JP2858751B2 - 工具段取り装置 - Google Patents
工具段取り装置Info
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- G05—CONTROLLING; REGULATING
- G05B—CONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
- G05B19/00—Programme-control systems
- G05B19/02—Programme-control systems electric
- G05B19/18—Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form
- G05B19/182—Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form characterised by the machine tool function, e.g. thread cutting, cam making, tool direction control
-
- G—PHYSICS
- G05—CONTROLLING; REGULATING
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- G05B2219/00—Program-control systems
- G05B2219/30—Nc systems
- G05B2219/36—Nc in input of data, input key till input tape
- G05B2219/36159—Detachable or portable programming unit, display, pc, pda
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- G—PHYSICS
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- G05B—CONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
- G05B2219/00—Program-control systems
- G05B2219/30—Nc systems
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- Multi-Process Working Machines And Systems (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、パーソナルコンピュータ(以下パソコンと
いう)を工具プリセッタとを接続して構成した工具管理
システムにおいて、工具の段取りを手順通りに指示する
工具段取り装置に関する。
いう)を工具プリセッタとを接続して構成した工具管理
システムにおいて、工具の段取りを手順通りに指示する
工具段取り装置に関する。
「従来の技術及び発明が解決しようとする課題」 パソコンと工具プリセッタとを接続して構成した工具
管理システムによって、工具のプリセット処理を行う場
合には、工具プリセッタにより測定する測定部位の選択
とか、その測定結果に基づく工具の良否の判別は、作業
者が個々に行って所定の測定データをパソコンに入力し
たり、工具情報の更新等を行っている。
管理システムによって、工具のプリセット処理を行う場
合には、工具プリセッタにより測定する測定部位の選択
とか、その測定結果に基づく工具の良否の判別は、作業
者が個々に行って所定の測定データをパソコンに入力し
たり、工具情報の更新等を行っている。
このように、測定部位の選択,測定結果に基づく工具
の良否の判別を、作業者自身が行う必要があるためプリ
セット処理手順を誤ったり、適切な測定部位の選択を誤
ったりする等の人為的なプリセットミスが発生しやすか
った。
の良否の判別を、作業者自身が行う必要があるためプリ
セット処理手順を誤ったり、適切な測定部位の選択を誤
ったりする等の人為的なプリセットミスが発生しやすか
った。
「課題を解決するための手段」 本発明は、前記したプリセット処理における人為的な
ミスの発生を防止する工具段取り装置を提供することを
目的とするもので、その具体的手段は、パーソナルコン
ピュータと工具プリセッタとを接続して構成した工具管
