JP2858099B2 - 合成樹脂製安全ピン - Google Patents
合成樹脂製安全ピンInfo
- Publication number
- JP2858099B2 JP2858099B2 JP7209064A JP20906495A JP2858099B2 JP 2858099 B2 JP2858099 B2 JP 2858099B2 JP 7209064 A JP7209064 A JP 7209064A JP 20906495 A JP20906495 A JP 20906495A JP 2858099 B2 JP2858099 B2 JP 2858099B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fitting
- rod
- locking
- safety pin
- hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Labeling Devices (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は合成樹脂製安全ピン
に関するものである。
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、安全ピンは金属線を巻回したり湾
曲させて弾力部を形成し、該弾力部に対向させて金属板
製のフック部を設け、前記弾力部に連続して形成した刺
針を掛け止めるようにしていた。
曲させて弾力部を形成し、該弾力部に対向させて金属板
製のフック部を設け、前記弾力部に連続して形成した刺
針を掛け止めるようにしていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、金属製
の安全ピンを使用する場合は注意して取り扱わないと、
刺針が刺さったりする。また、刺針をフックに掛け止め
た状態でないと、販売のために取りまとめて箱内に納め
たり、或いは展示したりすることができない等取り扱い
上不便であるという問題点がある。本発明は、上記問題
点を解決するためになされたもので、取り扱いが容易で
危険のない合成樹脂製安全ピンを提供することを目的と
するものである。
の安全ピンを使用する場合は注意して取り扱わないと、
刺針が刺さったりする。また、刺針をフックに掛け止め
た状態でないと、販売のために取りまとめて箱内に納め
たり、或いは展示したりすることができない等取り扱い
上不便であるという問題点がある。本発明は、上記問題
点を解決するためになされたもので、取り扱いが容易で
危険のない合成樹脂製安全ピンを提供することを目的と
するものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の合成樹脂製安全ピンは、略Ｕ字形の湾曲部の
両端部をそれぞれ延長して形成した杆部と、一方の杆部
の先端に前記湾曲部に対向させて形成した嵌入部と、他
方の杆部の延長端に形成した紡錘形の係止部と、該係止
部と前記延長端との間に設けた係止段部と、前記嵌入部
には、その側面から前記係止部を嵌入する嵌入孔部と、
前記他方の杆部の延長端部を側面から嵌入する溝部とを
形成した合成樹脂製安全ピンにおいて、前記係止部を前
記嵌入孔部に、前記延長端部を前記溝部にそれぞれ嵌入
した後、前記湾曲部の弾力により前記他方の杆部が該湾
曲部側に引き戻されて、前記係止段部が前記嵌入孔部と
前記溝部との間の段部に当接したとき、前記係止部が前
記嵌入孔部から前記嵌入部の前記側部に抜け出ないよう
にする抜け止め片を前記嵌入孔部の孔縁に形成したこと
を特徴とする。
の本発明の合成樹脂製安全ピンは、略Ｕ字形の湾曲部の
両端部をそれぞれ延長して形成した杆部と、一方の杆部
の先端に前記湾曲部に対向させて形成した嵌入部と、他
方の杆部の延長端に形成した紡錘形の係止部と、該係止
部と前記延長端との間に設けた係止段部と、前記嵌入部
には、その側面から前記係止部を嵌入する嵌入孔部と、
前記他方の杆部の延長端部を側面から嵌入する溝部とを
形成した合成樹脂製安全ピンにおいて、前記係止部を前
記嵌入孔部に、前記延長端部を前記溝部にそれぞれ嵌入
した後、前記湾曲部の弾力により前記他方の杆部が該湾
曲部側に引き戻されて、前記係止段部が前記嵌入孔部と
前記溝部との間の段部に当接したとき、前記係止部が前
記嵌入孔部から前記嵌入部の前記側部に抜け出ないよう
にする抜け止め片を前記嵌入孔部の孔縁に形成したこと
を特徴とする。
【０００５】
【発明の作用及び効果】上記構成の合成樹脂製安全ピン
は、紡錘形の係止部を引っ張って嵌入部の嵌入孔部に嵌
入させるととともに、杆部の延長端部を溝部に嵌入させ
ると、湾曲部の弾力により杆部が該湾曲部側に引き戻さ
れて、係止部の係止段部が嵌入孔部と溝部との間の段部
に当接する。このとき嵌入孔部の孔縁には、抜け止め片
が形成されているから、係止部が嵌入孔部から嵌入部の
側部に抜け出ることがない。従って、従来の安全ピンの
機能を十分果たすことができるとともに、合成樹脂によ
る一体成形品であるため、係止部が嵌入部から外れた状
態でも安全に取り扱うことができる等の効果を有する。
は、紡錘形の係止部を引っ張って嵌入部の嵌入孔部に嵌
入させるととともに、杆部の延長端部を溝部に嵌入させ
ると、湾曲部の弾力により杆部が該湾曲部側に引き戻さ
れて、係止部の係止段部が嵌入孔部と溝部との間の段部
に当接する。このとき嵌入孔部の孔縁には、抜け止め片
が形成されているから、係止部が嵌入孔部から嵌入部の
側部に抜け出ることがない。従って、従来の安全ピンの
機能を十分果たすことができるとともに、合成樹脂によ
る一体成形品であるため、係止部が嵌入部から外れた状
態でも安全に取り扱うことができる等の効果を有する。
【０００６】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図面を
参照して説明する。図１は合成樹脂製安全ピン（以下安
全ピンという）１の斜視図、図２は係止部６を嵌入部５
に嵌入した状態の正面図、図３は図２におけるＡ−Ａ線
断面図、図４は使用状態の一例を示した説明図である。
図１に示すように本発明の安全ピン１は、合成樹脂製の
一体成形品である。略Ｕ字形の湾曲部２の両端部２ａ，
２ｂは、それぞれ延長して杆部３，４が形成されてい
る。一方の杆部３の先端には、前記湾曲部２に対向させ
て略半円形状の嵌入部５が形成されている。安全ピン１
の刺入ピン部をなす他方の杆部４は、該嵌入部５から離
れるように稍開き加減に延び、その延長端部４ａに紡錘
形の係止部６が形成されている。該係止部６と前記延長
端部４ａとの間の頚部６ａには係止段部７が形成されて
いる。
参照して説明する。図１は合成樹脂製安全ピン（以下安
全ピンという）１の斜視図、図２は係止部６を嵌入部５
に嵌入した状態の正面図、図３は図２におけるＡ−Ａ線
断面図、図４は使用状態の一例を示した説明図である。
図１に示すように本発明の安全ピン１は、合成樹脂製の
一体成形品である。略Ｕ字形の湾曲部２の両端部２ａ，
２ｂは、それぞれ延長して杆部３，４が形成されてい
る。一方の杆部３の先端には、前記湾曲部２に対向させ
て略半円形状の嵌入部５が形成されている。安全ピン１
の刺入ピン部をなす他方の杆部４は、該嵌入部５から離
れるように稍開き加減に延び、その延長端部４ａに紡錘
形の係止部６が形成されている。該係止部６と前記延長
端部４ａとの間の頚部６ａには係止段部７が形成されて
いる。
【０００７】上記略半円形状の嵌入部５には、その側面
から紡錘形の係止部６を嵌入する嵌入孔部８と、該係止
部６に続く杆部４の延長端部４ａを側面から嵌入する溝
部９とが連成されている。嵌入孔部８と溝部９との間に
は、段部１０が形成されている。そして、溝部９に連続
する嵌入孔部８の孔縁１１と、段部１０との間に前記嵌
入孔部８側に突出した抜け止め片１２，１２が形成され
ている。抜け止め片１２，１２は、紡錘形の係止部６の
頚部６ａが当接して、嵌入孔部８から嵌入部５の側部に
抜け出るのを阻止するものである。また、嵌入部５には
嵌入孔部８に隣り合わせて、値札等の紐を通す紐通し孔
１３が形成されている。
から紡錘形の係止部６を嵌入する嵌入孔部８と、該係止
部６に続く杆部４の延長端部４ａを側面から嵌入する溝
部９とが連成されている。嵌入孔部８と溝部９との間に
は、段部１０が形成されている。そして、溝部９に連続
する嵌入孔部８の孔縁１１と、段部１０との間に前記嵌
入孔部８側に突出した抜け止め片１２，１２が形成され
ている。抜け止め片１２，１２は、紡錘形の係止部６の
頚部６ａが当接して、嵌入孔部８から嵌入部５の側部に
抜け出るのを阻止するものである。また、嵌入部５には
嵌入孔部８に隣り合わせて、値札等の紐を通す紐通し孔
１３が形成されている。
【０００８】上記安全ピン１は、紡錘形の係止部６が形
成された杆部４を台紙等に穿孔したパンチ孔や布地等に
通す。そして、該杆部４を嵌入部５に向かって少し引っ
張って、紡錘形の係止部６を嵌入孔部８に、杆部４の延
長端部４ａを溝部９にそれぞれ嵌入すると、湾曲部２の
弾力により、杆部４が引き戻されて係止段部７が段部１
０に当接して係止される。このとき、紡錘形の係止部６
の頚部６ａは、嵌入孔部８の孔縁１１に形成した抜け止
め片１２，１２の下側に入り込む（図３参照）。この状
態では、杆部４には、湾曲部２による引き戻し力が作用
しているため、係止部６が嵌入孔部８から嵌入部５の側
部へ抜け出ることがない。
成された杆部４を台紙等に穿孔したパンチ孔や布地等に
通す。そして、該杆部４を嵌入部５に向かって少し引っ
張って、紡錘形の係止部６を嵌入孔部８に、杆部４の延
長端部４ａを溝部９にそれぞれ嵌入すると、湾曲部２の
弾力により、杆部４が引き戻されて係止段部７が段部１
０に当接して係止される。このとき、紡錘形の係止部６
の頚部６ａは、嵌入孔部８の孔縁１１に形成した抜け止
め片１２，１２の下側に入り込む（図３参照）。この状
態では、杆部４には、湾曲部２による引き戻し力が作用
