズルは
全体を制振部材で構成したことにより、洗浄ノズル内を
流れる洗浄水の騒音や、洗浄中に洗浄槽に落下する洗浄
水の騒音を低減するように作用するものである。
【0016】本発明の第三の手段は、洗浄ノズルが制振
部材で構成され両端または途中部を接続した接続体を一
体に有しているため、騒音低減と同時に洗浄ノズル自身
の機械的強度、特にねじれ方向に対する強度を向上した
食器洗浄機として作用するものである。
【0017】さらに本発明の第四の手段は、制振部材を
特定の構成としたことにより、より効果的に騒音低減と
洗浄ノズルの機械的強度を向上した食器洗浄機として
用するものである。
【0018】
【実施例】 (実施例1) 以下本発明の第一の実施例について図1、図2を参照し
ながら説明する。図において、1は洗浄槽、2は洗浄槽
1内に位置し食器を収納する食器かご、3は洗浄水を加
圧する洗浄ポンプ、4はヒータ、5は給水・洗浄・すす
ぎ・排水・乾燥の食器洗浄機の一連の動作を制御する制
御装置である。6は食器かご2の下部空間に配し、略水
平に回転する回転半径L 1 の第一の洗浄ノズルで、洗浄
ポンプ3に連通している。7は前記第一の洗浄ノズル6
とは回転軸心を距離L 2 だけ偏心させて第一の洗浄ノズ
ル6上で回転半径L 3 で回転自在に設けている第二の洗
浄ノズルである。第二の洗浄ノズル7は、図2に示して
いるように運転時の回転方向に対して遅れた方向に湾曲
あるいは屈曲した形状を有している。第一の洗浄ノズル
6・第二の洗浄ノズル7は、それぞれ食器かご2の食器
に向けて洗浄水を噴射する噴射口8a・8bを有してい
る。9・10は、第一の洗浄ノズル6・第二の洗浄ノズ
ル7を軸支する第一のノズル軸受け・第二のノズル軸受
けである。
【0019】以下本実施例の動作を説明する。食器を食
器かご2に収納し、洗浄槽1の所定の位置に装着して運
転を開始すると、所定量の洗浄水を洗浄槽1に供給する
給水工程を実行する。続いて、洗浄ポンプ3が加圧した
洗浄水を洗剤と共に第一の洗浄ノズル6・第二の洗浄ノ
ズル7から噴射する本洗工程を実行する。所定時間の本
洗工程を経ると、次に食器等から洗い落とされた汚れを
含む洗浄水を機外に排出する排水工程と、新たに洗浄水
を供給する給水工程と、洗浄水を各洗浄ノズルから噴射
することで洗剤や残菜等で汚れた食器をすすぐためのす
すぎ工程と、排水工程とが連続し、これらを4回繰り返
して洗浄工程が終了する。以上、洗浄工程の基本的な動
作は従来の食器洗浄機と同様である。
【0020】ここで、第二の洗浄ノズル7は図3に示し
ているように、回転方向に対して遅れた方向に湾曲ある
いは屈曲した形状であるため、ノズルの内壁面にはノズ
ル回転方向にf y の力が発生している。この力f y は、式
1で表現した大きさとなるものである。 y =-(PA(sinα-sinβ)+ρQV(sinα-sinβ)) (式1) P;管内圧力、A;管内断面積、ρ;液体の密度、Q;流量、 V;流速、 α;入口角度、 β;出口角度 第二の洗浄ノズル7を回転させる回転トルクFは、この
力f y と第二の洗浄ノズル7のノズル半径L 3 との積であ
り、式2で表現される。
【0021】 F=2×f y ×L 3 (式2) このように本実施例によれば、第二の洗浄ノズル7を回
転方向に対して遅れた方向に屈曲させた形状としている
ため、充分な回転トルクを得ることができるものであ
る。このため、第二の洗浄ノズル7に設けている噴射口
8bに設定する洗浄水の噴射角を食器の洗浄に寄与でき
るように立てることができるものである。つまり、従
来、第二の洗浄ノズル7を回転させるために敢えて噴射
口8bの噴射角の設定をねかせて洗浄効率を犠牲にして
いたものを、洗浄効率だけを考えた噴射角の設定とする
ことができるものである。
【0022】以上のように本実施例によれば、第二の洗
浄ノズル7に設けている噴射口8bの数が同一であって
も、また循環する洗浄水の流量が同一であっても洗浄効
率を高めることができるものである。またさらに第二の
