JP2859513B2 - 複数のアンテナを用いてデジタル信号情報を送る方法および時間ダイバシチを与える無線送信機 - Google Patents

複数のアンテナを用いてデジタル信号情報を送る方法および時間ダイバシチを与える無線送信機

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JP2859513B2
JP2859513B2 JP5139895A JP13989593A JP2859513B2 JP 2859513 B2 JP2859513 B2 JP 2859513B2 JP 5139895 A JP5139895 A JP 5139895A JP 13989593 A JP13989593 A JP 13989593A JP 2859513 B2 JP2859513 B2 JP 2859513B2
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/02Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas
    • H04B7/04Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas
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    • H04B7/0613Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the transmitting station using simultaneous transmission
    • HELECTRICITY
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    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Radio Transmission System (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、概して通信システムの
分野に関し、詳細には、例えばセルラ無線などの無線通
信の分野に関する。
【0002】
【従来の技術】無線通信システムにおいて、情報信号
は、いくつかの独立した経路からなるチャネルを介して
送信機から受信機へと通信される。これらの経路をマル
チパスと称する。各マルチパスは、情報信号が送信機と
受信機との間を進む時にとり得る別の経路を表す。この
ようなチャネル(マルチチャネル)を介して通信される
情報信号は、受信機において複数のマルチパス信号とし
て、各マルチパスに対し1つの信号が現れる。
【0003】1つのチャネルの異なるマルチパスを通し
て送信機から受信される信号の振幅および位相は、一般
に、互いに独立している。マルチパス信号が複雑に加わ
るために、受信される信号の強度は、非常に小さい値と
適度に大きな値との間で変化する。マルチパス信号の複
雑な混合により受信信号の強度が変化する現象は、フェ
ージングとして周知である。フェージングの起こる環境
において、非常に低い信号強度の点、即ちフェージング
の深い点は、信号波長の約1/2だけ互いに離れる。
【0004】無線通信チャネルは、振幅の減衰および位
相の転位のようなチャネルのある特性によって記述する
ことができる。例えば、1つのチャネルのマルチパスに
より、送信機から受信機に通信される情報信号に対し異
なる振幅の減衰および位相の転位が与えられる。これら
の異なる振幅特性および位相特性は、例えば、送信機と
受信機との間の相対的な移動、または移動による送信機
または受信機の局地的な地形の変化によって変化する。
チャネル特性の変化のために、受信機は、強度が時間と
共に変化する信号を受ける可能性がある。この変化は、
振幅および位相が時間的に変化するマルチパス信号の複
雑な混合の現れである。
【0005】マルチパス・チャネルの特性が緩やかに変
化する場合、深いフェージングを受ける受信機は、長い
期間にわたって弱い信号を観測することになる。例え
ば、送信機と受信機との間の相対運動が緩やかであった
り全く存在しないような屋内無線システム(一方が移動
不可能な基地局で、他方が人的に運ばれる移動装置であ
ることもしばしばある)の場合、長いフェージングは、
一般的でないわけではない。屋内無線システムにおける
深いフェージングの継続期間は、伝達される情報記号の
持続期間に比較して大きいので、(より長い期間にわた