理システムにおいて、工具の形成,機能等の特徴によっ
て種々のプリセット処理パターンを設定し、該処理パタ
ーンを指定する工具の形状,機能等の工具情報を入力す
る入力手段と、前記プリセット処理パターンに対応する
プリセット指示手順と、該指示手順の各ステップに対応
するプリセット指示メッセージとを記憶する記憶手段
と、前記記憶手段から指定されたプリセット処理パター
ンに対応するプリセット指示手順を呼び出し実行するプ
リセット処理実行手段と、該実行手段を制御する制御手
段と、プリセット指示手順に従い工具プリセッタからの
実測値を入力して必要な工具寸法を演算すると共に実測
値と基準値との比較を行う演算処理手段と、前記プリセ
ット指示手順に対応する指示メッセージと前記演算処理
手段の演算処理結果を表示する表示手段と、からなるこ
とを特徴とするものである。
ミスの発生を防止する工具段取り装置を提供することを
目的とするもので、その具体的手段は、パーソナルコン
ピュータと工具プリセッタとを接続して構成した工具管
理システムにおいて、工具の形成,機能等の特徴によっ
て種々のプリセット処理パターンを設定し、該処理パタ
ーンを指定する工具の形状,機能等の工具情報を入力す
る入力手段と、前記プリセット処理パターンに対応する
プリセット指示手順と、該指示手順の各ステップに対応
するプリセット指示メッセージとを記憶する記憶手段
と、前記記憶手段から指定されたプリセット処理パター
ンに対応するプリセット指示手順を呼び出し実行するプ
リセット処理実行手段と、該実行手段を制御する制御手
段と、プリセット指示手順に従い工具プリセッタからの
実測値を入力して必要な工具寸法を演算すると共に実測
値と基準値との比較を行う演算処理手段と、前記プリセ
ット指示手順に対応する指示メッセージと前記演算処理
手段の演算処理結果を表示する表示手段と、からなるこ
とを特徴とするものである。
「作用」 本発明の工具段取り装置は、前記した具体的手段の説
明によって明らかにしたように、プリセット処理の対象
となる工具の形状,機能等の工具情報を入力手段により
入力すると、その工具情報によってプリセット処理パタ
ーンが指定され、その処理パターンに対応するプリセッ
ト指示手順をプリセット処理実行手段により、呼び出し
て実行するとともに、そのプリセット指示手順に従って
工具プリセッタから入力される実測値に基づいて演算処
理部で必要な工具寸法および実測値と基準値との差を演
算処理し、前記指示手順の各ステップに対応する指示メ
ッセージと演算処理結果とを表示手段によりパソコンの
CRT上に表示するとともに、前記プリセット処理実行手
段を制御する制御手段を用い、作業者とパソコンの対話
形式により自動的に工具のプリセット処理を行う。
明によって明らかにしたように、プリセット処理の対象
となる工具の形状,機能等の工具情報を入力手段により
入力すると、その工具情報によってプリセット処理パタ
ーンが指定され、その処理パターンに対応するプリセッ
ト指示手順をプリセット処理実行手段により、呼び出し
て実行するとともに、そのプリセット指示手順に従って
工具プリセッタから入力される実測値に基づいて演算処
理部で必要な工具寸法および実測値と基準値との差を演
算処理し、前記指示手順の各ステップに対応する指示メ
ッセージと演算処理結果とを表示手段によりパソコンの
CRT上に表示するとともに、前記プリセット処理実行手
段を制御する制御手段を用い、作業者とパソコンの対話
形式により自動的に工具のプリセット処理を行う。
「実施例」 本発明の工具段取り装置をフレキシブルマニファクチ
ュアリングシステム(以下FMSという)に適用した場合
の実施例を添付図面に基づいて説明する。
ュアリングシステム(以下FMSという)に適用した場合
の実施例を添付図面に基づいて説明する。
第1図は実施例におけるFMSの全体構成を示すブロッ
ク図で、パソコン2と工具プリセッタ3とを接続して構
成した工具管理システム1は、数値制御工作機械,搬送
装置,ロボット等と、システム制御用スーパーミニコン
ピュータ,生産管理用パソコン等とをローカルエリアネ
ットワークにより接続して構成したFMS等に組み込まれ
て、工具段取り作業の効率化を図っている。
ク図で、パソコン2と工具プリセッタ3とを接続して構
成した工具管理システム1は、数値制御工作機械,搬送
装置,ロボット等と、システム制御用スーパーミニコン
ピュータ,生産管理用パソコン等とをローカルエリアネ
