JP2860886B2 - 複数個の異なる製品からなる成形品の成形方法および成形用金型 - Google Patents

複数個の異なる製品からなる成形品の成形方法および成形用金型

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JP2860886B2 JP7031875A JP3187595A JP2860886B2 JP 2860886 B2 JP2860886 B2 JP 2860886B2 JP 7031875 A JP7031875 A JP 7031875A JP 3187595 A JP3187595 A JP 3187595A JP 2860886 B2 JP2860886 B2 JP 2860886B2
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    • B29C49/02Combined blow-moulding and manufacture of the preform or the parison
    • B29C49/04Extrusion blow-moulding

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数個の異なる製品か
らなる成形品の成形方法およびこの成形方法に実施に使
用される成形用金型に関するもので、さらに具体的には
射出成形品とブロー成形品とが一体化して成形される複
数個の異なる製品からなる成形品の成形方法および成形
用金型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プラスチックの成形方法には、色々な方
法が知られているが、射出成形方法も、またブロー成形
方法も知られている。射出成形方法の実施に使用される
射出成形機は、従来周知のように、シリンダとスクリュ
ウとを備えた射出機、内部にキャビティが形成されてい
る一対の金型、この金型を型締めする型締装置等から構
成されている。したがって、射出機のスクリュウを回転
駆動して樹脂を溶融計量し、そして型締めされた金型の
キャビティにスクリュウを軸方向に駆動して射出し、冷
却固化を待って金型を開くと、射出成形品が得られる。
この射出成形方法により、家庭用品から産業機器まで多
種多様なプラスチック製品が成形されているが、この成
形方法により例えば自動車のエンジン冷却用フアンのシ
ュラウドも成形されている。
【0003】ブロー成形方法も、従来周知で押出ブロー
成形法、2段ブロー成形法、射出ブロー成形法として知
られているが、いずれにしても原理的には、塩化ビニル
樹脂のような熱可塑性樹脂を、金型を開いたキャビティ
内に押出機によりパイプあるいはシート状に押し出し、
所定長さに達したとき、金型を閉じて閉め切り、そして
ダイの中央上部から空気を吹き込み、膨張させて樹脂を
キャビティ内面に密着させ、冷却を待って金型を開いて
成形品を取り出す成形方法である。この成形方法はプラ
スチックのビン、タンクのような中空体の成形に多用さ
れ、例えば自動車の冷却水タンクもこの方法により成形
されている。
【0004】このように射出成形方法によっても、また
ブロー成形方法によっても色々な成形品が成形され、そ
して利用されているが、射出成形品とブロー成形品とが
例えば前述した自動車の冷却フアンのシュラウドと、冷
却水タンクのように一体化して使用されることがある。
一体化しておけば複数個の異なる製品からなる成形品が
コンパクトになり、また現場において他の装置に組み立
てるときの組立工数が減る等の利点があるからである。
このように、射出成形品とブロー成形品とを一体化する
必要があるときは、両成形品にはブラケット、ステー、
リブ等の突起物が一体的に成形され、そしてこれらの突
起物をボルト・ナット等で締め付けて一体化されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】複数個の異なる製品を
結合して一体化しておくと、前述したような組立等には
利点があるが、成形コストが高くなることがある。すな
わち複数個の異なる製品を成形するためには、射出成形
機とブロー成形機の少なくとも2種の成形機が必要で、
したがって、金型、型締機等あらゆる付属装置も2個必
要でコスト高になる。また、成形品にブラケット、ステ
ー、リブ等の突起物を一体的に成形するために金型の構
造が複雑になり、金型の設計コストも高くなる。さらに
はボルト締結等の組立コストが嵩む欠点もある。したが
って、本発明は複数個の異なる製品からなる成形品を安
価に一体成形することができる、成形方法およびこの成
形方法の実施に使用される成形用金型を提供することを
目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、少なくとも1個の射出成形品成形用のキ
ャビティと、同様に少なくとも1個のブロー成形品成形
用のキャビティとが設けられ、これらのキャビティが一
部において連通している金型を使用し、初めに連通部を
遮断して射出成形品成形用のキャビティに溶融樹脂を射
出して射出成形品を成形し、次いでブロー成形品成形用
のキャビティ内に押出機によりパリソンを成形し、この
パリソンの内部に空気を吹き込んで、ブロー成形品を成
形するときは、前記連通部を開いて成形するように構成
される。請求項2記載の発明は、請求項1記載のパリソ
ンを射出機により成形するように構成される。請求項3
記載の発明は、少なくとも1個の射出成形品成形用のキ
ャビティと、同様に少なくとも1個のブロー成形品成形
用のキャビティとが設けられ、これらのキャビティが一
部において連通している金型を使用し、初めに連通部を
遮断して射出成形品成形用のキャビティに溶融樹脂を射
出して射出成形品を成形し、次いでブロー成形品成形用
のキャビティにパリソンを挿入し、このパリソンに空気
を吹き込んで、ブロー成形品を成形するときは、前記連
通部を開いて成形するように構成される。請求項4記載
の発明は、請求項1〜3のいずれかの項に記載の射出成
形品とパリソンとを同じ材料で成形し、請求項5記載の
発明は請求項1〜4のいずれかの項に記載の射出成形品
(SP)とパリソン(PR)とを異種材料で成形するよ
うに構成される。請求項6記載の発明は、少なくとも1
個の射出成形品成形用のキャビティと、同様に少なくと
も1個のブロー成形品成形用のキャビティとを備え、射
出成形品成形用のキャビティとブロー成形品成形用のキ
ャビティとは、境界部において連通していると共に、前
記境界部には前記両キャビティの連通部を開閉するシャ
ッタが設けられ、請求項7記載の発明は、請求項6記載
のシャッタの、射出成形品成形用のキャビティに対面し
た面には、凹凸が設けられるように構成される。
【0007】
【作用】金型を従来周知の型締機で型締めする。また、
シャッタを駆動して射出成形品成形用のキャビティとブ
ロー成形品成形用のキャビティとの連通部を遮断する。
初めに従来周知のようにして、射出成形品成形用のキャ
ビティへ溶融樹脂を射出し、充填する。これにより射出
成形品が得られる。所定温度に冷却されたらシャッタを
駆動して、連通部を開く。次に金型を仮開きする。この
ときは射出成形品は、固定金型または可動金型のいずれ
かに残るようにするのが望ましい。金型を仮開きした状
態で、ブロー成形品成形用のキャビティ内に押出機また
は射出機によりパリソンを成形する。パリソンを成形す
る材料には、射出成形品と同じ材料あるいは異種材料を
用いる。パリソンの内部に空気を吹き込んで、ブロー成
形品を成形する。あるいはブロー成形品成形用のキャビ
ティにパリソンを挿入し、このパリソンに空気を吹き込
んで、ブロー成形品を成形する。このとき、射出成形品
成形用のキャビティとブロー成形品成形用のキャビティ
との連通部は連通状態にしておく。これにより射出成形
品にブロー成形品が接合一体化されて成形される。金型
を開いて射出成形品とブロー成形品とが一体成形された
成形品を取り出す。請求項5記載のシャッタを使用する
と、射出成形品の接合側には凹凸が形成される。そして
この凹凸部分にブロー成形品が一体化される。
【0008】
【実施例】初めに本発明の金型の実施例について説明す
る。金型Kは、図1に模式的に示されているように、固
定金型1と可動金型10とから構成されている。固定金
型1には、コア2が設けられ、このコア2の図において
下方に、コア2と所定の間隔をおいて第1の半凹部3が
形成されている。
【0009】可動金型10には、固定金型1のコア2と
協働する凹部11が設けられている。この凹部11と固
定金型1のコア2とにより、型締機で型締めしたとき射
出成形品成形用のキャビティ7が形成される。このよう
に図示の実施例ではキャビティ7は、凹部11とコア2
とから形成されているので、平面的にみると逆コ字形を
し、その1辺の側部キャビティ7’が後述するブロー成
形用のキャビティ8に連通している。なお、射出成形品
成形用のキャビティ7には固定金型1に形成されている
スプルー4が連通している。また可動金型10の凹部1
1の下方には、この凹部11に一部が連通する第2の半
凹部13が形成されている。この第2の半凹部13と、
固定金型1の第1の半凹部3によりブロー成形用のキャ
ビティ8が形成されている。なお、図中の符号Sは、鎖
線で模式的に示したように射出機を示し、Bはブロー成
形用の押出機を示している。また、押出機Bの先端部に
は図1の(ロ)に示されているように、ダイDが設けら
れ、このダイDの中に空気管Aが設けられている。
【0010】射出成形品成形用のキャビティ7は、側部
キャビティ7’から構成されているが、この側部キャビ
ティ7’の一部は、前述したようにブロー成形用のキャ
ビティ8の一部と連通している。そこでこの連通部を射
出成形時に遮断するようにシャッタ20がスライド自在
に設けられている。シャッタ20は、例えば制御装置か
ら信号が印加されると、ピストンシリンダユニット21
によりスライド的に駆動されるようになっている。シャ
ッタ20は、図1の(イ)に示されている実施例では全
体としては板状をし、その先方に透孔22が設けられて
いる。この透孔22は、ブロー成形用のキャビティ8と
同じ曲率の面23を有し、そして射出成形品成形用の側
部キャビティ7’側があいている。
【0011】次に、上記金型Kを使用した成形例を図
1、2および図3により説明する。図1の(イ)に示さ
れている状態に型締機で型締めする。また、ピストンシ
リンダユニット21でシャッタ20を駆動して、射出成
形用のキャビティ7の側部キャビティ7’とブロー成形
用のキャビティ8との連通部を遮断する第1の位置にす
る。従来周知のようにして、射出機Sにより計量されて
いる溶融樹脂をスプルー4から射出成形品成形用のキャ
ビティ7へ射出し、充填する。射出・充填が終わった状
態は図2の(イ)に示されている。これにより射出成形
品SPが得られる。所定温度に冷却したらシャッタ20
を駆動して、射出成形品成形用の側部キャビティ7’と
ブロー成形用のキャビティ8とが透孔22を介して連通
する第2の位置にする。この第2の位置の状態は、図2
の(ロ)に示されている。
【0012】図3の(イ)に示されているように、金型
Kを仮開きする。なお、仮開きのときは射出成形品SP
は、固定金型1のコア2または可動金型10の凹部11
のいずれかに残るようにする。金型Kを仮開きした状態
で、押出機BによりダイDから溶融樹脂を押し出し、パ
リソンPRを形成する。そして型締めする。このとき
は、ブロー成形時の圧力は射出成形時の射出圧力に比較
して小さいので、小さな型締め力で型締めすることがで
きる。型締めしてからダイDの中に設けられている空気
管Aから圧縮空気を吹き込み、パリソンPRをキャビテ
ィ8の内面に密着させる。これにより図3の(ロ)、
(ハ)に示されているように、中空体のブロー成形品B
Pが得られる。このとき、先に成形されている射出成形
品SPと一体化される。可動金型10を開いて射出成形
品SPとブロー成形品BPとが一体成形された成形品を
取り出す。
【0013】上記のようにして射出成形品SPを得ると
きは、例えばポリスチレン、ABS樹脂、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリアミド等の従来周知の射出材
料を使用することができる。また、ブロー成形品BPを
得るときは、例えばABS樹脂、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ポリスチレン等の同様に従来周知の材料を使
用することができる。したがって、射出成形品SPとブ
ロー成形品BPとを同じ材料で成形することも、また異
種材料で成形することもできる。
【0014】本発明は、上記実施例に限定されることな
く色々な形で実施できる。例えば射出成形品SPとブロ
ー成形品BPとの接合部の強度を持たせるために、接合
部に凹凸を付けることもできる。このときは、シャッタ
20の表面の、側部キャビティ7’を向いた面に凹凸を
付ける。この凹凸は、キャビティ7に射出した後シャッ
タ20をスライドさせる方向を考慮して付ける必要があ
り、図3の(ハ)に示されているような凹凸で接合する
ときは、シャッタ20は紙面に対して垂直方向にスライ
ドさせるように実施する。また、上記実施例では、ブロ
ー成形品BPは、押出機BによりパリソンPRを成形し
てからブロー成形しているが、パリソンを他所で成形し
ておき、そして金型Kまで搬入し、軟化温度に加熱して
ブロー成形用のキャビティ8に挿入し、金型1、10に
設けられている温度調節孔9、9、…に流す流体の温度
を調節しながら同様に成形できることは明らかである。
さらには、上記実施例では、1個の射出成形品SPと1
個のブロー成形品BPとが一体化されているが、1個の
射出成形品SPに複数個のブロー成形品BPを1個の金
型で同様に一体成形できることも、これとは逆に1個の
ブロー成形品BPと複数個の射出成形品SPとを1個の
金型で一体成形できることも明らかである。
【0015】前述した実施例では、パリソンPRは押出
機Bで押し出されているが、射出機により成形すること
もできる。射出機は、シリンダと、該シリンダ内で回転
駆動されると共に軸方向にも駆動されるようになってい
るスクリュウとを備え、シリンダの前方が計量室になっ
ている。したがって、スクリュウを回転駆動して樹脂材
料をシリンダの前方の計量室に送る過程で可塑化混練
し、可塑化混練された樹脂の圧力によりスクリュウを後
退させて所定量の溶融樹脂を蓄積する。そうしてスクリ
ュウを軸方向に駆動して射出すると、同様にパリソンP
Rが得られる。射出機によりパリソンPRを成形する
と、色々な効果が得られる。例えば押出機によると、ス
クリュウは回転して溶融樹脂は連続的にチューブ状に押
し出される。これに対し、開かれた金型内に押し出され
たパリソンは、金型を一旦閉じて空気を吹き込み、そし
て冷却を待って製品化しなければならないので、押出機
による連続的な押し出しと、金型による空気吹き込み
は、時間的に整合しない。したがって、パリソンPRを
成形した後に金型を移動させる等の処置を必要とする
が、射出機によると計量中は射出されないので、計量中
に金型を閉じてパリソンに空気を吹き込むことができ、
金型を移動させることなく整合できる利点がある。ま
た、パリソンPRは軟化状態にあり、押し出し中は重力
により引かれているので、押し出されるに従い重量が増
え肉厚が薄くなる。そうすると、均一な肉厚のブロー成
形品は得られないことになるが、射出機によると、射出
速度を調整してパリソンの肉厚の調整をすることもでき
る。さらには、シリンダの計量室にアキュームレータの
作用を持たせることもできる。アキュームレータの価格
は極めて高く、コスト高になる欠点、アキュームレータ
が備わっていると、構造が複雑になってメインテナンス
費用が高くなる欠点、溶融樹脂をアキュームレータに一
旦貯え、そして押し出すので、貯えてから押し出す工程
が増える分だけ溶融樹脂が逆流する機会も増え、その結
果、樹脂材料のロスが増える欠点等があるが、射出機に
よるとこのような欠点が解消される利点も得られる。
【0016】また、上記実施例では、押出機あるいは射
出機によりパリソンPRが形成されているが、パリソン
PRの代わりに、金型のパーティングライン、射出成形
品とブロー成形品との接合部の形状等を工夫して、2枚
のシート状の一次成形体を成形して、金型を閉じて一次
成形体を閉め切り、そして同様に空気を吹き込んで射出
成形品SPとブロー成形品BPとが一体成形された成形
品が得られることも明らかである。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明によると、金型は少
なくとも1個の射出成形品成形用のキャビティと、同様
に少なくとも1個のブロー成形品成形用のキャビティと
を備え、射出成形品成形用のキャビティとブロー成形品
成形用のキャビティとは、境界部において連通している
と共に、境界部には両キャビティの連通部を開閉するシ
ャッタが設けられているので、シャッタで連通部を遮断
して、従来周知のようにして、射出成形品成形用のキャ
ビティへ溶融樹脂を射出して射出成形品が得られる。次
に、シャッタを駆動して連通部を開き、ブロー成形品成
形用のキャビティ内に押出機によりパリソンを成形し、
このパリソンの内部に空気を吹き込んで、ブロー成形品
を成形するので、あるいはブロー成形品成形用のキャビ
ティ内にパリソンを挿入し、このパリソンに空気を吹き
込んで、ブロー成形品を成形するので、射出成形品にブ
ロー成形品が接合一体化されて成形される。このように
本発明によると、射出成形品とブロー成形品とが1個の
金型により、しかも接合一体化されて成形されるので、
複数個の異なる製品からなる成形品を安価に成形できる
という本発明特有の効果が得られる。また、請求項2記
載の発明によると、射出機によりパリソンを成形するの
で、射出機が共用できると共に、射出する毎に金型を移
動させる必要がなく、安価に成形品を得ることができ
る。また、スクリュウを軸方向に駆動する速度は調節で
きるので、射出速度を調節して部位による肉厚の異なる
パリソンを成形することもきる。さらには、溶融樹脂は
シリンダの前方の計量室に蓄積されるので、スクリュウ
の後退量を大きくし、蓄積量を多くして比較的大形のブ
ロー成形品を得ることもできる。大形のブロー成形品を
得るとき、従来のようにアキュームレータを使用してい
ないので安価であり、低コストで成形品を得ることがで
きる。また、アキュームレータを使用していないので、
樹脂材料のロス、溶融樹脂の滞留によるヤケ等も少な
く、色替え性も良い。請求項4の発明によると、射出成
形品とパリソンとを同じ材料で成形するので、接合強度
の大きい複数個の異なる製品からなる成形品が得られ、
請求項5記載の発明によると、射出成形品とパリソンと
を異種材料で成形するので、材料の選択性に融通が得ら
れる。請求項7記載の発明によると、シャッタには凹凸
が設けられているので、射出成形品の接合部にも凹凸が
形成される。したがって、上記効果に加えて射出成形品
とブロー成形品との結合強度の大きい成形品が得られる
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の金型の実施例を模式的に示す図で、そ
の(イ)は水平断面図、その(ロ)は要部の側断面図で
ある。
【図2】本実施例に係わる金型を使用した成形順序を示
す面で、その(イ)はシャッタが第1の位置にあり、射
出成形品成形用のキャビティに充填した状態を示す水平
断面、その(ロ)はシャッタが退避した第2の位置にあ
る状態を示す水平断面である。
【図3】図2と同様に成形順序を示す面で、その(イ)
は金型を開いて管状体を成形した状態を示す側断面図、
その(ロ)はブロー成形が終わった状態を示す側断面
図、その(ハ)はその水平面図である。
【符号の説明】
1 固定金型 7 射出成形品成形用のキャビティ 7’ 側部キャビティ 8 ブロー成形品成形用のキャビティ 20 シャッタ SP 射出成形品 BP ブロー成形品 PR パリソン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B29C 69/02 B29C 69/02 // B29L 22:00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1個の射出成形品成形用のキ
    ャビティ(7)と、同様に少なくとも1個のブロー成形
    品成形用のキャビティ(8)とが設けられ、これらのキ
    ャビティ(7、8)が一部において連通している金型
    (1、10)を使用し、初めに連通部を遮断して射出成
    形品成形用のキャビティ(7)に溶融樹脂を射出して射
    出成形品(SP)を成形し、次いでブロー成形品成形用
    のキャビティ(8)内に押出機によりパリソン(PR)
    を成形し、このパリソン(PR)の内部に空気を吹き込
    んで、ブロー成形品(BP)を成形するときは、前記連
    通部を開いて成形することを特徴とする複数個の異なる
    製品からなる成形品の成形方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のパリソン(PR)を射出
    機により成形する複数個の異なる製品からなる成形品の
    成形方法。
  3. 【請求項3】 少なくとも1個の射出成形品成形用のキ
    ャビティ(7)と、同様に少なくとも1個のブロー成形
    品成形用のキャビティ(8)とが設けられ、これらのキ
    ャビティ(7、8)が一部において連通している金型
    (1、10)を使用し、初めに連通部を遮断して射出成
    形品成形用のキャビティ(7)に溶融樹脂を射出して射
    出成形品(SP)を成形し、次いでブロー成形品成形用
    のキャビティ(8)にパリソンを挿入し、このパリソン
    に空気を吹き込んで、ブロー成形品を成形するときは、
    前記連通部を開いて成形することを特徴とする複数個の
    異なる製品からなる成形品の成形方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかの項に記載の射
    出成形品(SP)とパリソン(PR)とを同じ材料で成
    形する、複数個の異なる製品からなる成形品の成形方
    法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかの項に記載の射
    出成形品(SP)とパリソン(PR)とを異種材料で成
    形する、複数個の異なる製品からなる成形品の成形方
    法。
  6. 【請求項6】 少なくとも1個の射出成形品成形用のキ
    ャビティ(7)と、同様に少なくとも1個のブロー成形
    品成形用のキャビティ(8)とを備え、射出成形品成形
    用のキャビティ(7)とブロー成形品成形用のキャビテ
    ィ(8)とは、境界部において連通していると共に、前
    記境界部には前記両キャビティ(7、8)の連通部を開
    閉するシャッタ(20)が設けられていることを特徴と
    する複数個の異なる製品からなる成形品の成形用金型。
  7. 【請求項7】 請求項4記載のシャッタ(20)の、射
    出成形品成形用のキャビティに対面した面には、凹凸が
    設けられている複数個の異なる製品からなる成形品の成
    形用金型。
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