って受信信号強度が弱くなるために)記号エラーの長期
噴出が起こることがある。
【0006】エラーの噴出のようなフェージングの有害
な影響を緩和するための正統的な技術として空間ダイバ
シチ(space diversity)がある。空間ダイバシチは、
受信機において複数のアンテナを使用することによって
与えられる。受信機のアンテナが数波長以上離れている
場合、受信機の個々のアンテナによって受信されるマル
チパス信号は互いに独立していると言える。受信機で複
数のアンテナを使用する場合、すべてのアンテナの受信
信号が深いフェージングを同時に起こす可能性は小さ
い。このように、複数のアンテナによって受信された信
号を結合して、フェージングの影響を軽減することがで
きる。
【0007】しかし、空間ダイバシチにも欠点がないわ
けではない。例えば、空間ダイバシチでは、複数の広く
離れたアンテナを用いる必要がある。小さな携帯用受信
機の場合、この必要条件は問題となる。また、空間ダイ
バシチでは、受信機が複雑となり、このため、その費用
が高くなる。
【0008】フェージングの有害な影響を軽減するため
に用いられてきたもう1つの技術に時間ダイバシチがあ
る。時間ダイバシチは、異なる期間の間に情報信号の複
数のコピーを送信することによって達成される。受信さ
れる信号が独立してフェージングを受けるように、これ
らの送信期間を時間的に分離しなければならない。複数
の信号コピーを受信機で受信すると、それらのフェージ
ングの独立性により、フェージングの有害な影響を回避
し易くなる。
【0009】空間ダイバシチ同様、時間ダイバシチにも
欠点がある。時間ダイバシチは、異なる時刻に同一信号
の伝送という概念に基づいている。しかしながら、情報
信号の複数のコピーを受信するのに要する時間により、
通信過程において許容不可能ではないにしても望ましか
らぬ遅れが生じる。
【0010】当分野で周知のインタリーバ/デインタリ
ーバの対と関連つけてチャネル符号を用いた場合も、時
間ダイバシチを効率的に得ることができる。インタリー
バは、送信のためにチャネル符号化された連続的なデー
タ記号の集合を受信して、例えば疑似乱数的に配列し直
す。一般に、その集合の記号数は、緩やかな深いフェー
ジングの持続期間より長い期間にわたる。再配列した記
号を単一のアンテナを備えた受信機にチャネルを介して
送信する。この伝送のために、一連の記号は同様のフェ
ージングを受ける。しかしながら、これらの一連の送信
記号は元の順次とは異なるので、デインタリーバを備え
た受信機で、記号を元の順序に再配列する。送信順序の
無秩序性のために、デインタリーバによりチャネル復号
器に与えられるデータ記号は、本質的に独立したフェー
ジングを受けている。インタリーバ/デインタリーバの
対によって与えられる独立した記号フェージングを用い
て、フェージングの有害な影響を避ける。
【0011】しかしながら、前記の第1の時間ダイバー
シチの技術を用いた場合のように、この方法でも伝送の
遅延が生じる。この遅れは、インタリーバの大きさに正
比例する。伝送遅延を許容可能にするために、インタリ
ーバの大きさに制限が加えられる。しかし、フェージン
グを効率的に処理するためには、加えられた制限を超え
る大きさのインタリーバが、必要となることもある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】発明が解決しようとす
る課題は、マルチパス通信チャネルの特性を効率的に変
化させて、遅延の影響を軽減しながら時間ダイバシチを
与えることによって、フェージングの有害な影響を緩和
する方法および装置を与えることである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の説明に役立つ第
1の実施例では、マルチパス・チャネルのフェージング
の速度を高めることにより時間ダイバシチを与える。さ
らに、この実施例により、チャネル符号の使用により情
報の冗長性を与える。フェージング速度を高めることに
より、フェージングの持続時間が短くなるので、長い時
間のエラーの噴出を避け易くなる。チャネル符号により
導入される冗長性は、フェージングによって発生するエ
ラーを緩和するのに役立つ。実施例では、チャネル符号
をデジタル情報信号に適用するチャネル符号器を与え
る。チャネル符号器により1つ以上の符号化された情報
記号を生成し、これをコンステレーション・マッパーで
処理する。そして、各記号のコピーを複数のM乗算器に
