JP2852479B2 - 試料容器内の液面検出方法 - Google Patents
試料容器内の液面検出方法Info
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- JP2852479B2 JP2852479B2 JP13294993A JP13294993A JP2852479B2 JP 2852479 B2 JP2852479 B2 JP 2852479B2 JP 13294993 A JP13294993 A JP 13294993A JP 13294993 A JP13294993 A JP 13294993A JP 2852479 B2 JP2852479 B2 JP 2852479B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は樹脂材等の絶縁材料より
なる試料容器内の導電性溶液の液面を検出する方法に関
する。
なる試料容器内の導電性溶液の液面を検出する方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】試料容器中の液面を検出する方法とし
て、従来、例えば、2本のプローブを用い、試料液中に
浸漬させた一方のプローブに対して他方のプローブを液
面に向けて降下させつつ両プローブ間の導電率を計測
し、その導電率が所定以上になることにより液面を検出
する方法がある。
て、従来、例えば、2本のプローブを用い、試料液中に
浸漬させた一方のプローブに対して他方のプローブを液
面に向けて降下させつつ両プローブ間の導電率を計測
し、その導電率が所定以上になることにより液面を検出
する方法がある。
【0003】また、1本のプローブを液面に降下させつ
つ空気を吐出させ、そのプローブに接続した圧力センサ
によって、そのプローブ内の圧力が所定以上になること
を検出することで液面を測る方法もある。
つ空気を吐出させ、そのプローブに接続した圧力センサ
によって、そのプローブ内の圧力が所定以上になること
を検出することで液面を測る方法もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の前者の
方法による場合、両プローブ間に発生する液玉による誤
検出を防止するためには、両プローブ間の間隔は4〜5
mmであることを要するので、両プローブが大きくなり、
かつ試料容器の口径も大きくなければならないという難
点がある。
方法による場合、両プローブ間に発生する液玉による誤
検出を防止するためには、両プローブ間の間隔は4〜5
mmであることを要するので、両プローブが大きくなり、
かつ試料容器の口径も大きくなければならないという難
点がある。
【0005】また、後者の方法による場合、プローブは
1本でよいが、空気を吐出するためのポンプを必要と
し、かつそのプローブに接続される試料配管内を中空に
しておかなければならず、試料液吸引時の定注性が低下
するという難点がある。
1本でよいが、空気を吐出するためのポンプを必要と
し、かつそのプローブに接続される試料配管内を中空に
しておかなければならず、試料液吸引時の定注性が低下
するという難点がある。
【0006】本発明はこのような実情に鑑みてなされ、
1本のプローブで精度よく試料容器内の液面を検出で
き、かつ高い分取・分注精度が得られる液面検出方法を
提供することを目的としている。
1本のプローブで精度よく試料容器内の液面を検出で
き、かつ高い分取・分注精度が得られる液面検出方法を
提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の方法は、上述の
課題を解決するための手段を以下のように構成してい
る。すなわち、容器受台に載せた試料容器に対応する上
下可動の試料吸引パイプに交流増幅器を接続する一方、
前記容器受台に発振回路を接続し、前記容器受台に対し
て高周波の交流電圧信号を印加しつつ、前記試料吸引パ
イプを前記試料容器に降下させ、前記交流増幅器を介し
て増幅された電流値を測定し、その電流値が所定以上に
なることにより試料容器内の液面を検出することを特徴
としている。
課題を解決するための手段を以下のように構成してい
る。すなわち、容器受台に載せた試料容器に対応する上
下可動の試料吸引パイプに交流増幅器を接続する一方、
前記容器受台に発振回路を接続し、前記容器受台に対し
て高周波の交流電圧信号を印加しつつ、前記試料吸引パ
イプを前記試料容器に降下させ、前記交流増幅器を介し
て増幅された電流値を測定し、その電流値が所定以上に
なることにより試料容器内の液面を検出することを特徴
としている。
【0008】
【作用】試料吸引パイプが試料液の液面に接すると、容
器受台から試料容器および試料液を介して試料吸引パイ
プに電流が流れ、これを交流増幅器で増幅させて検出す
ることができる。
器受台から試料容器および試料液を介して試料吸引パイ
プに電流が流れ、これを交流増幅器で増幅させて検出す
ることができる。
【0009】
【実施例】以下に本発明の方法の実施例を図面に基づい
て詳細に説明する。図1は本発明の方法を実施するため
の装置の一例を示し、符号1は水平な面内で回動自在な
導電性材料よりなるターンテーブル(容器受台)、2は
そのターンテーブル1の支軸1aを支持する絶縁軸受、3
はそのターンテーブル1に上載された試料容器、4は1
00KHz〜1MHzの交流電圧信号を印加する発振器
(発振回路)で、スリップリング5を介してターンテー
ブル1と接続されている。
て詳細に説明する。図1は本発明の方法を実施するため
の装置の一例を示し、符号1は水平な面内で回動自在な
導電性材料よりなるターンテーブル(容器受台)、2は
そのターンテーブル1の支軸1aを支持する絶縁軸受、3
はそのターンテーブル1に上載された試料容器、4は1
00KHz〜1MHzの交流電圧信号を印加する発振器
(発振回路)で、スリップリング5を介してターンテー
ブル1と接続されている。
【0010】一方、6は試料容器3に対して上下可動に
構成されるプローブ(試料吸引パイプ)、7はそのプロ
ーブ6に一端を接続され、その他端が試料定注器(図示
省略)に対応する試料配管、8はその試料配管7に接続
された交流増幅器(ハイパスアンプ)である。
構成されるプローブ(試料吸引パイプ)、7はそのプロ
ーブ6に一端を接続され、その他端が試料定注器(図示
省略)に対応する試料配管、8はその試料配管7に接続
された交流増幅器(ハイパスアンプ)である。
【0011】このような装置によって、以下のような手
順で試料容器3中の試料液の液面を精度よく検出するこ
とができる。すなわち、ターンテーブル1を回動させて
プローブ6の直下の位置に試料容器3を対応させ、プロ
ーブ6を降下させつつ、発振器4から高周波(100K
Hz〜1MHz)の交流電圧信号を印加し、交流増幅器
8から送出される電流を検流計(図示省略)で計測し、
その値が所定以上になれば、プローブ6の先端が液面に
接していると判断することができる。なお、試料容器3
は通常絶縁体であるが、底面の静電容量を通じて電流が
流れ、また、試料液はそれ自体の導電率に応じて電流が
流れる。
順で試料容器3中の試料液の液面を精度よく検出するこ
とができる。すなわち、ターンテーブル1を回動させて
プローブ6の直下の位置に試料容器3を対応させ、プロ
ーブ6を降下させつつ、発振器4から高周波(100K
Hz〜1MHz)の交流電圧信号を印加し、交流増幅器
8から送出される電流を検流計(図示省略)で計測し、
その値が所定以上になれば、プローブ6の先端が液面に
接していると判断することができる。なお、試料容器3
は通常絶縁体であるが、底面の静電容量を通じて電流が
流れ、また、試料液はそれ自体の導電率に応じて電流が
流れる。
【0012】この液面検出に際しては、試料配管7内を
空気層にしなくてもよく、従って、試料定注器への定注
性が良好で、高い分取・分注精度を得ることができる。
空気層にしなくてもよく、従って、試料定注器への定注
性が良好で、高い分取・分注精度を得ることができる。
【0013】また、多数の試料容器を並べても他の容器
の影響を受けることなく高い液面検出精度と分取・分注
精度を維持することができるのはいうまでもない。
の影響を受けることなく高い液面検出精度と分取・分注
精度を維持することができるのはいうまでもない。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の方法によ
れば、試料吸引パイプが試料液の液面に接すると、発振
回路から印加された高周波電圧により、容器受台から試
料容器および試料液を介して試料吸引パイプに電流が流
れ、これを交流増幅器で増幅して検出するので、1本の
試料吸引パイプで精度よく試料容器内の液面を検出で
き、かつ試料配管を中空にする必要がないので、高い分
取・分注精度が得られる。
れば、試料吸引パイプが試料液の液面に接すると、発振
回路から印加された高周波電圧により、容器受台から試
料容器および試料液を介して試料吸引パイプに電流が流
れ、これを交流増幅器で増幅して検出するので、1本の
試料吸引パイプで精度よく試料容器内の液面を検出で
き、かつ試料配管を中空にする必要がないので、高い分
取・分注精度が得られる。
【図1】本発明の方法を実施するための装置の一例を示
す構成図である。
す構成図である。
1…容器受台、3…試料容器、4…発振回路、6…試料
吸引パイプ、8…交流増幅器。
吸引パイプ、8…交流増幅器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01F 23/24 G01N 1/24
Claims (1)
- 【請求項1】 容器受台に載せた試料容器に対応する上
下可動の試料吸引パイプに交流増幅器を接続する一方、
前記容器受台に発振回路を接続し、前記容器受台に対し
て高周波の交流電圧信号を印加しつつ、前記試料吸引パ
イプを前記試料容器に降下させ、前記交流増幅器を介し
て増幅された電流値を測定し、その電流値が所定以上に
なることにより試料容器内の液面を検出することを特徴
とする試料容器内の液面検出方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13294993A JP2852479B2 (ja) | 1993-05-10 | 1993-05-10 | 試料容器内の液面検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13294993A JP2852479B2 (ja) | 1993-05-10 | 1993-05-10 | 試料容器内の液面検出方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06323889A JPH06323889A (ja) | 1994-11-25 |
JP2852479B2 true JP2852479B2 (ja) | 1999-02-03 |
Family
ID=15093266
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13294993A Expired - Fee Related JP2852479B2 (ja) | 1993-05-10 | 1993-05-10 | 試料容器内の液面検出方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2852479B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5819166B2 (ja) * | 2011-11-11 | 2015-11-18 | 株式会社荻原製作所 | 水位計付き導電率計 |
-
1993
- 1993-05-10 JP JP13294993A patent/JP2852479B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06323889A (ja) | 1994-11-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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R250 | Receipt of annual fees |
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