JP2858919B2 - 線材の自動巻取方法 - Google Patents

線材の自動巻取方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、一対のボビンに対し線材を交互に、かつ
自動的に巻装させていく線材の自動巻取方法に関するも
のである。
〔従来の技術〕
ボビンに線材を自動的に巻装させることができる自動
巻取装置が各種提案され開発されている。
この自動巻取装置として、例えば第5図に示すよう
に、一対のボビン10,101に対しトラバーサ102が各ボビ
ンの胴体軸線方向に移動しながら各ボビンに交互に線材
103を巻装させていくものが知られている。また、この
ような構成の自動巻取装置は、通常一方のボビン100に
線材103を巻装し終えたのち、他方のボビン101へ巻装動
作を切替える際に、送出手段104が作動し、この送出手
段104によって線寄せガイド105が移動してきて線材103
の一部を所定位置(以下これを係止可能位置とよぶ)迄
押し出し、他方のボビン101側の回転体106に設けた爪10
7にその線材103を係止・固定させたのち、他方のボビン
101に線材103を巻装させていくように構成されている。
〔解決しようとする課題〕
ところで、通常このような自動巻取装置は、一方のボ
ビンへ線材が一杯に満装された状態(以下これを満巻と
よぶ)になったならば、回転体の爪の位置に関係なく、
つまり回転体における爪のラジアル位置(動径)方向で
の位置に関係なく送出手段が作動し、線寄せガイドを移
動させこの線寄せガイドで線材を押し出すように構成さ
れている。従って、爪の通過回動する領域内を線材が横
断中にその爪の先端部が線材に衝突すると線材が切断さ
れることがあり、この切断事故が発生すると復旧迄に多
大の労力と時間を要し、問題となっている。
そこで、このような切断事故の発生防止のため、各種
の試みがなされているが、有効な解決手段が見出せず、
大きな課題となっている。
この発明は、上記した事情に鑑み、線材を爪に係止固
定させる際にその爪の先端部に衝突して線材が切断され
る切断事故の発生を確実に防止することができる線材の
自動巻取方法を提供することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
即ち、この発明は、モータによって回転駆動する一対
の各回転体の爪に線材の一端を係止させながら前記各回
転体にセットしたボビンのうちの何れか一方に線材を巻
装していくと共に、一方のボビンへの線材満巻後、その
ボビンから引出された線材を他方の回転体側の爪へ係止
させ、その他方のボビンへ線材を巻装させていく線材の
自動巻取方法であって、前記何れかのボビンに線材が満
巻状態になると他方側の回転体の爪の所定のラジアル位
置に停止するように回転体が停止し、前記線材を爪の回
転領域を横断通過した所定位置まで送り出し、前記モー
タの回転駆動力が伝達されて前記他方側の回転体が再度
回転するものである。
〔作用〕
この発明の線材の自動巻取方法は、何れか一方のボビ
ンにおいて線材が満巻状態になると、他方のボビン側の
回転体をその爪が線材横断の際に邪魔にならない位置で
停止しておき、この間に線材を爪の回転領域内を横断通
過させることにより、線材が爪先端部と衝突して切断さ
れるのを防止することができる。
〔実施例〕
以下この発明の一実施例について添付図面を参照しな
がら説明する。
第1図はこの発明に係る線材の自動巻取方法が適用さ
れた自動巻取装置を示すものであり、この自動巻取装置
は、一対のボビン1,2と、このボビン1,2に対し回転フリ
ーの状態で軸装した回転体3と、これらの回転体3に設
けた電磁クラッチ4と、制動手段5(第2図参照)と、
送出手段6と、制御手段7(第2図参照)とから構成さ
れている。
なお、図中符号8は巻装する線材、9はその線材8を
各ボビン1,2の胴体軸方向に移動しながら胴体全体に亙
りむらなく巻装していくトラバーサを示すものである。
ボビン1,2は満巻状態になったときに次のものと取替
えることができるように回転体1に対し着脱自在となっ
ており、モータ10からの回転駆動力が途中プーリ等の伝
達機構10を介して伝達されて一定速度で回転するように
なっている。なお、これらの各ボビン1,2の一部又はそ
の近傍には、そのボビンに線材8が満巻状態になると、
これを検知して所定の信号を出力させるため光センサ等
を用いた満巻検出手段11(第2図参照)が設置されてい
る。
回転体3は、各ボビン1,2側に線材8を巻装するとき
に外周面側に設けた爪12に線材8の一部を係止固定させ
ておくものであり、電磁クラッチ4を介して各ボビン1,
2駆動用のモータ10と連結されており、通常各ボビン1,2
と一体に同速度で回転するようになっている。
電磁クラッチ4は、モータ10により各回転体3に伝達
される回転力の断接を図るものであり、一方のボビンが
満巻状態となったときに他方のボビン側の回転体3への
回転力を遮断し、その回転体3の回転動作を一時、つま
り線材8を係止可能位置へ送り出すまでの間停止させて
おくようになっており、制御手段7によりその動作が制
御されるようになっている。
制動手段5は、電磁クラッチ4が“断”となり回転力