与える。各乗算器は、M個のアンテナの中の1つに関係
付けられる。乗算器では、M個の異なる時間変化関数に
よって記号のコピーに重みを加える。つまり、これらの
時間変化関数により、それぞれ異なる位相オフセットを
記号のコピーに与える。各乗算器の出力が、受信機の送
信するためにそれぞれに関係付けられたアンテナに与え
られる。記号の個別に加重された多数のコピーが、ほぼ
同時に送信される。この実施例に関して使用される受信
機は、それらの加重された記号を受信する単一のアンテ
ナ、およびチャネル符号器と補完的なチャネル復号器を
備えている。
【0014】本発明を実証する第2の実施例では、ブロ
ック符号と称する特定の種類のチャネル符号を用いる。
第1の実施例のように、この実施例では、ブロック符号
化された記号のM個のコピーにそれぞれ重りを付けるた
めに前記のものと同様の乗算器を使用するが、この場合
は、異なる離散的な位相転位を伴う乗算器を用いる。加
重された各コピーが、受信機への送信のためにアンテナ
によって与えられる。第1の実施例の場合と同様に、こ
の実施例に使用する受信機は、加重された記号を受信す
る単一のアンテナおよびチャネル符号器と補完的なチャ
ネル復号器を備えている。
【0015】
【実施例】説明のための実施例の導入 本発明を実証する実施例は、屋内無線通信システム、セ
ルラ・システムまたは個人通信システムなどの無線通信
システムに関する。このようなシステムにおいて、一般
に基地局は、送信信号を受信するためのアンテナを複数
個(例えば、2個)使用する。この複数のアンテナが基
地局に空間ダイバシチを与える。本発明の原理によれ
ば、基地局における複数のアンテナは、移動(可能な)
ユニットへの信号の送信に使用するものである。基地局
の受信のために使用される複数のアンテナは、移動ユニ
ットへの送信のためにも使用することができるので、都
合がよい。これらの移動ユニットは、アンテナを1つし
か使用しない。
【0016】例えば、チャネル符号化された信号を送信
する2つのアンテナT1およびT2を有する基地局、レイ
リー(Rayleigh)フェージング・チャネル(つまり、送
信機と受信機との間に見通し線路が無いチャネル)、お
よび移動可能な受信機からなる屋内無線システムを考察
する。このようなシステムでは、受信されたマルチパス
の記号の間に広がる一般的な遅れは、数ナノ秒程度であ
り、チャネル符号の記号の持続時間に比較して非常に小
さな広がりである。
【0017】図1において、信号S1およびS2は、例え
ば、レイリーの振幅および一様な位相で独立かつ一様に
分布する。さらに、フェイザ(phasor)S1およびS2が
伝達されるチャネルの特性は、緩やかに変化するので、
図1に表される深いフェージングは、本質的に静的であ
る。図1の1Aに対応する位置における深いフェージン
グは、基地局の2つのアンテナからの信号の破壊的な加
算によって発生する。図1の1Bに示した深いフェージ
ングは、個々のアンテナT1およびT2からそれぞれ受信
される信号エネルギーが弱いために発生する。
【0018】本発明の第1の実施例において、アンテナ
T1およびT2で送信された信号に対し、時間的に変化す
る非常に小さな位相オフセットθ1(n)およびθ2
(n)をそれぞれ導入する。これらのオフセットは、フ
ェイザS1およびS2の緩やかな回転を意味する。θ1
(n)およびθ2(n)が異なる値をとる場合、S1およ
びS2は、僅かな時間だけ互いに打ち消し合うように干
渉する。チャネル符号を用いた場合、この方法を用い
て、図1の1Aに示した深いフェージングを軽減するこ
とができる。
【0019】第1の実施例を拡張して、図1の1Bに示
した深いフェージングを処理こともできる。必要なこと
は、受信信号強度を補足するために付加的な送信アンテ
ナを使用することだけである。以下の実施例の説明は、
送信アンテナの数Mの全てにに対してあてはまる。
【0020】第1の実施例と同様に、第2の実施例にお
いても、信号の送信の前に位相のオフセットを導入す
る。第2の実施例では、特定の種類のチャネル符号、即
ちブロック符号を使用する。この符号を用いるものとす
ると、基地局のアンテナから送信される信号の位相は、
アンテナの数Mおよびブロック符号の符号語の長さNに
依存する離散値の集合をとるようにシフトされる。
【0021】第1の実施例の場合と同様に、この実施例
は、多数の送信アンテナに拡張することにより図1の1
Bに示した深いフェージングにも使用可能となり、図1
に示した両方の種類の深いフェージングに有効である。
