JP2859320B2 - 2部品の結合方法及び装置 - Google Patents
2部品の結合方法及び装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、例えば、インナ部品としてのボス部と、
アウタ部品としてのドラム部とをプレス加圧により塑性
結合して、自動変速機用多板クラッチのクラッチドラム
を形成するような2部品の結合方法及び装置に関する。
アウタ部品としてのドラム部とをプレス加圧により塑性
結合して、自動変速機用多板クラッチのクラッチドラム
を形成するような2部品の結合方法及び装置に関する。
(従来の技術) 従来、上述例の2部品の結合方法としては、例えば、
特開昭60−124423号公報に記載の塑性結合方法がある。
特開昭60−124423号公報に記載の塑性結合方法がある。
すなわち、円形状結合部材をリング状部材周面の凹凸
部と塑性結合させる際、リング状部材のパンチの加圧方
向と反対方向への変形を相殺するように、リング状部材
の変形を許容しつつ押圧部材によりリング状部材を加圧
方向と同方向から押圧する塑性結合方法である。
部と塑性結合させる際、リング状部材のパンチの加圧方
向と反対方向への変形を相殺するように、リング状部材
の変形を許容しつつ押圧部材によりリング状部材を加圧
方向と同方向から押圧する塑性結合方法である。
この従来方法によれば、上述のリング状部材の加圧方
向と反対方向への変形を抑制することができる利点があ
る反面、上述のパンチによる円形状結合部材の加圧時
に、上述の凹凸部とは反対の側にも肉流れが生ずるた
め、円形状結合部材の充分な圧縮残留応力を得ることが
できない問題点があった。
向と反対方向への変形を抑制することができる利点があ
る反面、上述のパンチによる円形状結合部材の加圧時
に、上述の凹凸部とは反対の側にも肉流れが生ずるた
め、円形状結合部材の充分な圧縮残留応力を得ることが
できない問題点があった。
(発明が解決しようとする課題) この発明の請求項1記載の発明は、パンチ加圧に伴う
アウタ部品の肉流れをインナ部品側に片寄らせること
で、アウタ部品結合部の内向きの圧縮残留応力を高め
て、2部品の結合強度の向上を図ることができる2部品
の結合方法の提供を目的とする。
アウタ部品の肉流れをインナ部品側に片寄らせること
で、アウタ部品結合部の内向きの圧縮残留応力を高め
て、2部品の結合強度の向上を図ることができる2部品
の結合方法の提供を目的とする。
この発明の請求項2記載の発明は、アウタ部品の平板
部に喰い込んで肉流れを規制する塑性変形部を形成する
ところの環状突起をもった押え部材をパンチ外周側に配
置する構造により、アウタ部品結合部の内向きの圧縮残
留応力を高めることができる2部品の結合装置の提供を
目的とする。
部に喰い込んで肉流れを規制する塑性変形部を形成する
ところの環状突起をもった押え部材をパンチ外周側に配
置する構造により、アウタ部品結合部の内向きの圧縮残
留応力を高めることができる2部品の結合装置の提供を
目的とする。
(課題を解決するための手段) この発明の請求項1記載の発明は、インナ部品外周の
凹凸部にアウタ部品を塑性結合する2部品の結合方法で
あって、アウタ部品を加圧するパンチの外周側に、アウ
タ部品の肉流れ規制用の環状突起を有する押え部材を配
置する一方、上記アウタ部品は径方向面内の平板部を有
し、上記押え部材の環状突起はパンチ外周側の平板部押
圧部の一部分であり、少なくともパンチ外周側近傍を押
圧し、平板部の一部に喰い込んで肉流れを規制する塑性
変形部を形成し、上記押え部材をアウタ部品に対して先
行加圧して上記塑性変形部を形成した後に、上記パンチ
でアウタ部品を加圧して、アウタ部品をインナ部品に塑
性結合する2部品の結合方法であることを特徴とする。
凹凸部にアウタ部品を塑性結合する2部品の結合方法で
あって、アウタ部品を加圧するパンチの外周側に、アウ
タ部品の肉流れ規制用の環状突起を有する押え部材を配
置する一方、上記アウタ部品は径方向面内の平板部を有
し、上記押え部材の環状突起はパンチ外周側の平板部押
圧部の一部分であり、少なくともパンチ外周側近傍を押
圧し、平板部の一部に喰い込んで肉流れを規制する塑性
変形部を形成し、上記押え部材をアウタ部品に対して先
行加圧して上記塑性変形部を形成した後に、上記パンチ
でアウタ部品を加圧して、アウタ部品をインナ部品に塑
性結合する2部品の結合方法であることを特徴とする。
この発明の請求項2記載の発明は、インナ部品にアウ
タ部品を塑性結合する2部品の結合装置であって、上記
アウタ部品は径方向内面内の平板部を有し、上記アウタ
部品を加圧するパンチの外周側には押え部材を配置し、
該押え部材には、パンチ外周側の平板部押圧部の一部分
であって、少なくともパンチ外周側近傍を押圧して、平
板部の一部に喰い込んで肉流れを規制する塑性変形部を
形成する環状突起が設けられ、押え部材でアウタ部品に
塑性変形部を形成した後に、パンチでアウタ部品を加圧
すべく構成した2部品の結合装置であることを特徴とす
る。
タ部品を塑性結合する2部品の結合装置であって、上記
アウタ部品は径方向内面内の平板部を有し、上記アウタ
部品を加圧するパンチの外周側には押え部材を配置し、
該押え部材には、パンチ外周側の平板部押圧部の一部分
であって、少なくともパンチ外周側近傍を押圧して、平
板部の一部に喰い込んで肉流れを規制する塑性変形部を
形成する環状突起が設けられ、押え部材でアウタ部品に
塑性変形部を形成した後に、パンチでアウタ部品を加圧
すべく構成した2部品の結合装置であることを特徴とす
る。
(発明の効果) この発明の請求項1記載の発明によれば、押え部材の
環状突起によりアウタ部品の平板部の一部に塑性変形部
を形成し、この後、パンチにて加圧するため、平板部の
側の肉は塑性変形部内の押え部材により外周側への肉流
れが規制される。この外周側への肉流れが規制された状
態下にてパンチでアウタ部品を加圧するので、平板部の
肉移動は主としてインナ部品側への移動となり、このた
め結合部の圧縮残留応力を高めて2部品の結合強度を向
上させることができる効果がある。
環状突起によりアウタ部品の平板部の一部に塑性変形部
を形成し、この後、パンチにて加圧するため、平板部の
側の肉は塑性変形部内の押え部材により外周側への肉流
れが規制される。この外周側への肉流れが規制された状
態下にてパンチでアウタ部品を加圧するので、平板部の
肉移動は主としてインナ部品側への移動となり、このた
め結合部の圧縮残留応力を高めて2部品の結合強度を向
上させることができる効果がある。
この発明の請求項2記載の発明によれば、押え部材の
環状突起によりアウタ部品の平板部の一部に塑性変形部
を形成し、この後、パンチにて加圧するため、平板部の
側の肉は塑性変形部内の押え部材により外周側への肉流
れが規制される。この外周側への肉流れが規制された状
態下にてパンチでアウタ部品を加圧するので、平板部の
内移動は主としてインナ部品側への移動となり、このた
め結合部の圧縮残留応力を高めて2部品の結合強度を向
上させることができる効果がある。
環状突起によりアウタ部品の平板部の一部に塑性変形部
を形成し、この後、パンチにて加圧するため、平板部の
側の肉は塑性変形部内の押え部材により外周側への肉流
れが規制される。この外周側への肉流れが規制された状
態下にてパンチでアウタ部品を加圧するので、平板部の
内移動は主としてインナ部品側への移動となり、このた
め結合部の圧縮残留応力を高めて2部品の結合強度を向
上させることができる効果がある。
(実施例) この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は2部品の結合方法に用いる結合装置を示し、第
1図において、下型取付板1に下型2を、また上型取付
板3に上型4をそれぞれ取付けている。
1図において、下型取付板1に下型2を、また上型取付
板3に上型4をそれぞれ取付けている。
上述の下型2は受け部材5の中央上部にボルト6を用
いてインナガイド7を固定し、このインナガイド7に案
内されるインナ部品8を上述の受け部材5上面に載置す
る一方、リング状のノックアウト部材9の上面にアウタ
部品10を載置して、このアウタ部品10の外周スプライン
形状部に対応したスプライン内周部を有するダイス11を
設け、このダイス11を上述のアウタ部品10外周部に配設
すると共に、このダイス11をダイスホルダ12を介して上
述の下型取付板1に固定している。
いてインナガイド7を固定し、このインナガイド7に案
内されるインナ部品8を上述の受け部材5上面に載置す
る一方、リング状のノックアウト部材9の上面にアウタ
部品10を載置して、このアウタ部品10の外周スプライン
形状部に対応したスプライン内周部を有するダイス11を
設け、このダイス11を上述のアウタ部品10外周部に配設
すると共に、このダイス11をダイスホルダ12を介して上
述の下型取付板1に固定している。
また、下部に設けたノックアウトラム13には複数のノ
ックアウトピン14…を立設固定し、2部品の結合完了後
におけるノックアウト時に、これら複数のノックアウト
ピン14…で上述のノックアウト部材9を介して、塑性結
合されたアウタ部品10、インナ部品8をノックアウトす
べく構成している。
ックアウトピン14…を立設固定し、2部品の結合完了後
におけるノックアウト時に、これら複数のノックアウト
ピン14…で上述のノックアウト部材9を介して、塑性結
合されたアウタ部品10、インナ部品8をノックアウトす
べく構成している。
ここで、上述の下型取付板1はボルスタを介してベッ
ドに取付けられる。
ドに取付けられる。
上述の上型4は、上型取付板3の中央部に受圧部材15
を設け、この受圧部材15の外周部に配設したパンチホル
ダ部材16を、ボルト17…を用いて上述の上型取付板3に
固定している。
を設け、この受圧部材15の外周部に配設したパンチホル
ダ部材16を、ボルト17…を用いて上述の上型取付板3に
固定している。
また、内周方向に突出した環状凸部18を有するホルダ
部材19を設け、このホルダ部材19をボルト20により上述
のパンチホルダ16の下面に取付けている。
部材19を設け、このホルダ部材19をボルト20により上述
のパンチホルダ16の下面に取付けている。
さらに、上述の環状突部18に係止されてホルダ部材19
から吊下する押え部材21を設け、この押え部材21の内周
所定部にはテーパ状の係止部22を形成している。
から吊下する押え部材21を設け、この押え部材21の内周
所定部にはテーパ状の係止部22を形成している。
そして、この係止部22に係止されて押え部材21から吊
下するパンチ23を設け、このパンチ23の内周所定部にも
テーパ状の係止部24を形成している。
下するパンチ23を設け、このパンチ23の内周所定部にも
テーパ状の係止部24を形成している。
上述の係止部24に係止されてパンチ23から吊下するラ
バーホルダ25を設け、このラバーホルダ25の下部には、
上述のインナ部品8上面を弾性押圧するラバー26を取付
けている。
バーホルダ25を設け、このラバーホルダ25の下部には、
上述のインナ部品8上面を弾性押圧するラバー26を取付
けている。
また、上述のパンチ23およびラバーホルダ25の上面に
はブロック27,28を配設し、上側のブロック27の上面と
受圧部材15の下面との間には皿バネたわみ量・を離間形
成する一方、この受圧部材15下面と上述の押え部材21上
面との間には、重荷重用の皿バネ29が配設している。
はブロック27,28を配設し、上側のブロック27の上面と
受圧部材15の下面との間には皿バネたわみ量・を離間形
成する一方、この受圧部材15下面と上述の押え部材21上
面との間には、重荷重用の皿バネ29が配設している。
ここで、上述の上型取付板3はプレス装置のスライド
(図示せず)に取付けられる。
(図示せず)に取付けられる。
ところで、アウタ部品10を加圧するパンチ23の外周に
配置した上述の押え部材21は、第2図に示す如く、同部
材21の下端にアウタ部品10の肉流れ規制用の2条の環状
突起30,30を備えている。
配置した上述の押え部材21は、第2図に示す如く、同部
材21の下端にアウタ部品10の肉流れ規制用の2条の環状
突起30,30を備えている。
また上述の上記アウタ部品10は径方向面内の平板部10
aを有し、上述の押え部材21の環状突起30,30はパンチ23
外周側の平板部10a押圧部の一部であり、少なくともパ
ンチ23外周側近傍を押圧し、平板部10aの一部に喰い込
んで肉流れを規制する塑性変形部34(第4図参照)を形
成するものである。
aを有し、上述の押え部材21の環状突起30,30はパンチ23
外周側の平板部10a押圧部の一部であり、少なくともパ
ンチ23外周側近傍を押圧し、平板部10aの一部に喰い込
んで肉流れを規制する塑性変形部34(第4図参照)を形
成するものである。
さらに、上述のインナ部品8の外周結合部には、第2
図、第3図に示すようなローレット状の凹凸部31…が予
め形成されている。
図、第3図に示すようなローレット状の凹凸部31…が予
め形成されている。
上述のインナ部品8は自動変速機用多板クラッチのク
ラッチドラムにおけるボス部となる部品で、この実施例
では鉄製のインナ部品8を用いている。
ラッチドラムにおけるボス部となる部品で、この実施例
では鉄製のインナ部品8を用いている。
また、上述のアウタ部品10は自動変速機用多板クラッ
チのクラッチドラムにおけるドラム部となる部品で、こ
の実施例ではアルミニウム製のアウタ部品10を用いてい
る。
チのクラッチドラムにおけるドラム部となる部品で、こ
の実施例ではアルミニウム製のアウタ部品10を用いてい
る。
図示実施例は上記の如く構成するものにして、以下、
2部品の結合方法について説明する。
2部品の結合方法について説明する。
スライド上死点から下死点に向けてストロークさせる
と、このスライドを介して上型取付板3および上型4が
下降し、下死点近傍で第1図に示すようにラバー26がイ
ンナ部品8に当接し、押え部材21およびパンチ23がアウ
タ部品10に当接するが、この時点ではプレス加圧力は作
用しない。
と、このスライドを介して上型取付板3および上型4が
下降し、下死点近傍で第1図に示すようにラバー26がイ
ンナ部品8に当接し、押え部材21およびパンチ23がアウ
タ部品10に当接するが、この時点ではプレス加圧力は作
用しない。
上述のブロック28上面が受圧部材15下面に衝合する下
死点直前において、上述の皿バネ29が皿バネたわみ量・
だけ撓み、この皿バネ29の復元力によるバネアクション
で押え部材21が下動して、この押え部材21下端の環状突
起30,30がアウタ部品10の所定部(平板部10a参照)に喰
い込んで、第4図に示すように該所定部に肉流れを規制
する塑性変形部32を形成する。
死点直前において、上述の皿バネ29が皿バネたわみ量・
だけ撓み、この皿バネ29の復元力によるバネアクション
で押え部材21が下動して、この押え部材21下端の環状突
起30,30がアウタ部品10の所定部(平板部10a参照)に喰
い込んで、第4図に示すように該所定部に肉流れを規制
する塑性変形部32を形成する。
この環状突起30による肉流れ規制用の塑性変形部32の
形成後において、下死点で上述のパンチ23がアウタ部品
10の所定部を加圧するので、このアウタ部品10の結合部
は第4図に示す如くインナ部品8外周の凹凸部31方向に
塑性流動して、インナ部品8とアウタ部品10との2部品
を塑性結合することができる。
形成後において、下死点で上述のパンチ23がアウタ部品
10の所定部を加圧するので、このアウタ部品10の結合部
は第4図に示す如くインナ部品8外周の凹凸部31方向に
塑性流動して、インナ部品8とアウタ部品10との2部品
を塑性結合することができる。
このように、パンチ23によるアウタ部品10の加圧に先
行して、環状突起30でアウタ部品10に肉流れ規制用の塑
性変形部32を形成するので、パンチ23加圧に伴う肉流れ
をインナ部品8側に片寄らせることができ、この結果、
アウタ部品10の結合部の内向きの圧縮残留応力を高め
て、2部品8,10の結合強度の向上を図ることができ、自
動変速機での温間(150℃)使用時に線膨脹係数の相違
に伴ない、アウタ部品10がインナ部品8に対して半径方
向外方に膨脹しても、結合強度の低下を極力抑え結合力
を安定させることができる効果がある。以上要するに上
記実施例の2部品結合方法およびその装置によれば、押
え部材21の環状突起30によりアウタ部品10の平板部10a
の一部に塑性変形部32を形成し、この後、パンチ23にて
加圧するため、平板部10aの側の肉は塑性変形部32内の
押え部材21により外周側への肉流れが規制される。この
外周側への肉流れが規制された状態下にてパンチ23でア
ウタ部品10を加圧するので、平板部10aの肉移動は主と
してインナ部品8側への移動となり、このため結合部の
圧縮残留応力を高めて2部品の結合強度を向上させるこ
とができる効果がある。
行して、環状突起30でアウタ部品10に肉流れ規制用の塑
性変形部32を形成するので、パンチ23加圧に伴う肉流れ
をインナ部品8側に片寄らせることができ、この結果、
アウタ部品10の結合部の内向きの圧縮残留応力を高め
て、2部品8,10の結合強度の向上を図ることができ、自
動変速機での温間(150℃)使用時に線膨脹係数の相違
に伴ない、アウタ部品10がインナ部品8に対して半径方
向外方に膨脹しても、結合強度の低下を極力抑え結合力
を安定させることができる効果がある。以上要するに上
記実施例の2部品結合方法およびその装置によれば、押
え部材21の環状突起30によりアウタ部品10の平板部10a
の一部に塑性変形部32を形成し、この後、パンチ23にて
加圧するため、平板部10aの側の肉は塑性変形部32内の
押え部材21により外周側への肉流れが規制される。この
外周側への肉流れが規制された状態下にてパンチ23でア
ウタ部品10を加圧するので、平板部10aの肉移動は主と
してインナ部品8側への移動となり、このため結合部の
圧縮残留応力を高めて2部品の結合強度を向上させるこ
とができる効果がある。
第1図は本発明の2部品の結合方法に用いる2部品の結
合装置を示す下死点前位の断面図、 第2図はパンチ加圧前における第1図の要部拡大断面
図、 第3図はインナ部品外周の凹凸部形状を示す説明図、 第4図はパンチ加圧時における2部品の塑性結合状態を
示す断面図である。 8……インナ部品、10……アウタ部品 10a……平板部、21……押え部材 23……パンチ、30……環状突起 31……凹凸部、32……塑性変形部
合装置を示す下死点前位の断面図、 第2図はパンチ加圧前における第1図の要部拡大断面
図、 第3図はインナ部品外周の凹凸部形状を示す説明図、 第4図はパンチ加圧時における2部品の塑性結合状態を
示す断面図である。 8……インナ部品、10……アウタ部品 10a……平板部、21……押え部材 23……パンチ、30……環状突起 31……凹凸部、32……塑性変形部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 深堀 貢 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ ダ株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−181927(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B21D 39/00 B21K 25/00
Claims (2)
- 【請求項1】インナ部品外周の凹凸部にアウタ部品を塑
性結合する2部品の結合方法であって、 アウタ部品を加圧するパンチの外周側に、アウタ部品の
肉流れ規制用の環状突起を有する押え部材を配置する一
方、 上記アウタ部品は径方向面内の平板部を有し、 上記押え部材の環状突起はパンチ外周側の平板部押圧部
の一部分であり、少なくともパンチ外周側近傍を押圧
し、平板部の一部に喰い込んで肉流れを規制する塑性変
形部を形成し、 上記押え部材をアウタ部品に対して先行加圧して上記塑
性変形部を形成した後に、 上記パンチでアウタ部品を加圧して、アウタ部品をイン
ナ部品に塑性結合する 2部品の結合方法。 - 【請求項2】インナ部品にアウタ部品を塑性結合する2
部品の結合装置であって、 上記アウタ部品は径方向内面内の平板部を有し、 上記アウタ部品を加圧するパンチの外周側には押え部材
を配置し、 該押え部材には、パンチ外周側の平板部押圧部の一部分
であって、少なくともパンチ外周側近傍を押圧して、平
板部の一部に喰い込んで肉流れを規制する塑性変形部を
形成する環状突起が設けられ、 押え部材でアウタ部品に塑性変形部を形成した後に、パ
ンチでアウタ部品を加圧すべく構成した 2部品の結合装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24546289A JP2859320B2 (ja) | 1989-09-20 | 1989-09-20 | 2部品の結合方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24546289A JP2859320B2 (ja) | 1989-09-20 | 1989-09-20 | 2部品の結合方法及び装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03106522A JPH03106522A (ja) | 1991-05-07 |
JP2859320B2 true JP2859320B2 (ja) | 1999-02-17 |
Family
ID=17134023
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24546289A Expired - Lifetime JP2859320B2 (ja) | 1989-09-20 | 1989-09-20 | 2部品の結合方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2859320B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106391885A (zh) * | 2016-11-09 | 2017-02-15 | 浙江高阳汽车电子有限公司 | 燃油泵泵体封装装置 |
-
1989
- 1989-09-20 JP JP24546289A patent/JP2859320B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106391885A (zh) * | 2016-11-09 | 2017-02-15 | 浙江高阳汽车电子有限公司 | 燃油泵泵体封装装置 |
CN106391885B (zh) * | 2016-11-09 | 2018-06-19 | 浙江高阳汽车电子有限公司 | 燃油泵泵体封装装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03106522A (ja) | 1991-05-07 |
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