JP2857606B2 - 電動歯ブラシ - Google Patents

電動歯ブラシ

Info

Publication number
JP2857606B2
JP2857606B2 JP6142296A JP6142296A JP2857606B2 JP 2857606 B2 JP2857606 B2 JP 2857606B2 JP 6142296 A JP6142296 A JP 6142296A JP 6142296 A JP6142296 A JP 6142296A JP 2857606 B2 JP2857606 B2 JP 2857606B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toothbrush
driven shaft
shaft
driven
teeth
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP6142296A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09252842A (ja
Inventor
仲 山 沈
俊 良 沈
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP6142296A priority Critical patent/JP2857606B2/ja
Publication of JPH09252842A publication Critical patent/JPH09252842A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2857606B2 publication Critical patent/JP2857606B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Brushes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歯ブラシが軸を中
心として所定の揺動角で揺動運動するようにした電動歯
ブラシに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電動歯ブラシには、歯ブラシ部
分が歯面に対して回転するもの、歯の整列方向に往復動
するもの、あるいはブラシの毛を小径の円柱状に束ねた
小ブラシを歯ブラシの基板に複数個設け、これら小ブラ
シをそれぞれ独立に回転させるようにしたもの等があ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これら電動歯
ブラシは、一方向に歯を磨いたり、反転しつつ歯を磨い
たりするものであり、歯と歯茎の部分を同時に磨く虞れ
があるので、最も磨く必要のある歯と歯の間を確実に磨
くことができず、磨き易い所のみを磨く傾向があり、し
かも磨き過ぎにより歯や歯茎を痛める虞れもある。
【0004】また、歯ブラシの基板に複数の小ブラシを
設けた電動歯ブラシは、歯と歯の間を比較的確実に磨く
ことができるが、小ブラシを基板の孔から突出し、該基
板の下部に多数の歯車を設けて各小ブラシを回転させる
ようにしているので、歯磨後に洗浄を怠ると、基板に開
設された孔から歯車収納部に水あるいは歯磨剤等が浸入
し、ここで歯磨剤等が固化し、回転不能という事態に陥
りやすい。
【0005】いずれにしても、従来の電動歯ブラシは、
歯の理想的な磨き方とは相違し、歯自体のみでなく、歯
茎を痛め、歯と歯の間等の歯后の除去も不十分なものと
なっている。
【0006】ここにおいて、歯の理想的な磨き方とは、
上の歯は、歯ブラシを上方から下方に向けて掻き下げる
ように揺動させ、下の歯は、歯ブラシを下方から上方に
向けて掻き上げるように揺動させて歯と歯の間に存在す
る歯后あるいは食べ滓等の異物を十分除去することであ
る。このような理想的な磨き方をすれば、歯自体のみで
なく、歯茎を痛めることはなく、歯と歯の間等の歯后も
除去できることから、虫歯等になりにくく、生涯自己の
歯を使用して、おいしくものを噛むことができる。
【0007】しかし、このような動作を歯ブラシにさせ
ようとすれば、機構が複雑となるのみでなく、耐久性も
低下し、コストの高いものとなる虞れがある。
【0008】本発明は、上述した従来の課題を解決する
ためになされたもので、水や歯磨剤等に対するシール性
も高く、簡単な構成で歯の理想的な磨き方を実現でき
る、コスト的にも優れた電動歯ブラシを提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ための請求項1に記載の発明は、モータにより駆動され
る原動軸と、この原動軸により駆動される従動軸と、こ
の従動軸に軸部が着脱自在に連結される歯ブラシと、該
歯ブラシのブラシ面を歯の整列方向に沿うように歯に当
てた状態で歯ブラシが該歯ブラシの軸を中心として所定
の揺動角で間欠的に揺動するように前記原動軸の回転を
前記従動軸に変換する変換機構とを有してなる電動歯ブ
ラシにおいて、前記変換機構は、前記原動軸に対し偏心
して設けられた従動軸と、これら原動軸と従動軸のいず
れか一方に取付けられた突部を有する円盤部材と、前記
原動軸と従動軸のいずれか他方に設けられ前記突部と所
定範囲のみ係合する係合部材と、当該係合部材と前記突