この実施例の開示も、与えられたアンテナの数Mおよび
符号語における記号の数Nの全てにあてはまる。説明が
明確になるように、本発明の説明のための実施例を個々
の機能ブロックからなるものとして提示する。これらの
ブロックが表す機能は、ソフトウェアを実行することが
可能なハードウェアには限らないがこれを含む共用また
は専用のハードウェアを用いることによって与えられ
る。説明のための実施例は、例えばAT&TのDSP1
6またはDSP32Cなどのデジタル信号プロセッサ
(DSP)ハードウェア、および後述の動作を行うソフ
トウェアからなる。本発明の超大規模集積回路(VLS
I)ハードウェアによる実施例のほか、DSP/VLS
Iの混合による実施例も可能である。
【0022】第1の実施例 図2の実施例は、例えばセルラ無線および別の種類の個
人通信システムにおいて使用するための無線通信システ
ム基地局送信機である。この送信機は、チャネル符号器
20、DPSK変調器30、複数の乗算回路50、送信
回路52(通常の搬送回路、パルス整形回路、および電
力増幅回路からなる)、および複数の送信アンテナ55
からなる。
【0023】チャネル符号器20は、当分野において周
知である通常のチャネル符号器の何れでもよい。これに
は、例えば、割合1/2記憶3畳み込み符号などの畳み
込み符号またはブロック符号が含まれる。符号器20に
より、例えば音声を表すパルス符号変調されたデジタル
情報信号x(i)にチャネル符号を与える。信号x
(i)は、移動可能な受信機に送信されるべき信号を与
える基地局の送信機に接続された普通の電話網か、ある
いは更に単純にマイクロフォン、音声フロント・エンド
回路およびアナログ/デジタル変換器の組み合わせのよ
うな通常の情報源10によって与えられる。当業者には
明白であるように、この実施例は、デジタル・データを
与えるか、またはデジタル・データを与えるように適合
可能な何れの情報源についても使用することができる。
【0024】チャネル符号器20からの出力は、複素デ
ータ記号a(n)である。ここで、nは離散的な時間イ
ンデックスであり、a(n)=ar(n)+jai(n)
である。例えば、ar(n)およびai(n)は{−1,
1}に属する(以降、このような関係を「ar(n),
ai(n)ε{−1,1}」のように表し、「ε」をそ
の左辺がその右辺に属することを意味する関係演算子の
代用とする。尚、情報ビットに対する離散的な時間イン
デックスとチャネル符号化された記号とが一致しない可
能性があると言う事実を反映するために、時間インデッ
クスiをnに変更してある。)。このような記号a
(n)をそれぞれ通常の4−DPSKコンステレーショ
ン・マッパー30(当分野において周知である)に与え
る。コンステレーション・マッパー30は、通常のグレ
イ符号化4−PSKコンステレーション・マッパー、乗
算器35、および単位遅延レジスタ37からなる。当業
者には明白なことであるが、これらの実施例には、如何
なるコンステレーション・マッパーを用いても、または
一切用いなくてもよい。
【0025】4−DPSKコンステレーション・マッパ
ー30は、チャネル符号器20から受信した複素データ
記号a(n)を次のように処理する。
【数1】 グレイ符号化4−PSK複素記号α(n)が、乗算回路
35に与えられ、そこで、単位遅延レジスタ37の出力
によって次のように乗算される。 u(n)=α(n)u(n−1) (2)
【0026】乗算回路35および遅延レジスタ37の動
作結果は、複素数の4−DPSK符号化記号u(n)で
ある。この実施例では、チャネル符号器20によって与
えられる各複素記号a(n)に対し、複素4−DPSK
記号u(n)が1つ与えられる。このような各記号u
(n)は、複数M個の乗算回路50、送信回路52、お
よび送信アンテナ55に並列に与えられる。例えば、M
=2である。
【0027】各乗算回路50において、コンステレーシ
ョン・マッパー30によって与えられる複素記号u
(n)に
【数2】 の形式の時間変化複素関数が掛けられる。ただし、m
は、複数M個のアンテナのインデックスであり、Am
(n)は、m番目のアンテナに対する振幅の重みであ
り、かつθm(n)は、m番目のアンテナに対する位相
オフセットである。例えば、
【数3】 ただし、fm=fΔ[(m−1)−(M−1)/2]
(以降、fの右下に添え字として小さい「Δ」を付けた
ものを便宜上「fΔ」と表す。)であり、Tdは、送信
される記号データの速度の逆数であり、fΔは、送信さ
れる記号のデータ速度の僅かな部分、例えば記号データ
速度の2%である。したがって、例えば、データデータ
記号速度が8K記号/秒の場合、Td=0.125m
s、かつfΔ=160Hz(記号/秒)である。
【0028】乗算器50の動作の結果、複数の複素記号
cm(n)が生成され、各々が通常の送信回路52およ
びアンテナ55に与えられる。記号cm(n)を反映す
る信号が、アンテナ55によって、(チャネル符号器2
0と補完的な)チャネル復号器を備えた通常の単一アン
テナ受信機に向けてほぼ同時に送信される。したがっ
て、第1の実施例は、複数M個のアンテナによるデータ
記号の並列送信に備えたものであり、各記号が送信に先
立ち固有の複素関数で乗じられる。
【0029】図3において、受信機は、アンテナ60、
および送信アンテナ55からの送信信号s(n)を受信
するための通常のフロント・エンド受信器回路62(こ
れは、例えば低雑音増幅器、RF/IF帯域通過フィル
タ、および整合フィルタなどからなる)を備えている。
信号s(n)は、次の式によって与えられる。
【数4】 ただし、Mは送信アンテナ55の総数であり、Am
(n)およびθm(n)は前述の通りであり、βm(n)
はM個のマルチパス・チャネルのそれぞれの複素フェー
ジングを表し、u(n)は前述の通りであり、v(n)
は付加される複素数の白色ガウス雑音成分である(勿
論、式(4)は、受信器によって実際に受信される信号
のモデルであり、本発明の目的のためには式(4)の計
算の必要は全くない)。
【0030】信号s(n)は4−DPSK復調器65に
与えられる。4−DPSK復調器65の出力a^(n)
は、送信機のチャネル符号器20の出力の推定値である
(以降、「a」に推定値を示す「^」を冠した表現を便
宜上「a^」なる表記で代用する)。復調器65は、次
の式によりa^(n)を与える。
【数5】 ただし、s*はsの複素共役を示す。次に、複素記号a^
(n)が、復号された情報信号推定値x^(i)を与え
る通常のチャネル復号器70(チャネル符号器20と補
完性がある)に与えられる。情報信号推定値x^(i)
は、例えば、デジタル/アナログ変換、増幅、拡声器の
ようなエネルギー変換器への適用など所望の要領で情報
を利用する情報のはけ先75に与えられる。
【0031】本発明の第1の実施例は、通常のインタリ
ーバ/デインタリーバの対を含めるように拡張すること
ができる。図4の4Aおよび4Bが参考になる。前述の
ように、通常の緩慢にフェージングするシステムにおい
てインタリーバ/デインタリーバの対を使用すると、大
きな伝送遅延を招く。これは、インタリーバが有用であ
るためには多くの記号(即ち、記号のデータ速度を乗じ
たときに、予測されるフェージング期間を遥かに超える
期間を与える程度に多くの記号)に対して作用しなけれ
ばならないからである。例えば、畳み込みチャネル符号
を仮定すると、インタリーバは、予測されるフェージン
グ期間の10倍に等しい数の標本に動作する。したがっ
て、通常のデインタリーバは、そのような記号が全て受
信されるまで待機して、はじめてデインタリーブ処理を
行うことができる。このため遅延が生じる。
【0032】本発明の第1の実施例によって与えられる
更に早いフェージングにより、更に小さいインタリーバ
/デインタリーバの対を用いて、緩慢なフェージング・
チャネルに関係付けられた遅れより短い遅れで更に高い
性能を得ることができる。
【0033】本発明の第1の実施例は、空間(またはア
ンテナ)ダイバシチを与える通常の多アンテナ受信機と
組み合わせることができるので好都合である。この受信
機にとって必要なことは、送信機で使用されるものと補
完性のあるチャネル復号器をその受信機が使用すること
だけである。
【0034】第2の実施例 図5において、本発明の第1の実施例の場合と同様に、
受信機への送信のために情報源10からデジタル情報信
号x(i)が出される。チャネル符号器85により、例
えば、ブロック長N=2で1/2の割合の通常の反復符
号などのブロック符号を与える。チャネル符号器85に
よって与えられる反復符号により、符号の記号d(n)
(ただし、d(n)ε{−1,1})が生成される。こ
の記号は、時刻nにおける符号器85からの出力が2つ
の記号a1(n)およびa2(n)からなり、且つこれら
の両方とも記号d(n)に等しくなるように、繰り返さ
れる。
【0035】グレイ符号器90を用いて、符号化された
記号a1(n)およびa2(n)を4−DPSKコンステ
レーションに割り当てる。グレイ符号器90は、次の表
現によって与えられる。
【数6】
