JP2852287B2 - 画質改善方法、エッジ強度計算方法及び装置 - Google Patents
画質改善方法、エッジ強度計算方法及び装置Info
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Description
ディジタルカメラ等からの入力画像に対し、明部、暗部
での微妙な輝度値の変化を強調しつつ、局所的なコント
ラストと大域的なコントラストとを同時に強調し、出力
レンジに適合させて出力し得る画質改善方法、エッジ強
度計算方法及び装置に関する。
覚技術分野では、より高精細な画像が要求されるため、
人間の特殊な操作を介さずに、入力画像を可能な限り高
精度な画像に変換する画質改善方法が必要とされてい
る。
画素値を線形変換する方法、ガンマ補正に代表される指
数変換方法及び対数変換方法がある。また、極端に画像
を強調したい場合、ヒストグラム平坦化により、画像の
画素値をコントラスト強調する方法などがある。
レンジを幾つかの区間に分割し、各区間毎に曲線に近似
した線分を求め、それらの線分を結合させて、画素値を
変換する区分的線形変換方法等がある(高木、下田(監
修)「画像解析ハンドブック」、東京大学出版会、1991
年)。
に示すように、入力画像の画素値Iの区間を幾つかの区
分に分けて、夫々の区間で線分の傾きを変えることによ
り、出力のダイナミックレンジを区分的に増減させ、コ
ントラストを強調している。
示すように、入力画像の画素値Iを全体に増す側に変換
する。なお、図示するように、画素値の小さい方が大き
い増分をもつことから、主に暗部のコントラストが強調
されることがわかる。
に示すように、指数が1より小さい場合、対数変換同様
の変換カーブを描き、全体に画素値を増す側に変換す
る。従って、暗部のコントラストが強調される。一方、
指数が1より大きい場合、図17に示すように、全体に
画素値を減じる側に変換する。よって、明部のコントラ
ストが強調される。
化して曲線近似度を向上させることにより、相当程度の
コントラスト強調が可能となっている。
の分布の塊を周囲に適切に分散させて、分布に則してコ
ントラスト強調を実行する技術であり、実際に種々の画
像強調手法のなかでも強調効果が著しい手法となってい
る。
方法としては、元々視認性のよい中間部ではコントラス
トをある程度抑制しつつ、明部及び暗部ではコントラス
トを強調するという画質改善方法および装置が特公平8
−21079号公報に開示されている。
うな画質改善方法では、以下のような問題がある。
毎に、利用者が目視判断しながら分画区間を決定し、各
区間での傾きを決めるため、一般性がないという問題が
ある。
区間のコントラストは強調されるものの、画素値の大き
い区間のコントラストが抑制される問題がある。
に判断して指数を決定する手間がかかり、指数が1より
小さいとき画素値の小さい区間のコントラストは強調さ
れるものの、画素値の大きい区間のコントラストが抑制
される問題がある。また、指数が1より大きいとき、画
素値の大きい区間のコントラストは強調されるものの、
画素値の小さい区間のコントラストが抑制される問題が
ある。
大で現実的でない問題がある。
的なコントラストの強調効果が著しい一方、領域内部で
の変化等を示す比較的に小さい局所的なコントラストが
抑制される問題がある。
の方法では、局所的なコントラストの強調効果が高いこ
とから局所的にシャープな画像が得られる一方、大域的
なコントラストを低下させる傾向がある。
で、利用者の判断を要せずに簡単な計算により、局所的
及び大域的の双方のコントラストを強調し、画質を向上
し得る画質改善方法、エッジ強度計算方法及び装置を提
供することを目的とする。
いて説明する。特公平8−21079号公報に開示され
た技術は、人間の視覚におけるS字型の応答特性を線形
に補正するために逆S字型変換を用いるものであるが、
前述した通り、局所的コントラストを強調する反面、大
域的なコントラストを低下させる傾向がある。
像全体の明るさ(全体の輝度の平均値vmean)に対して
局所的明るさ(画素近傍の輝度の平均値vave )の比に
対応する係数を求め、全体の明るさと局所的明るさとの
差を強調することにより、局所的コントラストを維持し
つつ、大域的なコントラストの向上を図っている。
る受容野が略同心円状であることを考慮して、画像の局
所的明るさを画素近傍の輝度の平均値vave により示す
ようにし、局所的コントラスト自体の改善も図るもので
ある。
る。
域的コントラストの強調を図るため、明暗順応機構の考
慮により、画像の全体的な明るさを輝度値の平均値v
meanで代表させ、これを逆S字型変換した補正値k(v
mean)を表示系の出力レンジの中間値Vmid に対応さ
せ、平均輝度の前後で出力レンジに適合させるように線
形変換を実行することにより、大域的コントラストの強
調を図っている。
る。
換の微分式を用い、暗い区間の変化と明るい区間の変化
とを強調することにより、明部、暗部の両方でのエッジ
強調効果の向上を図っている。なお、区間の変化には、
近傍画素間の最大勾配値dv(v)を用いている。
具体的には以下のような解決手段が実現される。
おける画素の輝度値vの平均値vme anを求め、前記画像
の各画素毎に、当該画素の近傍におけるi個の輝度値v
1〜viの平均値vave を求め、前記全体の平均値v
meanと前記近傍の平均値vaveとの比に対応する係数を
求め、前記係数をポジティブ画像での前記近傍の平均値
vave の相対値に乗じてポジティブ画素変量δposiを求
めると共に、前記係数をネガティブ画像での前記近傍の
平均値vave の相対値に乗じてネガティブ画素変量δ
negaを求め、前記ポジティブ画素変量δposiをポジティ
ブ画像での当該画素の輝度値の相対値に加えてこの相対
値を修正すると共に、前記ネガティブ画素変量δnegaを
ネガティブ画像での当該画素の輝度値の相対値に加えて
この相対値を修正し、これら修正した相対値の比の対数
によって当該画素の輝度値vを補正し、この補正結果k
(v)を出力レンジの範囲内に正規化する画質改善方法
である。
1に対応する画質改善方法において、前記正規化として
は、前記全体の平均値vmeanの補正結果k(vmean)を
前記出力レンジの中間値Vmid に対応させるように実行
する画質改善方法である。
の全体の画素の輝度値vの平均値vmeanを求め、前記画
像の各画素毎に、当該画素の近傍におけるi個の輝度値
v1〜viの平均値vave を求め、前記全体の平均値v
meanと前記近傍の平均値vav e との比に対応する係数を
求め、前記係数をポジティブ画像での前記近傍の平均値
vave の相対値に乗じてポジティブ画素変量δposiを求
めると共に、前記係数をネガティブ画像での前記近傍の
平均値vave の相対値に乗じてネガティブ画素変量δ
negaを求め、前記ポジティブ画素変量δposiをポジティ
ブ画像での当該画素の輝度値vの相対値に加えてこの相
対値を修正すると共に、前記ネガティブ画素変量δnega
をネガティブ画像での当該画素の輝度値vの相対値に加
えてこの相対値を修正し、さらに、前記近傍の各輝度値
v1〜vi間における上下、左右、左斜め、右斜めの4
方向に沿った各勾配の絶対値のうち最大を示す最大勾配
値dv(v)を求め、この最大勾配値dv(v)を前記
ポジティブ画像での相対値の修正結果で除してポジティ
ブ画像のエッジ強度値を求めると共に、当該最大勾配値
dv(v)を前記ネガティブ画像での相対値の修正結果
で除してネガティブ画像のエッジ強度値を求め、これら
両エッジ強度値を互いに加えて当該画素のエッジ強度を
算出し、この算出結果dk(v)を出力レンジの範囲内
に正規化するエッジ強度計算方法である。
画像を入力するための画像入力手段と、[b]前記画像
入力手段により入力された画像の全画素の輝度値を平均
して全体平均値vmeanを算出する全体平均算出手段と、
[c]前記画像入力手段により入力された画像の各画素
毎に、当該画素の輝度値v及びその近傍におけるi個の
画素の輝度値v1〜viを抽出する近傍画像抽出手段
と、[d]前記近傍画像抽出手段により抽出された近傍
画素の輝度値v1〜viを平均して近傍平均値vave を
算出する近傍平均算出手段と、[e]前記全体平均算出
手段により算出された全体平均値vmeanと前記近傍平均
算出手段により算出された近傍平均値vav e との比に対
応する係数を算出する係数算出手段と、[f]前記近傍
画像抽出手段により抽出された当該画素の輝度値v、前
記全体平均算出手段により算出された全体平均値
vmean、前記近傍平均算出手段により算出された近傍平
均値vave、及び前記係数算出手段により算出された係
数に基づいて、ポジティブ画像の画素値変量δposiを決
定するポジティブ画像画素値変量決定手段と、[g]前
記近傍画像抽出手段により抽出された当該画素の輝度値
v、前記全体平均算出手段により算出された全体平均値
vmean、前記近傍平均算出手段により算出された近傍平
均値vave 、及び前記係数算出手段により算出された係
数に基づいて、ネガティブ画像の画素値変量δnegaを決
定するネガティブ画像画素値変量決定手段と、[h]前
記ポジティブ画像画素値変量決定手段により決定された
画素値変量δpo si及び前記ネガティブ画像画素値変量決
定手段により決定された画素値変量δne gaの各々に基づ
いて夫々当該画素の輝度値vを補正し、夫々の補正結果
の比の対数を求めて画素補正値k(v)を算出する画素
値補正手段と、[j]前記画素補正手段により算出され
た全ての画素補正値k(v)のうち、最大値kmax と最
小値kmin とを算出する補正値最大最小値算出手段と、
[l]前記補正値最大最小値算出手段により算出された
最大値kmax 及び最小値kmin に基づいて、前記画素値
補正手段により算出された画素補正値k(v)を出力レ
ンジの範囲内に正規化して正規化変換値V(v)を算出
する画素値正規化手段と、[m]前記画素値正規化手段
により算出された各画素の正規化変換値V(v)に基づ
いて、画像全体を構成して出力する画像出力手段とを備
えた画質改善装置である。
項4に対応する画質改善装置において、前記画素値正規
化手段及び前記画像出力手段に代えて、[a]前記全体
平均算出手段により算出された全体平均値vmean、前記
近傍平均算出手段により算出された近傍平均値vave 、
及び前記係数算出手段により算出された係数に基づい
て、前記全体平均値vmeanの補正値k(vmean)を算出
する全体平均補正値算出手段と、[b]前記画素値補正
手段により算出された各画素の画素補正値k(v)と前
記全体平均補正値算出手段により算出された補正値k
(vmean)とを比較し、k(v)<k(vmean)のとき
には画素補正値k(v)を出力レンジ範囲内の中間値V
mid より小さい出力レンジ区間へ線形変換し、k(v)
=k(vmean)のときには画素補正値k(v)を出力レ
ンジの中間値Vmid へ変換し、k(v)>k(vmean)
のときには画素補正値k(v)を出力レンジ範囲内の中
間値Vmid より大きい出力レンジ区間へ線形変換するこ
とにより、各画素補正値k(v)を出力レンジの範囲内
に正規化して正規化変換値V(v)を算出する画素補正
値変換手段と、[c]前記画素補正値変換手段により算
出された各画素の正規化変換値V(v)に基づいて、画
像全体を構成して出力する正規化画像出力手段とを備え
た画質改善装置である。
[a]画像を入力するための画像入力手段と、[b]前
記画像入力手段により入力された画像の全画素の輝度値
を平均して全体平均値vmeanを算出する全体平均算出手
段と、[c]前記画像入力手段により入力された画像の
各画素毎に、当該画素の輝度値v及びその近傍における
i個の画素の輝度値v1〜viを抽出する近傍画像抽出
手段と、[d]前記近傍画像抽出手段により抽出された
近傍画素の輝度値v1〜viを平均して近傍平均値v
ave を算出する近傍平均算出手段と、[e]前記全体平
均算出手段により算出された全体平均値vmeanと前記近
傍平均算出手段により算出された近傍平均値vave との
比に対応する係数を算出する係数算出手段と、[f]前
記近傍画像抽出手段により抽出された当該画素の輝度値
v、前記全体平均算出手段により算出された全体平均値
vmean、前記近傍平均算出手段により算出された近傍平
均値vav e 、及び前記係数算出手段により算出された係
数に基づいて、ポジティブ画像の画素値変量δposiを決
定するポジティブ画像画素値変量決定手段と、[g]前
記近傍画像抽出手段により抽出された当該画素の輝度値
v、前記全体平均算出手段により算出された全体平均値
vmean、前記近傍平均算出手段により算出された近傍平
均値vave 、及び前記係数算出手段により算出された係
数に基づいて、ネガティブ画像の画素値変量δnegaを決
定するネガティブ画像画素値変量決定手段と、[h]前
記近傍画像抽出手段により抽出された近傍画素の各輝度
値v1〜vi間における上下、左右、左斜め、右斜めの
4方向に沿った各勾配の絶対値のうち最大を示す最大勾
配値dv(v)を算出する近傍画素最大勾配値算出手段
と、[j]前記ポジティブ画像画素値変量決定手段によ
り決定された画素値変量δposiをポジティブ画像での当
該画素の輝度値vの相対値に加えてこの相対値を修正す
ると共に、前記近傍画素最大勾配値算出手段により算出
された最大勾配値dv(v)を当該修正結果で除してポ
ジティブ画像エッジ強度値を算出するポジティブ画像エ
ッジ強度値算出手段と、[l]前記ネガティブ画像画素
値変量決定手段により決定された画素値変量δnegaをネ
ガティブ画像での当該画素の輝度値vの相対値に加えて
この相対値を修正すると共に、前記近傍画素最大勾配値
算出手段により算出された最大勾配値dv(v)を当該
修正結果で除してネガティブ画像エッジ強度値を算出す
るネガティブ画像エッジ強度値算出手段と、[m]前記
ポジティブ画像エッジ強度値算出手段により算出された
ポジティブ画像エッジ強度値と前記ネガティブ画像エッ
ジ強度値算出手段により算出されたネガティブ画像エッ
ジ強度値とを互いに加えて当該画素のエッジ強度値dk
(v)を算出するエッジ強度算出手段と、[n]前記エ
ッジ強度算出手段により算出された各画素のエッジ強度
値dk(v)を出力レンジの範囲内に正規化して正規化
変換値dV(v)を算出するエッジ強度正規化手段と、
[o]前記エッジ強度正規化手段により算出された各画
素の正規化変換値dV(v)に基づいて、画像全体を構
成して出力するエッジ強度画像出力手段とを備えたエッ
ジ強度計算装置である。
対応する発明は以上のような手段を講じたことにより、
入力された画像の輝度値の分布特性を事前に仮定するこ
となしに、入力された画像の全体平均値vmeanを求める
ことにより、局所的な輝度値v1〜viの分布に適応し
てコントラストを強調する度合いを、各画素近傍での処
理のみで調節することができるので、利用者の判断を要
せずに簡単な計算により、画質を向上させることができ
る。
明は、請求項1に対応する作用に加え、全体の平均値v
meanの補正値k(vmean)を出力レンジの感度の良い中
間値Vmid に対応づけて正規化するので、局所的なコン
トラストと大域的コントラストとを同時に強調すること
ができる。
発明は、請求項1及び請求項4と同様のコントラスト強
調の後にエッジ強度を算出するので、明部、暗部の両方
で細かい対象物や構造を含む大部分の画像に対して、利
用者の判断を要せずに簡単な計算により、精度の良いエ
ッジ強度の算出及びエッジ検出を実行でき、優れたエッ
ジ強調画像を出力することができる。
て図面を参照して説明する。
の実施の形態に係る画質改善装置の構成を示すブロック
図である。この画質改善装置は、画像入力部1、全体平
均算出部2、近傍画像抽出部3、近傍平均算出部4、係
数算出部5、ポジティブ画像画素値変量決定部6、ネガ
ティブ画像画素値変量決定部7、画素値補正部8、画素
値補正制御部9、画素補正値記憶部10、画素補正値最
大最小値算出部11、画素値正規化部12、画素値正規
化制御部13、画素値正規化変換値記憶部14及び画像
出力部15を備えている。また、前段の構成要素で得ら
れたデータは、後段の構成要素で使用可能となってい
る。
て保存されるものであり、全体平均算出部2及び近傍平
均算出部3などから読出可能なものであって、例えばイ
メージセンサ、モニタカメラ又はディジタルカメラ等が
適宜使用可能となっている。
された画像の全画素の輝度値(画素値)を平均して全体
平均値vmeanを算出し、この全体平均値vmeanを係数算
出部5に与える機能をもっている。
力された画像の各画素毎に、当該画素の輝度値v及びそ
の近傍におけるi個の画素の輝度値v1〜viを抽出し
て近傍平均算出部4に与える機能をもっている。
より抽出された近傍画素の輝度値v1〜viを平均して
近傍平均値vave を算出し、この近傍平均値vave を係
数算出部5、ポジティブ画像画素値変量決定部6及びネ
ガティブ画像画素値変量決定部7に与える機能をもって
いる。
けた全体平均値vmeanと近傍平均算出部から受けた近傍
平均値vave との比に対応してポジティブ画像の係数α
posi及びネガティブ画像の係数αnegaを算出するもので
あり、係数αposiをポジティブ画像画素値変量決定部6
に与える機能と、係数αnegaをネガティブ画像画素値変
量決定部7に与える機能とをもっている。
傍画像抽出部5により抽出された当該画素の輝度値v、
全体平均算出部2により算出された全体平均値vmean、
近傍平均算出部4により算出された近傍平均値vave 、
及び係数算出部5により算出された係数αposiに基づい
て、ポジティブ画像の画素値変量δposiを決定するもの
であり、この画素値変量δposiを画素値補正部8に与え
る機能をもっている。
傍画像抽出部3により抽出された当該画素の輝度値v、
全体平均算出部2により算出された全体平均値vmean、
近傍平均算出部4により算出された近傍平均値vave 、
及び係数算出部5により算出された係数αnegaに基づい
て、ネガティブ画像の画素値変量δnegaを決定するもの
であり、この画素値変量δnegaを画素値補正部8に与え
る機能をもっている。
変量決定部6により決定された画素値変量δposi及びネ
ガティブ画像画素値変量決定部7により決定された画素
値変量δnegaの各々に基づいて夫々当該画素の輝度値v
を補正し、夫々の補正結果の比の対数を求めて画素補正
値k(v)を算出するものであり、この画素補正値k
(v)を画素値補正制御部9に与える機能をもってい
る。
ら受ける画素補正値k(v)を画素補正値記憶部10に
与える機能と、全ての画素について画素補正値k(v)
を算出するように近傍画像抽出部3乃至画素値補正部8
を制御する機能をもっている。
部9から受ける各画素補正値k(v)をメモリ等に格納
するものであり、画素補正値最大最小値算出部11及び
画素値正規化手段から読出可能となっている。
補正値記憶部10にて記憶された全ての画素補正値k
(v)のうち、最大値kmax と最小値kmin とを算出し
て画素値正規化部12に与える機能をもっている。
小値算出部11から受ける最大値kmax 及び最小値k
min に基づいて、画素値補正部8により算出された各画
素の画素補正値k(v)を出力レンジの範囲内に正規化
して夫々正規化変換値V(v)を算出し、これら正規化
変換値V(v)を画素値正規化制御部13に与える機能
をもっている。
部12から受ける正規化変換値V(v)を画素値正規化
変換値記憶部14に与える機能と、全ての画素について
正規化変換値V(v)を算出するように画素値正規化部
12を制御する機能をもっている。
正規化制御部13から受ける各正規化変換値V(v)を
メモリ等に格納するものであり、画像出力部15から読
出可能となっている。
憶部14にて記憶された各画素の正規化変換値V(v)
に基づいて、画像全体を構成して出力する機能をもって
いる。
置による画質改善方法を図2のフローチャートを用いて
説明する。
ィジタルカメラ等の画像入力部1により画像を入力す
る。このとき、入力画像の各画素値が取り得る変域の下
限をvL 、上限をvU と表すものとする。
を加算し、加算結果を全画素数で除算して、入力画像の
全体平均値vmeanを算出する(ST1)。
受け取り、与えられた、あるいは適当に定められた画素
数の近傍領域を抽出し、近傍画像とする(ST2)。
近傍であり、図3に示すように、注目画素の画素値をv
とし、注目画素の近傍における8個の画素値をそれぞれ
v1〜v8のいずれかの符号で表すものとする。また、
図4は画像全体と注目画素とその近傍画素との関係を示
す模式図である。以下、近傍画素を8個とした例につい
て説明する。
り近傍画像を受け取り、次の(1)式に示すように、近
傍画像の画素値を平均して近傍平均値vave を算出する
(ST3)。
体平均値vmeanを受け取り、近傍平均算出部4より近傍
平均値vave を受け取り、次の(2)式及び(3)式に
示すように、それらの比を算出し(ST4)、ポジティ
ブ画素値補正係数αposiと、ネガティブ画素値補正係数
αnegaとする。
傍平均算出部4より近傍画素値平均値vave を受け取
り、係数算出部5より画素値補正係数αposiを受け取
り、次の(4)式に示すように、入力画像の画素値下限
値vL との差を算出したものに画素値補正係数αposiを
乗じて適当な定数βposiを加え、ポジティブ画像画素値
変量δposiとする(ST5)。
4より近傍画素値平均値vave を受け取り、係数算出部
5より画素値補正係数αnegaを受け取り、次の(5)式
に示すように、入力画像の画素値上限値vU との差を算
出したものに画素値補正係数αnegaを乗じて適当な定数
βnegaを加え、ネガティブ画像画素値変量δnegaとする
(ST6)。
よりポジティブ画像画素値変量δposiを受け取り、ネガ
ティブ画像画素値変量決定部7よりネガティブ画像画素
値変量δnegaを受け取り、次の(6)式に示すように、
注目画素の画素値vから画像の下限値vL を差し引いた
値にポジティブ画像画素値変量δposiを加えてポジティ
ブ画像画素値補正値を求め、また画像の上限値vU から
注目画素の画素値vを差し引いた値にネガティブ画像画
素変量δnegaを加えてネガティブ画像画素値補正値を求
め、ポジティブ画像画素値補正値をネガティブ画像画素
値補正値で割って比を求め、さらにその比の対数(自然
対数)を算出し、画素補正値k(v)とする(ST
7)。
について、画素補正値kを算出するように画素値補正部
8等を制御する。
画素値補正制御部9から全画素の画素補正値kを受け取
り、メモリ等に格納する。
素値補正記憶部10から全画素の画素補正値を読み出
し、次の(7)式〜(8)式に示すように、それらの最
大値kmax 、最小値kmin を算出する。
10より画素補正値を読み出し、出力レンジの最大値V
max 、最小値Vmin に対して、画素補正値k(v)を次
の(9)式に示すように正規化変換する(ST7)。
素について、画素値正規化部12によって画素値変換値
V(v)を算出する。
について画素値正規化制御部13から全画素の画素値変
換値V(v)を受け取り、格納する。
憶部14から各画素の画素値変換値V(v)を受け取
り、画像全体を構成して出力する。
より、画像のコントラストとシャープさがどのように改
善されるかについて述べる。
リンスタンドの風景画像を似せた模型における画質改善
前の原画像を示す図であり、全体的にぼやけており、さ
らに、図5の上半分に位置する暗部の視認性が低くなっ
ている。
は、図6に示すように、全体的にシャープとなり、特に
原画像とは異なり、暗部における店内が良好に視認でき
ると共に、洗車機やスタンド部などの明部の視認性も向
上されている。
ば、入力された画像の輝度値の分布特性を事前に仮定す
ることなしに、入力された画像の全体平均値vmeanを求
めることにより、局所的な輝度値v1〜viの分布に適
応してコントラストを強調する度合いを、各画素近傍で
の処理のみで調節することができるので、利用者の判断
を要せずに簡単な計算により、画質を向上させることが
できる。
各画素の近傍でのコントラストを改善したシャープな画
像を得ることができる。例えば撮像素子からの輝度信号
を高精度高分解能に補正したり、コントラストの悪い画
像データの画質を改善することができる。
の実施の形態に係る画質改善装置について説明する。
ック図であり、図1と同一部分には同一符号を付してそ
の詳しい説明を省略し、ここでは異なる部分についての
み述べる。
態の処理に加え、平均輝度と表示系の輝度中心とを対応
付けて正規化することにより画像全体のコントラストの
改善を図るものであって、具体的には図7に示すよう
に、画素値正規化部12乃至画像出力部15に代えて、
全体平均補正値算出部20、画素補正値変換部21、画
素補正値変換制御部22、画素補正値変換値記憶部23
及び正規化画像出力部24を備えている。
体平均算出部2により算出された全体平均値vmean、近
傍平均算出部4により算出された近傍平均値vave 、及
び係数算出部5により算出された係数αposi,αnegaに
基づいて、全体平均値vmeanの補正値k(vmean)を算
出し、この補正値k(vmean)を画素補正値変換部21
に与える機能をもっている。
により算出された各画素の画素補正値k(v)と全体平
均補正値算出部20により算出された補正値k
(vmean)とを比較し、k(v)<k(vmean)のとき
には画素補正値k(v)を出力レンジ範囲内の中間値V
mid より小さい出力レンジ区間へ線形変換し、k(v)
=k(vmean)のときには画素補正値k(v)を出力レ
ンジ範囲内の中間値Vmid へ線形変換し、k(v)>k
(vmean)のときには画素補正値k(v)を出力レンジ
範囲内の中間値Vmid より大きい出力レンジ区間へ線形
変換することにより、各画素補正値k(v)を出力レン
ジの範囲内に正規化して正規化変換値V(v)を算出す
るものであり、正規化変換値V(v)を画素補正値変換
制御部22に与える機能をもっている。
変換部21から受ける正規化変換値V(v)を画素補正
値変換値記憶部23に与える機能と、全ての画素につい
て正規化変換値V(v)を算出するように画素補正値変
換部21を制御する機能をもっている。
値変換制御部22から受ける各正規化変換値V(v)を
メモリ等に格納するものであり、正規化画像出力部24
から読出可能となっている。
値記憶部23にて記憶された各画素の正規化変換値V
(v)に基づいて、画像全体を構成して出力する機能を
もっている。
による画質改善方法について図8のフローチャートを用
いて説明する。
補正値最大最小値算出部11までの処理が終了したとす
る(ST1〜ST7)。
出部2により算出された全体平均値vmeanなどに基づい
て、前述した(6)式を用い、全体平均値vmeanの補正
値k(vmean)を算出して画素補正値変換部21に与え
る。
(vmean)を受け取り、画素補正値記憶部20より画素
補正値k(v)を読み出す。また、次の(10)式に示
すように、出力レンジの最大値Vmax 、最小値Vmin に
対して、その中間値Vmin を算出する(ST20)。
に対応するように、画素補正値k(v)を次の(11)
式〜(12)式のように線形変換する(ST21)。
全画素について、画素補正値変換値V(v)を算出する
ように画素補正値変換部21を制御する。
ついて画素補正値変換制御部23から全画素の画素補正
値変換値V(v)を受け取り、メモリ等に格納する。
値記憶部23から各画素の画素補正値変換値V(v)を
読み出し、画像全体を構成して出力する。
画像のコントラストとシャープさがどのように改善され
るかについて述べる。
示す図である。
は、図10に示すように、前述同様のシャープさ及び明
部・暗部の視認性の向上に加え、さらに、局所的コント
ラストの良さを保ちながら、全体的なコントラスト感が
増大され、自然な大域的コントラスト強調が実現されて
いる。
ば、第1の実施形態の効果に加え、全体の平均値vmean
の補正値k(vmean)を出力レンジの感度の良い中間値
Vmidに対応づけて正規化するので、局所的なコントラ
ストと大域的コントラストとを同時に強調することがで
きる。
各画素の近傍でのコントラストを改善し、さらに画像全
体でのコントラストをも改善し、シャープで視認性の良
い画像を得ることができる。例えば撮像素子からの輝度
信号を高精度高分解能に補正したり、コントラストの悪
い画像データの画質を改善することができる。
の実施の形態に係るエッジ強度計算装置について説明す
る。図11はこのエッジ強度計算装置の構成を示すブロ
ック図であり、図1と同一部分には同一符号を付してそ
の詳しい説明を省略し、ここでは異なる部分についての
み述べる。
態の変形により、エッジ強度画像を出力するものであ
り、具体的には図11に示すように、画素値補正部8乃
至画像出力部15に代えて、近傍画像画素値最大勾配値
算出部30、エッジ強度算出部31、エッジ強度計算制
御部32、エッジ強度値記憶部33、エッジ強度値最大
最小値算出部34、エッジ強度値正規化部35、エッジ
強度値正規化制御部36、エッジ強度値正規化変換値記
憶部37及びエッジ強度画像出力部38を備えている。
30は、近傍画像抽出部3により抽出された近傍画素の
各輝度値v1〜vi間における複数の所定方向に沿った
各勾配の絶対値のうち最大を示す最大勾配値dv(v)
を算出し、この最大勾配値dv(v)をエッジ強度算出
部31に与える機能をもっている。
エッジ強度値算出機能と、ネガティブ画像エッジ強度値
算出機能と、画素のエッジ強度値dk(v)を算出する
エッジ強度算出機能とをもっている。
ポジティブ画像画素値変量決定部6により決定された画
素値変量δposiをポジティブ画像での当該画素の輝度値
vの相対値に加えてこの相対値を修正すると共に、近傍
画素最大勾配値算出部30から受ける最大勾配値dv
(v)を当該修正結果で除してポジティブ画像エッジ強
度値を算出する処理である。
ネガティブ画像画素値変量決定部7により決定された画
素値変量δnegaをネガティブ画像での当該画素の輝度値
vの相対値に加えてこの相対値を修正すると共に、近傍
画素最大勾配値算出部30から受ける最大勾配値dv
(v)を当該修正結果で除してネガティブ画像エッジ強
度値を算出する処理である。
り算出されたポジティブ画像エッジ強度値とネガティブ
画像エッジ強度値とを互いに加えて当該画素のエッジ強
度値dk(v)を算出し、このエッジ強度値dk(v)
をエッジ強度計算制御部32に与える処理である。
算出部31から受けるエッジ強度値dk(v)をエッジ
強度値記憶部33に与える機能と、全ての画素について
エッジ強度値dk(v)を算出するように近傍画像抽出
部3乃至エッジ強度算出部31を制御する機能をもって
いる。
算制御部32から受ける各エッジ強度値dk(v)をメ
モリ等に格納するものであり、エッジ強度値最大最小値
算出部34から読出可能となっている。
ッジ強度値記憶部33にて記憶された全てのエッジ強度
値dk(v)のうち、最大値dkmax と最小値dkmin
とを算出してエッジ強度値正規化部35に与える機能を
もっている。
値最大最小値算出部34から受ける最大値dkmax 及び
最小値dkmin に基づいて、エッジ強度値記憶部33に
て記憶された各画素のエッジ強度値dk(v)を出力レ
ンジの範囲内に正規化して夫々正規化変換値dV(v)
を算出し、これら正規化変換値dV(v)をエッジ強度
値正規化制御部36に与える機能をもっている。
強度値正規化部35から受ける正規化変換値dV(v)
をエッジ強度値正規化変換値記憶部37に与える機能
と、全ての画素について正規化変換値dV(v)を算出
するようにエッジ強度値正規化部35を制御する機能を
もっている。
エッジ強度値正規化制御部36から受ける各正規化変換
値dV(v)をメモリ等に格納するものであり、エッジ
強度画像出力部38から読出可能となっている。
値正規化変換値記憶部37にて記憶された各画素の正規
化変換値dV(v)に基づいて、画像全体を構成して出
力する機能をもっている。
よるエッジ強度計算方法について図12のフローチャー
トを用いて説明する。
ティブ画像画素値変量決定部7までの処理が終了したと
する(ST1〜ST6)。
注目画素の上下、左右、左斜め、右斜めの4方向での画
素値変化量の絶対値を求め、それらの内、最大のものを
近傍画素値最大勾配値dvとする。
画素値変量決定部6よりポジティブ画像画素値変量δ
posiを受け取り、ネガティブ画像画素値変量決定部7よ
りネガティブ画像画素値変量δnegaを受け取り、さら
に、近傍画像画素値最大勾配値算出部30より近傍画像
画素値最大勾配値dvを受け取る。
(13)式に示すように、注目画素の画素値vから画像
の下限値vL を差し引いた値にポジティブ画像画素値変
量δpo siを加えてポジティブ画像画素値を求め、また画
像の上限値vU から注目画素の画素値vを差し引いた値
にネガティブ画像画素値変量δnegaを加えてネガティブ
画像画素値を求め、ポジティブ画像画素値で、近傍画像
画素値最大勾配値dvを割って商を求め、ポジティブ画
像エッジ強度値とし、またネガティブ画像画素値で、近
傍画素画素値最大勾配値dvを割って商を求め、ネガテ
ィブ画像エッジ強度値とし、さらにポジティブ画像エッ
ジ強度値とネガティブ画像エッジ強度値の線形和を算出
し、当該画素のエッジ強度値dk(v)とする(ST3
0)。
全画素について、当該画素のエッジ強度値を算出するよ
うにエッジ強度算出部31を制御する。
算制御32から全画素のエッジ強度値dk(v)を受け
取り、メモリ等に格納する。
エッジ強度値記憶33から全画素のエッジ強度値dk
(v)を読み出し、次の(14)式〜(15)式に示す
ように、それらの最大値dkmax 、最小値dkmin を算
出する。
画素値vに対するエッジ強度値dk(v)を受け取り、
エッジ強度値最大・最小値算出部34よりエッジ強度値
の最大値dkmax 、最小値dkmin を受け取り、次の
(16)式に示すように、エッジ強度値dk(v)を各
画素値が取り得る変量の変域[vL ,vU ]内に正規化
して、エッジ強度値正規化変換値dV(v)を求める
(ST31)。
力画像の全画素について、エッジ強度値正規化変換値d
V(v)を算出するようにエッジ強度値正規化部35を
制御する。
全画素についてエッジ強度値正規化変換制御部36から
全画素のエッジ強度値正規化変換値dV(v)を受け取
り、格納する。
値正規化変換値記憶部37から各画素のエッジ強度値正
規化変換値dV(v)を読み出し、エッジ強度画像(微
分画像)全体を構成して出力する。
方法により、画像のエッジ強度がどのように現されるか
について述べる。
る。
は、図14に示すように、暗部から中間部においては、
特に、原画像では確認不可能な店内の構造がよく現れて
いる。また、明部から中間部においては、特に、洗車
機、スタンド部などの細かな構造が明らかになってい
る。すなわち、明部、暗部の両方でエッジ強調効果の高
い出力結果が得られている。
ば、第1の実施形態と同様のコントラスト強調の後にエ
ッジ強度を算出するので、明部、暗部の両方で細かい対
象物や構造を含む大部分の画像に対して、利用者の判断
を要せずに簡単な計算により、精度の良いエッジ強度の
算出及びエッジ検出を実行でき、優れたエッジ強調画像
を出力することができる。
画素の近傍でのコントラストを大幅に改善してエッジ強
度を計算するので、従来とは異なり、明部・暗部での細
かなエッジをも検出することができる。例えば撮像素子
からの輝度信号を高精度高分解能にエッジ検出したり、
明部・暗部等の視認性の悪い画像データの構造等を高精
度に検出することができるようになる。
実施の形態において、近傍領域の大きさを適当な値に固
定しても、あるいはパラメタとして適当に与えてもよ
い。近傍領域の大きさとしては、略同心円状の領域にお
いて、例えば半径を3〜4個の画素とすることが好まし
く、また、面積を20〜40個の画素とすることが好ま
しい。
て、βposi,βnegaの値を適当な値に固定しても、ある
いはパラメタとして適当に与えてもよい。
ンピュータに実行させることのできるプログラムとし
て、磁気ディスク(フロッピーディスク、ハードディス
クなど)、光ディスク(CD−ROM,DVDなど)、
半導体メモリなどの記憶媒体に格納して頒布することも
できる。
囲で種々変形して実施できる。
方法及び装置によれば、モニタカメラやディジタルカメ
ラ等から入力した画像の局所的シャープさを増し、局所
的コントラストと大域的コントラストとを大幅に改善で
きる。
置によれば、従来のエッジ強度計算方法では検出不可能
な、明部・暗部における細かい濃淡変化を検出でき、明
るさの全域にわたって良好なエッジ検出を実現できる。
の構成を示すブロック図
ローチャート
の画素とを説明するための模式図
の近傍画素との関係を示す模式図
真印刷して示す図
印刷して示す図
の構成を示すブロック図
ローチャート
真印刷して示す図
真印刷して示す図
計算装置の構成を示すブロック図
フローチャート
画像を写真印刷して示す図
ッジ強度画像を写真印刷して示す図
るための図
方法を説明するための図
るための図
Claims (6)
- 【請求項1】 画像の全体における画素の輝度値vの平
均値vmeanを求め、前記画像の各画素毎に、当該画素の
近傍におけるi個の輝度値v1〜viの平均値vave を
求め、前記全体の平均値vmeanと前記近傍の平均値v
ave との比に対応する係数を求め、前記係数をポジティ
ブ画像での前記近傍の平均値vave の相対値に乗じてポ
ジティブ画素変量δposiを求めると共に、前記係数をネ
ガティブ画像での前記近傍の平均値vave の相対値に乗
じてネガティブ画素変量δnegaを求め、前記ポジティブ
画素変量δposiをポジティブ画像での当該画素の輝度値
の相対値に加えてこの相対値を修正すると共に、前記ネ
ガティブ画素変量δnegaをネガティブ画像での当該画素
の輝度値の相対値に加えてこの相対値を修正し、これら
修正した相対値の比の対数によって当該画素の輝度値v
を補正し、この補正結果k(v)を出力レンジの範囲内
に正規化することを特徴とする画質改善方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載の画質改善方法におい
て、 前記正規化は、前記全体の平均値vmeanの補正結果k
(vmean)を前記出力レンジの中間値Vmid に対応させ
るように実行することを特徴とする画質改善方法。 - 【請求項3】 画像の全体の画素の輝度値vの平均値v
meanを求め、前記画像の各画素毎に、当該画素の近傍に
おけるi個の輝度値v1〜viの平均値vav e を求め、
前記全体の平均値vmeanと前記近傍の平均値vave との
比に対応する係数を求め、前記係数をポジティブ画像で
の前記近傍の平均値vave の相対値に乗じてポジティブ
画素変量δposiを求めると共に、前記係数をネガティブ
画像での前記近傍の平均値vave の相対値に乗じてネガ
ティブ画素変量δnegaを求め、前記ポジティブ画素変量
δposiをポジティブ画像での当該画素の輝度値vの相対
値に加えてこの相対値を修正すると共に、前記ネガティ
ブ画素変量δnegaをネガティブ画像での当該画素の輝度
値vの相対値に加えてこの相対値を修正し、さらに、前
記近傍の各輝度値v1〜vi間における上下、左右、左
斜め、右斜めの4方向に沿った各勾配の絶対値のうち最
大を示す最大勾配値dv(v)を求め、この最大勾配値
dv(v)を前記ポジティブ画像での相対値の修正結果
で除してポジティブ画像のエッジ強度値を求めると共
に、当該最大勾配値dv(v)を前記ネガティブ画像で
の相対値の修正結果で除してネガティブ画像のエッジ強
度値を求め、これら両エッジ強度値を互いに加えて当該
画素のエッジ強度を算出し、この算出結果dk(v)を
出力レンジの範囲内に正規化することを特徴とするエッ
ジ強度計算方法。 - 【請求項4】[a]画像を入力するための画像入力手段
と、[b]前記画像入力手段により入力された画像の全
画素の輝度値を平均して全体平均値vmeanを算出する全
体平均算出手段と、[c]前記画像入力手段により入力
された画像の各画素毎に、当該画素の輝度値v及びその
近傍におけるi個の画素の輝度値v1〜viを抽出する
近傍画像抽出手段と、[d]前記近傍画像抽出手段によ
り抽出された近傍画素の輝度値v1〜viを平均して近
傍平均値vave を算出する近傍平均算出手段と、[e]
前記全体平均算出手段により算出された全体平均値v
meanと前記近傍平均算出手段により算出された近傍平均
値vave との比に対応する係数を算出する係数算出手段
と、[f]前記近傍画像抽出手段により抽出された当該
画素の輝度値v、前記全体平均算出手段により算出され
た全体平均値vmean、前記近傍平均算出手段により算出
された近傍平均値vave 、及び前記係数算出手段により
算出された係数に基づいて、ポジティブ画像の画素値変
量δposiを決定するポジティブ画像画素値変量決定手段
と、[g]前記近傍画像抽出手段により抽出された当該
画素の輝度値v、前記全体平均算出手段により算出され
た全体平均値vmean、前記近傍平均算出手段により算出
された近傍平均値vave 、及び前記係数算出手段により
算出された係数に基づいて、ネガティブ画像の画素値変
量δnegaを決定するネガティブ画像画素値変量決定手段
と、[h]前記ポジティブ画像画素値変量決定手段によ
り決定された画素値変量δpo si及び前記ネガティブ画像
画素値変量決定手段により決定された画素値変量δne ga
の各々に基づいて夫々当該画素の輝度値vを補正し、夫
々の補正結果の比の対数を求めて画素補正値k(v)を
算出する画素値補正手段と、[j]前記画素補正手段に
より算出された全ての画素補正値k(v)のうち、最大
値kmax と最小値kmin とを算出する補正値最大最小値
算出手段と、[l]前記補正値最大最小値算出手段によ
り算出された最大値kmax 及び最小値kmin に基づい
て、前記画素値補正手段により算出された画素補正値k
(v)を出力レンジの範囲内に正規化して正規化変換値
V(v)を算出する画素値正規化手段と、[m]前記画
素値正規化手段により算出された各画素の正規化変換値
V(v)に基づいて、画像全体を構成して出力する画像
出力手段とを備えたことを特徴とする画質改善装置。 - 【請求項5】 請求項4に記載の画質改善装置におい
て、 前記画素値正規化手段及び前記画像出力手段に代えて、
[a]前記全体平均算出手段により算出された全体平均
値vmean、前記近傍平均算出手段により算出された近傍
平均値vave 、及び前記係数算出手段により算出された
係数に基づいて、前記全体平均値vmeanの補正値k(v
mean)を算出する全体平均補正値算出手段と、[b]前
記画素値補正手段により算出された各画素の画素補正値
k(v)と前記全体平均補正値算出手段により算出され
た補正値k(vmean)とを比較し、k(v)<k(v
mean)のときには画素補正値k(v)を出力レンジ範囲
内の中間値Vmid より小さい出力レンジ区間へ線形変換
し、k(v)=k(vmean)のときには画素補正値k
(v)を出力レンジの中間値Vmid へ変換し、k(v)
>k(vmean)のときには画素補正値k(v)を出力レ
ンジ範囲内の中間値Vmid より大きい出力レンジ区間へ
線形変換することにより、各画素補正値k(v)を出力
レンジの範囲内に正規化して正規化変換値V(v)を算
出する画素補正値変換手段と、[c]前記画素補正値変
換手段により算出された各画素の正規化変換値V(v)
に基づいて、画像全体を構成して出力する正規化画像出
力手段とを備えたことを特徴とする画質改善装置。 - 【請求項6】[a]画像を入力するための画像入力手段
と、[b]前記画像入力手段により入力された画像の全
画素の輝度値を平均して全体平均値vmeanを算出する全
体平均算出手段と、[c]前記画像入力手段により入力
された画像の各画素毎に、当該画素の輝度値v及びその
近傍におけるi個の画素の輝度値v1〜viを抽出する
近傍画像抽出手段と、[d]前記近傍画像抽出手段によ
り抽出された近傍画素の輝度値v1〜viを平均して近
傍平均値vave を算出する近傍平均算出手段と、[e]
前記全体平均算出手段により算出された全体平均値v
meanと前記近傍平均算出手段により算出された近傍平均
値vave との比に対応する係数を算出する係数算出手段
と、[f]前記近傍画像抽出手段により抽出された当該
画素の輝度値v、前記全体平均算出手段により算出され
た全体平均値vmean、前記近傍平均算出手段により算出
された近傍平均値vave 、及び前記係数算出手段により
算出された係数に基づいて、ポジティブ画像の画素値変
量δposiを決定するポジティブ画像画素値変量決定手段
と、[g]前記近傍画像抽出手段により抽出された当該
画素の輝度値v、前記全体平均算出手段により算出され
た全体平均値vmean、前記近傍平均算出手段により算出
された近傍平均値vave 、及び前記係数算出手段により
算出された係数に基づいて、ネガティブ画像の画素値変
量δnegaを決定するネガティブ画像画素値変量決定手段
と、[h]前記近傍画像抽出手段により抽出された近傍
画素の各輝度値v1〜vi間における上下、左右、左斜
め、右斜めの4方向に沿った各勾配の絶対値のうち最大
を示す最大勾配値dv(v)を算出する近傍画素最大勾
配値算出手段と、[j]前記ポジティブ画像画素値変量
決定手段により決定された画素値変量δpo siをポジティ
ブ画像での当該画素の輝度値vの相対値に加えてこの相
対値を修正すると共に、前記近傍画素最大勾配値算出手
段により算出された最大勾配値dv(v)を当該修正結
果で除してポジティブ画像エッジ強度値を算出するポジ
ティブ画像エッジ強度値算出手段と、[l]前記ネガテ
ィブ画像画素値変量決定手段により決定された画素値変
量δne gaをネガティブ画像での当該画素の輝度値vの相
対値に加えてこの相対値を修正すると共に、前記近傍画
素最大勾配値算出手段により算出された最大勾配値dv
(v)を当該修正結果で除してネガティブ画像エッジ強
度値を算出するネガティブ画像エッジ強度値算出手段
と、[m]前記ポジティブ画像エッジ強度値算出手段に
より算出されたポジティブ画像エッジ強度値と前記ネガ
ティブ画像エッジ強度値算出手段により算出されたネガ
ティブ画像エッジ強度値とを互いに加えて当該画素のエ
ッジ強度値dk(v)を算出するエッジ強度算出手段
と、[n]前記エッジ強度算出手段により算出された各
画素のエッジ強度値dk(v)を出力レンジの範囲内に
正規化して正規化変換値dV(v)を算出するエッジ強
度正規化手段と、[o]前記エッジ強度正規化手段によ
り算出された各画素の正規化変換値dV(v)に基づい
て、画像全体を構成して出力するエッジ強度画像出力手
段とを備えたことを特徴とするエッジ強度計算装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9002773A JP2852287B2 (ja) | 1997-01-10 | 1997-01-10 | 画質改善方法、エッジ強度計算方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP9002773A JP2852287B2 (ja) | 1997-01-10 | 1997-01-10 | 画質改善方法、エッジ強度計算方法及び装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10198801A JPH10198801A (ja) | 1998-07-31 |
JP2852287B2 true JP2852287B2 (ja) | 1999-01-27 |
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ID=11538668
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP9002773A Expired - Lifetime JP2852287B2 (ja) | 1997-01-10 | 1997-01-10 | 画質改善方法、エッジ強度計算方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2852287B2 (ja) |
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JP5202263B2 (ja) * | 2008-12-04 | 2013-06-05 | キヤノン株式会社 | 画像処理装置、画像処理方法、及びコンピュータプログラム |
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-
1997
- 1997-01-10 JP JP9002773A patent/JP2852287B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JPH10198801A (ja) | 1998-07-31 |
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