JP2850453B2 - 冷媒加熱器を備えた空気調和機の運転制御装置 - Google Patents
冷媒加熱器を備えた空気調和機の運転制御装置Info
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- JP2850453B2 JP2850453B2 JP2055301A JP5530190A JP2850453B2 JP 2850453 B2 JP2850453 B2 JP 2850453B2 JP 2055301 A JP2055301 A JP 2055301A JP 5530190 A JP5530190 A JP 5530190A JP 2850453 B2 JP2850453 B2 JP 2850453B2
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- heat exchanger
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は冷媒加熱器を備えた空気調和機に関するもの
である。
である。
従来の技術 近年ランニングコストの安価な石油、ガス等の燃焼熱
を暖房に利用するために冷媒加熱器を備えた空気調和機
が用いられる様になってきた。第5図において1は圧縮
機、2は室内熱交換器、3は熱交換器、4はバーナであ
り、熱交換器3とバーナ4を合わせて冷媒加熱器5を構
成している。熱交換器3を通ってバーナ4の燃焼熱で加
熱された冷媒は図中矢印のごとく圧縮機1によって室内
熱交換器2に運ばれ放熱凝縮したのち再び熱交換器3で
加熱され蒸発するというサイクルを流れている。ここで
暖房運転を停止した時、バーナの燃焼は直ちに停止する
が、熱交換器に蓄えられた熱を室内に回収すると共に冷
媒加熱器を冷却するために圧縮機の停止をバーナの燃焼
停止よりも遅延させる必要が有る。従来この遅延時間は
停止前の熱交換器の状態にかかわらずある一つの標準値
に固定されていた。(実開昭56−173940号公報) 発明が解決しようとする課題 しかしながら上記のように圧縮機の停止をバーナの停
止よりも一定時間だけ遅延させる方法では、停止前の熱
交換器の温度が標準値よりも高い時は余熱排除が不充分
で熱がこもったままになり、標準値よりも低い時には冷
媒の過冷却により液バックが起こり、圧縮機の寿命を縮
める原因となることが考えられる。本発明は上記課題に
鑑み、運転停止時に常に最適な圧縮機の遅延運転可能な
らしめる冷媒加熱器を備えた空気調和機の運転制御装置
を提供するものである。
を暖房に利用するために冷媒加熱器を備えた空気調和機
が用いられる様になってきた。第5図において1は圧縮
機、2は室内熱交換器、3は熱交換器、4はバーナであ
り、熱交換器3とバーナ4を合わせて冷媒加熱器5を構
成している。熱交換器3を通ってバーナ4の燃焼熱で加
熱された冷媒は図中矢印のごとく圧縮機1によって室内
熱交換器2に運ばれ放熱凝縮したのち再び熱交換器3で
加熱され蒸発するというサイクルを流れている。ここで
暖房運転を停止した時、バーナの燃焼は直ちに停止する
が、熱交換器に蓄えられた熱を室内に回収すると共に冷
媒加熱器を冷却するために圧縮機の停止をバーナの燃焼
停止よりも遅延させる必要が有る。従来この遅延時間は
停止前の熱交換器の状態にかかわらずある一つの標準値
に固定されていた。(実開昭56−173940号公報) 発明が解決しようとする課題 しかしながら上記のように圧縮機の停止をバーナの停
止よりも一定時間だけ遅延させる方法では、停止前の熱
交換器の温度が標準値よりも高い時は余熱排除が不充分
で熱がこもったままになり、標準値よりも低い時には冷
媒の過冷却により液バックが起こり、圧縮機の寿命を縮
める原因となることが考えられる。本発明は上記課題に
鑑み、運転停止時に常に最適な圧縮機の遅延運転可能な
らしめる冷媒加熱器を備えた空気調和機の運転制御装置
を提供するものである。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明の冷媒加熱器を備え
た空気調和機の運転制御装置は、熱交換器の温度を検出
し予め設定された最適値と比較して、設定値になるまで
圧縮機の運転を遅延する。また本発明は熱交換器の温度
を検出し、その温度に応じて圧縮機の運転遅延時間を可
変制御するようにしたものである。
た空気調和機の運転制御装置は、熱交換器の温度を検出
し予め設定された最適値と比較して、設定値になるまで
圧縮機の運転を遅延する。また本発明は熱交換器の温度
を検出し、その温度に応じて圧縮機の運転遅延時間を可
変制御するようにしたものである。
作用 本発明は上記の構成により熱交換器の温度が予め設定
された最適値になるまで圧縮機の運転を遅延する。また
運転停止直前に熱交換器の温度に応じて、常に最適温度
になるまで圧縮機を運転するように遅延時間を制御す
る。
された最適値になるまで圧縮機の運転を遅延する。また
運転停止直前に熱交換器の温度に応じて、常に最適温度
になるまで圧縮機を運転するように遅延時間を制御す
る。
実施例 以下本発明の一実施例について図面を参照しながら説
明する。まず第1図のブロック図により本発明の第1の
実施例について説明する。同図において11は圧縮機運転
命令手段、12は圧縮機駆動手段、13は圧縮機、14は熱交
換器温度検出手段、15は熱交換器温度比較手段であり検
出した熱交換器温度と設定値を比較して熱交換器温度が
設定値以下になれば圧縮機の運転を停止するように働
く。また第3図は同実施例における動作タイムチャート
である。同図に示すようにバーナの燃焼が停止した時点
で熱交換器の温度はそれまでの燃焼状態により様々であ
るがいずれにしても時間と共に次第に低下して行き設定
温度になった時点で圧縮機の運転が停止する。次に第2
図のブロック図により本発明の第2の実施例について説
明する。同図において11〜14は第1図における説明と同
じであり、16は検出した熱交換器温度に応じて圧縮機の
運転遅延時間を制御する運転時間制御手段であり、燃焼
停止時の熱交換器温度が高ければ圧縮機の運転遅延時間
を長くし、逆に低ければ短くするように制御を行なう。
第4図は同実施例における熱交換器温度と圧縮機遅延時
間の関係の一例である。なお本実施例では熱交換器温度
と圧縮機遅延時間は1次比例関数としたが、何ステップ
かの階段状の関数あるいは非直線関数としてもよい。
明する。まず第1図のブロック図により本発明の第1の
実施例について説明する。同図において11は圧縮機運転
命令手段、12は圧縮機駆動手段、13は圧縮機、14は熱交
換器温度検出手段、15は熱交換器温度比較手段であり検
出した熱交換器温度と設定値を比較して熱交換器温度が
設定値以下になれば圧縮機の運転を停止するように働
く。また第3図は同実施例における動作タイムチャート
である。同図に示すようにバーナの燃焼が停止した時点
で熱交換器の温度はそれまでの燃焼状態により様々であ
るがいずれにしても時間と共に次第に低下して行き設定
温度になった時点で圧縮機の運転が停止する。次に第2
図のブロック図により本発明の第2の実施例について説
明する。同図において11〜14は第1図における説明と同
じであり、16は検出した熱交換器温度に応じて圧縮機の
運転遅延時間を制御する運転時間制御手段であり、燃焼
停止時の熱交換器温度が高ければ圧縮機の運転遅延時間
を長くし、逆に低ければ短くするように制御を行なう。
第4図は同実施例における熱交換器温度と圧縮機遅延時
間の関係の一例である。なお本実施例では熱交換器温度
と圧縮機遅延時間は1次比例関数としたが、何ステップ
かの階段状の関数あるいは非直線関数としてもよい。
発明の効果 以上のように本発明は熱交換器の温度を検出して設定
値と比較して、熱交換器の温度が一定になるまで圧縮機
の遅延運転を行うことにより、余熱排除不足による冷媒
加熱器の蓄積エネルギーロスや熱のこもり、過冷却によ
る液バックの恐れをなくすることができる。また熱交換
器の温度に応じて圧縮機の運転遅延時間を可変制御する
ことにより同じ効果を得ることができる。
値と比較して、熱交換器の温度が一定になるまで圧縮機
の遅延運転を行うことにより、余熱排除不足による冷媒
加熱器の蓄積エネルギーロスや熱のこもり、過冷却によ
る液バックの恐れをなくすることができる。また熱交換
器の温度に応じて圧縮機の運転遅延時間を可変制御する
ことにより同じ効果を得ることができる。
第1図は本発明の第1の実施例を示す空気調和機の運転
制御装置のブロック図、第2図は本発明の第2の実施例
を示す空気調和機の運転制御装置のブロック図、第3図
は本発明の第1の実施例における動作タイムチャート、
第4図は本発明の第2の実施例における熱交換器温度と
圧縮機遅延時間との関係の一例を示す説明図、第5図は
従来からある冷媒加熱器を備えた空気調和機の冷凍サイ
クル図である。 11……圧縮機運転命令手段、12……圧縮機駆動手段、13
……圧縮機、14……熱交換器温度検出手段、15……熱交
換器温度比較手段、16……運転時間制御手段。
制御装置のブロック図、第2図は本発明の第2の実施例
を示す空気調和機の運転制御装置のブロック図、第3図
は本発明の第1の実施例における動作タイムチャート、
第4図は本発明の第2の実施例における熱交換器温度と
圧縮機遅延時間との関係の一例を示す説明図、第5図は
従来からある冷媒加熱器を備えた空気調和機の冷凍サイ
クル図である。 11……圧縮機運転命令手段、12……圧縮機駆動手段、13
……圧縮機、14……熱交換器温度検出手段、15……熱交
換器温度比較手段、16……運転時間制御手段。
Claims (2)
- 【請求項1】圧縮機の運転を命令する圧縮機運転命令手
段と、この圧縮機運転命令手段からの運転命令によって
前記圧縮機を駆動する圧縮機駆動手段と、冷媒加熱器内
部において燃焼熱を冷媒に伝達する熱交換器の温度を検
出する熱交換器温度検出手段検出された前記熱交換器の
温度と設定値を比較する熱交換器温度比較手段とを備え
た冷媒加熱器を備えた空気調和機であって、前記熱交換
機温度比較手段により、前記熱交換機の温度が設定値に
なるまで圧縮機の運転を遅延することを特徴とする運転
制御装置。 - 【請求項2】圧縮機の運転を命令する圧縮機運転命令手
段と、この圧縮機運転命令手段からの運転命令によって
前記圧縮機を駆動する圧縮機駆動手段と、冷媒加熱器内
部において燃焼熱を冷媒に伝達する熱交換器の温度を検
出する熱交換器温度検出手段と、検出された前記熱交換
器の温度に応じて前記圧縮機の運転遅延時間を制御する
運転時間制御手段を備えた冷媒加熱器を備えた空気調和
機の運転制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2055301A JP2850453B2 (ja) | 1990-03-07 | 1990-03-07 | 冷媒加熱器を備えた空気調和機の運転制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2055301A JP2850453B2 (ja) | 1990-03-07 | 1990-03-07 | 冷媒加熱器を備えた空気調和機の運転制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03255845A JPH03255845A (ja) | 1991-11-14 |
JP2850453B2 true JP2850453B2 (ja) | 1999-01-27 |
Family
ID=12994748
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2055301A Expired - Fee Related JP2850453B2 (ja) | 1990-03-07 | 1990-03-07 | 冷媒加熱器を備えた空気調和機の運転制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2850453B2 (ja) |
-
1990
- 1990-03-07 JP JP2055301A patent/JP2850453B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03255845A (ja) | 1991-11-14 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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