JP2860887B2 - 発酵管理方法および乳酸酸度測定方法 - Google Patents
発酵管理方法および乳酸酸度測定方法Info
- Publication number
- JP2860887B2 JP2860887B2 JP9127895A JP9127895A JP2860887B2 JP 2860887 B2 JP2860887 B2 JP 2860887B2 JP 9127895 A JP9127895 A JP 9127895A JP 9127895 A JP9127895 A JP 9127895A JP 2860887 B2 JP2860887 B2 JP 2860887B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fermentation
- attenuation
- microwave
- lactic acid
- lactic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Dairy Products (AREA)
- Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
Description
生物による発酵状態の管理方法に関する。さらに本発明
は乳酸発酵における発酵液中の乳酸酸度の測定方法に関
する。
品、工業原料の生産など広く普及した技術である。通
常、これらの発酵の管理は目的の物質の生産量をモニタ
リングしながら行われている。このモニタリングはイン
ラインセンサーによる測定や、バッチ式サンプリングに
よる分析などによる。特に発酵食品の生産にあたって
は、発酵により生産される主要産物である、有機酸やア
ルコールなどを指標として発酵状態を管理している。ま
たこのような主要産物の測定に代えてpHや溶存酸素濃
度、濁度などを測定する場合もある。発酵食品のなかで
も、乳酸菌あるいは酵母を利用した発酵は、特に食品や
飲料などの製造に古くから用いられている。例えば発酵
乳、乳酸菌飲料などは乳酸菌を用いた発酵の代表的な製
品例であり、ビール、ワイン、清酒などは酵母を用いた
発酵の代表例である。これらの乳酸発酵食品、飲料の製
造方法は一般的には以下に述べるようなものである。
乳、脱脂乳に脱脂粉乳あるいは濃縮乳を添加したりして
副原料を調合混和する。これを常法に従い均質化、殺菌
処理を行い、30〜50℃に冷却後、混合乳酸菌スター
ターあるいは単独スターターを2〜3%接種し、30〜
40℃に保温し、乳酸発酵させて製造される。発酵の停
止は、発酵基質(通常、乳あるいは、脱脂乳液または副
原料を添加した調製液)を冷却、または加熱殺菌するこ
とによって行う。その発酵停止のタイミングの判定は、
一般に乳酸発酵によって生成した乳酸を予めその濃度が
測定されているアルカリ標準液(通常水酸化ナトリウム
溶液)を用いた滴定方法による乳酸酸度の測定、あるい
はpHを測定し、予めこの測定pHと酸度の相関を求め
ておき、この相関から決定する。しかし、これらの測定
による判定は、測定者によるばらつきがあることや、イ
ンライン測定には不向きであることや、温度による影響
が大きいなどの欠点を有する。特に、乳酸酸度測定によ
る発酵停止を判定する方法の場合は、測定操作が煩雑な
ため測定時間に長時間を要し、その測定の間に発酵が進
み、停止のタイミングを外れてしまい、過発酵となって
しまうこともある。アルコール発酵は、その製品により
種々の発酵形態がとられているが、通常は糖化した原料
に酵母スターターを加えたもろみを発酵させ、通常、ア
ルコール濃度5〜20%に達した時点で発酵を終了さ
せ、もろみ分離を行う。この場合にはもろみを採取し、
ろ過を行い、このろ液の分析を行うが、ろ過操作や分析
に時間を要して適切な発酵管理を行なえないなどの問題
点がある。
程をモニターする方法として、pHセンサーをタンク内
に設置してそのpH変化をモニターする方法などが試み
られている。しかしpH電極の構造上から電極の内部液
の発酵基質中への流出は避けられず、食品製造用のイン
ライン測定法としては不適当である。このため、食品の
発酵管理でpHセンサーを使用する例は殆どない。これ
らの問題を解決する手段として、特公平2−9780号
公報では電磁誘導型の電気伝導率計を用いた発酵管理法
を提示している。しかし、この方法では電気伝導率の温
度による影響が大きく、電気伝導率の値が基質成分によ
って大きく異なり、従来の乳酸酸度との対応が一義的に
決まらないなどの欠点がある。さらに、近赤外線の吸光
度測定により乳酸発酵を管理する方法も提示されている
(Giuseppe Vaccariら, "A Near-Infrared Spectroscop
y Technique for theControl Fermentation Process: A
n Application to Lactic Fermentation", Biotechnolo
gy and Bioengineering, Vol. 43, pp.913-917, 199
4)。しかし、この方法は基質成分が発酵毎に異なった場
合には、再度吸光度と乳酸酸度などの管理値との回帰式
を求めなければならないという欠点を有している。
せる方法とタンク内で発酵させた後攪拌して製品にする
方法がある。前者の方法の場合、容器内の発酵状態をモ
ニターする必要がある。例えば、特公平2−23614
1号公報には、発酵して固化する食品を容器に入れシー
ルした後、容器ごと減衰自由振動させて減衰自由振動の
周期、又は減衰自由振動数及び振幅を測定して発酵管理
する方法が提示されている。この方法は発酵停止のタイ
ミングを任意に設定することが不可能であるという欠点
がある。また、アルコール発酵では、特開昭60─14
9374号公報に開示されたような、発酵に伴って生産
される炭酸ガスおよびエチルアルコールガスを赤外線分
析計により測定して、発酵もろみの発酵状態を管理する
方法が提案されている。しかしこれはあくまで、ガス化
した成分を測定しているのであって、もろみ中の成分を
測定して、発酵状態を管理しているものではなく、発酵
状態の正確な測定の面で満足のいくものではなかった。
以上のように、これまでの発酵管理の方法には多くの問
題点があり、発酵状態を精度良く管理する方法は提案さ
れていない。
ロ波を用いた非破壊分析について検討を行い、その発酵
管理への応用について検討を行っていたが、微生物によ
る発酵過程、特に乳酸発酵において、マイクロ波の透過
波の減衰量を測定することによって発酵状態の変化を正
確に確認することが可能なことを初めて見い出すことが
できた。また、このマイクロ波の減衰変化は、発酵液中
の乳酸酸度と強い相関関係を有することを見い出した。
本発明は、このような知見に基づいてなされたもので、
微生物による発酵過程の管理をマイクロ波を用いて行う
方法を提供することを課題とする。また、このマイクロ
波の減衰量を測定することによって発酵液中の乳酸の定
量測定を行う方法を提供することを課題とする。
食品は、予め原料を混合したミックスに乳酸菌を接種し
たものを容器中に充填し、これを発酵させる方法が採用
される。この発酵は発酵室と呼ばれる恒温室中で行わ
れ、この発酵状態を非破壊的に検出することが必要とな
る。所望の発酵状態に達した製品、例えばヨーグルトな
どは速やかに冷却して発酵を停止し、製品として出荷さ
れる。この非破壊分析にあたって、本発明においてはマ
イクロ波を用いることが大きな特徴である。マイクロ波
等の電磁波を被測定物又は試料に照射し、その透過波あ
るいは反射波から得られる測定情報として、減衰、位相
差、反射インピ−ダンスあるいは伝送速度等がある。本
発明者らは、発酵中の食品に電磁波を照射し、その透過
波又は反射波の照射波に対する減衰を測定し、その測定
値から測定対象物の乳酸含量を求めることができること
を見出した。電磁波を物質に照射した時の、透過波の減
衰aは、照射物の物理量である比誘電率εr と誘電正接
tanδが公知である場合、以下の関係式数1から求め
ることができる(岡田文明著、マイクロ波工学、学献社
刊、1993年)。
s)、εは測定誘電率、ε0 は真空の誘電率( 8.854
×10-12 F/m)、εr は比誘電率、tanδは誘電正
接、Lは試料厚み(m)、aは減衰(dB)。
tanδは、物質固有の物理量である。また、誘電正接
tanδは、測定物質の電気伝導度の変数でも表すこと
ができ、この場合、下記の(4)式で示すことができ
る。
変化し増加することが知られている。発酵食品の場合
ω、ε0 、εr は測定対象によって固有の値であること
が経験的に知られており、従って発酵状態の変化は誘電
正接の変化であると言える。従って誘電正接を測定する
ことで発酵状態の変化を知ることが可能である。さらに
(4) 式と(1) 式、(2) 式より、マイクロ波の減衰aを誘
電率σを変数とする式で表すことができる。
の電気伝導度を変数とする式と解することができる。従
って、試料に照射したマイクロ波の減衰を知ることで、
試料電気伝導度の変化を知ることができ、これは発酵状
態の変化を知ることになる。この理論に基づいて、種々
の試料について検討を行ったところ、実施例に示すよう
に、乳酸発酵においては、乳酸量の変化と照射したマイ
クロ波の減衰はさらに試料温度変化又は試料の周辺の温
度変化を変数とする回帰式で表すことが確認できた。
トワークアナライザーを用いることにより、直接目的と
する物理量である誘電正接tanδと比誘電率εr を求
めることができ( なおベクトルネットワークアナライザ
ーはTransaction on Instrumentation and Measuremen
t. Vol.37,No.3,June,1989 等の文献に詳細が開示され
ており、その用途や機能は広く知られている) 、さらに
減衰を求めることができる。さらにまた、電磁波を被検
