JP2855881B2 - サーマルプロテクタ - Google Patents

サーマルプロテクタ

Info

Publication number
JP2855881B2
JP2855881B2 JP11983691A JP11983691A JP2855881B2 JP 2855881 B2 JP2855881 B2 JP 2855881B2 JP 11983691 A JP11983691 A JP 11983691A JP 11983691 A JP11983691 A JP 11983691A JP 2855881 B2 JP2855881 B2 JP 2855881B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
side electrode
thermal protector
fixed
heater
movable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP11983691A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04229522A (ja
Inventor
研策 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP11983691A priority Critical patent/JP2855881B2/ja
Priority to US07/887,516 priority patent/US5221915A/en
Priority to EP92108694A priority patent/EP0514931B1/en
Priority to DE69206680T priority patent/DE69206680T2/de
Publication of JPH04229522A publication Critical patent/JPH04229522A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2855881B2 publication Critical patent/JP2855881B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Thermally Actuated Switches (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各種電気機器に用いら
れ、異常時の発熱および過電流による電気機器の焼損保
護のためのサーマルプロテクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のサーマルプロテクタは可
動側電極と固定側電極とを対向させた状態でガラスビー
ドにて固定したマウント体をガラス容器内に収納し、ガ
ラスビードの下側に位置するガラス容器開口部を加熱溶
融することにより、ピンチシールを行うとともに排気,
ガス封入後、ガラス容器の頂部をチップオフした気密封
止の構造になっている(実公昭56−42912号公
報)。
【0003】このようなサーマルプロテクタは各種電気
機器の発熱部に取付けられ、何らかの異常でその部分の
温度が上昇したり、過電流が流れたりしたとき、可動側
電極のスナップアクション型熱応動素子が反転すること
により、同素子が固定側電極から離間動作して電気機器
への通電を遮断する保護機能を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この種サーマルプロテ
クタにおいては各種電気機器の小型化への移行に伴い、
小型で、かつ低電流域で動作し得る動作感度の良好なサ
ーマルプロテクタの開発の要求が高まっている。
【0005】しかしながら、上記の従来構造では、ガラ
ス容器内における固定側電極および可動側電極のリード
線にニッケル−クロム系合金の抵抗線を用いても、大型
化を避けて必要とする低電流域での動作感度を向上する
には限界があった。
【0006】本発明はこのような事情にかんがみてなさ
れたもので、大型化することなく、低電流域での動作感
度を向上することのできるサーマルプロテクタを提供す
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のサーマルプロテ
クタは、固定側電極と前記固定側電極に対向して接離す
るスナップアクション型熱応動素子を備えた可動側電極
とを一体化して容器内に収納してなるサーマルプロテク
タにおいて、前記固定側電極の一部がジグザグ状の平板
形ヒータからなり、この平板形ヒータが前記スナップア
クション型熱応動素子と対向して位置しており、前記固
定側電極と前記可動側電極とがガラスフリットビードに
て固定支持され、かつ前記容器の開口部と前記ガラスフ
リットビードとがガラスフリットにて一体化されて、前
記容器の開口部が封着されているものである。
【0008】
【作用】本発明によると、固定側電極の一部がジグザグ
状の平板形ヒータからなるので、通電時において同ヒー
タが十分に発熱し、このためこれと対向して位置してい
るスナップアクション型熱応動素子が低電流においても
その熱伝導によって効率よく加熱されて動作することが
できる。しかも、前記封着構造を採用しているので、全
長を一層短くすることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。
【0010】(実施例1)図1,図2および図3に示す
ように、本発明実施例1のサーマルプロテクタは、先端
部に可動接点1を溶接したスナップアクション型熱応動
素子2の一端部に成形金属板3の一端部を溶接し、この
成形金属板の他端部に可動側電極リード線4を溶接した
可動側電極と、可動接点1に対して所定の接触圧力で接
触するように配置された固定接点5を例えばニッケル−
クロム系合金,ニッケル−クロム−鉄系合金,鉄−クロ
ム系合金などの抵抗板よりなるジグザグ状の平板形ヒー
タ6の一端部に溶接固定し、このヒータの他端部を固定
側電極リード線7に溶接した固定側電極とを対向させ、
プレス焼結により結晶化したガラスフリットビード8に
て可動側電極と固定側電極とを一体化してマウント体を
構成している。平板形ヒータ6はスナップアクション型
熱応動素子2と対向して位置している。
【0011】ガラスフリットビード8には図4に示すよ
うに、2つの挿入穴11を有し、これらの挿入穴に各電
極リード線が挿入され、バーナなどにて溶融されること
により、挿入穴11に各電極リード線が封着されてい
る。
【0012】このようにして得られたマウント体はガラ
ス容器9内に収納され、ガラス容器9の開口部とガラス
