JP4598236B2 - 安全かみそり - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般大衆が使用する安全かみそりに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、二枚あるいは三枚の刃体を重ねた安全かみそりは存在しており、現在では二枚の刃体を有する安全かみそりが主流となっている。複数の刃体を重ねた安全かみそりは各刃体の間隔を一定に保つためにスペ−サ−を介在させている。そしてほとんどのスペ−サ−は薄い金属板で形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の複数刃安全かみそりは上述したように各刃体間にスペ−サ−を介在させているので、刃体間に溜ったヒゲかすがスペ−サ−にさえぎられることを防止するために、ヒゲかすを後方に排出するためのヒゲかす排出通路を刃体間に形成したものがいくつか提案されている。刃体間にヒゲかすが詰まると、その詰まったヒゲかすが刃先縁まで一杯に溜り、ヒゲ剃りの効率を著しく悪化させてしまうからである。
【0004】
刃体間に溜ったヒゲかすを後方に排出するための構成を具えた安全かみそりとして、まず第一に挙げられる考案は実開昭53−131888公報に掲載された安全かみそりである。これは二枚刃安全かみそりであって、櫛の形をしたスペ−サ−を形成し、スペ−サ−を二つ折りに折り曲げてスペ−サ−の櫛歯部分のみを二枚の刃体の間に挾着し、櫛歯以外のスペ−サ−部分である基部は上刃体と天板の間に挾着する構成である。この安全かみそりは、各櫛歯の間にヒゲかす排出のための通路が形成されている。したがって、刃体間にヒゲかすが溜ったときは、水道の蛇口から勢い良く水を出して刃先に当てればヒゲかすは通路を通って後方に排出される。しかし、常に水道の蛇口がある場所でヒゲ剃りをするわけでなく、また水道の蛇口があってもヒゲかす洗浄の都度、蛇口を開くことを面倒がる使用者も存在する。そのようなときは容器に水を入れ、安全かみそりのヘッドを水の中に入れて安全かみそりを振るのであればよいのである。ところが、実際は刃体間に溜ったヒゲかすはかなり圧迫された状態に置かれていてしかも刃体間の隙間は非常に狭いので、安全かみそりヘッドを水中で振ってもすぐにヒゲかすが排出されるわけではない。ヒゲかすはスペ−サ−内に入り込んでいる水の圧力によって押し出すのであるから、流れる水で洗い流すこととは異なっている。したがって、ほとんどのヒゲかすを排出するためには、何度も勢い良くヘッドを振らなければならないので結構手間がかかるのである。さらに、この考案は、櫛歯以外のスペ−サ−部分である基部も挾着されるので全体が厚くなり、特に三枚刃安全かみそりではかなり厚くなって実用化できないという欠点を有する。
【0005】
この安全かみそりと同様に、櫛状のスペ−サ−を二つ折りに折り曲げて櫛歯を刃体間に挾着したものとして、実開昭59−73286公報に記載の考案が提案されている。この考案は、前述の実開昭53−131888公報の考案と基本的考えはほとんど同じであって、二つ折りに折り曲げられたスペ−サ−の櫛歯が下方に折り曲げられて上刃体と下刃体の間に挾着されてヒゲかす排出通路を形成している点が共通しており、櫛歯以外の部分である基部が上方に折り曲げられてそのまま天板として作用している点が異なっているだけである。この考案もほとんどのヒゲかすを排出するためには、何度も勢い良くヘッドを振らなければならないので結構手間がかかるのである。
【0006】
以上二つの考案はスペ−サ−を二つ折りに折り曲げたものであって、水道の蛇口を使用しないときはヒゲかすの排出に結構手間がかかること、及びヘッドが厚くなるという欠点を有していることは上述の通りである。そこで、スペ−サ−の折り曲げ方を改良して全体が厚くならないように工夫した安全かみそりも提案されている。その一つは特公昭56−38238公報に記載された安全かみそりである。この公報の第22図にヒゲかすを後方に排出できるスペ−サ−が示されている。このスペ−サ−はヒゲかす排出通路を形成する櫛歯を有し、この櫛歯の根元が段差状に折り曲げられ、その後方に基部がフランジ状に横方向に延在する構成である。各櫛歯の間の通路を通ったヒゲかすは段差の部分から後方に排出される構成である。この公報に示された安全かみそりは、スペ−サ−のフランジ状基部が後方に張り出しているので全体を薄く形成することはできるが、安全かみそりのヘッドの前後方向の幅が大きくなるという欠点を有している。
【0007】
以上の各公報に示されたスペ−サ−は櫛歯と基部とから成るものであって、一方の考案は基部が二つ折りに折り曲げられており、これに対して他方の発明は途中で段差を設けてフランジ状にした点が異なっている。しかし、それぞれ前述したように欠点を有している。
【0008】
そこで、スペ−サ−の基部が櫛歯に対して直角に折り曲げられた発明が提案されている。その一つは米国特許明細書第5134775号の図面に示されている。このように、基部が直角に曲がったスペ−サ−を前記各公報のスペ−サ−に適用すれば全体を薄くすることが可能で、安全かみそりヘッドの前後方向の幅も小さくすることができる。また、ヒゲかすを排出するための通路が刃体間に形成されているので、水道の蛇口から刃先に勢い良く水を当てればヒゲかすを容易に排出できることは確かである。しかし、安全かみそりヘッドを水中で振ることによってヒゲかすを排出する場合は、かなり勢い良くヘッドを何回も振らなければならない。
【0009】
スペ−サ−の基部が直角に折り曲げられたもう一つの発明は、特開平8−38752公報に示されている。この発明は前述した米国特許明細書第5134775号の図面に示された発明と同様に、基部が直角に曲がっているので組立刃体を薄くすることができる。しかしながら、ヒゲかすの排出構成は前述した実開昭53−131888公報及び実開昭59−73286公報に記載されたものと同じである。したがって、ヒゲかすの排出効率を高めるために改良の余地があると言える。またこの発明は、スペ−サ−の基部が刃台の後端面に沿って折り曲げ形成されていることを特徴としている。スペ−サ−の基部が刃台の後端面に沿って折り曲げ形成されているのでスペ−サ−の基部内面と刃台の後端面が平行状態になるのであるが、そのときスペ−サ−の基部内面と刃台の後端面とが隙間のない完全な密接状態であれば問題ない。しかし実際上、完全に密接させることは非常に困難であってむしろわずかであるが隙間が生じる可能性を有している。したがって、もし隙間が生じたときはヒゲ剃りクリ−ムなどがその隙間に入り込んで取り除きづらくなる虞が皆無とも言えない。
【0010】
この他に、ヒゲかす排出のための通路が形成された発明としては、特許第2513449号公報に記載された安全かみそりが存在する。この発明は、別々のワッシャ形状の小さな4つのスペ−サ−を刃体間に配置したものである。この発明を三枚刃の安全かみそりに用いたときは小さなスペ−サ−を8個も支柱に装着しなければならず、大変手間のかかる工程となってコストに影響を与えるという問題点を有している。
【0011】
本発明は、刃体間にヒゲかす排出通路を有する安全かみそりで、安全かみそりヘッドを振ってヒゲかすを排出するときに排出の効率を高めることが可能で、且つ使用後にヒゲ剃りクリ−ムなどが刃台後端面とスペ−サ−基部の隙間に溜ったときにこれを迅速且つ完全に洗い流すことができるものを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1は、天板と刃台と複数の刃体及び刃体の間隔を保持するために刃体間に挾着されるスペ−サ−を含み、スペ−サ−は板状であって横方向に延びる細長い基部と、該基部の側部から直角方向に突き出した複数の突片部とから成り、前記天板と刃台の間に挾着された刃体間にスペ−サ−の突片部が介在することによって各突片部の間にヒゲかす排出通路が形成されている安全かみそりにおいて、刃台後端面は下方に行くに従って前方に傾く傾斜面に形成されており、スペ−サ−の基部は刃台後端面よりも後方に突出し、スペーサーは、該スペ−サ−の横方向に延びる折り曲げ線に沿って下方向に且つ刃体面に対して垂直に折り曲げられ、前記基部が刃体面に対して垂直をなしている構成である。
【0013】
請求項2は、三枚の刃体を有し、上スペ−サ−の突片部と下スペ−サ−の突片部は両スペ−サ−のそれぞれの基部の同位置に設けられ、且つ下スペ−サ−の基部表面に上スペ−サ−の基部が外接しており、下スペ−サ−の折り曲げ位置は下刃体の後端及び刃台後端縁から離れた後方に存在し、且つ上スペ−サ−の基部の上端面が中刃体の下面よりも下方に位置することにより、両基部の上方に後端通路が形成されている要素が請求項1に付加された構成である。
【0014】
請求項3は、両スペ−サ−の折り曲げ線が基部と突片部の境目よりも突片部先端寄りの位置であり、折り曲げられたスペーサーの各基部の上端面はそれぞれの折り曲げ位置よりも下方に位置して、基部の上方に、仮に折り曲げ線を基部と突片部の境目の位置とした場合に形成される後端通路の上下幅、よりも上下幅が広い後端通路が形成されている要素が請求項2に付加された構成である。
【0015】
【発明の効果】
本発明の請求項1は以上のような構成であって、刃台後端面は下方に行くに従って前方に傾く傾斜面に形成されており、スペ−サ−の基部は刃台後端面よりも後方に突出し、スペーサーは、該スペ−サ−の横方向に延びる折り曲げ線に沿って下方向に且つ刃体面に対して垂直に折り曲げられ、前記基部が刃体面に対して垂直をなしている。すなわち、本発明のスペ−サ−の基部は刃台後端面に沿って折り曲げたものでない。したがって、刃台後端面とスペ−サ−の基部の間には三角形の空間部が生じることになって、その空間部は意識的に設けた十分な広さの間隙であるから、そこにヒゲ剃りクリ−ムなどが溜っても水洗いによって容易に洗い流すことができる。
【0016】
また、従来の刃台の後端面とスペ−サ−の基部の間隙を広くしようとすれば、その分だけ基部が後方に突出するので見た目が悪くなり、かみそりヘッド全体の前後幅も長くなるから実質的に製品化することはできない。これに対して、本発明はスペ−サ−基部を後方に突出させなくても、刃台後端面を傾斜面に形成することによって実質的に刃台後端面と基部との間に広い間隙を設けたと同じ効果を得ることができるのである。
【0017】
さらに、前述したようにスペ−サ−を刃台後端面に沿って折り曲げたものでなく、この結果生じた三角形の空間部は下向きの開放口が大きく広がっており、溜ったヒゲ剃りクリ−ムやヒゲかすなどを洗い流しやすい形状である。したがって、断面が四角形の空間を設けるよりも水洗いの効率を高めることができるという効果を奏する。
【0018】
請求項2記載の発明の構成は、三枚の刃体を有する安全かみそりに関する。この発明の特徴は、各スペ−サ−の基部の上方に後端通路が形成されていることである。スペ−サ−の基部と刃台後端面との間には三角形の三角空間部が形成されていて、この三角空間部と後端通路とが連通するので、三角空間部から後端通路を通って後方に抜ける水の流通路が形成されるのである。
【0019】
このように、三角空間部から後端通路を通って後方に抜ける水の流通路が形成されることによって、容器に入れた水の中で安全かみそりのヘッドを振ってヒゲかすを取り除くときに、三角空間部にあった水が後端通路を通過して後方に抜けるのである。この結果、三角空間部の頂部に残留しているヒゲ剃りクリ−ムなどを完全に洗い流すことができる。さらにこの水の流れは三角空間部の傾斜面に沿うので刃体間のヒゲかす排出通路に対して垂直でなく斜め後方に向くから、刃体間のヒゲかす排出通路の出口付近に溜ったヒゲかすをさらに後方に誘導する作用もなす。しかも、三角空間部にあった水が細い後端通路に抜けることになるから、その部分で水の流れが収斂して勢いが強まるのでヒゲかすを効率的に後方に誘導し、ヒゲかすの排出を補助することができる。
【0020】