が遮断されて慣性力で回転を続けようとする回転体3を
所定のラジアル位置で一時停止させておくものであり、
制御手段7によりその動作が制御されるようになってい
る。即ち、この制動手段5は、電磁クラッチ4が“断”
状態となった直後に作動し、第3図に示すように回転体
3と共に回転する爪12の回転領域αのうち、特に線材8
が横断通過する危険領域βを避けた位置に停止させてお
くようになっている。
送出手段6は、爪12が危険領域βを避けた状態で停止
待機中に線材8をその危険領域βを横断通過させて係止
可能位置へ送り出し、爪12が次に回転動作を行うときに
その線材8を係止させるものである。そして、この送出
手段6は、正確に動作タイミングを図る必要がないこと
から従来と同様にエアーシリンダ等を用いて作動させ線
寄せガイド6aを押出すようになっており、制御手段7に
よりその動作の制御が図られている。
制御手段7は、満巻検出手段12から出力される所定の
信号を入力すると電磁ブレーキ4、制動手段5及び送出
手段6を所定のタイミングで行うようにその動作を制御
するものであり、この実施例ではマイクロコンピュータ
が使用されており、第2図に示すように、入力側が満巻
検出手段2の出力側に接続されていると共に出力側が電
磁ブレーキ4、制御手段5及び送出手段6に接続されて
いる。
次に、第4図を参照しながら先の実施例の自動巻取装
置に基づいてこの発明に係る自動巻取方法を説明する。
まず、何れか一方のボビン1,2において線材8が満巻
状態となると、これを満巻検出手段12が検出して所定の
信号イを制御手段7に出力する。
すると、この制御手段7から他方のボビン側の電磁ブ
レーキ4へ制御信号ロが出力され、これを入力した電磁
ブレーキ4が“断”状態となる。
この制御信号ロを出力直後、制御手段7から制御信号
ハが制動手段5へ出力され、所定のラジアル位置で爪12
が静止するような状態で回転体3の回転動作が停止す
る。
すると、制御手段7から制御信号ニが出力され、これ
を入力した送出手段6が作動して線寄せガイド6aが線材
8を押出す。従って、爪12が退避中の危険領域β内を線
材8が時刻tbに横断通過して係止可能位置へ送り出さ
れ、所定位置で停止する。
このようにして線材8が送り出されたならば、制御手
段5への制御信号ハの出力が停止し、これによって回転
体3が回転フリーの状態となる。
次に、電磁クラッチ4への制御信号ロの出力が停止
し、モータ10からの回転力が伝達して回転体3が回転を
再開する。
従って、所定位置まで線寄せガイド6aの先端部に押出
された状態のまま静止している線材8に対し、爪12の最
初の危険領域β通過時にそこにある線材8の一部を爪12
が係止する。
このようにして、その爪12に線材8の一部が固定され
た状態のまま、爪12を取付けている回転体3及び他方の
ボビン2が同一速度で一体に回転していくので、トラバ
ーサ9を介して線材8がそのボビン2の胴体に巻装され
ていく。
〔効果〕
以上説明してきたように、この発明に係る線材に自動
巻取方法によれば、何れか一方のボビンが線材の満巻状
態になると、他方のボビン側の回転体をそこに取付けて
ある爪が線材横断の邪魔にならない位置で停止させてお
き、この間に爪の回転領域内を爪が横断するように送り
出すようになっているので、線材の送り出し動作と爪の
回転動作との高精度なタイミングを図らなくても爪先端
部による線材の切断事故発生を確実に防止でき、信頼度
が飛躍的に向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る自動巻取方法が適用される自動
巻取装置を示す概略構成図、第2図は第1図に示す自動
巻取装置の構成ブロック図、第3図は第1図に示す自動
巻取装置の作用を示す説明図、第4図はこの発明に係る
自動巻取方法を示すタイムチャート、第5図は従来の自
動巻取装置を示す概略構成図である。 10…モータ、3…回転体、1.2…ボビン、8…線材、12
…爪。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータ(10)によって回転駆動する一対の
    各回転体(3)の爪(12)に線材(8)の一端を係止さ
    せながら前記各回転体(3)にセットしたボビン(1・
    2)のうちの何れか一方に線材(8)を巻装していくと
    共に、一方のボビン(1・2)への線材(8)満巻後、
    そのボビン(1・2)から引出された線材(8)を他方
    の回転体(3)側の爪(12)へ係止させ、その他方のボ
    ビン(1・2)へ線材(8)を巻装させていく線材の自
    動巻取方法であって、 前記何れかのボビン(1・2)に線材(8)が満巻状態
    になると他方側の回転体(3)の爪(12)が所定のラジ
    アル位置に停止するように回転体(3)が停止し、 前記線材(8)を爪(12)の回転領域を横断通過した所
    定位置まで送り出し、 前記モータ(10)の回転駆動力が伝達されて前記他方側
    の回転体(3)が再度回転する ことを特徴とする線材の自動巻取方法。
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