洗浄ノズル7を回転させる回転トルクが増加することに
よって、ノズル軸受け10へ異物が侵入したような場合
でも、第二の洗浄ノズル7の回転が停止したり異常に低
下したりすることを防止することができ、信頼性の高い
食器洗浄機とすることができるものである。
【0023】(実施例2) 続いて本発明の第二の実施例について図4を参照しなが
ら説明する。図において、21は洗浄槽、22は洗浄槽
21内に収納した食器かご、23は洗浄ポンプ、24は
ヒータ、25は給水・洗浄・すすぎ・排水・乾燥の食器
洗浄機の一連の動作を制御する制御装置である。26は
食器かご22の下部空間に配し、略水平に回転する回転
半径L 1 の第一の洗浄ノズルである。第一の洗浄ノズル
26上には、前記実施例と同様の第二の洗浄ノズル27
を回転軸心を距離L 2 だけ偏心させて回転自在に設けて
いる。特に本実施例では第一の洗浄ノズル27は、図5
に示しているように回転方向に対して遅れた方向に湾曲
あるいは屈曲した形状としているものである。また第一
の洗浄ノズル26・第二の洗浄ノズル27のそれぞれに
は、食器かご2の食器に向けて洗浄水を噴射する複数個
の噴射口28a・28bを設けている。29・30は第
一の洗浄ノズル26・第二の洗浄ノズル27を軸支する
第一のノズル軸受け・第二のノズル軸受けである。
【0024】以下本実施例の動作について説明する。洗
浄工程の基本的な動作は前記第一の実施例と同様であり
省略する。
【0025】本実施例では、第一の洗浄ノズル26につ
いても回転方向に対して遅れた方向に屈曲した形状とし
ているため、第一の洗浄ノズル26の両端にはノズル回
転方向にF y とF yy の大きさの力が発生するものであ
る。この力F y とF yy の大きさは、実施例1で説明した
式1で表現されるものである。この力にノズル半径を乗
じた式3で示す回転トルクF t が、第一の洗浄ノズル2
6にかかるものである。
【0026】 t =((F y ×L 1 )+(F yy ×L 2 )) (式3) このように第一の洗浄ノズル26の回転トルクを大きく
することができるため、従来第一の洗浄ノズルに設ける
必要があったノズルの回転専用孔は不要となるものであ
る。このため、従来のように回転専用孔を使用して回転
力を得るためだけに使用していた洗浄水も不要となるも
のである。
【0027】以上のように本実施例によれば、洗浄水を
より有効に利用することができ、洗浄率を向上させた食
器洗浄機を実現するものである。また第一の洗浄ノズル
26・第二の洗浄ノズル27の回転トルクを増大するこ
とができるため、第一のノズル軸受け29・第二のノズ
ル軸受け30に異物が侵入しても、各洗浄ノズルが停止
したり、回転速度が異常に低下したりすることはないも
のである。つまり、信頼性の高い食器洗浄機を実現する
ものである。さらに、ノズルの回転専用孔を無くすこと
によって、従来、ノズルの回転専用孔から直接洗浄槽2
1や洗浄槽21内の洗浄水に衝突していた洗浄水が無く
なって、洗浄騒音を低下できるものとなっている。
【0028】さらに本実施例によれば、第一の洗浄ノズ
ル26を回転方向に対して遅れた方向に湾曲あるいは屈
曲させた形状としているため、図6のように同一回転半
径l 1 ・l 2 であっても全長を長くできるものである。こ
のため、第一の洗浄ノズル26上に設けている噴射口2
8a、28cの個数や個々の噴射口に設定している洗浄
水の噴射角度の設定もより自由にできるものとなる。す
なわち、種々の形・大きさの食器に対して、あるいは食
器の配置に関して幅広く対応することができる食器洗浄
機を実現するものである。
【0029】なお、第一の洗浄ノズル26と第二の洗浄
ノズル27をともに回転方向に対して遅れた方向に湾曲
あるいは屈曲させた形状とした場合を示したが、第一の
洗浄ノズル26のみを湾曲あるいは屈曲させた形状とし
てもよい。また、洗浄ノズルとして第二の洗浄ノズルを
持たないものであっても、その形状を回転方向に対して
