JP2853698B2 - 二重化切替用セル送出装置 - Google Patents
二重化切替用セル送出装置Info
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- JP2853698B2 JP2853698B2 JP9050580A JP5058097A JP2853698B2 JP 2853698 B2 JP2853698 B2 JP 2853698B2 JP 9050580 A JP9050580 A JP 9050580A JP 5058097 A JP5058097 A JP 5058097A JP 2853698 B2 JP2853698 B2 JP 2853698B2
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、ＡＴＭ（Ａｓｙ
ｎｃｈｒｏｎｏｕｓ Ｔｒａｎｓｆｅｒ Ｍｏｄｅ）交
換装置の伝送路二重化切替における現用系及び予備系に
対するセル送出装置に関するものである。
ｎｃｈｒｏｎｏｕｓ Ｔｒａｎｓｆｅｒ Ｍｏｄｅ）交
換装置の伝送路二重化切替における現用系及び予備系に
対するセル送出装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図５はＡＴＭ交換装置の伝送路二重化切
替における現用系及び予備系に対するセル送出装置を含
む全体構成図である。図において、１は交換処理を行う
交換処理部、５３はユーザ網インタフェースの終端を行
う伝送路終端部、３はネットワークノードインタフェー
スの終端を行う伝送路終端部である。
替における現用系及び予備系に対するセル送出装置を含
む全体構成図である。図において、１は交換処理を行う
交換処理部、５３はユーザ網インタフェースの終端を行
う伝送路終端部、３はネットワークノードインタフェー
スの終端を行う伝送路終端部である。
【０００３】また、図６は例えば１９９２年電子情報通
信学会技術研究報告ＣＳ９２−４８「ＡＴＭ網における
無瞬断伝送路切替方式」ｐｐ２に示された従来のＡＴＭ
交換装置の伝送路二重化切替における現用系及び予備系
に対するセル送出装置の構成図である。
信学会技術研究報告ＣＳ９２−４８「ＡＴＭ網における
無瞬断伝送路切替方式」ｐｐ２に示された従来のＡＴＭ
交換装置の伝送路二重化切替における現用系及び予備系
に対するセル送出装置の構成図である。
【０００４】図６において、１はＡＴＭ交換装置に設け
られ、セルの交換を行う交換処理部、２は交換処理部１
に設けられ、セル単位のスイッチングを行うＡＴＭスイ
ッチ部、３ａ、３ｂはＡＴＭ交換装置に複数接続される
伝送路４を終端する伝送路終端部、４ａ、４ｂはＡＴＭ
交換装置に複数入出力される伝送路、５ａ、５ｂは交換
処理部１の入力側に接続される入り線、６は交換処理部
１の出力側に接続される出線、７ａ、７ｂは交換処理部
１によって交換され二重化された伝送路４に出力される
セル、２０ａ、２０ｂは交換処理部１からの出線６を信
号線分岐して伝送路終端部３に接続する信号線路であ
る。
られ、セルの交換を行う交換処理部、２は交換処理部１
に設けられ、セル単位のスイッチングを行うＡＴＭスイ
ッチ部、３ａ、３ｂはＡＴＭ交換装置に複数接続される
伝送路４を終端する伝送路終端部、４ａ、４ｂはＡＴＭ
交換装置に複数入出力される伝送路、５ａ、５ｂは交換
処理部１の入力側に接続される入り線、６は交換処理部
１の出力側に接続される出線、７ａ、７ｂは交換処理部
１によって交換され二重化された伝送路４に出力される
セル、２０ａ、２０ｂは交換処理部１からの出線６を信
号線分岐して伝送路終端部３に接続する信号線路であ
る。
【０００５】なお、伝送路終端部３は伝送路単位に異な
る基板で構成され、。伝送路終端部３を構成する基板は
二重化構成用のものと単一構成用のものとの２種類あ
る。これら複数の伝送路終端部３を１つの交換処理部１
が収容している。
る基板で構成され、。伝送路終端部３を構成する基板は
二重化構成用のものと単一構成用のものとの２種類あ
る。これら複数の伝送路終端部３を１つの交換処理部１
が収容している。
【０００６】また、図７は図６に示す交換処理部１と伝
送路終端部３との間の転送速度が高速となった場合の構
成を示した構成図である。図７において、図６と同符号
は同一または相当部分を示す。３０ａ、３０ｂは交換処
理部１と伝送路終端部３との間の転送速度が高速の場合
に新たに問題となる波形劣化を緩和するために送信側で
ある交換処理部１に設けられたドライバ、３１ａはドラ
イバ３０ａから伝送路終端部３ａへ通じる信号線路、３
１ｂはドライバ３０ｂから伝送路終端部３ｂへ通じる信
号線路である。
送路終端部３との間の転送速度が高速となった場合の構
