JP2856921B2 - 変調器およびミキサ - Google Patents
変調器およびミキサInfo
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- JP2856921B2 JP2856921B2 JP2410128A JP41012890A JP2856921B2 JP 2856921 B2 JP2856921 B2 JP 2856921B2 JP 2410128 A JP2410128 A JP 2410128A JP 41012890 A JP41012890 A JP 41012890A JP 2856921 B2 JP2856921 B2 JP 2856921B2
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- modulator
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- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L27/00—Modulated-carrier systems
- H04L27/32—Carrier systems characterised by combinations of two or more of the types covered by groups H04L27/02, H04L27/10, H04L27/18 or H04L27/26
- H04L27/34—Amplitude- and phase-modulated carrier systems, e.g. quadrature-amplitude modulated carrier systems
- H04L27/36—Modulator circuits; Transmitter circuits
- H04L27/362—Modulation using more than one carrier, e.g. with quadrature carriers, separately amplitude modulated
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
- Transmitters (AREA)
- Amplitude Modulation (AREA)
- Reduction Or Emphasis Of Bandwidth Of Signals (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、変調されたキャリア信
号を生成する変調器およびそのミキサとしての使用に関
する。
号を生成する変調器およびそのミキサとしての使用に関
する。
【0002】
【従来の技術】デジタルメッセージの伝送のために、信
号は変調器によってキャリアを変調して変調されたキャ
リア信号として伝送される。ドイツ国特許出願第22 44
642 号明細書にはキャリアおよび信号入力および信号出
力が次のように結合される直接変調器が記載されてい
る。すなわち、キャリア入力および信号出力は一方の通
路に位相遅延ラインを備えた2つの通路を介して互いに
結合される。さらに、非直線半導体素子が2つの通路上
にそれぞれ設けられ、それらの極性と、180°の公称
位相遅延を持つ位相遅延ラインとによってキャリアと同
期してスイッチングされる。したがって、キャリアは信
号出力において抑制される。変調電圧の形態の信号が遅
延通路に供給された場合、非直線半導体素子は信号出力
でキャリアを変調させる変調電圧に同期して交互にスイ
ッチされる。このような変調器はまたミキサとして使用
されることができる。上記の原理による変調器動作の特
定の実施例およびそのミキサとしての使用は、その特許
明細書に記載された変調器の位相遅延ラインはキャリア
の中心周波数の波長λの1/2の長さを有する導電素子
によって構成されている。
号は変調器によってキャリアを変調して変調されたキャ
リア信号として伝送される。ドイツ国特許出願第22 44
642 号明細書にはキャリアおよび信号入力および信号出
力が次のように結合される直接変調器が記載されてい
る。すなわち、キャリア入力および信号出力は一方の通
路に位相遅延ラインを備えた2つの通路を介して互いに
結合される。さらに、非直線半導体素子が2つの通路上
にそれぞれ設けられ、それらの極性と、180°の公称
位相遅延を持つ位相遅延ラインとによってキャリアと同
期してスイッチングされる。したがって、キャリアは信
号出力において抑制される。変調電圧の形態の信号が遅
延通路に供給された場合、非直線半導体素子は信号出力
でキャリアを変調させる変調電圧に同期して交互にスイ
ッチされる。このような変調器はまたミキサとして使用
されることができる。上記の原理による変調器動作の特
定の実施例およびそのミキサとしての使用は、その特許
明細書に記載された変調器の位相遅延ラインはキャリア
の中心周波数の波長λの1/2の長さを有する導電素子
によって構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような既知の振
幅変調器は、一方が電気的に短い通路を介し、他方が位
相遅延路を介する2つの伝送路の異なるレイアウトによ
るキャリア抑制の程度が限定された範囲であって十分な
ものではなく、したがって、低レベルの変調形態に対し
てしか使用されることができない。本発明の目的は、キ
ャリア電圧が上記のような従来技術の変調器に比較して
強く抑制されることのできる変調器を提供することであ
る。
幅変調器は、一方が電気的に短い通路を介し、他方が位
相遅延路を介する2つの伝送路の異なるレイアウトによ
るキャリア抑制の程度が限定された範囲であって十分な
ものではなく、したがって、低レベルの変調形態に対し
てしか使用されることができない。本発明の目的は、キ
ャリア電圧が上記のような従来技術の変調器に比較して
強く抑制されることのできる変調器を提供することであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的は本発明の変調
器によって達成される。本発明は、変調器が信号に関し
てプッシュプル動作する2個の部分変調器から構成され
た二重変調器として構成され、各部分変調器は、それぞ
れ1つのキャリア入力部と、1つの信号入力部と、1つ
の信号出力部と、キャリア入力部と信号出力部との間に
並列に接続されている電気的に短いパスと、位相遅延ラ
インを含む位相遅延パスと、それら電気的に短いパス
と、位相遅延パスとにそれぞれ直列に接続されている2
個の非直線半導体素子とを具備し、位相遅延パスにおけ
る遅延が電気的に短いパスにおけるキャリアの位相に比
較してほぼ180°または180°の奇数倍の位相シフ
トを与えるように位相遅延パスの位相遅延ラインによる
遅延量が選択され、2個の非直線半導体素子がキャリア
に関して一致した動作ができるように、キャリアの伝播
方向を基準にして電気的に短いパスに接続された非直線
半導体素子と位相遅延ラインに接続された非直線半導体
素子とは互いに反対極性で接続されており、信号入力部
が位相遅延パスに結合され、2個の部分変調器の各キャ
リア入力は互いに結合され、さらに、2個の部分変調器
の各信号出力部からの互いに180°位相が異なってい
る変調されたキャリア信号電圧のスカラー加算を行う手
段を具備していることを特徴とする。
器によって達成される。本発明は、変調器が信号に関し
てプッシュプル動作する2個の部分変調器から構成され
た二重変調器として構成され、各部分変調器は、それぞ
れ1つのキャリア入力部と、1つの信号入力部と、1つ
の信号出力部と、キャリア入力部と信号出力部との間に
並列に接続されている電気的に短いパスと、位相遅延ラ
インを含む位相遅延パスと、それら電気的に短いパス
と、位相遅延パスとにそれぞれ直列に接続されている2
個の非直線半導体素子とを具備し、位相遅延パスにおけ
る遅延が電気的に短いパスにおけるキャリアの位相に比
較してほぼ180°または180°の奇数倍の位相シフ
トを与えるように位相遅延パスの位相遅延ラインによる
遅延量が選択され、2個の非直線半導体素子がキャリア
に関して一致した動作ができるように、キャリアの伝播
方向を基準にして電気的に短いパスに接続された非直線
半導体素子と位相遅延ラインに接続された非直線半導体
素子とは互いに反対極性で接続されており、信号入力部
が位相遅延パスに結合され、2個の部分変調器の各キャ
リア入力は互いに結合され、さらに、2個の部分変調器
の各信号出力部からの互いに180°位相が異なってい
る変調されたキャリア信号電圧のスカラー加算を行う手
段を具備していることを特徴とする。
【0005】本発明の付加的な特徴はその他の請求項お
よび以下の実施例の説明によって明らかにされる。本発
明により得られた利点は、特に、変調器のキャリア抑制
の温度依存性が無線リンクシステムに存在する温度範囲
において無視できる程度の小さいものであり、振幅直線
性が改良され、位相の周波数依存性が減少されることで
ある。
よび以下の実施例の説明によって明らかにされる。本発
明により得られた利点は、特に、変調器のキャリア抑制
の温度依存性が無線リンクシステムに存在する温度範囲
において無視できる程度の小さいものであり、振幅直線
性が改良され、位相の周波数依存性が減少されることで
ある。
【0006】
【実施例】図1は本発明の二重変調器1の基本構造を示
している。その説明においては動作モードが前述の既知
の変調器と類似している部分変調器1′ および1″に
ついて最初に説明し、それに続いて本発明による二重変
調器1を説明する。
している。その説明においては動作モードが前述の既知
の変調器と類似している部分変調器1′ および1″に
ついて最初に説明し、それに続いて本発明による二重変
調器1を説明する。
【0007】2つの部分変調器1′ および1″は同じ
構造を有し、同じ動作を有するため、部分変調器1′
および1″の説明については特に部分変調器1′ だけ
を参照するがその説明は部分変調器1″にも適合するも
のである。
構造を有し、同じ動作を有するため、部分変調器1′
および1″の説明については特に部分変調器1′ だけ
を参照するがその説明は部分変調器1″にも適合するも
のである。
【0008】部分変調器1′ はキャリア入力部2′、信
号入力部4′および信号出力部3′を備えている。電圧U
c のキャリアはキャリア入力部2′に供給され、電圧U
mcの変調されたキャリア信号は信号出力部3′から出力
され、電圧Um のデジタル入力信号は信号入力部4′に
供給される。部分変調器1′ はキャリア入力部2′から
信号出力部3′へ達する2つの並列の通路6′,7′を備
えている。すなわち、遅延の無視できる電気的に短い通
路7′と、キャリア入力部2′に供給されたキャリアUc
を遅延させてその位相を短い通路7′の出力信号に対し
て180°または180°の奇数倍だけシフトさせる位
相遅延ライン39′ を備えた位相遅延通路6′が並列にキ
ャリア入力部2′と信号出力部3′との間に接続されてい
る。同じ位相を有する同じ電力がキャリア入力部2′か
ら2つの通路のそれぞれ供給される。半導体ダイオード
D1 ′ 、D2 ′ は2つの通路のそれぞれに設けられ、
2つの通路6′および7′に位置するダイオードD1 ′
、D2 ′ は信号出力部3′に関して互いに逆の極性で
接続されている。
号入力部4′および信号出力部3′を備えている。電圧U
c のキャリアはキャリア入力部2′に供給され、電圧U
mcの変調されたキャリア信号は信号出力部3′から出力
され、電圧Um のデジタル入力信号は信号入力部4′に
供給される。部分変調器1′ はキャリア入力部2′から
信号出力部3′へ達する2つの並列の通路6′,7′を備
えている。すなわち、遅延の無視できる電気的に短い通
路7′と、キャリア入力部2′に供給されたキャリアUc
を遅延させてその位相を短い通路7′の出力信号に対し
て180°または180°の奇数倍だけシフトさせる位
相遅延ライン39′ を備えた位相遅延通路6′が並列にキ
ャリア入力部2′と信号出力部3′との間に接続されてい
る。同じ位相を有する同じ電力がキャリア入力部2′か
ら2つの通路のそれぞれ供給される。半導体ダイオード
D1 ′ 、D2 ′ は2つの通路のそれぞれに設けられ、
2つの通路6′および7′に位置するダイオードD1 ′
、D2 ′ は信号出力部3′に関して互いに逆の極性で
接続されている。
【0009】位相遅延通路6′に配置された半導体ダイ
オードD2 ′ は、2つの半導体ダイオードD1 ′ およ
びD2 ′ がキャリアに関して同時に導通状態をとるよ
うにキャリアの伝播方向に関して位相遅延ライン39′
の後段に設けられる。前述のような部分変調器1′ に
おける半導体ダイオードD1 ′ およびD2 ′ の配置お
よび伝送路6′,7′の構成と、回路がブリッジとして動
作するために信号出力部3′におけるキャリア電圧の抑
制が理想的に行われる。実際に、キャリア電圧の抑制は
最適にすることが要求される。このために、変調器は非
変調状態において平衡させるために調節可能な抵抗RR
を有し、この抵抗は電圧Ug に接続され、信号入力部
4′に結合される。
オードD2 ′ は、2つの半導体ダイオードD1 ′ およ