しているため、係止部６が嵌入孔部８から嵌入部５の側
部へ抜け出ることがない。
【０００９】上記したように本発明の安全ピン１は、従
来の金属製の安全ピンと同様の機能を果たすことができ
るとともに、図４に示すように紐通し孔１３に紐１４を
通して、値札１５等を吊り下げるために使用することも
できる。また、合成樹脂製の一体成形品であるととも
に、刺入ピン部である杆部４の先端は、紡錘形の係止部
６が形成されているから、多数の安全ピン１を一度にま
とめて取り扱ったりしても、刺さったりすることがない
等の利点を有する。
来の金属製の安全ピンと同様の機能を果たすことができ
るとともに、図４に示すように紐通し孔１３に紐１４を
通して、値札１５等を吊り下げるために使用することも
できる。また、合成樹脂製の一体成形品であるととも
に、刺入ピン部である杆部４の先端は、紡錘形の係止部
６が形成されているから、多数の安全ピン１を一度にま
とめて取り扱ったりしても、刺さったりすることがない
等の利点を有する。
【図１】合成樹脂製安全ピン１の斜視図である。
【図２】係止部６を嵌入部５に嵌入した状態の正面図で
ある。
ある。
【図３】図２におけるＡ−Ａ線断面図である。
【図４】使用状態の一例を示した説明図である。
１→合成樹脂製安全ピン ２→湾曲部 ２ａ，２ｂ→両
端部 ３，４→杆部 ４ａ→延長端部 ５→嵌入部 ６→紡錘
形の係止部 ６ａ→頚部 ７→係止段部 ８→嵌入孔部 ９→溝部
１０→段部 １１→孔縁 １２，１２→抜け止め片 １３→紐通し孔
１４→紐 １５→値札
端部 ３，４→杆部 ４ａ→延長端部 ５→嵌入部 ６→紡錘
形の係止部 ６ａ→頚部 ７→係止段部 ８→嵌入孔部 ９→溝部
１０→段部 １１→孔縁 １２，１２→抜け止め片 １３→紐通し孔
１４→紐 １５→値札
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) A44B 9/12 A44B 9/14 A44B 9/16 A44B 9/18 A44B 15/00 G09F 3/12
Claims (1)
- 【請求項１】 略Ｕ字形の湾曲部の両端部をそれぞれ延
長して形成した杆部と、一方の杆部の先端に前記湾曲部
に対向させて形成した嵌入部と、他方の杆部の延長端に
形成した紡錘形の係止部と、該係止部と前記延長端との
間に設けた係止段部と、前記嵌入部には、その側面から
前記係止部を嵌入する嵌入孔部と、前記他方の杆部の延
長端部を側面から嵌入する溝部とを形成した合成樹脂製
安全ピンにおいて、 前記係止部を前記嵌入孔部に、前記延長端部を前記溝部
にそれぞれ嵌入した後、前記湾曲部の弾力により前記他
方の杆部が該湾曲部側に引き戻されて、前記係止段部が
前記嵌入孔部と前記溝部との間の段部に当接したとき、
前記係止部が前記嵌入孔部から前記嵌入部の前記側部に
抜け出ないようにする抜け止め片を前記嵌入孔部の孔縁
に形成したことを特徴とする合成樹脂製安全ピン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7209064A JP2858099B2 (ja) | 1995-07-24 | 1995-07-24 | 合成樹脂製安全ピン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7209064A JP2858099B2 (ja) | 1995-07-24 | 1995-07-24 | 合成樹脂製安全ピン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0928418A JPH0928418A (ja) | 1997-02-04 |
| JP2858099B2 true JP2858099B2 (ja) | 1999-02-17 |
Family
ID=16566660
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7209064A Expired - Lifetime JP2858099B2 (ja) | 1995-07-24 | 1995-07-24 | 合成樹脂製安全ピン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2858099B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03159601A (ja) * | 1989-11-20 | 1991-07-09 | Okuto:Kk | 止め具 |
-
1995
- 1995-07-24 JP JP7209064A patent/JP2858099B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0928418A (ja) | 1997-02-04 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980929 |