ットワークにより接続して構成したFMS等に組み込まれ
て、工具段取り作業の効率化を図っている。
前記パソコン2と工具プリセッタ3は第2図に示すよ
うに、インタフェイス4を介して接続される。
うに、インタフェイス4を介して接続される。
パソコン2のCPU20には、インタフェイス21を介してC
RT22及びキーボード23と接続し、インタフェイス24を介
してシステム制御用スーパーニミコンピュータと接続す
るとともに、さらに後記する各種ファイル(a)〜
(e)が転送される固定ディスク25,フロップィディス
ク26及びプリンタ27と接続する。
RT22及びキーボード23と接続し、インタフェイス24を介
してシステム制御用スーパーニミコンピュータと接続す
るとともに、さらに後記する各種ファイル(a)〜
(e)が転送される固定ディスク25,フロップィディス
ク26及びプリンタ27と接続する。
工具プリセッタ3のCPU30には、操作制御装置31と、
x,y方向位置検出装置32,33とをそれぞれインタフェイス
34,35を介して接続する。該工具プリセッタ3は投影式
であって、その具体的構成を第3図に示す。前記y方向
位置検出装置33は、工具プリセッタ3の測定台36の上面
に垂直に立設されたリニアエンコーダであって、ハンド
ル37の操作によりボールネジ38を回転して滑動体39をy
方向に滑動させる。またx方向位置検出装置32は、ハン
ドル40の操作によりボールネジ41を回転して、前記滑動
体39上でx方向に移動させるようにしたリニアエンコー
ダである。測定台36上には、プリセット処理される工具
42を装着した工具ホルダ43をセットして該工具42を垂直
に立設する測定基準台44を設ける。測定基準台44は前記
したx,y方向位置検出のための基準となるものである。
またx方向位置検出装置32には、測定基準台44上に立設
された工具42を挟んで、ランプ45と該ランプ45の光軸上
にスクリーン46を配設して、工具42を投影する。スクリ
ーン46の中心には、測定用の十字マーク47を設ける。x,
y方向位置検出装置32,33であるリニアエンコーダのパル
ス出力は、工具プリセッタ3のCPU30にインタフェイス
を介して入力されるとともに、インタフェイス4を介し
て接続されるパソコン2のCPU20へ入力される。
x,y方向位置検出装置32,33とをそれぞれインタフェイス
34,35を介して接続する。該工具プリセッタ3は投影式
であって、その具体的構成を第3図に示す。前記y方向
位置検出装置33は、工具プリセッタ3の測定台36の上面
に垂直に立設されたリニアエンコーダであって、ハンド
ル37の操作によりボールネジ38を回転して滑動体39をy
方向に滑動させる。またx方向位置検出装置32は、ハン
ドル40の操作によりボールネジ41を回転して、前記滑動
体39上でx方向に移動させるようにしたリニアエンコー
ダである。測定台36上には、プリセット処理される工具
42を装着した工具ホルダ43をセットして該工具42を垂直
に立設する測定基準台44を設ける。測定基準台44は前記
したx,y方向位置検出のための基準となるものである。
またx方向位置検出装置32には、測定基準台44上に立設
された工具42を挟んで、ランプ45と該ランプ45の光軸上
にスクリーン46を配設して、工具42を投影する。スクリ
ーン46の中心には、測定用の十字マーク47を設ける。x,
y方向位置検出装置32,33であるリニアエンコーダのパル
ス出力は、工具プリセッタ3のCPU30にインタフェイス
を介して入力されるとともに、インタフェイス4を介し
て接続されるパソコン2のCPU20へ入力される。
第4〜6図は、プリセット処理パターンを例示する。
第4図は、ドリル,タップ・エンドミル,フェイスミ
ル及びバイトの形状等の共通的特徴によりまとめた第1
パターンを例示したものであって、プリセット処理で必
要な実測値として工具径X1と工具長Z1を求めるものであ
る。
ル及びバイトの形状等の共通的特徴によりまとめた第1
パターンを例示したものであって、プリセット処理で必
要な実測値として工具径X1と工具長Z1を求めるものであ
る。
第5図は、センタドリルに対する第2パターンを示
し、プリセット処理で必要な実測値として工具径X1,X2
及び工具長Z1,Z2を求め、ドリル先端角θを演算式 θ=2・tan-1((X1−X2)/2×(Z2−Z1)) により求めるものである。
し、プリセット処理で必要な実測値として工具径X1,X2
