JP2851592B2 - 光ディスクの記録および再生装置 - Google Patents

光ディスクの記録および再生装置

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JP2851592B2
JP2851592B2 JP8234571A JP23457196A JP2851592B2 JP 2851592 B2 JP2851592 B2 JP 2851592B2 JP 8234571 A JP8234571 A JP 8234571A JP 23457196 A JP23457196 A JP 23457196A JP 2851592 B2 JP2851592 B2 JP 2851592B2
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pit
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ERU JII DENSHI KK
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    • G11B11/10Recording on or reproducing from the same record carrier wherein for these two operations the methods are covered by different main groups of groups G11B3/00 - G11B7/00 or by different subgroups of group G11B9/00; Record carriers therefor using recording by magnetic means or other means for magnetisation or demagnetisation of a record carrier, e.g. light induced spin magnetisation; Demagnetisation by thermal or stress means in the presence or not of an orienting magnetic field
    • G11B11/105Recording on or reproducing from the same record carrier wherein for these two operations the methods are covered by different main groups of groups G11B3/00 - G11B7/00 or by different subgroups of group G11B9/00; Record carriers therefor using recording by magnetic means or other means for magnetisation or demagnetisation of a record carrier, e.g. light induced spin magnetisation; Demagnetisation by thermal or stress means in the presence or not of an orienting magnetic field using a beam of light or a magnetic field for recording by change of magnetisation and a beam of light for reproducing, i.e. magneto-optical, e.g. light-induced thermomagnetic recording, spin magnetisation recording, Kerr or Faraday effect reproducing
    • G11B11/10595Control of operating function
    • G11B11/10597Adaptations for transducing various formats on the same or different carriers

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンパクトディスク
などのような再生専用光磁気ディスクまたは記録可能な
光ディスクを再生する光ディスク記録および再生装置に
係り、特に光ピックアップで光ディスクを再生するにお
いてピット信号の前後間の干渉が非対称になるにつれイ
コライザの特性も非対称的にすることにより、光ピック
アップの再生特性により発生するゼロクロッシング器の
チャネルビット信号の時間ジッタを減少させうるように
した光ディスク記録および再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、光ディスク記録再生装置におい
て情報を記録したり記録された情報を再生するためにレ
ーザービームを集束して光ディスクの信号トラック上で
一定速度で走査すべきところ、光ピックアップのフォー
カス制御、トラッキング制御および光ディスクの回転速
度を制御すべきである。
【0003】CDなどの再生専用の光磁気ディスクは螺
旋形の信号トラックに連続した溝のピットに情報信号が
記録されており、記録された情報を再生するために光ピ
ックアップで集光したレーザービームを信号ピットのト
ラックに沿ってトラッキングを制御する。次いで、光磁
気ディスクに記録された情報を読み出して再生したチャ
ネルビット信号列の同期信号を検出し、基準となる一定
周期の基準同期信号と周波数および位相を比較してディ
スクの回転速度による制御信号を検出してディスクの回
転速度を一定速度に制御することからピット信号を一定
速度に再生する。 図1は一般の光ディスク再生装置の
構成を示したブロック図であって、ディスクの回転速度
を制御するスピンドルモータ8により駆動され、前記ス
ピンドルモータ8の駆動軸上に再生するディスクが置か
れるターンテーブル10と、前記ターンテーブル10上
に置かれたディスクにレーザービームを投射し光を探知
する光ピックアップ2と、前記光ピックアップ2から出
力される電気信号a,b,c,d,e、f(図3(c)
参照)を入力としてフォーカス制御信号Fe、トラッキ
ング制御信号Teおよび高周波再生信号RFをそれぞれ
出力する再生信号処理部3と、前記信号のうち歪曲され
ている高周波再生信号RFを等化して歪曲のない高周波
再生信号RFeを出力するイコライザ4と、前記イコラ
イザ4から等化出力される高周波再生信号RFeをゼロ
クロッシングして矩形波に作ってチャネルビット信号列
CHBrに出力するゼロクロッシング器5と、前記再生
信号処理部3から出力されるトラッキング制御信号Te
を用いて光ピックアップ2のトラッキング制御を行うト
ラッキング制御部6と、前記再生信号処理部3から出力
されるフォーカス制御信号Feを用いて光ピックアップ
2のフォーカシング制御を行うフォーカス制御部7と、
前記光ピックアップ2のレーザービームの発生を安定化
させる光安定部9より構成される。
【0004】この際、前記ゼロクロッシング器5から出
力されるチャネルビット信号列CHBrは復号およびエ
ラー訂正されディジタルデータに出力される。
【0005】ここで、前記光ピックアップ2はレーザー
光を発生するレーザーダイオードLDと、レーザーダイ
オードLDから発生されたレーザービームを用いて3ビ
ーム方式にトラッキング信号を検出するための補助ビー
ムを作る回折器GRとビームスプリッタBSと、ビーム
スプリッタBSから投射される3ビームをディスクの信
号トラック上に集光する対物レンズOLと、前記対物レ
ンズOLが3ビームを光ディスク1の信号トラック上に
集光できるようにトラッキングおよびフォーカスを駆動
するトラッキング駆動器TAおよびフォーカス駆動器F
Aと、非点収差法によりフォーカス制御信号を得るため
のセンサレンズSLと、前記ディスクから反射されて来
たビームを感知して再生信号処理部3に出力する光検出
器PDより構成される。
【0006】このように構成される図1の光ディスク再
生装置は、レーザーダイオードLDで光安定部9の制御
によりレーザービームを発生すれば回折器GRとビーム
スプリッタSPを通して3ビーム方式でトラッキング信
号を検出するための補助ビームを作る。
【0007】ビームスプリッタBSを通して投射される
主ビームと補助ビームを含む3ビームは対物レンズOL
を通してディスクの信号トラック上に集光された後再び
反射されセンサレンズSLと光検出器PDで感知され
る。
【0008】すなわち、図2(a)に示したように、対
物レンズOLで集光したビームを図2(b)に示したよ
うな光ディスク1の溝のピット列よりなる信号トラック
上に情報信号を読み出すための主光ビームLBとトラッ
キング制御信号を検出するための補助光ビームLBr、
LBlを置く、情報信号を記録した光ディスク1の信号
記録面から反射して入って来たビームを対物レンズOL
で集光し、ビームスプリッタBSを通過させセンサレン
ズSLにより集光し、図3(c)に示したように光検出
器PDで検出して電気信号a,b,c,d,e,fを読
み出す。
【0009】この際、図2(b)に示したように、信号
トラック間の間隔であるトラックピッチをTpとすれあ
トラッキング制御信号検出用補助ビームがトラックでそ
れぞれ0.25Tp離れて配置される。
【0010】また、図3(c)に示したように光検出器
PDは主ビームの光量を検出する中心光検出素子と補助
ビームの光量を検出する補助光検出素子よりなり、主ビ
ームの光量を検出する中心光検出素子は光ディスク1の
トラック方向と半径方向に特定分割、すなわち4分割し
た四つの光検出素子PDA、PDB、PDC、PDDよ
り構成されている。また、補助ビームの光量を検出する
補助光検出素子は中心光検出素子の上段と下段にそれぞ
れ位置した二つの光検出素子PDE、PDFより構成さ
れている。
【0011】このようになされる光検出器PDのそれぞ
れの光検出素子PDA、PDB、PDC、PDD、PD
E、PDFはそれぞれa,b,c,d,e,fに当たる
電気信号を再生信号処理部3に出力し、フォーカス制御
信号Fe、トラッキング制御信号Teおよび高周波再生
信号RFを得させる。
【0012】すなわち、前記再生信号処理部3は光検出
素子PDA、PDB、PDC、PDDから検出される電
気信号a,b,c,dを入力として(a+c)−(b+
d)処理してフォーカス制御信号Feを得、(a+b+
c+d)処理して高周波再生信号RFを得、光検出素子
PDE、PDFから検出される電気信号e,fを(e−
f)処理してトラッキング制御信号Teを得る。
【0013】この際、前記再生信号処理部3から出力さ
れるトラッキング制御信号Teはトラッキング制御部6
に入力され信号処理を経てから光ピックアップ2に入力
され、トラッキング駆動器TAを駆動してトラッキング
制御をし、フォーカス制御信号Feはフォーカス制御部
7に入力され信号処理を経てから光ピックアップ2に入
力され、フォーカス駆動器FAを駆動してフォーカス制
御を行い、ディスクのトラック中心に集束した光ビーム
が置かれる。
【0014】一方、前記再生信号処理部3から出力され
る高周波再生信号RFは光ピックアップ2でディスクの
信号ピットを読む時、ディスクの信号再生特性により歪
曲されているので、イコライザ4で高周波特性を強調し
て処理するのに適宜な高周波再生信号RFeに変換して
ゼロクロッシング器5に出力する。
【0015】前記ゼロクロッシング器5はイコライザ4
から出力される高周波再生信号RFeをゼロクロッシン
グして矩形波に作ってチャネルビット列CHBrを検出
し、検出されたチャネルビット信号列CHBrからチャ
ネルビットの同期信号とクロック信号を検出する。
【0016】この際、ゼロクロッシング器5から検出さ
れたチャネルビット信号列CHBrはディジタル信号処
理器などにより復号およびエラー訂正されディジタル情
報データとして出力される。前記ディジタル情報データ
は用途に応じ多様に処理される。
【0017】一方、レーザーダイオードLDは光安定部
9により制御され、再生時は再生するのに適宜に一定し
た光強度を保つ。
【0018】この際、前記イコライザ4は一般の光磁気
ディスクの再生装置において図3(a)のような3タッ
プイコライザを用い、DVDなどのような高密度光ディ
スク記録および再生装置において図3(b)のような5
タップイコライザをそれぞれ用いる。
【0019】図3(a)に示すように、前記3タップイ
コライザは前記再生信号処理部3から出力される高周波
再生信号RFを順次遅延する遅延器11、13と、前記
再生信号処理部3から出力される高周波再生信号RFを
所定の利得α1に増幅する増幅器12と、前記遅延器1
3の出力を所定の利得α1に増幅する増幅器14および
前記増幅器12、14の各出力および遅延器11の出力
を加算する加算器15とを備えている。
【0020】このように構成される図3(a)のような
3タップイコライザは再生信号処理部3から高周波再生
信号RFが入力されれば、遅延器11、13で順次遅延
され、増幅器12で所定の利得α1に増幅される。
【0021】そして、前記遅延器13の出力は増幅器1
