JP2850873B2 - 海中センサ - Google Patents
海中センサInfo
- Publication number
- JP2850873B2 JP2850873B2 JP8222701A JP22270196A JP2850873B2 JP 2850873 B2 JP2850873 B2 JP 2850873B2 JP 8222701 A JP8222701 A JP 8222701A JP 22270196 A JP22270196 A JP 22270196A JP 2850873 B2 JP2850873 B2 JP 2850873B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sensor
- array
- wave receiving
- fluid resistance
- underwater
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- Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば海中におい
て伝搬する音響信号を検出する海中センサに関する。
て伝搬する音響信号を検出する海中センサに関する。
【0002】
【従来の技術】通常、海中センサにおいて、遠方の微弱
な音響信号を探知するために水中での伝搬損失が少ない
低周波の音波が利用されるが、この低周波の音波を利用
するためには音波の波長と同程度の寸法をもつ受波アレ
イが必要とされる。
な音響信号を探知するために水中での伝搬損失が少ない
低周波の音波が利用されるが、この低周波の音波を利用
するためには音波の波長と同程度の寸法をもつ受波アレ
イが必要とされる。
【0003】従来、この種の海中センサには、曳航体に
ケーブルを介して接続されるセンサ本体と、このセンサ
本体に固定され多数の受波素子を有する受波アレイとを
備えたものが採用されている。
ケーブルを介して接続されるセンサ本体と、このセンサ
本体に固定され多数の受波素子を有する受波アレイとを
備えたものが採用されている。
【0004】このように構成された海中センサにおいて
は、使用時に曳航体から海中に投入され、また使用後に
は海中から曳航体に揚収される。
は、使用時に曳航体から海中に投入され、また使用後に
は海中から曳航体に揚収される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の海
中センサにおいては、受波アレイがセンサ本体に対して
固定されているため、非使用時にも受波アレイがセンサ
本体に立設することになり、センサ全体が大型化すると
いう問題があった。
中センサにおいては、受波アレイがセンサ本体に対して
固定されているため、非使用時にも受波アレイがセンサ
本体に立設することになり、センサ全体が大型化すると
いう問題があった。
【0006】また、センサ全体が大型化することは、セ
ンサの取り扱いを困難なものとし、作業性が低下するば
かりか、保管スペースが大型化するという問題もあっ
た。
ンサの取り扱いを困難なものとし、作業性が低下するば
かりか、保管スペースが大型化するという問題もあっ
た。
【0007】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、センサ全体および保管スペースの小型化を図る
ことができると共に、作業性を高めることができる海中
センサの提供を目的とする。
もので、センサ全体および保管スペースの小型化を図る
ことができると共に、作業性を高めることができる海中
センサの提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の請求項1記載の海中センサは、曳航体の航
行によって海中を進行するセンサであって、このセンサ
を、曳航体にケーブルを介して接続されるセンサ本体
と、このセンサ本体に回動自在に枢支され曳航体の航行
によるセンサ本体の進行によって発生する流体抵抗を受
けて展開する受波アレイとによって構成し、この受波ア
レイは、多数の受波素子を有し、スプリングによってア
レイ展開方向と反対の方向に付勢されている構成として
ある。したがって、使用時にセンサ本体が進行すること
により発生する流体抵抗を受けて受波アレイがアレイ展
開方向に回動し、一方非使用時にはセンサ本体の進行が
停止することによりスプリングの付勢力を受けて受波ア
レイが反アレイ展開方向に回動する。
め、本発明の請求項1記載の海中センサは、曳航体の航
行によって海中を進行するセンサであって、このセンサ
を、曳航体にケーブルを介して接続されるセンサ本体
と、このセンサ本体に回動自在に枢支され曳航体の航行
によるセンサ本体の進行によって発生する流体抵抗を受
けて展開する受波アレイとによって構成し、この受波ア
レイは、多数の受波素子を有し、スプリングによってア
レイ展開方向と反対の方向に付勢されている構成として
ある。したがって、使用時にセンサ本体が進行すること
により発生する流体抵抗を受けて受波アレイがアレイ展
開方向に回動し、一方非使用時にはセンサ本体の進行が
停止することによりスプリングの付勢力を受けて受波ア
レイが反アレイ展開方向に回動する。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の海
中センサにおいて、センサ本体に受波アレイを収納可能
な凹部を設けた構成としてある。したがって、曳航体の
航行によってセンサ本体が進行すると、受波アレイがア
レイ展開方向に回動して凹部外に露呈し、曳航体の航行
停止によってセンサ本体の進行が停止すると、受波アレ
イが反アレイ展開方向に回動して凹部内に臨む。
中センサにおいて、センサ本体に受波アレイを収納可能
な凹部を設けた構成としてある。したがって、曳航体の
航行によってセンサ本体が進行すると、受波アレイがア
レイ展開方向に回動して凹部外に露呈し、曳航体の航行
停止によってセンサ本体の進行が停止すると、受波アレ
イが反アレイ展開方向に回動して凹部内に臨む。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項2記載の海
中センサにおいて、凹部の側壁にセンサ進行方向に開口
する流体導入口を設けた構成としてある。したがって、
曳航体の航行によってセンサ本体が進行すると、受波ア
レイにアレイ展開方向の回動力を付与するような流体抵
抗となる海水が流体導入口から凹部内に導かれる。
中センサにおいて、凹部の側壁にセンサ進行方向に開口
する流体導入口を設けた構成としてある。したがって、
曳航体の航行によってセンサ本体が進行すると、受波ア
レイにアレイ展開方向の回動力を付与するような流体抵
抗となる海水が流体導入口から凹部内に導かれる。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項1,2また
は3記載の海中センサにおいて、センサ本体に受波アレ
イのアレイ展開方向への回動を規制するストッパを設け
た構成としてある。したがって、曳航体の航行によって
センサ本体が進行すると、受波アレイがストッパによっ
て回動規制され、受波アレイの展開角度が設定される。
は3記載の海中センサにおいて、センサ本体に受波アレ
イのアレイ展開方向への回動を規制するストッパを設け
た構成としてある。したがって、曳航体の航行によって
センサ本体が進行すると、受波アレイがストッパによっ
て回動規制され、受波アレイの展開角度が設定される。
【0012】請求項5記載の発明は、請求項1,2,3
または4記載の海中センサにおいて、受波アレイにアレ
イ初期位置において流体抵抗を受ける流体抵抗受部を設
け、この流体抵抗受部に流体抵抗によって受波アレイに
回動力を付与するような傾斜面を形成した構成としてあ
る。したがって、曳航体の航行によるセンサ本体の進行
によって発生する流体抵抗が流体抵抗受部の傾斜面に作
用すると、受波アレイがアレイ展開方向に回動を開始す
る。
または4記載の海中センサにおいて、受波アレイにアレ
イ初期位置において流体抵抗を受ける流体抵抗受部を設
け、この流体抵抗受部に流体抵抗によって受波アレイに
回動力を付与するような傾斜面を形成した構成としてあ
る。したがって、曳航体の航行によるセンサ本体の進行
によって発生する流体抵抗が流体抵抗受部の傾斜面に作
用すると、受波アレイがアレイ展開方向に回動を開始す
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につ
き、図面を参照して説明する。図1は本発明の実施形態
に係る海中センサの使用例を示す概略図、図2は同じく
本発明の実施形態に係る海中センサの受波アレイが展開
した状態を示す断面図、図3は本発明の実施形態に係る
海中センサの受波アレイが初期位置に復帰した状態を示
す断面図である。同図において、符号1で示す海中セン
サは、音響センサからなり、センサ本体2と受波アレイ
3,4とトーションスプリング5,6とを備えている。
この海中センサ1は、曳航体としての船舶7の航行によ
って海8中を進行する。海中センサ1の進行方向は、船
舶7の航行方向と同一の方向に設定されている。
き、図面を参照して説明する。図1は本発明の実施形態
に係る海中センサの使用例を示す概略図、図2は同じく
本発明の実施形態に係る海中センサの受波アレイが展開
した状態を示す断面図、図3は本発明の実施形態に係る
海中センサの受波アレイが初期位置に復帰した状態を示
す断面図である。同図において、符号1で示す海中セン
サは、音響センサからなり、センサ本体2と受波アレイ
3,4とトーションスプリング5,6とを備えている。
この海中センサ1は、曳航体としての船舶7の航行によ
って海8中を進行する。海中センサ1の進行方向は、船
舶7の航行方向と同一の方向に設定されている。
【0014】センサ本体2は、船舶7上の巻上機9にケ
ーブル10を介して接続されている。センサ本体2の上
下部には、上下方向に開口し受波アレイ3,4を収納可
能な凹部11(一方のみ図示)が設けられている。これ
ら各凹部11は、各深さが互いに異なる大小2つの凹部
11a,11bによって形成されている。
ーブル10を介して接続されている。センサ本体2の上
下部には、上下方向に開口し受波アレイ3,4を収納可
能な凹部11(一方のみ図示)が設けられている。これ
ら各凹部11は、各深さが互いに異なる大小2つの凹部
11a,11bによって形成されている。
【0015】凹部11bの側壁には、センサ進行方向a
に開口する流体導入口12が設けられている。したがっ
て、船舶7の航行によってセンサ本体2が進行すると、
受波アレイ3,4にアレイ展開方向の回動力を付与する
ような流体抵抗となる海水が流体導入口12から凹部1
1内に導かれる。
に開口する流体導入口12が設けられている。したがっ
て、船舶7の航行によってセンサ本体2が進行すると、
受波アレイ3,4にアレイ展開方向の回動力を付与する
ような流体抵抗となる海水が流体導入口12から凹部1
1内に導かれる。
【0016】凹部11a内には、受波アレイ3,4のア
レイ展開方向への回動を規制するストッパ13が設けら
れている。したがって、船舶7の航行によってセンサ本
体2が進行すると、ストッパ13によって受波アレイ
3,4が回動規制され、受波アレイ3,4の展開角度が
初期位置から90°の回動角度に設定される。
レイ展開方向への回動を規制するストッパ13が設けら
れている。したがって、船舶7の航行によってセンサ本
体2が進行すると、ストッパ13によって受波アレイ
3,4が回動規制され、受波アレイ3,4の展開角度が
初期位置から90°の回動角度に設定される。
【0017】また、凹部11aの底部には、トーション
スプリング5,6の一方端部を受ける係止凹部14(一
方のみ図示)が設けられている。
スプリング5,6の一方端部を受ける係止凹部14(一
方のみ図示)が設けられている。
【0018】各受波アレイ3,4は、単一の基部材3
a,4aおよび多数の受波素子3b,4bからなり、セ
ンサ本体2にピン15を介して回動自在に枢支されてい
る。これら受波アレイ3,4は、トーションスプリング
5,6によって図1に矢印c1で示すアレイ展開方向と
反対の方向(矢印c2 で示す方向)に付勢されている。
これにより、各受波アレイ3,4は、船舶7の航行によ
るセンサ本体2の進行によって発生する流体抵抗を図2
に矢印bで示す方向に受けて図1に矢印c1 で示すアレ
イ展開方向に回動して凹部11外に露呈し、船舶7の航
行停止によるセンサ本体2の進行停止時にトーションス
プリング5,6の弾撥力を受けて同図に矢印c2 に示す
反アレイ展開方向に回動して凹部11内に臨む。
a,4aおよび多数の受波素子3b,4bからなり、セ
ンサ本体2にピン15を介して回動自在に枢支されてい
る。これら受波アレイ3,4は、トーションスプリング
5,6によって図1に矢印c1で示すアレイ展開方向と
反対の方向(矢印c2 で示す方向)に付勢されている。
これにより、各受波アレイ3,4は、船舶7の航行によ
るセンサ本体2の進行によって発生する流体抵抗を図2
に矢印bで示す方向に受けて図1に矢印c1 で示すアレ
イ展開方向に回動して凹部11外に露呈し、船舶7の航
行停止によるセンサ本体2の進行停止時にトーションス
プリング5,6の弾撥力を受けて同図に矢印c2 に示す
反アレイ展開方向に回動して凹部11内に臨む。
【0019】各受波アレイ3,4の基部材3a,4a
は、枢支部(ピン15)近傍に折曲部16を有する断面
ほぼへ字状の折曲板によって形成されている。これら各
基部材3a,4aの反枢支側端部には、アレイ初期位置
すなわちアレイ収納状態において流体抵抗を受ける流体
抵抗受部17,18が設けられている。これら各流体抵
抗受部17,18には、流体抵抗によって各受波アレイ
3,4に回動力を付与するような傾斜面17a,18a
が形成されている。したがって、船舶7の航行によるセ
ンサ本体2の進行によって発生する流体抵抗が凹部11
内の受波アレイ3,4における流体抵抗受部17,18
の傾斜面17a,18aに図2に矢印bで示す方向に作
用すると、各受波アレイ3,4がアレイ展開方向c1 に
回動を開始する。各基部材3a,4aの枢支側端部近傍
には、ストッパ13に対する当接部19が設けられてい
る。
は、枢支部(ピン15)近傍に折曲部16を有する断面
ほぼへ字状の折曲板によって形成されている。これら各
基部材3a,4aの反枢支側端部には、アレイ初期位置
すなわちアレイ収納状態において流体抵抗を受ける流体
抵抗受部17,18が設けられている。これら各流体抵
抗受部17,18には、流体抵抗によって各受波アレイ
3,4に回動力を付与するような傾斜面17a,18a
が形成されている。したがって、船舶7の航行によるセ
ンサ本体2の進行によって発生する流体抵抗が凹部11
内の受波アレイ3,4における流体抵抗受部17,18
の傾斜面17a,18aに図2に矢印bで示す方向に作
用すると、各受波アレイ3,4がアレイ展開方向c1 に
回動を開始する。各基部材3a,4aの枢支側端部近傍
には、ストッパ13に対する当接部19が設けられてい
る。
【0020】各受波アレイ3,4の受波素子3b,4b
は、基部材3a,4aに枢支側端部から反枢支側端部に
向かう方向に並列して設けられている。
は、基部材3a,4aに枢支側端部から反枢支側端部に
向かう方向に並列して設けられている。
【0021】また、各受波アレイ3,4には、トーショ
ンスプリング5,6の他方端部を受ける係止ピン20
(一方のみ図示)が設けられている。
ンスプリング5,6の他方端部を受ける係止ピン20
(一方のみ図示)が設けられている。
【0022】トーションスプリング5,6は、ピン15
の周囲に装着され、かつ両スプリング端部が各々係止ピ
ン20と係止凹部14に係止されており、これにより各
受波アレイ3,4に復帰習性が付与される。
の周囲に装着され、かつ両スプリング端部が各々係止ピ
ン20と係止凹部14に係止されており、これにより各
受波アレイ3,4に復帰習性が付与される。
【0023】なお、図1において、符号dは受波アレイ
3,4に作用する流体抵抗の方向を示す。
3,4に作用する流体抵抗の方向を示す。
【0024】このように構成された海中センサーにおい
て、船舶7の航行によってセンサ本体2が図1に矢印a
で示す方向に進行すると、このセンサ本体2の進行によ
って発生する流体抵抗が図2に矢印bで示す方向に流体
抵抗受部16,17の傾斜面16a,17aに作用し、
凹部11内の受波アレイ3,4がトーションスプリング
5,6の弾撥力に抗して図1に矢印c1 で示すアレイ展
開方向に回動を開始する。
て、船舶7の航行によってセンサ本体2が図1に矢印a
で示す方向に進行すると、このセンサ本体2の進行によ
って発生する流体抵抗が図2に矢印bで示す方向に流体
抵抗受部16,17の傾斜面16a,17aに作用し、
凹部11内の受波アレイ3,4がトーションスプリング
5,6の弾撥力に抗して図1に矢印c1 で示すアレイ展
開方向に回動を開始する。
【0025】そして、受波アレイ3,4がさらに回動し
て凹部11外に露呈し、当接部18がストッパ13に当
接すると、図1に実線で示すように受波アレイ3,4の
回動が停止する。
て凹部11外に露呈し、当接部18がストッパ13に当
接すると、図1に実線で示すように受波アレイ3,4の
回動が停止する。
【0026】一方、船舶7の航行が停止すると、センサ
本体2の進行が停止するため、トーションスプリング
5,6の弾撥力によって受波アレイ3,4が図1に矢印
c2 で示す方向に回動し、凹部11外の受波アレイ3,
4が凹部11内に臨む。
本体2の進行が停止するため、トーションスプリング
5,6の弾撥力によって受波アレイ3,4が図1に矢印
c2 で示す方向に回動し、凹部11外の受波アレイ3,
4が凹部11内に臨む。
【0027】なお、本実施形態においては、受波アレイ
3,4に復帰習性を付与するスプリングとしてトーショ
ンスプリング5,6を用いる例を示したが、本発明はこ
れに限定されず、引張コイルスプリングや板ばね等を用
いても実施形態と同様の効果を奏する。
3,4に復帰習性を付与するスプリングとしてトーショ
ンスプリング5,6を用いる例を示したが、本発明はこ
れに限定されず、引張コイルスプリングや板ばね等を用
いても実施形態と同様の効果を奏する。
【0028】また、本実施形態においては、曳航体とし
て船舶を7である場合を示したが、本発明はこれに限定
されず、例えば飛行艇でも差し支えない。
て船舶を7である場合を示したが、本発明はこれに限定
されず、例えば飛行艇でも差し支えない。
【0029】この他、本実施形態においては、音響セン
サである場合を示したが、本発明は各種のセンサにも適
用し得ることは勿論である。
サである場合を示したが、本発明は各種のセンサにも適
用し得ることは勿論である。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、曳
航体の航行によって海中を進行するセンサを、曳航体に
ケーブルを介して接続されるセンサ本体と、このセンサ
本体に回動自在に枢支され曳航体の航行によるセンサ本
体の進行によって発生する流体抵抗を受けて展開する受
波アレイとによって構成し、この受波アレイは、多数の
受波素子を有し、スプリングによってアレイ展開方向と
反対の方向に付勢されているので、使用時にセンサ本体
が進行することにより発生する流体抵抗を受けて受波ア
レイがアレイ展開方向に回動し、一方非使用時にはセン
サ本体の進行が停止することによりスプリングの付勢力
を受けて受波アレイが反アレイ展開方向に回動する。
航体の航行によって海中を進行するセンサを、曳航体に
ケーブルを介して接続されるセンサ本体と、このセンサ
本体に回動自在に枢支され曳航体の航行によるセンサ本
体の進行によって発生する流体抵抗を受けて展開する受
波アレイとによって構成し、この受波アレイは、多数の
受波素子を有し、スプリングによってアレイ展開方向と
反対の方向に付勢されているので、使用時にセンサ本体
が進行することにより発生する流体抵抗を受けて受波ア
レイがアレイ展開方向に回動し、一方非使用時にはセン
サ本体の進行が停止することによりスプリングの付勢力
を受けて受波アレイが反アレイ展開方向に回動する。
【0031】したがって、従来のように非使用時には受
波アレイがセンサ本体に立設しないから、センサ全体の
小型化を図ることができる。
波アレイがセンサ本体に立設しないから、センサ全体の
小型化を図ることができる。
【0032】また、センサ全体が小型化することは、セ
ンサの取り扱いを簡単なものとし、作業性を高めること
ができると共に、保管スペースの小型化を図ることもで
きる。
ンサの取り扱いを簡単なものとし、作業性を高めること
ができると共に、保管スペースの小型化を図ることもで
きる。
【図1】本発明の実施形態に係る海中センサの使用例を
示す概略図である。
示す概略図である。
【図2】同じく本発明の実施形態に係る海中センサの受
波アレイが展開した状態を示す断面図である。
波アレイが展開した状態を示す断面図である。
【図3】本発明の実施形態に係る海中センサの受波アレ
イが初期位置に復帰した状態を示す断面図である。
イが初期位置に復帰した状態を示す断面図である。
1 海中センサ 2 センサ本体 3,4 受波アレイ 3a,4a 受波素子 5,6 トーションスプリング 7 船舶 8 海中 10 ケーブル c1 アレイ展開方向 c2 反アレイ展開方向
Claims (5)
- 【請求項1】 曳航体の航行によって海中を進行するセ
ンサであって、 このセンサを、 前記曳航体にケーブルを介して接続されるセンサ本体
と、 このセンサ本体に回動自在に枢支され、前記曳航体の航
行による前記センサ本体の進行によって発生する流体抵
抗を受けて展開する受波アレイとによって構成し、 この受波アレイは、多数の受波素子を有し、スプリング
によってアレイ展開方向と反対の方向に付勢されている
ことを特徴とする海中センサ。 - 【請求項2】 前記センサ本体に前記受波アレイを収納
可能な凹部を設けたことを特徴とする請求項1記載の海
中センサ。 - 【請求項3】 前記凹部の側壁にセンサ進行方向に開口
する流体導入口を設けたことを特徴とする請求項2記載
の海中センサ。 - 【請求項4】 前記センサ本体に前記受波アレイのアレ
イ展開方向への回動を規制するストッパを設けたことを
特徴とする請求項1,2または3記載の海中センサ。 - 【請求項5】 前記受波アレイにアレイ初期位置におい
て流体抵抗を受ける流体抵抗受部を設け、 この流体抵抗受部に流体抵抗によって前記受波アレイに
回動力を付与するような傾斜面を形成したことを特徴と
する請求項1,2,3または4記載の海中センサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8222701A JP2850873B2 (ja) | 1996-08-23 | 1996-08-23 | 海中センサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8222701A JP2850873B2 (ja) | 1996-08-23 | 1996-08-23 | 海中センサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1062521A JPH1062521A (ja) | 1998-03-06 |
JP2850873B2 true JP2850873B2 (ja) | 1999-01-27 |
Family
ID=16786563
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8222701A Expired - Lifetime JP2850873B2 (ja) | 1996-08-23 | 1996-08-23 | 海中センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2850873B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2401239A (en) * | 2003-04-28 | 2004-11-03 | Hewlett Packard Development Co | Cleaning of head guide rail for a data transfer device |
FR3087544B1 (fr) * | 2018-10-22 | 2020-09-18 | Thales Sa | Systeme sonar |
-
1996
- 1996-08-23 JP JP8222701A patent/JP2850873B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1062521A (ja) | 1998-03-06 |
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