遅れた方向に湾曲あるいは屈曲させることは有効であ
る。
【0030】(実施例3) 続いて本発明の第三の実施例について図6、図7を参照
しながら説明する。本実施例の基本的な構成・動作は、
前記実施例とほぼ同一であり説明を省略する。第一の洗
浄ノズル31・第二の洗浄ノズル32は、制振効果を有
する制振部材を使用した構成としている。本実施例で
は、この制振部材としてステンレス鋼板の間に樹脂を挟
み込んだ形のものを使用している。また、第一の洗浄ノ
ズル31・第二の洗浄ノズル32は、洗浄ノズルの両端
または途中部を接続した接続体33a・33bを同一材
料により一体に形成しているものである。34a・34
bは前記第一の洗浄ノズル31・第二の洗浄ノズル32
に設けている洗浄水を噴射する複数個の噴射口である。
【0031】本実施例では、接続体33a・33bを一
体に有した第一の洗浄ノズル31・第二の洗浄ノズル3
2を制振部材で構成しているものであるため、本洗工程
時等に第一の洗浄ノズル31・第二の洗浄ノズル32内
を流れる洗浄水の騒音や、洗浄槽21に落下する洗浄水
の騒音を低減するように作用するものである。すなわ
ち、洗浄槽21内において上方から直接落下していた洗
浄水の大部分は、一旦制振部材で構成した洗浄ノズルお
よび接続体33a・33bで受けてから洗浄槽21の底
に落下するもので、滴下音を大幅に減少することができ
る。
【0032】さらに第一の洗浄ノズル31・第二の洗浄
ノズル32を回転方向に対して遅れた方向に湾曲あるい
は屈曲した形状としていることから、ねじれ方向に対す
る機械的強度は低下しているものである。この点、本実
施例によれば、このねじれ方向に対する機械的強度を補
強でき、強度的に信頼性の高い食器洗浄機を実現するも
のである。
【0033】なお、本実施例では、第一の洗浄ノズル3
1・第二の洗浄ノズル32に使用している制振部材とし
て、ステンレス鋼板の間に樹脂を挟み込んだ形のものを
使用しているが、特にこの構成に限定しなければならな
い理由はないものである。例えば制振効果のある樹脂材
料であれば、単一構成のものであっても同様の効果が期
待できるものである。また接続体に関しても、本実施例
では第一の洗浄ノズル31・第二の洗浄ノズル32と一
体としているが、別部品で設けても同様の効果を得るこ
とができる。しかし、別部品とした場合には部品点数の
増加や工数の増加によるコストアップを考えると一体で
作った方が有利といえるものである。さらに、この接続
体は第一の洗浄ノズル31・第二の洗浄ノズル32の一
方にだけ設けることであってもよい。
【0034】
【発明の効果】 本発明の第一の手段は、第一または第二
の洗浄ノズルを回転方向に対して遅れた方向に湾曲ある
いは屈曲した形状とすると、第一または第二の洗浄ノズ
ルが充分なノズル回転力を発生し、このため、洗浄ノズ
ルに設けている噴射口は洗浄に寄与できるように噴射角
度を立てることができ、洗浄効率の高い、また回転異常
を生じにくい信頼性の高い食器洗浄機を提供することが
できるものである。また、第一の洗浄ノズルと第二の洗
浄ノズルの両方を回転方向に対して遅れた方向に曲げた
構成とすると、洗浄ノズルの回転半径が同じでありなが
ら洗浄ノズルの全長を長くとることができ、異なった噴
出角度を有する複数の噴射口を配置することができる。
すなわち、噴射口の個数や種類、噴射角度のより細かい
調整が可能で、洗浄効率の高い食器洗浄機とすることが
できるものである。
【0035】また、本発明の第二の手段は、洗浄ノズル
は全体を制振部材で構成したことにより、洗浄ノズル内
を流れる洗浄水の騒音や、洗浄中に洗浄槽に落下する洗
浄水の騒音を低減する効果を得ることができるものであ
る。
【0036】本発明の第三の手段は、洗浄ノズルが制振
部材で構成され両端または途中部を接続した接続体を一
体に有しているため、騒音低減と同時に洗浄ノズル自身
の機械的強度、特にねじれ方向に対する強度を向上した
食器洗浄機を得ることができるものである。
【0037】さらに本発明の第四の手段は、制振部材を
特定の構成としたことにより、より効果的に騒音低減と
洗浄ノズルの機械的強度を向上した食器洗浄機となるも
のである。
【0038】また、本発明の第二の手段は、洗浄ノズル
が一つであっても、これを回転方向に対して遅れた方向
に湾曲あるいは屈曲した形状とすることにより第一の手
段と同様な効果を得るものである。
【0039】また本発明の第三の手段は、洗浄ノズルは
全体を制振部材で構成したことにより、洗浄ノズル内を
流れる洗浄水の騒音や、洗浄中に洗浄槽に落下する洗浄
水の騒音を低減する効果を得ることができるものであ
る。
【0040】本発明の第四の手段は、洗浄ノズルが制振
部材で構成され両端または途中部を接続した接続体を一
体に有しているため、騒音低減と同時に洗浄ノズル自身
の機械的強度、特にねじれ方向に対する強度を向上した
食器洗浄機を得ることができるものである。
【0041】さらに本発明の第五の手段は、制振部材を
特定の構成としたことにより、より効果的に騒音低減と
洗浄ノズルの機械的強度を向上した食器洗浄機となるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例における食器洗浄機の断
面図
【図2】同食器洗浄機の洗浄ノズルを示す平面図
【図3】同洗浄ノズルの作用を説明する説明図
【図4】同第二の実施例における食器洗浄機の断面図
【図5】同洗浄ノズルの平面図
【図6】同洗浄ノズルの噴射口の配置を示す平面図
【図7】第三の実施例を示す洗浄ノズルの平面図
【図8】従来の食器洗浄機の構成を示す断面図
【図9】同洗浄ノズルの平面図
【図10】同洗浄ノズルの噴射口の配置を示す平面図
【符号の説明】
1・21 洗浄槽 2・22 食器かご 3・23 洗浄ポンプ 4・24 ヒータ 5・25 制御装置 6、26、31 第一の洗浄ノズル 7、27、32 第二の洗浄ノズル 8a、8b、28a、28b 噴射口 33a、33b 接続体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−344945(JP,A) 特開 平7−31575(JP,A) 実開 平3−103067(JP,U) 実開 昭59−160069(JP,U) 実開 平1−91463(JP,U) 特表 平7−502183(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47L 15/42

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄槽と、食器を収納する食器かごと、
    洗浄水を加圧する洗浄ポンプと、洗浄水を噴射する複数
    個の噴射孔を有する洗浄ノズルとを備え、前記洗浄ノズ
    ルは洗浄ポンプに連通し略水平に回転する第一の洗浄ノ
    ズルと、回転軸心を前記第一の洗浄ノズルから偏心さ
    せ、第一の洗浄ノズル上で略水平に回転する第二の洗浄
    ノズルからなり、第一、第二の洗浄ノズルの少なくとも
    一方はその運転時の回転方向に対して遅れた方向に湾曲
    あるいは屈曲した形状とした食器洗浄機。
  2. 【請求項2】 洗浄ノズルは全体を制振部材で構成した
    請求項1記載の食器洗浄機。
  3. 【請求項3】 回転方向に対して遅れた方向に湾曲ある
    いは屈曲した形状の洗浄ノズルは、両端または途中部を
    接続した接続体を一体に有し、全体を制振部材で構成し
    た請求項1記載の食器洗浄機。
  4. 【請求項4】 制振部材は、ステンレス層の間に樹脂を
    挟み込んだ構成とした請求項2または3記載の食器洗浄
    機。
JP6041248A 1994-02-21 1994-03-11 食器洗浄機 Expired - Fee Related JP2861792B2 (ja)

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