【0036】この出力α(n)は、乗算器35に供給さ
れ、そこで、2記号単位の遅延レジスタ95の出力によ
って重み付けされる。この重み付けにより、次の表現に
したがう4−DPSKコンステレーション写像(97)
が与えられる。 u(n)=α(n)u(n−2) (8) 4−DPSKコンステレーション写像u(n)の結果
は、複数(M=2)の乗算器50、送信回路52、およ
び関係付けられたアンテナ55に供給される。
【0037】一般的な事柄として、各符号語がN個の記
号(時間インデックスが、n,n+1,...,n+N-1によって与
えられる)からなるブロック符号の場合、各乗算器は、
m番目のアンテナで送信される信号に対する位相シフト
θmを与える。符号語の最初のM記号までは、m番目の
乗算器によって適用される位相シフトθmは、次のとお
りである。 θm(l)=(2π/M)(m−1)(l−n) (9 ) ただし、n ≦ l ≦ n+M−1 符号語のMを超える(即ち、M<N)記号に対しては、
m番目の乗算器によって適用される位相シフトθmは、
次のとおりである。 θm(l)=(2π/kM)(m−1)(l−M−n+n'+1) (10 ) ただし、n+M ≦ l ≦ n+N−1 ここで、lは時間インデックスであり、kおよびn'は
次の表現を満足する整数である。 (k−1)M+1 ≦ N ≦ kM かつ、n'(k−1)<(l−M−n+1)≦(n'+
1)(k−1) (11)
【0038】この位相シフト技術では、M個の相関のな
い記号、およびN−M個の部分的に相関を解いた記号を
与える。本発明の第1の実施例に場合のように、この実
施例も通常のインタリーバ/デインタリーバの対によっ
て拡張することができる。この場合、インタリーバ/デ
インタリーバの対は、N−M個の部分的に相関を解かれ
て送信される記号の相関をさらに解くように動作する。
【0039】前記の第2の実施例の場合、第1の乗算器
50で位相シフトθ1(n)=θ1(n+1)=0を与え
る一方、第2の乗算器50で位相シフトθ2(n)=0
およびθ2(n+1)=πを与える。これらの乗算器
は、それぞれ単位の振幅Am(l)を与える。受信機に
よって与えられる信号sは、次の形式となる。s(n)
=(β1(n)+β2(n))u(n)+v(n)s(n
+1)=(β1(n+1)+β2(n+1))u(n+
1)+v(n+1) (12)ただし、
β1(n)およびβ2(n)は複素フェージング係数、ω
cは搬送周波数、Tは標本化周期、そしてv(n)は付
加される白色ガウス雑音成分である。フェージング係数
β1(n)およびβ2(n)は、平均がゼロに等しく、独
立かつ一様に分布する複素ガウス確率変数である。
【0040】受信信号sの複素包絡線は、次のとおりで
ある。
【数7】 この実施例の場合、値r(n)およびr(n+1)は、
完全に非相関である。
【0041】図6の受信機は、送信アンテナ55から送
信された信号s(n)を受信するためにアンテナ60お
よび通常のフロント・エンド受信回路62を備えてい
る。信号s(n)は式(12)によって与えられる。
【0042】信号s(n)は、4−DPSK復調器10
0に与えられる。4−DPSK復調器100の出力a^
1,2(n)は、送信機のチャネル符号器85の出力の推
定値である(「^」は推定値を示す)。復調器100
は、次の表現にしたがうz(n)を与える。
【数8】 ただし、s*は、sの複素共役である。複素記号z
(n)は、さらに復調器100によって処理され、a^
1,2(n)に対する値を次のように与える。 a^1(n)=Re{z(n)} a^1(n+1)=Im{z(n)} a^2(n)=Re{z(n+1)} a^2(n+1)=Im{z(n+1)} 次に、a^1,2(n)の値が、(チャネル符号器85と補
完性がある)チャネル復号器110に与えられる。チャ
ネル復号器110は、復号された情報信号推定値x^
(i)を与えるために、(i)値U(n)=a^1(n)
+a^2(n)を形成し、(ii)次のようにa^(n)を
決定し、 U(n)>0 d^(n)=1 U(n)<0 d^(n)=−1 さらに、(iii)通常どおりd^(n)を復号する。情報
信号推定値x^(i)は、情報のはけ先75に供給さ
れ、所望の様態で利用される。
【0043】以上の第2の実施例の説明には、N,M=
2の場合の例も含まれる。N>Mの場合、式(9)〜
(11)の一般性がさらに見られる。例えば、N=4か
つM=2と仮定すると、第1の乗算器50は位相シフト
を与えず(即ち、u(n)には1が乗じられる)、第2
の乗算器はθ2(n)=0、θ2(n+1)=π、θ2
(n+2)=π/2、およびθ2(n)=3π/2の各
ブロックに対して位相シフトを与える。この場合、受信
機によって受信される信号sは、次の形式となる。 s(n)=(β1(n)+β2(n))u(n)+v(n) s(n+1)=(β1(n+1)−β2(n+1))u(n+1) +v(n+1) s(n+2)=(β1(n+2)+jβ2(n+2))u(n+2) +v(n+2) s(n+3)=(β1(n+3)−jβ2(n+3))u(n+3) +v(n+3) (17 )受信信号の複素包絡線は、次のとおりである。
【数9】 この実施例によれば(N=4かつM=2の場合)、r
(n)およびr(n+1)は、r(n+2)およびr
(n+3)と同様に、相関関係がない。値r(n+2)
およびr(n+3)は、r(n)およびr(n+1)か
ら部分的に相関が解かれている。通常のインタリーバ/
デイタリーバの対を用いることによって、これらの値の
4つ全てが、ほぼ非相関関係になる。本発明によって与
えられる位相変化のない非常に緩慢なフェージング・チ
ャネルでは、これらの値の4つ、r(n)、r(n+
1)、r(n+2)およびr(n+3)の全てが、高い
相関関係になり、高次元のインタリーバが必要となる。
本発明を用いることにより、4つの値のうち2つだけ
が、インタリーバの作用による非相関化が必要となるに
過ぎない。このように、インタリーブ処理による遅れ
は、半分以上減らすことができる。
【0044】以上の説明は、本発明の一実施例に関する
もので、この技術分野の当業者であれば、本発明の種々
の変形例が考えられるが、それらはいずれも本発明の技
術的範囲に包含される。
【0045】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、マ
ルチパス通信チャネルの特性を効率的に変化させて、遅
延の影響を軽減しながら時間ダイバシチを与えることに
よって、フェージングの有害な影響を緩和することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】空間において深いフェージングが起こる特定の
点において2つの送信アンテナから受信した2つの信号
フェイザ(phasor)を表す図である。
【図2】本発明を実証する第1の実施例の図である。
【図3】第1の実施例に関して使用する受信機の図であ
る。
【図4】4Aおよび4Bは、インタリーバ/デインタリ
ーバの対をそれぞれ含めるように拡張した図2および3
の実施例を表す図である。
【図5】本発明を実証する第2の実施例の図である。
【図6】第2の実施例に関して使用する受信機の図であ
る。
【符号の説明】
10 情報源 20 チャネル符号器 25 インタリーバ 30、97 DPSK変調器(4−PSKコンステレーション・マッ
パー) 32、90 グレイ符号器 35 乗算器 37 単位遅延レジスタ 50 乗算回路 52 送信回路 55 送信アンテナ 60 受信アンテナ 62 受信回路 65、100 4−DPSK復調器 68 デインタリーバ 70、110 チャネル復号器 75 情報のはけ先 85 チャネル符号器 95 2単位の遅延レジスタ

Claims (21)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数(M個)のアンテナを用いてデジタ
    ル信号情報を受信機に送る方法において、 記号を生成するためにデジタル信号にチャネル符号を適
    用するステップと、 記号のコピーをM個生成するステップと、 M個の前記コピーの各々にM個の異なる時間変化関数を
    用いて重みを付けるステップと、 Mの信号をMの異なるアンテナによってほぼ同時に送信
    し、送信される各信号が前記M個の加重されたコピーの
    1つひとつを元にしたものであるようにするステップと
    を備えることを特徴とする複数のアンテナを用いてデジ
    タル信号情報を送る方法。
  2. 【請求項2】 前記のチャネル符号を適用するステップ
    が、畳み込み符号を適用するステップを含むことを特徴
    とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記のチャネル符号を適用するステップ
    が、ブロック符号を適用するステップを含むことを特徴
    とする請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 各時間変化関数が、記号に振幅利得を与