及び工具長Z1,Z2を求め、ドリル先端角θを演算式 θ=2・tan-1((X1−X2)/2×(Z2−Z1)) により求めるものである。
第6図は、成形エンドミルに対する第3パターンを示
し、プリセット処理で必要な実測値として工具大径X1,
工具小径X2及び工具長Z1,Z2を求め、先端角θを前記と
同様の演算式 θ=2・tan-1((X1−X2)/2×(Z2−Z1)) により求めるものである。
し、プリセット処理で必要な実測値として工具大径X1,
工具小径X2及び工具長Z1,Z2を求め、先端角θを前記と
同様の演算式 θ=2・tan-1((X1−X2)/2×(Z2−Z1)) により求めるものである。
前記各プリセット処理パターンは、工具の形状機能等
の特徴により設定されるものであるが、その指定は、実
際には個々の工具に付された工具管理番号により行われ
る。
の特徴により設定されるものであるが、その指定は、実
際には個々の工具に付された工具管理番号により行われ
る。
前記パソコン2のCPU20に接続した固定ディスク25に
は、工具プリセット処理が必要な以下に示す(a)〜
(e)の各種ファイルが、データフロッピィディスク
(図示せず)から転送される。
は、工具プリセット処理が必要な以下に示す(a)〜
(e)の各種ファイルが、データフロッピィディスク
(図示せず)から転送される。
(a)イメージファイル このファイルは、プリセット指示で用いる図形データ
である。
である。
(b)分類コードファイル このファイルは、プリセット指示で用いる図形データ
のどの位置に、工具アッシー情報(刃具,ホルダ,加工
条件等の情報),クロスカーソル(投影指示位置),工
具プリセッタ3からの読み取り位置,演算処理結果を表
示させるかを記述したものである。また分類コードと
は、図形データコードとプリセット処理パターンコード
を組み合わせたコードをいう。
のどの位置に、工具アッシー情報(刃具,ホルダ,加工
条件等の情報),クロスカーソル(投影指示位置),工
具プリセッタ3からの読み取り位置,演算処理結果を表
示させるかを記述したものである。また分類コードと
は、図形データコードとプリセット処理パターンコード
を組み合わせたコードをいう。
(c)プリセット指示ファイル このファイルは、プリセット処理の手順を前記各プリ
セット処理パターン毎に記述したものである。
セット処理パターン毎に記述したものである。
(d)演算処理ファイル このファイルは、プリセット処理中に行う演算式を前
記各プリセット処理パターン毎に記述したものである。
記各プリセット処理パターン毎に記述したものである。
(e)プリセット指示メッセージファイル プリセット処理中に前記プリセット指示手順の各ステ
ップに対応して表示するメッセージを記述したものであ
ってその一例を第7図に示す。本発明の工具段取り装置
による工具のプリセット処理作業について説明する。
ップに対応して表示するメッセージを記述したものであ
ってその一例を第7図に示す。本発明の工具段取り装置
による工具のプリセット処理作業について説明する。
交換工具リストにより準備された工具42を装着した工
具ホルダ43を、工具プリセッタ3の測定基準台44にセッ
トし、該工具42の工具管理番号をパソコン2のキーボー
ド23により入力する。工具管理番号により、工具の形状
等の共通的特徴に基づいて設定されたプリセット処理パ
ターンの一つが指定され、該処理パターンに対応するプ
リセット処理手順を記述したプリセット指示ファイル
が、パソコン2に接続した固定ディスク25から呼び出さ
れる。
具ホルダ43を、工具プリセッタ3の測定基準台44にセッ
トし、該工具42の工具管理番号をパソコン2のキーボー
ド23により入力する。工具管理番号により、工具の形状
等の共通的特徴に基づいて設定されたプリセット処理パ
ターンの一つが指定され、該処理パターンに対応するプ
リセット処理手順を記述したプリセット指示ファイル
が、パソコン2に接続した固定ディスク25から呼び出さ
れる。
プリセット指示ファイルに記述されるプリセット処理
手順の内容は、 (1)メッセージ出力処理 (2)左画面データ表示処理 (3)右画面データ表示処理 (4)キー入力待ち処理 (5)プリセットデータ読み取り処理 (6)演算処理 (7)演算結果確認処理 (8)補正値算出処理 (9)補正値登録処理 であって、最左欄の「指示レコードNO」順に記述され、
その具体的内容は各コード番号により指定される。例え
ば第4図に例示した第1パターンに対応するプリセット
指示手順は第8図に示す通りである。該指示手順は、
「指示レコードNO」順に第9図に示すフローチャートに
従って1ルーチン毎に「指示レコードNO」をインクリメ
ントして実行する。即ち、プリセット指示ファイルに前
記(1)〜(9)の各処理を実行するように記述されて
いれば、所定の各ファイル(a)〜(b)を呼び出して
実行する。
手順の内容は、 (1)メッセージ出力処理 (2)左画面データ表示処理 (3)右画面データ表示処理 (4)キー入力待ち処理 (5)プリセットデータ読み取り処理 (6)演算処理 (7)演算結果確認処理 (8)補正値算出処理 (9)補正値登録処理 であって、最左欄の「指示レコードNO」順に記述され、
その具体的内容は各コード番号により指定される。例え
ば第4図に例示した第1パターンに対応するプリセット
指示手順は第8図に示す通りである。該指示手順は、
「指示レコードNO」順に第9図に示すフローチャートに
従って1ルーチン毎に「指示レコードNO」をインクリメ
ントして実行する。即ち、プリセット指示ファイルに前
記(1)〜(9)の各処理を実行するように記述されて
いれば、所定の各ファイル(a)〜(b)を呼び出して
実行する。
以下基本的なプリセット処理手順について、前記フロ
ーチャートを参照するとともに、第10〜第12図に示すCR
T画面によって説明する。
ーチャートを参照するとともに、第10〜第12図に示すCR
T画面によって説明する。
(I)測定部位の指示 測定部位の指示とは、工具プリセッタ3のスクリーン
46に設けられた測定用の十字マーク47を合わせる工具42
の投影図上の位置を作業者に対してCRT上で指示するも
のであって、CRT画面の左側に表示される工具画像を使
用して行う。工具画像は各プリセット処理パターン毎に
作成して、前記イメージファイル(a)に登録されてい
る。
46に設けられた測定用の十字マーク47を合わせる工具42
の投影図上の位置を作業者に対してCRT上で指示するも
のであって、CRT画面の左側に表示される工具画像を使
用して行う。工具画像は各プリセット処理パターン毎に
作成して、前記イメージファイル(a)に登録されてい
る。
前記フローチャートによりプリセット指示ファイルの
「指示レコードNO」のNO.1が実行されると、CRT上の工
具画像a上にクロスカーソルbが第10図に示すように指
示されると共に右上欄には工具管理番号等の工具情報が
表示される。続いてNO.2〜6が実行されると、メッセー
ジ表示分類コード10により、CRTの右画面下方の指示メ
ッセージ表示欄cを一旦クリアし、それぞれメッセージ
表示分類コード4,5,6で指定するメッセージ番号30,17,1
8に該当するメッセージをプリセット指示メッセージフ
ァイル(第7図参照)から呼び出し、前記指示メッセー
ジ表示欄cの所定位置に、 「表示位置に投影を合わせて下さい。」 「合わせたら確認ボタンを押して下さい。」 「工具径X1と工具長Z1を読み取ります。」 と表示する。ここで作業者がCRTに表示される工具画像
及び指示メッセージ通りに、工具プリセッタ3のスクリ
ーン46の十字マーク47をx,y方向位置検出装置32,33のハ
ンドル40,37を操作して合わせると共にキーボード23の
確認ボタンを押すと、自動的に工具径X1,工具長Z1が測
定され実測値してパソコン2に読み取られる。
「指示レコードNO」のNO.1が実行されると、CRT上の工
具画像a上にクロスカーソルbが第10図に示すように指
示されると共に右上欄には工具管理番号等の工具情報が
表示される。続いてNO.2〜6が実行されると、メッセー
ジ表示分類コード10により、CRTの右画面下方の指示メ
ッセージ表示欄cを一旦クリアし、それぞれメッセージ
表示分類コード4,5,6で指定するメッセージ番号30,17,1
8に該当するメッセージをプリセット指示メッセージフ
ァイル(第7図参照)から呼び出し、前記指示メッセー
ジ表示欄cの所定位置に、 「表示位置に投影を合わせて下さい。」 「合わせたら確認ボタンを押して下さい。」 「工具径X1と工具長Z1を読み取ります。」 と表示する。ここで作業者がCRTに表示される工具画像
及び指示メッセージ通りに、工具プリセッタ3のスクリ
ーン46の十字マーク47をx,y方向位置検出装置32,33のハ
ンドル40,37を操作して合わせると共にキーボード23の
確認ボタンを押すと、自動的に工具径X1,工具長Z1が測
定され実測値してパソコン2に読み取られる。
