JP2855995B2 - 管内径制御装置 - Google Patents
管内径制御装置Info
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- JP2855995B2 JP2855995B2 JP4248664A JP24866492A JP2855995B2 JP 2855995 B2 JP2855995 B2 JP 2855995B2 JP 4248664 A JP4248664 A JP 4248664A JP 24866492 A JP24866492 A JP 24866492A JP 2855995 B2 JP2855995 B2 JP 2855995B2
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- Japan
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- pipe
- acid solution
- tank
- inner diameter
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、BWR型原子炉の燃料
被覆管のような極めて高い内径精度が要求される管の内
径を、酸液を用いた内面溶解により目標内径に仕上げる
管内径制御装置に関する。
被覆管のような極めて高い内径精度が要求される管の内
径を、酸液を用いた内面溶解により目標内径に仕上げる
管内径制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】BWR型原子炉の燃料被覆管として使用
される所謂ジルカロイ管は、数mの全長にわたって内径
を数μmの精度で仕上げる必要がある。このような高精
度の内径制御は、機械加工では到底不可能であり、通常
は特公昭59−4514号公報に開示されているような
酸液を用いた内面溶解により行われる。
される所謂ジルカロイ管は、数mの全長にわたって内径
を数μmの精度で仕上げる必要がある。このような高精
度の内径制御は、機械加工では到底不可能であり、通常
は特公昭59−4514号公報に開示されているような
酸液を用いた内面溶解により行われる。
【0003】ところで、このような管処理では、処理台
上に複数本の被処理管を並べて同時処理することが処理
能率上望まれる。前記公報に開示された内径制御でも、
処理台上に2本の被処理管を並べ、各管内に酸液、中和
液および洗浄水を順に圧送する構成が採用されている。
上に複数本の被処理管を並べて同時処理することが処理
能率上望まれる。前記公報に開示された内径制御でも、
処理台上に2本の被処理管を並べ、各管内に酸液、中和
液および洗浄水を順に圧送する構成が採用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記公
報に開示された内径制御では、2本の被処理管の管内に
1つの圧送系から酸液、中和液および洗浄水を順番に圧
送するため、いずれかの被処理管で管内面の溶解が過度
に進み、内径制御の精度を悪化させるおそれがある。
報に開示された内径制御では、2本の被処理管の管内に
1つの圧送系から酸液、中和液および洗浄水を順番に圧
送するため、いずれかの被処理管で管内面の溶解が過度
に進み、内径制御の精度を悪化させるおそれがある。
【0005】即ち、酸液の流通時間は管内面の溶解量に
大きな影響を及ぼす。そのため、酸液の流通を終えた後
に中和液が通され、管内面の溶解が停止される。また、
2本の被処理管の内径偏差等によりその通液時間が変え
られる。2本の被処理管の通液時間に差があると、いず
れかの被処理管で先に通液が終わるが、ここで圧送系が
1つであると、先に酸液の流通を終えた被処理管は、他
の被処理管の酸液の流通が終わるまで、中和液の流通開
始を待つ必要がある。そのため、先に酸液の流通を終え
た被処理管では、酸液の流通を終えた後も管内面に付着
残存する酸液により管内面の溶解が進み、内径制御の精
度が悪化する。
大きな影響を及ぼす。そのため、酸液の流通を終えた後
に中和液が通され、管内面の溶解が停止される。また、
2本の被処理管の内径偏差等によりその通液時間が変え
られる。2本の被処理管の通液時間に差があると、いず
れかの被処理管で先に通液が終わるが、ここで圧送系が
1つであると、先に酸液の流通を終えた被処理管は、他
の被処理管の酸液の流通が終わるまで、中和液の流通開
始を待つ必要がある。そのため、先に酸液の流通を終え
た被処理管では、酸液の流通を終えた後も管内面に付着
残存する酸液により管内面の溶解が進み、内径制御の精
度が悪化する。
【0006】また、中和液の流通では、たとえ酸液の流
通直後にその流通を開始しても、管内全体に中和液が行
き渡るまでに若干の時間がかかり、更に反応自体にも若
干の時間がかかるため、管内面の溶解停止が遅れ、これ
によっても内径制御の精度悪化を招く。
通直後にその流通を開始しても、管内全体に中和液が行
き渡るまでに若干の時間がかかり、更に反応自体にも若
干の時間がかかるため、管内面の溶解停止が遅れ、これ
によっても内径制御の精度悪化を招く。
【0007】つまり、前記公報に開示された内径制御で
は、管内面の溶解停止のタイミングが不正確であり、通
常はこれが遅れることにより管内面の溶解が必要以上に
進行して内径制御精度の悪化を招くのである。
は、管内面の溶解停止のタイミングが不正確であり、通
常はこれが遅れることにより管内面の溶解が必要以上に
進行して内径制御精度の悪化を招くのである。
【0008】本発明の目的は、複数本の被処理管を同時
処理するにもかかわらず、いずれの被処理管も高精度に
内径制御できる管内径制御装置を提供することにある。
処理するにもかかわらず、いずれの被処理管も高精度に
内径制御できる管内径制御装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の管内径制御装置
は、処理台上に並列して載置された複数本の被処理管の
各管内に一端から酸液、パージガスおよび洗浄水を圧送
し、それぞれの圧送タイミングを各管独立に制御できる
圧送系と、前記複数本の被処理管の各他端から排出され
る酸液および洗浄水を回収するべく各他端部がそれぞれ
挿入され、各他端部の外面に向けて洗浄水を散布する水
ノズルが付設された複数の受槽とを具備することを特徴
とする。
は、処理台上に並列して載置された複数本の被処理管の
各管内に一端から酸液、パージガスおよび洗浄水を圧送
し、それぞれの圧送タイミングを各管独立に制御できる
圧送系と、前記複数本の被処理管の各他端から排出され
る酸液および洗浄水を回収するべく各他端部がそれぞれ
挿入され、各他端部の外面に向けて洗浄水を散布する水
ノズルが付設された複数の受槽とを具備することを特徴
とする。
【0010】酸液および洗浄水の回収系については、受
槽の底面からフレキシブルな排出管を引き出すと共に、
受槽近傍に酸液回収槽および洗浄水回収槽を並列設置
し、酸液回収槽および洗浄水回収槽のいずれかを前記排
出管が向くように排出管を変形させる管変位機構を設け
た構成とするのがよい。
槽の底面からフレキシブルな排出管を引き出すと共に、
受槽近傍に酸液回収槽および洗浄水回収槽を並列設置
し、酸液回収槽および洗浄水回収槽のいずれかを前記排
出管が向くように排出管を変形させる管変位機構を設け
た構成とするのがよい。
【0011】
【作用】酸液、パージガスおよび洗浄水の圧送タイミン
グを各管独立に制御できるので、各管で酸液の流通時間
が相違しても、その通液終了と同時にパージガスを管内
に流通させることができる。管内にガスパージを行う
と、管内に残存する酸液が瞬時に管外へ排出され、管内
面の溶解が停止する。管外へ噴出されたパージガスは、
受槽内の酸液を飛散させ、一部が受槽内に挿入された管
端部の外面に付着するが、受槽に水ノズルが付設されて
いるので、付着した酸液がこれにより除去される。
グを各管独立に制御できるので、各管で酸液の流通時間
が相違しても、その通液終了と同時にパージガスを管内
に流通させることができる。管内にガスパージを行う
と、管内に残存する酸液が瞬時に管外へ排出され、管内
面の溶解が停止する。管外へ噴出されたパージガスは、
受槽内の酸液を飛散させ、一部が受槽内に挿入された管
端部の外面に付着するが、受槽に水ノズルが付設されて
いるので、付着した酸液がこれにより除去される。
【0012】受槽の底面からフレキシブルな排出管を引
き出すと共に、受槽近傍に酸液回収槽および洗浄水回収
槽を並列設置し、酸液回収槽および洗浄水回収槽のいず
れかを前記排出管が向くように排出管を変形させる管変
位機構を設けた場合は、受槽が常に排液可能な状態にあ
り、流入する酸液および洗浄水を受槽内に滞留させない
で排出できる。従って、パージガスの噴出による酸液の
飛散が少なくなる。また、受槽が常に排液可能な状態に
あるにもかかわらず、フレキシンブルな排液管の操作に
より酸液を分離回収できる。
き出すと共に、受槽近傍に酸液回収槽および洗浄水回収
槽を並列設置し、酸液回収槽および洗浄水回収槽のいず
れかを前記排出管が向くように排出管を変形させる管変
位機構を設けた場合は、受槽が常に排液可能な状態にあ
り、流入する酸液および洗浄水を受槽内に滞留させない
で排出できる。従って、パージガスの噴出による酸液の
飛散が少なくなる。また、受槽が常に排液可能な状態に
あるにもかかわらず、フレキシンブルな排液管の操作に
より酸液を分離回収できる。
【0013】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0014】図1は本発明の一実施例を示す管内径制御
装置の概略構成図、図2は管内径制御装置の回収系を示
す斜視図である。
装置の概略構成図、図2は管内径制御装置の回収系を示
す斜視図である。
【0015】本管内径制御装置は、図示されない処理台
上に4本の被処理管10を並列載置させる。処理台上に
並列された4本の被処理管10の各一端部は圧送系20
と連結され、各他端部は回収系30と連結される。
上に4本の被処理管10を並列載置させる。処理台上に
並列された4本の被処理管10の各一端部は圧送系20
と連結され、各他端部は回収系30と連結される。
【0016】圧送系20は、4本の被処理管10の各一
端部にそれぞれ装着される4つのヘッド21と、30%
HNO3 +2%HF等の酸液を収容する1個のタンク2
2とを有する。タンク22内の酸液は、4つのポンプ2
3、弁24および流量計25を経て4つのヘッド21に
独立に供給され、それぞれの供給タイミングおよび流量
が4つの弁24の操作により独立に調節される。また、
パージガスとしてのアルゴンが4つの弁26を介して4
つのヘッド21に独立に供給され、それぞれの供給タイ
ミングが4つの弁26の操作により独立に調節される。
同様に洗浄水が4つの弁27を介して4つのヘッド21
に独立に供給され、それぞれの供給タイミングが4つの
弁27の操作により独立に調節される。
端部にそれぞれ装着される4つのヘッド21と、30%
HNO3 +2%HF等の酸液を収容する1個のタンク2
2とを有する。タンク22内の酸液は、4つのポンプ2
3、弁24および流量計25を経て4つのヘッド21に
独立に供給され、それぞれの供給タイミングおよび流量
が4つの弁24の操作により独立に調節される。また、
パージガスとしてのアルゴンが4つの弁26を介して4
つのヘッド21に独立に供給され、それぞれの供給タイ
ミングが4つの弁26の操作により独立に調節される。
同様に洗浄水が4つの弁27を介して4つのヘッド21
に独立に供給され、それぞれの供給タイミングが4つの
弁27の操作により独立に調節される。
【0017】回収系30は、4本の被処理管10の各他
端部が装入される4つの独立した受槽31を有する。そ
れぞれの受槽31には、該受槽31に挿入された被処理
管10の他端部外面に向けて洗浄水を散布する水ノズル
32が取り付けられている。また、受槽31の下面から
下方へフレキシブルな排出管33が引き出されると共
に、受槽31の下方に酸液回収槽34および洗浄水回収
槽35が連結設置されている。フレキシブルな排出管3
3は、酸液回収槽34および洗浄水回収槽35のいずれ
かを臨むように、シリンダー36により偏位される。酸
液回収槽34は、該槽に回収された酸液を再使用するた
め、前記タンク22と接続されている。
端部が装入される4つの独立した受槽31を有する。そ
れぞれの受槽31には、該受槽31に挿入された被処理
管10の他端部外面に向けて洗浄水を散布する水ノズル
32が取り付けられている。また、受槽31の下面から
下方へフレキシブルな排出管33が引き出されると共
に、受槽31の下方に酸液回収槽34および洗浄水回収
槽35が連結設置されている。フレキシブルな排出管3
3は、酸液回収槽34および洗浄水回収槽35のいずれ
かを臨むように、シリンダー36により偏位される。酸
液回収槽34は、該槽に回収された酸液を再使用するた
め、前記タンク22と接続されている。
【0018】本管内径制御装置においては、先ず、4本
の被処理管10が内径を測定されて処理台上に搬入さ
れ、各一端部にヘッド21が装着され各他端部が受槽3
1に挿入される。次いで、タンク22内の酸液が4つの
ヘッド21を介して4本の被処理管10の各内部に同時
流通される。これにより、被処理管10の内面が溶解さ
れる。被処理管10を通過した酸液は受槽31内に流入
する。受槽31は弁を持たず流入した酸液を排出管33
を通してそのまま排出させる。排出管33は酸液回収槽
34の側に偏位されており、排出管33から流出した酸
液は酸液回収槽34に回収されタンク22に戻される。
の被処理管10が内径を測定されて処理台上に搬入さ
れ、各一端部にヘッド21が装着され各他端部が受槽3
1に挿入される。次いで、タンク22内の酸液が4つの
ヘッド21を介して4本の被処理管10の各内部に同時
流通される。これにより、被処理管10の内面が溶解さ
れる。被処理管10を通過した酸液は受槽31内に流入
する。受槽31は弁を持たず流入した酸液を排出管33
を通してそのまま排出させる。排出管33は酸液回収槽
34の側に偏位されており、排出管33から流出した酸
液は酸液回収槽34に回収されタンク22に戻される。
【0019】ここで、酸液の流通時間は測定された管内
径とその目標値との偏差から求められる。従って、通常
は4本の被処理管10の間で通液時間が異なり、異なる
タイミングで通液が停止される。
径とその目標値との偏差から求められる。従って、通常
は4本の被処理管10の間で通液時間が異なり、異なる
タイミングで通液が停止される。
【0020】4本の被処理管10のうちの最初に通液が
停止された被処理管10では、その停止と同時に管内に
アルゴンガスがパージされる。次に通液が停止された被
処理管10でも、その停止と同時に管内にアルゴンガス
がパージされる。このように通液が停止されたものから
順にアルゴンパージを行うことにより、いずれの被処理
管10においても通液停止後直ちに溶解停止操作が開始
される。また、アルゴンパージは、管内に残留する酸液
を即座に除去し、反応を伴うこともないので、パージの
開始から非常に短時間で管内面の溶解を停止させること
ができる。従って、いずれの被処理管10においても通
液停止直後に管内面の溶解が停止され、優れた内径制御
精度が得られる。
停止された被処理管10では、その停止と同時に管内に
アルゴンガスがパージされる。次に通液が停止された被
処理管10でも、その停止と同時に管内にアルゴンガス
がパージされる。このように通液が停止されたものから
順にアルゴンパージを行うことにより、いずれの被処理
管10においても通液停止後直ちに溶解停止操作が開始
される。また、アルゴンパージは、管内に残留する酸液
を即座に除去し、反応を伴うこともないので、パージの
開始から非常に短時間で管内面の溶解を停止させること
ができる。従って、いずれの被処理管10においても通
液停止直後に管内面の溶解が停止され、優れた内径制御
精度が得られる。
【0021】被処理管10を通過したアルゴンは、受槽
31に噴出され、受槽31内に存在する酸液を巻き上げ
て、受槽31内に挿入されている被処理管10の他端部
外面に酸液を付着させる。これを放置すると、被処理管
の外径精度が他端部において低下する。
31に噴出され、受槽31内に存在する酸液を巻き上げ
て、受槽31内に挿入されている被処理管10の他端部
外面に酸液を付着させる。これを放置すると、被処理管
の外径精度が他端部において低下する。
【0022】そこで、アルゴンパージが終わると、4本
の被処理管10一斉に、あるいはパージの終わったもの
から順番に管内に洗浄水を流通させると同時に、水ノズ
ル32から洗浄水を噴出させ、被処理管10の他端部外
面に付着した酸液を洗い流す。従って、酸液付着による
他端部での外径精度低下が防止される。このとき、排出
管33は洗浄水回収槽35の側に向けられており、受槽
31内に流入した洗浄水は排出管33を経て洗浄水回収
槽35に回収され、排水として処理される。
の被処理管10一斉に、あるいはパージの終わったもの
から順番に管内に洗浄水を流通させると同時に、水ノズ
ル32から洗浄水を噴出させ、被処理管10の他端部外
面に付着した酸液を洗い流す。従って、酸液付着による
他端部での外径精度低下が防止される。このとき、排出
管33は洗浄水回収槽35の側に向けられており、受槽
31内に流入した洗浄水は排出管33を経て洗浄水回収
槽35に回収され、排水として処理される。
【0023】なお、受槽31は弁を持たず流入した液体
を排出管33を通してそのまま排出させるので、酸液流
通の段階で酸液が槽内に多く溜まらず、通液直後にアル
ゴンパージを行っても酸液の飛散が少なく、その管外面
への付着が抑えられる。また、4本の被処理管10のそ
れぞれに受槽31が用意され、他の受槽31からの酸液
の流入がないので、これも酸液の飛散抑制に寄与する。
を排出管33を通してそのまま排出させるので、酸液流
通の段階で酸液が槽内に多く溜まらず、通液直後にアル
ゴンパージを行っても酸液の飛散が少なく、その管外面
への付着が抑えられる。また、4本の被処理管10のそ
れぞれに受槽31が用意され、他の受槽31からの酸液
の流入がないので、これも酸液の飛散抑制に寄与する。
【0024】アルゴンパージは他のガスパージ(例えば
窒素ガスパージ)に代えることができる。ガスパージに
おけるパージ圧は1〜4kg/cm2 ・G、パージ時間
は1〜10秒がそれぞれ望ましい。
窒素ガスパージ)に代えることができる。ガスパージに
おけるパージ圧は1〜4kg/cm2 ・G、パージ時間
は1〜10秒がそれぞれ望ましい。
【0025】ガスパージは、通液停止時に管内に多量の
液体が残っていてもこれを一気に排除できるので、被処
理管10を処理台上に水平に支持することができ、被処
理管10のハンドリングを容易にする効果もある。
液体が残っていてもこれを一気に排除できるので、被処
理管10を処理台上に水平に支持することができ、被処
理管10のハンドリングを容易にする効果もある。
【0026】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の管内径制御装置は、複数本の被処理管を同時処理する
にもかかわらず、各管に固有のタイミングでガスパージ
を行い、しかも、ガスパージによる酸洗除去効果が高い
ので、いずれの管も酸液流通停止と同時に管内面の溶解
を停止できる。従って、いずれの被処理管も設定された
通液時間が確保され、内径制御精度が向上する。また、
ガスパージによって管端部面に付着した酸液が水洗され
るので、管端部の外径精度が低下させるおそれがない。
の管内径制御装置は、複数本の被処理管を同時処理する
にもかかわらず、各管に固有のタイミングでガスパージ
を行い、しかも、ガスパージによる酸洗除去効果が高い
ので、いずれの管も酸液流通停止と同時に管内面の溶解
を停止できる。従って、いずれの被処理管も設定された
通液時間が確保され、内径制御精度が向上する。また、
ガスパージによって管端部面に付着した酸液が水洗され
るので、管端部の外径精度が低下させるおそれがない。
【0027】受槽の底面からフレキシブルな排出管を引
き出すと共に、受槽近傍に酸液回収槽および洗浄水回収
槽を並列設置し、酸液回収槽および洗浄水回収槽のいず
れかを前記排出管が向くように排出管を変形させる変位
機構を設けた場合は、バルブを必要としないので、その
構成が簡単になると共に、ガスパージによる酸液の飛散
が少なくなり、管端部外面の溶解を抑える効果が高い。
き出すと共に、受槽近傍に酸液回収槽および洗浄水回収
槽を並列設置し、酸液回収槽および洗浄水回収槽のいず
れかを前記排出管が向くように排出管を変形させる変位
機構を設けた場合は、バルブを必要としないので、その
構成が簡単になると共に、ガスパージによる酸液の飛散
が少なくなり、管端部外面の溶解を抑える効果が高い。
【図1】本発明の一実施例を示す管内径制御装置の概略
構成図である。
構成図である。
【図2】管内径制御装置の回収系を示す斜視図である。
10 被処理管 20 圧送系 21 ヘッド 22 タンク 30 回収系 31 受槽 32 水ノズル 33 排出管 34 酸液回収槽 35 洗浄水回収槽 36 シリンダー(管変位機構)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−27987(JP,A) 特開 昭64−50987(JP,A) 兵藤繁俊他,「原子燃料被覆管の自動 内径仕上酸洗装置の開発」,住友金属, 44巻,4号,8−14頁(1992) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G21C 3/06 C23G 3/04
Claims (2)
- 【請求項1】 処理台上に並列して載置された複数本の
被処理管の各管内に一端から酸液、パージガスおよび洗
浄水を圧送し、それぞれの圧送タイミングを各管独立に
制御できる圧送系と、前記複数本の被処理管の各他端か
ら排出される酸液および洗浄水を回収すくべく各他端部
がそれぞれ挿入され、各他端部の外面に向けて洗浄水を
散布する水ノズルが付設された複数の受槽とを具備する
ことを特徴とする管内径制御装置。 - 【請求項2】 前記受槽の底面からフレキシブルな排出
管を引き出すと共に、受槽近傍に酸液回収槽および洗浄
水回収槽を並列設置し、酸液回収槽および洗浄水回収槽
のいずれかを前記排出管が向くように排出管を変形させ
る管変位機構を設けたことを特徴とする請求項1に記載
の管内径制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4248664A JP2855995B2 (ja) | 1992-08-24 | 1992-08-24 | 管内径制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4248664A JP2855995B2 (ja) | 1992-08-24 | 1992-08-24 | 管内径制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0675074A JPH0675074A (ja) | 1994-03-18 |
JP2855995B2 true JP2855995B2 (ja) | 1999-02-10 |
Family
ID=17181507
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4248664A Expired - Lifetime JP2855995B2 (ja) | 1992-08-24 | 1992-08-24 | 管内径制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2855995B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101540046B1 (ko) * | 2013-12-27 | 2015-07-28 | 포항공과대학교 산학협력단 | 화학 연마장치 및 화학 연마방법 |
CN114465078A (zh) * | 2021-12-27 | 2022-05-10 | 江苏法尔胜光电科技有限公司 | 一种解决稀土掺杂光纤包层亮点的套管工艺方法 |
-
1992
- 1992-08-24 JP JP4248664A patent/JP2855995B2/ja not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
兵藤繁俊他,「原子燃料被覆管の自動内径仕上酸洗装置の開発」,住友金属,44巻,4号,8−14頁(1992) |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0675074A (ja) | 1994-03-18 |
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