フリットビード8との間に低融点の硼珪酸鉛系のガラス
フリットペースト(ガラスフリットと有機バインダーを
練合したもの)が充填され、温風乾燥後、このペースト
がバーナなどで加熱されて溶融されることにより、ガラ
ス容器9の開口部とガラスフリットビード8との気密封
着が行われて封着部10が形成されている。
【0013】この後、ガラス容器9内は加熱排気され、
その中に清浄な乾燥空気が封入され、ガラス容器9の先
端部がチップオフされるものである。
【0014】以上のような構成を有する本発明実施例1
のサーマルプロテクタは、可動側電極のスナップアクシ
ョン型熱応動素子2に対向して位置する固定側電極の一
部にジグザグ状の平板形ヒータ6を用いているので、こ
のジグザグ状の平板形ヒータで十分な発熱が行われ、そ
の熱伝導によりスナップアクション型熱応動素子2が十
分に加熱されるために、低電流においても、スナップア
クション型熱応動素子2の動作が可能となり、動作感度
の向上を図ることができる。また、スナップアクション
型熱応動素子2の加熱手段として、各電極とは別体に設
けずに、固定側電極の一部にジグザグ状の平板形ヒータ
6を用いて構成しているので、マウント体がかさばら
ず、ガラス容器9が小さなものですむ。このため、サー
マルプロテクタの形状が大型化するのを回避することが
できる。さらに、この実施例のサーマルプロテクタによ
れば、固定側電極と可動側電極とを一体化したガラスフ
リットビード8とガラス容器9の開口部とをガラスフリ
ットペーストにより封着して封着部10を形成している
ので、ガラスビードより下側に位置するガラス容器の開
口部を加熱溶融させて封着した従来構造のサーマルプロ
テクタに比べて、全長を一層短くすることができ、した
がって小型化を図ることができる。
【0015】図5および図6は固定側電極の他の例を示
し、この場合はジグザグ状の平板形ヒータ6としてニク
ロムなどの抵抗材の線材を用い、これをジグザグ状に折
り曲げ加工し、その一端部に固定接点5を溶接し、その
他端部に固定側電極リード線7を溶接したものである。
【0016】図1に示す構造であって、表1に示すとお
りの寸法を有するサーマルプロテクタ(本発明品)を製
作し、その電流動作時間を測定したところ、表2に示す
とおりの結果となった。なお、これと比較するため、先
の従来の技術で述べた構造のサーマルプロテクタ(従来
品)も製作した。ここで、本発明品におけるジグザグ状
の平板形ヒータには、厚さが0.5mmで、ニッケル−ク
ロム系合金板を用いた。また、従来品では固定側電極リ
ード線に直径0.7mmのニッケル−クロム系合金線が用
いられている。
【0017】
【表1】
【0018】
【表2】
【0019】表1および表2から明らかなように、本発
明のサーマルプロテクタは従来のサーマルプロテクタで
動作しない2Aの低電流において約60秒程度で動作す
る高感度の動作特性を得ることができるとともに、従来
品に比して容積比で60%縮小できることがわかる。
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は固定電極
の一部部がジグザグ状の平板形ヒータからなり、この平
板形ヒータが可動側電極のスナップアクション型熱応動
素子と対向して位置しているので、通電時において平板
形ヒータが効率よく発熱するため、その熱伝導によっ
て、対向位置にあるスナップアクション型熱応動素子を
低電流おいても動作させることができ、大型化するこ
となく、低電流域での動作感度を向上することができ、
しかも全長を一層短くすることができるので、小型化を
図ることができるサーマルプロテクタを実現することが
できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のサーマルプロテクタの一部
切欠正面図
【図2】同じく一部切欠側面図
【図3】同じく一部切欠背面図
【図4】ガラスフリットビードの拡大斜視図
【図5】固定側電極の他の例を示す正面図
【図6】同じく側面図
【符号の説明】
1 可動接点 2 スナップアクション型熱応動素子 4 可動側電極リード線 5 固定接点 6 平板形ヒータ 7 固定側電極リード線 ガラスビード ガラス容器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭52−154078(JP,A) 特開 昭58−184218(JP,A) 特開 昭59−141130(JP,A) 実開 昭55−10289(JP,U) 実公 昭56−42912(JP,Y2) 米国特許3753191(US,A) 米国特許3968468(US,A) 米国特許4334209(US,A) 米国特許4823104(US,A) 欧州特許出願公開80393(EP,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01H 37/00 - 37/56 PCI(DIALOG) WPI(DIALOG)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定側電極と前記固定側電極に対向して
    接離するスナップアクション型熱応動素子を備えた可動
    側電極とを一体化して容器内に収納してなるサーマルプ
    ロテクタにおいて、前記固定側電極の一部がジグザグ状
    の平板形ヒータからなり、この平板形ヒータが前記スナ
    ップアクション型熱応動素子と対向して位置しており、
    前記固定側電極と前記可動側電極とがガラスフリットビ
    ードにて固定支持され、かつ前記容器の開口部と前記ガ
    ラスフリットビードとがガラスフリットにて一体化され
    て、前記容器の開口部が封着されていることを特徴とす
    るサーマルプロテクタ。
JP11983691A 1990-11-08 1991-05-24 サーマルプロテクタ Expired - Fee Related JP2855881B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11983691A JP2855881B2 (ja) 1990-11-08 1991-05-24 サーマルプロテクタ
US07/887,516 US5221915A (en) 1991-05-24 1992-05-21 Thermal protector
EP92108694A EP0514931B1 (en) 1991-05-24 1992-05-22 A thermal protector
DE69206680T DE69206680T2 (de) 1991-05-24 1992-05-22 Übertemperaturschutz

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2-304322 1990-11-08
JP30432290 1990-11-08
JP11983691A JP2855881B2 (ja) 1990-11-08 1991-05-24 サーマルプロテクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04229522A JPH04229522A (ja) 1992-08-19
JP2855881B2 true JP2855881B2 (ja) 1999-02-10

Family

ID=26457504

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11983691A Expired - Fee Related JP2855881B2 (ja) 1990-11-08 1991-05-24 サーマルプロテクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2855881B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4128250B2 (ja) * 1997-10-16 2008-07-30 日本テクニカ株式会社 電源用サーマルプロテクタ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04229522A (ja) 1992-08-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS62268030A (ja) プロテクタ−
GB1602543A (en) Motor protectors
KR20000062162A (ko) 모터 보호 장치
JPS5857849B2 (ja) ネツオウドウスイツチ
JP2855881B2 (ja) サーマルプロテクタ
JPS6340246A (ja) けい光ランプ
US2329134A (en) Thermal switch
EP0514931B1 (en) A thermal protector
US4914414A (en) Thermally responsive switch
JPH0546054B2 (ja)
US5155463A (en) Thermal protector
US4171519A (en) Circuit breaker with parallel shorting element
JP4128250B2 (ja) 電源用サーマルプロテクタ
CN101419880B (zh) 三相电机热保护器
US3753191A (en) Low profile glass enclosed hermetically sealed circuit breaker
JP2743513B2 (ja) サーマルプロテクタ
JP6038680B2 (ja) ブレーカ装置
JPS6041626Y2 (ja) サ−マルプロテクタ
US5023586A (en) Hermetic motor protector
JPS64715Y2 (ja)
JP3066284B2 (ja) プラグ
JPH0514428Y2 (ja)
US5127150A (en) Hermetic motor protector
JPH0625921Y2 (ja) 正特性サーミスタ装置
JPH0438443Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees