JP2852827B2 - 縫製品等の柔軟加工装置 - Google Patents

縫製品等の柔軟加工装置

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JP2852827B2
JP2852827B2 JP31183991A JP31183991A JP2852827B2 JP 2852827 B2 JP2852827 B2 JP 2852827B2 JP 31183991 A JP31183991 A JP 31183991A JP 31183991 A JP31183991 A JP 31183991A JP 2852827 B2 JP2852827 B2 JP 2852827B2
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敏幸 増永
孝志 浅部
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Kanebo Ltd
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Kanebo Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、縫製品等のワ−クに柔
軟性を付与するために使用される柔軟加工装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】縫製品等にソフト仕上げ加工と呼ばれる
柔軟加工を施すために従来使用されてきたのは、ロ−タ
リ−タンブラ−機である。この装置は、回転するドラム
の中にワ−クである縫製品を入れ、該ドラムを回転させ
てワ−クをドラム内壁に衝突させる装置で、衝突による
揉み効果でワ−クに柔軟性を付与するものである。この
ような機械的な方法のほかに、例えば未縫製の布帛等に
対しては、化学薬品(柔軟化剤)を用いて化学的に処理
する方法もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の機械的柔軟化装置は、直径1メ−トル程度のドラム
内でワ−クを内壁に衝突させて機械的に柔軟性を付与す
るものであるから、ワ−クに加わる衝撃力が小さく、期
待するほどの柔軟効果が得られにくかった。また、上記
化学的な柔軟化方法は、乾燥等に多大のエネルギ−を必
要とするほか、製品の風合いが損なわれるという問題点
もあった。そこで本発明は、上記従来の柔軟性付与方法
における問題点を解決し、縫製品等に能率的に柔軟性を
付与することのできる加工装置を提供することを課題と
している。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は次のような構成を採用した。すなわち、本
発明にかかる柔軟加工装置は、縫製品等のワ−クの投入
口を有するル−プ化したワ−ク通路を備え、該通路が屈
曲する位置には、エアを通しワ−クを通さない格子が設
けられるとともに、該通路に沿ってエアでワ−クを循環
移動させつつ、該ワ−クを前記格子に衝突させるエア供
給装置が設けられていることを特徴としている。
【0005】
【作用】縫製品等のワ−クがル−プ化された通路内をエ
アによって循環移動させられつつ、該循環の途中で格子
に衝突して柔軟性を付与される。格子に衝突するときの
衝撃力は、供給するエアの圧力と量を適当に調整するこ
とにより調整される。
【0006】
【実施例】以下、図面に表された実施例について説明す
る。図1及び図2は本発明の1実施例をあらわすもの
で、この柔軟加工装置1は、管状の通路2と、該通路に
エアを供給するエア供給装置3を備えている。通路2
は、図2において左下の始端部から右上の終端部にかけ
て傾斜する第1の傾斜路2aと、右下の始端部から左上
の終端部にかけて傾斜する第2の傾斜路2bを備え、第
1の傾斜路2aの終端部と第2の傾斜路2bの始端部が
第1の縦通路2cで接続されるとともに、第2の傾斜路
2bの終端部と第1の傾斜路2aの始端部とが第2の縦
通路2dによって接続されている。このため、通路2
は、全体として横8字状のねじれたル−プ状通路を形成
している。
【0007】通路2が屈曲する位置には、エアを通し、
ワ−クは通さない格子5(a,b,c,d)が設けられ
ている。第1の傾斜路2aの始端部と、第2の傾斜路2
bの始端部に設けられた二つの格子5aと5cは、そこ
を通るエアの量を調節することのできる風量調節装置6
を具備している。両傾斜路2a,2bの終端部にそれぞ
れ設けられている格子5bと5dには、このような風量
調節装置は設けられていない。
【0008】エア供給装置3は、熱交換機9と送風ファ
ン10からなり、第1の傾斜路2a用と、第2の傾斜路
2b用に2組(A,B)設けられている。一方のエア供
給装置Aは、前記二つの格子5aと5bをつなぐ配管1
1に設けられ、他方のエア供給装置Bは格子5cと5d
をつなぐ配管12に設けられている。格子5bと5dの
外側には、該格子から排気されるエアを受け入れて再度
配管11または12に供給するフ−ド14、15が設け
られている。また、第1の傾斜路2aの始端部には、ワ
−クである縫製品を出し入れする開閉自在な蓋付きの入
り口16が設けられている。
【0009】第1の傾斜路2と第2の傾斜路2の終端部
には、スチ−ムを内部に吐出するスチ−ム吐出口20、
21が設けられている。これらスチ−ム吐出口は、スチ
−ム供給源23とスチ−ム配管24で接続されている。
スチ−ム配管24にはバルブ25、26が設けられ、こ
れらバルブを開閉することにより、通路2内へ任意の量
のスチ−ムを供給したり停止したりすることができる。
場合によっては、このようなスチ−ム供給装置を設けて
おかなくてもよい。
【0010】この柔軟加工装置1の使用に際しては、入
口16からワ−クである縫製品Wを入れ、エア供給装置
A,Bによって所定温度例えば70〜80℃に加熱した
エアを内部へ供給する。場合によっては、エアを加熱せ
ず冷風で加工してもよいが、加熱エアで加工するほうが
効果的である。縫製品Wは、格子5aから吐出されるエ
アによって傾斜路2a内を吹き上げられ、格子5bに衝
突した後縦通路2cを落下して底面2eに衝突する。落
下した縫製品は、格子5cから吐出されるエアによって
傾斜路2bに沿って吹き上げられ、格子5dに衝突した
後、縦通路2d内を落下して床面2fに衝突する。格子
との衝突の際の衝撃力は、通路内に吹き込むエアの圧力
と量を調節することによって調節される。落下した縫製
品は再度傾斜路2aに沿って吹き上げられ、前記と同様
なサイクルを繰り返す。
【0011】この循環サイクル中における格子及び床面
(主として格子)への衝突によって機械的な揉み効果が
与えられ、縫製品が柔軟化するのである。スチ−ム供給
装置によって循環通路内にスチ−ムを供給すれば、さら
に効果的な揉み効果が得られる。なお、縫製品が、格子
5b、5dに押し付けられて落下しなくなることを防ぐ
ため、格子5a、5cから吹き込むエアは適当な周期で
一時的に停止するか弱められる。この調節は、制御装置
30と風量調節装置6によって行われる。
【0012】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この柔
軟加工装置1は、ル−プ状に形成された循環通路に沿っ
て縫製品等のワ−クをエアで移動させつつ格子等に衝突
させ、その衝撃による揉み効果でワ−クに柔軟性を付与
するものであるから、特別な柔軟化剤等を用いることな
く連続的かつ能率的に縫製品等の柔軟加工を行うことが
できる。さらに、縫製されたシャツ、ズボン等にシワ不
良がある場合でも、この装置で加工を行えば、揉み効果
によってそのシワの低減化を図ることができ、製品の格
上が可能になるという効果も期待することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例をあらわす構成説明図であ
る。
【図2】その平面図である。
【符号の説明】
1 柔軟加工装置 2 通路 3 エア供給装置 5 格子

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縫製品等のワークの投入口を有するルー
    プ化したワーク通路を備え、該通路が屈曲する位置に
    は、エアを通しワークを通さない格子が設けられるとと
    もに、該通路に沿ってエアでワークを循環移動させつ
    つ、該ワークを前記格子に衝突させるエア供給装置が設
    けられていることを特徴とする縫製品等の柔軟加工装
JP31183991A 1991-10-29 1991-10-29 縫製品等の柔軟加工装置 Expired - Lifetime JP2852827B2 (ja)

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JPH05125655A JPH05125655A (ja) 1993-05-21
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KR100625607B1 (ko) * 2004-03-25 2006-09-20 노재숙 직물원단 자동 유연건조방법 및 그 장치

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