JP2854718B2 - 電磁流量計 - Google Patents

電磁流量計

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JP2854718B2 JP5908191A JP5908191A JP2854718B2 JP 2854718 B2 JP2854718 B2 JP 2854718B2 JP 5908191 A JP5908191 A JP 5908191A JP 5908191 A JP5908191 A JP 5908191A JP 2854718 B2 JP2854718 B2 JP 2854718B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、導電性流体の流量を測
定する電磁流量計に係り、特に単独での運転が可能であ
り、しかも外部の接続の状況によっては複数台で並列運
転を行なうことができるようにした電磁流量計に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】電磁流量計は、流体が流れる測定管、測
定管の内壁にとりつけられた電極、測定管に磁束を与え
る励磁コイルからなる検出器と、検出器の励磁コイルに
電流を流す励磁回路、電極からの起電力(磁束の強さと
測定管内を流れる流体の平均速度に比例)を増幅する増
幅器、増幅された信号を処理し出力する演算器からなる
変換器から構成される。
【0003】一般に、電磁流量計検出器励磁コイルに
は、流体に交番の一定磁界を与えるために、方形波電流
を励磁回路5から流している。交番の磁界を加えるの
は、検出器電極に発生する電気化学的な作用による直流
的な分極電圧の影響を防ぐためである。また、切換時の
磁界の変化による電磁誘導ノイズの除去するために、電
極からの信号は磁界の安定するタイミングでサンプリン
グされ、処理後出力される。その動作を示す波形図を図
に示す。これを方形波励磁方式と言う。さて、このよう
な電磁流量計の故障率信頼性を考えてみる。
【0004】検出器は、構成する部品も少なくフィール
ドでの故障率は、100時間当たり0.005%以下で
ある。一方、変換器は、信号処理回路や励磁回路に多く
の電子部品を使用しており、検出器の故障率の10倍位
である。このような電磁流量計を極めて信頼性を高く要
求されるシステムに使用する場合には、変換器の信頼性
が問題となってくる。
【0005】すなわち、方形波励磁方式の電磁流量計変
換器2台を1台の検出器に接続し、2重化運転して信頼
性を高めることは、交番の励磁電流の極性切換およびサ
ンプリングのタイミングが変換器内部で独立に作り出さ
れているので、そのままでは2台同時に出力することが
できない(一方が磁界の安定した時点で電極からの信号
をサンプリングできないから)。
【0006】2台同一条件で運転して、その2台の出力
が異なった挙動を示せば何らかの異常が変換器に起った
ことが分かり、信頼性の高い運転が可能である(変換器
内部に診断機能を設け異常を出力することも可能である
がその方法で検知出来る異常状態は限定される)。その
ような場合においては、2台を同時に運転できないの
は、大きな問題である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
電磁流量計においては、複数台で並列運転を行なうこと
ができないという問題があった。
【0008】本発明の目的は、単独での運転が可能であ
り、しかも外部の接続の状況によっては複数台で並列運
転を行なうことも可能な低コストでかつ極めて信頼性の
高い電磁流量計を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明の電磁流量計は、測定対象となる
導電性流体が流れる測定管、測定管の内壁にその直径方
向に取り付けられ,導電性流体の起電力を検知する一対
の電極、測定管にその管軸方向に磁束を与える励磁コイ
ルからなる1台の検出器と、励磁信号により、励磁コイ
ルを交番の2値以上の定電流で駆動する励磁回路、励磁
信号により交番定電流で励磁コイルがつくる磁束が安定
した時点で各電極間の起電力をサンプリングし、それに
基づいて演算を行ない流量信号を出力する演算・出力回
路、演算・出力回路に対するサンプリング信号、および
励磁回路に対する励磁信号を発生させるタイミング発生
回路、タイミング発生回路に対してそれを動作させるた
めのクロック信号を発生する発振回路からなる複数台の
変換器とを備えて構成し、自己側の変換器のタイミング
発生回路の励磁信号を、互いに他の相手側の変換器へ与
えて、当該相手側の変換器のタイミング発生回路をその
励磁信号をもとにタイミングを発生させるようにしてい
る。
【0010】また、請求項2の発明の電磁流量計は、上
記請求項1の発明の電磁流量計において、相手側の変換
器から与えられる信号が変化しなくなったことを検出す
ると、励磁電流の値を切換えるための信号を自己側の変
換器の発振回路からのクロック信号に切換える手段を、
少なくとも従側となる変換器に付加して成る。
【0011】
【0012】
【作用】従って、本発明の電磁流量計においては、自己
側の変換器のタイミング発生回路の励磁信号を、互いに
他の相手側の変換器へ与えて、当該相手側の変換器のタ
イミング発生回路をその励磁信号をもとにタイミングを
発生させることにより、単独での運転が可能であり、し
かも外部の接続の状況によっては複数台で並列運転を行
なうことが可能な電磁流量計を、極めて安価に実現する
ことできる。すなわち、一方の発振回路が故障しても、
他方の励磁信号により、励磁信号とサンプリング信号を
生成して測定を継続することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して詳細に説明する。
【0014】図1は、本発明による電磁流量計の基本的
な構成例を示すブロック図である。すなわち、図1にお
いて、1台の検出器1に対し、2台の方形波励磁方式の
変換器6a,6bを接続して、変換器6a,6bの2重
化運転を行なえるようにしている。
【0015】ここで、検出器1は、測定対象となる導電
性流体が流れる測定管2と、この測定管2の内壁にその
直径方向に取り付けられ、導電性流体の起電力を検知す
る一対の電極3a,3bと、測定管2にその管軸方向に
磁束を与える励磁コイル4とから構成されている。
【0016】一方、2台の変換器6a,6bは、全く同
一の構成を有している。すなわち、励磁信号により、励
磁コイル4を交番の2値以上の定電流で駆動する励磁回
路8a,8bと、電極3a,3b間の起電力を増幅する
前置増幅器7a,7bと、励磁信号により交番定電流が
励磁コイル4がつくる磁束の安定した時点で前置増幅器
7a,7bの出力をサンプリングし、それを基に演算を
行ない流量信号を出力する演算・出力回路9a,9b
と、この演算・出力回路9a,9bに必要なサンプリン
グ信号、および励磁電流の極性切換タイミングを発生さ
せるタイミング発生回路11a,11bと、このタイミ
ング発生回路11a,11bに対してそれを動作させる
クロック信号を発生する発振回路10a,10bと、タ
イミング発生回路11a,11bの動作を、外部の励磁
信号に同期させるか、発振回路10a,10bのクロッ
クに基づいて動作させるかを選択するセレクタ回路12
a,12bとから構成されている。さらに、2台の変換
器6a,6bの励磁回路8a,8bは、スイッチ5(双
極双投)を介して励磁コイル4に接続されている。図2
は、上記発振回路10a,10b、タイミング発生回路
11a,11b、セレクタ回路12a,12bの具体的
な構成例を示すブロック図である。
【0017】図2において、発振回路10a,10b
は、水晶発振子などを使った励磁信号の周期よりも十分
短い周期を持った高周波の発振が可能なものである。こ
の高周波数が必要な理由は後述するが、発振回路10
a,10bについては一般的な回路であるので、ここで
はその詳細な説明を省略する。
【0018】また、タイミング発生回路11a,11b
は、カウンタ14,15、波形整形回路18、NORゲ
ート16,19,20から構成される。さらに、セレク
タ回路12a,12bは、入力の周波数を1/2にする
分周回路17、D形フリップフロップ24,25、RS
フリップフロップ26、NORゲート23、スイッチ2
1,25から構成される。
【0019】パワーオンリセット回路は、電源投入時所
定の時間、カウンタなどの内部のフリップフロップをリ
セットして正しく動作を始められるように準備するもの
であり、通常動作には影響しない。電源投入時、所定時
間ハイレベルになり、カウンタをクリア後、ローレベル
となる。ここで、まずタイミング発生回路a,11bの
動作について説明する(図3参照)。
【0020】図3において、発振回路10a,10bの
出力は、カウンタ14、カウンタ15にそれぞれ入力さ
れる。カウンタ14は、入力を分周して励磁信号を発生
する。スイッチ21,22のどちらが閉となっていて
も、同じ波形が波形整形回路18には入力される。ま
た、波形整形回路18は、励磁信号が変化した後、励磁
周期と比較して極めて短い期間ハイレベルとなる波形を
出力する。波形整形回路18の出力は、カウンタ15の
クリア信号入力にORゲート16を介してつながってい
るので、カウンタ15は励磁信号の変化があったとき
(ハイレベルからロウレベル、またはローレベルからハ
イレベルの変化)にクリアされる。カウンタ15は、励
磁信号が変化してから発振回路10a,10bのクロッ
クを入力カウントして、一定時間経過後にその出力をハ
イレベルとする。2入力のNORゲート19,20は、
一つの入力が互い出力に接続されてフリップフロップを
構成している。NORゲート19の一つの入力は、波形
整形回路18の出力側に接続され、NORゲート20の
一つの入力は、カウンタ15の出力に接続されている。
このフリップフロップの出力(NORゲートの出力)
は、図3に示すように、カウンタ15の出力でハイレベ
ルにセットされ、波形整形回路18でリセットされる。
これは、波形整形回路18に入力される励磁信号に同期
したサンプリング信号となっている。
【0021】サンプリング信号が、ハイレベル(アクテ
ィブ)になっている時間は、励磁信号の半周期からカウ
ンタ15で設定される時間を差し引いたものになるが、
タイミングによっては発振回路10a,10bのクロッ
クの1周期分はばらつくことがある。従って、サンプリ
ング信号がアクティブになっている時間が演算精度に関
係する場合は、発振回路10a,10bのクロック信号
出力の1周期は、無視できるような高周波数にする必要
がある。次に、セレクタ回路a,12bの動作について
説明する(図4参照)。
【0022】図4において、スイッチ21,22は、R
Sフリップフロップ26の出力で開閉し、RSフリップ
フロップ26の出力がハイレベルのとき(セットされて
いれば)、外部からの励磁信号がローの時に内部の励磁
信号が波形整形回路18に加わる。この構成では、従信
号を受けるとは、切換端子にハイレベルのパルス信号を
受けることであり、主信号を受けるとは、ローレベルに
保持されることである。また、Dフリップフロップ24
は、D入力がハイレベルに接続されていて、クロック信
号入力には、内部励磁信号を分周回路17で分周したも
のが入力されており、またクリア信号入力は、波形整形
回路18の出力がORゲート23を介して入力されてい
る。また、Dフリップフロップ25のD入力は、Dフリ
ップフロップ24のQ出力に接続され、Q出力がRSフ
リップフロップ26のリセット入力に接続され、クロッ
ク信号入力、クリア信号入力はDフリップフロップ24
と同じように接続されている。
【0023】D形フリップフロップ24,25のQ出力
は、外部より励磁信号が入力されている限り、ハイレベ
ルになることはないが、外部からの励磁信号が来なくな
ると、来なくなってから分周回路17の出力がハイレベ
ルになる2回目のタイミングでハイレベルとなり、RS
フリップフロップ26をリセット、スイッチ22を開、
スイッチ21を閉とする。これにより、自動的に励磁信
号を内部のもの(発振回路10からのクロック信号)に
切換え、電磁流量計として正常に動作し続けることがで
きる。
【0024】以上により、主/従切換端子をローレベル
に保持することにより、全く従来の変換器と同様な動作
をさせることができるし、同端子にハイレベルパルスを
注入することにより、外部励磁信号に同期して動作させ
ることが可能である。次に、以上のように構成した本実
施例の電磁流量計の作用について、図5を用いて説明す
る。
【0025】セレクタ回路12a,12bは、1つの外
部入力端子をもっている(その入力信号を主従切換信号
と称する)。外部から、変換器6aに主信号、他方に従
信号が入るようにする。主信号が入ったセレクタ回路1
2aは、タイミング発生回路11aの動作を発振回路1
0aのクロックで動作させるようにする。その動作は、
図5で示されるようになる。また、タイミング発生回路
11aの励磁信号は外部端子に接続されていて、ここで
は変換器6bへの出力となっている。従信号が入った変
換器6bのセレクタ回路12bは、タイミング発生回路
11bをその励磁信号をもとにタイミングを発生させる
ようにする。
【0026】このようにすることにより、どちらの変換
器のタイミングも同じとなり、スイッチ5を介してどち
らの励磁回路8aまたは8bが励磁コイル4に接続され
ようとも、検出器1の電極3a,3bからの起電力の波
形は同一となり、またサンプリング演算のタイミングも
各変換器6a,6bで同一となるから、2つの流量信号
出力は一致する。
【0027】そして、このように一致した流量信号出力
を得ることで、極めて高い信頼度で流量を測定すること
ができる。なぜならば、変換器6a,6b内の電子部品
が、測定精度に影響を与えるような変動を起こした場
合、2つの変換器6a,6b内で同一部品が同程度かつ
同時期に同じ変動を起こすということは考えられないの
で、2つの変換器6a,6bの流量信号出力に差が発生
するから、それを検知し修理すればよい。
【0028】一方、主信号を受けている変換器のタイミ
ング回路11が故障したような場合には、従信号を受け
ているセレクタ回路12が外部の励磁信号が来ないこと
を検知して、内部の発振回路10からのクロック信号に
基づくタイミング発生に切換えることにより、さらに必
要ならばスイッチ5を切換えることにより、従信号を受
けている変換器は正常に流量信号を出力することができ
る。
【0029】また、故障の診断についても、主従信号の
切換えあるいはスイッチ5の切換えにより、簡単に行な
うことができる。例えば、両方の変換器6a,6bの出
力が出なくなったような場合には、スイッチ5の切換え
により正常に復帰したとすれば、それは故障前に接続さ
れていた励磁回路の異常であったことが分かる。
【0030】上述したように、本実施例の電磁流量計
は、測定対象となる導電性流体が流れる測定管2、この
測定管2の内壁にその直径方向に取り付けられ、導電性
流体の起電力を検知する一対の電極3a,3b、測定管
2にその管軸方向に磁束を与える励磁コイル4からなる
検出器1と、2台の変換器6a,6bは、励磁信号によ
り、励磁コイル4を交番の2値以上の定電流で駆動する
励磁回路8a,8b、電極3a,3b間の起電力を増幅
する前置増幅器7a,7b、励磁信号により交番定電流
が励磁コイル4がつくる磁束の安定した時点で前置増幅
器7a,7bの出力をサンプリングし、それを基に演算
を行ない流量信号を出力する演算・出力回路9a,9
b、この演算・出力回路9a,9bに必要なサンプリン
グ信号、および励磁電流の極性切換タイミングを発生さ
せるタイミング発生回路11a,11b、このタイミン
グ発生回路11a,11bに対してそれを動作させるク
ロック信号を発生する発振回路10a,10b、タイミ
ング発生回路11a,11bの動作を、外部の励磁信号
に同期させるか、発振回路10a,10bのクロックに
基づいて動作させるかを選択するセレクタ回路12a,
12bからなり、その励磁回路8a,8bがスイッチ5
を介して励磁コイル4に接続された2台の変換器6a,
6bとから構成するようにしたものである。
【0031】従って、従来の変換器と動作は同じで、す
なわち単独でも運転可能であり、かつ、外部の接続の状
況によっては、2台で並列運転を行なうことが可能な電
磁流量計を、極めて安価に実現することができる。すな
わち、一般で用いられる標準の変換器を余り変更なくて
2重化できれば、製造者としては、部品や製造・試験の
方法に手慣れた普段使っているものを用いることがで
き、低コストで高信頼の装置を製作することができるか
らである。尚、本発明は上述した実施例に限定されるも
のではなく、次のようにしても同様に実施できるもので
ある。
【0032】上記実施例においては、外部の励磁信号を
カウンタ14の出力で行なった場合について説明した
が、何らこれに限らず励磁回路8の出力で行なうように
してもよい。これにより、外部接続用の端子が少なくて
済むという利点が得られるものである。
【0033】また、サンプリング信号のハイレベルの時
間が、励磁信号の半周期の1/2以下であるならば、N
ORゲート19,20は不要であり、カウンタ15の出
力をそのままサンプリング信号として用いることができ
る。すなわち、このような場合では、波形整形回路18
のパルス信号が来る前にカウンタ15の出力がローレベ
ルに下がることがないからである。
【0034】さらに、上記実施例の構成を、マイクロコ
ンピュータで実現するようにしてもよいことは言うまで
もない。これは、カウンタとマイクロコンピュータの割
り込み機能を利用すれば、比較的容易に実現することが
できる。この場合には、カウンタ・タイマを内蔵したワ
ンチップマイコンが安価に入手できるので、製造者のメ
リットが極めて大きい。
【0035】一方、上記実施例においては、1台の検出
器に対して、2台の方形波励磁方式の変換器を接続した
場合について説明したが、これに限らず1台の検出器に
対して、3台以上の複数台の方形波励磁方式の変換器を
接続した場合についても、本発明を同様に適用できるも
のである。
【0036】また、上記実施例においては、自己側の変
換器のタイミング発生回路の励磁信号を相手側の変換器
へ与えて、相手側の変換器のタイミング発生回路をその
励磁信号をもとにタイミングを発生させるようにした場
合について説明したが、これに限らず変換器に対して、
励磁電流の値を切換えるための信号を独立した外部の手
段から与えるようにしても、本発明を同様に適用して同
様の効果を得ることができるものである。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、自
己側の変換器のタイミング発生回路の励磁信号を、互い
に他の相手側の変換器へ与えて、当該相手側の変換器の
タイミング発生回路をその励磁信号をもとにタイミング
を発生させるようにしているので、単独での運転が可能
であり、しかも外部の接続の状況によっては複数台で並
列運転を行なうことも可能な低コストでかつ極めて信頼
性の高い電磁流量計が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電磁流量計の一実施例を示すブロ
ック図。
【図2】同実施例における発振回路、タイミング発生回
路、セレクタ回路の具体的な構成例を示すブロック図。
【図3】図2におけるタイミング発生回路の作用を説明
するための波形図。
【図4】図2におけるセレクタ回路の作用を説明するた
めの波形図。
【図5】同実施例における電磁流量計の作用を説明する
ための波形図。
【符号の説明】
1…検出器、2…測定管、3a,3b…電極、4…励磁
コイル、6a,6b…変換器、7a,7b…前置増幅
器、8a,8b…励磁回路、9a,9b…演算・出力回
路、10a,10b…発振回路、11a,11b…タイ
ミング発生回路、12a,12b…セレクタ回路、14
…カウンタ、15…カウンタ、16…ORゲート、17
…分周回路、18…波形整形回路、19,20…NOR
ゲート、21,22…スイッチ、23…ORゲート、2
4,25…Dフリップフロップ、26…RSフリップフ
ロップ。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定対象となる導電性流体が流れる測定
    管、前記測定管の内壁にその直径方向に取り付けられ,
    前記導電性流体の起電力を検知する一対の電極、前記測
    定管にその管軸方向に磁束を与える励磁コイルからなる
    1台の検出器と、 励磁信号により、前記励磁コイルを交番の2値以上の定
    電流で駆動する励磁回路、前記励磁信号により交番定電
    流で前記励磁コイルがつくる磁束が安定した時点で前記
    各電極間の起電力をサンプリングし、それに基づいて演
    算を行ない流量信号を出力する演算・出力回路、前記演
    算・出力回路に対するサンプリング信号、および前記励
    磁回路に対する励磁信号を発生させるタイミング発生回
    路、前記タイミング発生回路に対してそれを動作させる
    ためのクロック信号を発生する発振回路からなる複数台
    の変換器とを備えて成り、 自己側の変換器のタイミング発生回路の励磁信号を、互
    いに他の相手側の変換器へ与えて、当該相手側の変換器
    のタイミング発生回路をその励磁信号をもとにタイミン
    グを発生させるようにしたことを特徴とする電磁流量
    計。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載の電磁流量計におい
    て、 前記相手側の変換器から与えられる信号が変化しなくな
    ったことを検出すると、励磁電流の値を切換えるための
    信号を自己側の変換器の発振回路からのクロック信号に
    切換える手段を、少なくとも従側となる変換器に付加し
    て成ることを特徴とする電磁流量計。
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