部の係合が外れると前記係合部材を元の位置の復帰させ
るばねとを有することを特徴とする。
【0010】このようにすれば、歯ブラシを歯に当接す
るのみで、例えば上の歯に対しては、歯ブラシを上方か
ら下方に向けて掻き下げるように揺動し、下の歯に対し
ては、歯ブラシを下方から上方に向けて掻き上げるよう
に揺動することになり、歯と歯の間に存在する異物を確
実に除去することができる理想的な歯の磨き方を実現で
きることになる。
【0011】しかも、原動軸の回転を簡単な機構で従動
軸の揺動運動に変換することができ、耐久性も問題がな
く、コスト的にも優れたものとなる。
【0012】請求項2に記載の従動軸と歯ブラシとの連
結は、モータが収納された本体に下端が螺合され先端か
ら歯ブラシが内部に挿入される先端ハウジング内に、軸
受により回動可能に支持された支持筒を設け、変換機構
から突出された前記従動軸の先端と、前記歯ブラシ側か
ら突出された軸部の先端とを前記支持筒内に軸方向に伸
延して形成された中心孔に挿入することにより連結する
ようにしたことを特徴とする。
【0013】このようにすれば、使用済みの歯ブラシと
新規な歯ブラシとの交換を簡単に行なうことができ、ま
た、軸受により支持筒を回動可能に支持するので、原動
軸の回転を従動軸の間欠的な揺動運動に円滑に変換する
ことができ、装置全体の運転が円滑で静かなものとな
る。
【0014】請求項3に記載の軸受は、外レースの外周
面若しくは内レースの内周面のいずれか一方がテーパ面
とされ、前記本体と先端ハウジングとの螺合時に前記支
持筒を外周より加圧するようにしたことを特徴とする。
【0015】このようにすれば、従動軸と歯ブラシ側か
ら突出された軸が挿入された支持筒を、本体に先端ハウ
ジングを螺合するときに、軸受を介して締め付けること
ができ、外部から先端ハウジング内に水等が浸入する事
態を防止したり、従動軸と歯ブラシ側の軸との連結状態
も強固なものとなる。
【0016】請求項4に記載の先端ハウジングは、前記
歯ブラシとの間に生じる隙間を弾性膜体により覆いシー
ルするようにしたことを特徴とする。
【0017】このようにすれば、歯ブラシの揺動運動に
影響を与えることなく外部から先端ハウジング内に水等
が浸入する事態をより確実に防止できる。
【0018】
【実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の形態に
基づいて説明する。図1は本発明の実施の形態を示す断
面図、図2は同実施の形態の分解斜視図、図3〜6は同
実施の形態における変換機構の作動状態と歯ブラシの状
態を示すもので、図3は突部と係合部材が係合している
状態を示す説明図、図4は両者の係合が外れる直前の状
態を示す説明図、図5は両者の係合が外れた状態を示す
説明図、図6は両者が再度係合する直前の状態を示す説
明図である。
【0019】図1において、本実施の形態に係る電動歯
ブラシは、モータM及び電池Bが収納された本体1の上
端に、先端ハウジング2の下端が螺合され、この先端ハ
ウジング2には歯ブラシTを取付けた状態でキャップ3
により覆うことができるようになっている。
【0020】この先端ハウジング2内には、大径開口部
4と小径開口部5が形成され、大径開口部4には後述の
変換機構13を支持する内体6が収納され、また小径開
口部5には歯ブラシTが内部に挿入される支持筒7が回
転可能に設けられている。
【0021】この内体6は、前記本体1の上端面と大径
開口部4の下面との間で支持され、上部に半径方向内方
に突出した軸受支持部8が形成され、該軸受支持部8の
上面には前記支持筒7が載置される軸受9が、下面には
従動軸10を支持する軸受11がそれぞれ取付けられて
いる。
【0022】この従動軸10とモータMより突出された
原動軸12との間には、変換機構13が設けられてい
る。つまり、歯ブラシTのブラシ面を歯の整列方向に沿
うように歯に当てた状態で歯ブラシTが該歯ブラシの軸
を中心として所定の揺動角θで間欠的に揺動する運動に
変換するものである。
【0023】この変換機構13の構成は、原動軸12の
先端に取付けられた円盤部材15と、従動軸10の下端
にボス部14を介して設けられた断面逆U字状をしたカ
ップ状部材16とを有し、このカップ状部材16内に前
記円盤部材15が位置するように構成されている。
【0024】この円盤部材15には、図2より明らかな
ように、外周面に突部15aが形成され、カップ状部材
16には、半径方向内方に向かって突出された係合部材
17が設けられている。そして、円盤部材15が原動軸
12により回転されると、係合部材17の内端部17a
が円盤部材15の突部15aと係合したり離れたりする
ように、原動軸12と従動軸10が偏心して設けられ、
これにより原動軸12の一方向回転を従動軸10の間欠
揺動運動に変換するようになっている。
【0025】カップ状部材16のボス部14には、ぜん
まいばね18の一端が固着され、該ぜんまいばね18の
他端は、前記内体6に取付けられている。これにより係
合部材17の内端部17aが原動軸12側の突部15a
との係合が外れると、ぜんまいばね18の弾撥力により
カップ状部材16、つまり従動軸10を元の方向に戻す
ようになっている。
【0026】ここにおいて、前記ぜんまいばね18が有
している弾性力を適宜調節すれば、歯磨きの強さを所望