4で所定の利得α1に増幅され、加算器15で増幅器1
2および遅延器11の出力と加算される。
【0022】ここで、前記イコライザの特性は増幅器1
2、14の利得α1により異なる。
【0023】この際、遅延器11および遅延器13の遅
延時間はτ1であって同一であり、増幅器12、14の
利得もα1であって同一なので、前記3タップイコライ
ザは対称性を有する。
【0024】図3(b)に示すように、5タップイコラ
イザは前記再生信号処理部3から出力される高周波再生
信号RFを順次遅延する遅延器17、19、20、22
と、前記再生信号処理部3から出力される高周波再生信
号RFおよび遅延器17、20、22の出力をそれぞれ
の利得α11、α12に増幅する増幅器16、18、2
1、23と、前記増幅器16、18、21、23の出力
および遅延器19の出力を加算する加算器24とを備え
ている。
【0025】このように構成された図3(b)のうよう
な5タップイコライザは前記再生信号処理部3で高周波
再生信号RFが入力されれば遅延器17、19、20、
22で順次遅延され、増幅器16で所定の利得α12に
増幅される。この際、遅延器17の出力は遅延器19と
増幅器18に同時に出力され、他の遅延器19の出力は
遅延器20と加算器24に同時に出力され、さらに他の
遅延器20の出力は遅延器22と増幅器21に同時に出
力され、さらに他の遅延器22の出力は増幅器23に出
力される。
【0026】前記増幅器18は遅延器17の出力を利得
α11に増幅し、他の増幅器20は遅延器20の出力を
利得α11に増幅し、さらに他の増幅器23は増幅器2
2の出力を利得α11に増幅する。
【0027】加算器24は前記遅延器19および増幅器
16、18、21、23の各出力を加算してチャネルビ
ット信号再生部5に出力する。
【0028】ここで、前記イコライザの特性は増幅器1
6、18、21、23の利得α11、α12により異な
る。
【0029】この際、再生信号が出力される直前・直後
の遅延器19および遅延器20の遅延時間はτ1であっ
て同一であり、遅延器17および遅延器22の遅延時間
はτ2であって同一である。また、増幅器18、21の
利得はα1で同一であり、増幅器16、23の利得はα
11であって同一なので、前記5タップイコライザは前
記3タップイコライザと同様に対称性を有する。
【0030】このように前記図3(a)、図3(b)の
ようなイコライザは対称形になっているので、高周波信
号を大きくして高周波エンファシス特性を有する。
【0031】この際、光ピックアップ2で集光された再
生光ビームはレーザー光の波長以下にすることができな
い。すなわち、有限の開口で信号を再生する場合、光ピ
ックアップ2が再生特性上ローパスフィルタとして作用
するので図3(a)または図3(b)のイコライザ4で
高周波信号を大きくして信号周波数の全領域で均一な再
生性能を発揮させる。
【0032】これは対称の開口により記録された信号を
再生する際、前後信号に応じて影響を及ぼす程度が等し
いと見なすからである。
【0033】また、高周波の小さい信号について外部雑
音による影響または隣接した信号トラックの信号が混入
されるクロストルクの影響が大きいので図3(a)また
は図3(b)のようなイコライザ4で高周波信号を大き
くして再生性能を向上させる。
【0034】一方、チャネルビット信号再生部5でチャ
ネルビット信号列CHBrを検出してジッタ特性を向上
させうる。
【0035】すなわち、前記イコライザ4で補正された
高周波再生信号RFeはチャネルビット信号再生部5に
出力され、チャネルビット信号再生部5はゼロクロッシ
ングにより高周波再生信号RFeを矩形波に作ってチャ
ネルビット信号列CHBrを検出し、検出されたチャネ
ルビット信号列CHBrからチャネルビットの同期信号
とクロック信号を検出する。
【0036】そして、前記チャネルビット信号再生部5
で検出されたチャネルビット信号列CHBrはディジタ
ル信号処理器などにより復号およびエラー訂正してディ
ジタル情報データとして出力される。
【0037】すなわち、前記チャネルビット信号再生部
5はゼロクロッシング器を含めて構成される。ここで、
前記ゼロクロッシング器は図4に示したように、イコラ
イザ4から出力される高周波再生信号RFeを非反転入
力(+)にする比較器25、前記比較器25から出力さ
れる信号をバッファリングして再生チャネルビット信号
列CHBrを出力するバッファ26と、前記バッファ2
6の出力を積分する積分器27と、前記積分器27の出
力を非反転入力(+)にし反転端(−)の基準電圧との
差を増幅することにより前記比較器25の反転入力端
(−)に基準電圧を出力する差動増幅器28および差動
増幅器28の反転入力端(−)に連結され差動増幅器2
8の反転入力端(−)に基準電圧を出力する可変抵抗V
R1より構成される。
【0038】この際、前記積分器27はバッファ26の
出力端に一端が連結された抵抗R1と、前記抵抗R1の
他端と接地端との間に連結されたキャパシタC1と、前
記抵抗R1の他端と差動増幅器28の非反転入力端
(+)に連結された抵抗R2および差動増幅器28の非
反転入力端(+)と接地端との間に連結されたキャパシ
タC2より構成されチャネルビット信号列CHBrを積
分する。
【0039】このように構成された図4のゼロクロッシ
ング器はイコライザ4で等化された高周波再生信号RF
eが比較器25の非反転入力端子(+)に入力されれ
ば、前記比較器25は反転入力端子(−)に入力される
基準電圧と比較する。そして、前記比較器25で比較さ
れ出力される信号はバッファ26を通過して矩形波にな
ってゼロクロッシングされチャネルビット信号列CHB
rを出力する。
【0040】この際、バッファ26から出力されるチャ
ネルビット信号列CHBrの矩形波は抵抗R1、R2と
キャパシタC1、C2で構成された積分器27で積分さ
れ基準電圧を発生すると共に、差動増幅器28の非反転
入力端(+)に印加される。
【0041】すなわち、前記積分器27から出力される
信号は差動増幅器28と可変抵抗VR1によりゼロレベ
ルが取れて比較器25の反転入力端(−)に基準電圧と
して印加される。この際、ゼロクロッシングしたチャネ
ルビット信号のローとハイレベルの比を1になるように
してディスクの非対称(asymmetry) を補正する。
【0042】この際、チャネルビット信号列CHBrで
検出した再生チャネルビットクロック(図示せず)はチ
ャネルビット信号列CHBrで“0”から“1”に、ま
たは“1”から“0”に状態変換する時間に合わせて再
生した周期的に変化するクロック信号であって、基準信
号(記録時のチャネルビットクロック)について時間の
前後に揺れ、すなわち時間ジッタが小さくならなければ
ならない。
【0043】前記図1のような光ディスク記録および再
生装置において再生したクロックは時間ジッタが発生
し、一定水準以下に抑えなければならない。
【0044】すなわち、ジッタが大きければ正確な再生
を遂行できなくて光ディスク記録および再生装置におい
てジッタを10%以下にすべきである。
【0045】ジッタはゼロクロッシングする際の“0”
レベルの前後に電気雑音、チャネルビット間の干渉、隣
接信号トラック間クロストルクによる影響により大きく
現れる。従って、ジッタの取り除きは再生した高周波信
号RFの“0”レベルに影響を及ぼしたら影響を及ぼし
たほどの信号を取り除けば良い。
【0046】この際、時間軸に前後信号間の干渉による
影響を最小化するためにイコライザを採用する。
【0047】従って、図3(a)および3(b)のよう
なイコライザは、τほどの時間の前後で再生信号につい
て−αの感度で影響を受けたこととみなし、逆に影響を
及ぼした信号を取り除く。すなわち、前後で対称に影響
を及ぼしていると見る。
【0048】この際、図2(a)のように溝のピット列
に記録された信号トラック上に円形の光ビームが置か
れ、一定速度で光磁気ディスク1を回転して光ビームの
走査速度を一定にすることによりピット信号を読ませ
る。
【0049】図2のように再生信号を読むための主光ビ
ームは図5(a)のような状態に光が分布し、図5
(b)のように信号を読むための主光ビームの中心にピ
ット信号の開始点を置かせる。この際、後のピット信号
の長さを可変する際反射して入って来た光量の変化と前
の鏡面の距離を可変する際反射して入って来る光量の変
化量とが相違であり、この状態は図6(a)および図6
(b)に示されている。
【0050】一方、図5(c)はディスクの信号トラッ
クの断面図であり、このような信号トラック上を光ビー
ムで走査して再生する場合、再生信号の変化(高周波信
号)を図5(d)、図5(e)に示している。
【0051】図5(d)および図5(e)に示したよう
に、鏡面と信号ピットが隣接する点における信号電圧
(すなわち、ゼロクロッシングする基準電圧に当たる)
はほぼ一定であり、再生信号の数%程度で変わる。
【0052】この際、EFM(Eight to Fourteen Modu
lation; 8ビット→14ビット変調)方式における1ビ
ットのチャネルビットに当たる信号ピットの長さをTと
すれば、信号ピットの長さおよび隣接した信号ピット間
の鏡面の距離は3T、4T、5T、6T、7T、8T、
9T、10T、11Tとなる。
【0053】図5(c)のように鏡面が前方にあり信号
ピットが後ろにある場合、前の鏡面の距離を図6(a)
のように3Tまたは7Tに一定にし、後の信号ピットの
長さを3、4、5、6、7、8Tに変化した時反射して
入って来る光量の変化は図6(a)のように現れる。逆
に、後の信号ピットの長さを図6(b)のように3Tま
たは7Tに一定にし、鏡面の距離を3、4、5、6、
7、8Tにした時反射して入って来る光量は図6のよう
に現れる。
【0054】この際、図6(a)および図6(b)を比
較すると、鏡面の距離変化による信号の変化とピット長
さの変化による信号の変化は異なって、ピット長さの変
化による影響が鏡面の距離の変化によるものの2倍以上
となることがわかる。
【0055】また、図5(c)のような鏡面と信号ピッ
トの位置を反転した場合、後の鏡面の距離を一定にし、
前の信号ピットの長さを3、4、5、6、7、8Tに変
化した時反射して来る光量の変化は図6(a)の通りで
ある。逆に、前の信号ピットの長さを一定にし、後の鏡
面を3、4、5、6、7、8Tに変化した時の反射して
来る光量の変化は図6(a)の通りである。
【0056】図6(a)は鏡面の距離を3Tと固定し
(例えば、GRp3グラフ)信号ピット長さを3、4、
5、6、7、8Tに変化させる時の変化と、鏡面の距離
を7Tと固定し(例えば、GRp7グラフ)信号ピット
長さを3、4、5、6、7、8Tに変化した時の変化を
示しており、信号ピットの長さが7T以上ならグラフ曲
線がさほど変化せず一定である。
【0057】また、鏡面の距離を6T以上にすればさほ
ど変化せずGRp7グラフと同様になる。
【0058】そして、鏡面の距離が4T、5Tとなれば
図6(a)のGRp3とGRp7の曲線間に置かれる曲
線となり、各曲線の変化程度は同様なので各曲線を信号
ピットの変化について微分すれば一定した曲線となって
図7のDGpグラフとなる。
【0059】図6(b)は信号ピットの長さを3Tとす
る場合(例えば、GRm3グラフ)の鏡面の距離を3、
4、5、6、7、8Tに変化させる時の変化と、信号ピ
ットの長さを7Tにした場合(例えば、GRm7グラ
フ)の鏡面の距離を3、4、5、6、7、8Tに変化さ
せる時の変化を示しているが、鏡面の距離が6T以上な
らグラフ曲線がさほど変化せず一定である。
【0060】また、信号ピットの長さを7T以上にすれ
ばさほど変化せずGRm7グラフと同様になる。
【0061】そして、信号ピットの長さが4T、5T、
6Tとなれば図6(b)のGRm3とGRm7の曲線間
に置かれる曲線となり、各曲線の変化程度は同様なので
各曲線を鏡面の変化について微分すれば一定した曲線と
なって図7のDGmグラフとなる。
【0062】この際、前記図6(a)および図6(b)
は変化の極性は反対であるが変化率は同様であり、図7
における極値の位置が同一でなければ対称性はない。
【0063】しかし、図6および図7に示したように、
信号ピットの長さ変化によるものと鏡面の距離変化によ
る変化率は等しくないので対称性を欠けている。
【0064】それで、図1におけるディスクの信号を光
ピックアップ2で再生する特性が、記録された前後信号
の影響が対称性を失う。
【0065】従って、前記図3のような対称的なイコラ
イザを以は高周波再生信号を完全に等化させ難いので再
生したチャネルビット信号には光ピックアップ2の信号
再生特性による固有のジッタが残る問題点があった。
【0066】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前述した問題
点を解決するために案出されたもので、その目的はディ
スクを再生するにおいてピット信号の前後シンボル間の
干渉が非対称的になされるのでイコライザの特性を非対
称的に設計してゼロクロッシング器により得られるチャ
ネルビット信号のジッタを減少させることにより、磁気
記録再生装置の再生性能を向上させる光ディスク記録お
よび再生装置を提供することである。
【0067】本発明の他の目的は再生されるチャネルビ
ット信号を検出するゼロクロッシング器の基準電圧を前
後シンボルにより制御して再生したチャネルビット信号
の時間ジッタを減少させることにより、再生装置の再生
性能を向上させる光ディスク記録および再生装置を提供
することである。
【0068】
【課題を解決するための手段】本発明の光ディスク記録
および再生装置は、ディスクに情報を記録し再生する光
ピックアップと、前記光ピックアップから出力される電
気信号を入力としてフォーカス制御信号、トラッキング
制御信号および高周波再生信号を出力する再生信号処理
手段と、前記光ピックアップの非対称再生特性により前
記再生信号処理手段で歪んで出力される高周波再生信号
を補正するために非対称特性を有するイコライザ手段
と、前記イコライザ手段から等化され出力される高周波
再生信号をゼロクロッシングして矩形波のチャネルビッ
ト信号列に出力するチャネルビット信号再生手段とを含
み、そのことにより上記目的が達成される。
【0069】前記イコライザ手段は、前記再生信号処理
手段から出力される高周波再生信号をそれぞれの遅延時
間(τ°、τ′)に順次遅延する複数個の遅延器30、
32、33、35と、前記再生信号処理手段に連なって
(τ°+τ′)時間後の信号をβ倍に増幅して後の信号
ピットにおける影響を取り除くための増幅器29と、前
記遅延器30の出力端に連結されτ°時間後の信号をγ
倍に増幅して後の鏡面による影響を取り除くための増幅
器31と、前記遅延器33の出力端に連結されτ°時間
前の信号をγ倍に増幅して前の鏡面による影響を取り除
くための増幅器34と、前記遅延器35の出力端に連結
され(τ°+τ′)時間前の信号をβ倍に増幅してに前
の信号ピットにおける影響を取り除くための増幅器36
と、前記増幅器29、34の出力を加算する第1加算器
37と、前記増幅器31、36の出力を加算する第2加
算器38と、選択信号に応じて前記第1加算器37また
は第2加算器38の出力を選択する選択部39と、前記
遅延器32から出力される再生信号を前記選択部39を
通して出力される第1加算器37または第2加算器38
の出力信号と加算して等化された高周波再生信号を出力
する第3加算器40と、前記第3加算器の出力信号を微
分する微分器41と、前記微分器41の出力をゼロクロ
ッシングして矩形波に作って前記選択部の選択信号とし
て出力するゼロクロッシング器42を含めて非対称の3
タップより構成されてもよい。
【0070】前記遅延器30、35の遅延時間τ′は、
極点のピット長さと極点の鏡面の距離の差△(△=Pp
−Pm)についてディスクの回転速度Vで割った値
(τ′=△/V)であってもよい。
【0071】前記遅延器32、33の遅延時間τ°は、
極点の信号ピットの長さと極点の鏡面の距離Pmのうち
小さい値Pminをディスクの回転速度Vで割った値
(τ°=Pmin/V)であってもよい。
【0072】前記増幅器29、31、34、36の利得
β、γが共に異なる値であってもよい。
【0073】前記選択部39は前記光ピックアップが鏡
面から信号ピットに通りながら再生する場合、前記第1
加算器37の出力を選択し、信号ピットから鏡面に通り
ながら再生する場合、第2加算器38の出力を選択して
もよい。
【0074】前記イコライザ手段は、前記再生信号処理
手段から出力される高周波再生信号をそれぞれの遅延時
間τ°1 、τ′1 、τ°2 、τ′2 に順に遅延する遅延
器44、46、48、50、51、53、55、57
と、前記再生信号処理手段に連結され(τ°1 +τ′1
+τ°2 +τ′2 )時間後の信号を2β倍に増幅して後
の信号ピットにおける影響を取り除くための増幅器43
と、前記遅延器44の出力端に連結され(τ°1 +τ′
1 +τ°2 )時間後の信号を2γ倍に増幅して後の鏡面
による影響を取り除くための増幅器45と、前記遅延器
46の出力端に連結され(τ°1 +τ′1 )時間後の信
号をβ1倍に増幅して後の信号ピットにおける影響を取
り除くための増幅器47と、前記遅延器48の出力端に
連結されτ°1 時間後の信号を1γ倍に増幅して後の鏡
面による影響を取り除くための増幅器49と、前記遅延
器51の出力端に連結されτ°1 時間前の信号を1γ倍
に増幅して前の鏡面による影響を取り除くための増幅器
52と、前記遅延器53の出力端に連結され(τ°1
τ′1 )時間前の信号を1β倍に増幅して前の信号ピッ
トにおける影響を取り除くための増幅器54と、前記遅
延器55の出力端に連結され(τ°1 +τ′1 +τ
°2 )時間前の信号を2γ倍に増幅して前の鏡面による
影響を取り除くための増幅器56と、前記遅延器57の
出力端に連結され(τ°1 +τ′1 +τ°2 +τ′2
時間前の信号をβ2倍に増幅して前の信号ピットにおけ
る影響を取り除くための増幅器58と、前記増幅器4
3、47、52、56の出力を加算する第1加算器59
と、前記増幅器45、49、54、58の出力を加算す
る第2換算器60と、選択信号に応じて前記第1加算器
59または第2加算器60の出力を選択する選択部70
と、前記遅延器50から出力される再生信号を前記選択
部70を通して出力される第1加算器59または第2加
算器60の出力信号と加算して等化された高周波再生信
号RFeを出力する第3加算器71と、前記第3加算器
71の出力を微分する微分器72と、前記微分器72の
出力をゼロクロッシングして矩形波に作って前記選択部
70の選択信号として出力するゼロクロッシング器73
を含めて非対称の5タップより構成されるてもよい。
【0075】前記選択部70は、前記光ピックアップが
鏡面から信号ピットに通りながら再生する場合は前記第
1加算器59の出力を選択し、信号ピットから鏡面に通
りながら再生する場合は第2加算器60の出力を選択し
てもよい。
【0076】前記イコライザ手段は、前記再生信号処理
手段から出力される高周波再生信号をそれぞれの遅延時
間(τ°、τ′)に順に遅延する複数個の遅延器75、
77と、前記再生信号処理手段に連結され(τ°+
τ′)時間後の信号を2β倍に増幅(後の信号ピットに
おける影響)する増幅器74と、前記遅延器75の出力
端に連結されτ°時間後の信号を2γ倍に増幅(後の鏡
面による影響)する他の増幅器76と、選択信号に応じ
て前記増幅器74または他の増幅器76の出力を選択す
る選択部78と、前記遅延器77から出力される再生信
号を前記選択部78を通して出力される増幅器74また
は他の増幅器76の出力信号と加算して等化された高周
波再生信号を出力する加算器79と、前記第3加算器7
9の出力を微分する微分器90と、前記微分器80の出
力をゼロクロッシングして矩形波に作って前記選択部7
8の選択信号として出力するゼロクロッシング器81を
含めて3タップより構成されてもよい。
【0077】前記選択部78は鏡面から信号ピットに通
りながら再生する場合、増幅器74の出力を選択し、信
号ピットから鏡面に通りながら再生する場合、他の増幅
器76の出力を選択してもよい。
【0078】前記イコライザ手段は、前記再生信号処理
手段から出力される高周波再生信号をそれぞれの遅延時
間(τ°、τ′)に順に遅延する複数個の遅延器82、
84と、前記遅延器82の出力端に連結されτ°時間前
の信号を2γ倍に増幅(前の鏡面による影響)する増幅
器83と、前記遅延器84に連結され(τ°+τ′)時
間前の信号を2β倍に増幅(前の信号ピットにおける影
響)する他の増幅器85と、選択信号に応じて前記増幅
器83または他の増幅器85の出力を選択する選択部8
6と、前記再生信号処理手段から出力される高周波再生
信号を前記選択部86を通して出力される増幅器83ま
たは他の増幅器85の出力信号と加算して等化された高
周波再生信号を出力する加算器87と、前記加算器87
の出力を微分する微分器88と、前記微分器88の出力
をゼロクロッシングして矩形波に作って前記選択部86
の選択信号として出力するゼロクロッシング器89を含
めて3タップより構成されてもよい。
【0079】前記選択部86は鏡面から信号ピットに通
りながら再生する場合は増幅器83の出力を選択し、信
号ピットから鏡面に通りながら再生する場合は他の増幅
器85の出力を選択してもよい。
【0080】ディスクに情報を記録し再生する光ピック
アップと、前記光ピックアップから出力される電気信号
を入力としてフォーカス制御信号、トラッキング制御信
号および高周波再生信号を出力する再生信号処理手段
と、前記再生信号処理手段から出力される高周波再生信
号を補正するイコライザ手段と、前記光ピックアップの
非対称再生特性により前記再生信号処理手段で歪んで出
力される高周波再生信号を補正するために非対称特性を
有するゼロクロッシング器により矩形波のチャネルビッ
ト列に出力するチャネルビット信号再生手段を含めて構
成されてもよい。
【0081】前記チャネルビット信号再生手段のゼロク
ロッシング器は、前記イコライザ手段から等化され出力
される高周波再生信号RFeと基準電圧とを比較してチ
ャネルビット信号列を出力する比較部と、前記比較部か
ら出力されるチャネルビット信号列を積分する第1積分
器と、前記第1積分器の出力電圧と基準電圧との差電圧
を増幅して前記比較部に基準電圧として出力する第1差
動増幅器と、前記第1差動増幅器に基準電圧を供する可
変抵抗と、前記比較部のチャネルビット信号列をτp時
間ほど遅延する遅延器と、前記比較部のチャネルビット
信号列と遅延器の出力を論理積するANDゲートと、前
記ANDゲートの出力を積分する第2積分器と、前記第
2積分器の出力電圧と基準電圧との差を増幅して前記第
1差動増幅器から出力される基準電圧のレベルを制御す
る第2差動増幅器より構成されてもよい。
【0082】前記遅延器は再生したチャネルビット信号
列で検出したチャネルビットクロックにより動作するシ
フトレジスタよりなってもよい。
【0083】前記遅延器の遅延時間τpは、τp<τ°
+τ′であってクロック周期の倍数になる値であり、こ
こで、遅延時間τ′は極点のピット長さと極点の鏡面の
距離の差△(△=Pp−Pm)についてディスクの回転
速度Vで割った値(τ′=△/V)であり、遅延時間τ
°は極点の信号ピットの長さPpと極点の鏡面の距離P
mのうち小さい値Pminをディスクの回転速度Vで割
った値(τ°=Pmin/V)であってもよい。
【0084】前記チャネルビット信号再生手段のゼロク
ロッシング器は、 前記イコライザ手段から等化され出
力される高周波再生信号RFeと基準電圧とを比較して
チャネルビット信号列を出力する比較部と、前記比較部
から出力されるチャネルビット信号列を積分する第1積
分器と、前記第1積分器の出力電圧と基準電圧との差電
圧を増幅して前記比較部に基準電圧として出力する第1
差動増幅器と、前記第1差動増幅器に基準電圧を供する
可変抵抗と、前記比較部のチャネルビット信号列をτp
°時間ほど遅延する第1遅延器と、前記比較部のチャネ
ルビット信号列と第1遅延器の出力を論理積する第1A
NDゲートと、前記第1ANDゲートの出力を積分する
第2積分器と、前記比較部のチャネルビット信号列をτ
m°時間ほど遅延する第2遅延器と、前記比較部の反転
されたチャネルビット信号列と前記第2遅延器の反転出
力を論理積する第2ANDゲートと、前記第2ANDゲ
ートの出力を積分する第3積分器と、前記第2積分器の
出力電圧と第3積分器の出力電圧との差を増幅して前記
第1差動増幅器から比較部へ出力される基準電圧のレベ
ルを制御する第2差動増幅器より構成されてもよい。
【0085】前記第1遅延器は再生したチャネルビット
信号列で検出したチャネルビットクロックにより動作す
るシフトレジスタよりなってもよい。
【0086】前記第2遅延器は再生したチャネルビット
信号列で検出したチャネルビットクロックにより動作す
るシフトレジスタよりなってもよい。
【0087】前記第1遅延器の遅延時間τp°は、τp
°<τ°+τ′であってクロック周期の倍数になる値で
あり、ここで、遅延時間τ′は極点のピット長さと極点
の鏡面の距離の差△(△=Pp−Pm)についてディス
クの回転速度Vで割った値(τ′=△/V)であり、遅
延時間τ°は極点の信号ピットの長さPpと極点の鏡面
の距離Pmのうち小さい値Pminをディスクの回転速
度Vで割った値(τ°=Pmin/V)であり、△τは
第2積分器の積分時定数であってもよい。
【0088】前記第2遅延器の遅延時間τm°は、τp
°<τ°であってクロック周期の倍数になる値であり、
ここで、遅延時間τ°は極点のピット長さPpと極点の
鏡面の距離Pmのうち小さい値Pminをディスクの回
転速度Vで割った値(τ°=Pmin/V)であり、△
τは積分器の積分時定数であってもよい。
【0089】本発明の他の光ディスク記録および再生装
置は、螺旋形の信号トラックに連続した溝のピットに情
報信号が記録されている光ディスクを再生する光ディス
ク記録および再生装置であって、前記光ディスクに情報
を記録し再生する光ピックアップと、前記光ピックアッ
プより出力される電気信号を入力としてフォーカス制御
信号、トラッキング制御信号および高周波再生信号を出
力する再生信号処理手段と、前記光ディスクタイプに適
宜な複数個のイコライザより構成され前記再生信号処理
手段から出力される高周波再生信号をそれぞれのイコラ
イザで等化するイコライザ手段と、再生されるディスク
の種類を感知し、感知されたディスクに当たる制御信号
を出力する制御手段と、前記制御手段に制御により前記
複数個のイコライザのうち感知されたディスクに当たる
イコライザを選択し、選択されたイコライザで等化され
た高周波再生信号を出力する選択手段と、前記選択手段
から出力される等化された高周波再生信号をゼロクロッ
シング器によりゼロクロッシングして矩形波のチャネル
ビット信号列を検出するチャネルビット信号再生手段を
備え、そのことにより上記目的が達成される。
【0090】前記それぞれのイコライザは各々のディス
クに適宜に非対称性を有してもよい。
【0091】本発明のさらに他の光ディスク記録および
再生装置前記は、情報信号が記録されている光ディスク
を再生する光ディスク記録および再生装置であって、前
記光ディスクに情報を記録し再生する光ピックアップ
と、前記光ピックアップより出力される電気信号を入力
としてフォーカス制御信号、トラッキング制御信号およ
び高周波再生信号を出力する再生信号処理手段と、前記
光ピックアップの非対称再生特性により前記再生信号処
理手段で歪んで出力される高周波再生信号を補正するイ
コライザ手段と、各光ディスクのタイプに適宜な複数個
のゼロクロッシング器が備えられ前記イコライザ手段か
ら出力される等化された高周波再生信号をそれぞれのゼ
ロクロッシング器でゼロクロッシングして矩形波のチャ
ネルビット信号列を検出するチャネルビット再生手段
と、再生されるディスクの種類を感知し、感知されたデ
ィスクに当たる制御信号を出力する制御手段と、前記制
御手段の制御により前記複数個のゼロクロッシング器の
うち感知されたディスクに適合したゼロクロッシング器
を選択し、選択されたゼロクロッシング器から検出され
るチャネルビット信号列を出力する選択手段を備え、そ
のことによって、上記目的が達成される。
【0092】前記ゼロクロッシング器はそれぞれのディ
スクに適宜に非対称性を有してもよい。
【0093】前述した本発明の目的を達成するための本
発明による光ディスク記録および再生装置の特徴は、螺
旋形の信号トラックに連続した溝のピットに情報信号が
記録されているディスクを再生する光ディスク記録およ
び再生装置において、前記ディスクに情報を記録し再生
する光ピックアップと、前記光ピックアップから出力さ
れる電気信号を入力としてフォーカス制御信号、トラッ
キング制御信号および高周波再生信号を出力する再生信
号処理手段と、前記光ピックアップの非対称再生特性に
より前記再生信号処理手段で歪んで出力される高周波再
生信号を補正するために非対称特性を有するイコライザ
手段と、前記イコライザ手段から等化され出力される高
周波再生信号をゼロクロッシング器によりゼロクロッシ
ングして矩形波のチャネルビット信号列を出力するチャ
ネルビット信号再生手段を含む点にある。
【0094】本発明による光ディスク記録および再生装
置の他の特徴は、螺旋形の信号トラックに連続した溝の
ピットに情報信号が記録されている光ディスクを再生す
る光ディスク記録および再生装置において、前記ディス
クに情報を記録し再生する光ピックアップと、前記光ピ
ックアップから出力される電気信号を入力としてフォー
カス制御信号、トラッキング制御信号および高周波再生
信号を出力する再生信号処理手段と、各ディスクタイプ
に適宜な複数個のイコライザより構成され前記再生信号
処理手段から出力される高周波再生信号をそれぞれのイ
コライザで等化するイコライザ手段と、再生されるディ
スクの種類を感知し、感知されたディスクに当たる制御
信号を出力するマイコンと、前記マイコンの制御により
前記複数個のイコライザのうち感知されたディスクに当
たるイコライザを選択し、選択されたイコライザで等化
された高周波再生信号を出力する選択手段と、前記選択
手段から出力された等化された高周波再生信号をゼロク
ロッシング器によりゼロクロッシングして矩形波のチャ
ネルビット信号列を出力するチャネルビット信号再生手
段を含むところにある。
【0095】本発明による光ディスク記録および再生装
置のさらに他の特徴は、螺旋形の信号トラックに連続し
た溝のピットに情報信号が記録されている光ディスクを
再生する光ディスク記録および再生装置において、前記
ディスクに情報を記録し再生する光ピックアップと、前
記光ピックアップから出力される電気信号を入力として
フォーカス制御信号、トラッキング制御信号および高周
波再生信号を出力する再生信号処理手段と、前記光ピッ
クアップの非対称再生特性により前記再生信号処理手段
で歪んで出力される高周波再生信号を補正するために非
対称特性を有するイコライザ手段と、各ディスクタイプ
に適宜な複数個のゼロクロッシング器が備えられ前記イ
コライザ手段から出力される等化された高周波再生信号
をそれぞれのゼロクロッシング器でゼロクロッシングし
て矩形波のチャネルビット列を出力するチャネルビット
再生手段と、再生されるディスクの種類を感知し、感知
されたディスクに当たる制御信号を出力するマイコン
と、前記マイコンの制御により前記複数個のゼロクロッ
シング器のうち感知されたディスクに適合したゼロクロ
ッシング器を選択し、選択されたゼロクロッシング器か
ら出力されるチャネルビット信号列を出力する選択手段
を含むところにある。
【0096】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面に基づき本発
明による光ディスクの記録および再生装置に望ましい一
実施例を詳細に説明する。
【0097】図8は本発明による光ディスクの記録およ
び再生装置において非対称性を有する3タップイコライ
ザの詳細ブロック図であって、イコライザを除いた部分
は図1と同様なので図示を省略した。
【0098】従って、図8のイコライザは再生信号処理
部3から出力される高周波再生信号RFを順次遅延する
遅延器30、32、33、35と、前記再生信号処理部
3から出力される高周波再生信号RF、遅延器30、3
3、35の出力をそれぞれの利得β、γに増幅する増幅
器29、31、34、36と、前記二つの増幅器29、
34の出力を加算する第1加算器37と、前記残りの二
つの増幅器31、36の出力を加算する第2加算器38
と、選択信号に応じて前記第1加算器37または第2加
算器38の出力を選択出力する選択部39と、前記遅延
器32から出力される再生信号を前記選択部39から出
力される信号と加算させ等化された高周波再生信号RF
eを出力する第3加算器40と、前記第3加算器40の
出力を微分する微分器41と、前記微分器41の出力を
ゼロクロッシングして矩形波に作って前記選択部39の
選択信号として出力するゼロクロッシング器42とを備
えている。
【0099】ここで、前記第1加算器37で加算される
増幅器29と増幅器34の利得はそれぞれβ、γであっ
て異なり、第2加算器38で加算される増幅器31と3
6の利得もそれぞれβ、γであって異なり、影響を与え
る時間的な位置もτ°、τ′であって異なるので非対称
特性を有する。
【0100】このように構成された図8は再生信号処理
部3で高周波再生信号RFが入力されれば、遅延器3
0、32、33、35により順次遅延され、高周波再生
信号RFおよび遅延器30、33、35の遅延出力は前
記遅延器30、32、33、35のそれぞれに連結され
た増幅器29、31、34、35で所定の利得β、γに
増幅される。
【0101】この際、τ°、τ′は前記遅延器30、3
2、33、35のそれぞれの遅延時間であって、τ′は
図7の極点Pp,Pmのある位置の差による値、すなわ
ち極点のピット長さと極点の鏡面の距離の差△((△=
Pp−Pm)について再生速度、すなわちディスクの回
転速度Vで割った値であって、
【0102】
【数1】τ′=△/V τ°は図6における急激に変わるピット長さPpまたは
鏡面の距離Pmの小さい値であるPmin(Pminは
PpとPmにおいて小さい値であるが、一般にPmが小
さく、本発明ではPmである)を再生速度で割った値で
あって、
【0103】
【数2】τ°=Pmin/V となる。
【0104】そして、βは増幅器29、36の利得であ
り、γは増幅器31、34の利得であって、それぞれの
影響度、すなわち図6の曲線の変化程度であって、図6
(a)および図6(b)の曲線の変化量をそれぞれDV
p、DVmとすれば、
【0105】
【数3】DVp=Vp37−Vp33
【0106】
【数4】β=DVp/Vp33 であり、
【0107】
【数5】DVm=Vm37−Vm33
【0108】
【数6】γ=DVm/Vm33 となる。
【0109】この際、鏡面と信号ピットの前後関係によ
り前後の信号に応ずる影響を与えることが相違である。
【0110】すなわち、図9(a)のように鏡面aが信
号ピットbの前にある場合と信号ピットbの後にある場
合に発生する影響が異なるので、二つの場合についてそ
れぞれ相違に補正すればさらに確実にジッタの影響を相
殺させうる。
【0111】従って、図9(b)のように高周波再生信
号RFまたは等化された高周波再生信号RFeを図9
(c)のように微分し、図9(d)のようにゼロクロッ
シングして矩形波に変換された信号に応じて選択部39
のスイッチングを操作して図9(a)のように鏡面aか
ら信号ピットbまたは信号ピットbから鏡面cに変わる
部分における影響を忠実に制御して影響を相殺すること
によりジッタの発生を最小化する。
【0112】すなわち、第3加算器40から出力される
図9(b)のような高周波再生信号RFまたは等化され
た高周波再生信号RFeを微分器41で微分すれば、図
9(c)のような微分信号が出力され、この微分信号を
ゼロクロッシング器42でゼロクロッシングすれば図9
(d)のような矩形波が出力される。
【0113】この際、図9(d)の矩形波が“ハイ”状
態、すなわち図9(a)、図9(b)のように鏡面aか
ら信号ピットbに通りながら再生する場合なら、選択部
39は第1加算器37の出力を選択して第3加算器40
に出力する。
【0114】この際、前記第1加算器37は遅延器32
から出力される再生信号を基準として(τ°+τ′)時
間後の信号をβ倍に増幅(後の信号ピットbにおける影
響)する増幅器29の出力と、τ°時間前の信号をγ倍
に増幅(前の鏡面aによる影響)する増幅器34の出力
とを加算する。
【0115】したがって、鏡面aから信号ピットbに通
りながら再生する場合、前記第3加算器40は前記遅延
器32から出力される再生信号と選択部39を通して出
力される第1加算器37の出力とを加えて等化した高周
波再生信号RFeを前記微分器41とチャネルビット信
号再生部5に出力する。
【0116】同様に、図9(d)の矩形波が”ロー”状
態、すなわち図9(a)およびBのように信号ピットb
から鏡面cに通りながら再生する場合なら、選択部39
は第2加算器38の出力を選択して第3加算器40に出
力する。
【0117】この際、前記第2加算器38は遅延器32
から出力される再生信号を基準として(τ°+τ′)時
間前の信号をβ倍に増幅(前の信号ピットbにおける影
響)する増幅器36の出力と、τ°時間後の信号をγ倍
に増幅(後の鏡面bによる影響)する増幅器31の出力
を加算する。
【0118】従って、信号ピットbから鏡面cに通りな
がら再生する場合、前記第3加算器40は前記遅延器3
2から出力される再生信号と選択部39を通して出力さ
れる第2加算器38の出力とを加えて等化した高周波再
生信号RFeを前記微分器41とチャネルビット信号再
生部5に出力する。もし、高周波再生信号RFが最大値
または最小値を有する部分では微分器41で微分した値
が“0”レベル状態に近接するので、ゼロクロッシング
器42で変換された矩形波が“ハイ”と“ロー”の状態
を繰り返せるが、この場合はジッタに影響を及ぼさない
のでいずれの問題とならない。
【0119】一方、図10は本発明による高密度の光デ
ィスクを再生する装置において非対称性を有する5タッ
プイコライザの詳細ブロック図であって、再生信号処理
部3から出力される高周波再生信号RFを順次遅延する
遅延器44、46、48、50、51、53、55、5
7と、前記再生信号処理部3から出力される高周波再生
信号RFおよび前記遅延器44、46、48、50、5
1、53、55、57の出力をそれぞれの利得β2、γ
2、β1、γ1に増幅する増幅器43、45、47、4
9、52、54、56、58と、前記四つの増幅器4
3、47、52、56の出力を加算する第1加算器59
と、前記他の四つの増幅器45、49、54、58の出
力を加算する第2加算器60と、選択信号に応じて前記
第1加算器59または第2加算器60の出力を選択出力
する選択部70と、前記遅延器50から出力される再生
信号を前記選択部70の出力信号と加算して等化された
高周波再生信号RFeを出力する第3加算器71と、前
記第3加算器71の出力を微分する微分器72および前
記微分器72の出力をゼロクロッシングして矩形波に作
って前記選択部70の選択信号として出力するゼロクロ
ッシング器73より構成される。
【0120】ここで、前記第1加算器59で加算される
四つの増幅器43、47、52、56の利得はそれぞれ
β2、β1、γ1、γ1であって異なり、第2加算器3
8で加算される増幅器45、49、54、58の利得も
それぞれγ2、γ1、β1、β2であって異なり、影響
を及ぼす時間的な位置もτ°2 、τ′2 、τ°1 、τ′
1 であって異なるので非対称的である。
【0121】このように構成された図10も前記図8と
同様に、鏡面と信号ピットの前後関係により前後の信号
による影響を及ぼすのが異なる。
【0122】すなわち、第3加算器71から出力される
高周波再生信号RFまたは等化された高周波再生信号R
Feを微分器72で微分し、該微分信号をゼロクロッシ
ング器73でゼロクロッシングすれば矩形波が出力され
る。
【0123】この際、ゼロクロッシングされた矩形波
が”ハイ”状態、すなわち鏡面から信号ピットに通りな
がら再生する場合なら、選択部70は第1加算器69の
出力を選択して第3加算器71に出力する。
【0124】この際、前記第1加算器59は遅延器50
から出力される再生信号を基準として(τ°1 +τ′1
+τ°2 +τ′2 )時間後の信号を2β倍に増幅(後の
信号ピットbにおける影響)する増幅器43の出力と、
(τ°1 +τ′1 )時間後の信号を1β倍に増幅(後の
信号ピットにおける影響)する増幅器47の出力と、τ
°1 時間前の信号を1γ倍に増幅(前の鏡面による影
響)する増幅器52の出力と、(τ°1 +τ′1 +τ°
2 )時間前の信号を2γ倍に増幅(前の鏡面による影
響)する増幅器56の出力をそれぞれ加算する。
【0125】従って、鏡面から信号ピットに通りながら
再生する場合、前記第3加算器71は前記遅延器50か
ら出力される再生信号と選択部70を通して出力される
第1加算器59の出力とを加算して等化した高周波再生
信号RFeを前記微分器72とチャネルビット信号再生
部5に出力する。
【0126】同様に、前記ゼロクロッシング器73でゼ
ロクロッシングされた矩形波が”ロー”状態、すなわち
信号ピットから鏡面に通りながら再生する場合なら、選
択部70は第2加算器60の出力を選択して第3加算器
71に出力する。
【0127】この際、前記第1加算器60は遅延器50
から出力される再生信号を基準として(τ°1 +τ′1
+τ°2 +τ′2 )時間前の信号を2β倍に増幅(前の
信号ピットにおける影響)する増幅器58の出力と、
(τ°1 +τ′1 )時間前の信号を1β倍に増幅(前の
信号ピットにおける影響)する増幅器54の出力と、τ
°1 時間後の信号を1γ倍に増幅(後の鏡面による影
響)する増幅器49の出力と、(τ°1 +τ′1 +τ°
2 )時間後の信号を2γ倍に増幅(後の鏡面による影
響)する増幅器45の出力をそれぞれ加算する。
【0128】従って、鏡面から信号ピットに通りながら
再生する場合、前記第3加算器71は前記遅延器50か
ら出力される再生信号と選択部70を通して出力される
第2加算器60の出力とを加算して等化した高周波再生
信号RFeをそれぞれ前記微分器72とチャネルビット
信号再生部5に出力する。
【0129】もし、高周波再生信号RFが最大値または
最小値を有する部分では微分器72で微分した値が”
0”レベル状態に近いので、ゼロクロッシング器73で
変換された矩形波が”ハイ”と”ロー”の状態を繰り返
せるが、この場合はジッタに影響を及ぼさないので何の
問題とならない。
【0130】このように、前記図8の非対称3タップ等
価器または図10の非対称5タップ等価器はコイルと容
量による遅延器と増幅器を用いて設計したり、デジタル
回路と演算器により容易に設計することもできる。
【0131】一方、光ディスク再生装置においてディス
ク1と光ピックアップ2を平行に保たなければ前述した
図8および図10に似る再生特性が保たれない。
【0132】しかし、実際は平行に保ちにくく、ディス
クの傾き、いわばチルトが生ずる。ディスク1のチルト
が生ずれば、ディスク面に集光したビームの光分布が相
違になり非対称的に分布する。すなわち、図11はディ
スクのチルトが0.3°の時の光分布を示し、前後にあ
るサイドロブ(sidelobe) の光分布が対称とならない。
【0133】図12(a)のTGRp+は前記図7に示
したように、前の鏡面の距離を一定にし、3T信号ピッ
トの長さを3T、4T、5T、6T、7T、8Tに変化
した時の反射して入って来る光量の変化を示し、図12
(b)のTGRm+は逆に信号ピットの長さを一定に
し、3T鏡面の距離を3T、4T、5T、6T、7T、
8Tに変化した時の反射して入って来る光量の変化を示
す。
【0134】図12(a)のTGRp−は鏡面と信号ピ
ットの位置が反転された場合に後の鏡面の距離を一定に
し、前の信号ピットの長さを3T、4T、5T、6T、
7T、8Tに変化した時の反射して入って来る光量の変
化を示し、図12(b)のTGRm−はを逆に前の信号
ピットの長さを一定にし、後の鏡面の距離を3T、4
T、5T、6T、7T、8Tに変化した時の反射して入
って来る光量の変化を示す。
【0135】前述した図5のように対称の光分布をした
場合については鏡面とピット信号を前後に変えても光量
の変化は等しかったが、ディスク1のチルトが生じて光
分布が図11のように非対称の場合は鏡面とピット信号
を前後に変えれば光量の変化が相違になる。
【0136】しかし、前での影響が増加すれば後での影
響は減少するので、一つのピットによる信号またはピッ
トとピットの一つの鏡面による信号に対する影響は一定
である。
【0137】すなわち、鏡面が前にあり信号ピットが後
にある場合の変化量は、
【0138】
【数7】 DTVp+=(TVp37+)−(TVp33−) であり、逆に信号ピットが前にあり鏡面が後にある場合
の変化量は、
【0139】
【数8】 DTVp−=(TVp37−)−(TVp33−) となる。
【0140】この際、DTVp+とDTVp−の値は相
違であり、各場合における影響は異なるが、両方向にお
ける影響の和は一定なので図6(a)における変化量の
DVpの2倍と同一になる。
【0141】すなわち、
【0142】
【数9】 2×DVp=(DTVp+)+(DTVp−) であり、ディスクのチルトに問わず一定である。
【0143】同様に、鏡面における影響も一定であり、
【0144】
【数10】 2×DVm=(DTVm+)+(DTVm−) であり、ディスクのチルトに問わず一定である。
【0145】図13はかかるディスクのチルトが生ずる
場合の本発明によるイコライザの他の実施例を示したブ
ロック図であって、前記再生信号処理部3から出力され
る高周波再生信号RFを順次遅延する遅延器75、77
と、前記再生信号処理部3から出力される高周波再生信
号RFを2βの利得に増幅する増幅器74と、前記遅延
器75の出力を2γの利得に増幅する増幅器76と、ゼ
ロクロッシング器81の選択信号に応じて前記増幅器7
4または増幅器76の出力を選択する選択部78と、前
記遅延器77から出力される再生信号と前記選択部78
から出力される信号を加算して等化された高周波再生信
号RFeを出力する加算器79と、前記加算器79の出
力を微分する微分器80および前記微分器80の出力を
ゼロクロッシングして矩形波に作って前記選択部78の
選択信号として出力するゼロクロッシング器81より構
成される。
【0146】このように構成された図13において、
τ′、τ°は前記遅延器75、77のそれぞれの遅延時
間であって、τ′は前記図7の極点Pp、Pmがある位
置の差による値、すなわち極点のピット長さと極点の鏡
面の距離の差△(△=Pp−Pmについて再生速度、す
なわちディスクの回転速度Vで割った値であって、 τ′=△/V τ°は図6における急激に変わるピット長さPpまたは
鏡面の距離Pmの小さい値であるPmin(Pminは
PpとPmで小さい値であるが、一般にPmが小さく、
本発明ではPmである)を再生速度で割った値であっ
て、τ°=Pmin/Vとなる。
【0147】そして、2βは増幅器74の利得であり、
2γは増幅器76の利得であって、それぞれの場合にお
いて影響は、すなわち図6の曲線の変化程度であって図
6(a)、図6(b)の曲線の変化量をDVp、DVm
とすれば、 DVp=Vp37−Vp33、 β=DVp/Vp33であり、 DVm=Vm37−Vm33、 γ=DVm/Vm33となる。
【0148】この際、増幅器74は遅延器77から出力
される再生信号を基準として(τ°+τ′)時間後の信
号を2β倍に増幅(後の信号ピットにおける影響)し、
増幅器77はτ°時間後の信号を2γ倍に増幅(後の鏡
面による影響)する。
【0149】そして、微分器80は高周波再生信号RF
または等化された高周波再生信号RFeを微分し、微分
された信号はゼロクロッシング器81でゼロクロッシン
グにより矩形波に変換され選択部78に出力される。
【0150】この際、ゼロクロッシングされた矩形波
が”ハイ”状態、すなわち鏡面から信号ピットに通りな
がら再生する場合なら、選択部78は増幅器74の出力
を選択し、前記矩形波が”ロー”状態、すなわち信号ピ
ットから鏡面に通りながら再生する場合なら、選択部7
8は増幅器76の出力を選択して加算器79に出力す
る。
【0151】前記加算器79は前記遅延器77から出力
される再生信号と前記選択部78を通して出力される増
幅器74または他の増幅器76の出力を加算して等化し
た高周波再生信号RFeを前記微分器80とチャネルビ
ット信号再生部5にそれぞれ出力する。
【0152】図14はディスクのチルトが発生する場合
の本発明によるイコライザのさらに他の実施例を示した
ブロック図である。ここで、図14はディスクにチルト
が発生する場合のイコライザを示したもので、再生信号
が通った信号により補正される。
【0153】図14を参照すれば、前記イコライザは再
生信号処理部3から出力される高周波再生信号RFを順
次遅延する遅延器82、84と、前記遅延器82の出力
を2γの利得に増幅する増幅器83と、前記遅延器84
の出力を2βの利得に増幅する増幅器85と、選択信号
に応じて前記増幅器83または増幅器85の出力を選択
する選択部86と、前記再生信号処理部3から出力され
る高周波再生信号RFを前記選択部86から出力される
信号と加算して等化された高周波再生信号RFeを出力
する加算器87と、前記加算器87の出力を微分する微
分器88および微分器88の出力をゼロクロッシングし
て矩形波に作って前記選択部86の選択信号として出力
するゼロクロッシング器89より構成される。
【0154】このように構成された図14において
τ′、τ°は前記遅延器82、84のそれぞれの遅延時
間であって、前記図7の極点Pp,Pmがある位置の差
による値、すなわち極点のピット長さと極点の鏡面の距
離の差△(△=Pp−Pm)について再生速度、すなわ
ちディスクの回転速度Vで割った値であって、τ′=△
/Vとなり、τ°は図6における急激に変わるピット長
さPpまたは鏡面の距離Pmの小さい値であるPmin
(PminはPpとPmで小さい値であるが一般にPm
が小さく、本発明ではPmである)を再生速度で割った
値であって、τ°=Pmin/Vとなる。
【0155】そして、2βは増幅器85の利得であり、
2γは増幅器83の利得であって、それぞれの場合にお
いて影響は、すなわち図6の曲線の変化程度であって図
6(a)、図6(b)の曲線の変化量をDVp、DVm
とすれば、 DVp=Vp37−Vp33、 β=DVp/Vp33であり、 DVm=Vm37−Vm33、 γ=DVm/Vm33となる。
【0156】この際、増幅器83は図1の再生処理信号
処理部から出力される高周波再生信号RFを基準として
τ°時間前の信号を2γ倍に増幅(前の鏡面による影
響)し、増幅器85は(τ°+τ′)時間前の信号を2
β倍に増幅(前の信号ピットにおける影響)する。
【0157】そして、微分器88は高周波再生信号RF
または等化された高周波再生信号RFeを微分し、また
前記微分された信号はゼロクロッシング器89でゼロク
ロッシングにより矩形波に変換され選択部86に出力さ
れる。
【0158】この際、ゼロクロッシングされた矩形波
が”ハイ”状態、すなわち鏡面から信号ピットに通りな
がら再生する場合なら、選択部86は増幅器83の出力
を選択し、前記矩形波が”ロー”状態、すなわち信号ピ
ットから鏡面に通りながら再生する場合なら、選択部8
6は増幅器85の出力を選択して加算器87に出力す
る。
【0159】前記加算器87は前記再生信号処理部3か
ら出力される高周波再生信号RFと選択部86を通して
出力される増幅器73と増幅器85の出力を加算して等
化した高周波再生信号RFeを前記微分器88とチャネ
ルビット信号再生部5に出力する。
【0160】図13および図14において、もし高周波
再生信号RFが最大値または最小値を有する部分では微
分器で微分した値が“0”に近いので、ゼロクロッシン
グ器で変換された矩形波が“ハイ”と“ロー”の状態を
繰り返せるが、この場合はジッタに影響を及ぼさないの
で何の問題とならない。
【0161】このように図13および図14は一方向に
おける影響のみを鑑みるので完璧な等化は困難である
が、ディスクのチルトが発生して一定水準以下に等化状
態を保てる。
【0162】一方、図15および17に示したゼロクロ
ッシング器は前述した図14に示した等化方法をゼロク
ロッシング器と結合自在に実現したものであって、図1
5は影響の大きい信号ピットによる影響をのみを制御で
きるように設計したもので、図17は鏡面によるものと
信号ピットによるものを全部取り除けるように設計した
ものである。
【0163】図15を参照すれば、ゼロクロッシング器
は図1のイコライザ4から出力される高周波再生信号R
Feを非反転入力(+)にする比較器90と、前記比較
器90から出力される信号をバッファリングして再生チ
ャネルビット信号列CHBrを出力するバッファ91
と、前記バッファ91の出力を積分する積分器92と、
前記積分器92の出力を非反転入力(+)にし反転端
(−)の基準電圧との差を増幅することにより前記比較
器90の反転入力端(−)に抵抗R5を通して基準電圧
を出力する差動増幅器93と、前記差動増幅器93の反
転入力端(−)に連結され差動増幅器93の反転入力に
基準電圧を出力する可変抵抗VR2と、前記バッファ9
1の出力を所定時間τp遅延する遅延器94と、前記バ
ッファ91の出力と遅延器94の出力を出力積するAN
Dゲート95と、ANDゲート95の出力を積分する積
分器96および非反転端(+)に供される前記積分器9
6の出力と反転端(−)の基準電圧(−VEE)との差を
増幅して前記差動増幅器93の出力と共通に前記比較器
90の反転入力端(−)に抵抗R7を通して基準電圧を
出力する差動増幅器97より構成される。
【0164】また、前記積分器92はバッファ91の出
力端に一端が連結された抵抗R3と、前記抵抗R3の他
端と接地とに連結されたキャパシタC3と、前記抵抗R
3の他端と差動増幅器93の非反転入力端(+)に連結
された抵抗R4および差動増幅器93の非反転入力端
(+)と接地との間に連結されたキャパシタC4より構
成されバッファ91から出力されるチャネルビット信号
列CHBrを積分する。
【0165】また、前記遅延器94は再生したチャネル
ビット信号列CHBrで検出したチャネルビットクロッ
クにより作動するシフトレジスタで構成することもでき
る。
【0166】そして、前記積分器96はANDゲート9
5の出力端と差動増幅器97の非反転入力端(+)との
間に抵抗R6およびキャパシタC5が並列に連結され前
記ANDゲート95の出力を積分する。
【0167】このように構成された図15のゼロクロッ
シング器は図1のイコライザ4で補正された図16
(a)のような高周波再生信号RFeが比較器90の非
反転入力端子(+)に入力されれば、比較器90は反転
入力端子(−)に入力される基準電圧と比較する。そし
て、前記比較器90で比較され出力される信号はバッフ
ァ91を通して矩形波として発生されると共にゼロクロ
ッシングされたチャネルビット信号列CHBrを図16
(b)のような信号として出力する。
【0168】この際、バッファ91から出力されるチャ
ネルビット信号列CHBrの矩形波は抵抗R3、R4と
キャパシタC3、C4より構成された積分器92で積分
され基準電圧として発生され、差動増幅器93の非反転
入力端(+)に印加される。
【0169】すなわち、前記積分器92から出力される
信号は差動増幅器93と可変抵抗VR2によりゼロレベ
ルが取れて比較器90の反転入力端(−)に基準電圧と
して印加される。
【0170】一方、前記バッファ91の出力は遅延器9
4で図16(c)のようにτp時間ほど遅延された後、
ANDゲート95でバッファ91の出力と論理積されれ
ば、図16(c)のように出力される。
【0171】この際、前記遅延器94は再生したチャネ
ルビット信号列CHBrで検出したチャネルビットクロ
ックにより作動するシフトレジストであり、遅延時間τ
pは
【0172】
【数11】τp<τ°+τ′ であり、クロック周期の倍数となる値である。
【0173】ここで、τ′は前記7の極点Pp、Pmが
ある位置の差による値、すなわち極点のピット長さと極
点の鏡面の距離の差△((△=Pp−Pm)について再
生速度、すなわちディスクの回転速度Vで割った値であ
って、τ′=△/Vになり、τ°は図6における急激に
変わるピット長さPpまたは鏡面の距離Pmの小さい値
であるPmin(PminはPpとPmにおいて小さい
値であるが、一般にPmが小さく、本発明ではPmであ
る)を再生速度で割った値であって、τ°=Pmin/
Vとなる。
【0174】そして、図16(c)のように出力される
ANDゲート95の出力が抵抗R6およびキャパシタC
5よりなる積分器96で積分されれば図16(e)のよ
うに出力される。
【0175】前記積分器96の時定数は図6(a)の変
化率に合わせればよい。
【0176】差動増幅器97は非反転端(+)に供され
る前記積分器96の出力を反転端(−)の基準電圧VEE
と比較してその差を増幅した後、差動増幅器93の出力
と共に比較器90の反転端(−)に出力してピット長さ
に応じて比較器90のゼロクロシングレベルを図16
(b)のように制御する。
【0177】すなわち、差動増幅器93と差動増幅器9
7は出力端が並列に連結されているので前記差動増幅器
97は差動増幅器93から比較器90に入力される基準
電圧を可変させうる。
【0178】例えば、積分器96のキャパシタC5に充
電される電圧が差動増幅器97を通して比較器90に入
力されるのでゼロクロッシングレベルが補正される。
【0179】この際、図16(b)に示したように、図
15に示したゼロクロッシング器は3T、4T長さの信
号ピットにはほぼ影響を及ぼさなく、影響の大きい信号
ピットである5T長さ以上の信号ピットによる影響のみ
を取り除く。すなわち、信号ピットの長さに応じて影響
を及ぼす程度が異なる。
【0180】そして、利得にかかわる値であって、
【0181】
【数12】 になるように設定する。
【0182】ここで、前記比較器90と差動増幅器9
3、97は+VCC、−VEEの+、−電圧を用いるが、デ
ジタル部の論理ゲートと遅延器のシフトレジスタは単一
電源を用いるのでグラウンド0Vと+Vccで動作す
る。従って、ANDゲート95はOVと+Vccの電圧
間でも動作される。
【0183】一方、図17は鏡面による影響と信号ピッ
トによる影響を全部取り除くためのゼロクロッシング器
の他の実施例を示したもので、前記ゼロクロッシング器
は図1のイコライザ4から出力される高周波再生信号R
Feを非反転入力(+)とする比較器98と、前記比較
器98から出力される信号をバッファリングして再生チ
ャネル信号列CHBrを出力するバッファ99と、前記
バッファ99の出力を積分する積分器100と、前記積
分器100の出力を非反転入力(+)とし反転端(−)
の基準電圧との差を増幅して抵抗R10を通して前記比
較器98の反転入力端(−)に基準電圧を出力する差動
増幅器101と、前記差動増幅器101の反転入力端
(−)に連結され基準電圧を出力する可変抵抗VR3
と、前記バッファ99の出力をτp°時間ほど遅延する
遅延器102と、前記バッファ99の出力をτm′時間
ほど遅延する他の遅延器103と、前記バッファ99の
出力と遅延器102の出力を論理積するANDゲート1
04と、前記バッジァ99の反転出力と他の遅延器10
3の反転出力を論理積するANDゲート105と、前記
ANDゲート104の出力を積分する積分器106と、
前記ANDゲート105の出力を積分する他の積分器1
07および非反転端(+)に前記積分器106の出力を
並列連結された抵抗R12、R13を通してそれぞれ供
され、反転端(−)に前記他の積分器107の出力を抵
抗R16を通して供され二つの入力電圧を比較し、その
差電圧を増幅してから前記差動増幅器101の出力と共
に前記比較器98に出力する差動増幅器108とを備え
ている。
【0184】この際、前記積分器100はバッファ99
の出力端に一端が連結された抵抗R8、抵抗R8の他端
と接地との間に連結されたキャパシタC6、抵抗R8の
他端と差動増幅器101の非反転入力端(+)に連結さ
れた抵抗R9、および差動増幅器101の非反転入力端
(+)と接地との間に連結されたキャパシタC7より構
成されバッファ99から出力されるチャネルビット信号
列CHBrを積分する。
【0185】また、前記遅延器102、103は再生し
たチャネルビット信号列CHBrで検出したチャネルビ
ットクロックにより動作するシフトレジスタより構成で
きる。
【0186】そして、前記積分器106はANDゲート
104と差動増幅器108の非反転端(+)との間に直
列連結された抵抗R11やコイルL1と前記抵抗11と
並列連結されたキャパシタC8より構成される。また、
前記他の積分器107はANDゲート105と差動増幅
器108の反転端(−)との間に直列連結された抵抗R
14およびコイルL2と前記抵抗R14と並列連結され
たキャパシタC9より構成される。
【0187】以上のように構成される図17のゼロクロ
ッシング器はイコライザ4で等化された高周波再生信号
RFeが比較器98の非反転入力端子(+)に入力され
れば、前記比較器98は並列連結された差動増幅器10
1、108から反転入力端子(−)に入力される基準電
圧と比較する。そして、前記比較器98の出力信号はバ
ッファ99を通して矩形波であるゼロクロッシングされ
たチャネルビット信号列CHBrを出力する。
【0188】この際、バッファ99から出力されるチャ
ネルビット信号列CHBrの矩形波は抵抗R8、R9と
キャパシタC6、C7より構成された積分器100で積
分され基準電圧を発生すると共に差動増幅器101の非
反転入力端(+)に印加される。
【0189】すなわち、前記積分器100から出力され
る信号は差動増幅器101と可変抵抗VR3によりゼロ
レベルが取れて比較器98の反転入力端(−)に基準電
圧として印加される。
【0190】この際、前記差動増幅器101で比較器9
8の反転入力端(−)に印加される基準電圧は差動増幅
器108の出力信号のレベルにより相違になる。
【0191】すなわち、前記バッファ99の出力は遅延
器102でτp°時間ほど遅延され、他の遅延器103
でτm°時間ほど遅延される。また、バッファ99の出
力と前記遅延器102の出力はANDゲート104で論
理積され、前記バッファ99の反転種通と遅延器103
の反転出力はANDゲート105で論理積される。
【0192】この際、前記遅延器102、103は再生
したチャネルビット信号列CHBrで検出したチャネル
ビットクロックにより作動するシフトレジストであり、
遅延時間τp°、τm°は、
【0193】
【数13】τp°<τ°+τ′ であり、
【0194】
【数14】τm°<τ° であり、クロック周期の倍数となる値である。
【0195】ここで、τ′は前記図7の極点Pp,Pm
がある位置差による値、すなわち極点のピット長さと極
点の鏡面の距離の差△(△=Pp−Pm)について再生
速度、すなわち、ディスクの回転速度Vで割った値であ
ってτ′=△/Vとなり、τ°は図6における急激に変
わるピット長さPpまたは鏡面の距離Pmの小さい値で
あるPmin(PminはPpとPmで小さい値である
が一般にPmが小さく、本発明ではPmである)を再生
速度で割った値τ°=Pmin/Vとなり、△τは積分
器106の積分時定数のコイルL1およびキャパシタC
8の値(△τ=L1C8)または積分器107の積分時
定数のコイルL2およびキャパシタC9の値(△τ=L
1C9)である。
【0196】この際、高周波再生信号RFが信号ピット
により再生された信号なら極性が(+)であり、鏡面で
再生された信号なら(−)極性となるので、ANDゲー
ト105はバッファ99の反転出力と遅延器103の反
転出力を論理積する。
【0197】そして、前記ANDゲート104の出力は
抵抗R11と、コイルL1およびキャパシタC8より構
成された積分器106で積分され差動増幅器108の非
反転入力(+)に供され、前記ANDゲート105の出
力は抵抗R12、コイルL2およびキャパシタC9より
構成された積分器107で積分され差動増幅器108の
反転入力(−)に供される。
【0198】ここで、前記積分器106、107のコイ
ルL1、L2は図6のような影響によることをそのまま
反映するためのもので、実際の形態に近くするために使
われる。
【0199】また、前記積分器106の時定数は図6
(a)の変化に合わせ、積分器107の時定数は図6
(b)の変化に合わせる。
【0200】前記差動増幅器108は前記積分器10
6、107でそれぞれ積分され出力される電圧を比較
し、その差電圧を増幅して前記比較器98の反転端
(−)に印加される差動増幅器101の基準電圧レベル
を制御する。従って、比較器98でゼロクロッシングレ
ベルを制御することにより矩形波として出力されるチャ
ネルビット信号列の周期を補正してジッタの影響を取り
除く。
【0201】この際、増幅器の利得にかかわる値とし
て、
【0202】
【数15】 となるように利得を設定する。
【0203】ここで、前記比較器98、差動増幅器10
1、108は+VCC、−VEEの+、−電圧を用いるが、
デジタル部の論理ゲートと遅延器のシフトレジスタは単
一電源を用いてそれぞれグラウンド0Vと+Vccで動
作するように構成した。従って、ANDゲート104、
105の出力はOVと+Vccの電圧レベルで出力され
る。
【0204】一方、極性が変われば比較器98の信号入
力特性を変更することによりレベルの変形による問題を
容易に解決しうる。
【0205】すなわち、再生高周波信号RFを比較器9
8の反転端(−)に供され、差動増幅器101、108
に印加される基準電圧を非反転端(+)に供されれば良
い。
【0206】この際、前記遅延器102、103を制御
するクロックの周期が1チャネルビットの時間に当たる
ので、遅延時間をこれより詳細に制御できない。
【0207】従って、クロック周波数を再生クロック周
波数に倍数化して使えば遅延時間をさらに繊細に制御し
うる。
【0208】このように再生信号で検出したクロックに
より遅延時間を制御すれば、ディスクの再生速度が変わ
るとしても再生したクロック信号を用いてシフトレジス
タのデジタルクロック信号として使うので動作上何の問
題もない。
【0209】一方、非対称現象はディスクの信号ピット
による影響が大きいので多種のディスクを再生できる光
ディスク再生装置は各ディスクに適合したイコライザを
使うべきである。特に、信号を記録したマークに当たる
信号ピットの大きい記録可能な光ディスクを再生する場
合はさらに非対称性が大きくなるのでこれに適宜なイコ
ライザを別に使わなければならない。
【0210】すなわち、図18はかかるディスクタイプ
に応じてイコライザを複数個備えた光ディスク記録およ
び再生装置のブロックであって、再生信号処理部3の出
力端には各ディスクタイプに適合した複数個のイコライ
ザ110、111、112が連結され、それぞれのイコ
ライザ110、111、112の出力端にはマイコン
(図示せず)から出力される制御信号に応じて前記複数
個のイコライザ110、111、112のうちいずれか
一つのイコライザを選択するための選択部113が連結
され、選択部113の出力端にはチャネルビット信号再
生部5が連結されている。
【0211】このように構成された図18において再生
信号処理部3に連結される複数個のイコライザ110、
111、112はCD、DVDなどのような各ディスク
の種類に適合したイコライザであって、マイコンで再生
されたディスクの種類を感知し、感知されたディスクに
当たる制御信号を前記選択部113に出力すれば、選択
部13は制御信号に応じて前記複数個のイコライザのう
ち感知されたディスクに適合し該当イコライザを選択
し、選択されたイコライザから等化された高周波再生信
号RFeを図1のチャネルビット信号再生部5に出力す
る。
【0212】一方、図19は各ディスクの種類に適宜し
たゼロクロッシング器をチャネルビット信号再生部5に
複数個備えた光ディスク記録および再生装置のブロック
図であって、ゼロクロッシング器でジッタ時間を補正し
てジッタを減らす。
【0213】図19を参照すれば、高周波再生信号RF
を出力する再生信号処理部3の出力端には高周波再生信
号を等化するイコライザ4に連結され、前記イコライザ
43の出力端には各ディスクタイプに適宜な複数個のゼ
ロクロッシング器114、115、116が連結され、
それぞれのゼロクロッシング器114、115、116
の出力端にはマイコン(図示せず)から出力される制御
信号に応じて前記複数個のゼロクロッシング器114、
115、116のうちいずれか一つのゼロクロッシング
器を選択するための選択部117が連結される。
【0214】このように構成された図19は再生信号処
理部3から出力される高周波再生信号RFが光ピックア
ップ2でディスク1の信号ピットを読み出す時ディスク
の信号再生特性により歪曲されているのでイコライザ4
で高周波エンファシスを行って補正した後、補正された
高周波再生信号RFeを複数個のゼロクロッシング器1
14、115、116に出力する。
【0215】前記複数個のゼロクロッシング器114、
115、116はCD、DVDなどのような各ディスク
の種類に適宜なゼロクロッシング器であって、マイコン
で再生されるディスクの種類を感知し、感知されたディ
スクに当たる制御信号を前記選択部117に出力すれ
ば、前記選択部117は制御信号に応じて前記複数個の
ゼロクロッシングのうち感知されたディスクに適宜な該
当ゼロクロッシング器を選択し、選択されたゼロクロッ
シングでゼロクロッシングすることにより矩形波に変換
されたチャネルビット信号列が選択部117を通して出
力される。
【0216】このように光ディスク再生装置に適用可能
なイコライザまたはゼロクロッシング器を構成すれば一
般のイコライザにより補正できなかった光ピックアップ
の再生特性により歪曲されている高周波再生信号を補正
でき、特に相変換光ディスクのような記録可能なディス
クにおける信号ピットが大きくなることにより非対称特
性がさらに大きく現れることについて改善効果も大きく
て再生装置におけるジッタを改善できるので記録密度を
高められる。
【0217】すなわち、再生専用の光ディスクを再生で
きる光ディスク記録および再生装置で選択的にイコライ
ザまたはゼロクロッシング器を設計して光ディスクに適
宜なイコライザまたはゼロクロッシング器を選択して再
生処理することにより光ディスクの記録および再生装置
の性能を向上でき、特に記録可能な光ディスクの相変換
光ディスクの記録密度を向上させうる。
【0218】
【発明の効果】上述したように、本発明による光ディス
ク記録および再生装置によれば、イコライザの特性を非
対称にして光ピックアップの非対称再生特性により発生
するジッタを適宜に取り除くことにより再生性能を向上
させ得る。
【0219】また、チャネルビット信号を検出するゼロ
クロッシング器の基準電圧を前後シンボルにより制御し
てチャネルビット信号の時間ジッタを減少させることに
より再生性能を向上させうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般の光ディスクの記録および再生装置を示し
たブロック図である。
【図2】(a)および(b)は、図1の対物レンズを通
した光ディスク上にレーザービームの配列を示した図で
ある。
【図3】(a)は図1の対称性を有する3タップイコラ
イザを示したブロック図であり、(b)は図1の対称性
を有する5タップイコライザを示したブロック図であ
り、(c)は図1の光ピックアップの光検出器の配列状
態を示した構造図である。
【図4】図1のゼロクロッシング器を詳細に示した回路
図である。
【図5】(a)は図1の光ピックアップによる集光され
た光ビームの分布図であり、(b)は光ディスクのトラ
ック上の信号ピットと再生時レーザービームの配列図で
あり、(c)は光ディスクのトラックの断面図であり、
(d)および(e)は信号ピットの大きさと鏡面の大き
さを変化させた時再生信号の波形図である。
【図6】(a)および(b)は図1に隣接したピット信
号による再生信号の影響を示すグラフである。
【図7】図6(a)および図6(b)のグラフを微分し
た状態を示したグラフである。
【図8】本発明による光ディスク記録および再生装置で
非対称性を有する3タップイコライザの詳細ブロック図
である。
【図9】図8の各部の信号波形図である。
【図10】本発明による光ディスク記録および再生装置
で非対称性を有する5タップイコライザの詳細ブロック
図である。
【図11】ディスクでチルトが発生した場合に集光され
たレーザービームの光分布を示す図である。
【図12】(a)および(b)はディスクでチルトが発
生した場合に隣接したピット信号に応ずる再生信号の影
響を示すグラフである。
【図13】本発明によるイコライザの他の実施例を示し
たブロック図である。
【図14】本発明によるイコライザのさらに他の実施例
を示したブロック図である。
【図15】本発明によるゼロクロッシング器の詳細ブロ
ック図である。
【図16】(a)〜(e)は、図15の各部の動作波形
図である。
【図17】本発明によるゼロクロッシング器の他の実施
例を示したブロック図である。
【図18】本発明による光ディスク記録および再生装置
の他の実施例を示したブロック図である。
【図19】本発明による光ディスク記録および再生装置
のさらに他の実施例を示したブロック図である。
【符号の説明】
1 光ディスク 2 光ピックアップ 3 再生信号処理部 4 イコライザ 5 チャネルビット信号再生部 6 トラッキング制御部 7 フォーカス制御部 8 スピンドルモータ 9 光安定部 30、32、33、35 遅延器 29、31、34、36 増幅器 37、38、40 加算器 39 選択部 41 微分器 42 ゼロクロッシング器 44、46、48、50、51、53、55、57 遅
延器 43、45、47、49、51、54、56、58 増
幅器 59、60、71 加算器 70 選択部 72 微分器 73 ゼロクロッシング器
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 19/02 501 G11B 7/00 G11B 7/09 G11B 7/135 G11B 20/10 321

Claims (25)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクに情報を記録し再生する光ピッ
    クアップと、 前記光ピックアップから出力される電気信号を入力とし
    てフォーカス制御信号、トラッキング制御信号および高
    周波再生信号を出力する再生信号処理手段と、 前記光ピックアップの非対称再生特性により前記再生信
    号処理手段で歪んで出力される高周波再生信号を補正す
    るために非対称特性を有するイコライザ手段と、 前記イコライザ手段から等化され出力される高周波再生
    信号を処理してチャネルビット列に出力するチャネルビ
    ット信号再生手段とを含むことを特徴とする光ディスク
    記録および再生装置。
  2. 【請求項2】 前記イコライザ手段は、前記再生信号処
    理手段から出力される高周波再生信号をそれぞれの遅延
    時間(τ°、τ′)に順次遅延する複数個の遅延器3
    0、32、33、35と、 前記再生信号処理手段に連なって(τ°+τ′)時間後
    の信号をβ倍に増幅して後の信号ピットにおける影響を
    取り除くための増幅器29と、 前記遅延器30の出力端に連結されτ°時間後の信号を
    γ倍に増幅して後の鏡面による影響を取り除くための増
    幅器31と、 前記遅延器33の出力端に連結されτ°時間前の信号を
    γ倍に増幅して前の鏡面による影響を取り除くための増
    幅器34と、 前記遅延器35の出力端に連結され(τ°+τ′)時間
    前の信号をβ倍に増幅してに前の信号ピットにおける影
    響を取り除くための増幅器36と、 前記増幅器29、34の出力を加算する第1加算器37
    と、 前記増幅器31、36の出力を加算する第2加算器38
    と、選択信号に応じて前記第1加算器37または第2加
    算器38の出力を選択する選択部39と、 前記遅延器32から出力される再生信号を前記選択部3
    9を通して出力される第1加算器37または第2加算器
    38の出力信号と加算して等化された高周波再生信号を
    出力する第3加算器40と、 前記第3加算器の出力信号を微分する微分器41と、 前記微分器41の出力をゼロクロッシングして矩形波に
    作って前記選択部の選択信号として出力するゼロクロッ
    シング器42を含めて非対称の3タップより構成される
    ことを特徴とする請求項1に記載の光ディスク記録およ
    び再生装置。
  3. 【請求項3】 前記遅延器30、35の遅延時間τ′
    は、極点のピット長さと極点の鏡面の距離の差△(△=
    Pp−Pm)についてディスクの回転速度Vで割った値
    (τ′=△/V)であることを特徴とする請求項2に記
    載の光ディスク記録および再生装置。
  4. 【請求項4】 前記遅延器32、33の遅延時間τ°
    は、極点の信号ピットの長さと極点の鏡面の距離Pmの
    うち小さい値Pminをディスクの回転速度Vで割った
    値(τ°=Pmin/V)であることを特徴とする請求
    項2に記載の光ディスク記録および再生装置。
  5. 【請求項5】 前記増幅器29、31、34、36の利
    得β、γが共に異なる値であることを特徴とする請求項
    2に記載の光ディスク記録および再生装置。
  6. 【請求項6】 前記選択部39は前記光ピックアップが
    鏡面から信号ピットに通りながら再生する場合、前記第
    1加算器37の出力を選択し、信号ピットから鏡面に通
    りながら再生する場合、第2加算器38の出力を選択す
    ることを特徴とする請求項2に記載の光ディスク記録お
    よび再生装置。
  7. 【請求項7】 前記イコライザ手段は、前記再生信号処
    理手段から出力される高周波再生信号をそれぞれの遅延
    時間τ°1 、τ′1 、τ°2 、τ′2 に順に遅延する遅
    延器44、46、48、50、51、53、55、57
    と、 前記再生信号処理手段に連結され(τ°1 +τ′1 +τ
    °2 +τ′2 )時間後の信号を2β倍に増幅して後の信
    号ピットにおける影響を取り除くための増幅器43と、 前記遅延器44の出力端に連結され(τ°1 +τ′1
    τ°2 )時間後の信号を2γ倍に増幅して後の鏡面によ
    る影響を取り除くための増幅器45と、 前記遅延器46の出力端に連結され(τ°1 +τ′1
    時間後の信号をβ1倍に増幅して後の信号ピットにおけ
    る影響を取り除くための増幅器47と、 前記遅延器48の出力端に連結されτ°1 時間後の信号
    を1γ倍に増幅して後の鏡面による影響を取り除くため
    の増幅器49と、 前記遅延器51の出力端に連結されτ°1 時間前の信号
    を1γ倍に増幅して前の鏡面による影響を取り除くため
    の増幅器52と、 前記遅延器53の出力端に連結され(τ°1 +τ′1
    時間前の信号を1β倍に増幅して前の信号ピットにおけ
    る影響を取り除くための増幅器54と、 前記遅延器55の出力端に連結され(τ°1 +τ′1
    τ°2 )時間前の信号を2γ倍に増幅して前の鏡面によ
    る影響を取り除くための増幅器56と、 前記遅延器57の出力端に連結され(τ°1 +τ′1
    τ°2 +τ′2 )時間前の信号をβ2倍に増幅して前の
    信号ピットにおける影響を取り除くための増幅器58
    と、 前記増幅器43、47、52、56の出力を加算する第
    1加算器59と、 前記増幅器45、49、54、58の出力を加算する第
    2換算器60と、 選択信号に応じて前記第1加算器59または第2加算器
    60の出力を選択する選択部70と、前記遅延器50か
    ら出力される再生信号を前記選択部70を通して出力さ
    れる第1加算器59または第2加算器60の出力信号と
    加算して等化された高周波再生信号RFeを出力する第
    3加算器71と、 前記第3加算器71の出力を微分する微分器72と、前
    記微分器72の出力をゼロクロッシングして矩形波に作
    って前記選択部70の選択信号として出力するゼロクロ
    ッシング器73を含めて非対称の5タップより構成され
    ることを特徴とする請求項1に記載の光ディスク記録お
    よび再生装置。
  8. 【請求項8】 前記選択部70は、前記光ピックアップ
    が鏡面から信号ピットに通りながら再生する場合は前記
    第1加算器59の出力を選択し、信号ピットから鏡面に
    通りながら再生する場合は第2加算器60の出力を選択
    することを特徴とする請求項7に記載の光ディスク記録
    および再生装置。
  9. 【請求項9】 前記イコライザ手段は、前記再生信号処
    理手段から出力される高周波再生信号をそれぞれの遅延
    時間(τ°、τ′)に順に遅延する複数個の遅延器7
    5、77と、 前記再生信号処理手段に連結され(τ°+τ′)時間後
    の信号を2β倍に増幅(後の信号ピットにおける影響)
    する増幅器74と、 前記遅延器75の出力端に連結されτ°時間後の信号を
    2γ倍に増幅(後の鏡面による影響)する他の増幅器7
    6と、 選択信号に応じて前記増幅器74または他の増幅器76
    の出力を選択する選択部78と、前記遅延器77から出
    力される再生信号を前記選択部78を通して出力される
    増幅器74または他の増幅器76の出力信号と加算して
    等化された高周波再生信号を出力する加算器79と、 前記第3加算器79の出力を微分する微分器90と、 前記微分器80の出力をゼロクロッシングして矩形波に
    作って前記選択部78の選択信号として出力するゼロク
    ロッシング器81を含めて3タップより構成される請求
    項1に記載の光ディスク記録および再生装置。
  10. 【請求項10】 前記選択部78は鏡面から信号ピット
    に通りながら再生する場合、増幅器74の出力を選択
    し、信号ピットから鏡面に通りながら再生する場合、他
    の増幅器76の出力を選択することを特徴とする請求項
    9に記載の光ディスク記録および再生装置。
  11. 【請求項11】 前記イコライザ手段は、前記再生信号
    処理手段から出力される高周波再生信号をそれぞれの遅
    延時間(τ°、τ′)に順に遅延する複数個の遅延器8
    2、84と、 前記遅延器82の出力端に連結されτ°時間前の信号を
    2γ倍に増幅(前の鏡面による影響)する増幅器83
    と、 前記遅延器84に連結され(τ°+τ′)時間前の信号
    を2β倍に増幅(前の信号ピットにおける影響)する他
    の増幅器85と、 選択信号に応じて前記増幅器83または他の増幅器85
    の出力を選択する選択部86と、 前記再生信号処理手段から出力される高周波再生信号を
    前記選択部86を通して出力される増幅器83または他
    の増幅器85の出力信号と加算して等化された高周波再
    生信号を出力する加算器87と、 前記加算器87の出力を微分する微分器88と、前記微
    分器88の出力をゼロクロッシングして矩形波に作って
    前記選択部86の選択信号として出力するゼロクロッシ
    ング器89を含めて3タップより構成される請求項1に
    記載の光ディスク記録および再生装置。
  12. 【請求項12】 前記選択部86は鏡面から信号ピット
    に通りながら再生する場合、増幅器83の出力を選択
    し、信号ピットから鏡面に通りながら再生する場合、他
    の増幅器85の出力を選択することを特徴とする請求項
    11に記載の光ディスク記録および再生装置。
  13. 【請求項13】 ディスクに情報を記録し再生する光ピ
    ックアップと、前記光ピックアップから出力される電気
    信号を入力としてフォーカス制御信号、トラッキング制
    御信号および高周波再生信号を出力する再生信号処理手
    段と、 前記再生信号処理手段から出力される高周波再生信号を
    補正するイコライザ手段と、 前記光ピックアップの非対称再生特性により前記再生信
    号処理手段で歪んで出力される高周波再生信号を補正す
    るために非対称特性を有するゼロクロッシング器により
    矩形波のチャネルビット列に出力するチャネルビット信
    号再生手段を含めて構成されることを特徴とする光ディ
    スク記録および再生装置。
  14. 【請求項14】 前記チャネルビット信号再生手段のゼ
    ロクロッシング器は、 前記イコライザ手段から等化さ
    れ出力される高周波再生信号RFeと基準電圧とを比較
    してチャネルビット信号列を出力する比較部と、 前記比較部から出力されるチャネルビット信号列を積分
    する第1積分器と、前記第1積分器の出力電圧と基準電
    圧との差電圧を増幅して前記比較部に基準電圧として出
    力する第1差動増幅器と、 前記第1差動増幅器に基準電圧を供する可変抵抗と、前
    記比較部のチャネルビット信号列をτp時間ほど遅延す
    る遅延器と、 前記比較部のチャネルビット信号列と遅延器の出力を論
    理積するANDゲートと、 前記ANDゲートの出力を積分する第2積分器と、 前記第2積分器の出力電圧と基準電圧との差を増幅して
    前記第1差動増幅器から出力される基準電圧のレベルを
    制御する第2差動増幅器より構成される請求項13に記
    載の光ディスク記録および再生装置。
  15. 【請求項15】 前記遅延器は再生したチャネルビット
    信号列で検出したチャネルビットクロックにより動作す
    るシフトレジスタよりなることを特徴とする請求項14
    に記載の光ディスク記録および再生装置。
  16. 【請求項16】 前記遅延器の遅延時間τpは、τp<
    τ°+τ′であってクロック周期の倍数になる値であ
    り、 ここで、遅延時間τ′は極点のピット長さと極点の鏡面
    の距離の差△(△=Pp−Pm)についてディスクの回
    転速度Vで割った値(τ′=△/V)であり、遅延時間
    τ°は極点の信号ピットの長さPpと極点の鏡面の距離
    Pmのうち小さい値Pminをディスクの回転速度Vで
    割った値(τ°=Pmin/V)である請求項14に記
    載の光ディスク記録および再生装置。
  17. 【請求項17】 前記チャネルビット信号再生手段のゼ
    ロクロッシング器は、 前記イコライザ手段から等化さ
    れ出力される高周波再生信号RFeと基準電圧とを比較
    してチャネルビット信号列を出力する比較部と、 前記比較部から出力されるチャネルビット信号列を積分
    する第1積分器と、前記第1積分器の出力電圧と基準電
    圧との差電圧を増幅して前記比較部に基準電圧として出
    力する第1差動増幅器と、 前記第1差動増幅器に基準電圧を供する可変抵抗と、 前記比較部のチャネルビット信号列をτp°時間ほど遅
    延する第1遅延器と、 前記比較部のチャネルビット信号列と第1遅延器の出力
    を論理積する第1ANDゲートと、 前記第1ANDゲートの出力を積分する第2積分器と、 前記比較部のチャネルビット信号列をτm°時間ほど遅
    延する第2遅延器と、 前記比較部の反転されたチャネルビット信号列と前記第
    2遅延器の反転出力を論理積する第2ANDゲートと、 前記第2ANDゲートの出力を積分する第3積分器と、 前記第2積分器の出力電圧と第3積分器の出力電圧との
    差を増幅して前記第1差動増幅器から比較部へ出力され
    る基準電圧のレベルを制御する第2差動増幅器より構成
    される請求項13に記載の光ディスク記録および再生装
    置。
  18. 【請求項18】 前記第1遅延器は再生したチャネルビ
    ット信号列で検出したチャネルビットクロックにより動
    作するシフトレジスタよりなることを特徴とする請求項
    17に記載の光ディスク記録および再生装置。
  19. 【請求項19】 前記第2遅延器は再生したチャネルビ
    ット信号列で検出したチャネルビットクロックにより動
    作するシフトレジスタよりなることを特徴とする請求項
    17に記載の光ディスク記録および再生装置。
  20. 【請求項20】 前記第1遅延器の遅延時間τp°は、
    τp°<τ°+τ′であってクロック周期の倍数になる
    値であり、 ここで、遅延時間τ′は極点のピット長さと極点の鏡面
    の距離の差△(△=Pp−Pm)についてディスクの回
    転速度Vで割った値(τ′=△/V)であり、遅延時間
    τ°は極点の信号ピットの長さPpと極点の鏡面の距離
    Pmのうち小さい値Pminをディスクの回転速度Vで
    割った値(τ°=Pmin/V)であり、△τは第2積
    分器の積分時定数である請求項17に記載の光ディスク
    記録および再生装置。
  21. 【請求項21】 前記第2遅延器の遅延時間τm°は、
    τp°<τ°であってクロック周期の倍数になる値であ
    り、 ここで、遅延時間τ°は極点のピット長さPpと極点の
    鏡面の距離Pmのうち小さい値Pminをディスクの回
    転速度Vで割った値(τ°=Pmin/V)であり、△
    τは積分器の積分時定数である請求項17に記載の光デ
    ィスク記録および再生装置。
  22. 【請求項22】 螺旋形の信号トラックに連続した溝の
    ピットに情報信号が記録されている光ディスクを再生す
    る光ディスク記録および再生装置において、前記光ディ
    スクに情報を記録し再生する光ピックアップと、 前記光ピックアップより出力される電気信号を入力とし
    てフォーカス制御信号、トラッキング制御信号および高
    周波再生信号を出力する再生信号処理手段と、 前記光ディスクタイプに適宜な複数個の非対称性を有す
    イコライザより構成され前記再生信号処理手段から出
    力される高周波再生信号をそれぞれのイコライザで等化
    するイコライザ手段と、 再生されるディスクの種類を感知し、感知されたディス
    クに当たる制御信号を出力する制御手段と、 前記制御手段に制御により前記複数個のイコライザのう
    ち感知されたディスクに当たるイコライザを選択し、選
    択されたイコライザで等化された高周波再生信号を出力
    する選択手段と、 前記選択手段から出力される等化された高周波再生信号
    をゼロクロッシング器によりゼロクロッシングして矩形
    波のチャネルビット信号列を検出するチャネルビット信
    号再生手段を含めることを特徴とする光ディスク記録お
    よび再生装置。
  23. 【請求項23】 前記それぞれのイコライザは各々のデ
    ィスクに適宜に非対称性を有することを特徴とする請求
    項22に記載の光ディスク記録および再生装置。
  24. 【請求項24】 情報信号が記録されている光ディスク
    を再生する光ディスク記録および再生装置において、 前記光ディスクに情報を記録し再生する光ピックアップ
    と、 前記光ピックアップより出力される電気信号を入力とし
    てフォーカス制御信号、トラッキング制御信号および高
    周波再生信号を出力する再生信号処理手段と、 前記光ピックアップの非対称再生特性により前記再生信
    号処理手段で歪んで出力される高周波再生信号を補正す
    べく非対称性を有するイコライザ手段と、 各光ディスクのタイプに適宜な複数個のゼロクロッシン
    グ器が備えられ前記イコライザ手段から出力される等化
    された高周波再生信号をそれぞれのゼロクロッシング器
    でゼロクロッシングして矩形波のチャネルビット信号列
    を検出するチャネルビット再生手段と、 再生されるディスクの種類を感知し、感知されたディス
    クに当たる制御信号を出力する制御手段と、 前記制御手段の制御により前記複数個のゼロクロッシン
    グ器のうち感知されたディスクに適合したゼロクロッシ
    ング器を選択し、選択されたゼロクロッシング器から検
    出されるチャネルビット信号列を出力する選択手段を含
    めることを特徴とする光ディスク記録および再生装置。
  25. 【請求項25】 前記ゼロクロッシング器はそれぞれの
    ディスクに適宜に非対称性を有することを特徴とする請
    求項24に記載の光ディスク記録および再生装置。
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