JP2860076B2 - 金属線束子 - Google Patents

金属線束子

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は柄を持たない形式の
金属線束子(たわし)の改良構造に関する。
【0002】
【従来の技術】本件出願人が先に提案した実公平6−8
854号は、偏平な矩形断面の不銹性の金属線の密着コ
イルを巻きからませたドーナツ形束子の直径上の2部分
を公叉させることなく互いに接近するように寄せ合せて
ひも状物にて結合して8の字形とし、次に上記結合部よ
り最も離れた2部分を寄せ合せて同様のひも状物にて結
合したことを特徴とする金属線束子である。
【0003】上記従来の金属線束子は、単なるドーナツ
形束子に比べて多くの効果を備えているが、ひもの幅が
狭いため、使用によるカール状態の伸び、全体の拡がり
等による形崩れが起り易く、長持ちしにくい。例え束子
の両側のひもの部分を両方から指で挾んでも、指が束子
の中に入り込み、力が入らず、洗いにくい。コイルの素
線は円形断面の金属線を略矩形断面にロール成形した物
であるため両端縁は鋭利な山形断面の鋸刃状エッジとな
り易く、このような金属線束子を直接手で掴むとエッジ
部を押さえることになり、手に傷を付ける恐れがある。
力を入れてコゲ付き等を洗う場合、従来品では全体をつ
まみ、挾む力と下へ押さえる力の両方が必要で、特に強
く擦ろうとすると1cm3位をつまんで鍋等を擦るしか
なかったが、手が鍋に当り、手に傷を付ける恐れがあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】カール状態の伸びや拡
がりによる形崩れを防ぎ、効率良く下方へ力を伝え、手
に傷を付ける恐れをなくする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、偏平な略矩形
断面の不銹性の金属線の密着コイルを巻きからませたド
ーナツ形束子の直径上の2部分を寄せ合せて幅広帯によ
り強く締上げかつ幅広帯の両端部を結合して8の字形と
し、次に上記結合部より最も離れた2部分を寄せ合せて
両部分を別の同様の幅広帯により強く締上げかつその幅
広帯の両端部を結合し、得られた束子の両外側の2個の
幅広帯を片手の2本の指で保持した時指に金属線コイル
が食い込むことなく束子を被洗浄面へ押し付け得る程度
に幅広帯の幅を広くしたことを特徴とする金属線束子で
ある。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明による金属線束子の完成品
は図4の符号10で示す塊状である。まず製造工程を説
明する。図1のドーナツ形束子Tは、偏平断面の金属線
のコイルをドーナツ形に巻きからませた物である。上記
金属線はステンレス、真鍮等のような不銹性の金属線
で、例えば断面が幅0.5mm、厚さ0.05mmにロ
ール成形された略矩形断面の物を直径2〜8mmの密着
コイル状に成形した物をドーナツ状に巻き付けることに
より得られる。このドーナツ形束子Tの直径A上の2部
分(サイド部分)1、1´を互いに接近するように寄せ
合せて、図2のようにポリエチレンの幅広帯3により強
く締上げ、この幅広帯3の両端部を熱溶着により結合す
る。結合部の幅広帯3は2重になるが平坦で、結合部が
図2の手前側(上部)にくるようにする。幅広帯3によ
る結合前に、結合部より最も離れた2部分2、2´を互
いに180度捻って8の字形にした状態で幅広帯3によ
り強く締上げ、この幅広帯3の両端部を熱溶着により結
合してもよい。
【0007】次に幅広帯3による結合部を包み込むよう
に、幅広帯3による図2の結合部よりも最も離れた2部
分2、2´を図3のように寄せ合せて、図4のように別
の同様の幅広帯4により強く締上げ、この幅広帯4の両
端部を熱溶着により結合する。この場合の結合部は束子
の内部に隠れるようにする。これにより図4〜図6の金
属線束子10が得られる。
【0008】図4〜図6のように塊状になった金属線束
子10を使用するには、図4の束子10を例えば右手の
指で左右から掴み、即ち右手の親指を幅広帯3に当て、
右手の中指を幅広帯4に当てて軽く掴み、束子10に洗
剤を含む水を付け、相手の被洗浄面に例えば矢印P方向
に押し付けて被洗浄面を擦ればよい。
【0009】幅広帯3、4の幅は、たとえば4〜18m
m、好ましくは7〜10mm程度で、幅広帯3、4を親
指と中指で掴んだ洗浄時に幅広帯3、4に隣接した金属
線コイルが親指と中指の表面にほとんど(傷を付ける程
には)食い込まない大きさに設定される。この幅が小さ
過ぎると、従来品と同様に、帯の部分を掴んでも、指の
加圧面の一部が帯の両側の金属線コイルの中に入り込
み、指に傷が付き易くなる。又幅が広すぎると、束子が
固くなり過ぎ、洗浄に関与する金属線コイルの容量が減
り、洗浄効果が減少すると共に、幅広帯の縁が被洗浄面
を擦るようになり、この面からも洗浄効果が減少する。
長径55mmのハンデータイプの束子試作品で幅広帯
3、4の幅を7mmとすると、指に傷を付けることな
く、効果的に洗浄することができた。
【0010】図示の実施例では、幅広帯3、4は幅7m
m、厚さ0.5mmのポリエチレン製で、横断面はピッ
チ0.5mm、高さ0.3mmの波状である。その為幅
広帯3、4の外面には図5、図6のように、長手方向に
延びる多数の線(山)3a、4aが見え、図5の幅広帯
3に親指を押し付けて束子をP方向に押し下げる時、親
指が滑りにくくなる。幅広帯の材質としては、ポリプロ
ピレン、ナイロンのような熱溶着可能な合成樹脂の他
に、接着剤で接着可能な天然繊維又は金属帯及び結束で
きる帯紐等の使用も可能である。
【0011】
【発明の効果】帯3、4の幅が広いので束子全体をかっ
ちりくくれてコンパクトなまとまりが生ずる(従来品と
同じ重量で容積が80%位に小さくなる)。又、使用に
よるカール状態の延びも幅広帯でくくられている為、延
び拡がりにくく、形崩れしにくい長持ち品になる。幅広
帯3、4を図4の左右両サイドから挾む(つまむ)こと
ができるので(実際はつまむ力は幅広帯3、4で縛って
いる為大きい力が必要でなく、僅かな力でよい)洗浄面
へ束子を押さえ付ける力のみでよく、特に帯部が太い為
力の分散がなく、効率良く下方(P方向)へ力を伝える
ことができる。帯部を左右両方から挾むことにより金属
カール状の部分を直接手に触れずに掴める。その為手に
傷を付けることがない。帯が太い為つまみ易く、両方か
ら挾んでつまむので下方向へ束子が突き出して狭い所を
洗うこともできる。帯部を両サイドから挾み束子が下方
へ突出する形となる為、手と洗浄する面との間に一定の
距離を保った状態で洗え、手が洗浄面に当って手に傷を
付ける恐れがなくなる。しかも束子の内部の素材を外側
に押し出すようにひっくり返せば全く摩耗していない束
子が簡単に得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の金属線束子の製造工程を示す斜視図
である。
【図2】 本発明の金属線束子の製造工程を示す平面図
である。
【図3】 本発明の金属線束子の製造工程を示す正面図
である。
【図4】 本発明の金属線束子の正面図である。
【図5】 図4のV−V矢視図である。
【図6】 図4のVI−VI矢視図である。
【符号の説明】
1、1’ 束子部分 2、2’ 束子部分 3 幅広帯 4 幅広帯 10 金属線束子 T ドーナツ形束子

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 偏平な略矩形断面の不銹性の金属線の密
    着コイルを巻きからませたドーナツ形束子の直径上の2
    部分を寄せ合せて幅広帯により強く締上げかつ幅広帯の
    両端部を結合して8の字形とし、次に上記結合部より最
    も離れた2部分を寄せ合せて両部分を別の同様の幅広帯
    により強く締上げかつその幅広帯の両端部を結合し、得
    られた束子の両外側の2個の幅広帯を片手の2本の指で
    保持した時指に金属線コイルが食い込むことなく束子を
    被洗浄面へ押し付け得る程度に幅広帯の幅を広くしたこ
    とを特徴とする金属線束子。
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