のものに調節することができ、このぜんまいばね18を
種々準備していると、大人用あるいは子供用のもの等と
することができる。
【0027】また、このカップ状部材16より突出され
た係合部材17は、カップ状部材16の半径方向外方に
も突出され、この外端部17bが前記位置固定に取付け
られている内体6に形成された周溝19内に嵌合されて
いる。
【0028】この周溝19は、係合部材17の回動範囲
に相当する長さであり、係合部材17の内端部17aと
原動軸12側の突部15aとの係合が外れて、ぜんまい
ばね18の弾撥力によりカップ状部材16が元の方向に
戻るとき、この戻り量を規制し、歯ブラシTが軸Taを
中心として間欠的に揺動運動するときの揺動角θ(図3
参照)を決定している。
【0029】このように変換機構13は、歯ブラシTの
ブラシ面を歯の整列方向に沿うように当てた状態で、モ
ータMのスイッチSWを入れると、歯ブラシTが軸Ta
を中心として所定の揺動角θで間欠的に揺動し、常時一
方向に回転する原動軸12の回転を間欠運動に変換して
従動軸10を駆動するものであるが、前述したモータM
の回転方向は、必ずしも一方向回転のみに限定されるも
のではなく、可逆可能であっても良いことは言うまでも
ない。
【0030】前記内体6の軸受支持部8には、軸受9を
介して支持筒7が支持されている。この支持筒7は、下
端が前記軸受9に支持され、上端が軸受20に支持され
ているが、全体としては上端側が先細り状に形成され、
内部に中心孔Oが形成されている。この中心孔Oには、
従動軸10と歯ブラシTから突出されている軸Taが該
支持筒7と密着するようにキッチリと挿入され、これら
従動軸10と歯ブラシTの軸Taの両者を内部連結して
いる。
【0031】この内部連結が確実に行なわれないと、従
動軸10の回転が歯ブラシTに伝達されない虞れがある
ので、場合によっては、軸受20の外レース20aの外
周面若しくは内レース20bの内周面のいずれか一方を
テーパ面とし、前記先端ハウジング2と軸受支持部材2
1とをねじ連結するときに、軸受20の外レース20a
等の楔効果を利用して、支持筒7を外周より加圧するよ
うにしても良く、前記支持筒7と従動軸10との連結を
より確実にするためにねじ22(図2参照)を支持筒7
にねじ込むようにしても良い。
【0032】また、前記先端ハウジング2内に外部から
水あるいは歯磨剤等が浸入しないように、歯ブラシTと
先端ハウジング2の間に生じる隙間を弾性膜体23(図
1参照)により覆いシールするようにしても良い。
【0033】なお、図1中において、符号「24」は、
本体1の下蓋であり、ここには、電池Bを接点(図示せ
ず)に付勢するばね25が設けられている。
【0034】次に、電動歯ブラシの作用を説明する。ス
イッチSWをオンし、モータMが回転すると、これに伴
って原動軸12も回転するが、この原動軸12の回転
は、変換機構13を介して従動軸10側に伝達される。
【0035】この変換機構13においては、原動軸12
に取付けられている円盤部材15がカップ状部材16内
で回転するようになっており、円盤部材15には突部1
5aが、カップ状部材16には係合部材17が設けられ
ているので、原動軸12により回転される円盤部材15
の突部15aは、従動軸10側の係合部材17の内端部
17aと係合することにより、原動軸12の回転がカッ
プ状部材16に伝達される(図3参照)。
【0036】この場合、係合部材17は、カップ状部材
16をぜんまいばね18の弾撥力に抗して回動すること
になるので、このぜんまいばね18には従動軸10を戻
そうとする力が蓄えられる一方、カップ状部材16は、
ボス部14を介して従動軸10を正転(図中矢印方向)
させる。
【0037】なお、係合部材17の外端部17bも、カ
ップ状部材16とともに回動されるが、この外端部17
bは周溝19に沿って移動することになる。
【0038】ところが、原動軸12と従動軸10とは偏
心しているので、所定角度回動したところで、突部15
aと係合部材17の内端部17aと係合は、外れること
になる(図4参照)。
【0039】この係合が外れると、前記ぜんまいばね1
8に蓄えられた力は、カップ状部材16、ボス部14及
び従動軸10を急激に逆転させる(図5参照)。この逆
転により係合部材17の外端部17bもカップ状部材1
6とともに逆転することになるが、この外端部17bは
周溝19内に設けられているので、周溝19の端部に衝
突し、従動軸10等の逆転は、所定角度逆転したところ
で停止される。つまり、従動軸10は当初の位置に戻さ
れることになる。
【0040】一方、円盤部材15は、突部15aと係合
部材17の内端部17aとの係合が外れた後も、正転を
続けることになるので(図6参照)、円盤部材15の突
部15aは、当初の位置にある係合部材17の内端部1
7aと係合するように回動し、1回転した後に、再度円
盤部材15の突部15aが従動軸10側の係合部材17
の内端部17aと係合し、原動軸12の回転がカップ状
部材16に伝達されることになる(図3参照)。
【0041】このように原動軸12の回転は、従動軸1
0の、所定角度回動すれば元の位置に戻されるという揺
動運動に変換されるので、軸受9,20に支持された支
持筒7も従動軸10と同様に揺動運動することになる。
この支持筒7においては、従動軸10と歯ブラシTの軸
