JP2849548B2 - 剃刀ユニット - Google Patents

剃刀ユニット

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JP2849548B2 JP18368794A JP18368794A JP2849548B2 JP 2849548 B2 JP2849548 B2 JP 2849548B2 JP 18368794 A JP18368794 A JP 18368794A JP 18368794 A JP18368794 A JP 18368794A JP 2849548 B2 JP2849548 B2 JP 2849548B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の剃刀刃の間にス
ペーサを配置した剃刀ユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のものとしては、例えば図
5及び図6に示す剃刀ユニットが提案されている。この
剃刀ユニット31は、キャップ部材32と、第1の剃刀
刃33と、第2の剃刀刃34と、第1及び第2の剃刀刃
33,34の間のスペーサ35と、刃台36とから構成
されている。そして、キャップ部材32に設けられたピ
ン37が、他の部材に設けられたピン挿通孔38〜41
に挿通されると共に、ピン37の先端がカシメられて、
剃刀ユニット31が一体構成される。この場合、スペー
サ35はその断面が段差状に形成されており、第1の剃
刀刃33とスペーサ35、又は第2の剃刀刃34とスペ
ーサ35の間に形成されるクリアランスを髭かす排除孔
S’とし、同髭かす排除孔S’を通じて、髭剃り時に生
じる髭かすが排除されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の剃刀ユニット31では、スペーサ35が必要とする
厚みによりユニットの小型化が妨げられるという問題が
ある。すなわち、第1及び第2の剃刀刃33,34の間
においては、スペーサ35の板厚と髭かす排除のための
クリアランスとを足した厚み(図6に”d”で示す)が
要求され、この厚みが小型化の妨げとなっていた。
【0004】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたものであって、その目的とするところは、スペーサ
を薄くすることにより小型化が可能な剃刀ユニットを提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の発明では、複数の剃刀刃の間に
スペーサを配置し、それら各部材をキャップ部材と刃台
とにより挟着した剃刀ユニットにおいて、前記スペーサ
は、前記剃刀刃の長手方向に延びる基部と、該基部から
延び所定間隔で前記剃刀刃間に配置される板状の被挟着
部とを有し、前記基部は、前記キャップ部材の端面若し
くは前記刃台の端面に沿って折り曲げ形成され、該被挟
着部間には髭かす排除孔が形成されていることを要旨と
している。
【0006】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、前記スペーサの被挟着部において前
記基部との接続部付近に易折曲部を設けている。
【0007】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、複数の剃刀刃
の間には板状の被挟着部が配置されており、髭剃り時に
生じる髭かすは隣合う被挟着部の間に形成される髭かす
排除孔を通じて排除される。この場合、複数の剃刀刃の
間には、被挟着部の厚み分しか要求されず、剃刀ユニッ
トの小型化が可能となる。なお、髭かす排除孔の厚み方
向の幅は、被挟着部の板厚にて容易に調整される。加え
て、各被挟着部が基部により一体化されているため、ス
ペーサがキャップ部材や刃台等に対して固定し易くな
る。
【0008】請求項2に記載の発明によれば、スペーサ
が易折曲部により折り曲げ形成されることで、組み付け
加工が効率的に実施される。
【0009】
【実施例】以下、本発明を2枚刃剃刀の替え刃ユニット
で具体化した一実施例を図面に従って説明する。
【0010】図1は本実施例における替え刃ユニットU
の構成を示した分解斜視図である。図1において、替え
刃ユニットUは、キャップ部材1、あみ体10、一対の
剃刀刃(第1の剃刀刃2a及び第2の剃刀刃2b)、ス
ペーサ13及び刃台17から構成されている。
【0011】各部材の構成について詳述する。合成樹脂
にて成形されたキャップ部材1には、その長手方向に延
びる開口部3が設けられ、その開口部3の横には4本の
ピン6が一体成形されている。キャップ部材1の前方部
に形成されたガイド部4には、内側に突出する複数の係
合突起5が一体形成されている。また、前記ピン6の後
方には、前記開口部3に平行に延びる長孔7が形成され
ており、その長孔7には膨潤性を有する棒状のスムーサ
9が収容されるようになっている。さらに、キャップ部
材1の表側(図1では下側)には、長孔7に収容された
スムーサ9を保持する複数のスリット(図示しない)が
形成されている。ここで、スムーサ9は、水に浸すと膨
潤するポリエチレンオキサイドやポリビニルポロリドン
等よりなる周知の材質から構成されており、その断面形
状が均一な円柱状に形成されている。
【0012】あみ体10はステンレス製の薄材からな
り、その前部には前記キャップ部材1の係合突起5との
対応位置に係合孔11が形成され、後部には前記キャッ
プ部材1のピン6との対応位置にピン挿通孔12が形成
されている。同様に第1の剃刀刃2a,第2の剃刀刃2
bには、それぞれ前記キャップ部材1のピン6との対応
位置にピン挿通孔14,16が形成されている。
【0013】スペーサ13は、均一厚(本実施例では、
0.4mm)の平板状のステンレス材にて成形されてい
る。同スペーサ13は、替え刃ユニットUの長手方向に
延びる基部20と、その基部20からほぼ直交方向に延
び所定間隔で形成された4つの被挟着部21とを有して
いる。各被挟着部21には、キャップ部材1のピン6と
の対応位置にピン挿通孔15が形成されている。また、
被挟着部21において基部20との接続部付近には、替
え刃ユニットUの長手方向に直線的に延びる、易折曲部
としての切欠22が形成されている。
【0014】刃台17はキャップ部材1と同じく合成樹
脂からなり、その外周形状は、キャップ部材1の周壁に
囲まれた状態で同部材1に装着可能になるよう構成され
ている。刃台17にも、キャップ部材1のピン6との対
応位置にピン挿通孔18が形成されている。
【0015】そして、キャップ部材1のピン6にあみ体
10のピン挿通孔12を挿通させると共に、キャップ部
材1の係合突起5にあみ体10の係合孔11を係合させ
てキャップ部材1にあみ体10を取り付ける。このと
き、キャップ部材1の長孔7に収容されたスムーサ9
は、あみ体10の後端部にて押さえられ、同スムーサ9
の抜け落ちが防止されるようになっている。
【0016】また、キャップ部材1のピン6には、上述
のあみ体10に続いて、第1の剃刀刃2a,スペーサ1
3,第2の剃刀刃2b,刃台17のそれぞれのピン挿通
孔14,15,16,18が挿通され、その状態でピン
6の先端が熱カシメされる。このようにして各部材が一
体化される。この際、スペーサ13の基部20は、キャ
ップ部材1及び刃台17の後端面よりも突出した状態と
なるが、図2に示す如く、その基部20が切欠22に沿
って刃台17側に折り曲げられる。
【0017】さらに、この替え刃ユニットUは図示しな
いハンドルを有する剃刀ホルダに着脱可能に装着され、
剃刀ユニットとして使用に供される。図3は、替え刃ユ
ニットUのほぼ中央部分を示す断面図である(但し、図
1とは上下方向とが逆になっている)。同図に示すよう
に、第1の剃刀刃2aと第2の剃刀刃2bとの間にはス
ペーサ13の被挟着部21が挟着されており、髭剃り時
に生じる髭かすは、隣合う被挟着部21により形成され
る髭かす排除孔Sを通じて排除されることになる。ここ
で、被挟着部21の厚み(本実施例では、0.4mm)
がスペーサ13(被挟着部21)による髭かす排除孔S
の厚さ方向の間隔(図3に”D”に示す)に一致してお
り、一般に髭の太さは平均して0.1〜0.3mm位と
して知られていることから、髭かすは上記髭かす排除孔
Sを通過して排除可能となっている。
【0018】以上詳述したように本実施例の替え刃ユニ
ットUによれば、第1の剃刀刃2aと第2の剃刀刃2b
との間に、平板状に形成されたスペーサ13の被挟着部
21を配置し、その被挟着部21間にて髭かす排除孔S
を形成した。従って、段差状に形成されたスペーサを剃
刀刃間に配置した従来の剃刀ユニットに比較して、厚み
を少なくすることができる。すなわち、髭かす排除孔S
の厚さ方向の間隔を同一寸法にして比較した場合、本実
施例の場合にはスペーサの肉厚分だけ薄くすることがで
きる。その結果、本実施例のスペーサ13を用いた剃刀
ユニットでは、小型化を図ることができる。この場合、
一体的に構成されたスペーサ13を用いることにより部
品構成の複雑化を招くこともなく、より簡単な構成で髭
かす排除というスペーサ本来の目的を達成することがで
きる。
【0019】また、スペーサ13の被挟着部21におい
て基部20との接続部付近に切欠22を設けたことによ
り、図1に示す各部材の組付後におけるスペーサ13の
折り曲げ加工が容易となる。その結果、替え刃ユニット
Uの組付加工を効率的に実施することができる。
【0020】また、各被挟着部21が基部20により連
結されているため、スペーサ13の組付時において固定
し易く、作業性を向上させることができる。さらに、ス
ペーサ13の被挟着部21を平板状に形成したことによ
り、部材組付時における熱カシメの際にも、厚さ方向の
変形を生じにくく、当初の設計通りのクリアランスを確
保することができる。
【0021】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で例えば次の
ように構成することもできる。 (1)上記実施例では、スペーサ13の被挟着部21を
均一厚の板材にて構成したが、図4に示す如く、前後方
向(髭かすの排除方向)に肉厚が変化する板材にて構成
してもよい。例えば剃刀刃の前部(刃先部)の厚みを
0.4mmとし、後部の厚みを0.6mmにする等、任
意に設定することができる。この場合、髭かすを後方に
排除し易くなる等の効果を得ることができる。すなわ
ち、本発明ではスペーサ13の被挟着部21を板状に構
成することを要旨の1つとしているが、これは均一厚の
板材のみならず肉厚が前後方向に一様に変化する板材を
も含んでいる。
【0022】(2)上記実施例では、スペーサ13の被
挟着部21間に形成される髭かす排除孔Sを3か所に設
けたが勿論これを変更してもよく、また、髭かすを排除
し易いようにクリアランスの幅(長手方向の間隔)を拡
げるようにしてもよい。
【0023】(3)上記実施例では、2枚刃剃刀ユニッ
トにて具体化していたが、3枚刃(それ以上も可)の剃
刀ユニットにも具体化が可能である。この場合、各剃刀
刃の間には、2枚のスペーサが挟着され、同スペーサの
基部は相反する方向に折り曲げられる。
【0024】(4)上記実施例では、剃刀として替え刃
ユニットUで具体化したが、ハンドルと剃刀刃とが一体
式の剃刀で具体化してもよい。以下には、特許請求の範
囲に記載された技術的思想の外に、前述した実施例で把
握される技術的思想をその効果と共に列挙する。
【0025】(イ)請求項1又は2に記載の剃刀ユニッ
トにおいて、被挟着部21の板厚をその前後方向におい
て変化させること。この場合、被挟着部21間に形成さ
れる髭かす排除孔Sの間隔が変化し、例えば髭かすが排
除し易くなる等の効果が得られる。
【0026】(ロ)請求項1又は2に記載の剃刀ユニッ
トにおいて、被挟着部21の板厚を髭の太さに応じて設
定すること。この場合、髭の太さを考慮して髭かす排除
に必要最小限の板厚にて被挟着部21を構成すれば、髭
かすの排除とユニットの小型化とを適度に両立すること
ができる。
【0027】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に記載の
発明によれば、スペーサを薄くすることにより小型化す
ることができるという優れた効果を奏する。またこれに
加えて、組付作業性を向上させることができる。
【0028】請求項2に記載の発明によれば、組付作業
がより一層効率的に実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した一実施例の替え刃ユニット
の分解斜視図である。
【図2】替え刃ユニットの一部を示す斜視図である。
【図3】替え刃ユニットの断面図である。
【図4】他の実施例における替え刃ユニットの一部を示
す断面図である。
【図5】従来の替え刃ユニットの分解斜視図である。
【図6】同じく従来の替え刃ユニットの断面図である。
【符号の説明】 1…キャップ部材、2a,2b…第1及び第2の剃刀
刃、13…スペーサ、17…刃台、20…基部、21…
被挟着部、22…易折曲部としての切欠、S…髭かす排
除孔、U…替え刃ユニット。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の剃刀刃(2a,2b)の間にスペ
    ーサ(13)を配置し、それら各部材(2a,2b,1
    3)をキャップ部材(1)と刃台(17)とにより挟着
    した剃刀ユニットにおいて、 前記スペーサ(13)は、前記剃刀刃(2a,2b)の
    長手方向に延びる基部(20)と、該基部(20)から
    延び所定間隔で前記剃刀刃(2a,2b)間に配置され
    る板状の被挟着部(21)とを有し、前記基部(20)
    は、前記キャップ部材(1)の端面若しくは前記刃台
    (17)の端面に沿って折り曲げ形成され、該被挟着部
    (21)間には髭かす排除孔(S)が形成されているこ
    とを特徴とする剃刀ユニット。
  2. 【請求項2】 前記スペーサ(13)の被挟着部(2
    1)において前記基部(20)との接続部付近に易折曲
    部(22)を設けた請求項1に記載の剃刀ユニット。
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