JP2855033B2 - 電波キー受信機のアンテナ回路装置 - Google Patents
電波キー受信機のアンテナ回路装置Info
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- JP2855033B2 JP2855033B2 JP28948592A JP28948592A JP2855033B2 JP 2855033 B2 JP2855033 B2 JP 2855033B2 JP 28948592 A JP28948592 A JP 28948592A JP 28948592 A JP28948592 A JP 28948592A JP 2855033 B2 JP2855033 B2 JP 2855033B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、車両のドアやトランク
などのキー装置を電波により解錠または施錠を行う電波
キーに係り、特に回路調整やアンテナ調整を容易にする
のに好適なアンテナ回路装置に関する。
などのキー装置を電波により解錠または施錠を行う電波
キーに係り、特に回路調整やアンテナ調整を容易にする
のに好適なアンテナ回路装置に関する。
【０００２】
【従来の技術およびその課題】電波キーの受信機用アン
テナは、従来無指向性受信アンテナが用いられており、
この無指向性受信アンテナを車両中心に配置すると、車
両の前後と左右方向では作動距離が異なる。すなわち、
車両の前後方向は、車両左右方向より車両端部からの作
動距離が短くなる。通常、受信アンテナは使用周波数の
１／４λのものが一般的に使用されているが、そのアン
テナ長から受信機から離れた車両内に配備される。受信
アンテナの取付けは、内装材の装着時に行われており、
その後に受信機との接続が行われる。一方受信機の回路
調整は、外来ノイズの影響を受けないように、アンテナ
の接続前に行われている。しかし、アンテナを回路と同
一プリント板上に構成するアンテナ内蔵型受信機では組
付け後の調整が効率良くできないという問題があった。
本発明の目的は、受信機の回路調整とアンテナ調整を簡
便に行えるようにした電波キー受信機のアンテナ回路装
置を提供することにある。
テナは、従来無指向性受信アンテナが用いられており、
この無指向性受信アンテナを車両中心に配置すると、車
両の前後と左右方向では作動距離が異なる。すなわち、
車両の前後方向は、車両左右方向より車両端部からの作
動距離が短くなる。通常、受信アンテナは使用周波数の
１／４λのものが一般的に使用されているが、そのアン
テナ長から受信機から離れた車両内に配備される。受信
アンテナの取付けは、内装材の装着時に行われており、
その後に受信機との接続が行われる。一方受信機の回路
調整は、外来ノイズの影響を受けないように、アンテナ
の接続前に行われている。しかし、アンテナを回路と同
一プリント板上に構成するアンテナ内蔵型受信機では組
付け後の調整が効率良くできないという問題があった。
本発明の目的は、受信機の回路調整とアンテナ調整を簡
便に行えるようにした電波キー受信機のアンテナ回路装
置を提供することにある。
【０００３】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は発信機から発信される電波信号を車両側に
配置された受信機で受信し、該信号を処理してキー装置
の解錠または施錠を行う電波キーにおいて、回路基板上
にパターン形成された縦と横の寸法が異なる形状の指向
性アンテナと、前記回路基板に電気的に結合される高周
波回路ユニットを有する回路部と、前記高周波回路ユニ
ットのアンテナの接続部分に設けられた基準発信周波数
を入力する高周波入力端子と、前記回路部とアンテナと
を電気的に切り離す手段とを備え、前記回路部の調整時
には該回路部からアンテナを電気的に外し、前記アンテ
ナの調整時には回路部から高周波回路ユニットを外すよ
うにした構成にある。
め、本発明は発信機から発信される電波信号を車両側に
配置された受信機で受信し、該信号を処理してキー装置
の解錠または施錠を行う電波キーにおいて、回路基板上
にパターン形成された縦と横の寸法が異なる形状の指向
性アンテナと、前記回路基板に電気的に結合される高周
波回路ユニットを有する回路部と、前記高周波回路ユニ
ットのアンテナの接続部分に設けられた基準発信周波数
を入力する高周波入力端子と、前記回路部とアンテナと
を電気的に切り離す手段とを備え、前記回路部の調整時
には該回路部からアンテナを電気的に外し、前記アンテ
ナの調整時には回路部から高周波回路ユニットを外すよ
うにした構成にある。
【０００４】
【作用】このように構成すると、アンテナを回路基板に
パターン形成することにより、アンテナが受信機から飛
び出すことがなくなると共に、受信機とは別にアンテナ
を車両の内側に取付ける作業がなくなる。また高周波入
力端子を設けたことにより、回路調整時にはアンテナと
回路部間の電気的接続を切り離すことにより、外来ノイ
ズの影響を受けることなく、高周波回路ユニットの調整
ができると共に、アンテナ調整時には高周波回路ユニッ
トを外してアンテナのみにて行う。
パターン形成することにより、アンテナが受信機から飛
び出すことがなくなると共に、受信機とは別にアンテナ
を車両の内側に取付ける作業がなくなる。また高周波入
力端子を設けたことにより、回路調整時にはアンテナと
回路部間の電気的接続を切り離すことにより、外来ノイ
ズの影響を受けることなく、高周波回路ユニットの調整
ができると共に、アンテナ調整時には高周波回路ユニッ
トを外してアンテナのみにて行う。
【０００５】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図１は、本発明の電波キー受信機のアンテナ回路
装置の主要部の構成を示す。アンテナ１は、回路基板３
上にパターン形成され、このパターンアンテナはアンテ
ナ長が１／４λの長方形状に構成される。パターンアン
テナの端子１ａは受信電波信号を処理しキー装置の解錠
または施錠を制御する回路部２に接続される。
する。図１は、本発明の電波キー受信機のアンテナ回路
装置の主要部の構成を示す。アンテナ１は、回路基板３
上にパターン形成され、このパターンアンテナはアンテ
ナ長が１／４λの長方形状に構成される。パターンアン
テナの端子１ａは受信電波信号を処理しキー装置の解錠
または施錠を制御する回路部２に接続される。
【０００６】回路部２を構成する高周波回路ユニット
は、回路部側配線４を介して高周波入力端子６に接続さ
れている。回路部側配線４に近接してアンテナ端子１ａ
を高周波回路ユニットに接続するためのアンテナ側配線
８が設けられている。配線４と６の間にはアンテナ１を
回路部２に接続するコンデンサ１０が設けられている。
このコンデンサ１０はアンテナ１を回路部２から電気的
に切り離すための手段を構成するものであり、回路調整
時には取り外される。一方、アンテナ調整時には高周波
入力端子６がコンデンサ１０を介してアンテナ１に接続
され、ネットワークアナライザにてアンテナ長を変えて
インピーダンス調整が行われる。すなわち、アンテナ調
整は、高周波回路入力インピーダンスに合わせてアンテ
ナのインピーダンスを調整する。
は、回路部側配線４を介して高周波入力端子６に接続さ
れている。回路部側配線４に近接してアンテナ端子１ａ
を高周波回路ユニットに接続するためのアンテナ側配線
８が設けられている。配線４と６の間にはアンテナ１を
回路部２に接続するコンデンサ１０が設けられている。
このコンデンサ１０はアンテナ１を回路部２から電気的
に切り離すための手段を構成するものであり、回路調整
時には取り外される。一方、アンテナ調整時には高周波
入力端子６がコンデンサ１０を介してアンテナ１に接続
され、ネットワークアナライザにてアンテナ長を変えて
インピーダンス調整が行われる。すなわち、アンテナ調
整は、高周波回路入力インピーダンスに合わせてアンテ
ナのインピーダンスを調整する。
【０００７】次に受信機側の調整について説明する。回
路部調整時には、図２に示すように、コンデンサ１０を
取り外し、アンテナ１を回路部２から電気的に切り離
す。その後、高周波入力端子６から基準高周波電流を流
して高周波回路ユニットの初期特性として受信感度、帯
域幅等の測定を行う。回路部の調整が終了するとコンデ
ンサ１０を取り付け、アンテナ１と高周波入力端子６を
電気的に接続すると共に、高周波回路ユニット２を取り
外し、アンテナ１のインピーダンス調整を行う。
路部調整時には、図２に示すように、コンデンサ１０を
取り外し、アンテナ１を回路部２から電気的に切り離
す。その後、高周波入力端子６から基準高周波電流を流
して高周波回路ユニットの初期特性として受信感度、帯
域幅等の測定を行う。回路部の調整が終了するとコンデ
ンサ１０を取り付け、アンテナ１と高周波入力端子６を
電気的に接続すると共に、高周波回路ユニット２を取り
外し、アンテナ１のインピーダンス調整を行う。
【０００８】本実施例では．アンテナと回路部の電気的
接続を切り離す手段として、コンデンサが用いられてい
るが、コイルであっても構わない。本実施例によれば、
車両用電波キーの受信機用アンテナに、指向性のあるア
ンテナを使用し、このアンテナを受信機の作動範囲が車
両端部から一定となるように配置することにより、キー
操作を車両からの感覚的な距離で行うことができ、取扱
性が向上される。
接続を切り離す手段として、コンデンサが用いられてい
るが、コイルであっても構わない。本実施例によれば、
車両用電波キーの受信機用アンテナに、指向性のあるア
ンテナを使用し、このアンテナを受信機の作動範囲が車
両端部から一定となるように配置することにより、キー
操作を車両からの感覚的な距離で行うことができ、取扱
性が向上される。
【０００９】
【発明の効果】上述のとおり、本発明によれば、アンテ
ナと回路部の接続部分に、アンテナと回路部とを電気的
に切り離す手段および高周波入力端子を設けたことによ
り、アンテナ調整と回路部調整が簡便にでき、受信機側
の調整が容易になり、作業効率が向上される。またアン
テナを回路基板上にパターン形成したことにより、小型
化かつ内蔵化が可能となる。
ナと回路部の接続部分に、アンテナと回路部とを電気的
に切り離す手段および高周波入力端子を設けたことによ
り、アンテナ調整と回路部調整が簡便にでき、受信機側
の調整が容易になり、作業効率が向上される。またアン
テナを回路基板上にパターン形成したことにより、小型
化かつ内蔵化が可能となる。
【図１】 本発明の電波キー受信機のアンテナ回路装置
の主要構成を示する図である。
の主要構成を示する図である。
【図２】 回路調整時のアンテナ回路装置の構成を示す
図である。
図である。
【図３】 アンテナ調整時はアンテナ回路装置の構成を
示す図である。
示す図である。
１ 指向性アンテナ（パターンアンテナ）、２ 回路
部、３ 回路基板、４回路部側配線、６ 高周波入力端
子、８ アンテナ側配線、１０ コンデンサ
部、３ 回路基板、４回路部側配線、６ 高周波入力端
子、８ アンテナ側配線、１０ コンデンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野田 貴久 愛知県丹羽郡大口町大字豊田字野田１番 地 株式会社東海理化電機製作所内 (56)参考文献 実開 昭60−129464（ＪＰ，Ｕ) 実開 平２−105469（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭59−119647（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) E05B 49/00 H04B 1/08
Claims (1)
- 【請求項１】 発信機から発信される電波信号を車両側
に配置された受信機で受信し、該信号を処理してキー装
置の解錠または施錠を行う電波キーにおいて、回路基板
上にパターン形成された縦と横の寸法が異なる形状の指
向性アンテナと、前記回路基板に電気的に結合される高
周波回路ユニットを有する回路部と、前記高周波回路ユ
ニットのアンテナの接続部分に設けられた基準発信周波
数を入力する高周波入力端子と、前記回路部とアンテナ
とを電気的に切り離す手段とを備え、前記回路部の調整
時には該回路部からアンテナを電気的に外し、前記アン
テナの調整時には回路部から高周波回路ユニットを外す
ことを特徴とするアンテナ回路装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28948592A JP2855033B2 (ja) | 1992-10-01 | 1992-10-01 | 電波キー受信機のアンテナ回路装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28948592A JP2855033B2 (ja) | 1992-10-01 | 1992-10-01 | 電波キー受信機のアンテナ回路装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06117153A JPH06117153A (ja) | 1994-04-26 |
| JP2855033B2 true JP2855033B2 (ja) | 1999-02-10 |
Family
ID=17743893
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28948592A Expired - Lifetime JP2855033B2 (ja) | 1992-10-01 | 1992-10-01 | 電波キー受信機のアンテナ回路装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2855033B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4308073B2 (ja) | 2004-04-30 | 2009-08-05 | アルプス電気株式会社 | 信号受信装置 |
| IL164054A (en) * | 2004-09-13 | 2010-06-16 | Cohen Michael | Alumina ceramic products |
-
1992
- 1992-10-01 JP JP28948592A patent/JP2855033B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06117153A (ja) | 1994-04-26 |
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Legal Events
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