JP2856732B2 - 磁気共鳴イメージング装置 - Google Patents

磁気共鳴イメージング装置

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JP2856732B2
JP2856732B2 JP62038827A JP3882787A JP2856732B2 JP 2856732 B2 JP2856732 B2 JP 2856732B2 JP 62038827 A JP62038827 A JP 62038827A JP 3882787 A JP3882787 A JP 3882787A JP 2856732 B2 JP2856732 B2 JP 2856732B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上利用分野) 本発明は磁気共鳴(MR;magnetic resonance)現象を
用いて被検体のMR像を得る磁気共鳴イメージング装置に
係り、特に体動によるアーチファクトの低減を図ったも
のに関する。 (従来の技術) 磁気共鳴イメージング装置(以下MRI装置と称する)
は、被検体の所望部位に一様な静磁場を印加し、この静
磁場と直角方向にRF磁場を形成する送信用RFコイルによ
って、断層像を得る特定のスライス部分のみに磁場共鳴
現象を生じさせ、さらにRF磁場の解除後に原子核から発
生する磁気共鳴信号(以下MR信号と称する)を受信用RF
コイルによって検出するようにしたもので、静磁場に
X′軸方向(X軸からθ゜回転した座標系)に対して直
線的な傾斜を持つ線型磁場勾配を作用させて合成MR信号
を得、この信号をフーリェ変換することによりMR像を形
成することができる。 ところで、MR信号受信にサーフェイスコイル(表面コ
イルとも称される)を使用する場合がある。このサーフ
ェイスコイルは、コイル近傍域の MR信号に対して非常に感度が高いが、コイルから離れ
るに従って急激に感度が低下する性質を有し、この性質
は被検体の脊髄関係のイメージングにおいて効果的であ
る。すなわち、被検体の背面にサーフェイスコイルを配
置して脊髄関係のイメージングを行う場合、上記の性質
により、脊髄関係のMR信号受信レベルは高く、逆に心臓
や腹部表面付近等の動きのある部位のMR信号受信レベル
は低くなるため、心臓,腹部表面付近等の動きに起因す
るアーチファクトが低減され、診断上良好なMR像が得れ
らる。 (発明が解決しようとする問題点) しかしながら、サーフェイスコイルの大きさによって
その感度特性が異なり、また、被検体の大きさによって
背面から心臓あるいは腹部表面付近までの距離が異なる
ため、必ずしも良好なMR像が得られるとは限らず、とき
にはアーチファクトによって診断能が著しく低下すると
いう問題点を生じている。 そこで本発明は上記の欠点を除去するもので、被検体
内組織の動きに起因するアーチファクトを適確に除去す
ることができるMRI装置の提供を目的としている。 [発明の構成] (問題点を解決するための手段) 上記課題を解決するため、本願発明に係る磁気共鳴イ
メージング装置は、撮影領域に静磁場を生成する静磁場
発生手段と、該撮影領域に傾斜磁場を生成する傾斜磁場
発生手段と、該撮影領域に高周波磁場を印加すると共に
該撮影領域から発生する磁場共鳴信号を受信する励起・
検出コイルと、所定シーケンスに従って前記傾斜磁場発
生手段及び励起・検出コイルを駆動する制御手段とを備
えることにより被検体の所望スライス面の磁気共鳴情報
を得る磁気共鳴イメージング装置において、前記制御手
段は、アーチファクトの原因となる前記被検体の体動を
有する領域であって且つ前記スライス面に交差する領域
を選択励起すべく所定の傾斜磁場下で高周波磁場パルス
を印加するよう前記傾斜磁場発生手段及び励起・検出コ
イルを駆動する手段と、この手段により選択励起された
該領域からの磁気共鳴信号の発生を抑制するため傾斜磁
場の磁場強度を急激に高めるよう前記傾斜磁場発生手段
を駆動する手段と、この手段により該領域に傾斜磁場が
印加された後に該スライス面を高周波磁場パルスにより
選択励起して該スライス面のデータを収集すべく前記傾
斜磁場発生手段及び励起・検出コイルを駆動する手段
と、を具備することを特徴とするものである。 (作 用) 本発明はこのように構成されているので、体動アーチ
ファクトを効果的に抑制することができ、診断上良好な
磁気共鳴画像を得ることができる。 (実施例) 第1図は本発明の一実施例のブロック図である。 マグネットアセンブリ1は、この内部に挿入された被
検体に一定強度の主磁場を印加する静磁場コイル2(静
磁場発生手段)と、被検体にx方向,y方向及びz方向の
傾斜磁場を印加する傾斜磁場コイル3(傾斜磁場発生手
段)と、原子核のスピンを励起するための高周波パルス
を与える励起コイル4と、被検体内からの磁気共鳴信号
を検出するための検出コイル5とを備えている。励起コ
イル4と検出コイル5とで高周波手段を構成している。 データ処理計算機11は、表示装置12と、制御手段たる
コントローラ13とに接続される。コントローラ13は、傾
斜磁場制御回路14とゲート回路17とに接続される。傾斜
磁場制御回路15は、傾斜磁場コイル3に接続される。高
周波発振器16は、ゲート回路17に接続される。ゲート回
路17は電力増幅器18に接続される。電力増幅器18は励起
コイル4に接続される。検出コイル5はプリアンプ19に
接続される。プリアンプ19は位相検波回路20に接続され
る。位相検波回路20は波形メモリ21に接続される。波形
メモリ21はデータ処理計算機11に接続される。 コントローラ13は、MR信号の観測データを収集するた
めのタイミング信号を発生し、傾斜磁場駆動回路14及び
ゲート回路17の動作を制御することで、傾斜磁場GS,GE,
GRや高周波パルスRFの発生シーケンスを制御する。特に
このコントローラ13は、後に詳述するように、MR像を得
る所望スライス面に交差し且つ所定の厚みを有する領域
を90゜パルスで選択励起した後に該領域の横磁化成分を
消去(磁気共鳴信号の発生を抑制)し、その後にデータ
収集のための所定のパルスシーケンスを実行するように
なっており、このコントローラ13が本発明における制御
手段の一例である。 傾斜磁場制御手段14は、傾斜磁場コイル3の電流を制
御し、被検体に傾斜磁場を印加する。 静磁場制御回路15は、静磁場コイル2の供給電流を制
御し、被検体に静磁場H0を印加する。 高周波発振器16はコントローラ13により周波数が制御
された高周波信号を発生する。ゲート回路17は、コント
ローラ13からのタイミング信号により、高周波発振器16
の出力した高周波信号を変調し、高周波パルスを生成す
る。電力増幅器18は、ゲート回路17の出力した高周波パ
ルスを電力増幅し、励起コイル4に供給する。 プリアンプ19は、検出コイル5からの磁気共鳴信号を
増幅する。位相検波回路20は、この増幅された磁気共鳴
信号を位相検波する。波形メモリ21は、位相検波された
波形信号を記憶する。 データ処理計算機11は、コントローラ13の動作の制
御、コントローラ13からの時間情報の受信及び波形メモ
リ21からの読出しを行い、観測された磁気共鳴による信
号処理を行う。また、データ処理計算機11は、操作者に
対する操作の指示を、表示装置12に表示することもでき
る。 次に第2図及び第3図を参照して前記装置の動作を説
明する。ここで第2図は前記装置において実行されるパ
ルスシーケンスの一例を示すタイミング図であり、第3
図は被検体Pのサジタル像を得る場合のスキャンフォー
マットを示す図である。 先ず、被検体の特定位置における断層像を得るため
に、静磁場制御回路15を介して静磁場コイル2に電流を
流して図示z軸方向に均一な静磁場H0を与える。これに
より磁化がz軸方向に向う。 次に、第3図に示すように所望スライス面30と直交す
る領域31を励起するために、搬送周波数f1で周波数帯域
Δf1を有する選択励起パルス(90゜パルス)を印加す
る。このとき同時にスライス用として領域磁場GEを付与
する。GEは通常のパルスシーケンスでは位相エンコーデ
ィング用にのみ使用するが、ここではスライス用として
積極的に使用している。これにより、領域31が特定され
る。ここで上記傾斜磁場GEは通常の強さを有するスライ
ス用磁場をある時間τだけ加えた後にスライス終了後
はより大きな強度の磁場33を所定時間τ加える。後半
の磁場33はスポイラーと称されるものであり、これによ
り領域31の横磁化成分が分散され、横方向成分が消える
ことになる。 以上の前処理の後に、通常のパルスシーケンスに従
い、所望スライス面30の選択励起を行い、該スライス面
30よりのMR信号を収集する。ここでは、パルスエコー法
により、該スライス面30のMR信号収集を行うようにして
いる。すなわち、周波数帯域Δf0で搬送周波数f0の選択
励起パルス(90゜パルス),スライス用傾斜磁場Gsを印
加することで所望スライス面30を特定し、位相エンコー
ド用傾斜磁場GE,読み出し用傾斜磁場GR,180゜パルスの
印加によりスライス面30の1ライン分のエコーデータが
得られる。そして、位相エンコード用傾斜磁場GEの強度
(又は印加時間)を変えながら、すなわち、位相エンコ
ーディングにより必要なデータを収集し、これを基にMR