    えることを特徴とする請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記振幅利得が、Mの平方根の逆数に等
    しいことを特徴とする請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】 各時間変化関数が、記号に位相シフトを
    与えることを特徴とする請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】 記号に適用される前記位相シフトが、送
    信される記号のデータ速度に基づくことを特徴とする請
    求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 m番目のアンテナに対するn番目の記号
    に適用される位相シフトが、2πfΔ[(m−1)−
    (M−1)/2]nTdであることを特徴とする請求項
    6記載の方法。
  9. 【請求項9】 m番目のアンテナに対するn番目の記号
    に適用される位相シフトθm(l)が、 n ≦ l ≦ n+M−1のとき、 θm(l)=(2π/M)(m−1)(l−n)であ
    り、 n+M ≦ l ≦ n+N−1のとき、 θm(l)=(2π/kM)(m−1)(l−M−n+n'+1) であり、ここで、kおよびn'が、 (k−1)M+1 ≦ N ≦ kM かつ、n'(k−1)<(l−M−n+1)≦(n'+
    1)(k−1)を満足する整数であることを特徴とする
    請求項6記載の方法。
  10. 【請求項10】 複数の記号をインタリーバによって処
    理するステップをさらに備えたことを特徴とする請求項
    1記載の方法。
  11. 【請求項11】 記号をコンステレーション・マッパー
    によって処理するステップをさらに備えたことを特徴と
    する請求項1記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記コンステレーション・マッパー
    が、DPSKコンステレーション・マッパーからなるこ
    とを特徴とする請求項11記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記コンステレーション・マッパー
    が、PSKコンステレーション・マッパーからなること
    を特徴とする請求項11記載の方法。
  14. 【請求項14】 無線通信システムにおいて信号を受信
    機に送る無線送信機において、 デジタル情報信号を受信し、この信号に基づいて、記号
    を生成するチャネル符号器と、 前記チャネル符号器に接続され、異なる時間変化関数に
    よって各記号にそれぞれ重みを付ける複数M個の情報記
    号加重手段と、 前記の記号加重手段にそれぞれ接続され、加重された記
    号に基づいてM個の信号をほぼ同時に送信する複数M個
    のアンテナとを備えたことを特徴とする時間ダイバシチ
    を与える無線送信機。
  15. 【請求項15】 受信機に送信するための信号が、電話
    網からなる情報源によって供給されることを特徴とする
    請求項14記載の無線送信機。
  16. 【請求項16】 前記チャネル符号器が、畳み込みチャ
    ネル符号器からなることを特徴とする請求項14記載の
    無線送信機。
  17. 【請求項17】 前記チャネル符号器が、ブロック符号
    チャネル符号器からなることを特徴とする請求項14記
    載の無線送信機。
  18. 【請求項18】 前記の記号加重手段のうちの1つ以上
    が、時間変化関数を適用する乗算器を備えたことを特徴
    とする請求項14記載の無線送信機。
  19. 【請求項19】 前記の異なる時間変化関数が、それぞ
    れ記号に振幅利得を与えることを特徴とする請求項14
    記載の無線送信機。
  20. 【請求項20】 記号を受信して、割り当てられた記号
    を前記複数の加重手段に与えるように結合されたコンス
    テレーション・マッパーをさらに備えたことを特徴とす
    る請求項14記載の無線送信機。
  21. 【請求項21】 前記チャネル符号器に接続され、複数
    のインタリーブ処理された記号を与えるインタリーバを
    さらに備えたことを特徴とする請求項14記載の無線送
    信機。
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