請求項3記載の発明の構成は図8に示した通りのものであって、両スペ−サ−の折り曲げ線は基部と突片部の境目よりも突片部先端寄りの位置であり、折り曲げられたスペーサーの各基部の上端面はそれぞれの折り曲げ位置よりも下方に位置して、基部の上方に、仮に折り曲げ線を基部と突片部の境目の位置とした場合に形成される後端通路の上下幅、よりも上下幅が広い後端通路が形成されている。この結果、三角空間部に溜ったヒゲ剃りクリ−ムやヒゲかすなどを後端通路から流し出すときに、後端通路の上下幅が広いために三角空間部の頂部に残留しているヒゲ剃りクリ−ムなども迅速且つ完全に洗い流すことができる。また、後端通路の水流が強いので刃体間のヒゲかす排出通路の出口付近に溜ったヒゲかすをさらに強力に後方に誘導し、ヒゲかすの排出を効率良く行なうことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を図面に従って説明する。図面は三枚刃のカ−トリッジ替刃である。このカ−トリッジ替刃がホルダ−に装着されて使用される。本発明は、カ−トリッジ替刃に限定されるものでなく、刃体がホルダ−に直接取付けられているものであってもよいことは勿論である。また、二枚刃安全かみそりであってもよい。
【0022】
カ−トリッジ替刃1は刃台2と天板3との間に下刃体4、中刃体5及び下刃体6が挾着固定されている。そして、各刃体間にそれぞれ下スペ−サ−7と上スペ−サ−8とが挾着されている。各刃体の刃先には、それらの刃先を一まとめにしてガ−ド部材9が巻き付けられている。ガ−ド部材9は、刃体の刃先を一定間隔置きに覆うことによって使用時の肌ざわりを良好にするためのものである。
【0023】
両スペ−サ−7,8は薄い金属板で形成されている。但し、スペ−サ−は金属板に限定されることはなく薄いプラスチック板であってもよい。両スペ−サ−7,8はほぼ同じ形状なので、以下、下スペ−サ−7について説明するが上スペ−サ−8もほぼ同様である。
【0024】
下スペ−サ−7は、当初、全体が平面であって、図5に示したように細長い基部10から4つの突片部11が一体に突き出している。スペ−サ−を実際に使用するときは、折り曲げ線12に沿って基部10を図4に示したように直角に折り曲げる。
【0025】
折り曲げ線12は、突片部11と基部10との境目よりもわずかに突片部先端13寄りに存在している。したがって、基部10を直角に折り曲げたときに基部10の上方に上下幅の短い後端通路14が形成される。また、各突片部11が下刃体4と中刃体5の間に挾着されたときにヒゲかす排出通路15が形成されるが、このヒゲかす排出通路15と後端通路14が連続していることは言うまでもない。また、各突片部11には通孔16が設けられている。この通孔16は、天板3の裏面に設けられた嵌合突起17を挿通して天板3と刃台2を結合するためのものである。
【0026】
図1に示したように、刃台2の刃台後端面18は下方に行くに従って前方に傾く傾斜面に形成されている。したがって、下スペ−サ−の基部10と刃台後端面18との間には三角空間部19が形成されている。刃台後端面18の水平面に対する傾斜角は好ましくは45゜〜60゜であるがこれに限定されるものではなく35゜〜70゜程度の範囲であればよい。
【0027】
上スペ−サ−8は中刃体5の後端縁の位置で下方に折り曲げられ、その基部21は下スペ−サ−の基部10に外接している。上スペ−サ−8にも排出通路15が形成されていることは言うまでもない。また、上スペ−サ−の折り曲げ部と基部21の上端面の間に間隔が開いており、その部分に後端通路22が形成されている。
【0028】
下スペ−サ−の後端通路14と上スペ−サ−の後端通路22は連通しているが、これらの通路はさらに三角空間部19と連通している。したがって、カ−トリッジ替刃を水の中で振ったときに三角空間部19内の水は両後端通路14,22を通ってカ−トリッジ替刃の後方に抜け出る。
【0029】
図1に示したように体裁上の理由から折り曲げられた上スペ−サ−の基部21は、天板3の後端縁よりもはみ出さない構成となっている。しかし、本発明はこれに限定されるものでなく、基部21が天板3の後端縁よりもはみ出す構成であってもよい。
【0030】
【実施例】
図2に示したように、刃台後端面18はカ−トリッジ替刃の長さ方向にまっすぐ延在している。しかし、本発明はこれに限定されるものでなく、例えば図6に示したように波形に延在するものであってもよく、図7に示したように弓形に延在するものであってもよい。
【0031】
図8は本発明の実施例の断面図である。この実施例では、下スペ−サ−の基部10の折り曲げ位置は下刃体4の後端及び刃台後端縁20からやや離れた後方に存在し、折り曲げられた各基部10,21の上端面はそれぞれの折り曲げ位置よりも下方に位置して、基部10,21の上方に上下幅が広い後端通路14,22が形成されている。したがって、三角空間部19はやや台形に近い形状となっている。図8では、下刃体4の後端縁は刃台後端縁20と下スペ−サ−7の折り曲げ部分の中央付近に位置しているが、この位置に限定されることはなく刃台後端縁20と同じ位置であってもよく、下スペ−サ−7の折り曲げ位置であってもよい。
【0032】
図8の実施例では基部10の上端と基部21の上端の高さが同じであるので、後端通路14,22内の水の流れはより円滑となる。基部10,21の上端の位置はこれに限定されることはなく、外側の基部21の上端の方が低くても差し支えないことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の断面図
【図2】 本発明の底面図
【図3】 基部を折り曲げたスペ−サ−の平面図
【図4】 図3のスペ−サ−の側面図
【図5】 基部を折り曲げる前のスペ−サ−の平面図
【図6】 実施例の底面図
【図7】 他の実施例の底面図
【図8】 実施例の断面図
【符号の説明】
1 カ−トリッジ替刃
2 刃台
3 天板
4 下刃体
5 中刃体
6 上刃体
7 下スペ−サ−
8 上スペ−サ−
9 ガ−ド部材
10 基部
11 突片部
12 折り曲げ線
13 突片部先端
14 後端通路
15 ヒゲかす排出通路
16 通孔
17 嵌合突起
18 刃台後端面
19 三角空間部
20 刃台後端縁
21 基部
22 後端通路

Claims (3)

  1. 天板と刃台と複数の刃体及び刃体の間隔を保持するために刃体間に挾着されるスペ−サ−を含み、スペ−サ−は板状であって横方向に延びる細長い基部と、該基部の側部から直角方向に突き出した複数の突片部とから成り、前記天板と刃台の間に挾着された刃体間にスペ−サ−の突片部が介在することによって各突片部の間にヒゲかす排出通路が形成されている安全かみそりにおいて、刃台後端面は下方に行くに従って前方に傾く傾斜面に形成されており、スペ−サ−の基部は刃台後端面よりも後方に突出し、スペーサーは、該スペ−サ−の横方向に延びる折り曲げ線に沿って下方向に且つ刃体面に対して垂直に折り曲げられ、前記基部が刃体面に対して垂直をなしていることを特徴とする安全かみそり
  2. 三枚の刃体を有し、上スペ−サ−の突片部と下スペ−サ−の突片部は両スペ−サ−のそれぞれの基部の同位置に設けられ、且つ下スペ−サ−の基部表面に上スペ−サ−の基部が外接しており、下スペ−サ−の折り曲げ位置は下刃体の後端及び刃台後端縁から離れた後方に存在し、且つ上スペ−サ−の基部の上端面が中刃体の下面よりも下方に位置することにより、両基部の上方に後端通路が形成されている請求項1記載の安全かみそり
  3. 両スペ−サ−の折り曲げ線は基部と突片部の境目よりも突片部先端寄りの位置であり、折り曲げられたスペーサーの各基部の上端面はそれぞれの折り曲げ位置よりも下方に位置して、基部の上方に、仮に折り曲げ線を基部と突片部の境目の位置とした場合に形成される後端通路の上下幅、よりも上下幅が広い後端通路が形成されている請求項2記載の安全かみそり
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