物質に照射し、透過波の減衰を検出するための方法とし
ては、公知のマイクロ波発生装置と、マイクロ波検出装
置を用い装置を構成することができる。またこのような
装置は市販の装置を用いることもできる。例えば特開昭
59─102146号公報や特開平2─19750号公
報に開示されたマイクロ波による水分測定装置など、水
分測定を目的とした装置であって、透過波の位相変化と
減衰を測定できる装置であれば使用可能である。通常
は、マイクロ波の発信用のアンテナと受信用のアンテナ
を装置の構成に含んでいるものであれば使用可能であ
る。またこのような、透過マイクロ波を検出測定する市
販の装置としては、ベルトホルド社(ドイツ)から「マ
イクロモイスト」の商品名で販売されているマイクロ波
利用の水分計が知られており、本発明をオンラインで使
用する時の仕様に適している。さらにまた、上記に示し
たベクトルネットワークアナライザーとホーンアンテナ
を組み合わせた構成とした装置によってもマイクロ波の
減衰を測定することもできる。
ロ波を照射した時の減衰と公知の温度測定装置を用い
て、試料の温度又は試料の周辺温度を得て、乳酸含量を
求める回帰式を得ることができる。回帰式を得るために
は、測定しようとする乳酸含量の異なった試料を5〜3
0サンプル程度を予め準備し、従来の測定方法で乳酸含
量を求めておき、マイクロ波の減衰と乳酸含量の関係を
重回帰分析を行って重回帰式を求める。この重回帰式
は、乳酸含量(乳酸酸度%)をy、被測定物に照射した
マイクロ波の減衰をx1 、試料の温度または周辺温度を
x2 とした時、それぞれ次の(6)式の重回帰式で表さ
れる。
帰係数を表す。
帰式(6)式に、説明変数である、マイクロ波の減衰
(dB)の値x1 、測定対象物の温度又は周辺温度値x
2 を代入して目的とする乳酸酸度%を求めることができ
る。乳酸酸度がこのような関係式を得て、この関係式に
被測定物によるマイクロ波の減衰x1 、被測定物の試料
又は周辺温度の値x2 を代入して求めることができるこ
とは、本発明者らが初めて見い出したものである。
収や減衰を確認する場合、上記のように透過波を検出す
るか、反射波を検出するかいずれかの方法を選択するこ
とができる。透過波を検出する場合には、単純な1回通
過による減衰や位相変化を見るため、装置的には簡単な
構成でよい。一方、反射波を検出する場合は、電磁波照
射部での反射を取り除いて、減衰、位相差を測定しなけ
ればならず、装置構成上複雑になりやすい。また上記の
ベクトルネットワークアナライザーを用いることにより
複雑な装置構成とする必要がなく、簡便に比誘電率及び
誘電正接を求めることができる。本発明においては、反
射波、透過波いずれの場合であっても採用できるが透過
波が特に好ましい。
定法が一般的であるが、電量滴定法等の方法を試料の状
態や濃度範囲、試料の量、試料の数によって適宜選択す
ることができる。
した試料と同一または同質の試料を、上記のマイクロ波
照射装置またはベクトルネットワークアナライザーで、
一定の条件下に照射し、その透過波を検出し、減衰を測
定する。測定にあたっては、測定に使用する装置の仕様
にしたがって装置及び、試料を調製する。本発明におい
て、マイクロ波の周波数は本発明の効果に大きな影響を
及ぼすため、200MHz−20GHzに調整するが、
それ以外の発信エネルギーや、検出感度は、使用する装
置に従って行ってよい。透過波を検出する方法では、発
信マイクロ波が200MHz以下の場合ホーンアンテナ
を大きくしなければならず、実用困難になるなどの影響
が出現する。また、20GHz以上の場合には、被検体
への電磁波の吸収が大きく、透過波の電圧が小さくな
り、検出できなくなる。また位相変化に対する被検体の
厚みの影響が大きくなるなどの影響が出現する。ベクト
ルネットワークアナライザーを用いて測定する場合には
測定用プローブを被測定物中に設置し、直接比誘電率ε
r の値、誘電正接tanδの値を求める。この時、被測
定物に照射するマイクロ波は200MHz〜20GHz
の範囲の特定の周波数を設定し、この周波数で測定す
る。周波数は任意に選択できる。
状態で測定することができるし、またライン中に上記の
ベクトルネットワークアナライザーのプローブを設置し
て、この部分に試料が流動もしくは移動するようにして
連続的に測定することもできる。このようにして5〜1
5検体以上の試料の透過波の減衰と、さらに適当な測定
方法で試料の温度または試料周辺の温度を説明変数とし
て、先に測定した従来の方法で測定した乳酸酸度を基
に、重回帰分析を行い、重回帰式(6)を求める。この
数式を得た後は、被検物質に重回帰式を求めたと同様の
条件で電磁波を照射し、透過波を検出し、この透過波の
減衰と試料の温度を測定し、これを式(6)に代入し、
目的とする試料の乳酸酸度を得て、これを発酵状態の管
理指標値として用いて、発酵を管理する。なお、この重
回帰式の算出と、測定試料による透過波の減衰と温度を
予めコンピュータにプログラムしておき、測定と同時に
乳酸酸度を表示することもできる。このため、本発明方
法によって得られた測定結果を製造工程にフィードバッ
クすることによりリアルタイムで製造条件を制御するこ
とが可能となる。なお、以下の例はベクトルネットワー
クアナライザーにホーンアンテナを設置した装置を用い
て、容器内のヨーグルトの発酵状態を測定したものであ
るが、この測定に限定されるものでないことは言うまで
もない。以下に実施例を示し、本発明をさらに詳細に説
明する。
シドフィルス(Lactobacillus acidophilus) とストレプ
トコッカス・サーモフィルス(Streptococcus thermophi
lus)の混合スターターを用いた乳酸発酵による発酵乳の
生産管理に本発明方法が使用可能なことを示す。 (発酵乳ミックスの調製)12重量%となるように脱脂
粉乳を水に溶解し、95℃で20分間殺菌し、40℃ま
で冷却させた。この殺菌乳に予め調製したスターターを
3重量%になるように添加混合し、500ml容量の合
成樹脂製容器(ポリエチレン製)に充填し、アルミ箔で
シールした。 (測定)この容器を図1に示すような構成装置を用い
て、ホーンアンテナ間に置き、この装置全体を40℃に
制御した空気恒温槽内に設置した。なお、装置は再現性
を向上させるために、設置位置および高さを厳密に設定
した。即ち、ホーンアンテナの開口部の大きさは107
×138mmのものを使用し、これらのホーンアンテナ
の間隔は200mmに設定した。透過マイクロ波の発
信、受信はネットワークアナライザー(ヒューレットパ
ッカード社製HP8720C)を用いて操作し、アンテ
ナとネットワークアナライザーは同軸導波管変換器(I
CER R32)を介して、フレキシブル同軸ケーブル
で接続した。マイクロ波は、3GHzで測定するように
装置を調整した。なお、装置のキャリブレーションは装
置の使用操作方法の説明に従い、レスポンス校正のスル
ーモードで行った。また温度変化は、容器の周囲に抵抗
式温度センサーを設置して自動的に測定を行った。 (酸度変化の測定)酸度変化の測定は、0.1 Nの標準水
酸化ナトリウム水溶液を用いた容量滴定法によって行っ
た。
ーグルトの発酵過程における、マイクロ波の減衰の経時
変化を示す。発酵の進行に伴ってマイクロ波の減衰が生
じていることが明らかである。しかし発酵初期の段階で
はマイクロ波の減衰ではなく、増幅が観察された。これ
は温度変化を因子として補正することができた。即ち、
図3に示すような温度変化が発酵中に生じており、この
変化を上記に述べたように、変数として処理することが
できた。以上の、各乳酸酸度測定時のマイクロ波の減衰
と周辺温度の測定結果を表1に示す。
クロ波の減衰、周辺温度それぞれの関係を求めるために
重回帰分析し、マイクロ波の減衰をx1 、試料の温度ま
たは周辺温度を説明変数とする(7)式を得た。
衰を測定して得られた乳酸酸度と、同時に32ポイント
で滴定法により乳酸酸度を測定した結果をプロットした
結果を図4に示した。両者の相関関係は、相関係数0.
984とほぼ完全に一致した。なお、図4中の点線は、
±0.05%の誤差範囲を示している。
製し、ラクトバチラス・アシドフィルス(Lactobacillus
acidophilus) とストレプトコッカス・サーモフィルス
(Streptococcus thermophilus)の混合スター ターを用
いた乳酸発酵において、発酵温度を39℃に調整した発
酵室で、実施例1と同様にして、経時的に乳酸酸度を測
定し、発酵時間との関係を観察した。なお、マイクロ波
の減衰と温度測定は実施例1と同様に行い、(7)の回
帰式を用いた。図5に示すように、乳酸酸度は滴定法に
よる測定と一致し、また発酵状態も確認できることが明
らかとなった。従ってマイクロ波の減衰を測定すること
で、乳酸酸度を知ることができ、この結果から発酵状態
を知ることができた。また本発明は、非破壊的に測定で
きるため、密閉容器中での発酵状態を知ることができ、
ヨーグルトなど発酵管理に特に適することが明らかとな
った。
過程の管理をマイクロ波を用いて行う方法が提供され
る。また、このマイクロ波の減衰を測定することによっ
て発酵液中の乳酸の定量測定を行うことができる。
る。
示す。
酸酸度の測定結果の相関関係を求めた結果を示す。
よる測定した結果と、滴定法による乳酸酸度の測定結果
を示す。
Claims (4)
- 【請求項1】 発酵食品の生産にあたり、発酵中の基質
にマイクロ波を照射し、透過波の減衰を測定することに
より基質の乳酸酸度を求め、発酵状態の変化を確認する
ことを特徴とする発酵管理方法。 - 【請求項2】 照射するマイクロ波の周波数領域が20
0MHz以上、20GHz以下である請求項1記載の発
酵管理方法。 - 【請求項3】 乳酸発酵基質にマイクロ波を照射し、透
過波の減衰を測定し、予め測定したマイクロ波の減衰量
と乳酸酸度の関係式に基づいて乳酸酸度を測定する方
法。 - 【請求項4】 マイクロ波の減衰量と乳酸酸度の関係式
が、マイクロ波の減衰と、乳酸発酵基質の温度又は雰囲
気温度を変数とする重回帰分析で得られる回帰式である
請求項3記載の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9127895A JP2860887B2 (ja) | 1995-03-24 | 1995-03-24 | 発酵管理方法および乳酸酸度測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9127895A JP2860887B2 (ja) | 1995-03-24 | 1995-03-24 | 発酵管理方法および乳酸酸度測定方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08256759A JPH08256759A (ja) | 1996-10-08 |
JP2860887B2 true JP2860887B2 (ja) | 1999-02-24 |
Family
ID=14021999
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9127895A Expired - Fee Related JP2860887B2 (ja) | 1995-03-24 | 1995-03-24 | 発酵管理方法および乳酸酸度測定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2860887B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4064699B2 (ja) | 2002-03-27 | 2008-03-19 | 日本ユニカ株式会社 | 酵素反応管理装置 |
JP5073936B2 (ja) * | 2005-10-26 | 2012-11-14 | 株式会社明治 | 粘性流体中の固形物含有量の測定装置及び測定方法 |
CN103048342B (zh) * | 2012-12-12 | 2015-08-26 | 江苏大学 | 基于单一频率l波段电磁波发酵监控装置及其监控方法 |
CN109259180B (zh) * | 2018-08-28 | 2022-07-19 | 季华实验室 | 酿造方法、酿造装置和酿造系统 |
JP7165570B2 (ja) * | 2018-12-04 | 2022-11-04 | 浜松ホトニクス株式会社 | 発酵状態モニタリング装置及び発酵状態モニタリング方法 |
-
1995
- 1995-03-24 JP JP9127895A patent/JP2860887B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08256759A (ja) | 1996-10-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Quan et al. | Glucose determination by a pulsed photoacoustic technique: an experimental study using a gelatin-based tissue phantom | |
EP1295104B1 (en) | Method for rapid fat content determination | |
CN109668858A (zh) | 基于近红外光谱检测发酵过程生物量和组分浓度的方法 | |
WO1993015470A1 (en) | Broadband instrument for nondestructive measurement of material properties | |
CN109613026B (zh) | 利用微波检测颗粒状固体样品含水率的装置 | |
JP2860887B2 (ja) | 発酵管理方法および乳酸酸度測定方法 | |
US6920399B2 (en) | Method and apparatus for determining the composition of fluids | |
CN109557014A (zh) | 一种快速检测发酵乳中乳酸菌数的方法 | |
CN109540838A (zh) | 一种快速检测发酵乳中酸度的方法 | |
Akiyama et al. | Monitoring the progress of lactic acid fermentation in yogurt manufacturing using terahertz time-domain–attenuated total-reflection spectroscopy | |
Fairbrother et al. | Whey fermentation: on-line analysis of lactose and lactic acid by FTIR spectroscopy | |
JP2900979B2 (ja) | 赤外atr法利用による乳酸発酵液の乳酸酸度測定法 | |
WO2001007936A1 (en) | Method for non-invasively and without contact, inspecting foil enclosed packages, using magnetic resonance techniques | |
JP3087939B2 (ja) | 食品の水分及び塩分の同時測定方法 | |
EP0851027A1 (en) | Method for controlling culture of lactic bacteria | |
CN110146595B (zh) | 基于超声波的水质浑浊度测量方法 | |
Hester et al. | Quantitative analysis of food products by pulsed NMR: I. Rapid determination of water in skim milk powder and cottage cheese curds | |
Herrmann et al. | In situ diagnostics of zeolite crystallization by ultrasonic monitoring | |
US5269174A (en) | Method and apparatus for examining and determining the viscosity of a liquid in a container | |
Havmand et al. | Measurement of water-holding capacity in fermented milk using near-infrared spectroscopy combined with chemometric methods | |
JP3090302B2 (ja) | 水分及び塩分の測定方法 | |
CN110398523A (zh) | 基于电学特性的牛奶鉴别方法 | |
US7220591B2 (en) | Method and apparatus for rapid fat content determination | |
JPH05273124A (ja) | 発酵乳中の酸度の分光学的連続測定方法及びそれに用いる近赤外線吸収スペクトル検出端子 | |
CN117007614A (zh) | 一种利用近场微波检验乳糖含量的方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081211 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081211 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091211 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101211 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101211 Year of fee payment: 12 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111211 Year of fee payment: 13 |
|
R371 | Transfer withdrawn |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111211 Year of fee payment: 13 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111211 Year of fee payment: 13 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111211 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121211 Year of fee payment: 14 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121211 Year of fee payment: 14 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131211 Year of fee payment: 15 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |