JP2861658B2 - 無線選択呼び出し受信機 - Google Patents
無線選択呼び出し受信機Info
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- JP2861658B2 JP2861658B2 JP4207757A JP20775792A JP2861658B2 JP 2861658 B2 JP2861658 B2 JP 2861658B2 JP 4207757 A JP4207757 A JP 4207757A JP 20775792 A JP20775792 A JP 20775792A JP 2861658 B2 JP2861658 B2 JP 2861658B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無線選択呼び出し受信
機に関する。
機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の無線選択呼び出し受信機は、基地
局から送信された無線電波を受信し、その受信電波を復
調し、自己に割り当てられた選択呼び出し信号があった
場合には、音、光、振動等によって使用者に報知するよ
うに構成されている。その受信方式として、図3に示す
ように、アンテナ21、RFアンプ22、フィルタ2
3、局部発振器24、周波数混合器25、フィルタ2
6、復調器27および制御部28を備えたスーパーヘテ
ロダイン方式や直接変換方式がある。また、受信用のア
ンテナとして、棒型、板型および筐体型のループアンテ
ナがある。
局から送信された無線電波を受信し、その受信電波を復
調し、自己に割り当てられた選択呼び出し信号があった
場合には、音、光、振動等によって使用者に報知するよ
うに構成されている。その受信方式として、図3に示す
ように、アンテナ21、RFアンプ22、フィルタ2
3、局部発振器24、周波数混合器25、フィルタ2
6、復調器27および制御部28を備えたスーパーヘテ
ロダイン方式や直接変換方式がある。また、受信用のア
ンテナとして、棒型、板型および筐体型のループアンテ
ナがある。
【0003】従来の無線選択呼び出し受信機の構成とし
ては、スーパーヘテロダイン方式と棒型ループアンテナ
とを組み合わせた例が多く、シールド例としては、局部
発振器24だけをシールドしたもの、局部発振器24の
VCOをモジュール化したもの、周波数混合器25にシ
ールド板をかぶせたもの、およびロジック回路の発振部
にシールド板をかぶせたものがある。
ては、スーパーヘテロダイン方式と棒型ループアンテナ
とを組み合わせた例が多く、シールド例としては、局部
発振器24だけをシールドしたもの、局部発振器24の
VCOをモジュール化したもの、周波数混合器25にシ
ールド板をかぶせたもの、およびロジック回路の発振部
にシールド板をかぶせたものがある。
【0004】このように、上記従来の無線選択呼び出し
受信機におけるシールト方法でも、ロジックノイズの輻
射を抑えたり、スプリアス対策としては有効である。
受信機におけるシールト方法でも、ロジックノイズの輻
射を抑えたり、スプリアス対策としては有効である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例のうち、直
接変換方式の無線選択呼び出し受信機は、受信周波数と
局部発振周波数とが同一であり、スーパーヘテロダイン
方式のように中間周波数がないため、これに起因するフ
ィルタが不要となり、部品点数を削減することができる
という利点がある。しかしながら、一方で、受信周波数
と局部発振周波数が同一であるため、局部発振器の輻射
がアンテナに回り込むと、受信感度を劣化させるという
問題がある。
接変換方式の無線選択呼び出し受信機は、受信周波数と
局部発振周波数とが同一であり、スーパーヘテロダイン
方式のように中間周波数がないため、これに起因するフ
ィルタが不要となり、部品点数を削減することができる
という利点がある。しかしながら、一方で、受信周波数
と局部発振周波数が同一であるため、局部発振器の輻射
がアンテナに回り込むと、受信感度を劣化させるという
問題がある。
【0006】また、上記の筐体型アンテナは、小型の受
信機において最大限のループ面積を確保することがで
き、アンテナ感度を高くすることができるという利点を
有するが、一方で、内部の回路から輻射されるノイズを
拾ってしまうという問題がある。
信機において最大限のループ面積を確保することがで
き、アンテナ感度を高くすることができるという利点を
有するが、一方で、内部の回路から輻射されるノイズを
拾ってしまうという問題がある。
【0007】そのため、直接変換方式と、筐体型アンテ
ナを組み合わせた受信機では、局部発振器とアンテナの
距離が近いため、局部発振器の輻射がアンテナに回り込
みやすく、受信感度が悪くなるという問題があった。
ナを組み合わせた受信機では、局部発振器とアンテナの
距離が近いため、局部発振器の輻射がアンテナに回り込
みやすく、受信感度が悪くなるという問題があった。
【0008】そこで、局部発振器のシールドが必要にな
るが、直接変換方式と、筐体型アンテナを組み合わせた
受信機では、上記従来技術のように、局部発振器だけを
シールドしたり、周波数混合器だけをシールドしたので
は、輻射を抑えるには不十分であり、局部発振器の輻射
がアンテナに回り込でしまう。
るが、直接変換方式と、筐体型アンテナを組み合わせた
受信機では、上記従来技術のように、局部発振器だけを
シールドしたり、周波数混合器だけをシールドしたので
は、輻射を抑えるには不十分であり、局部発振器の輻射
がアンテナに回り込でしまう。
【0009】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、直接変換方式と筐体型アンテナを組み合
わせても、受信感度を劣化させず、良好な受信感度を得
ることができるようにした無線選択呼び出し受信機を提
供することを目的とするものである。
るものであり、直接変換方式と筐体型アンテナを組み合
わせても、受信感度を劣化させず、良好な受信感度を得
ることができるようにした無線選択呼び出し受信機を提
供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために 特定の選択呼び出し番号を受信して呼び
出し報知を行うことができるように筐体型アンテナと直
接変換受信方式が組み合わされ、局部発振器およびこの
局部発振器の出力と無線電波の出力とを混同する周波数
混合器が一体化され、シールドケースで遮蔽されてモジ
ュール化されたものである。
成するために 特定の選択呼び出し番号を受信して呼び
出し報知を行うことができるように筐体型アンテナと直
接変換受信方式が組み合わされ、局部発振器およびこの
局部発振器の出力と無線電波の出力とを混同する周波数
混合器が一体化され、シールドケースで遮蔽されてモジ
ュール化されたものである。
【0011】
【0012】
【作用】したがって、本発明によれば、局部発振器と周
波数混合器をシールドすることによって、輻射を抑える
ことができ、アンテナへの回り込みを小さくすることが
できる。
波数混合器をシールドすることによって、輻射を抑える
ことができ、アンテナへの回り込みを小さくすることが
できる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。
しながら説明する。
【0014】図1および図2は本発明の一実施例におけ
る直接変換方式の無線選択呼び出し受信機を示し、図1
は概略ブロック図、図2は局部発振器および周波数混合
器をモジュール化する説明用の分解斜視図である。
る直接変換方式の無線選択呼び出し受信機を示し、図1
は概略ブロック図、図2は局部発振器および周波数混合
器をモジュール化する説明用の分解斜視図である。
【0015】図1において、1は筐体型のアンテナ、2
はRFアンプ(無線周波増幅器)、3は局部発振器、4
は周波数混合器、5は復調器、6は制御部である。
はRFアンプ(無線周波増幅器)、3は局部発振器、4
は周波数混合器、5は復調器、6は制御部である。
【0016】局部発振器3および周波数混合器4は一体
化され、シールドケース7により遮蔽されてモジュール
化されている。その詳細について説明すると、図2に示
すように、少なくとも局部発振器3および周波数混合器
4が小型のプリント基板8上に片面実装され、プリント
基板8の反対面がグランド層となっている。短辺側の側
端部に対称的に電源線、入出力線および制御線等、最低
限の信号線接続部9が設けられている。一方、シールド
ケース7は金属製で本体10とこの本体10に嵌合され
るカバー11とから成り、本体10とカバー11にはそ
れぞれ短辺側の側板の側端部に対称的に切欠12、13
が形成されている。そして、プリント基板8がグランド
層側から本体10に収められてグランド層が本体10の
内面14に接触され、信号線接続部9が切欠12から外
方へ突出される。本体10にカバー11が嵌合される。
これにより信号線接続部9のみがシールドケース7の切
欠12、13から外方へ突出され、プリント基板8上の
局部発振器3、周波数混合器4等がシールドケース7に
より完全に遮蔽されている。
化され、シールドケース7により遮蔽されてモジュール
化されている。その詳細について説明すると、図2に示
すように、少なくとも局部発振器3および周波数混合器
4が小型のプリント基板8上に片面実装され、プリント
基板8の反対面がグランド層となっている。短辺側の側
端部に対称的に電源線、入出力線および制御線等、最低
限の信号線接続部9が設けられている。一方、シールド
ケース7は金属製で本体10とこの本体10に嵌合され
るカバー11とから成り、本体10とカバー11にはそ
れぞれ短辺側の側板の側端部に対称的に切欠12、13
が形成されている。そして、プリント基板8がグランド
層側から本体10に収められてグランド層が本体10の
内面14に接触され、信号線接続部9が切欠12から外
方へ突出される。本体10にカバー11が嵌合される。
これにより信号線接続部9のみがシールドケース7の切
欠12、13から外方へ突出され、プリント基板8上の
局部発振器3、周波数混合器4等がシールドケース7に
より完全に遮蔽されている。
【0017】以上の構成について、以下、その動作とと
もに更に詳細に説明する。基地局から送信された無線電
波は、アンテナ1を介してRFアンプ2で増幅される。
局部発振器3は無線電波と同一の周波数で発振してお
り、周波数混合器4において、RFアンプ2で増幅され
た無線電波と局部発振器3の出力が混合され、その位相
差が出力として取り出される。この位相差は復調器5で
復調されてベースバンド信号となり、この信号中に自己
の選択呼び出し信号があるか否かが制御部6で判断され
る。このとき、上記のように局部発振器3と周波数混合
器4を一体化してシールドケース7で遮蔽し、モジュー
ル化しているので、局部発振器3と周波数混合器4およ
びそれらの接続線から信号が漏れてアンテナ1へ回り込
むことがない。
もに更に詳細に説明する。基地局から送信された無線電
波は、アンテナ1を介してRFアンプ2で増幅される。
局部発振器3は無線電波と同一の周波数で発振してお
り、周波数混合器4において、RFアンプ2で増幅され
た無線電波と局部発振器3の出力が混合され、その位相
差が出力として取り出される。この位相差は復調器5で
復調されてベースバンド信号となり、この信号中に自己
の選択呼び出し信号があるか否かが制御部6で判断され
る。このとき、上記のように局部発振器3と周波数混合
器4を一体化してシールドケース7で遮蔽し、モジュー
ル化しているので、局部発振器3と周波数混合器4およ
びそれらの接続線から信号が漏れてアンテナ1へ回り込
むことがない。
【0018】このように、上記実施例によれば、局部発
振器3と周波数混合器4を一体化してシールドケース7
で遮蔽しているので、局部発振器3の不要輻射を抑える
ことができ、したがって、良好な受信感度を確保するこ
とができる。また、上記実施例によれば、局部発振器3
としてVCO(電圧制御発振器)を用いた場合、外来の
ノイズがVCOの発振に影響することがないので、良好
な受信選択度特性を確保することができる。
振器3と周波数混合器4を一体化してシールドケース7
で遮蔽しているので、局部発振器3の不要輻射を抑える
ことができ、したがって、良好な受信感度を確保するこ
とができる。また、上記実施例によれば、局部発振器3
としてVCO(電圧制御発振器)を用いた場合、外来の
ノイズがVCOの発振に影響することがないので、良好
な受信選択度特性を確保することができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
局部発振器と周波数混合器を一体化し、シールドケース
により遮蔽してモジュール化しているので、局部発振器
の不要輻射を抑え、アンテナへの回り込みを小さくする
ことができ、したがって、良好な受信感度を得ることが
できる。
局部発振器と周波数混合器を一体化し、シールドケース
により遮蔽してモジュール化しているので、局部発振器
の不要輻射を抑え、アンテナへの回り込みを小さくする
ことができ、したがって、良好な受信感度を得ることが
できる。
【図1】本発明の一実施例における無線選択呼び出し受
信機を示す概略ブロック図
信機を示す概略ブロック図
【図2】同無線選択呼び出し受信機における局部発振器
および周波数混合器をモジュール化する説明用の分解斜
視図
および周波数混合器をモジュール化する説明用の分解斜
視図
【図3】従来の一例における無線選択呼び出し受信機を
示す概略ブロック図
示す概略ブロック図
1 アンテナ 2 RFアンプ 3 局部発振器 4 周波数混合器 5 復調器 6 制御部 7 シールドケース 8 プリント基板 9 信号線接続部 10 シールドケースの本体 11 シールドケースのカバー
Claims (2)
- 【請求項1】 筐体型アンテナ手段と、受信周波数と局
部発振周波数が同一となる直接変換受信方式の受信手段
を有する無線選択呼び出し受信機であって、 前記受信手段を構成する局部発振器と周波数混合器がシ
ールドケースで遮断されるとともに、モジュール化され
ている無線呼び出し受信機。 - 【請求項2】 筐体型アンテナ手段と、受信周波数と局
部発振周波数が同一となる直接変換受信方式の受信手段
を有する無線受信機のスプリアス防止方法であって、 前記受信手段を構成する局部発振器と周波数混合器をシ
ールドする無線呼び出し受信機のスプリアス防止方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4207757A JP2861658B2 (ja) | 1992-08-04 | 1992-08-04 | 無線選択呼び出し受信機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4207757A JP2861658B2 (ja) | 1992-08-04 | 1992-08-04 | 無線選択呼び出し受信機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0661919A JPH0661919A (ja) | 1994-03-04 |
JP2861658B2 true JP2861658B2 (ja) | 1999-02-24 |
Family
ID=16545045
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4207757A Expired - Fee Related JP2861658B2 (ja) | 1992-08-04 | 1992-08-04 | 無線選択呼び出し受信機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2861658B2 (ja) |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61312U (ja) * | 1984-06-05 | 1986-01-06 | 日本電気株式会社 | 周波数変換器 |
JPH03104199A (ja) * | 1989-09-18 | 1991-05-01 | Toshiba Corp | 電子回路装置 |
JPH0693569B2 (ja) * | 1989-09-26 | 1994-11-16 | ユピテル工業株式会社 | マイクロ波検出器 |
JPH03127521A (ja) * | 1989-10-13 | 1991-05-30 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 無線受信機 |
JP2890973B2 (ja) * | 1991-05-31 | 1999-05-17 | 日本電気株式会社 | 無線選択呼出受信機 |
JP3090540U (ja) * | 2002-06-07 | 2002-12-20 | 株式会社安藤建設 | 砂の清掃具 |
-
1992
- 1992-08-04 JP JP4207757A patent/JP2861658B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0661919A (ja) | 1994-03-04 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |