JP2849248B2 - 光学式振動センサ - Google Patents

光学式振動センサ

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JP2849248B2
JP2849248B2 JP29758591A JP29758591A JP2849248B2 JP 2849248 B2 JP2849248 B2 JP 2849248B2 JP 29758591 A JP29758591 A JP 29758591A JP 29758591 A JP29758591 A JP 29758591A JP 2849248 B2 JP2849248 B2 JP 2849248B2
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cantilever
optical
vibration sensor
optical fiber
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光照 木村
理加 大澤
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TAKAOKA SEISAKUSHO KK
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TAKAOKA SEISAKUSHO KK
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  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバとカンチレ
バを用いた光学式振動センサに関する。
【0002】
【従来の技術】このような光学式振動センサは、従来、
図5に示すように、ガラス基板70の一面上に溶融ガラ
ス60で固定したカンチレバ50に反射板40が取り付
けられたカンチレバ部分を有し、カンチレバ50の遊端
側においてガラス基板70の他面側にロッドレンズ21
とネオジウムドープガラス22からなる光学系20を介
して光ファイバ30が取り付けられた構成である。この
光学式振動センサでは、測定器から光ファイバ30と光
学系20を介して送られた光が、カンチレバ50の反射
板40にあたり、カンチレバ50のスプリング作用によ
る角度変位に応じて光学系20への入射強度の異なった
反射光として光学系20と光ファイバ30を介して測定
器に戻る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の光学式振動センサは、これを製造する場合、カンチ
レバ部分の製造及び、光学系とカンチレバの位置合わせ
が困難である。そこで本発明は、光ファイバとカンチレ
バを用いた光学式振動センサの製造にあたって、光学系
とカンチレバの位置合わせが容易になるとともに、カン
チレバ部分の製造が容易になるようにしたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明においては、基板
の表面上に、それぞれの反射膜を有する複数のカンチレ
バが格子状に並べられて一体に形成され、その基板の裏
面に光学系を介して光ファイバが取り付けられ、複数の
カンチレバの反射膜に同時に光フアイバを通して測定器
からの光が光学系を介して照射されるようにする。
【0005】
【作用】上記のように構成された本発明の光学式振動セ
ンサにおいては、製造にあたって、測定器からの光が光
ファイバと光学系を介して基板の複数のカンチレバが形
成された領域の中央部に入射するように位置合わせされ
ればよく、カンチレバと光学系の位置合わせが容易にな
る。また、複数のカンチレバはリソグラフィによって基
板から一体に、かつ、一連の作業で製造できるので、カ
ンチレバ部分の製造が容易になり、さらに、製造コスト
が安くなる。
【0006】
【実施例】図1は、本発明の光学式振動センサの一例
で、基板10の表面側に、それぞれの反射膜を有する複
数のカンチレバ11と反射膜11aを格子状に並べて、
複数のカンチレバ11と反射膜11aを後述するように
リソグラフィ技術で一体に形成する。基板10の裏面側
には、ロッドレンズ21が取り付けられ、ロッドレンズ
21にはネオジウムドープガラス22が取り付けられ、
ネオジウムドープガラス22に光ファイバ30が取り付
けられる。したがって、光源からの光は、基板10およ
びカンチレバ11を通ることになる。
【0007】また、もう一つの実施例として、図2は、
基板10のカンチレバ11側にスペーサ12を介して光
学系20と光ファイバ30が取り付けられたものであ
る。したがって、この実施例では、光源からの光は、基
板10とカンチレバ11との光学的性質に無関係に選択
できる。
【0008】いずれの例においても、測定器の光源から
送られた光は、光ファイバ30とネオジウムドープガラ
ス22を通ってロッドレンズ21で集光され、基板10
上にある複数のカンチレバ11にあたる。この光は、カ
ンチレバ11の反射膜11aによって反射してロッドレ
ンズ21とネオジウムドープガラス22を通って光ファ
イバ30へ入射する。この場合、カンチレバ11の角度
変位の関数として反射膜11aから反射して光ファイバ
30へ入射した光の量(以下光ファイバ30への入射量
とする)が変化するように、ロッドレンズ21の焦点を
調整しておく。カンチレバ11の角度変位は、慣性の法
則からセンサ全体の加速度に比例する。したがって、光
ファイバ30への入射量は加速度で変調されることにな
る。入射した光信号は、光ファイバ30を通って測定器
へ戻り、信号処理されて加速度量を示す電気信号とな
る。
【0009】なお、ネオジウムドープガラス22は、そ
のルミネッセンス光を用いて、光ファイバ30やコネク
タの損失を補償するための参照信号を得るために使われ
る。
【0010】図3は、図1のように、基板10を通じ
て、カンチレバ11に光源からの光を照射する構成にす
る場合の製造方法の一例で、まず、図3(A)に示すよ
うに、シリコン基板10aの他面側に熱酸化法によりシ
リコン酸化膜(SiO2膜)からなる基板10を全面に
わたって形成し、一面側にシリコン酸化膜11xをスパ
ッタ法により全面にわたって形成する。
【0011】次にシリコン酸化膜11x上にアルミニウ
ム膜11yを真空蒸着法またはスパッタ法により全面に
わたって形成し、次に図示しないがアルミニウム膜11
y上にホトレジスト材を塗布して反射膜用のマスクを形
成し、次にりん酸系のエッチング液に浸してアルミニウ
ム膜11yをエッチングすることにより図3(B)に示
すようにパターン化された反射膜11aを形成する。
【0012】次に図3(C)に示すようにシリコン酸化
膜11x上および反射膜11a上にシリコン酸化膜11
zをスパッタ法により全面にわたって形成し、次に、図
示しないがシリコン酸化膜11z上および基板10上に
ホトレジスト材を塗布し、シリコン酸化膜11z上にの
みカンチレバ用のマスクを形成し、次にフッ酸系のエッ
チング液に浸してシリコン酸化膜11zおよび11xを
エッチングすることにより図3(D)に示すようにパタ
ーン化されたシリコン酸化膜11bを形成する。
【0013】次に、シリコン酸化膜11bをマスクとし
て基板10上のシリコン膜10aを水酸化カリウム水溶
液のエッチング液に浸してエッチングすることにより図
3(E)に示すようにシリコン酸化膜11bをカンチレ
バ11とする。
【0014】図4は、図2のように基板10を通じるこ
となくカンチレバ11に光源からの光を照射する構成に
する場合の製造方法の一例で、基板10としてシリコン
基板を用い、図4(A)から(D)で示すように上述し
た方法を同様の方法によりパターン化された反射膜11
aおよびシリコン酸化膜11bを形成するが、そのシリ
コン酸化膜11bをマスクとして基板10をヒドラジン
と水の比率が1:1のエッチング液に浸してシリコンの
(111)面を使用して基板10の異方性エッチングを
行うことにより図4(E)に示すようにシリコン酸化膜
11bをカンチレバ11とする。
【0015】
【発明の効果】上述した本発明によれば、光学系20を
介して入射した光は、複数のカンチレバ11にあたって
反射し、その合計した光が光学系20に再入射するた
め、複数のカンチレバ11と光学系20との位置合わせ
が容易になる。また、リソグラフィによってカンチレバ
部分を製造できるため、製造工程が容易になり、さら
に、製造コストが安くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光学式振動センサの一例を示し、
(A)は平面図、(B)は断面図である。
【図2】本発明の光学式振動センサの他の例を示す断面
図である。
【図3】図1の例の光学式振動センサの製法の一例を示
す図である。
【図4】図2の例の光学式振動センサの製法の一例を示
す図である。
【図5】従来の光学式振動センサの一例を示す側面図で
ある。
【符号の説明】
10 基板 10a シリコン膜 11 カンチレバ 11a 反射膜 12 スペーサ 20 光学系 21 ロッドレンズ 22 ネオジウムドープガラス 30 光ファイバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−151025(JP,A) 特開 平3−92729(JP,A) 実開 平3−109058(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01H 9/00 G01P 15/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板の表面上に、それぞれの反射膜を有す
    る複数のカンチレバが格子状に並べられて一体に形成さ
    れ、前記基板の裏面に光学系を介して光ファイバが取り
    付けられ、前記複数のカンチレバの反射膜に同時に光が
    前記光学系を介して照射される光学式振動センサ。
JP29758591A 1991-10-18 1991-10-18 光学式振動センサ Expired - Lifetime JP2849248B2 (ja)

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JPH05107105A JPH05107105A (ja) 1993-04-27
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