JP2856633B2 - 冗長装置 - Google Patents
冗長装置Info
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- JP2856633B2 JP2856633B2 JP5128669A JP12866993A JP2856633B2 JP 2856633 B2 JP2856633 B2 JP 2856633B2 JP 5128669 A JP5128669 A JP 5128669A JP 12866993 A JP12866993 A JP 12866993A JP 2856633 B2 JP2856633 B2 JP 2856633B2
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- signal
- selection
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- input
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は冗長装置に関し、特に
処理モジュール(例えば、処理ボード、処理ユニットな
ど)が2以上に冗長構成されているものに関する。
処理モジュール(例えば、処理ボード、処理ユニットな
ど)が2以上に冗長構成されているものに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子装置の信頼性を高めるために
いろいろな構成が実現されている。例えば、ある通信装
置において、装置内の各処理モジュールや処理ボードな
どの故障率(MTBF:Mean Time Betw
een Failure)などを算出して、故障率の高
いモジュールやボードを2重化冗長構成とすることで、
装置の故障率を低くし、信頼性を増すことなどが一般に
行われている。
いろいろな構成が実現されている。例えば、ある通信装
置において、装置内の各処理モジュールや処理ボードな
どの故障率(MTBF:Mean Time Betw
een Failure)などを算出して、故障率の高
いモジュールやボードを2重化冗長構成とすることで、
装置の故障率を低くし、信頼性を増すことなどが一般に
行われている。
【0003】また、対象とする装置が運用上、動作断と
なることが許されない場合も、処理モジュールやボード
などを少なくとも2重化以上の冗長構成を取ることが行
われている。そして、運用上、現用は1処理モジュール
又は1処理ボードを使用し、障害が生じた場合は、予備
系のいずれかの処理モジュール又は処理ボードに切り替
えて継続して動作させる。この様に切り替えさせること
によって、運用上、あたかも、障害が無かったかの様に
動作を停止させることなく、運用を連続的に行うことが
できた。
なることが許されない場合も、処理モジュールやボード
などを少なくとも2重化以上の冗長構成を取ることが行
われている。そして、運用上、現用は1処理モジュール
又は1処理ボードを使用し、障害が生じた場合は、予備
系のいずれかの処理モジュール又は処理ボードに切り替
えて継続して動作させる。この様に切り替えさせること
によって、運用上、あたかも、障害が無かったかの様に
動作を停止させることなく、運用を連続的に行うことが
できた。
【0004】例えば、図2は、従来例の2重化装置の一
例の機能ブロック図である。この図2において、この2
重化装置において、基本クロックを発生するパッケージ
が2重化されている。即ち、この装置からの抜き挿しが
可能な、0系クロック発生パッケージ10と、1系クロ
ック発生パッケージ20とが備えられている。そして、
両方のパッケージ10、20は、同じ周波数のクロック
を出力するもので、回路構成も同じ構成としている。
例の機能ブロック図である。この図2において、この2
重化装置において、基本クロックを発生するパッケージ
が2重化されている。即ち、この装置からの抜き挿しが
可能な、0系クロック発生パッケージ10と、1系クロ
ック発生パッケージ20とが備えられている。そして、
両方のパッケージ10、20は、同じ周波数のクロック
を出力するもので、回路構成も同じ構成としている。
【0005】そして、この様にクロック発生パッケージ
を2重化したのは、この装置内において、各処理パッケ
ージへのクロック供給の断によって、装置の動作が停止
することを、事実上皆無にさせ、装置の信頼性を高める
ためである。
を2重化したのは、この装置内において、各処理パッケ
ージへのクロック供給の断によって、装置の動作が停止
することを、事実上皆無にさせ、装置の信頼性を高める
ためである。
【0006】そして、0系クロック発生パッケージ10
の出力クロックは、この装置からの抜き挿しが可能な被
制御部8に内蔵されているバッファ47を介してセレク
タ46のA1入力に与えられている。また、1系クロッ
ク発生パッケージ20の出力クロックも被制御部8のバ
ッファ48を介してセレクタ46のB1入力に与えられ
ている。
の出力クロックは、この装置からの抜き挿しが可能な被
制御部8に内蔵されているバッファ47を介してセレク
タ46のA1入力に与えられている。また、1系クロッ
ク発生パッケージ20の出力クロックも被制御部8のバ
ッファ48を介してセレクタ46のB1入力に与えられ
ている。
【0007】そして、この2重化装置に対する電力供給
が開始された時点(初期状態)においては、現用系とし
て、0系クロック発生パッケージ10の出力クロックを
セレクタ46で選択させ、この2重化装置内部の、この
装置からの抜き挿しが可能な各処理パッケージに供給さ
れる様に構成している。
が開始された時点(初期状態)においては、現用系とし
て、0系クロック発生パッケージ10の出力クロックを
セレクタ46で選択させ、この2重化装置内部の、この
装置からの抜き挿しが可能な各処理パッケージに供給さ
れる様に構成している。
【0008】つまり、セレクタ46の制御入力C1にお
いて、ラッチ451からの信号が論理1(ハイレベル)
信号である場合には入力A1に与えられている0系のク
ロックを出力D1から出力し得る様に監視制御部7及び
被制御部8を動作させる。
いて、ラッチ451からの信号が論理1(ハイレベル)
信号である場合には入力A1に与えられている0系のク
ロックを出力D1から出力し得る様に監視制御部7及び
被制御部8を動作させる。
【0009】即ち、初期状態(電力投入時)において、
0系のクロックを現用とし得る様にさせるため、この装
置からの抜き挿しが可能な監視制御部7において、トグ
ル(単極双投)スイッチSW1をb側(0系選択)に設
定する。この様にスイッチSW1をb側に設定すること
によって、切替信号入力回路34のNOT回路341と
セレクタ343の入力A1とに対してハイレベル(論理
1)信号を与えている。
0系のクロックを現用とし得る様にさせるため、この装
置からの抜き挿しが可能な監視制御部7において、トグ
ル(単極双投)スイッチSW1をb側(0系選択)に設
定する。この様にスイッチSW1をb側に設定すること
によって、切替信号入力回路34のNOT回路341と
セレクタ343の入力A1とに対してハイレベル(論理
1)信号を与えている。
【0010】初期動作(パワーオン時の動作) そし
て、初期状態(電力投入時)においては、監視制御部7
のパワーオンリセット回路31が、電力投入の最初の数
百msec程度の期間、パワーオンリセット信号を論理
0(ロウレベル)で出力し、NOT回路36に与える。
そして、NOT回路36は、論理レベル反転を行って、
論理1(ハイレベル)信号を出力し、セレクタ342、
343の制御入力C1に与える。
て、初期状態(電力投入時)においては、監視制御部7
のパワーオンリセット回路31が、電力投入の最初の数
百msec程度の期間、パワーオンリセット信号を論理
0(ロウレベル)で出力し、NOT回路36に与える。
そして、NOT回路36は、論理レベル反転を行って、
論理1(ハイレベル)信号を出力し、セレクタ342、
343の制御入力C1に与える。
【0011】そして、このセレクタ342及び343の
機能は、図3を参照しながら説明する。セレクタ34
2、343には、信号入力A1と信号入力B1と制御入
力C1と信号出力D1とがある。そして、制御入力C1
に論理1(ハイレベル)信号を与えると、信号入力A1
と信号出力D1とを接続状態にさせる。そして、制御入
力C1に論理0(ロウレベル)信号を与えると、信号入
力B1と信号出力D1とを接続状態にさせる。
機能は、図3を参照しながら説明する。セレクタ34
2、343には、信号入力A1と信号入力B1と制御入
力C1と信号出力D1とがある。そして、制御入力C1
に論理1(ハイレベル)信号を与えると、信号入力A1
と信号出力D1とを接続状態にさせる。そして、制御入
力C1に論理0(ロウレベル)信号を与えると、信号入
力B1と信号出力D1とを接続状態にさせる。
【0012】従って、上述のパワーオンリセットによっ
て、セレクタ342、343の制御入力には論理1(ハ
イレベル)信号が与えられるので、セレクタ342、3
43は、信号入力A1に与えられている信号を信号出力
D1から出力する。
て、セレクタ342、343の制御入力には論理1(ハ
イレベル)信号が与えられるので、セレクタ342、3
43は、信号入力A1に与えられている信号を信号出力
D1から出力する。
【0013】つまり、セレクタ342は、A1入力に与
えられているNOT回路341からの論理0(ロウレベ
ル)信号を、セレクタ342の信号出力D1から出力
し、選択信号発生回路35のR−Sフリップフロップを
構成しているNAND回路351に与えている。同時
に、セレクタ343の信号入力A1には、スイッチSW
1のa側からの論理1(ハイレベル)信号が与えられて
いて、このセレクタ343の信号出力D1からの論理1
(ハイレベル)が出力されている。このセレクタ343
の信号出力D1からの論理1(ハイレベル)信号は、R
−Sフリップフロップを構成している選択信号発生回路
35のNAND回路352に与えられている。
えられているNOT回路341からの論理0(ロウレベ
ル)信号を、セレクタ342の信号出力D1から出力
し、選択信号発生回路35のR−Sフリップフロップを
構成しているNAND回路351に与えている。同時
に、セレクタ343の信号入力A1には、スイッチSW
1のa側からの論理1(ハイレベル)信号が与えられて
いて、このセレクタ343の信号出力D1からの論理1
(ハイレベル)が出力されている。このセレクタ343
の信号出力D1からの論理1(ハイレベル)信号は、R
−Sフリップフロップを構成している選択信号発生回路
35のNAND回路352に与えられている。
【0014】上述のセレクタ342、343からの各信
号が与えられた選択信号発生回路35は、R−Sフリッ
プフロップを構成しているので、Q出力からは、論理1
(ハイレベル)信号を出力し、バッファ353を通じ
て、選択信号Aとして、被制御部8のバッファ452を
介して、ラッチ451に与えている。
号が与えられた選択信号発生回路35は、R−Sフリッ
プフロップを構成しているので、Q出力からは、論理1
(ハイレベル)信号を出力し、バッファ353を通じ
て、選択信号Aとして、被制御部8のバッファ452を
介して、ラッチ451に与えている。
【0015】そして、このラッチ451は、ホールド
(HOLD)入力に論理0(ロウレベル)信号が与えら
れると、信号入力Dに与えられた信号をQ出力から出力
する。また、ホールド(HOLD)入力に論理1(ハイ
レベル)信号が与えられると同時に、信号入力Dに与え
られている信号をQ出力からラッチ出力し、入力信号の
変化があっても、Q出力からのラッチ出力の値は変更さ
れない。
(HOLD)入力に論理0(ロウレベル)信号が与えら
れると、信号入力Dに与えられた信号をQ出力から出力
する。また、ホールド(HOLD)入力に論理1(ハイ
レベル)信号が与えられると同時に、信号入力Dに与え
られている信号をQ出力からラッチ出力し、入力信号の
変化があっても、Q出力からのラッチ出力の値は変更さ
れない。
【0016】そして、このラッチ451のホールド(H
OLD)入力には、外部の制御部などからプロテクト信
号が与えられる。このプロテクト信号によって、ラッチ
451のQ出力は制御される。つまり、通常の運用にお
いては、論理0(ハイレベル)信号をプロテクト信号と
して、ラッチ451のホールド(HOLD)入力に与え
る。これによって、ラッチ451は、D入力に与えられ
ているパワーオンリセット時の信号、即ち、論理1(ハ
イレベル)信号をQ出力から出力する。
OLD)入力には、外部の制御部などからプロテクト信
号が与えられる。このプロテクト信号によって、ラッチ
451のQ出力は制御される。つまり、通常の運用にお
いては、論理0(ハイレベル)信号をプロテクト信号と
して、ラッチ451のホールド(HOLD)入力に与え
る。これによって、ラッチ451は、D入力に与えられ
ているパワーオンリセット時の信号、即ち、論理1(ハ
イレベル)信号をQ出力から出力する。
【0017】このQ出力からの論理1(ハイレベル)信
号は、セレクタ46の制御入力C1に与えられる。そし
て、このセレクタ46は、上述のセレクタ342、34
3と同様な単体機能を備えており、具体的には図3で説
明した機能を有している。従って、セレクタ46の制御
入力C1に論理1(ハイレベル)信号が与えられると、
入力A1に与えられている0系クロック発生パッケージ
10からのクロックがセレクタ46の出力D1から出力
され、必要な各処理パッケージに対して供給される。
号は、セレクタ46の制御入力C1に与えられる。そし
て、このセレクタ46は、上述のセレクタ342、34
3と同様な単体機能を備えており、具体的には図3で説
明した機能を有している。従って、セレクタ46の制御
入力C1に論理1(ハイレベル)信号が与えられると、
入力A1に与えられている0系クロック発生パッケージ
10からのクロックがセレクタ46の出力D1から出力
され、必要な各処理パッケージに対して供給される。
【0018】パワーオン後の動作 そして、パワーオ
ンリセットは、上述した様に、電力投入のときから10
0msec経過後においては、パワーオンリセット回路
31の出力は、論理0(ロウレベル)信号から論理1
(ハイレベル)信号に変化するので、セレクタ342、
343の制御入力C1には、論理0(ロウレベル)信号
が与えられる。これによって、セレクタ342、343
は信号入力A1と信号出力D1との接続から、信号入力
B1と信号出力D1との接続に変更される。
ンリセットは、上述した様に、電力投入のときから10
0msec経過後においては、パワーオンリセット回路
31の出力は、論理0(ロウレベル)信号から論理1
(ハイレベル)信号に変化するので、セレクタ342、
343の制御入力C1には、論理0(ロウレベル)信号
が与えられる。これによって、セレクタ342、343
は信号入力A1と信号出力D1との接続から、信号入力
B1と信号出力D1との接続に変更される。
【0019】そして、セレクタ342の信号入力B1に
は、1系故障検出回路33からの信号が与えられる様に
されている。また、セレクタ343の信号入力B1に
は、0系故障検出回路32からの信号が与えられる様に
されている。
は、1系故障検出回路33からの信号が与えられる様に
されている。また、セレクタ343の信号入力B1に
は、0系故障検出回路32からの信号が与えられる様に
されている。
【0020】0系故障の場合の動作 そして、例え
ば、0系故障検出回路32が0系クロック発生パッケー
ジ10の故障(障害)を検出すると、故障信号として、
論理0(ロウレベル)信号を出力し、セレクタ343の
信号入力B1に与える。
ば、0系故障検出回路32が0系クロック発生パッケー
ジ10の故障(障害)を検出すると、故障信号として、
論理0(ロウレベル)信号を出力し、セレクタ343の
信号入力B1に与える。
【0021】そして、このときにセレクタ343の制御
入力C1に対しては、NOT回路36から論理0(ロウ
レベル)信号が与えられているので、セレクタ343の
信号入力B1と信号出力D1とが接続されているので、
信号入力B1に与えられている、故障信号の論理0(ロ
ウレベル)信号が信号出力D1から出力され、NAND
回路352のゲート入力に与えられる。
入力C1に対しては、NOT回路36から論理0(ロウ
レベル)信号が与えられているので、セレクタ343の
信号入力B1と信号出力D1とが接続されているので、
信号入力B1に与えられている、故障信号の論理0(ロ
ウレベル)信号が信号出力D1から出力され、NAND
回路352のゲート入力に与えられる。
【0022】この故障信号の論理0(ロウレベル)信号
によって、選択信号発生回路35のNAND回路351
出力のQ出力は論理0(ロウレベル)信号を出力し、バ
ッファ353を通じて被制御部8のラッチ451の入力
Dに与えられる。このときに、このラッチ451のホー
ルド(HOLD)入力には、プロテクト信号として非ア
クティブを表す論理0(ロウレベル)信号が与えられて
いるので、入力Dに与えられている論理0(ロウレベ
ル)信号が出力Qから出力され、セレクタ46の制御入
力C1に与えられる。
によって、選択信号発生回路35のNAND回路351
出力のQ出力は論理0(ロウレベル)信号を出力し、バ
ッファ353を通じて被制御部8のラッチ451の入力
Dに与えられる。このときに、このラッチ451のホー
ルド(HOLD)入力には、プロテクト信号として非ア
クティブを表す論理0(ロウレベル)信号が与えられて
いるので、入力Dに与えられている論理0(ロウレベ
ル)信号が出力Qから出力され、セレクタ46の制御入
力C1に与えられる。
【0023】この論理0(ロウレベル)信号の制御入力
C1によって、セレクタ46は、信号入力B1に与えら
れている1系クロック発生パッケージ20からのクロッ
クが、セレクタ46の信号出力D1から出力され、各処
理パッケージへ供給される。この様にして、0系クロッ
ク発生パッケージ10の故障によって、1系クロックへ
の切り替えが行われる。
C1によって、セレクタ46は、信号入力B1に与えら
れている1系クロック発生パッケージ20からのクロッ
クが、セレクタ46の信号出力D1から出力され、各処
理パッケージへ供給される。この様にして、0系クロッ
ク発生パッケージ10の故障によって、1系クロックへ
の切り替えが行われる。
【0024】1系故障の場合の動作 また、一方、1
系故障の場合も、同じ様な動作によって、1系クロック
出力から0系クロック出力への切り替え動作が可能であ
る。
系故障の場合も、同じ様な動作によって、1系クロック
出力から0系クロック出力への切り替え動作が可能であ
る。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】上述の様に、電力投入
(パワーオン)時の初期状態においては、0系クロック
を各処理パッケージに供給する様にしている。この初期
状態のクロックを0系とするか、1系とするかの設定
は、抜き挿し可能な監視制御部7のスイッチSW1の設
定によって行っている。
(パワーオン)時の初期状態においては、0系クロック
を各処理パッケージに供給する様にしている。この初期
状態のクロックを0系とするか、1系とするかの設定
は、抜き挿し可能な監視制御部7のスイッチSW1の設
定によって行っている。
【0026】即ち、初期状態のクロックの選択は、スイ
ッチSW1をa側に設定すると、1系クロックが選択さ
れ、スイッチSW1をb側に設定すると、0系クロック
が選択される。
ッチSW1をa側に設定すると、1系クロックが選択さ
れ、スイッチSW1をb側に設定すると、0系クロック
が選択される。
【0027】しかしながら、上述の抜き挿し可能な監視
制御部7が、例えば、何等かの故障を起こした場合に
は、プロテクト信号をアクティブ状態で与えて、論理1
(ハイレベル)信号をラッチ451のホールド(HOL
D)入力に与え、そして、監視制御部7をこの2重化装
置から抜いて、当然、正常な監視制御部と交換すること
が考えられる。
制御部7が、例えば、何等かの故障を起こした場合に
は、プロテクト信号をアクティブ状態で与えて、論理1
(ハイレベル)信号をラッチ451のホールド(HOL
D)入力に与え、そして、監視制御部7をこの2重化装
置から抜いて、当然、正常な監視制御部と交換すること
が考えられる。
【0028】この様な場合に、例えば、監視制御部7が
この2重化装置から抜かれた状態では、まだ0系クロッ
クが選択されているが、正常な監視制御部7をこの2重
化装置に挿す場合に、スイッチSW1の系選択の設定を
間違えて1系クロック側aにに設定した場合、この2重
化装置では0系クロックを選択していても、正常な監視
制御部7をこの2重化装置に挿して、プロテクト信号を
非アクティブ、つまり論理0(ロウレベル)に設定する
ことによって、自動的に0系クロックから1系クロック
へ切り替えられる。
この2重化装置から抜かれた状態では、まだ0系クロッ
クが選択されているが、正常な監視制御部7をこの2重
化装置に挿す場合に、スイッチSW1の系選択の設定を
間違えて1系クロック側aにに設定した場合、この2重
化装置では0系クロックを選択していても、正常な監視
制御部7をこの2重化装置に挿して、プロテクト信号を
非アクティブ、つまり論理0(ロウレベル)に設定する
ことによって、自動的に0系クロックから1系クロック
へ切り替えられる。
【0029】この様に切り替えられると、0系クロック
の供給を受けていた各処理パッケージでは、突然1系ク
ロックの供給に切り替えられ、切り替え時の処理の瞬断
が生じ、処理に影響を与えるという問題があった。
の供給を受けていた各処理パッケージでは、突然1系ク
ロックの供給に切り替えられ、切り替え時の処理の瞬断
が生じ、処理に影響を与えるという問題があった。
【0030】つまり、上述の様な問題は、監視制御部の
交換において、スイッチSW1の設定を誤る可能性があ
るからである。
交換において、スイッチSW1の設定を誤る可能性があ
るからである。
【0031】また、監視制御部7を抜く際に、例えば、
1系クロックが選択されている場合に、プロテクト信号
がアクティブ状態(論理1、ハイレベル)で監視制御部
7が抜かれ、この状態のときに、プロテクト信号が誤っ
て非アクティブ(論理0、ロウレベル)でラッチ451
のホールド(HOLD)入力に与えられると、そのとき
にラッチ451のD入力に与えられている論理1(ハイ
レベル)をQ出力から出力し、セレクタ46に与える。
そして、セレクタ46は、A1入力に与えられている0
系クロックをD1出力から出力される。
1系クロックが選択されている場合に、プロテクト信号
がアクティブ状態(論理1、ハイレベル)で監視制御部
7が抜かれ、この状態のときに、プロテクト信号が誤っ
て非アクティブ(論理0、ロウレベル)でラッチ451
のホールド(HOLD)入力に与えられると、そのとき
にラッチ451のD入力に与えられている論理1(ハイ
レベル)をQ出力から出力し、セレクタ46に与える。
そして、セレクタ46は、A1入力に与えられている0
系クロックをD1出力から出力される。
【0032】この様なことから、プロテクト信号の与え
方の誤りによってもクロック切り替えが行われ、処理モ
ジュールでの処理に対する瞬断などの影響を与えるとい
う問題があった。
方の誤りによってもクロック切り替えが行われ、処理モ
ジュールでの処理に対する瞬断などの影響を与えるとい
う問題があった。
【0033】従って、操作者による系の切り替え操作に
委ねることのない、つまり、上述の様なスイッチSW1
の系選択の誤った設定が起こり得ず、しかも、プロテク
ト信号の与え方が誤った場合でもクロック系の選択が誤
って行われない、安全な仕組みが望まれている。
委ねることのない、つまり、上述の様なスイッチSW1
の系選択の誤った設定が起こり得ず、しかも、プロテク
ト信号の与え方が誤った場合でもクロック系の選択が誤
って行われない、安全な仕組みが望まれている。
【0034】この発明は、以上の課題に鑑み為されたも
のであり、その目的とするところは、操作者による冗長
系の切り替え操作を行う必要が無く、簡単な構成で、し
かも誤った系の選択が起こり得ない冗長装置を提供する
ことである。
のであり、その目的とするところは、操作者による冗長
系の切り替え操作を行う必要が無く、簡単な構成で、し
かも誤った系の選択が起こり得ない冗長装置を提供する
ことである。
【0035】
【課題を解決するための手段】この発明は、以上の目的
を達成するために、処理モジュール(例えば、処理ボー
ドや処理ユニットなど)が少なくとも2以上冗長構成さ
れ、上記処理モジュールの内、1又は2以上の処理モジ
ュールは運用系として選択されて運用され、残りの処理
モジュールは予備系とされる装置であって、上記処理モ
ジュールの動作状態を監視し、運用系の処理モジュール
が障害の場合は、予備系のいずれかの正常な処理モジュ
ールを運用系とさせるための選択制御信号を出力する監
視制御部と、上記選択制御信号が与えられると、予備系
のいずれかの処理モジュールを運用系とさせる選択部と
を備えている冗長装置(例えば処理装置など)におい
て、以下の特徴的な構成で実現した。
を達成するために、処理モジュール(例えば、処理ボー
ドや処理ユニットなど)が少なくとも2以上冗長構成さ
れ、上記処理モジュールの内、1又は2以上の処理モジ
ュールは運用系として選択されて運用され、残りの処理
モジュールは予備系とされる装置であって、上記処理モ
ジュールの動作状態を監視し、運用系の処理モジュール
が障害の場合は、予備系のいずれかの正常な処理モジュ
ールを運用系とさせるための選択制御信号を出力する監
視制御部と、上記選択制御信号が与えられると、予備系
のいずれかの処理モジュールを運用系とさせる選択部と
を備えている冗長装置(例えば処理装置など)におい
て、以下の特徴的な構成で実現した。
【0036】つまり、この装置内に対する電力供給に伴
って、上記処理モジュールの内、1又は2以上を運用系
とさせるためのパワーオン運用系設定信号を上記監視制
御部に供給するパワーオン運用系設定手段を備え、上記
監視制御部は、上記パワーオン運用系設定信号が供給さ
れると、上記処理モジュールの内、1又は2以上を運用
系とさせるための選択制御信号を上記選択部に与え、上
記選択部は上記選択制御信号によって、対応する処理モ
ジュールを運用系として選択することを特徴とする。
って、上記処理モジュールの内、1又は2以上を運用系
とさせるためのパワーオン運用系設定信号を上記監視制
御部に供給するパワーオン運用系設定手段を備え、上記
監視制御部は、上記パワーオン運用系設定信号が供給さ
れると、上記処理モジュールの内、1又は2以上を運用
系とさせるための選択制御信号を上記選択部に与え、上
記選択部は上記選択制御信号によって、対応する処理モ
ジュールを運用系として選択することを特徴とする。
【0037】また、上記選択部は、運用状態の処理モジ
ュールであることを表す選択状態情報を上記監視制御部
用として保持出力し、上記監視制御部は、この装置から
の抜き挿しが可能とし、この装置からの抜き後の挿入に
伴って、上記処理モジュールの内、上記選択状態情報に
対応する1又は2以上を運用系とさせるため選択制御信
号を出力することは好ましい。
ュールであることを表す選択状態情報を上記監視制御部
用として保持出力し、上記監視制御部は、この装置から
の抜き挿しが可能とし、この装置からの抜き後の挿入に
伴って、上記処理モジュールの内、上記選択状態情報に
対応する1又は2以上を運用系とさせるため選択制御信
号を出力することは好ましい。
【0038】
【作用】この発明によれば、この装置内に対する電力供
給に伴って、パワーオン運用系設定手段は、2以上備え
られている処理モジュールの内から、運用系とさせる1
又は2以上の処理モジュールを選択させるためのパワー
オン運用系設定信号を自動的に出力する。このため、運
用系選択のための、従来の様なスイッチ設定を行うもの
ではない。
給に伴って、パワーオン運用系設定手段は、2以上備え
られている処理モジュールの内から、運用系とさせる1
又は2以上の処理モジュールを選択させるためのパワー
オン運用系設定信号を自動的に出力する。このため、運
用系選択のための、従来の様なスイッチ設定を行うもの
ではない。
【0039】そして、このパワーオン運用系設定信号
は、監視制御部に与えられると、上記処理モジュールの
内、1又は2以上を運用系とさせるための選択制御信号
を上記選択部に与える。この選択制御信号は、選択部が
運用系として処理モジュールを選択できる程度の制御信
号である。そして、この選択部は、選択制御信号に基づ
き、指定される処理モジュールを運用系として選択する
ので、操作者による選択制御は必要ない。
は、監視制御部に与えられると、上記処理モジュールの
内、1又は2以上を運用系とさせるための選択制御信号
を上記選択部に与える。この選択制御信号は、選択部が
運用系として処理モジュールを選択できる程度の制御信
号である。そして、この選択部は、選択制御信号に基づ
き、指定される処理モジュールを運用系として選択する
ので、操作者による選択制御は必要ない。
【0040】しかも、監視制御部は、運用系の処理モジ
ュールが障害の場合は、予備系とされている処理モジュ
ールの内、正常な処理モジュールを予備系から運用系に
させることもできる。従って、障害が起きても、正常に
継続的に動作し得る冗長装置を実現できる。また、保守
も容易とさせ、運用系の選択誤りを無くすことができ
る。
ュールが障害の場合は、予備系とされている処理モジュ
ールの内、正常な処理モジュールを予備系から運用系に
させることもできる。従って、障害が起きても、正常に
継続的に動作し得る冗長装置を実現できる。また、保守
も容易とさせ、運用系の選択誤りを無くすことができ
る。
【0041】また、上記監視制御部をこの装置から抜き
挿しが可能なものとし、そして、監視制御部の抜き前ま
で選択部が運用状態とさせている処理モジュールである
ことを表す選択状態情報を監視制御部用として保持出力
しているので、抜き後に監視制御部を挿入した場合は、
この保持されている選択状態情報を使用して抜き前まで
の状態にさせることができる。
挿しが可能なものとし、そして、監視制御部の抜き前ま
で選択部が運用状態とさせている処理モジュールである
ことを表す選択状態情報を監視制御部用として保持出力
しているので、抜き後に監視制御部を挿入した場合は、
この保持されている選択状態情報を使用して抜き前まで
の状態にさせることができる。
【0042】この様にして、抜き前の状態に監視制御部
が自動的に再設定されることによって、運用状態の処理
モジュールに障害がおきても、選択部に対して、正常な
予備系とされていた処理モジュールを適格に運用系に切
り替えさせることができる。
が自動的に再設定されることによって、運用状態の処理
モジュールに障害がおきても、選択部に対して、正常な
予備系とされていた処理モジュールを適格に運用系に切
り替えさせることができる。
【0043】従って、監視制御部の障害時の交換のた
め、抜き挿ししても運用系の選択状態を変更させず、し
かも、運用系の処理モジュールに障害が起きても、予備
系の処理モジュールを使用して、運用系を再構成させ、
冗長な装置を実現することができる。
め、抜き挿ししても運用系の選択状態を変更させず、し
かも、運用系の処理モジュールに障害が起きても、予備
系の処理モジュールを使用して、運用系を再構成させ、
冗長な装置を実現することができる。
【0044】
【実施例】次にこの発明をクロック発生パッケージを2
重化した冗長装置に適用した場合の好適な一実施例を図
面を用いて説明する。
重化した冗長装置に適用した場合の好適な一実施例を図
面を用いて説明する。
【0045】冗長装置の構成 図1はこの一実施例の
2重化冗長装置の機能ブロック図である。この図1にお
いて、上述の図2の従来の装置の構成部と同じ部分に
は、同じ符号を付しているので、機能も同様とする。従
って、従来の説明の図2と同じ部分の説明は省略する。
2重化冗長装置の機能ブロック図である。この図1にお
いて、上述の図2の従来の装置の構成部と同じ部分に
は、同じ符号を付しているので、機能も同様とする。従
って、従来の説明の図2と同じ部分の説明は省略する。
【0046】この図1の2重化冗長装置は、概略、監視
制御部3と、被制御部4と、0系クロック発生パッケー
ジ10と、1系クロック発生パッケージ20とから構成
されている。即ち、2重化されている、0系クロック発
生パッケージ10と、1系クロック発生パッケージ20
とは、従来と同様なクロック発生パッケージとする。従
って、ここでは、両方のパッケージは、例えば、数MH
z程度のクロックを発生して被制御部4に与えている。
そして、この被制御部4から、0系又は1系のクロック
のいずれかの系のクロックが選択されて各処理パッケー
ジに与えられるものとする。
制御部3と、被制御部4と、0系クロック発生パッケー
ジ10と、1系クロック発生パッケージ20とから構成
されている。即ち、2重化されている、0系クロック発
生パッケージ10と、1系クロック発生パッケージ20
とは、従来と同様なクロック発生パッケージとする。従
って、ここでは、両方のパッケージは、例えば、数MH
z程度のクロックを発生して被制御部4に与えている。
そして、この被制御部4から、0系又は1系のクロック
のいずれかの系のクロックが選択されて各処理パッケー
ジに与えられるものとする。
【0047】そして、この図1の2重化冗長装置におい
て、特徴的に構成されているところは、監視制御部3
と、被制御部4であるで、この部分は、以下において詳
細に説明する。即ち、監視制御部3は、従来の図2に比
べ、例えば、系切り替えのためのスイッチSWを無くし
ている。更に、被制御部4においても、特徴的には、パ
ワーオンリセット回路41を備え、この出力信号を監視
制御部3に与えている。更に、監視制御部3のパワーオ
ンリセット回路31からのパワーオンリセット信号を被
制御部4の切替被制御回路45に与えていることであ
る。
て、特徴的に構成されているところは、監視制御部3
と、被制御部4であるで、この部分は、以下において詳
細に説明する。即ち、監視制御部3は、従来の図2に比
べ、例えば、系切り替えのためのスイッチSWを無くし
ている。更に、被制御部4においても、特徴的には、パ
ワーオンリセット回路41を備え、この出力信号を監視
制御部3に与えている。更に、監視制御部3のパワーオ
ンリセット回路31からのパワーオンリセット信号を被
制御部4の切替被制御回路45に与えていることであ
る。
【0048】次にパワーオン時の初期の選択動作や、パ
ワーオン後の選択動作や、0系故障の場合の選択動作
や、1系故障の場合の選択動作などを説明する。
ワーオン後の選択動作や、0系故障の場合の選択動作
や、1系故障の場合の選択動作などを説明する。
【0049】初期動作(パワーオン時の動作) この
図1において、この2重化冗長装置に対する電力が供給
開始されると、監視制御部3のパワーオンリセット回路
31はパワーオンリセット信号Dを、例えば。約100
msec程度の間出力し、NOT回路36を通じて、論
理1(ハイレベル)信号をセレクタ342、343の制
御入力C1に与える。
図1において、この2重化冗長装置に対する電力が供給
開始されると、監視制御部3のパワーオンリセット回路
31はパワーオンリセット信号Dを、例えば。約100
msec程度の間出力し、NOT回路36を通じて、論
理1(ハイレベル)信号をセレクタ342、343の制
御入力C1に与える。
【0050】更に、被制御部4に新たに設けられている
パワーオンリセット回路41もパワーオンリセット信号
Gを例えば約100msec程度の間、論理0(ロウレ
ベル)信号を出力し、NOT回路42を通じて、論理1
(ハイレベル)信号をOR回路43に与える。そして、
OR回路43は論理1(ハイレベル)信号Bを出力し、
バッファ44、37を通じて監視制御部3の切替信号入
力回路34に与える。
パワーオンリセット回路41もパワーオンリセット信号
Gを例えば約100msec程度の間、論理0(ロウレ
ベル)信号を出力し、NOT回路42を通じて、論理1
(ハイレベル)信号をOR回路43に与える。そして、
OR回路43は論理1(ハイレベル)信号Bを出力し、
バッファ44、37を通じて監視制御部3の切替信号入
力回路34に与える。
【0051】そして、この切替信号入力回路34のNO
T回路341は、被制御部4からの論理1(ハイレベ
ル)信号Bを与えられると、論理0(ロウレベル)信号
をセレクタ342のA1入力に与える。更に、切替信号
入力回路34のセレクタ343も、A1入力に論理1
(ハイレベル)信号Bが与えられる。
T回路341は、被制御部4からの論理1(ハイレベ
ル)信号Bを与えられると、論理0(ロウレベル)信号
をセレクタ342のA1入力に与える。更に、切替信号
入力回路34のセレクタ343も、A1入力に論理1
(ハイレベル)信号Bが与えられる。
【0052】すると、セレクタ342、343の制御入
力C1には、論理1(ハイレベル)信号が与えられてい
るので、セレクタ343のA1入力に与えられている論
理1(ハイレベル)信号を信号出力D1から出力し、N
AND回路352に与える。更に、セレクタ342のA
1入力に与えられている論理0(ロウレベル)信号を信
号出力D1から出力し、NAND回路351に与える。
力C1には、論理1(ハイレベル)信号が与えられてい
るので、セレクタ343のA1入力に与えられている論
理1(ハイレベル)信号を信号出力D1から出力し、N
AND回路352に与える。更に、セレクタ342のA
1入力に与えられている論理0(ロウレベル)信号を信
号出力D1から出力し、NAND回路351に与える。
【0053】これによって、R−Sフリップフロップで
構成されている選択信号発生回路35のNAND回路3
51のQ出力から論理1(ハイレベル)信号を出力す
る。この論理1(ハイレベル)信号を選択指令信号Aと
して被制御部4のラッチ451信号入力Dに与えられ
る。
構成されている選択信号発生回路35のNAND回路3
51のQ出力から論理1(ハイレベル)信号を出力す
る。この論理1(ハイレベル)信号を選択指令信号Aと
して被制御部4のラッチ451信号入力Dに与えられ
る。
【0054】一方、パワーオンと共に、プロテクト信号
は、非アクティブ、論理0(ロウレベル)信号が与えら
れていて、この信号はOR回路453に与えられる。そ
して、監視制御部3のパワーオンリセット回路31から
はパワーオン時に論理1(ハイレベル)信号がOR回路
453に与えられるので、このOR回路453は、論理
1(ハイレベル)信号を出力し、ラッチ451のホール
ド(HOLD)入力に与える。
は、非アクティブ、論理0(ロウレベル)信号が与えら
れていて、この信号はOR回路453に与えられる。そ
して、監視制御部3のパワーオンリセット回路31から
はパワーオン時に論理1(ハイレベル)信号がOR回路
453に与えられるので、このOR回路453は、論理
1(ハイレベル)信号を出力し、ラッチ451のホール
ド(HOLD)入力に与える。
【0055】これによって、ラッチ451は、D入力に
論理1(ハイレベル)信号をホールド(ラッチ)してQ
出力から出力する。この出力信号E(論理1(ハイレベ
ル)信号)は、OR回路43とセレクタ46の制御入力
C1に与えられる。そして、セレクタ46は、A1入力
に与えられている0系クロックを信号出力D1から出力
する。
論理1(ハイレベル)信号をホールド(ラッチ)してQ
出力から出力する。この出力信号E(論理1(ハイレベ
ル)信号)は、OR回路43とセレクタ46の制御入力
C1に与えられる。そして、セレクタ46は、A1入力
に与えられている0系クロックを信号出力D1から出力
する。
【0056】パワーオン後の動作 そして、上述のパ
ワーオンリセットは、電力投入のときから約100ms
ec経過後においては、パワーオンリセット回路31及
び41の出力は、論理0(ロウレベル)信号から論理1
(ハイレベル)信号に変化する。従って、監視制御部3
のセレクタ342、343の制御入力C1には、論理0
(ロウレベル)信号が与えられる。これによって、セレ
クタ342、343は信号入力A1と信号出力D1との
接続から、信号入力B1と信号出力D1との接続に変更
される。
ワーオンリセットは、電力投入のときから約100ms
ec経過後においては、パワーオンリセット回路31及
び41の出力は、論理0(ロウレベル)信号から論理1
(ハイレベル)信号に変化する。従って、監視制御部3
のセレクタ342、343の制御入力C1には、論理0
(ロウレベル)信号が与えられる。これによって、セレ
クタ342、343は信号入力A1と信号出力D1との
接続から、信号入力B1と信号出力D1との接続に変更
される。
【0057】そして、セレクタ342の信号入力B1に
は、1系故障検出回路33からの信号が与えられる様に
待機される。また、セレクタ343の信号入力B1に
は、0系故障検出回路32からの信号が与えられる様に
待機される。
は、1系故障検出回路33からの信号が与えられる様に
待機される。また、セレクタ343の信号入力B1に
は、0系故障検出回路32からの信号が与えられる様に
待機される。
【0058】上記の様な状態にされた場合でも、選択信
号発生回路35のQ出力状態は変化せず、論理1(ハイ
レベル)を出力している。
号発生回路35のQ出力状態は変化せず、論理1(ハイ
レベル)を出力している。
【0059】一方、プロテクト信号は、上述から継続し
て非アクティブ、つまり、論理0(ロウレベル)にされ
ているが、監視制御部3のパワーオンリセット回路31
の出力Dが論理1(ハイレベル)信号を出力することに
よって、被制御部4のOR回路453に与えられる信号
は論理0(ロウレベル)が与えられる。そして、OR回
路453は、論理0(ロウレベル)信号を出力し、ラッ
チ451のホールド(HOLD)入力に与えるので、ラ
ッチ451はホールド(ラッチ)状態からスルー(th
rough)状態にされる。従って、ラッチ451は、
Q出力として、論理1(ハイレベル)信号の出力を継続
する。
て非アクティブ、つまり、論理0(ロウレベル)にされ
ているが、監視制御部3のパワーオンリセット回路31
の出力Dが論理1(ハイレベル)信号を出力することに
よって、被制御部4のOR回路453に与えられる信号
は論理0(ロウレベル)が与えられる。そして、OR回
路453は、論理0(ロウレベル)信号を出力し、ラッ
チ451のホールド(HOLD)入力に与えるので、ラ
ッチ451はホールド(ラッチ)状態からスルー(th
rough)状態にされる。従って、ラッチ451は、
Q出力として、論理1(ハイレベル)信号の出力を継続
する。
【0060】監視制御部3の抜き・挿しのときの選択動
作 上記の様な状態で監視制御部3を抜き挿しして
も、上述の設定状態が変更されないことを次に説明す
る。この動作のための前提として、監視制御部3の信号
A、信号Cに関わるこの装置へのコネクタ接続ピンの長
さについて、信号Aのコネクタ接続ピンの長さを、信号
Cのコネクタ接続ピンよりも長くしておく。
作 上記の様な状態で監視制御部3を抜き挿しして
も、上述の設定状態が変更されないことを次に説明す
る。この動作のための前提として、監視制御部3の信号
A、信号Cに関わるこの装置へのコネクタ接続ピンの長
さについて、信号Aのコネクタ接続ピンの長さを、信号
Cのコネクタ接続ピンよりも長くしておく。
【0061】この様なコネクタ接続ピンを前提として、
監視制御部3をこの装置から抜き去る場合には、信号A
よりも信号Cが先に接続断とされる。従って、被制御部
4のバッファ454の入力側は抵抗R6を介して+5V
にプルアップされているので、論理1(ハイレベル)に
されている。このため、ラッチ451のホールド(HO
LD)入力には、論理1(ハイレベル)信号が与えられ
る。従って、ラッチ451は、ホールド(ラッチ)状態
にされる。
監視制御部3をこの装置から抜き去る場合には、信号A
よりも信号Cが先に接続断とされる。従って、被制御部
4のバッファ454の入力側は抵抗R6を介して+5V
にプルアップされているので、論理1(ハイレベル)に
されている。このため、ラッチ451のホールド(HO
LD)入力には、論理1(ハイレベル)信号が与えられ
る。従って、ラッチ451は、ホールド(ラッチ)状態
にされる。
【0062】次に、信号Aのコネクタ接続ピンが抜き去
られるので、信号Aのラッチ451のD入力への供給が
停止される。従って、ラッチ451のQ出力は、上述の
ときから変化せず、継続して論理1(ハイレベル)信号
を出力しているので、0系クロック選択状態は変化しな
い。
られるので、信号Aのラッチ451のD入力への供給が
停止される。従って、ラッチ451のQ出力は、上述の
ときから変化せず、継続して論理1(ハイレベル)信号
を出力しているので、0系クロック選択状態は変化しな
い。
【0063】そして、次に監視制御部3をこの装置へ挿
し込むと、信号Cよりも先に信号Aのラッチ451のD
入力への供給が開始される。この後に、信号Cのラッチ
451のホールド(HOLD)入力への供給が行われる
ので、信号Aが論理1(ハイレベル)で供給された後
に、信号Cが論理0(ロプレベル)で供給されたとして
も、ラッチ451は、元の論理1(ハイレベル)出力状
態を変更しない。従って、監視制御部3を抜き挿した後
も、上述の0系クロック選択状態は変更されない。
し込むと、信号Cよりも先に信号Aのラッチ451のD
入力への供給が開始される。この後に、信号Cのラッチ
451のホールド(HOLD)入力への供給が行われる
ので、信号Aが論理1(ハイレベル)で供給された後
に、信号Cが論理0(ロプレベル)で供給されたとして
も、ラッチ451は、元の論理1(ハイレベル)出力状
態を変更しない。従って、監視制御部3を抜き挿した後
も、上述の0系クロック選択状態は変更されない。
【0064】0系故障の場合の動作 次に、例えば、
0系故障検出回路32が0系クロック発生パッケージ1
0の故障(障害)を検出すると、故障信号として、論理
0(ロウレベル)信号を出力し、セレクタ343の信号
入力B1に与える。
0系故障検出回路32が0系クロック発生パッケージ1
0の故障(障害)を検出すると、故障信号として、論理
0(ロウレベル)信号を出力し、セレクタ343の信号
入力B1に与える。
【0065】そして、このときにセレクタ343の制御
入力C1に対しては、NOT回路36から論理0(ロウ
レベル)信号が与えられており、セレクタ343の信号
入力B1と信号出力D1とが接続されているので、信号
入力B1に与えられている、故障信号の論理0(ロウレ
ベル)信号が信号出力D1から出力され、NAND回路
352のゲート入力に与えられる。このときに、セレク
タ342のD1出力からは継続して、1系故障検出回路
33から故障でない旨の、論理1(ハイレベル)信号が
出力され、NAND回路351に与えられている。
入力C1に対しては、NOT回路36から論理0(ロウ
レベル)信号が与えられており、セレクタ343の信号
入力B1と信号出力D1とが接続されているので、信号
入力B1に与えられている、故障信号の論理0(ロウレ
ベル)信号が信号出力D1から出力され、NAND回路
352のゲート入力に与えられる。このときに、セレク
タ342のD1出力からは継続して、1系故障検出回路
33から故障でない旨の、論理1(ハイレベル)信号が
出力され、NAND回路351に与えられている。
【0066】そして、この故障信号の論理0(ロウレベ
ル)信号によって、選択信号発生回路35のNAND回
路351出力のQ出力は論理0(ロウレベル)信号を出
力し、バッファ353を通じて被制御部4のラッチ45
1の入力Dに与えられる。このときに、このラッチ45
1のホールド(HOLD)入力には、プロテクト信号と
して非アクティブを表す論理0(ロウレベル)信号が与
えられ、しかも、信号Cも論理0(ロウレベル)で与え
られ、ラッチ451のホールド(HOLD)入力に与え
られているので、ラッチ451はスルー(throug
h)状態される。
ル)信号によって、選択信号発生回路35のNAND回
路351出力のQ出力は論理0(ロウレベル)信号を出
力し、バッファ353を通じて被制御部4のラッチ45
1の入力Dに与えられる。このときに、このラッチ45
1のホールド(HOLD)入力には、プロテクト信号と
して非アクティブを表す論理0(ロウレベル)信号が与
えられ、しかも、信号Cも論理0(ロウレベル)で与え
られ、ラッチ451のホールド(HOLD)入力に与え
られているので、ラッチ451はスルー(throug
h)状態される。
【0067】従って、ラッチ451の入力Dに与えられ
ている論理0(ロウレベル)信号が出力Qから出力さ
れ、セレクタ46の制御入力C1に与えられる。しか
も、このQ出力の論理0(ロウレベル)信号は、OR回
路43にも与えられる。これによって、OR回路43
は、論理0(ロウレベル)信号を出力し、この信号は監
視制御部3の切替信号入力回路34に与えられる。
ている論理0(ロウレベル)信号が出力Qから出力さ
れ、セレクタ46の制御入力C1に与えられる。しか
も、このQ出力の論理0(ロウレベル)信号は、OR回
路43にも与えられる。これによって、OR回路43
は、論理0(ロウレベル)信号を出力し、この信号は監
視制御部3の切替信号入力回路34に与えられる。
【0068】一方、この論理0(ロウレベル)信号の制
御入力C1によって、セレクタ46は、信号入力B1に
与えられている1系クロック発生パッケージ20からの
1系クロックが、セレクタ46の信号出力D1から出力
され、各処理パッケージへ供給される。この様にして、
0系クロック発生パッケージ10の故障によって、1系
クロックへの切り替えが行われる。
御入力C1によって、セレクタ46は、信号入力B1に
与えられている1系クロック発生パッケージ20からの
1系クロックが、セレクタ46の信号出力D1から出力
され、各処理パッケージへ供給される。この様にして、
0系クロック発生パッケージ10の故障によって、1系
クロックへの切り替えが行われる。
【0069】1系故障の場合の動作 また、一方、1
系故障の場合も、上述の0系の動作と同じ様な動作によ
って、1系クロック出力から0系クロック出力への切り
替え動作が可能となる。つまり、1系故障検出回路33
は、1系クロック発生パッケージ20の故障(障害)を
検出すると、論理0(ロウレベル)信号を出力し、この
信号は、セレクタ342のD1出力から出力され、NA
ND回路351に与える。一方、0系は故障でないの
で、NAND回路352のゲート入力は論理1(ハイレ
ベル)とされている。これによって、選択信号発生回路
35のQ出力は、論理1(ハイレベル)を出力し、選択
指令信号Aとして、ラッチ451のD入力に与えられ
る。
系故障の場合も、上述の0系の動作と同じ様な動作によ
って、1系クロック出力から0系クロック出力への切り
替え動作が可能となる。つまり、1系故障検出回路33
は、1系クロック発生パッケージ20の故障(障害)を
検出すると、論理0(ロウレベル)信号を出力し、この
信号は、セレクタ342のD1出力から出力され、NA
ND回路351に与える。一方、0系は故障でないの
で、NAND回路352のゲート入力は論理1(ハイレ
ベル)とされている。これによって、選択信号発生回路
35のQ出力は、論理1(ハイレベル)を出力し、選択
指令信号Aとして、ラッチ451のD入力に与えられ
る。
【0070】そして、ラッチ451は、スルー(thr
ough)状態であるので、D入力の論理1(ハイレベ
ル)信号をQ出力し、セレクタ46の制御入力C1に与
え、OR回路43にも与える。従って、セレクタ46
は、0系クロックを選択出力する様に切り替える。
ough)状態であるので、D入力の論理1(ハイレベ
ル)信号をQ出力し、セレクタ46の制御入力C1に与
え、OR回路43にも与える。従って、セレクタ46
は、0系クロックを選択出力する様に切り替える。
【0071】一実施例の効果 以上の一実施例の2重
化冗長装置によれば、被制御部4にパワーオンリセット
回路41を設け、この回路の出力信号Gを監視制御部3
の切替信号入力回路34に与えていることで、従来の様
に、初期の系の選択のためのスイッチ設定を行う事無
く、初期においては、パワーオンに伴って、自動的に0
系クロックへの選択を行うことができる。
化冗長装置によれば、被制御部4にパワーオンリセット
回路41を設け、この回路の出力信号Gを監視制御部3
の切替信号入力回路34に与えていることで、従来の様
に、初期の系の選択のためのスイッチ設定を行う事無
く、初期においては、パワーオンに伴って、自動的に0
系クロックへの選択を行うことができる。
【0072】また、監視制御部3をこの装置から抜き、
その後に挿しても、抜き前の系の選択状態が変更される
事無く、系の選択を継続させる事ができる。
その後に挿しても、抜き前の系の選択状態が変更される
事無く、系の選択を継続させる事ができる。
【0073】従って、操作者による系選択の手段を設け
ないので、監視制御部3の抜き挿しにおいて、系選択を
変更して誤る心配がない。しかも、簡単な構成で実現さ
れていて、信頼性の高い系選択を行うことができる。更
に、保守も容易となる。
ないので、監視制御部3の抜き挿しにおいて、系選択を
変更して誤る心配がない。しかも、簡単な構成で実現さ
れていて、信頼性の高い系選択を行うことができる。更
に、保守も容易となる。
【0074】他の実施例 尚、以上の一実施例の図1
においては、パワーオンに伴って、自動的に0系クロッ
クの選択を行う様に構成したが、この0系クロックの選
択の構成に限定するものではない。例えば、パワーオン
に伴って、1系クロックへの選択を行う場合は、図1の
点線部分の回路を図4に示す様な構成とする事によって
実現出来る。
においては、パワーオンに伴って、自動的に0系クロッ
クの選択を行う様に構成したが、この0系クロックの選
択の構成に限定するものではない。例えば、パワーオン
に伴って、1系クロックへの選択を行う場合は、図1の
点線部分の回路を図4に示す様な構成とする事によって
実現出来る。
【0075】即ち、図4において、パワーオンに伴っ
て、パワーリセット信号を論理0(ロウレベル)で出力
し、AND回路49に与える。そして、AND回路49
は、ここで、ラッチ451のQ出力がいずれの論理状態
(レベル状態)で在ろうと、AND回路49出力とし
て、論理0(ロウレベル)を出力する。この論理0(ロ
ウレベル)信号はバッファ44を通じて監視制御部3へ
供給される。これによって、選択信号Aとして、論理0
(ロウレベル)信号がラッチ451のD入力に与えら
れ、ラッチ451のQ出力から論理0(ロウレベル)信
号がセレクタ46に与えられて、1系クロックが選択さ
れる。
て、パワーリセット信号を論理0(ロウレベル)で出力
し、AND回路49に与える。そして、AND回路49
は、ここで、ラッチ451のQ出力がいずれの論理状態
(レベル状態)で在ろうと、AND回路49出力とし
て、論理0(ロウレベル)を出力する。この論理0(ロ
ウレベル)信号はバッファ44を通じて監視制御部3へ
供給される。これによって、選択信号Aとして、論理0
(ロウレベル)信号がラッチ451のD入力に与えら
れ、ラッチ451のQ出力から論理0(ロウレベル)信
号がセレクタ46に与えられて、1系クロックが選択さ
れる。
【0076】また、上述の冗長装置の構成として、図1
の機能ブロックに限定するものではない。例えば、上述
の一実施例においては、この発明を2重化冗長装置に適
用する場合を説明したが、この様な2重化に限定するも
のではない。例えば、3重以上であってもよい。そし
て、3重以上の内のいずれかひとつを選択する構成を取
ることもできる。また、別の構成として、3重以上の内
の2以上を運用系として、残りを予備系として待機させ
る構成としてもよい。
の機能ブロックに限定するものではない。例えば、上述
の一実施例においては、この発明を2重化冗長装置に適
用する場合を説明したが、この様な2重化に限定するも
のではない。例えば、3重以上であってもよい。そし
て、3重以上の内のいずれかひとつを選択する構成を取
ることもできる。また、別の構成として、3重以上の内
の2以上を運用系として、残りを予備系として待機させ
る構成としてもよい。
【0077】更に、上述の一実施例においては、クロッ
ク発生パッケージを冗長系としているが、この様なクロ
ック発生パッケージに限定するものではない。例えば、
処理モジュールや、電力供給(電力処理)モジュールや
その他のものが冗長構成される装置などにおいても適用
することができる。
ク発生パッケージを冗長系としているが、この様なクロ
ック発生パッケージに限定するものではない。例えば、
処理モジュールや、電力供給(電力処理)モジュールや
その他のものが冗長構成される装置などにおいても適用
することができる。
【0078】
【発明の効果】以上述べた様にこの発明の冗長装置によ
れば、パワーオン運用系設定手段を備え、監視制御部
は、パワーオン運用系設定信号が供給されると、処理モ
ジュールの内、1又は2以上を運用系とさせるための選
択制御信号を選択部に与え、選択部は選択制御信号によ
って、対応する処理モジュールを運用系として選択する
ことができるので、操作者による冗長系の切り替え操作
を行う必要が無く、簡単な構成で、しかも誤った系の選
択を起こり得なくさせることができる。また、監視制御
部をこの装置から抜き挿しが可能なものとし、そして、
監視制御部の抜き前まで選択部が運用状態とさせている
処理モジュールであることを表す選択状態情報を監視制
御部用として保持出力しているので、抜き後に監視制御
部を挿入した場合は、この保持されている選択状態情報
を使用して抜き前までの状態にさせることができる。
れば、パワーオン運用系設定手段を備え、監視制御部
は、パワーオン運用系設定信号が供給されると、処理モ
ジュールの内、1又は2以上を運用系とさせるための選
択制御信号を選択部に与え、選択部は選択制御信号によ
って、対応する処理モジュールを運用系として選択する
ことができるので、操作者による冗長系の切り替え操作
を行う必要が無く、簡単な構成で、しかも誤った系の選
択を起こり得なくさせることができる。また、監視制御
部をこの装置から抜き挿しが可能なものとし、そして、
監視制御部の抜き前まで選択部が運用状態とさせている
処理モジュールであることを表す選択状態情報を監視制
御部用として保持出力しているので、抜き後に監視制御
部を挿入した場合は、この保持されている選択状態情報
を使用して抜き前までの状態にさせることができる。
【図1】この発明の一実施例の2重化冗長装置の機能ブ
ロック図である。
ロック図である。
【図2】従来例の2重化装置の機能ブロック図である。
【図3】セレクタの機能説明図である。
【図4】他の実施例の説明のための部分説明図である。
3…監視制御部、4…被制御部、10…0系クロック発
生パッケージ、20…1系クロック発生パッケージ、3
1、41…パワーオンリセット回路、32…0系故障検
出回路、33…1系故障検出回路、34…切替信号入力
回路、35…選択信号発生回路、45…切替被制御回
路、A…選択指令信号、B…選択中信号、C…パワーオ
ンリセット信号。
生パッケージ、20…1系クロック発生パッケージ、3
1、41…パワーオンリセット回路、32…0系故障検
出回路、33…1系故障検出回路、34…切替信号入力
回路、35…選択信号発生回路、45…切替被制御回
路、A…選択指令信号、B…選択中信号、C…パワーオ
ンリセット信号。
Claims (1)
- 【請求項1】 処理モジュールが少なくとも2以上冗長
構成され、上記処理モジュールの内、1又は2以上の処
理モジュールは運用系として選択されて運用され、残り
の処理モジュールは予備系とされる装置であって、上記
処理モジュールの動作状態を監視し、運用系の処理モジ
ュールが障害の場合は、予備系のいずれかの正常な処理
モジュールを運用系とさせるための選択制御信号を出力
する監視制御部と、上記選択制御信号が与えられると、
予備系のいずれかの処理モジュールを運用系とさせる選
択部とを備えている冗長装置において、 この装置内に対する電力供給に伴って、上記処理モジュ
ールの内、1又は2以上を運用系とさせるためのパワー
オン運用系設定信号を上記監視制御部に供給するパワー
オン運用系設定手段を備え、 上記選択部は、運用系の処理モジュールを表す選択状態
情報を上記監視制御部用として保持出力し、 上記監視制御部は、上記パワーオン運用系設定信号が供
給されると、上記処理モジュールの内、1又は2以上を
運用系とさせるための選択制御信号を上記選択部に与
え、上記選択部は上記選択制御信号によって、対応する
処理モジュールを運用系として選択すると共に、 上記監視制御部は、この装置からの抜き挿しを可能と
し、抜き後の挿入に伴って、上記処理モジュールの内、
上記選択状態情報に対応する1又は2以上を運用系とさ
せるため選択制御信号を出力する ことを特徴とする冗長
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5128669A JP2856633B2 (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | 冗長装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5128669A JP2856633B2 (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | 冗長装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06337730A JPH06337730A (ja) | 1994-12-06 |
JP2856633B2 true JP2856633B2 (ja) | 1999-02-10 |
Family
ID=14990523
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5128669A Expired - Fee Related JP2856633B2 (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | 冗長装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2856633B2 (ja) |
-
1993
- 1993-05-31 JP JP5128669A patent/JP2856633B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06337730A (ja) | 1994-12-06 |
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