成を示した構成図である。図７において、図６と同符号
は同一または相当部分を示す。３０ａ、３０ｂは交換処
理部１と伝送路終端部３との間の転送速度が高速の場合
に新たに問題となる波形劣化を緩和するために送信側で
ある交換処理部１に設けられたドライバ、３１ａはドラ
イバ３０ａから伝送路終端部３ａへ通じる信号線路、３
１ｂはドライバ３０ｂから伝送路終端部３ｂへ通じる信
号線路である。
【０００７】次に、従来のセル送出装置の動作を図６及
び図７を用いて説明する。ここで、セルＡ ７ａ、セル
Ｂ ７ｂはそれぞれ二重化された伝送路４ａ、４ｂに送
出されるセルとする。図６において、セルＡ ７ａ及び
セルＢ ７ｂはそれぞれ入り線５ａ、５ｂから交換処理
部１に入力されると、ＡＴＭスイッチ２によって交換さ
れ、出線６へ出力される。この際、転送先である伝送路
４は二重化されているため、出線６上のセルＡ ７ａ及
びセルＢ ７ｂは、交換処理部１と伝送路終端部３との
間を結び伝送路終端部３に近い所で分岐された信号線路
２０ａと２０ｂを介してそれぞれ伝送路終端部３ａ及び
３ｂへ通知されることになる。
び図７を用いて説明する。ここで、セルＡ ７ａ、セル
Ｂ ７ｂはそれぞれ二重化された伝送路４ａ、４ｂに送
出されるセルとする。図６において、セルＡ ７ａ及び
セルＢ ７ｂはそれぞれ入り線５ａ、５ｂから交換処理
部１に入力されると、ＡＴＭスイッチ２によって交換さ
れ、出線６へ出力される。この際、転送先である伝送路
４は二重化されているため、出線６上のセルＡ ７ａ及
びセルＢ ７ｂは、交換処理部１と伝送路終端部３との
間を結び伝送路終端部３に近い所で分岐された信号線路
２０ａと２０ｂを介してそれぞれ伝送路終端部３ａ及び
３ｂへ通知されることになる。
【０００８】交換処理部１と伝送路終端部３との間の伝
送速度が高速の場合、交換処理部１と伝送路終端部３と
の間で信号線分岐を行うと、内在するインピーダンス不
整合による波形劣化が無視できなくなり、セルＡ ７ａ
及びセルＢ ７ｂを伝送路終端部３ａ及び３ｂに正常に
通知することが困難となる。このため、対策として出線
６の上のセルＡ ７ａ及びセルＢ ７ｂを交換処理部１
内で分岐した後、ドライバ３０ａ及び３０ｂによって波
形整形を行った上で、信号線路３１ａ及び３１ｂを介し
て伝送路終端部３ａ及び３ｂに通知するようにして、こ
の問題を回避している。
送速度が高速の場合、交換処理部１と伝送路終端部３と
の間で信号線分岐を行うと、内在するインピーダンス不
整合による波形劣化が無視できなくなり、セルＡ ７ａ
及びセルＢ ７ｂを伝送路終端部３ａ及び３ｂに正常に
通知することが困難となる。このため、対策として出線
６の上のセルＡ ７ａ及びセルＢ ７ｂを交換処理部１
内で分岐した後、ドライバ３０ａ及び３０ｂによって波
形整形を行った上で、信号線路３１ａ及び３１ｂを介し
て伝送路終端部３ａ及び３ｂに通知するようにして、こ
の問題を回避している。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】従来の二重化切替用セ
ル送出装置は、上記のように構成されており、２重化構
成用の伝送路終端部の基板の配備位置を一旦決めると、
その位置が固定化されていた。また、単一構成用の伝送
路基板の配備位置も同様に固定化されており、２重化構
成用の伝送路終端部の基板の配備位置とは異なる位置に
配備されていた。このため、２重化構成用の伝送路基板
の配備位置に空きが生じても、この位置に単一構成用の
伝送路基板を用いることができず、単一構成用の伝送路
基板の配備位置に空きが生じても、この位置に２重化構
成用の伝送路基板を用いることができなかった。このよ
うに、物理的構成における柔軟性に欠けるため、ＡＴＭ
交換装置における伝送路終端部の基板の実装効率を上げ
ることが困難であるという問題点があった。
ル送出装置は、上記のように構成されており、２重化構
成用の伝送路終端部の基板の配備位置を一旦決めると、
その位置が固定化されていた。また、単一構成用の伝送
路基板の配備位置も同様に固定化されており、２重化構
成用の伝送路終端部の基板の配備位置とは異なる位置に
配備されていた。このため、２重化構成用の伝送路基板
の配備位置に空きが生じても、この位置に単一構成用の
伝送路基板を用いることができず、単一構成用の伝送路
基板の配備位置に空きが生じても、この位置に２重化構
成用の伝送路基板を用いることができなかった。このよ
うに、物理的構成における柔軟性に欠けるため、ＡＴＭ
交換装置における伝送路終端部の基板の実装効率を上げ
ることが困難であるという問題点があった。
【００１０】この対策として、基板の配備位置を固定し
ないようにするには、２重化構成用の伝送路終端部の基
板の配備位置と単一構成用の伝送路終端部の基板の配備
位置とが重なるようにし、この２種類のいずれかを選択
するセレクタを伝送路終端部の基板に設ける方法も考え
られる。しかし、この方法では、１つの伝送路終端部の
配備位置には２重化構成用の信号線と単一構成用の信号
線との双方を設ける必要があり、伝送路の信号線数が増
大するという問題点があった。さらに、交換処理部と伝
送路終端部との間の転送速度が高速の場合、信号の劣化
を防ぐ目的で交換処理部に波形整形の為のドライバを設
ける必要があり、この場合、二重化構成をとる信号線は
交換処理部１の内部で分岐して出力されるため、伝送路
の信号線数がさらに増大するという問題と交換処理部が
収容する伝送路の信号線数が増大するという問題点があ
った。
ないようにするには、２重化構成用の伝送路終端部の基
板の配備位置と単一構成用の伝送路終端部の基板の配備
位置とが重なるようにし、この２種類のいずれかを選択
するセレクタを伝送路終端部の基板に設ける方法も考え
られる。しかし、この方法では、１つの伝送路終端部の
配備位置には２重化構成用の信号線と単一構成用の信号
線との双方を設ける必要があり、伝送路の信号線数が増
大するという問題点があった。さらに、交換処理部と伝
送路終端部との間の転送速度が高速の場合、信号の劣化
を防ぐ目的で交換処理部に波形整形の為のドライバを設
ける必要があり、この場合、二重化構成をとる信号線は
交換処理部１の内部で分岐して出力されるため、伝送路
の信号線数がさらに増大するという問題と交換処理部が
収容する伝送路の信号線数が増大するという問題点があ
った。
【００１１】この発明は、このような問題点を解決する
ためになされたものであり、伝送路二重化切替を実現す
る際に、２重化構成用の伝送路終端部の配線位置及び単
一構成用の伝送路終端部の配線位置を固定化せず、かつ
伝送路の信号線数の増大と交換処理部が収容する伝送路
の信号線数の増大を防ぐことを目的とする。
ためになされたものであり、伝送路二重化切替を実現す
る際に、２重化構成用の伝送路終端部の配線位置及び単
一構成用の伝送路終端部の配線位置を固定化せず、かつ
伝送路の信号線数の増大と交換処理部が収容する伝送路
の信号線数の増大を防ぐことを目的とする。
【００１２】
【課題を解決するための手段】この発明に係る二重化切
替用セル送出装置は、ＡＴＭ（Ａｓｙｎｃｈｒｏｎｏｕ
ｓ Ｔｒａｎｓｆｅｒ Ｍｏｄｅ）データであるセルを
入力し、該セルのＶＰＩ／ＶＣＩ（Ｖｉｒｔｕａｌ Ｐ
ａｔｈ Ｉｄｅｎｔｉｆｉｅｒ／Ｖｉｒｔｕａｌ Ｃｈ
ａｎｎｅｌ Ｉｄｅｎｔｉｆｉｅｒ）に基づいて同報Ｉ
Ｄを付与する同報ＩＤ付与手段と、上記ＶＰＩ／ＶＣＩ
に基づいて対応する現用系の伝送路にスイッチングを行
ったり、上記同報ＩＤ付与手段からの同報ＩＤに基づい
て対応する現用系と予備系の伝送路にスイッチングして
同一のセルを転送したりするＡＴＭスイッチと、現用系
と予備系から成り、セルを転送する伝送路へ送出する伝
送路終端部と、を備えたものである。
替用セル送出装置は、ＡＴＭ（Ａｓｙｎｃｈｒｏｎｏｕ
ｓ Ｔｒａｎｓｆｅｒ Ｍｏｄｅ）データであるセルを
入力し、該セルのＶＰＩ／ＶＣＩ（Ｖｉｒｔｕａｌ Ｐ
ａｔｈ Ｉｄｅｎｔｉｆｉｅｒ／Ｖｉｒｔｕａｌ Ｃｈ
ａｎｎｅｌ Ｉｄｅｎｔｉｆｉｅｒ）に基づいて同報Ｉ
Ｄを付与する同報ＩＤ付与手段と、上記ＶＰＩ／ＶＣＩ
に基づいて対応する現用系の伝送路にスイッチングを行
ったり、上記同報ＩＤ付与手段からの同報ＩＤに基づい
て対応する現用系と予備系の伝送路にスイッチングして
同一のセルを転送したりするＡＴＭスイッチと、現用系
と予備系から成り、セルを転送する伝送路へ送出する伝
送路終端部と、を備えたものである。
【００１３】また、この発明に係る二重化切替用セル送
出装置は、二重化切替用のセルの同報ＩＤと該同報ＩＤ
に対応する現用系及び予備系の出線の情報を記述した同
報処理テーブルを同報ＩＤ付与手段に備えたものであ
る。
出装置は、二重化切替用のセルの同報ＩＤと該同報ＩＤ
に対応する現用系及び予備系の出線の情報を記述した同
報処理テーブルを同報ＩＤ付与手段に備えたものであ
る。
【００１４】また、この発明に係る二重化切替用セル送
出装置は、二重化切替用以外のセルの同報ＩＤと該同報
ＩＤに対応する現用系と予備系及びその他の出線の情報
を記述した同報処理テーブルを備えたものである。
出装置は、二重化切替用以外のセルの同報ＩＤと該同報
ＩＤに対応する現用系と予備系及びその他の出線の情報
を記述した同報処理テーブルを備えたものである。
【００１５】また、この発明に係る二重化切替用セル送
出装置は、複数の現用系当たり１つの予備系から成り、
セルを転送する伝送路と、入力したセルのＶＰＩ／ＶＣ
Ｉに基づいて同報ＩＤを付与する同報ＩＤ付与手段と、
上記ＶＰＩ／ＶＣＩに基づいて対応する現用系の伝送路
にスイッチングを行う他に、上記同報ＩＤ付与手段から
の同報ＩＤに基づいて対応する現用系と予備系の伝送路
にスイッチングして同一のセルを転送するＡＴＭスイッ
チとを備えたものである。
出装置は、複数の現用系当たり１つの予備系から成り、
セルを転送する伝送路と、入力したセルのＶＰＩ／ＶＣ
Ｉに基づいて同報ＩＤを付与する同報ＩＤ付与手段と、
上記ＶＰＩ／ＶＣＩに基づいて対応する現用系の伝送路
にスイッチングを行う他に、上記同報ＩＤ付与手段から
の同報ＩＤに基づいて対応する現用系と予備系の伝送路
にスイッチングして同一のセルを転送するＡＴＭスイッ
チとを備えたものである。
【００１６】
実施の形態１．図１はこの発明に係る二重化切替用セル
送出装置の一実施の形態を示す構成図である。図１にお
いて、１はＡＴＭ交換装置においてセルの交換を行う交
換処理部、２は交換処理部１に設けられセル単位のスイ
ッチングを行うＡＴＭスイッチ、３ａ、３ｂはＡＴＭ交
換装置に複数収容される伝送路４を終端する伝送路終端
部、４ａ、４ｂはＡＴＭ交換装置に複数収容される伝送
路、５ａ、５ｂは交換処理部１の入力側に接続される入
り線、６ａ、６ｂは交換処理部１の出力側に接続される
出線、７ａ、７ｂは交換処理部１によって交換され二重
化された伝送路４に出力されるセルである。なお、各々
の伝送路終端部３は伝送路単位に異なる基板上に構成さ
れ、これら複数の伝送路終端部３を１つの交換処理部１
が収容し、セルの交換を行う。また、ＡＴＭスイッチ２
は、同報機能を有することとする。
送出装置の一実施の形態を示す構成図である。図１にお
いて、１はＡＴＭ交換装置においてセルの交換を行う交
換処理部、２は交換処理部１に設けられセル単位のスイ
ッチングを行うＡＴＭスイッチ、３ａ、３ｂはＡＴＭ交
換装置に複数収容される伝送路４を終端する伝送路終端
部、４ａ、４ｂはＡＴＭ交換装置に複数収容される伝送
路、５ａ、５ｂは交換処理部１の入力側に接続される入
り線、６ａ、６ｂは交換処理部１の出力側に接続される
出線、７ａ、７ｂは交換処理部１によって交換され二重
化された伝送路４に出力されるセルである。なお、各々
の伝送路終端部３は伝送路単位に異なる基板上に構成さ
れ、これら複数の伝送路終端部３を１つの交換処理部１
が収容し、セルの交換を行う。また、ＡＴＭスイッチ２
は、同報機能を有することとする。
【００１７】次に、図１に示す二重化切替用セル送出装
置の動作を説明する。ここで、セルＡ ７ａ及びセルＢ
７ｂは二重化された伝送路４ａ及び４ｂにそれぞれ送
出されるセルとする。入り線５ａ及び５ｂから交換処理
部１に入力されたセルＡ ７ａ及びセルＢ ７ｂは、Ａ
ＴＭスイッチ２によってＶＰＩ／ＶＣＩが調べられ、こ
のＶＰＩ／ＶＣＩに基づいて交換される。この際、セル
Ａ ７ａ及びセルＢ７ｂが二重化された伝送路４ａ及び
４ｂに対して出力される場合には、ＡＴＭスイッチ２
は、出線６ａ及び６ｂに対して同報を行い、各々同一セ
ル流として、伝送路終端部３ａ及び３ｂに通知する。
置の動作を説明する。ここで、セルＡ ７ａ及びセルＢ
７ｂは二重化された伝送路４ａ及び４ｂにそれぞれ送
出されるセルとする。入り線５ａ及び５ｂから交換処理
部１に入力されたセルＡ ７ａ及びセルＢ ７ｂは、Ａ
ＴＭスイッチ２によってＶＰＩ／ＶＣＩが調べられ、こ
のＶＰＩ／ＶＣＩに基づいて交換される。この際、セル
Ａ ７ａ及びセルＢ７ｂが二重化された伝送路４ａ及び
４ｂに対して出力される場合には、ＡＴＭスイッチ２
は、出線６ａ及び６ｂに対して同報を行い、各々同一セ
ル流として、伝送路終端部３ａ及び３ｂに通知する。
【００１８】なお、二重化されていない伝送路行きのセ
ルに関しては同報を行わないことにより、二重化された
伝送路と二重化されない伝送路の伝送路終端部３の配線
位置に依存しないフレキシブルな混在が可能となる。
ルに関しては同報を行わないことにより、二重化された
伝送路と二重化されない伝送路の伝送路終端部３の配線
位置に依存しないフレキシブルな混在が可能となる。
【００１９】すなわち、この実施の形態によれば、ＡＴ
Ｍスイッチは、セルのＶＰＩ／ＶＣＩに基づいて二重化
された伝送路行きのセルに関しては同報を行ない、二重
化されていない伝送路行きのセルに関しては同報を行わ
ないように選択するので、伝送路信号線の数を増大せ
ず、交換処理部１と伝送路終端部３の間の転送速度が高
速の場合でも、交換処理部１に収容される信号線数を増
加させることなく現用系及び予備系の伝送路終端部３の
配備位置に依存せず二重化構成用伝送路の伝送終端部と
単一構成用伝送路の伝送終端部とのフレキシブルな混在
実装が可能になり、実装効率が向上するという効果を奏
する。
Ｍスイッチは、セルのＶＰＩ／ＶＣＩに基づいて二重化
された伝送路行きのセルに関しては同報を行ない、二重
化されていない伝送路行きのセルに関しては同報を行わ
ないように選択するので、伝送路信号線の数を増大せ
ず、交換処理部１と伝送路終端部３の間の転送速度が高
速の場合でも、交換処理部１に収容される信号線数を増
加させることなく現用系及び予備系の伝送路終端部３の
配備位置に依存せず二重化構成用伝送路の伝送終端部と
単一構成用伝送路の伝送終端部とのフレキシブルな混在
実装が可能になり、実装効率が向上するという効果を奏
する。
【００２０】実施の形態２．ＡＴＭスイッチにおける二
重化切替用の同報実現手段について説明する。図２は、
図１に示す二重化切替用セル送出装置の交換処理部１の
構成を示した構成図である。
重化切替用の同報実現手段について説明する。図２は、
図１に示す二重化切替用セル送出装置の交換処理部１の
構成を示した構成図である。
【００２１】図２において、図１と同符号は同一または
相当部分を示す。１０ａ、１０ｂ、１０ｃは入り線５か
らのセル７のＶＰＩ／ＶＣＩをもとに同報ＩＤ１３を付
与する同報ＩＤ付与部、１１ａ、１１ｂ、１１ｃは同報
ＩＤ１３を付与されたセルをＡＴＭスイッチ２に転送す
る信号線路、１２は信号線路１１から入力されるセルに
付与されている同報ＩＤ１３をもとに、ＡＴＭスイッチ
２のどの出線６に対して同報出力するか否かを指示する
ための情報を格納する同報処理テーブル、１３は同報処
理テーブル１２に設定され同報の情報を示す同報ＩＤで
あり、１４は同報ＩＤ１３対応に同報処理テーブル１２
に設定される情報であり、同報ＩＤ１３を持つセル７が
どこの出線６に出力されるかを示す出線指定情報であ
る。
相当部分を示す。１０ａ、１０ｂ、１０ｃは入り線５か
らのセル７のＶＰＩ／ＶＣＩをもとに同報ＩＤ１３を付
与する同報ＩＤ付与部、１１ａ、１１ｂ、１１ｃは同報
ＩＤ１３を付与されたセルをＡＴＭスイッチ２に転送す
る信号線路、１２は信号線路１１から入力されるセルに
付与されている同報ＩＤ１３をもとに、ＡＴＭスイッチ
２のどの出線６に対して同報出力するか否かを指示する
ための情報を格納する同報処理テーブル、１３は同報処
理テーブル１２に設定され同報の情報を示す同報ＩＤで
あり、１４は同報ＩＤ１３対応に同報処理テーブル１２
に設定される情報であり、同報ＩＤ１３を持つセル７が
どこの出線６に出力されるかを示す出線指定情報であ
る。
【００２２】次に、図２に示す二重化切替用の同報実現
手段の動作を説明する。同報ＩＤ付与部１０は入り線５
より交換処理部１に入力されたセルのＶＰＩ／ＶＣＩに
基づき、二重化切替用に２つの出線６ａ及び６ｂに同報
されるセルか否かを判断する。二重化切替用に２つの出
線６ａ及び６ｂに同報されるセルの場合には、前記２つ
の出線６ａ及び６ｂに出力されるような同報ＩＤ１３を
付与し、信号線路１１を介してＡＴＭスイッチ２へ出力
する。ＡＴＭスイッチ２は、セルの同報ＩＤ１３に基づ
いて同報処理テーブル１２を検索し、その同報ＩＤ１３
を有するセルがどの出線に出力されるかを対応する出線
指定１４を参照し、この出線指定１４に従って同報を行
う。
手段の動作を説明する。同報ＩＤ付与部１０は入り線５
より交換処理部１に入力されたセルのＶＰＩ／ＶＣＩに
基づき、二重化切替用に２つの出線６ａ及び６ｂに同報
されるセルか否かを判断する。二重化切替用に２つの出
線６ａ及び６ｂに同報されるセルの場合には、前記２つ
の出線６ａ及び６ｂに出力されるような同報ＩＤ１３を
付与し、信号線路１１を介してＡＴＭスイッチ２へ出力
する。ＡＴＭスイッチ２は、セルの同報ＩＤ１３に基づ
いて同報処理テーブル１２を検索し、その同報ＩＤ１３
を有するセルがどの出線に出力されるかを対応する出線
指定１４を参照し、この出線指定１４に従って同報を行
う。
【００２３】従来のＡＴＭスイッチによる同報では同報
セルは同一のＶＰＩ／ＶＣＩとして出力される。従っ
て、交換処理部１を介して同報で出力されるセルのＶＰ
Ｉ／ＶＣＩと他のセルがすでに使用しているＶＰＩ／Ｖ
ＣＩが同一となる場合があり、この場合には、セル同士
の干渉が発生するという問題があった。この問題を防止
するためには同報処理後に前記ＶＰＩ／ＶＣＩと異なる
ＶＰＩ／ＶＣＩを当該セルに割り振る必要がある。従っ
て、同報の際に、ＶＰＩ／ＶＰＣ単位に別個の同報ＩＤ
を定義する必要があり、必要となる同報ＩＤの数が複数
あった。この実施の形態によれば、二重化の場合には同
報として使用される伝送路は現用／予備の２つのライン
しかなく、このラインには同一のコネクションしか乗ら
ないので原則的にセルの干渉は発生しない。従って、１
つの同報ＩＤのみを定義すればよい。従って、従来より
もリソースの節約を図ることができるという効果を奏す
る。
セルは同一のＶＰＩ／ＶＣＩとして出力される。従っ
て、交換処理部１を介して同報で出力されるセルのＶＰ
Ｉ／ＶＣＩと他のセルがすでに使用しているＶＰＩ／Ｖ
ＣＩが同一となる場合があり、この場合には、セル同士
の干渉が発生するという問題があった。この問題を防止
するためには同報処理後に前記ＶＰＩ／ＶＣＩと異なる
ＶＰＩ／ＶＣＩを当該セルに割り振る必要がある。従っ
て、同報の際に、ＶＰＩ／ＶＰＣ単位に別個の同報ＩＤ
を定義する必要があり、必要となる同報ＩＤの数が複数
あった。この実施の形態によれば、二重化の場合には同
報として使用される伝送路は現用／予備の２つのライン
しかなく、このラインには同一のコネクションしか乗ら
ないので原則的にセルの干渉は発生しない。従って、１
つの同報ＩＤのみを定義すればよい。従って、従来より
もリソースの節約を図ることができるという効果を奏す
る。
【００２４】実施の形態３．二重化切替用に２つの出線
６ａ及び６ｂに転送されるセルが他の出線にも同報され
る場合について説明する。図３は、この発明に係る二重
化切替用セル送出装置の別の実施の形態を示す同報処理
テーブル構造図であり、上記実施の形態２において、二
重化切替用に２つの出線６ａ及び６ｂに転送されるセル
が、他の出線６ｃにも同報される場合の同報処理テーブ
ルの構成を示している。
６ａ及び６ｂに転送されるセルが他の出線にも同報され
る場合について説明する。図３は、この発明に係る二重
化切替用セル送出装置の別の実施の形態を示す同報処理
テーブル構造図であり、上記実施の形態２において、二
重化切替用に２つの出線６ａ及び６ｂに転送されるセル
が、他の出線６ｃにも同報される場合の同報処理テーブ
ルの構成を示している。
【００２５】図３において、４０は実施の形態２で示す
二重化切替用に専用に用意された同報ＩＤ、４１は二重
化切替用の同報ＩＤ４０に対応した出線を指定する出線
指定情報、４２はコネクション対応に用意される同報Ｉ
Ｄ、４３は同報ＩＤ４２に対応した出線を指定する出線
指定情報である。
二重化切替用に専用に用意された同報ＩＤ、４１は二重
化切替用の同報ＩＤ４０に対応した出線を指定する出線
指定情報、４２はコネクション対応に用意される同報Ｉ
Ｄ、４３は同報ＩＤ４２に対応した出線を指定する出線
指定情報である。
【００２６】次に、図３に示した同報処理テーブルを用
いた場合の二重化切替用の同報実現手段の動作を説明す
る。同報ＩＤ付与部１０は、入力したセルのＶＰＩ／Ｖ
ＣＩに基づき、二重化切替用の２つの出線６ａ及び６ｂ
に加えて出線６ｃに対しても同報を行う必要があると判
断した場合、二重化切替用に用意された同報ＩＤ４０を
付与するのではなく、出線６ａ、６ｂ、６ｃに同報を可
能とする同報ＩＤ４２を割り振る。
いた場合の二重化切替用の同報実現手段の動作を説明す
る。同報ＩＤ付与部１０は、入力したセルのＶＰＩ／Ｖ
ＣＩに基づき、二重化切替用の２つの出線６ａ及び６ｂ
に加えて出線６ｃに対しても同報を行う必要があると判
断した場合、二重化切替用に用意された同報ＩＤ４０を
付与するのではなく、出線６ａ、６ｂ、６ｃに同報を可
能とする同報ＩＤ４２を割り振る。
【００２７】この実施の形態によれば、二重化切替用に
２つの出線に同報されるセルで、該セルが他の出線にも
同報される場合には、二重化切替用に用意された上記同
報ＩＤ以外の同報ＩＤを割り振るので、通常のマルチキ
ャストにも対応可能であるという効果を奏する。
２つの出線に同報されるセルで、該セルが他の出線にも
同報される場合には、二重化切替用に用意された上記同
報ＩＤ以外の同報ＩＤを割り振るので、通常のマルチキ
ャストにも対応可能であるという効果を奏する。
【００２８】実施の形態４．実施の形態１の二重化切替
を実現する構成において、伝送路終端部３及び伝送路４
は現用系に対して予備系が１対１の構成ではなく、複数
の現用系に対して１つの予備系を用意するＮ（Ｎは２以
上の整数）対１の構成の場合について説明する。図４
は、この発明に係る二重化切替用セル送出装置の別の実
施の形態を示す構成図であり、複数の現用系に対して１
つの予備系を用意する構成について示した構成図であ
る。
を実現する構成において、伝送路終端部３及び伝送路４
は現用系に対して予備系が１対１の構成ではなく、複数
の現用系に対して１つの予備系を用意するＮ（Ｎは２以
上の整数）対１の構成の場合について説明する。図４
は、この発明に係る二重化切替用セル送出装置の別の実
施の形態を示す構成図であり、複数の現用系に対して１
つの予備系を用意する構成について示した構成図であ
る。
【００２９】予備系伝送路は、複数現用系伝送路に対し
て１つしか設けられていないので、予備系伝送路に複数
の現用系伝送路行きのセルが混在するのを防ぐため、同
時に複数の伝送路切替を許容しないこととする。同報Ｉ
Ｄ付与部１０は、切替を実施したい現用系伝送路行きの
セルに対してのみ、予備系伝送路への同報をサポートす
る同報ＩＤを付与し、ＡＴＭスイッチ２は同報ＩＤに基
づいて予備系伝送路に同報を行う。また、同報ＩＤ付与
部１０は切替を実施しない現用系伝送路行きのセルに対
しては同報ＩＤの付与を行わず、そのまま現用系伝送路
へ送出する。
て１つしか設けられていないので、予備系伝送路に複数
の現用系伝送路行きのセルが混在するのを防ぐため、同
時に複数の伝送路切替を許容しないこととする。同報Ｉ
Ｄ付与部１０は、切替を実施したい現用系伝送路行きの
セルに対してのみ、予備系伝送路への同報をサポートす
る同報ＩＤを付与し、ＡＴＭスイッチ２は同報ＩＤに基
づいて予備系伝送路に同報を行う。また、同報ＩＤ付与
部１０は切替を実施しない現用系伝送路行きのセルに対
しては同報ＩＤの付与を行わず、そのまま現用系伝送路
へ送出する。
【００３０】この実施の形態によれば、伝送路終端部及
び伝送路は現用系対予備系の構成が１対１でなく複数の
現用系に対して１つの予備系を用意したので、柔軟な対
応が可能となり、また予備系の使用効率を高めることが
できるという効果を奏する。
び伝送路は現用系対予備系の構成が１対１でなく複数の
現用系に対して１つの予備系を用意したので、柔軟な対
応が可能となり、また予備系の使用効率を高めることが
できるという効果を奏する。
【００３１】
【発明の効果】上述したように、この発明によれば、Ａ
ＴＭスイッチは、セルのＶＰＩ／ＶＣＩに基づいて二重
化された伝送路行きのセルに関しては同報を行ない、二
重化されていない伝送路行きのセルに関しては同報を行
わないように選択するので、伝送路信号線の数を増大せ
ず、交換処理部１と伝送路終端部３の間の転送速度が高
速の場合でも、交換処理部１に収容される信号線数を増
加させることなく現用系及び予備系の伝送路終端部３の
配備位置に依存せず二重化構成用伝送路の伝送終端部と
単一構成用伝送路の伝送終端部とのフレキシブルな混在
実装が可能になり、実装効率が向上するという効果を奏
する。
ＴＭスイッチは、セルのＶＰＩ／ＶＣＩに基づいて二重
化された伝送路行きのセルに関しては同報を行ない、二
重化されていない伝送路行きのセルに関しては同報を行
わないように選択するので、伝送路信号線の数を増大せ
ず、交換処理部１と伝送路終端部３の間の転送速度が高
速の場合でも、交換処理部１に収容される信号線数を増
加させることなく現用系及び予備系の伝送路終端部３の
配備位置に依存せず二重化構成用伝送路の伝送終端部と
単一構成用伝送路の伝送終端部とのフレキシブルな混在
実装が可能になり、実装効率が向上するという効果を奏
する。
【００３２】また、 ＡＴＭスイッチで二重化切替用に
２つの出線に同報されるセルについては、二重化切替用
として同一の同報ＩＤとして同報を行うので、同報ＩＤ
のリソースの節約を図ることができるという効果を奏す
る。
２つの出線に同報されるセルについては、二重化切替用
として同一の同報ＩＤとして同報を行うので、同報ＩＤ
のリソースの節約を図ることができるという効果を奏す
る。
【００３３】また、二重化切替用に２つの出線に同報さ
れるセルで、該セルが他の出線にも同報される場合に
は、二重化切替用に用意された上記同報ＩＤ以外の同報
ＩＤを割り振るので、通常のマルチキャストにも対応可
能であるという効果を奏する。
れるセルで、該セルが他の出線にも同報される場合に
は、二重化切替用に用意された上記同報ＩＤ以外の同報
ＩＤを割り振るので、通常のマルチキャストにも対応可
能であるという効果を奏する。
【００３４】また、伝送路終端部及び伝送路は現用系対
予備系の構成が１対１でなく複数の現用系に対して１つ
の予備系を用意したので、柔軟な対応が可能となり、ま
た予備系の使用効率を高めることができるという効果を
奏する。
予備系の構成が１対１でなく複数の現用系に対して１つ
の予備系を用意したので、柔軟な対応が可能となり、ま
た予備系の使用効率を高めることができるという効果を
奏する。
【図１】 この発明に係る二重化切替用セル送出装置の
一実施の形態を示す構成図である。
一実施の形態を示す構成図である。
【図２】 図１に示す二重化切替用セル送出装置の交換
処理部１の構成を示した構成図である。
処理部１の構成を示した構成図である。
【図３】 この発明に係る二重化切替用セル送出装置の
別の実施の形態を示す同報処理テーブル構造図である。
別の実施の形態を示す同報処理テーブル構造図である。
【図４】 この発明に係る二重化切替用セル送出装置の
別の実施の形態を示す構成図である。
別の実施の形態を示す構成図である。
【図５】 ＡＴＭ交換装置の伝送路二重化切替における
現用系及び予備系に対するセル送出装置を含む全体構成
図である。
現用系及び予備系に対するセル送出装置を含む全体構成
図である。
【図６】 従来のＡＴＭ交換装置の伝送路二重化切替に
おける現用系及び予備系に対するセル送出装置の構成図
である。
おける現用系及び予備系に対するセル送出装置の構成図
である。
【図７】 図６に示す交換処理部１と伝送路終端部３と
の間の転送速度が高速となった場合の構成を示した構成
図である。
の間の転送速度が高速となった場合の構成を示した構成
図である。
１ 交換処理部 ２ ＡＴＭスイッチ ３ 伝送路終端部 ４ 伝送路 ５ 入り線 ６ 出線 ７ セル １０ 同報ＩＤ付与部 １１ 信号線路 １２ 同報処理テーブル １３ 同報ＩＤ １４ 出線指定 ２０ 信号線路 ３０ ドライバ ３１ 信号線路 ４０ 同報ＩＤ ４１ 出線指定 ４２ 同報ＩＤ ４３ 出線指定 ５３ 伝送路終端部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) H04L 12/28 H04L 1/22
Claims (4)
- 【請求項１】 ＡＴＭ（Ａｓｙｎｃｈｒｏｎｏｕｓ Ｔ
ｒａｎｓｆｅｒ Ｍｏｄｅ）データであるセルを入力
し、該セルのＶＰＩ／ＶＣＩ（ＶｉｒｔｕａｌＰａｔｈ
Ｉｄｅｎｔｉｆｉｅｒ／Ｖｉｒｔｕａｌ Ｃｈａｎｎ
ｅｌ Ｉｄｅｎｔｉｆｉｅｒ）に基づいて同報ＩＤを付
与する同報ＩＤ付与手段と、上記ＶＰＩ／ＶＣＩに基づ
いて対応する現用系の伝送路にスイッチングを行った
り、上記同報ＩＤ付与手段からの同報ＩＤに基づいて対
応する現用系と予備系の伝送路にスイッチングして同一
のセルを転送したりするＡＴＭスイッチと、現用系と予
備系から成り、セルを転送する伝送路へ送出する伝送路
終端部と、を備えたことを特徴とする二重化切替用セル
送出装置。 - 【請求項２】 同報ＩＤ付与手段は二重化切替用のセル
の同報ＩＤと該同報ＩＤに対応する現用系及び予備系の
出線の情報を記述した同報処理テーブルを備えたことを
特徴とする請求項１記載の二重化切替用セル送出装置。 - 【請求項３】 同報ＩＤ付与手段は二重化切替用以外の
セルの同報ＩＤと該同報ＩＤに対応する現用系と予備系
及びその他の出線の情報を記述した同報処理テーブルを
備えたことを特徴とする請求項１記載の二重化切替用セ
ル送出装置。 - 【請求項４】 複数の現用系当たり１つの予備系から成
り、セルを転送する伝送路と、入力したセルのＶＰＩ／
ＶＣＩに基づいて同報ＩＤを付与する同報ＩＤ付与手段
と、上記ＶＰＩ／ＶＣＩに基づいて対応する現用系の伝
送路にスイッチングを行う他に、上記同報ＩＤ付与手段
からの同報ＩＤに基づいて対応する現用系と予備系の伝
送路にスイッチングして同一のセルを転送するＡＴＭス
イッチとを備えたことを特徴とする二重化切替用セル送
出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9050580A JP2853698B2 (ja) | 1997-03-05 | 1997-03-05 | 二重化切替用セル送出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9050580A JP2853698B2 (ja) | 1997-03-05 | 1997-03-05 | 二重化切替用セル送出装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10247921A JPH10247921A (ja) | 1998-09-14 |
| JP2853698B2 true JP2853698B2 (ja) | 1999-02-03 |
Family
ID=12862930
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9050580A Expired - Fee Related JP2853698B2 (ja) | 1997-03-05 | 1997-03-05 | 二重化切替用セル送出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2853698B2 (ja) |
-
1997
- 1997-03-05 JP JP9050580A patent/JP2853698B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH10247921A (ja) | 1998-09-14 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |