JP2847457B2 - コモンモード・チョークコイル - Google Patents

コモンモード・チョークコイル

Info

Publication number
JP2847457B2
JP2847457B2 JP7165693A JP7165693A JP2847457B2 JP 2847457 B2 JP2847457 B2 JP 2847457B2 JP 7165693 A JP7165693 A JP 7165693A JP 7165693 A JP7165693 A JP 7165693A JP 2847457 B2 JP2847457 B2 JP 2847457B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lead
common mode
choke coil
winding
mode choke
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP7165693A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06283341A (ja
Inventor
学 高山
孝 田島
哲郎 熊洞
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taiyo Yuden Co Ltd filed Critical Taiyo Yuden Co Ltd
Priority to JP7165693A priority Critical patent/JP2847457B2/ja
Publication of JPH06283341A publication Critical patent/JPH06283341A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2847457B2 publication Critical patent/JP2847457B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子回路における電磁
ノイズを除去するコモンモード・チョークコイルに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のコモンモード・チョークコイル
は、図3に示すように、リング状磁性コアaに第1及び
第2の絶縁被覆導線b1、b2(以下第1及び第2の導線
1、b2という)を一端に巻回したコモンモード・チョ
ークコイル本体cを、下面の1側及び他側に夫々一対の
リードピンd1、d1及びd2、d2が植設された絶縁基板
eの上面に起立して配置して構成されている。コモンモ
ード・チョークコイル本体cは、リング状磁性コアaの
周面fが1側及び他側のピンd1、d1及びd2、d2に対
向するように配置され、第1の導線b1の、リング状磁
性コアaの穴から導出された巻き始めの引き出し線g
は、第2の導線b2の巻回部hと接触又は至近の状態に
なる方向に引出されて絶縁基板eの下面の一側に設けた
リードピンd1にからげられ半田付けされる。
【0003】一方、第2の導線b2の巻き始めの引き出
し線iは、第1の導線b1の巻回部jと接触(又は至
近)の状態になる方向に引き出されて他側に設けたリー
ドピンd2にからげられて半田付けされる。第1の導線
1及び第2の導線b2の巻き終りの引き出し線k及びl
も巻き始めの引き出し線g及びiと夫々同じ方向に引き
出されてリードピンd1及びd2にからげられ半田付けさ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のコモン
モード・チョークコイルにおいて、引き出し線g、i、
k、lをリードピンd1、d2にからげる時、強い引張り
力が加わり、その支点となるリング状磁性コアaの角部
で第1及び第2の導線b1、b2の絶縁被覆が傷ついて内
部導線が露出し易く、図4に細線で示すように、第1の
導線b1の巻き始めの引き出し線gと第2の導線b2の巻
回部hの内部導線同志が接触する場合があり、また、第
2の導線b2の巻き始めの引き出し線iと第1の導線b1
の巻回部jの内部導線同志が接触する場合もあり、ま
た、第1の導線b1の巻き終りの引き出し線kと第2の
導線b2の巻き終りの引出し線lも図3では示されてい
ないが、図4に示すように、巻き始めと同様の位置で接
触する場合もある。
【0005】このような場合、このコモンモード・チョ
ークコイルの一方のリードピン例えばd1、d2を電源に
接続し、他方のリードピンd1、d2を電子機器に接続し
て電圧を印加したとき、電源がコモンモード・チョーク
コイルを介して短絡されるという不都合を生ずる。
【0006】本発明は、従来のこのような不都合に鑑み
てなされたもので、第1及び第2の導線の絶縁被覆がと
もに傷き、内部導線が露出したとしても、第1の導線と
第2の導線の内部導線同志が接触して電気的短絡を生ず
ることがないようにしたコモンモード・チョークコイル
を提供することをその目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、リング状コアに第1及び第2の絶縁被
覆導線を一緒に巻回したコモンモード・チョークコイル
本体と、下面の一側部及び他側部にリードピンが植設さ
れた基台とを有し、コモンモード・チョークコイル本体
を、リング状コアの周面が前記一側部及び他側部のリー
ドピンに対向するように起立して基台上に配設し、リン
グ状コアの穴から導出された第1の絶縁被覆導線の巻き
始め及び巻き終りの引き出し線を前記一側部のリードピ
ンに、リング状コアの穴から導出された第2の絶縁被覆
導線の巻き始め及び巻き終りの引き出し線を前記他側部
のリードピンにそれぞれ接続してなるコモンモード・チ
ョークコイルにおいて、第1及び第2の絶縁被覆導線の
巻き始め及び巻き終りの引き出し線を、それぞれ同じ絶
縁被覆導線の巻回部と接触又は至近の状態になる方向に
引き出してリードピンに接続してなる。
【0008】
【作用】図1に基づいて本発明の作用を説明すると、リ
ング状磁性コア1の穴から導出された第1及び第2の絶
縁被覆導線21、22(以下第1の導線21、22という)
の巻き始めの引き出し線7、9を、基台5の両側に引出
して基台5の下面のリードピン41、42に接続する場
合、引き出し線7、9にそれぞれ同じ導線21、22の巻
回部と接触又は至近の状態になる方向に引出すと、絶縁
被覆が傷ついて内部導線が露出しても第1の導線21
第2の導線22の内部導線は互いに接触することがな
く、電子回路に接続して電圧を印加したとき、コモンモ
ード・チョークコイルを介して電気的短絡を生じない。
図2に示すように、第1の導線21の巻き始めの引き出
し線7及び巻き終りの引き出し線8と第2の導線22
巻き始めの引き出し線9が巻き終りの引き出し線10の
内部導線はそれぞれの導線21、22の巻回部141及び
142の内部導線と接触する(細線で示す)場合がある
が、図2に示すすべての個所で接触することはほとんど
ないので、チョーク作用が完全に損われることはない。
【0009】
【実施例】以下に本発明の実施例につき説明する。
【0010】図1は本発明の一実施例を示す。
【0011】リング状コア1は、例えばフェライトコア
から成り、これに第1及び第2の導線21、22が一緒に
リング状コアの一部を残して円周に沿って巻回されてコ
モンモード・チョークコイル本体3が構成される。基台
5は例えば合成樹脂から成る絶縁基台で、その上面の中
央部には直方体の凹部11が、前方及び後方側部にはコ
イル保護壁12、12が夫々設けられ、その下面の左方
及び右方側部には一対のリードピン41、42が並設され
ている。13は基台5をプリント基板に搭載してリード
ピン41、41及び42、42をプリント基板の導電部に半
田付けしたときに生ずるフラックスのガスを逃がす突起
である。
【0012】前記コモンモード・チョークコイル本体3
は、リング状コア1の周面6が基台5の左方及び右方側
部に設けられたリードピン41、41及び42、42に対向
するように起立した状態でリング状コア1の一部を凹部
11に嵌合して配置される。
【0013】前記第1及び第2の導線21、22の巻き始
めの引き出し線7及び9は、同じ導線21、22の巻回部
141及び142に接触又は至近の状態(図示の例では接
触している。)になる方向に引き出され、下面のリード
ピン41及び42に夫々からげられ半田付けされて接続さ
れる。第1及び第2の絶縁被覆導線21、22の巻き終り
の引き出し線8及び10についても図示しないが、同様
にしてリードピン41及び42に接続される。
【0014】前記実施例の凹部11は直方体形状である
が、リング状コア1の周面の直径より若干小さい円弧底
面を有する凹部でもよく、また基台4のコイル保護壁1
2、12を省略して基台5にケースを固着してコイルを
保護するようにしてもよい。
【0015】
【発明の効果】本発明は、上述のような構成を有するか
ら、リング状コアに一緒に巻回された第1及び第2の導
線の絶縁被覆がともに傷ついて内部導線が露出しても、
第1の導線と第2の導線の内部導線が接触して電気的短
絡を生ずることがないコモンモード・チョークコイルが
得られるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (A)(B)及び(C)は夫々本発明の一実
施例の一部截断正面図、側面図及び底面図
【図2】 本発明の作用説明図
【図3】 従来のコモンモード・チョークコイルの一部
截断正面図、側面図及び底面図
【図4】 図3に示すチョークコイルの作用説明図
【符号の説明】
1 リングコア 21及び22 第1及び第2の絶縁被覆導線 3 コモンモード・チョークコイル本体 41、42 リードピン 5 基台 6 周面 7及び8 第1の絶縁被覆導線21の巻き始め及び巻き
終りの引き出し線 9及び10 第2の絶縁被覆導線22の巻き始め及び巻
き終りの引き出し線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01F 17/06 H01F 27/29

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リング状コア(1)に第1及び第2の絶
    縁被覆導線(21、22)を一緒に巻回したコモンモード
    ・チョークコイル本体(3)と、下面の一側部及び他側
    部にリードピン(41、42)が植設された基台(5)と
    を有し、コモンモード・チョークコイル本体(3)を、
    リング状コア(1)の周面(6)が前記一側部及び他側
    部のリードピン(41、42)に対向するように起立して
    基台(5)上に配設し、リング状コア(1)の穴から導
    出された第1の絶縁被覆導線(21)の巻き始め及び巻
    き終りの引き出し線(7、8)を前記一側部のリードピ
    ン(41、42)に、リング状コア(1)の穴から導出さ
    れた第2の絶縁被覆導線(22)の巻き始め及び巻き終
    りの引き出し線(9、10)を前記他側部のリードピン
    (42)にそれぞれ接続してなるコモンモード・チョー
    クコイルにおいて、第1及び第2の絶縁被覆導線
    (21、22)の巻き始め及び巻き終りの引き出し線
    (7、8、9、10)を、それぞれ同じ絶縁被覆導線の
    巻回部と接触又は至近の状態になる方向に引き出してリ
    ードピン(41、42)に接続してなるコモンモード・チ
    ョークコイル。
JP7165693A 1993-03-30 1993-03-30 コモンモード・チョークコイル Expired - Fee Related JP2847457B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7165693A JP2847457B2 (ja) 1993-03-30 1993-03-30 コモンモード・チョークコイル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7165693A JP2847457B2 (ja) 1993-03-30 1993-03-30 コモンモード・チョークコイル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06283341A JPH06283341A (ja) 1994-10-07
JP2847457B2 true JP2847457B2 (ja) 1999-01-20

Family

ID=13466875

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7165693A Expired - Fee Related JP2847457B2 (ja) 1993-03-30 1993-03-30 コモンモード・チョークコイル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2847457B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19956828C2 (de) * 1999-11-25 2003-02-13 Vogt Electronic Ag Modifizierter Ringkern zur Verwendung in einem elektromagnetischen Bauelement
JP2002198236A (ja) 2000-12-27 2002-07-12 Minebea Co Ltd コモンモードチョークコイル

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06283341A (ja) 1994-10-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20020145498A1 (en) Wire-winding structure and method for a transformer
JP2001167943A (ja) 小型磁気デバイスとその電磁干渉遮蔽方法、およびこれを使用した電気デバイス
US6160467A (en) Transformer with center tap
JP2847457B2 (ja) コモンモード・チョークコイル
JP2000182848A (ja) トランス
JP3396908B2 (ja) ラインフィルタ
US6737950B2 (en) Winding structure of starter
JPH0869923A (ja) トランス用コイル
JP2000182849A (ja) トランス
JP2001006947A (ja) トランス
KR200222909Y1 (ko) 플라이백트랜스포머의 코어체결구조
JP2002299133A (ja) ラインフィルタ
JP3157735B2 (ja) コイルとその製造方法
JP3432290B2 (ja) 表面実装コイル
JPH07283044A (ja) トランス
JP2002313636A (ja) コイル部品
JPS6121581Y2 (ja)
JP2001076942A (ja) トランス
JP2607841Y2 (ja) トランス
JP3501670B2 (ja) トランス
JP2000252136A (ja) トランス
JPH10241959A (ja) トランス
JP3125564B2 (ja) 内燃機関用点火コイル
JPH09148147A (ja) トランス
JPH0325379Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19980908

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081106

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091106

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101106

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111106

Year of fee payment: 13

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees