JP2860736B2 - ポンプ機場 - Google Patents
ポンプ機場Info
- Publication number
- JP2860736B2 JP2860736B2 JP22717592A JP22717592A JP2860736B2 JP 2860736 B2 JP2860736 B2 JP 2860736B2 JP 22717592 A JP22717592 A JP 22717592A JP 22717592 A JP22717592 A JP 22717592A JP 2860736 B2 JP2860736 B2 JP 2860736B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pump
- discharge
- water level
- water
- pumping station
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Sewage (AREA)
- Control Of Non-Positive-Displacement Pumps (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は地下のポンプ機場に係
り、特にポンプの実揚程を低下させるに好適なポンプ機
場に関する。
り、特にポンプの実揚程を低下させるに好適なポンプ機
場に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年の国土開発、宅地造成により生活環
境が急変した都市において、降水による出水、河川の氾
濫等が問題となってきている。
境が急変した都市において、降水による出水、河川の氾
濫等が問題となってきている。
【０００３】また、都市部の土地取得が困難な実状に鑑
み地下河川を設け、地下ポンプ場を下流の海浜近くに建
設し、降水時の出水を地下河川から地下ポンプにより揚
水し海へ放流する地下ポンプ場が計画されようとしてい
る。
み地下河川を設け、地下ポンプ場を下流の海浜近くに建
設し、降水時の出水を地下河川から地下ポンプにより揚
水し海へ放流する地下ポンプ場が計画されようとしてい
る。
【０００４】このような地下ポンプ場の公知例として特
願平２−３３０５１１号公報があり、地表の吐出水槽に
連通するポンプ吐出管上部に吐出水の逆流を防止する溢
流堰を設けた例が開示されている。この溢流堰の高さは
いかなる場合も逆流を防止するため吐出水槽の最高水位
より高く固定されている。
願平２−３３０５１１号公報があり、地表の吐出水槽に
連通するポンプ吐出管上部に吐出水の逆流を防止する溢
流堰を設けた例が開示されている。この溢流堰の高さは
いかなる場合も逆流を防止するため吐出水槽の最高水位
より高く固定されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記公知例の特願平２
−３３０５１１号公報に開示されている溢流堰は、吐出
水槽の最高水位より高く固定されているので、降水の程
度により吐出水槽の水位が最底であつても溢流堰を越え
て揚水するようなポンプの実揚程が要求される。ポンプ
揚程の設計値としては吐出水槽の最高水位を考慮しなけ
ればならないが、吐出水槽の水位が低い時には吐出水槽
の最高水位を越えるような揚程は必要が無く、ポンプを
駆動する動力を無駄に消費している。従って吐出水槽の
水位に配慮した実揚程でポンプの運転が出来るような解
決策が望まれている。
−３３０５１１号公報に開示されている溢流堰は、吐出
水槽の最高水位より高く固定されているので、降水の程
度により吐出水槽の水位が最底であつても溢流堰を越え
て揚水するようなポンプの実揚程が要求される。ポンプ
揚程の設計値としては吐出水槽の最高水位を考慮しなけ
ればならないが、吐出水槽の水位が低い時には吐出水槽
の最高水位を越えるような揚程は必要が無く、ポンプを
駆動する動力を無駄に消費している。従って吐出水槽の
水位に配慮した実揚程でポンプの運転が出来るような解
決策が望まれている。
【０００６】本発明の目的は、吐出水槽の水位に応じて
ポンプの実揚程を低下させることにある。
ポンプの実揚程を低下させることにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的は、地下水路の
水を吸い込み地表の吐出水槽に吐出するポンプを備えた
ポンプ機場において、前記ポンプと前記吐出水槽を接続
する吐出管上部に高さ調節自在の調節堰を設けたことに
より達成される。
水を吸い込み地表の吐出水槽に吐出するポンプを備えた
ポンプ機場において、前記ポンプと前記吐出水槽を接続
する吐出管上部に高さ調節自在の調節堰を設けたことに
より達成される。
【０００８】上記目的は、地下水路の水を吸い込み地表
の吐出水槽に吐出するポンプを備えたポンプ機場におい
て、前記ポンプと前記吐出水槽を接続する吐出管上部に
設けた高さ可変の調節堰と、前記吐出水槽の水位を検出
する水位計と、該水位計が検出した水位よりも前記節堰
の高さが高くなるように制御する制御装置とを有するこ
とにより達成される。
の吐出水槽に吐出するポンプを備えたポンプ機場におい
て、前記ポンプと前記吐出水槽を接続する吐出管上部に
設けた高さ可変の調節堰と、前記吐出水槽の水位を検出
する水位計と、該水位計が検出した水位よりも前記節堰
の高さが高くなるように制御する制御装置とを有するこ
とにより達成される。
【０００９】
【作用】上記構成によれば、ポンプと吐出水槽を接続す
る吐出管上部に高さ調節自在の調節堰を設け、調節堰の
高さを吐出水槽の水位より高くなるように定めれば吐出
水槽の水位に応じてポンプの実揚程を低下させることが
出来る。
る吐出管上部に高さ調節自在の調節堰を設け、調節堰の
高さを吐出水槽の水位より高くなるように定めれば吐出
水槽の水位に応じてポンプの実揚程を低下させることが
出来る。
【００１０】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図を参照して説明
する。
する。
【００１１】図１は本発明の一実施例に係る地下ポンプ
場の縦断面図である。
場の縦断面図である。
【００１２】本図において、１は地下ポンプ場、２は地
下水路による大深度の地下河川、３は地下河川２に接続
し地下ポンプ場１の底部に設けた吸込流路である。４は
ポンプ、５はポンプを駆動するモータ、６はポンプ吐出
管でこれら吐出管６は、各ポンプ４の吐出部から地下ポ
ンプ場１内の中央部に集められ、中央部の地下室壁体に
係る中核壁体１２ａ内に配管されている。８は地下ポン
プ場１の地上に近く設けられた吐出水槽、吐出管６は、
図１に示すように吐出水槽８に連通する。７は本発明の
特徴であり吐出管６上部（吐出管出口部）に配置した調
節堰で、吐出水槽８の水位を検出する図示せざる水位計
と、この水位計が検出した水位よりも調節堰７の高さが
高くなるように制御する図示せざる制御装置とにより、
調節堰７の高さは吐出水槽８の水位より高く保持されて
いる。９は吐出水槽８に接続する地上の吐出水路で、海
へ自然流下する河川、運河等である。
下水路による大深度の地下河川、３は地下河川２に接続
し地下ポンプ場１の底部に設けた吸込流路である。４は
ポンプ、５はポンプを駆動するモータ、６はポンプ吐出
管でこれら吐出管６は、各ポンプ４の吐出部から地下ポ
ンプ場１内の中央部に集められ、中央部の地下室壁体に
係る中核壁体１２ａ内に配管されている。８は地下ポン
プ場１の地上に近く設けられた吐出水槽、吐出管６は、
図１に示すように吐出水槽８に連通する。７は本発明の
特徴であり吐出管６上部（吐出管出口部）に配置した調
節堰で、吐出水槽８の水位を検出する図示せざる水位計
と、この水位計が検出した水位よりも調節堰７の高さが
高くなるように制御する図示せざる制御装置とにより、
調節堰７の高さは吐出水槽８の水位より高く保持されて
いる。９は吐出水槽８に接続する地上の吐出水路で、海
へ自然流下する河川、運河等である。
【００１３】１０は地下ポンプ場１を構成する地下室壁
体、１１、１２は地下室を示す。
体、１１、１２は地下室を示す。
【００１４】地下室１１は、前記のポンプ４及びモータ
５の上部に環状に形成されており、１５はその環状地下
室１１に配置された天井走行クレーンである。この天井
走行クレーン１５は、前記ポンプ、モータ等機場内設備
の据付、保守に用いられる。中隔壁体１２ａ側の環状の
地下室１２側は、制御機器を配設した制御管理室１６と
なっている。
５の上部に環状に形成されており、１５はその環状地下
室１１に配置された天井走行クレーンである。この天井
走行クレーン１５は、前記ポンプ、モータ等機場内設備
の据付、保守に用いられる。中隔壁体１２ａ側の環状の
地下室１２側は、制御機器を配設した制御管理室１６と
なっている。
【００１５】１３は吸込流路３から前記のポンプ４に通
じる各吸込管部に設けたゲートであり、１４は地下室１
２の位置するゲート駆動部である。
じる各吸込管部に設けたゲートであり、１４は地下室１
２の位置するゲート駆動部である。
【００１６】次に地下ポンプ機場の働きについて説明す
る。
る。
【００１７】降水時の出水あるいは、過剰な流水は、地
下河川２から地下の吸込流路３に流れ込む。この時、地
下河川２から流れ込む流量の程度によりゲート１３を開
閉し、稼働させるポンプ４の台数を定める。ポンプ４の
運転制御は制御管理室１６で行う。
下河川２から地下の吸込流路３に流れ込む。この時、地
下河川２から流れ込む流量の程度によりゲート１３を開
閉し、稼働させるポンプ４の台数を定める。ポンプ４の
運転制御は制御管理室１６で行う。
【００１８】ポンプ４は吸込流路３から水を吸い込み吐
出管６に吐出する。、揚水された水は調節堰７を超え
て、吐出水槽８に流れ込み、吐出水路９を経て放流され
る。
出管６に吐出する。、揚水された水は調節堰７を超え
て、吐出水槽８に流れ込み、吐出水路９を経て放流され
る。
【００１９】調節堰７はゲート形式で上下に調節でき、
吐出水槽８の水位に合わせて調節できるものである。水
位を感知するセンサ、例えば超音波の水面からの反射時
間によって水位を感知する超音波水位センサの検出値に
より自動制御装置で調節堰７を調節できるものである。
吐出水槽８の水位に合わせて調節できるものである。水
位を感知するセンサ、例えば超音波の水面からの反射時
間によって水位を感知する超音波水位センサの検出値に
より自動制御装置で調節堰７を調節できるものである。
【００２０】このように調節堰７を調節することによっ
て、従来の固定式溢流堰に比較してポンプの実揚程を低
下させることが出来る。勿論、常に調節堰７が吐出水槽
８の水位より高く調節されているので、逆流は防止され
る。
て、従来の固定式溢流堰に比較してポンプの実揚程を低
下させることが出来る。勿論、常に調節堰７が吐出水槽
８の水位より高く調節されているので、逆流は防止され
る。
【００２１】図２は本発明の他の実施例に係る地下ポン
プ場の縦断面図である。
プ場の縦断面図である。
【００２２】本図において、調節堰７は支点を中心に、
ある角度の範囲で回転でき、調節堰７を回転させ、吐出
水槽８の水位に合わせてその高さを調節できるものであ
る。
ある角度の範囲で回転でき、調節堰７を回転させ、吐出
水槽８の水位に合わせてその高さを調節できるものであ
る。
【００２３】
【発明の効果】本発明によれば、吐出水槽の水位に応じ
て調節堰の高さを調節してポンプの実揚程を低下させ、
ポンプの負荷を低減する効果が得られる。
て調節堰の高さを調節してポンプの実揚程を低下させ、
ポンプの負荷を低減する効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例に係る地下ポンプ場の縦断面
図である。
図である。
【図２】本発明の他の実施例に係る地下ポンプ場の縦断
面図である。
面図である。
１ 地下ポンプ場 ２ 地下河川 ３ 吸込流路 ４ ポンプ ５ 駆動モータ ６ ポンプ吐出管 ７ 調節堰 ８ 吐出水槽 ９ 吐出水路 １０ 地下室壁体 １１ 地下室 １２ 地下室 １２ａ 中核壁体 １３ 吸込管部ゲート １４ ゲート駆動部 １５ 天井走行クレーン １６ 制御管理室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) E03F 5/22 F04D 15/00
Claims (2)
- 【請求項１】 地下水路の水を吸い込み地表の吐出水槽
に吐出するポンプを備えたポンプ機場において、前記ポ
ンプと前記吐出水槽を接続する吐出管上部に高さ調節自
在の調節堰を設けたことを特徴とするポンプ機場。 - 【請求項２】 地下水路の水を吸い込み地表の吐出水槽
に吐出するポンプを備えたポンプ機場において、前記ポ
ンプと前記吐出水槽を接続する吐出管上部に設けた高さ
可変の調節堰と、前記吐出水槽の水位を検出する水位計
と、該水位計が検出した水位よりも前記調節堰の高さが
高くなるように制御する制御装置とを有することを特徴
とするポンプ機場。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22717592A JP2860736B2 (ja) | 1992-08-26 | 1992-08-26 | ポンプ機場 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22717592A JP2860736B2 (ja) | 1992-08-26 | 1992-08-26 | ポンプ機場 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0673778A JPH0673778A (ja) | 1994-03-15 |
| JP2860736B2 true JP2860736B2 (ja) | 1999-02-24 |
Family
ID=16856665
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22717592A Expired - Lifetime JP2860736B2 (ja) | 1992-08-26 | 1992-08-26 | ポンプ機場 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2860736B2 (ja) |
-
1992
- 1992-08-26 JP JP22717592A patent/JP2860736B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0673778A (ja) | 1994-03-15 |
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