JP2857115B2 - 可染性ポリプロピレン繊維の製造方法 - Google Patents

可染性ポリプロピレン繊維の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はポリプロピレン繊維の新
規な製造方法に関する。すなわち、生産性が高く、得ら
れる繊維の染色性が良好なポリプロピレン繊維の製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリプロピレン繊維の染色性の改良技術
に関しては数多くの報告がある。その一つとして、ポリ
プロピレンの染色に有効なポリマー、例えばナイロン、
ポリビニルピリジン、ポリグリシジルメタクリレート等
の極性ポリマーをブレンドする方法があり、既に実用化
されているものもある。
【0003】しかし、ポリプロピレンは他のポリマーと
の相溶性に乏しく、ブレンド物は混合割合によっていわ
ゆる海/島構造をとる。例えば、添加された極性ポリマ
ーの添加量がポリプロピレンに対し比較的少ない場合は
一般に島構造をとる。そのため、溶融紡糸の際に糸切れ
の原因となったり、得られる繊維の強度低下を招いたり
する。
【0004】本発明者らは、既にポリプロピレン繊維の
製造方法として、平均粒子径が0.1〜0.2μmの微
細な架橋極性ポリマーを予め合成し、これをポリプロピ
レンに配合することにより、上記島構造を微細化し、ポ
リプロピレン繊維の染色性を改良することを報告した
(Yukio Mizutani,Bull.Chem.Soc.Jpn.,40,1519(196
7))。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この方
法においては、架橋極性ポリマーの粒子径が小さいた
め、凝集性が強く、均一な分散状態を得るのは容易では
なかった。
【0006】さらに本発明者らは、溶融状態にあるポリ
プロピレン中でグリシジル基を有するビニルモノマーと
架橋剤をラジカル重合させ、極めて小さい架橋重合体微
粒子をポリプロピレン中に均一に分散させることに成功
し、溶融紡糸が容易で染色性のあるポリプロピレン繊維
の製造方法を提案した。このポリプロピレン繊維は、染
色性が極めて良好で艶のある繊維であるが、さらに染色
性を向上させ、特に染色後の彩度を向上させることが望
まれていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題に鑑み、本発明
者らは、鋭意研究を続けてきた。その結果、グリシジル
基を有するモノビニルモノマーを単独、もしくは共重合
可能な他のモノビニルモノマーと一緒に溶融状態にある
ポリプロピレン中でラジカル重合せしめることにより、
透過型電子顕微鏡で見ても重合したビニルポリマー粒子
が認められないほど均一な、ポリプロピレンとグリシジ
ル基を有するビニルポリマーの組成物が得られることを
見出だした。
【0008】その結果、得られる組成物は何の問題もな
く溶融紡糸が可能であり、得られた繊維は染色性も良好
で光沢があり、かつ、彩度の極めて高いものであること
を見出だし本発明を完成するに至った。
【0009】即ち、本発明は、溶融状態のポリプロピレ
ン中で、グリシジル基を有するモノビニルモノマーを架
橋剤の不存在下で重合せしめて得られるポリプロピレン
組成物を溶融紡糸することを特徴とする可染性ポリプロ
ピレン繊維の製造方法である。
【0010】本発明において、溶融紡糸に供されるポリ
プロピレン組成物は、溶融状態にあるポリプロピレン中
でグリシジル基を有するモノビニルモノマーを架橋剤の
不存在下で重合せしめて得られる。
【0011】一般に、ビニルポリマーはポリプロピレン
と相溶性が乏しく、本発明においても、グリシジル基を
有するモノビニルモノマーの重合によって得られるビニ
ルポリマーは、ポリプロピレン相より相分離を起こし島
構造をとることが考えられた。しかしながら、研究の結
果、架橋剤の不存在下で実施する本発明の場合、島構造
のまったく認められない状態でグリシジル基を有するビ
ニルポリマーがポリプロピレン相中に存在するという全
く予想外の事実が明らかになった。そして、得られるポ
リプロピレン組成物を溶融紡糸して得られるポリプロピ
レン繊維は、染色性がより向上し、染色後の彩度が極め
て良好なものになる。
【0012】この場合、ラジカル重合であるから、グリ
シジル基を有するモノビニルモノマーのポリプロピレン
へのグラフト重合が当然考えられる。さらに、溶融ポリ
プロピレン中でのモノマーの拡散速度は非常に小さいも
のと思われることから、重合したグリシジル基を有する
ビニルポリマーは極めて微細に分散し、理想的なinterp
enetrating polymer network構造を形成していることが
想定されるが詳細は不明である。
【0013】本発明において、ポリプロピレンとして
は、公知のものが特に制限なく使用される。例えば、プ
ロピレンの単独重合体、プロピレンと共重合可能な他の
モノマーとの共重合体を挙げることができる。このよう
な共重合可能な他のモノマーを具体的に示せば、エチレ
ン、ブテン−1、ペンテン−1、ヘキセン−1等のプロ
ピレン以外のα−オレフィンを挙げることができる。こ
れらの他のモノマーは、単独或いは2種以上を組み合わ
せて使用できる。また、他のモノマーの使用量はプロピ
レンに対して30重量%以下の割合が好適である。更
に、ポリプロピレンの分子量は、その指標であるメルト
インデックスが10〜50g/10分の範囲であること
がポリプロピレン組成物の溶融紡糸性の点で好適であ
る。
【0014】本発明において、グリシジル基を有するモ
ノビニルモノマーとしては、グリシジル基を1つまたは
2つ以上有する公知のモノビニルモノマーが使用され
る。例えば、グリシジルアクリレート、グリシジルメタ
クリレートが一般に挙げられる。これらのグリシジル基
を有するモノビニルモノマーは、単独で使用しても良い
し2種以上を組み合わせて使用しても良い。
【0015】また、上記グリシジル基を有するモノビニ
ルモノマーに、アクリル酸エステル、メタクリル酸エス
テル、スチレン、ビニルトルエン、無水マレイン酸、N
−フェニルマレイミド、N−アルキルマレイミドなどの
グリシジル基を有するモノビニルモノマーと共重合可能
な他のモノビニルモノマーを併用することもできる。こ
の場合、グリシジル基を有するモノビニルモノマーと共
重合可能な他のモノビニルモノマーの使用量は、グリシ
ジル基を有するモノビニルモノマーに対して50重量%
以下であることが好ましい。
【0016】本発明において、グリシジル基を有するモ
ノビニルモノマーの重合は、溶融状態にあるポリプロピ
レン中にグリシジル基を有するモノビニルモノマーを供
給してを重合させる方法であれば特に制限されない。一
般には、押出機の任意の箇所にグリシジル基を有するモ
ノビニルモノマーの供給口を設け、これよりグリシジル
基を有するモノビニルモノマーを供給して重合させる方
法が一般的であるがニーダーの使用も可能であり、ある
いは、あらかじめ適量を配合した上で押出機に投入する
こともできる。
【0017】また、上記重合における重合開始剤として
は、公知のラジカル重合開始剤を何等制限なく使用可能
であり、具体的には、アゾビスイソブチロニトリル、過
酸化ベンゾイル、ジクミルパーオキサイド、ジ−t−ブ
チルパーオキサイドなどを挙げることができる。重合開
始剤はポリプロピレン中に予め添加していても良いし、
上記グリシジル基を有すモノビニルモノマーの添加時に
同時に添加しても良い。
【0018】上記重合開始剤の使用量は特に制限されな
いが、一般にはモノビニルモノマー100重量部に対し
て、0.1〜5重量部、好ましくは0.5〜3重量部が
適当である。
【0019】更に、重合時間は、グリシジル基を有する
モノビニルモノマー及び重合開始剤の配合割合によって
異なり、一概に決定することはできないが、一般に1〜
5分程度が好適である。
【0020】また、重合温度としては、190〜250
℃が好適である。
【0021】本発明において、ポリプロピレン組成物を
使用した溶融紡糸は、上記方法によってポリプロピレン
組成物を製造後、溶融状態のまま紡糸することも可能で
あるが、一旦、ペレット化した後、窒素ガス中で50〜
100℃で加熱し、残存している可能性のある未重合の
グリシジル基を有するモノビニルモノマーを重合させた
後、溶融紡糸することが好ましい。さらに、溶融紡糸時
或いは紡糸後の延伸において、ポリプロピレン組成物中
に若干残存するグリシジル基を有するモノビニルモノマ
ーによって起こる可能性のある糸切れ、作業環境の汚染
等を防止するため、ペレットを減圧下に70〜150℃
の温度で加熱し、残存する揮発成分を除去することが好
ましい。
【0022】また、上記ポリプロピレン組成物には安定
剤を配合することが好ましい。かかる配合剤としては、
ポリプロピレンの安定剤として公知のヒンダードフェノ
ール、系安定剤、ヒンダードアミン系安定剤、ホスファ
イト系安定剤、含イオウ系安定剤等を好適に使用でき
る。上記安定剤は、ポリプロピレン組成物を製造する際
に予め添加していても良いが、ポリプロピレン組成物の
製造後に添加することが好ましい。即ち、重合後に得ら
れたポリプロピレン組成物のペレットを安定剤と共にベ
ントを使用して再造粒することが好ましい。安定剤の添
加量は、一般にポリプロピレンとの合計量中に占める割
合で0.1〜2.0重量%程度が好適である。
【0023】上記溶融紡糸方法は公知の方法が特に制限
なく採用される。また、溶融紡糸によって得られたポリ
プロピレン繊維は必要に応じて延伸される。延伸は、線
倍率で5〜10倍が適当であり、かかる延伸倍率で延伸
した場合、本発明においては繊維の糸切れ等の障害もな
く、引張強度の良好な繊維とすることもできる。
【0024】本発明の方法によって得られたポリプロピ
レン繊維は、公知の方法によって染色することができ
る。通常、分散染料により高温染色法もしくはキャリア
ー染色法によって染色する方法が一般的である。この
際、染料分子がアミノ基、フェノール性水酸基などのエ
ポキシ基と反応可能な基を有する場合は染料分子は繊維
中に完全に固定されるため、アセトン抽出によっても退
色せず十分な洗濯堅牢度が得られ好ましい。
【0025】また、染色に先立ち、エチレンジアミン、
エタノールアミン、トリエタノールアミンなどのアミノ
基を有する化合物で前処理を行うと、得られた繊維は酸
性染料により染色可能となる。
【0026】
【発明の効果】以上の説明により理解されるように、本
発明の方法によれば、染色性が良好で艶があり、かつ、
染色後の彩度が極めて良好なポリプロピレン繊維を、溶
融紡糸時の糸切れの発生がなく、高い生産性で得ること
が可能である。
【0027】
【実施例】以下、本発明を更に具体的に説明するため実
施例を示すが、本発明はこれらの実施例に限定されるも
のではない。
【0028】尚、実施例、および比較例に示すポリプロ
ピレン繊維の物性、及び染色された色の彩やかさを示す
彩度は以下の方法により測定した値を示す。
【0029】・デニール(g/9000m);長さ90
00m当たりの繊維の重量。 ・伸度(%);島津製作所(株)製引張試験機オートグ
ラフ200を用い、試料長100mm、引張速度300
%/分で行った。 ・破断強度(g/d);島津製作所(株)製オートグラ
フ200を用い、試料長100mm、引張速度300%
/分で行った。 ・ヤング率(g/d);島津製作所(株)製オートグラ
フ200を用い、試料長100mm、引張速度300%
/分で行った。 ・彩度;1gの繊維を直径4cmφ、高さ0.5cmの
ガラス円筒状サンプルケースにいれ、スガ試験機(株)
製SMカラーコンピューター3型を用い、H、C、L表
示にて測色した。
【0030】実施例 1 グリシジルメタクリレート100重量%に、ジ−t−ブ
チルパーオキサイドを3重量部の割合で添加した。上記
モノマー混合液をポリプロピレン粉末(メルトインデッ
クス16g/10分、安定剤なし)100重量部に対し
て5.15重量部となる割合で、予め十分に混合し、次
いで、2軸押出機中で190〜240℃の温度で加熱溶
融せしめ、重合を行った後、ペレットに造粒した。該ペ
レットは、N2 中、70℃で一夜放置してキュアー後、
0.5重量%の割合で2,6−ジターシャリーブチル−
4−メチルフェノールを安定剤として加えて上記2軸押
出機を用い190〜230℃で再ペレット化した。
【0031】得られたペレットを、スクリュー径40m
mφ、L/D=22の押出機に取付けた、直径0.7m
mの孔を198個有する繊維製造用ノズルより230〜
300℃で押出し、空冷リングに投入して冷却せしめ、
200m/分で引き取り未延伸繊維を得た。この未延伸
繊維を、回転速度の異なる2対の7本構成ゴデッドロー
ル間で150℃にて延伸倍率5倍に一軸延伸した。その
結果、糸切れ、ノズルの詰まりなどまったく問題なく実
施できた。
【0032】得られたポリプロピレン繊維の物性は、デ
ニール:1.5(g/9000m)伸度:21(%)、
引張強度:8.5(g/d)、ヤング率:62(g/
d)であった。
【0033】得られたポリプロピレン繊維をKayal
on Polyester REDBL−E、Kaya
lon Polyester EBL−E(いずれも商
品名、日本火薬(株)製)、Sumikaron Or
ange SE−B (商品名、住友化学工業(株)
製)でキャリャー染色を行った結果、艶のある良好な染
色糸が得られた。更に染色糸をアセトンで洗浄してもア
セトンに幾分の着色は認められるものの染色の状況はほ
とんど変化がなく、彩度は51.5であった。
【0034】実施例 2 グリシジルメタクリレート71.4重量%、N−フェニ
ルマレイミド28.6重量%よりなるモノマー混合液1
00重量部に、ジ−t−ブチルパーオキサイドを2重量
部と1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)シクロヘキ
サンを2重量部の割合で添加した。上記モノマー混合液
をポリプロピレン粉末(メルトインデックス16g/1
0分、安定剤なし)100重量部に対して7重量部とな
る割合で、予め十分に混合し、次いで、2軸押出機中で
190〜240℃の温度で加熱溶融せしめ、重合を行っ
た後、ペレットに造粒した。該ペレットは、N2中、7
0℃で一夜放置してキュアー後、0.5重量%の割合で
2,6−ジターシャリーブチル−4−メチルフェノール
を安定剤として加えて上記2軸押出機を用い190〜2
30℃で再ペレット化した。得られたペレットを、スク
リュー径40mmφ、L/D=22の押出機に取付け
た、直径0.7mmの孔を198個有する繊維製造用ノ
ズルより230〜300℃で押出し、空冷リングに投入
して冷却せしめ、200m/分で引き取り未延伸繊維を
得た。この未延伸繊維を、回転速度の異なる2対の7本
構成ゴデッドロ、ール間で150℃にて延伸倍率5〜6
倍に一軸延伸した。その結果、糸切れ、ノズルの詰まり
などまったく問題なく実施できた。 得られたポリプロ
ピレン繊維をKayalon Polyester R
ED BL−E、Kayalon Polyester
EBL−E(いずれも商品名、日本火薬(株)製)、
Sumikaron Orange SE−B (商品
名、住友化学工業(株)製)でキャリャー染色を行った
結果、艶のある良好な染色糸が得られた。更に染色糸を
アセトンで洗浄してもアセトンに幾分の着色は認められ
るものの染色の状況はほとんど変化がなく、彩度は5
5.5であった。
【0035】比較例 1 グリシジルメタクリレート95重量%及びジビニルベン
ゼン5重量%よりなるモノマー混合液100重量部に、
ジ−t−ブチルパーオキサイドを1.5重量部の割合で
添加した。上記モノマー混合液をポリプロピレン粉末
(メルトインデックス16g/10分、安定剤なし)1
00重量部に対して7重量部となる割合で予め十分に混
合し、次いで、2軸押出機中で170〜200℃の温度
で加熱溶融せしめ、重合を行った後、ペレットに造粒し
た。該ペレットは、N2中、70℃で一夜放置してキュ
アー後、0.5重量%の割合で2,6−ジターシャリー
ブチル−4−メチルフェノールを安定剤として加えて溶
融紡糸に供した。溶融紡糸は紡糸機を使用し、280℃
で溶融紡糸を行った後、130℃で6倍延伸した。その
結果、糸切れ、ノズルの詰まりなどまったく問題なく実
施できた。
【0036】得られたポリプロピレン繊維中には、平均
粒子径0.05μmのグリシジルメタクリレート−ジビ
ニルベンゼン架橋重合体粒子が分散されて存在してい
た。
【0037】得られたポリプロピレン繊維をKayal
on Polyester REDBL−E、Kaya
lon Polyester EBL−E(いずれも商
品名、日本火薬(株)製)、Sumikaron Or
ange SE−B (商品名、住友化学工業(株)
製)でキャリャー染色を行った結果、艶のある染色糸が
得られた。更に染色糸をアセトンで洗浄してもアセトン
に幾分の着色があり、彩度は39.5であった。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】溶融状態のポリプロピレン中で、グリシジ
    ル基を有するモノビニルモノマーを架橋剤の不存在下で
    重合せしめて得られるポリプロピレン組成物を溶融紡糸
    することを特徴とする可染性ポリプロピレン繊維の製造
    方法。
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WO2006064732A1 (ja) * 2004-12-13 2006-06-22 Prime Polymer Co., Ltd. 可染性ポリプロピレン樹脂組成物及びこれを用いた繊維・不織布

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