JP2853922B2 - ボーリングバー - Google Patents

ボーリングバー

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JP2853922B2
JP2853922B2 JP18450591A JP18450591A JP2853922B2 JP 2853922 B2 JP2853922 B2 JP 2853922B2 JP 18450591 A JP18450591 A JP 18450591A JP 18450591 A JP18450591 A JP 18450591A JP 2853922 B2 JP2853922 B2 JP 2853922B2
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bar
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善久 清水
高志 小峰
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Daiko Seimitsu Kk
Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Daiko Seimitsu Kk
Tokyo Gas Co Ltd
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  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、土中において漏洩して
いる可燃性ガスを検出するボーリングバーに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来のボーリングバーを利用したガスの
漏洩検査は、図5示すように、ボーリング用のバー0
1をその頭に取り付けたハンマー02を利用して土中に
挿入し、この挿入によって出来た小孔03から伝わって
くるガスを図6に示すように臭気棒04で検出するか、
図7に示すように強制吸引して計器05で検出し、その
濃度を測定して、濃度の高い方向からガス漏れが発生し
ているものと推定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、次のような
欠点がある。
【0004】a.小孔03内に漏洩して来たガスは小孔
03中の空気によって希釈されてしまうため、濃度が低
くなり、ガス漏れ箇所の推定がしにくい。
【0005】b.土中に漏れたガスは土壌の種類例えば
粘土質、砂等の条件によりその透過度、方向が異なるた
め、実際の漏れ箇所と推定箇所との間にはしばしば大き
な相違が生じて無駄掘りをすることがある。
【0006】本発明の目的の第1は、漏洩したガスをサ
ンプリングする際、空気で希釈されるのを防止できるボ
ーリングバーを得ることであり、第2の目的はガスが漏
洩している土質をあらかじめ検査して漏洩箇所の推定を
正確に行えるボーリングバーを得ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の構成は次のとお
りである。
【0008】先端に尖った頭を取り付け、この頭より上
位に検出孔を設け、上端に本体ノブを取り付けて成るバ
ー本体パイプと、前記バー本体パイプ内に挿入されて先
端は頭部に届き、バー本体パイプの上方に位置する部分
にハンマーを取り付けて成るバーと、前記バー本体パイ
プの外に外装され、先端は前記頭部に届き、上端にさや
管ノブを取り付けると共にバー本体パイプよりもやや短
い長さのさや管と、前記バー本体パイプの本体ノブとさ
や管ノブとの間に取り外し自在に外装されるスペーサー
と、前記バー本体パイプ内に挿入自在であって、先端に
ガスセンサーを取り付けて成るセンサーバーと、前記バ
ー本体パイプ内に挿入自在であって、内部に吸引通路を
形成して成る透過パイプと、から成るボーリングバー。
【0009】
【作用】先ずボーリングを行う場合には、バー本体パイ
プの外のさや管を頭まで下げて検査孔を塞ぎ、本体ノブ
とさや管ノブとの間にスペーサーを入れて固定し、更に
バー本体パイプ内にバーを挿入して、その先端をバー本
体パイプの頭まで届かせる。
【0010】このようにしてセットしたものを、漏れ箇
所に立て、ハンマーを上下に往復運動させて頭に打撃力
を伝える。このようにして頭に打撃力を伝えると、頭は
土中に進入し、これにつれてボーリングバー全体が一緒
に土中に進入する。
【0011】所定の深さに到達したところで、バーをバ
ー本体パイプ内から引き抜き、次にスペーサーを外して
さや管を引き上げて検査孔を土中に露出させる。
【0012】次に、バー本体パイプ内に透過パイプを挿
入し、この透過パイプを介してテスト気体を送入し、こ
のテスト気体を検査孔から土中に流出させる。
【0013】地上では、このテスト気体の漏れ状況つま
りテスト気体の透過時間、量、拡散分布等を検出し、こ
れらの値から土質(ガスの透過度、拡散状況)を算出す
る。
【0014】次に、透過パイプを引き抜き、センサーバ
ーを挿入し、検査孔からバー内に流入して来るガスをガ
スセンサーで直接検出する。このデータ取りを例えば数
ケ所において行い、一番濃度の大きい箇所を漏れ箇所と
特定し、土質を勘案しながら近傍まで掘削する。
【0015】
【実施例】図1〜図4に本発明に係るボーリングバーの
全体を示す。
【0016】符号の1は先端に円錐状の尖った頭2を取
り付けたバー本体パイプにして、このバー本体パイプ1
の頭2の近傍には検査孔3が設けてあり、上端には本体
ノブ4が取り付けてある。
【0017】5は先端に頭2に当たるバーヘッド6を取
り付けると共に上部にハンマー7を取り付けて成るバー
にして、8、9はハンマー受けである。
【0018】10は先端が頭2の段部2′に嵌合し、上
端にさや管ノブ11を取り付け、前記バー本体パイプ1
の外側に外装されたさや管にして、このさや管10はバ
ー本体パイプ1よりもやや短く、径は頭2よりもやや小
径である。
【0019】12はバー本体パイプ1の本体ノブ4とさ
や管ノブ11間に取り外し自在に取り付けられたスペー
サーにして、簡単に取り外しが利くようにC字状であ
る。
【0020】ボーリングバー5を土中に挿入する場合に
は上記構造にセットし、所定の地上に立て、ハンマー7
を利用して頭2に打撃力を与え、土中に進入させる。
【0021】所定の進入を終えるとバーを引き抜き、ス
ペーサー12を外してさや管10を本体ノブ4に当たる
まで一ぱいに引き上げて検査孔3を露出させ、次に図3
に示すセンサーバー13をバー本体パイプ1内に挿入す
る。センサーバー13にはガスセンサー14が取り付け
てあり、このガスセンサー14により、検査孔3から流
入して来たガス濃度を直接検出する。
【0022】この検出が終わると、次にセンサーバー1
3を引き抜き、次に図4に示す透過パイプ15をバー本
体パイプ1内に挿入し、この透過パイプ15を経由して
テスト気体を検査孔3から土中に圧入し、地上において
このテスト気体の漏洩濃度、分布、時間等のデーターを
とり、このデーターから土質を判定する。
【0023】図中16はセンサーバー13及び透過パイ
プ15に取り付けたOリングにして、このOリング16
は検査孔3を経由する独立した通気路を形成するために
挿入されたものである。
【0024】なお、センサーバー13を入れてガス濃度
を検出するのと、透過パイプ15を入れてテスト気体を
圧入し、土質を調査するのは、何れが先でもよい。
【0025】
【発明の効果】本発明に係るボーリングバーは以上の如
き構成と作用から成り、次の如き効果を奏する。
【0026】a.ボーリングバーを土中に挿入し、セン
サーバーをバー本体パイプ内に挿入し、さや管を引き上
げて検査孔を露出させ、検査孔から流入したガスを直接
ガスセンサーで検出するため、空気で希釈されない。こ
の結果、正確な濃度の測定が可能である。
【0027】b.透過パイプをバー本体パイプ内に挿入
し、この透過パイプ及び検査孔を経由してテスト気体を
土中に圧入し、地上でこのテスト気体の漏洩濃度、時
間、分布等を測定し、計算することにより、あらかじめ
土質が判るので、前記aの測定結果と合わせ、掘削箇
所、面積等の特定を正確に行うことができる。
【0028】c.掘削箇所の特定が正確に出来るため、
従来のように無駄掘りがなく、掘削面積も最小でよく、
作業の省力化、掘削コストの削減、交通障害の防止等、
ガス導管からのガス漏れに係る工事上の諸問題を大幅に
改善できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るボーリングバーの全体図。
【図2】主要部の断面図。
【図3】センサーバーを挿入したボーリングバーの断面
図。
【図4】透過パイプを挿入したボーリングバーの断面
図。
【図5】従来のボーリングバーの説明図。
【図6】従来の臭気測定の説明図。
【図7】従来の計器測定の説明図。
【符号の説明】
1 バー本体パイプ 2 頭 3 検査孔 5 バー 7 ハンマー 10 さや管 12 スペーサー 13 センサーバー 14 ガスセンサー 15 透過パイプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭63−159748(JP,U) 実開 昭62−126747(JP,U) 実開 昭62−114991(JP,U) 実開 昭60−3461(JP,U) 実開 昭59−87659(JP,U) 実開 昭52−54681(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01N 1/22 E21B 49/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端に尖った頭を取り付け、この頭より
    上位に検出孔を設け、上端に本体ノブを取り付けて成る
    バー本体パイプと、 前記バー本体パイプ内に挿入されて先端は頭部に届き、
    バー本体パイプの上方に位置する部分にハンマーを取り
    付けて成るバーと、 前記バー本体パイプの外に外装され、先端は前記頭部に
    届き、上端にさや管ノブを取り付けると共にバー本体パ
    イプよりもやや短い長さのさや管と、 前記バー本体パイプの本体ノブとさや管ノブとの間に取
    り外し自在に外装されるスペーサーと、 前記バー本体パイプ内に挿入自在であって、先端にガス
    センサーを取り付けて成るセンサーバーと、 前記バー本体パイプ内に挿入自在であって、内部に吸引
    通路を形成して成る透過パイプと、 から成るボーリングバー。
JP18450591A 1991-07-24 1991-07-24 ボーリングバー Expired - Lifetime JP2853922B2 (ja)

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JP3540737B2 (ja) * 2000-10-20 2004-07-07 鹿島建設株式会社 地盤の表層ガス計測装置
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