像を再構成することができる。エコーデータ検出は検出
コイル5によって行われ、検出されたデータはプリアン
プ19を介して位相検波回路20に取り込まれ、ここでスペ
クトルの分析が行われ、この分析結果に基づいて計算機
11で画像が再構成される。 この再構成像(ここではサジタル像)においては、予
め領域31を90゜パルスで選択励起した後に該領域31の横
磁化成分を消去するようにしているため、該領域31とス
ライス面30との交差領域中に例えば心臓や腹部表面など
の動く組織が含まれていても、この組織からのMR信号は
検出されないから、少なくとも当該組織の動きに起因す
るアーチファクトは生じない。従って、サーフェイスコ
イル等を被検体Pの背面に配置して脊髄40を含むMR像
(サジタル像)を得る場合にサーフェイスコイルの感度
特性や被検体Pの大きさ等にかかわらず、アーチファク
トのない良好なMR像が得られ、診断能の向上を図ること
ができる。 以上は被検体Pのサジタル像を得る場合であるが、ア
キシャル像を得る場合でも上記と同様にアーチファクト
防止を図ることができる。すなわち、第4図に示すよう
に、MR像を得る所望のアキシャルスライス面30′に交差
し且つ所望の厚みを有する領域31′を予め選択励起し、
スポイラーパルスでこの領域31′の横磁化成分を消去
し、その後に、スライス面30′のデータ収集を行えばよ
い。 このように本発明は、MR信号受信用としてのサーフェ
イスコイルを被検体の背面に配置して脊髄撮影を行う場
合に極めて有効であるが、本発明は上記実施例に限定さ
れない。例えばMR信号受信用として他の受信コイルを使
用することもでき、また脊髄以外の部位を撮影する場合
でも、被検体内組織の動きに起因するアーチファクトを
適確に防止できる。 尚、GS,GE,GRのうちいずれをスポイラーパルスに使用
するかは、撮影スライス面や撮影対象部位などを考慮し
て適宜に決定することができる。 [発明の効果] 以上詳述したように本発明によれば、被検体内組織の
動きに起因するアーチファクトを適確に除去することが
できるMRI装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例を示すブロック図、第2図は
そのパルスシーケンスの一例を示すタイミング図、第3
図及び第4図はその動作説明のためのスキャンフォーマ
ット図である。 4……励起コイル、5……検出コイル、 13……コントローラ(制御手段)。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.撮影領域に静磁場を生成する静磁場発生手段と、 該撮影領域に傾斜磁場を生成する傾斜磁場発生手段と、 該撮影領域に高周波磁場を印加すると共に該撮影領域か
    ら発生する磁場共鳴信号を受信する励起・検出コイル
    と、 所定シーケンスに従って前記傾斜磁場発生手段及び励起
    ・検出コイルを駆動する制御手段と を備えることにより被検体の所望スライス面の磁気共鳴
    情報を得る磁気共鳴イメージング装置において、 前記制御手段は、 アーチファクトの原因となる前記被検体の体動を有する
    領域であって且つ前記スライス面に交差する領域を選択
    励起すべく所定の傾斜磁場下で高周波磁場パルスを印加
    するよう前記傾斜磁場発生手段及び励起・検出コイルを
    駆動する手段と、 この手段により選択励起された該領域からの磁気共鳴信
    号の発生を抑制するため傾斜磁場の磁場強度を急激に高
    めるよう前記傾斜磁場発生手段を駆動する手段と、 この手段により該領域に傾斜磁場が印加された後に該ス
    ライス面を高周波磁場パルスにより選択励起して該スラ
    イス面のデータを収集すべく前記傾斜磁場発生手段及び
    励起・検出コイルを駆動する手段と、 を具備するものであることを特徴とする磁気共鳴イメー
    ジング装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58223048A (ja) * 1982-06-21 1983-12-24 Toshiba Corp 磁気共鳴励起領域選択方法、および、該方法が実施し得る磁気共鳴イメージング装置
JPH0620435B2 (ja) * 1985-09-25 1994-03-23 株式会社日立メディコ 核磁気共鳴イメージング装置
JPS62207447A (ja) * 1986-03-07 1987-09-11 横河メディカルシステム株式会社 Nmrイメ−ジングにおける選択励起方法

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