Taが内部連結されているので、前記支持筒7の揺動運
動は、歯ブラシTに伝達され、歯ブラシTを軸Taを中
心として所定の揺動角θで間欠的に揺動させることにな
る。
【0042】この場合、歯ブラシTのブラシ面が、歯の
整列方向に沿うように当てた状態にセットされている
と、歯ブラシTは、上の歯は上方から下方に向けて、下
の歯は下方から上方に向けて磨くことになるので、歯と
歯の間に存在する歯后あるいは食べ滓等の異物は確実に
除去されることになり、理想的な磨き方がここに実現さ
れることになる。
【0043】この場合の歯ブラシTの揺動角θは、35
〜55度程度が好ましいことが、実験により立証されて
いる。この揺動角θの理想的な値は、歯を磨く人によっ
て多少相違するが、前記した範囲内であれば、歯と歯茎
を同時に磨く虞れは少なく、前記理想的な磨き方に近い
歯磨きが可能となる。
【0044】ただし、通常の大人にとって当該電動歯ブ
ラシの最適な揺動角θとしては、45度である。45度
の場合には、歯と歯茎を同時に磨くことなく、歯茎を痛
めず、理想的な磨き方となり、虫歯等を防止し、生涯自
己の歯を使用して、おいしくものを噛むことができる。
【0045】しかも、先端ハウジング2と歯ブラシTの
軸Taとの間は、弾性膜体20により覆われているの
で、外部から水あるいは歯磨剤等が先端ハウジング2内
に浸入することはない。この場合、歯ブラシTは、所定
の揺動角θで揺動するのみであるため、弾性膜体20
は、歯ブラシTの運動に追従するように、自らの弾性に
より捩じれることになり、歯ブラシTの揺動運動を邪魔
することなく、歯ブラシTと先端ハウジング2の間の隙
間を確実にシールすることになる。
【0046】本発明は、上述した実施の形態のみに限定
されるものではなく、特許請求の範囲内において種々改
変することができる。例えば、上述した実施の形態は、
逆U字状をしたカップ状部材16を従動軸側に設け、原
動軸側に円盤部材15を設け、突部15aと係合部材1
7との係合と軸の偏心により間欠的揺動運動を行なうよ
うにしたものであるが、本発明は、これのみでなく、カ
ップ状部材16を原動軸側に、円盤部材15を従動軸側
に設けても良く、また、図7に示すように、原動軸12
側にばね30により上下動可能に支持された円盤部材3
1を設け、従動軸10側にカップ状部材32を設け、円
盤部材31にカム部31aと爪部31bを形成し、カッ
プ状部材32にカム部32aを形成し、円盤部材31の
爪部31aと係合部材17が係合し、所定角度回動した
とき、カム部32aがカム部31aを押し下げ、爪部3
1aと係合部材17との係合を解き、係合部材17はぜ
んまいばね18により逆回転され、カップ状部材32の
カム部32aに衝突するようにしたものであっても良
い。
【0047】また、前記実施の形態では、ぜんまいばね
18に力を蓄えた後に、この力を用いて歯磨を行なうこ
とになるので、モータMによっては、トルク不足を生じ
る可能性もあるが、このような場合には、図1に一点鎖
線で示すような位置に、ウォームとウォームホイール等
からなる減速機構25を設け、トルクを増大させると、
より小さなモータでも理想的な歯磨が可能となる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電動歯ブ
ラシによれば、歯ブラシのブラシ面が歯の整列方向に沿
うように歯ブラシを歯に当てた状態で、歯ブラシが所定
角度で間欠的に揺動するので、理想的な歯磨きが可能と
なる。
【0049】モータの回転運動を、軸の偏心と、突部を
有する円盤部材と、所定範囲のみ係合する被係合部材
と、復帰させるばねとにより歯ブラシの揺動運動に変換
すれば、構成が簡単なためコスト的にも耐久性も優れた
ものとなる。
【0050】従動軸と歯ブラシとの連結も支持筒内に両
者を挿入することにより行ない、この支持筒を軸受によ
り支持するので、使用済みの歯ブラシと新規な歯ブラシ
との交換が容易で、原動軸と従動軸の回転が円滑で、静
かな運転が可能となり、連結状態も強固となる。
【0051】さらに、歯ブラシは揺動運動であるため、
先端ハウジングと歯ブラシとの間のシールも容易とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態を示す断面図である。
【図2】 同実施の形態の分解斜視図である。
【図3】 同実施の形態の変換機構の作動状態と歯ブラ
シの状態を示すもので、突部と係合部材が係合している
状態を示す説明図である。
【図4】 前記突部と係合部材の係合が外れる直前の状
態を示す説明図である。
【図5】 前記突部と係合部材の係合が外れた状態を示
す説明図である。
【図6】 前記突部と係合部材が再度係合する直前の状
態を示す説明図である。
【図7】 本発明の他の実施の形態を示す要部分解斜視
図である。
【符号の説明】
1…本体、 2…先端ハウジング、7
…支持筒、 9,20…軸受、10…従
動軸、 12…原動軸、13…変換機構、
15…円盤部材、15a…突部、
17…係合部材、18…ばね、
20a…外レース、20b…内レース、 23
…弾性膜体、O…中心孔、 M…モー
タ、T…歯ブラシ、 Ta…軸部、θ…揺
動角。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A46B 13/00 - 13/08

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータ(M)により駆動される原動軸
    (12)と、この原動軸(12)により駆動される従動
    軸(10)と、この従動軸(10)に軸部(Ta)が着
    脱自在に連結される歯ブラシ(T)と、該歯ブラシ
    (T)のブラシ面を歯の整列方向に沿うように歯に当て
    た状態で歯ブラシ(T)が該歯ブラシ(T)の軸を中心
    として所定の揺動角(θ)で間欠的に揺動するように前
    記原動軸(12)の回転を前記従動軸(10)に変換す
    る変換機構(13)とを有してなる電動歯ブラシにおい
    て、 前記変換機構(13)は、前記原動軸(12)に対し偏
    心して設けられた従動軸(10)と、これら原動軸(1
    2)と従動軸(10)のいずれか一方に取付けられた突
    部(15a)を有する円盤部材(15)と、前記原動軸
    (12)と従動軸(10)のいずれか他方に設けられ前
    記突部(15a)と所定範囲のみ係合する係合部材(1
    7)と、当該係合部材(17)と前記突部(15a)の
    係合が外れると前記係合部材(17)を元の位置の復帰
    させるばね(18)とを有することを特徴とする電動歯
    ブラシ。
  2. 【請求項2】 前記従動軸(10)と歯ブラシ(T)と
    の連結は、前記モータ(M)が収納された本体(1)に
    下端が螺合され先端から歯ブラシ(T)が内部に挿入さ
    れる先端ハウジング(2)内に、軸受(9,20)によ
    り回動可能に支持された支持筒(7)を設け、前記変換
    機構(13)から突出された前記従動軸(10)の先端
    と、前記歯ブラシ側から突出された軸部(Ta)の先端
    とを前記支持筒(7)内に軸方向に伸延して形成された
    中心孔(O)に挿入することにより連結するようにした
    ことを特徴とする請求項1に記載の電動歯ブラシ。
  3. 【請求項3】 前記軸受(20)は、外レース(20
    a)の外周面若しくは内レース(20b)の内周面のい
    ずれか一方がテーパ面とされ、前記本体(1)と先端ハ
    ウジング(2)との螺合時に前記支持筒(7)を外周よ
    り加圧するようにしたことを特徴とする請求項2に記載
    の電動歯ブラシ。
  4. 【請求項4】 前記先端ハウジング(2)は、前記歯ブ
    ラシ(T)との間に生じる隙間を弾性膜体(23)によ
    り覆いシールするようにしたことを特徴とする請求項2
    に記載の電動歯ブラシ。
JP6142296A 1996-03-18 1996-03-18 電動歯ブラシ Expired - Fee Related JP2857606B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6142296A JP2857606B2 (ja) 1996-03-18 1996-03-18 電動歯ブラシ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6142296A JP2857606B2 (ja) 1996-03-18 1996-03-18 電動歯ブラシ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09252842A JPH09252842A (ja) 1997-09-30
JP2857606B2 true JP2857606B2 (ja) 1999-02-17

Family

ID=13170646

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6142296A Expired - Fee Related JP2857606B2 (ja) 1996-03-18 1996-03-18 電動歯ブラシ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2857606B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101815541B1 (ko) * 2015-08-20 2018-01-08 황만석 전동 칫솔

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4681079B2 (ja) * 2010-05-24 2011-05-11 協和工業株式会社 携帯電動歯ブラシ
JP5139547B2 (ja) * 2011-01-07 2013-02-06 協和工業株式会社 電動歯ブラシ
JP4927230B2 (ja) * 2011-11-08 2012-05-09 協和工業株式会社 電動歯ブラシ
JP5318248B2 (ja) * 2012-04-27 2013-10-16 協和工業株式会社 電動歯ブラシの歯ブラシ体
JP5276210B2 (ja) * 2012-11-14 2013-08-28 協和工業株式会社 電動歯ブラシの本体構造
CN105899031B (zh) * 2016-06-14 2018-11-09 深圳市同洁科技有限公司 手持类电子产品及其防水结构
CN106602833A (zh) * 2016-08-26 2017-04-26 雷细菊 电动牙刷高频振动电机

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101815541B1 (ko) * 2015-08-20 2018-01-08 황만석 전동 칫솔

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09252842A (ja) 1997-09-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7810201B2 (en) Toothbrushes
US6536066B2 (en) Toothbrush oscillating head
US6349442B1 (en) Brush tip for a motorized toothbrush
EP0704180B1 (en) Device for mouth hygiene
AU2001270173B2 (en) Powered toothbrush having three dimensional rotational head motion
JP2668631B2 (ja) 所定振動数を有する電動歯ブラシの歯磨き方法
US6799346B2 (en) Toothbrush with oppositely reciprocating brush heads
US6779215B2 (en) Power toothbrush
WO2006004316A1 (en) Brushhead for an electric toothbrush
RU2318472C2 (ru) Зубная щетка с произвольным круговым движением головки
JP2857606B2 (ja) 電動歯ブラシ
CN102781366A (zh) 用于电动牙刷的刷洗部分
BG106357A (en) Toothbrush with eccentric drive
JP3133817B2 (ja) 電動歯ブラシ
EP0372455A2 (en) Rotary bristle toothbrush
KR200401783Y1 (ko) 전동 칫솔
JP3574874B2 (ja) 電動歯ブラシ
GB2278537A (en) Rotating toothbrush
KR200394926Y1 (ko) 전동칫솔
KR200308098Y1 (ko) 자동 칫솔
KR200287703Y1 (ko) 치아건강을 높여 주는 전동칫솔
JP2584862Y2 (ja) 液密電池ホルダ
JPS6155963B2 (ja)
JPH0336245Y2 (ja)
JP2003116888A (ja) 電動歯ブラシ

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees