JP2855269B2 - 自動車運転用手袋 - Google Patents

自動車運転用手袋

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JP2855269B2 JP24556496A JP24556496A JP2855269B2 JP 2855269 B2 JP2855269 B2 JP 2855269B2 JP 24556496 A JP24556496 A JP 24556496A JP 24556496 A JP24556496 A JP 24556496A JP 2855269 B2 JP2855269 B2 JP 2855269B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の運転時に
使用する自動車運転用手袋に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の運転をする場合には、素手でハ
ンドルを握って自動車を運転すると、汗等でハンドルが
滑り易くなって、運転に支障を来すことがある。そこ
で、例えば、実開平1−161217号公報に記載のよ
うに、手袋本体の手の平側に複数個の孔や突起等からな
る滑り止めを設けた自動車運転用手袋が提案されてい
る。また、実開昭57−64374号公報、実開平1−
161218号公報においては、手の平部にメッシュや
突起等の滑り止めを設けたゴルフ、野球のバッティング
用の手袋が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】確かに、前記公報記載
の滑り止め付きの手袋を使用すれば、自動車のハンドル
と手の平との間の摩擦係数が大きくなって、滑り難いと
いう利点はある。しかしながら、自動車のハンドル操作
においては、道を曲がる場合には一旦切ったハンドルを
元に戻す操作があり、この場合は、握った手をハンドル
から離せば自動車の進行に伴ってハンドルが自動的に戻
るが、前記公報記載の滑り止めが設けられた手袋を使用
すると、ハンドルと手袋との摩擦が大きすぎてハンドル
から手袋を完全に離せば別として、ハンドルに手袋を当
てた状態では円滑にハンドルが戻らないという問題があ
る。本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、自動
車のハンドル操作が容易な自動車運転用手袋を提供する
ことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載の自動車運転用手袋は、手袋本体の親指、人指し
指、中指、薬指及び小指の手の平側、及び親指の付け根
の手の平部分に滑り止め部を設け、自動車のハンドルを
握った場合に、自動車のハンドルの外周面が当接する手
の平部分に滑り面部を設けている。また、請求項2記載
の自動車運転用手袋は、請求項1記載の自動車運転用手
袋において、前記中指、薬指及び小指の付け根の手の平
部分にも滑り止め部が設けられて、前記滑り面部がハン
ドルの外周面に合わせて帯状となっている。そして、請
求項3記載の自動車運転用手袋は、請求項1又は2記載
の自動車運転用手袋において、前記手袋本体は織布から
なって、前記滑り止め部は、前記織布の表面に4〜40
個/cm2 の密度で固着され、少なくとも隣り合う突起
の間隔が1〜4mmのゴム又は合成樹脂からなる複数の
滑り止め突起からなっている。
【0005】請求項1〜3記載の自動車運転用手袋にお
いては、手袋本体の親指、人指し指、中指、薬指及び小
指の手の平側、及び親指の付け根の手の平部分に滑り止
め部を設けているので、自動車のハンドルを握った場合
は滑り止め部が有効に作用して、ハンドルの操作が容易
となる。一方、一旦切ったハンドルを解放する場合に
は、ハンドルを握った指を少し離してハンドルの外周面
に手袋を当てておくと、手袋本体のハンドルに当接する
部分が滑り面部となっているので、当接した部分が滑り
ハンドル操作が容易となる。特に、請求項2記載の自動
車運転用手袋においては、滑り面部がハンドルの外周面
に沿って帯状となって、他の部分は滑り止め部となって
いるので、より効率的にハンドルに当接する部分の摩擦
が増える。そして、請求項3記載の自動車運転用手袋に
おいては、手袋本体は織布からなって、滑り止め部は、
織布の表面に4〜40個/cm2 の密度で固着され、少
なくとも隣り合う滑り止め突起の間隔が1〜4mmのゴ
ム又は合成樹脂からなる滑り止め突起からなっているの
で、製造が容易で、しかもハンドルに対して効果的に滑
らないという利点がある。ここで、滑り止め突起の個数
を4〜40個/cm2 としたのは、4個/cm2未満で
あれば、滑り止め突起が疎らで指や手の平が直接滑り止
め突起の圧力を感じて感触が悪いからであり、滑り止め
突起の個数が40個/cm2 を超えると製造が困難とな
るからである。また、隣り合う滑り止め突起の間隔が1
mm未満であれば、滑り止め突起が密過ぎて製造コスト
がかかり、隣り合う滑り止め突起の間隔が4mmを超え
ると指や手の平が滑り止め突起の感触を直接感じるの
で、感触性が悪くなるからである。
【0006】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。ここに、図1(A)、(B)はそれ
ぞれ本発明の一実施の形態に係る自動車運転用手袋の正
面図及び背面図、図2(A)、(B)はそれぞれ滑り止
め突起の拡大断面図及び正面図、図3は該自動車運転用
手袋の使用状態の斜視図、図4(A)、(B)はそれぞ
れ本発明の他の実施の形態に係る自動車運転用手袋の正
面図及び背面図である。なお、以下の実施の形態におい
ては右手に使用する自動車運転用手袋のみを示したが、
左手の自動車運転用手袋においても同様である。
【0007】図1、図2に示すように、本発明の一実施
の形態に係る自動車運転用手袋10は、手袋本体11の
人指し指12、中指13、薬指14、及び小指15の手
の平側に滑り止め部16が設けられ、手袋本体11の親
指17の手の平側、及び親指17の付け根の手の平部分
18に滑り止め部19が設けられている。以下、これら
について詳しく説明する。
【0008】前記滑り止め部16(19も同様)は、図
2に示すように多数の滑り止め突起20からなる。この
滑り止め突起20は、その材質がゴム、硬質又は中軟質
の合成樹脂素材(例えば、ナイロン、塩化ビニール、A
BS、ポリプロピレン、ポリエチレン、その他の耐摩耗
性樹脂)からなり、織布からなる手袋本体11(例え
ば、軍手)の表面に直接植付けられている。滑り止め突
起20は直径aが0.5〜3mm程度の半球からなっ
て、間隔bが1〜4mm程度で、1平方センチメートル
当たり4〜40個程度の数で取付けられている。なお、
前記滑り止め突起20の形状を釣鐘状、接合部分が平坦
となったボール状とすることもでき、これによって更に
ハンドル21(図3参照)との摩擦係数が増加する。
【0009】そして、図3に示すように、自動車運転用
手袋10を装着して自動車のハンドル21を握った場
合、ハンドル21の外周面が当接する部分には図1
(A)に示すように、滑り止め突起等が設けられておら
ず、織布からなる手袋本体11が露出した滑り面部22
が形成されている。この滑り面部22は手袋本体11が
軍手等の場合には、その表面を露出させただけでよい
が、多少摩擦係数が大きい素材を使用する場合には、そ
の部分の織布の繊維を捕捉してより滑り易くするとか、
あるいはその部分の繊維に合成繊維等のように滑り易い
繊維を使用してもよい。
【0010】前記滑り止め部16は、手袋本体11の人
指し指12、中指13、薬指14、及び小指15の手の
平側に設けられているが、これによって、ハンドル21
を握った場合には、ハンドル21との摩擦係数を大きく
してハンドル21を掴むことができる。また、親指17
の付け根の手の平部分18は、自動車を運転する場合、
丁度ハンドル21の上に乗るので、この部分に滑り止め
部19が形成されていることによって、よりハンドル2
1を確りと把持することができる。
【0011】手袋本体11の手首の部分23は弾力性を
有するゴム繊維が配置されているが、この部分に切れ目
を入れると共に、切れ目の部分にホックの付いたバンド
等を設けて、装着時にはホックを外して手に装着し、装
着後は手から抜けないようにホックをするようにしても
よい。また、手首の部分23を更に肘の部分まで延長し
て、日焼け等の防止を図るようにしてもよい。
【0012】従って、この自動車運転用手袋10を使用
して自動車を運転する場合には、図3に示すように、自
動車運転用手袋10を両手に装着した後、ハンドル21
を握ると、多少汗ばんでいてもハンドル21を滑ること
なく把持できる。そして、一旦曲がった後、更にハンド
ル21を元の位置まで戻そうとする場合には、握った指
をハンドル21から少し離せば、把持状態が解かれハン
ドル21が滑って元の位置(即ち、直線進行位置)まで
戻る。この場合、自動車運転用手袋10の手の平部分に
形成された滑り面部22をハンドル21の外周面に当て
ておくと円滑にハンドル21が滑ることになり、非常時
にはそのままハンドル21を握れば、滑り止め突起20
が直接ハンドル21に当接して、ハンドル21を確りと
把持できるので、極めて運転性が良い。
【0013】図4には、本発明の他の実施の形態に係る
自動車運転用手袋25を示すが、前記自動車運転用手袋
10と相違する点は、中指13、薬指14及び小指15
の付け根の手の平部分26にも滑り止め部の一例である
多数の滑り止め突起27が設けられて、滑り面部28が
帯状となっていることである。これによって、図3を参
照しても分かるように、ハンドル21の外周面に当接す
る部分に滑り面部28が形成されるので、ハンドル21
を握りしめた手を緩めるとハンドル21の滑りが良く、
ハンドル21を握ると更に摩擦係数が増えてハンドル操
作がし易いという利点がある。
【0014】
【発明の効果】請求項1〜3記載の自動車運転用手袋は
以上の説明からも明らかなよう、自動車の運転をする場
合に、自動車のハンドルの外周面に当接する部分に滑り
面部を設け、手の平側の他の部分を滑り止め部としたの
で、ハンドルを握って操作する場合には、自動車運転用
手袋がハンドルに確り馴染んで運転操作が行い易く、自
動車の直進性を利用してハンドルを戻そうとする場合に
は、ハンドルの外周面に滑り面部を当てた状態で握った
各指を少し離してやればハンドルを自然復帰させること
ができるので、極めてハンドルの操作性が向上する。特
に、請求項2記載の自動車運転用手袋においては、ハン
ドルの外周面に沿って滑り面部が形成されているので、
ハンドルを握った場合の摩擦による接触度合いが向上し
て運転が更にし易くなる。そして、請求項3記載の自動
車運転用手袋においては、滑り止め部が多数の滑り止め
突起からなっているので、製造が容易であり、しかもハ
ンドルとの間に大きな摩擦係数を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)、(B)はそれぞれ本発明の一実施の形
態に係る自動車運転用手袋の正面図及び背面図である。
【図2】(A)、(B)はそれぞれ滑り止め突起の拡大
断面図及び正面図である。
【図3】該自動車運転用手袋の使用状態の斜視図であ
る。
【図4】(A)、(B)はそれぞれ本発明の他の実施の
形態に係る自動車運転用手袋の正面図及び背面図であ
る。
【符号の説明】
10 自動車運転用手袋 11 手袋本体 12 人指し指 13 中指 14 薬指 15 小指 16 滑り止め部 17 親指 18 親指の付け根の手の平部分 19 滑り止め
部 20 滑り止め突起 21 ハンドル 22 滑り面部 23 手首の部
分 25 自動車運転用手袋 26 滑り止め
突起 27 滑り止め突起 28 滑り面部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A41D 19/00 A41D 13/10

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手袋本体の親指、人指し指、中指、薬指
    及び小指の手の平側、及び親指の付け根の手の平部分に
    滑り止め部を設け、自動車のハンドルを握った場合に、
    自動車のハンドルの外周面が当接する手の平部分に滑り
    面部を設けたことを特徴とする自動車運転用手袋。
  2. 【請求項2】 前記中指、薬指及び小指の付け根の手の
    平部分にも滑り止め部が設けられて、前記滑り面部がハ
    ンドルの外周面に合わせて帯状となっている請求項1記
    載の自動車運転用手袋。
  3. 【請求項3】 前記手袋本体は織布からなって、前記滑
    り止め部は、前記織布の表面に4〜40個/cm2 の密
    度で固着され、少なくとも隣り合う突起の間隔が1〜4
    mmのゴム又は合成樹脂からなる複数の滑り止め突起か
    らなっている請求項1又は2記載の自動車運転用手袋。
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