びD2 ′ がキャリアに関して同時に導通状態をとるよ
うにキャリアの伝播方向に関して位相遅延ライン39′
の後段に設けられる。前述のような部分変調器1′ に
おける半導体ダイオードD1 ′ およびD2 ′ の配置お
よび伝送路6′,7′の構成と、回路がブリッジとして動
作するために信号出力部3′におけるキャリア電圧の抑
制が理想的に行われる。実際に、キャリア電圧の抑制は
最適にすることが要求される。このために、変調器は非
変調状態において平衡させるために調節可能な抵抗RR
を有し、この抵抗は電圧Ug に接続され、信号入力部
4′に結合される。
【0010】変調電圧Um が供給される入力部4′は、
2つの半導体ダイオードD1 ′ およびD2 ′ を交互に
スイッチするように位相遅延通路6′に結合される。実
施例の説明はこれがどのように行われるかを示してい
る。不要な信号を排除するために実際には図2に示され
ているように信号入力部4′にはローパスフィルタ1
8′,19′、また信号出力部にはハイパスフィルタ20′
が設けられている。
2つの半導体ダイオードD1 ′ およびD2 ′ を交互に
スイッチするように位相遅延通路6′に結合される。実
施例の説明はこれがどのように行われるかを示してい
る。不要な信号を排除するために実際には図2に示され
ているように信号入力部4′にはローパスフィルタ1
8′,19′、また信号出力部にはハイパスフィルタ20′
が設けられている。
【0011】半導体ダイオードD1 ′ およびD2 ′ を
選択するために十分に高い振幅を持つ変調電圧Um が信
号入力部4′,4″ に供給されるとき、一方の半導体ダ
イオードたとえば半導体ダイオードD1 ′ は非導電状
態となり、他方の半導体ダイオードD2 ′ は導電状態
性となって、全キャリア電圧Um は信号出力部3′に供
給される。入力電圧Um の符号が変化された場合、信号
出力電圧Umcの符号も変化され、結果的に位相反転が生
じる。
選択するために十分に高い振幅を持つ変調電圧Um が信
号入力部4′,4″ に供給されるとき、一方の半導体ダ
イオードたとえば半導体ダイオードD1 ′ は非導電状
態となり、他方の半導体ダイオードD2 ′ は導電状態
性となって、全キャリア電圧Um は信号出力部3′に供
給される。入力電圧Um の符号が変化された場合、信号
出力電圧Umcの符号も変化され、結果的に位相反転が生
じる。
【0012】振幅の直線性を得るために、比較的小さい
変調電圧Um ′ が信号入力部4′に供給され、一方の半
導体ダイオード例えばD1 ′ は他方の半導体ダイオー
ド例えばD2 ′ より導電度が小くなる。それによっ
て、平衡は信号出力部3′、3″ に対してのみシフトさ
れ、結果的に変調されたキャリア信号電圧Umcが発生さ
れる。変調されたキャリア信号電圧Umcの振幅は、変調
電圧Um の大きさに依存し、位相は変調電圧Um の符号
に依存する。正の変調電圧Um が例えば信号入力部4′
に供給された場合、半導体ダイオードD1 ′ は半導体
ダイオードD2 ′ より導電度が高く、それによって電
気的に短い通路7′が位相遅延通路6′より低いインピー
ダンスを有し、電気的に短い通路7′上を伝送される信
号が出力の大部分を占める。変調電圧Um が負ならば、
動作は正反対である。
変調電圧Um ′ が信号入力部4′に供給され、一方の半
導体ダイオード例えばD1 ′ は他方の半導体ダイオー
ド例えばD2 ′ より導電度が小くなる。それによっ
て、平衡は信号出力部3′、3″ に対してのみシフトさ
れ、結果的に変調されたキャリア信号電圧Umcが発生さ
れる。変調されたキャリア信号電圧Umcの振幅は、変調
電圧Um の大きさに依存し、位相は変調電圧Um の符号
に依存する。正の変調電圧Um が例えば信号入力部4′
に供給された場合、半導体ダイオードD1 ′ は半導体
ダイオードD2 ′ より導電度が高く、それによって電
気的に短い通路7′が位相遅延通路6′より低いインピー
ダンスを有し、電気的に短い通路7′上を伝送される信
号が出力の大部分を占める。変調電圧Um が負ならば、
動作は正反対である。
【0013】前記の部分変調器はすべての部品が理想的
な素子から構成されているわけではないから、ある程度
のキャリア電圧Uc は変調電圧Um がないときにも信号
出力部3′に存在する。
な素子から構成されているわけではないから、ある程度
のキャリア電圧Uc は変調電圧Um がないときにも信号
出力部3′に存在する。
【0014】以上説明された部分変調器1′ は、デジ
タル直接変調器の一部として機能する単一の伝送モード
位相調節器を表している。
タル直接変調器の一部として機能する単一の伝送モード
位相調節器を表している。
【0015】このような変調器の構成において、キャリ
ア抑制および振幅直線性に必要な両ブリッジの平衡が例
えば半導体ダイオードおよびそれらの寄生素子の不平衡
によって破壊され、変調器の理想的な動作特性から外れ
ることは容易に理解されるであろう、さらに、伝送はあ
る場合に電気的に短い通路7′を介して、また別の場合
には位相遅延通路6′を介して行われる。2つの通路は
また構造的に電気的に等しくないため、グループ遅延は
また2つの通路において等しくなく、別の方法により補
償されなければならない高周波依存性をもたらす。
ア抑制および振幅直線性に必要な両ブリッジの平衡が例
えば半導体ダイオードおよびそれらの寄生素子の不平衡
によって破壊され、変調器の理想的な動作特性から外れ
ることは容易に理解されるであろう、さらに、伝送はあ
る場合に電気的に短い通路7′を介して、また別の場合
には位相遅延通路6′を介して行われる。2つの通路は
また構造的に電気的に等しくないため、グループ遅延は
また2つの通路において等しくなく、別の方法により補
償されなければならない高周波依存性をもたらす。
【0016】供給される変調電圧Um がない場合のキャ
リアUc を抑制する問題は、調節可能な抵抗RR と本発
明の特徴である図1に示された二重変調器1の対称的な
構造とにより解決される。
リアUc を抑制する問題は、調節可能な抵抗RR と本発
明の特徴である図1に示された二重変調器1の対称的な
構造とにより解決される。
【0017】二重変調器1において、2つのキャリア入
力部2′、2″ は0°電力分割器37を介して二重変調器
1の共通のキャリア入力に接続され、キャパシタCk1′
、Ck1″によって直流的に分離される。2つの信号出
力部3′、3″ は例えばプッシュプル変調器1の出力部3
を形成する2次巻線を持つ変成器11のような電力結合
器において結合される。2つの信号入力部4′、4″ は
同じ変調信号を供給され、大きさが等しく符号が逆の変
調電圧Um が2つの信号入力4′、4″ のそれぞれに供
給されるように信号インバータ(示されていない)が2
つの信号入力部4′、4″ の一方の前に設けられる。一
方の変調信号を反転する代りに、信号入力部4′、4″
に対して同じ符号の変調信号を供給しキャリア入力部2
に対する一方の部分変調器1″のダイオード対D1 ″、
D2 ″の極性を他方の部分変調器1′ のダイオード対
D1 ′ 、D2 ′ の極性に関して極性を反対にしてもよ
い。
力部2′、2″ は0°電力分割器37を介して二重変調器
1の共通のキャリア入力に接続され、キャパシタCk1′
、Ck1″によって直流的に分離される。2つの信号出
力部3′、3″ は例えばプッシュプル変調器1の出力部3
を形成する2次巻線を持つ変成器11のような電力結合
器において結合される。2つの信号入力部4′、4″ は
同じ変調信号を供給され、大きさが等しく符号が逆の変
調電圧Um が2つの信号入力4′、4″ のそれぞれに供
給されるように信号インバータ(示されていない)が2
つの信号入力部4′、4″ の一方の前に設けられる。一
方の変調信号を反転する代りに、信号入力部4′、4″
に対して同じ符号の変調信号を供給しキャリア入力部2
に対する一方の部分変調器1″のダイオード対D1 ″、
D2 ″の極性を他方の部分変調器1′ のダイオード対
D1 ′ 、D2 ′ の極性に関して極性を反対にしてもよ
い。
【0018】例えば信号入力部4′における正の変調電
圧Um および信号入力部4″ における負の変調電圧Um
により部分変調器1″の電気的に短い通路7′を介し
て、および部分変調器1″の位相通路6″ および変成器
11を介して、二重変調器1のキャリア入力部2 は変調電
圧Um の振幅にしたがって信号出力部3 と結合される。
信号入力部4′、4″ における変調電圧Um の他がいに
反対の符号により、部分変調器1′ の位相遅延通路6′
および部分変調器1″の電気的に短い通路7′を介して
接続が行れる。
圧Um および信号入力部4″ における負の変調電圧Um
により部分変調器1″の電気的に短い通路7′を介し
て、および部分変調器1″の位相通路6″ および変成器
11を介して、二重変調器1のキャリア入力部2 は変調電
圧Um の振幅にしたがって信号出力部3 と結合される。
信号入力部4′、4″ における変調電圧Um の他がいに
反対の符号により、部分変調器1′ の位相遅延通路6′
および部分変調器1″の電気的に短い通路7′を介して
接続が行れる。
【0019】伝送は常に電気的に短い通路7′、7″ の
一方および位相遅延通路6″ 、6′の一方の両者を介し
て生じる。このようにして部分変調器1′ 、1″の技
術的に不正確な構成による不平衡は補償され、グループ
遅延時間は実質的にいずれの場合にも等しく、二重変調
器1は典型的に無線リンクシステムのキャリア周波数内
において良好な温度安定性および振幅直線性を示し、周
波数の影響を受けない。
一方および位相遅延通路6″ 、6′の一方の両者を介し
て生じる。このようにして部分変調器1′ 、1″の技
術的に不正確な構成による不平衡は補償され、グループ
遅延時間は実質的にいずれの場合にも等しく、二重変調
器1は典型的に無線リンクシステムのキャリア周波数内
において良好な温度安定性および振幅直線性を示し、周
波数の影響を受けない。
【0020】二重変調器1の第1の実施例は図2に示さ
れている。それは図1に示されたものと同じ機能ユニッ
トを有するが、物理的には平面的なマイクロストリップ
技術を使用して構成され、ギガヘルツ範囲の周波数を持
つキャリアUc およびメガヘルツ範囲の周波数を持つ変
調電圧Um 用に設計されている。機能ユニットの配置は
図1のものに対応する。以下、実施例1に特有の機能ユ
ニットだけを詳細に説明する。図1同じ機能ユニットは
同じ符号が付けられている。
れている。それは図1に示されたものと同じ機能ユニッ
トを有するが、物理的には平面的なマイクロストリップ
技術を使用して構成され、ギガヘルツ範囲の周波数を持
つキャリアUc およびメガヘルツ範囲の周波数を持つ変
調電圧Um 用に設計されている。機能ユニットの配置は
図1のものに対応する。以下、実施例1に特有の機能ユ
ニットだけを詳細に説明する。図1同じ機能ユニットは
同じ符号が付けられている。
【0021】二重プッシュプル変調器1は、共通のキャ
リア入力部2 および共通の信号出力部3 を具備した2つ
の部分変調器1′ 、1″を有する。キャリア電圧Uc
はいわゆる“ウィルキンソン(Wilkinson)結合器”12
を介して2つの部分変調器1′ 、1″のキャリア入力
部2′、2″ に供給される。2つのキャリア入力部2′、
2″ はそれぞれウィルキンソン結合器12のキャパシタC
k1′ 、Ck1″によって直流的に分離して結合される。
信号出力部3′、3″ はいわゆる“比率レーリング”の
形態の180°電力結合器50を介して結合される。
リア入力部2 および共通の信号出力部3 を具備した2つ
の部分変調器1′ 、1″を有する。キャリア電圧Uc
はいわゆる“ウィルキンソン(Wilkinson)結合器”12
を介して2つの部分変調器1′ 、1″のキャリア入力
部2′、2″ に供給される。2つのキャリア入力部2′、
2″ はそれぞれウィルキンソン結合器12のキャパシタC
k1′ 、Ck1″によって直流的に分離して結合される。
信号出力部3′、3″ はいわゆる“比率レーリング”の
形態の180°電力結合器50を介して結合される。
【0022】比率レースリング50は部分変調器1′ 、
1″の2つの信号出力部3′、3″ を入力部とし、二重
プッシュプル変調器1の出力部3 を出力部とし、接地に
対しては50オームの接続13を有する。それは部分変調
器1″から現れる変調されたキャリア信号電圧Umcに対
して部分変調器1′ から現れる変調されたキャリア信
号電圧Umcの位相の反復的な180°シフトを実効し、
したがって適切な位相関係でこれらを結合することがで
きる。
1″の2つの信号出力部3′、3″ を入力部とし、二重
プッシュプル変調器1の出力部3 を出力部とし、接地に
対しては50オームの接続13を有する。それは部分変調
器1″から現れる変調されたキャリア信号電圧Umcに対
して部分変調器1′ から現れる変調されたキャリア信
号電圧Umcの位相の反復的な180°シフトを実効し、
したがって適切な位相関係でこれらを結合することがで
きる。
【0023】図において、2つの部分変調器1′ 、
1″はそれぞれ長方形の区域を包囲する4つのストリッ
プ14′ 、14″、15′ 、15″、16′ 、16″、17′ (17
a′、17b′)、17″(17a″ 、17b″ )を有し、ここで
ストリップ14′ 、15′ ;15′ 、16′ 、および16′
、17′ 、の間の3つの外側の隅はストリップ14″、1
5″;15″、16″および16″、17b″ に対応し45°の角
度で切取られている。ストリップ17′ 、17″は中央で
遮断され、2つのストリップセクション17a′、17a″
オヨビ17b′、17b″を有する。キャリア入力部2′、2″
はストリップ14′ 、17a′;14″、17a″ 間の端部に
設けられている。ストリップセクション17a′、17a″
と信号出力部3′、3″ の間には半導体ダイオードD
1 ′ D1 ″がストリップセクション17a′、17a″ から
見てpn方向に設けられ、ストリップセクション17
b′、17b″ と信号出力部3′、3″ の間には半導体ダイ
オードD2 ′ D2 ″がストリップセクション17b′、17
b″ から見てnp方向に設けられている。
1″はそれぞれ長方形の区域を包囲する4つのストリッ
プ14′ 、14″、15′ 、15″、16′ 、16″、17′ (17
a′、17b′)、17″(17a″ 、17b″ )を有し、ここで
ストリップ14′ 、15′ ;15′ 、16′ 、および16′
、17′ 、の間の3つの外側の隅はストリップ14″、1
5″;15″、16″および16″、17b″ に対応し45°の角
度で切取られている。ストリップ17′ 、17″は中央で
遮断され、2つのストリップセクション17a′、17a″
オヨビ17b′、17b″を有する。キャリア入力部2′、2″
はストリップ14′ 、17a′;14″、17a″ 間の端部に
設けられている。ストリップセクション17a′、17a″
と信号出力部3′、3″ の間には半導体ダイオードD
1 ′ D1 ″がストリップセクション17a′、17a″ から
見てpn方向に設けられ、ストリップセクション17
b′、17b″ と信号出力部3′、3″ の間には半導体ダイ
オードD2 ′ D2 ″がストリップセクション17b′、17
b″ から見てnp方向に設けられている。
【0024】ストリップセクション17a′、17a″ およ
び半導体ダイオードD1 ′ D1 ″は電気個的に短い通
路7′、7″ を形成し、ストリップセクション14′ 、1
5′ 、16′ 、ストリップセクション17b′、および半導
体ダイオードD2 ′ 、並びにセクション14″、15″、1
6″、17b″ 、および半導体ダイオードD2 ″は位相遅
延通路6′、6″ を形成し、それによってストリップ1
4、15、16およびセクション17bからストリップセクショ
ン17aの長さを減じたものはキャリアの中心周波数の1
/2波長を有し、それによって180°の位相遅延ライ
ン9′、9″ を構成している。ここでストリップ14′ 、
14″乃至17′ 、17″が方形の区域を囲んでいるが、位
相遅延通路6′、6″ と電気個的に短い通路7′、7″ と
の間の通路長の差がキャリアの中心周波数の波長の1/
2の長さまたはこの1/2波長の奇数倍に対応している
ので、2つの通路間の長さの差は所望する180°の位
相遅延を発生させる。
び半導体ダイオードD1 ′ D1 ″は電気個的に短い通
路7′、7″ を形成し、ストリップセクション14′ 、1
5′ 、16′ 、ストリップセクション17b′、および半導
体ダイオードD2 ′ 、並びにセクション14″、15″、1
6″、17b″ 、および半導体ダイオードD2 ″は位相遅
延通路6′、6″ を形成し、それによってストリップ1
4、15、16およびセクション17bからストリップセクショ
ン17aの長さを減じたものはキャリアの中心周波数の1
/2波長を有し、それによって180°の位相遅延ライ
ン9′、9″ を構成している。ここでストリップ14′ 、
14″乃至17′ 、17″が方形の区域を囲んでいるが、位
相遅延通路6′、6″ と電気個的に短い通路7′、7″ と
の間の通路長の差がキャリアの中心周波数の波長の1/
2の長さまたはこの1/2波長の奇数倍に対応している
ので、2つの通路間の長さの差は所望する180°の位
相遅延を発生させる。
【0025】信号入力部4′、4″ はストリップ15の長
さに関して中心に設けられる。信号出力部3′、3″ に
対称的に信号入力部4′、4″ を位置することが有効で
ある。1つ信号入力部の代わりに2つ以上の信号入力部
を有することも可能である。信号入力部4′、4″ は、
変調電源へキャリアが流入するのを阻止するフィルタ阻
止18′ 、18″、19′ 、19″を具備している。信号出力
部3′、3″ は、変調信号Um 用のライン20′ 、20″を
介して接地電位に結合される。部分変調器1′ 、1″
の制御のために信号入力部4′、4″ に設けられた調節
可能な抵抗RR は図2には示されていない。
さに関して中心に設けられる。信号出力部3′、3″ に
対称的に信号入力部4′、4″ を位置することが有効で
ある。1つ信号入力部の代わりに2つ以上の信号入力部
を有することも可能である。信号入力部4′、4″ は、
変調電源へキャリアが流入するのを阻止するフィルタ阻
止18′ 、18″、19′ 、19″を具備している。信号出力
部3′、3″ は、変調信号Um 用のライン20′ 、20″を
介して接地電位に結合される。部分変調器1′ 、1″
の制御のために信号入力部4′、4″ に設けられた調節
可能な抵抗RR は図2には示されていない。
【0026】例示的な実施例1による二重変調器1は簡
単な平面的マイクロストリップ技術によって構成されて
おり、ダイオードD1 ′ 、D1 ″、D2 ′ 、D2 ″が
取付けられている。
単な平面的マイクロストリップ技術によって構成されて
おり、ダイオードD1 ′ 、D1 ″、D2 ′ 、D2 ″が
取付けられている。
【0027】二重変調器1の第2の例示的な実施例は図
3に示されている。第1の例示的な実施例の二重変調器
1の場合のように、第2の例示的な実施例もまた図1に
示されたものと同じ機能ユニットを有する。したがっ
て、同じ構成素子には同じ参照符号が付けられている。
図3の実施例は物理的にはメガヘルツ範囲のキャリアU
c 用の波長および低い変調信号Um の周波数を持つよう
に構成されている。
3に示されている。第1の例示的な実施例の二重変調器
1の場合のように、第2の例示的な実施例もまた図1に
示されたものと同じ機能ユニットを有する。したがっ
て、同じ構成素子には同じ参照符号が付けられている。
図3の実施例は物理的にはメガヘルツ範囲のキャリアU
c 用の波長および低い変調信号Um の周波数を持つよう
に構成されている。
【0028】二重変調器1は共通の信号出力部3を具備
した2つの部分変調器1′ 、1″を有する。キャリア
Uc は、一方の端子が接点地22に接続され、他方の端子
がキャリア入力部2′、2″ に結合されている発振器21
においてで発生される。発振器21とキャリア入力部
2′、2″ との間にはオートトランス23がある。ここで
発振器21はオートトランス23の中間タップ24に供給さ
れ、2つのコイル25′ 、25″の端部は結合キャパシタ
Ck1′ 、Ck1″を介てキャリア入力部2′、2″ に結合
されている。オートトランス23は図1の0°電力分割器
に対応し、抵抗R21は発振器21の内部抵抗を表してい
る。
した2つの部分変調器1′ 、1″を有する。キャリア
Uc は、一方の端子が接点地22に接続され、他方の端子
がキャリア入力部2′、2″ に結合されている発振器21
においてで発生される。発振器21とキャリア入力部
2′、2″ との間にはオートトランス23がある。ここで
発振器21はオートトランス23の中間タップ24に供給さ
れ、2つのコイル25′ 、25″の端部は結合キャパシタ
Ck1′ 、Ck1″を介てキャリア入力部2′、2″ に結合
されている。オートトランス23は図1の0°電力分割器
に対応し、抵抗R21は発振器21の内部抵抗を表してい
る。
【0029】信号出力部3′、3″ は、図1の変成器11
として機能する変成器27の主巻線26の2つのコイル端部
に結合される。この変成器27の2次巻線のコイル端部は
プッシュプル変調器1の信号出力部3 を表す。信号出力
部3 における変調電圧Um を抑制するために、高インピ
ーダンスの並列共振回路29′ 、29″が1次巻線26のコ
イル端部と変調されたキャリア信号電圧Umc用の信号出
力部3′、3″ との間にそれぞれ設けられている。
として機能する変成器27の主巻線26の2つのコイル端部
に結合される。この変成器27の2次巻線のコイル端部は
プッシュプル変調器1の信号出力部3 を表す。信号出力
部3 における変調電圧Um を抑制するために、高インピ
ーダンスの並列共振回路29′ 、29″が1次巻線26のコ
イル端部と変調されたキャリア信号電圧Umc用の信号出
力部3′、3″ との間にそれぞれ設けられている。
【0030】2つの部分変調器1′ 、1″はそれぞれ
位相遅延通路6′、6″ および電気的に短い通路7′、
7″ を有する、位相遅延通路6′、6″ はオートトラン
ス30′ 、30″および半導体ダイオードD2 ′ 、D2 ″
を有する。オートトランス30′ 、30″は、キャリアの
位相を180°反転させる位相遅延ライン9 を表わす。
電気的に短い通路7′、7″ は半導体ダイオードD1 ′
、D1 ″を有する。ダイオードの極性は図2に示した
実施例1のものに対応している。
位相遅延通路6′、6″ および電気的に短い通路7′、
7″ を有する、位相遅延通路6′、6″ はオートトラン
ス30′ 、30″および半導体ダイオードD2 ′ 、D2 ″
を有する。オートトランス30′ 、30″は、キャリアの
位相を180°反転させる位相遅延ライン9 を表わす。
電気的に短い通路7′、7″ は半導体ダイオードD1 ′
、D1 ″を有する。ダイオードの極性は図2に示した
実施例1のものに対応している。
【0031】変調信号は、信号出力部3′、3″ とタッ
プ33′ 、33″との間に配置された発振器34′ 、34″に
おいて発生され、出力部3′、3″ に供給され、また並
列共振回路35′ 、35″を介してタップ33′ 、33″に結
合されるる。抵抗R34′ 、R34″は発振器34′ 、34″
の内部抵抗を表している。並列共振回路35′ 、35″は
キャリアUc 用の高インピーダンスを有する。
プ33′ 、33″との間に配置された発振器34′ 、34″に
おいて発生され、出力部3′、3″ に供給され、また並
列共振回路35′ 、35″を介してタップ33′ 、33″に結
合されるる。抵抗R34′ 、R34″は発振器34′ 、34″
の内部抵抗を表している。並列共振回路35′ 、35″は
キャリアUc 用の高インピーダンスを有する。
【0032】オートトランス30′ 、30″の2つの巻線
セクション31′ 、32′ ;31″、32″および2つの半導
体ダイオードD1 ′ 、D1 ″;D2 ′ 、D2 ″は、ホ
イートストンブリッジとして動作し、それによって供給
される変調電圧Um がない限り、信号出力部3′、3″
とタップ33′ 、33″との間において平衡状態とされて
いる。しかしながら、変調電圧Um が供給された場合、
ブリッジの平衡は消滅し、変調されたキャリア電圧Umc
は出力部3′、3″ に供給される。
セクション31′ 、32′ ;31″、32″および2つの半導
体ダイオードD1 ′ 、D1 ″;D2 ′ 、D2 ″は、ホ
イートストンブリッジとして動作し、それによって供給
される変調電圧Um がない限り、信号出力部3′、3″
とタップ33′ 、33″との間において平衡状態とされて
いる。しかしながら、変調電圧Um が供給された場合、
ブリッジの平衡は消滅し、変調されたキャリア電圧Umc
は出力部3′、3″ に供給される。
【0033】オートトランス30′ 、30″は厳密に理想
的な特性を有することは困難であるから、キャリアU0
の位相には実際には180°の反転にはならず、変調電
圧Um がないときにも出力部3′、3″ において全キャ
リア電圧抑制を妨げる特定の位相エラーが生じる。この
残留キャリア電圧は、2つの部分変調器1′ 、1″の
同じ対照的な配列によってほとんど抑制される。
的な特性を有することは困難であるから、キャリアU0
の位相には実際には180°の反転にはならず、変調電
圧Um がないときにも出力部3′、3″ において全キャ
リア電圧抑制を妨げる特定の位相エラーが生じる。この
残留キャリア電圧は、2つの部分変調器1′ 、1″の
同じ対照的な配列によってほとんど抑制される。
【0034】図4は、140mbpsのビット率周波数に対
する既知の16QAM変調器49(直角振幅変調)の概略図
を示す。それは第1の二重変調器40がI成分用の信号を
出力部し、第2の二重変調器41がQ成分用の信号を出力
する2つの二重変調器40、41から本質的に構成されてい
る。2つの素子は電力結合器42において直交するように
結合されている。
する既知の16QAM変調器49(直角振幅変調)の概略図
を示す。それは第1の二重変調器40がI成分用の信号を
出力部し、第2の二重変調器41がQ成分用の信号を出力
する2つの二重変調器40、41から本質的に構成されてい
る。2つの素子は電力結合器42において直交するように
結合されている。
【0035】電力結合器43は16QAM変調器49の出力を
形成する。キャリアUc はいわゆる“ウィルキンソン結
合器”45を介して2つの変調器40、41のキャリア入力部
2 に供給される。IまたはQ成分用の変調器信号はそれ
ぞれ2つの二重変調器40、41の信号入力部46、47に供給
され、それによって各場合に同じ量であるが、符号が反
対の変調信号Um がIまたはQ成分用の二重変調器40、
41に供給される。
形成する。キャリアUc はいわゆる“ウィルキンソン結
合器”45を介して2つの変調器40、41のキャリア入力部
2 に供給される。IまたはQ成分用の変調器信号はそれ
ぞれ2つの二重変調器40、41の信号入力部46、47に供給
され、それによって各場合に同じ量であるが、符号が反
対の変調信号Um がIまたはQ成分用の二重変調器40、
41に供給される。
【0036】半導体ダイオードD1 ′ 、D1 ″;D
2 ′ 、D2 ″として特に適切なのは、例えばピンダイ
オードより短い遅延時間を有するショットキダイオード
である。ダイオードの温度依存性はブリッジ回路におけ
る対として構成された配列により補償される。ダイオー
ド中の構造に関係する相違は例えば信号入力部での調節
可能な抵抗を介するdc電圧の供給によって平衡をされ
なければならず、したがってキャリア抑制は最適化され
なければならない。分離した抵抗は、変調電圧Um が供
給されないときにブリッジ平衡するように調節される。
2 ′ 、D2 ″として特に適切なのは、例えばピンダイ
オードより短い遅延時間を有するショットキダイオード
である。ダイオードの温度依存性はブリッジ回路におけ
る対として構成された配列により補償される。ダイオー
ド中の構造に関係する相違は例えば信号入力部での調節
可能な抵抗を介するdc電圧の供給によって平衡をされ
なければならず、したがってキャリア抑制は最適化され
なければならない。分離した抵抗は、変調電圧Um が供
給されないときにブリッジ平衡するように調節される。
【0037】記載された変調器1はまた送信ミキサまた
は受信ミキサ(示されていない)として動作される。前
記第1の実施例の変調器1の適用は送信ミキサの一例と
して使用される。前記第1の実施例に示された信号入力
部4′および4″ がここにおいて変換される周波数を持
つ信号の結合のために設けられている。図2に示されて
いるように、キャリア入力部2″ に関するダイオード対
D1 ′ 、D2 ′ の極性がダイオードD1 ″、D2 ″の
ものに整合するとき、変換される周波数を持つ信号は2
つの信号入力の一方において反転されなければならな
い。キャリア入力部2″ に関するダイオード対D1 ′
、D2 ′ の極性がダイオード対D1 ″、D2 ″のもの
に整合しない場合、2つの信号入力は直接互いに結合さ
れることができる。
は受信ミキサ(示されていない)として動作される。前
記第1の実施例の変調器1の適用は送信ミキサの一例と
して使用される。前記第1の実施例に示された信号入力
部4′および4″ がここにおいて変換される周波数を持
つ信号の結合のために設けられている。図2に示されて
いるように、キャリア入力部2″ に関するダイオード対
D1 ′ 、D2 ′ の極性がダイオードD1 ″、D2 ″の
ものに整合するとき、変換される周波数を持つ信号は2
つの信号入力の一方において反転されなければならな
い。キャリア入力部2″ に関するダイオード対D1 ′
、D2 ′ の極性がダイオード対D1 ″、D2 ″のもの
に整合しない場合、2つの信号入力は直接互いに結合さ
れることができる。
【0038】同じことは受信側で画像抑制ミキサとし
て、および送信側で単一サイドバンドミキサとして動作
されることができるミキサとして16QAM変調器49を適
用することに関しても言える。しかしながら、この場合
には2つの結合ブランチIおよびQを使用することによ
り90°電力結合器を介しそれらを互いに結合すること
が必要である。
て、および送信側で単一サイドバンドミキサとして動作
されることができるミキサとして16QAM変調器49を適
用することに関しても言える。しかしながら、この場合
には2つの結合ブランチIおよびQを使用することによ
り90°電力結合器を介しそれらを互いに結合すること
が必要である。
【0039】ミキサとして変調器を適用することは原理
的に知られており、したがって、ここで詳しく説明する
必要はない。
的に知られており、したがって、ここで詳しく説明する
必要はない。
【図1】本発明による二重変調器の概略図。
【図2】高いキャリア周波数に対してマイクロストリッ
プ技術で構成された二重変調器の第1の実施例。
プ技術で構成された二重変調器の第1の実施例。
【図3】低いキャリア周波数に対してディスクリートな
素子により構成された二重変調器の第2の実施例。
素子により構成された二重変調器の第2の実施例。
【図4】16QAM変調器の概略図。
1′ ,1″…部分変調器、39′ ,39″…位相遅延ライ
ン。
ン。
Claims (11)
- 【請求項1】 変調信号によってキャリアを変調して変
調されたキャリア信号を生成する変調器において、 変調器が信号に関してプッシュプル動作する2個の部分
変調器から構成された二重変調器として構成され、 各部分変調器は、 それぞれ1つのキャリア入力部と、1つの信号入力部
と、1つの信号出力部と、 キャリア入力部と信号出力部との間に並列に接続されて
いる電気的に短いパスと、位相遅延ラインを含む位相遅
延パスと、 それら電気的に短いパスと、位相遅延パスとにそれぞれ
直列に接続されている2個の非直線半導体素子とを具備
し、 位相遅延パスにおける遅延が電気的に短いパスにおける
キャリアの位相に比較してほぼ180°または180°
の奇数倍の位相シフトを与えるように位相遅延パスの位
相遅延ラインによる遅延量が選択され、 2個の非直線半導体素子がキャリアに関して一致した動
作ができるように、キャリアの伝播方向を基準にして電
気的に短いパスに接続された非直線半導体素子と位相遅
延ラインに接続された非直線半導体素子とは互いに反対
極性で接続されており、 前記信号入力部が前記位相遅延パスに結合され、 2個の部分変調器の各キャリア入力部は互いに結合さ
れ、 さらに、2個の部分変調器の各信号出力部からの互いに
180°位相が異なっている変調されたキャリア信号電
圧のスカラー加算を行う手段を具備していることを特徴
とする変調器。 - 【請求項2】 非直線半導体素子がダイオードであり、 キャリア入力に対する一方の部分変調器のダイオード対
の極性が他方の部分変調器のダイオードの極性に一致
し、 符号が逆の同じ信号が信号入力に供給されることを特徴
とする請求項1記載の変調器。 - 【請求項3】 非直線半導体素子がダイオードであり、 キャリア入力に関する一方の部分変調器のダイオード対
の極性が他方の部分変調器のダイオードの極性と逆であ
り、 同じ符号の同じ信号が信号入力に供給されることを特徴
とする請求項1記載の変調器。 - 【請求項4】 位相遅延ラインは、キャリアの中心波長
のλ/2の長さを有するマイクロストリップ技術によっ
て形成された導体であることを特徴とする請求項1記載
の変調器。 - 【請求項5】 位相遅延ラインはオートトランスの2つ
の部分巻線から構成され、信号入力はオートトランスの
タップと部分変調の出力との間に供給されることを特徴
とする請求項1記載の変調器。 - 【請求項6】 スカラー加算用のメカニズムは、部分変
調器の出力と二重変調器の出力との間に設けられた18
0°結合器であることを特徴とする請求項4記載の変調
器。 - 【請求項7】 キャリアの位相をシフトするメカニズム
は二重変調器のキャリア入力と部分変調器のキャリア入
力との間に設けられたオートトランスであり、タップは
二重変調器のキャリア入力に結合され、コイル端部は部
分変調器のキャリア入力に結合されていることを特徴と
する請求項5記載の変調器。 - 【請求項8】 部分変調器の各信号入力は部分変調器を
平衡するように調節可能な抵抗と共に配列されているこ
とを特徴とする請求項1記載の変調器。 - 【請求項9】 非直線変動体素子はショットキダイオー
ドであることを特徴とする請求項1記載の変調器。 - 【請求項10】 部分変調器は振幅直線位相調節器とし
て構成されていることを特徴とする請求項1記載の変調
器。 - 【請求項11】 ミキサとして構成されていることを特
徴とする請求項1乃至10のいずれか1項記載の変調
器。
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE3941281 | 1989-12-14 | ||
DE4028370.4 | 1990-09-07 | ||
DE3941281.4 | 1990-09-07 | ||
DE4028370A DE4028370A1 (de) | 1989-12-14 | 1990-09-07 | Modulator- und mischstufe |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04100458A JPH04100458A (ja) | 1992-04-02 |
JP2856921B2 true JP2856921B2 (ja) | 1999-02-10 |
Family
ID=25887969
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2410128A Expired - Lifetime JP2856921B2 (ja) | 1989-12-14 | 1990-12-13 | 変調器およびミキサ |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5153536A (ja) |
EP (1) | EP0432674B1 (ja) |
JP (1) | JP2856921B2 (ja) |
AT (1) | ATE127989T1 (ja) |
DE (2) | DE4028370A1 (ja) |
ES (1) | ES2080097T3 (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB9026037D0 (en) * | 1990-11-30 | 1991-01-16 | Marconi Gec Ltd | Motion detector unit |
FI90165C (fi) * | 1991-12-13 | 1993-12-27 | Nokia Mobile Phones Ltd | I/q-modulator och demodulator |
US5450044A (en) * | 1993-04-14 | 1995-09-12 | Acrodyne Industries, Inc. | Quadrature amplitude modulator including a digital amplitude modulator as a component thereof |
US5469127A (en) * | 1992-08-04 | 1995-11-21 | Acrodyne Industries, Inc. | Amplification apparatus and method including modulator component |
GB2281830B (en) * | 1993-09-11 | 1998-08-12 | Nokia Mobile Phones Ltd | I/q-modulator and i/q-demodulator |
GB2282287B (en) * | 1993-09-25 | 1998-01-28 | Nokia Mobile Phones Ltd | A mixer |
DE19739478C2 (de) * | 1997-01-09 | 2002-08-14 | Agilent Technologies Inc | Schaltung zum Reduzieren des Übersprechens eines Lokaloszillatorsignals auf eine Zwischenfrequenzschaltungsanordnung |
US7369624B2 (en) * | 2004-06-01 | 2008-05-06 | Orbital Sciences Corp. | Carrier suppression type modulator with encoded modulating signals |
DE102004054761B4 (de) * | 2004-11-12 | 2009-04-09 | Rohde & Schwarz Gmbh & Co. Kg | PIN-Dioden-Pulsmodulator |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5563106A (en) * | 1978-11-06 | 1980-05-13 | Hitachi Ltd | Mixer circuit |
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JPS58173906A (ja) * | 1982-04-06 | 1983-10-12 | Fujitsu Ltd | 周波数変換器 |
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