(II)測定結果の表示処理 測定結果の表示処理とは、前記工具プリセッタ3の測
定結果をCRT左側画面に表示される工具画像aに対して
寸法線dと共に表示し、右側画面の工具情報表示欄eに
も表示するものである。
定結果をCRT左側画面に表示される工具画像aに対して
寸法線dと共に表示し、右側画面の工具情報表示欄eに
も表示するものである。
前記と同様に「指示レコードNO」のNO.7〜10の実行に
より第11図に示すよにCRT上に表示される。続いてNO.11
〜13が実行されると、メッセージ表示分類コード10によ
り前記指示メッセージ表示欄cの表示をクリアした後、
メッセージ表示分類コード1,2のメッセージ番号32,34の
内容を、プリセット指示メッセージファイルから呼び出
し、表示メッセージ表示欄cの所定位置に、 「工具径X1と工具長Z1を読み取りました。」 「実測径X1−指示径X1は以下の通りです。」 と表示する。続くNO.14,15では、演算処理管理番号01で
定義される演算式を演算処理ファイルから呼び出して実
測値に基づいて演算を行い、その結果をCRTの右側画面
の所定位置に「0.355」と表示する。
より第11図に示すよにCRT上に表示される。続いてNO.11
〜13が実行されると、メッセージ表示分類コード10によ
り前記指示メッセージ表示欄cの表示をクリアした後、
メッセージ表示分類コード1,2のメッセージ番号32,34の
内容を、プリセット指示メッセージファイルから呼び出
し、表示メッセージ表示欄cの所定位置に、 「工具径X1と工具長Z1を読み取りました。」 「実測径X1−指示径X1は以下の通りです。」 と表示する。続くNO.14,15では、演算処理管理番号01で
定義される演算式を演算処理ファイルから呼び出して実
測値に基づいて演算を行い、その結果をCRTの右側画面
の所定位置に「0.355」と表示する。
(III)工具の良否の確認処理(演算結果確認処理) この処理は、前記演算処理結果と、工具情報として入
力される工具の公差の上限値,下限値とを比較して、工
具の良否を判定するものである。
力される工具の公差の上限値,下限値とを比較して、工
具の良否を判定するものである。
前記「指示レコードNO」のNO.16〜19が実行される
と、前記演算結果が条件式、下限値≦演算結果≦上限値
を満足しない場合には、 「公差を外れています。」 「上限値=50.1」 「下限値=49.9」 「工具を確認して下さい。」 をCRT画面の所定位置に表示するとともに、警告音を発
して、工具の選択ミスを作業者に放置する。続くNO.20
によりプリセット指示を終了する。
と、前記演算結果が条件式、下限値≦演算結果≦上限値
を満足しない場合には、 「公差を外れています。」 「上限値=50.1」 「下限値=49.9」 「工具を確認して下さい。」 をCRT画面の所定位置に表示するとともに、警告音を発
して、工具の選択ミスを作業者に放置する。続くNO.20
によりプリセット指示を終了する。
その他補正値算出処理は、演算結果または実測値を補
正値として取り扱う処理であって、補正値登録処理はそ
の補正値をプリセット情報ファイルに登録する処理であ
る。
正値として取り扱う処理であって、補正値登録処理はそ
の補正値をプリセット情報ファイルに登録する処理であ
る。
またキー入力処理は、プリセット処理手順の「指示レ
コードNO」を飛ばしたり、逆戻りしたりするスキップ処
理を行ったり、処理手順の実行途中で作業者のキー入力
を待って、当該処理手順を続行させる等の制御を行うも
のである。
コードNO」を飛ばしたり、逆戻りしたりするスキップ処
理を行ったり、処理手順の実行途中で作業者のキー入力
を待って、当該処理手順を続行させる等の制御を行うも
のである。
前記したように、プリセット処理される工具の形状,
機能等の特等により各プリセットパターンを設定し、そ
のパターンに対応して作成されるプリセット指示ファイ
ルは,プリセット処理手順通りに各コード番号等により
記述し、処理手順の各ステップに対応して使用される指
示メッセージは、想定されるあらゆるメッセージを、プ
リセット指示メッセージファイルに登録し、さらに実測
値に基づいて必要な工具寸法および実測値と基準値との
差を演算処理する種々の演算式も演算処理ファイルに登
録して、適宜当該ファイルから呼び出して実行するよう
にしたから、前記第2,3パターンの場合も、第1パター
ンと同様にプリセット指示ファイルを作成して、フロー
チャートに従って実行することにより所定のプリセット
処理が可能となる。
機能等の特等により各プリセットパターンを設定し、そ
のパターンに対応して作成されるプリセット指示ファイ
ルは,プリセット処理手順通りに各コード番号等により
記述し、処理手順の各ステップに対応して使用される指
示メッセージは、想定されるあらゆるメッセージを、プ
リセット指示メッセージファイルに登録し、さらに実測
値に基づいて必要な工具寸法および実測値と基準値との
差を演算処理する種々の演算式も演算処理ファイルに登
録して、適宜当該ファイルから呼び出して実行するよう
にしたから、前記第2,3パターンの場合も、第1パター
ンと同様にプリセット指示ファイルを作成して、フロー
チャートに従って実行することにより所定のプリセット
処理が可能となる。
また、前記第1〜3パターンに限定されることなく、
特徴的に共通する工具に対してプリセット処理パターン
を設定して、プリセット処理の対象となる工具の種類,
範囲を拡大することができる。
特徴的に共通する工具に対してプリセット処理パターン
を設定して、プリセット処理の対象となる工具の種類,
範囲を拡大することができる。
「発明の効果」 本発明は、前記した具体的手段及び作用の説明により
明らかにしたように、プリセット指示手順をプリセット
処理実行手段により、呼び出して実行するとともに、そ
のプリセット指示手順に従って工具プリセッタから入力
される実測値に基づいて演算処理部で必要な工具寸法お
よび実測値と基準値との差を演算処理し、前記指示手順
の各ステップに対応する指示メッセージと演算処理結果
とを表示手段によりパソコンのCRT上に表示するととも
に、前記プリセット処理実行手段を制御する制御手段を
用いて作業者とパソコンの対話形式により自動的に工具
のプリセット処理を行うようにしたから、処理手順を誤
ったり適切な測定部位の選択を誤ったりする等の人為的
なプリセットミスを完全に防ぐことができ、さらにプリ
セット処理の所要時間を短縮化でき、工作機械を含めた
全体の作業効率を向上することができる等の優れた効果
がある。
明らかにしたように、プリセット指示手順をプリセット
処理実行手段により、呼び出して実行するとともに、そ
のプリセット指示手順に従って工具プリセッタから入力
される実測値に基づいて演算処理部で必要な工具寸法お
よび実測値と基準値との差を演算処理し、前記指示手順
の各ステップに対応する指示メッセージと演算処理結果
とを表示手段によりパソコンのCRT上に表示するととも
に、前記プリセット処理実行手段を制御する制御手段を
用いて作業者とパソコンの対話形式により自動的に工具
のプリセット処理を行うようにしたから、処理手順を誤
ったり適切な測定部位の選択を誤ったりする等の人為的
なプリセットミスを完全に防ぐことができ、さらにプリ
セット処理の所要時間を短縮化でき、工作機械を含めた
全体の作業効率を向上することができる等の優れた効果
がある。
添付図面は本発明の実施例を示し、第1図は工具管理シ
ステム1とFMSとの関係を示した概要ブロック図、第2
図は工具段取り装置のブロック図、第3図は工具プリセ
ッタ3の斜視図、第4〜6図はプリセット処理パターン
を例示し、第4図は第1パターン、第5図は第2パター
ン、第6図は第3パターンを説明する説明図、第7図は
プリセット指示メッセージファイルの内容の一部を例示
した図面、第8図は第1パターンに対応するプリセット
指示ファイルの内容を記述した説明図、第9図はプリセ
ット指示ファイルに従ってプリセット処理を実行するた
めのフローチャート、第10〜12図は基本的なプリセット
処理手順,指示メッセージ及び演算処理結果の表示態様
を例示したCRTの正面図である。 2……パソコン、3……工具プリセッタ、22……CRT、2
3……キーボード、25……固定ディスク、32……x方向
位置検出装置、33……y方向位置検出装置、42……工
具、43……工具ホルダ、44……測定基準台、47……十字
マーク。
ステム1とFMSとの関係を示した概要ブロック図、第2
図は工具段取り装置のブロック図、第3図は工具プリセ
ッタ3の斜視図、第4〜6図はプリセット処理パターン
を例示し、第4図は第1パターン、第5図は第2パター
ン、第6図は第3パターンを説明する説明図、第7図は
プリセット指示メッセージファイルの内容の一部を例示
した図面、第8図は第1パターンに対応するプリセット
指示ファイルの内容を記述した説明図、第9図はプリセ
ット指示ファイルに従ってプリセット処理を実行するた
めのフローチャート、第10〜12図は基本的なプリセット
処理手順,指示メッセージ及び演算処理結果の表示態様
を例示したCRTの正面図である。 2……パソコン、3……工具プリセッタ、22……CRT、2
3……キーボード、25……固定ディスク、32……x方向
位置検出装置、33……y方向位置検出装置、42……工
具、43……工具ホルダ、44……測定基準台、47……十字
マーク。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内藤 広之 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 審査官 岡野 卓也 (56)参考文献 特開 昭62−241643(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23Q 11/00 B23Q 17/00 - 17/24 B23Q 41/00
Claims (1)
- 【請求項1】パーソナルコンピュータと工具プリセッタ
とを接続して構成した工具管理システムにおいて、 工具の形状、機能等の特徴によって種々のプリセット処
理パターンを設定し、該処理パターンを指定する工具の
形状、機能等の工具情報を入力する入力手段と、 前記プリセット処理パターンに対応するプリセット指示
手順と、該指示手順の各ステップに対応するプリセット
指示メッセージとを記憶する記憶手段と、 前記記憶手段から指示されたプリセット処理パターンに
対応するプリセット指示手順を呼び出して実行するプリ
セット処理実行手段と、 該実行手段を制御する制御手段と、 プリセット指示手順に従い工具プリセッタからの実測値
を入力して必要な工具寸法を演算すると共に実測値と基
準値との比較を行う演算処理手段と、 前記プリセット指示手順に対応する指示メッセージと前
記演算処理手段の演算処理結果を表示する表示手段と、 からなることを特徴とする工具段取り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3328688A JP2858751B2 (ja) | 1988-02-16 | 1988-02-16 | 工具段取り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3328688A JP2858751B2 (ja) | 1988-02-16 | 1988-02-16 | 工具段取り装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01210242A JPH01210242A (ja) | 1989-08-23 |
JP2858751B2 true JP2858751B2 (ja) | 1999-02-17 |
Family
ID=12382290
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3328688A Expired - Fee Related JP2858751B2 (ja) | 1988-02-16 | 1988-02-16 | 工具段取り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2858751B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005288616A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-20 | Mitsubishi Fuso Truck & Bus Corp | 軸物工具用自動プリセット装置 |
CN109857603B (zh) * | 2019-01-23 | 2022-05-24 | 惠州丰采贵金属制造有限公司 | 一种usb接口质量检测治具及其操作方法 |
JP7269417B2 (ja) * | 2021-09-06 | 2023-05-08 | Dmg森精機株式会社 | 表示制御装置、工作機械および表示制御プログラム |
-
1988
- 1988-02-16 JP JP3328688A patent/JP2858751B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01210242A (ja) | 1989-08-23 |
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