JP2847349B2 - 綴込具 - Google Patents

綴込具

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JP2847349B2
JP2847349B2 JP6334671A JP33467194A JP2847349B2 JP 2847349 B2 JP2847349 B2 JP 2847349B2 JP 6334671 A JP6334671 A JP 6334671A JP 33467194 A JP33467194 A JP 33467194A JP 2847349 B2 JP2847349 B2 JP 2847349B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、例えばコンピュータ
用紙などを綴込む場合に有効な綴込具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばコンピュータ用紙などを綴
込む場合に有効な綴込具として、両端部に、先端に係合
爪を有する一対の止バンドの後端部をそれぞれ止着した
長尺な押さえ部材と、この押さえ部材にそれぞれ内方に
起伏自在に枢着され、かつ、長手方向に前記係合爪と選
択的に係合する係合孔を配設した一対の操作レバーと、
前記押さえ部材に支持され前記操作レバーの伏倒状態を
保持する抑止部材とから構成され、操作レバーの伏倒時
に、止バンドが押さえ部材の両端と圧接するように構成
した綴込具は、特公平6−39194号公報において公
知である。この構成による綴込具によれば、テコの比を
利用する構成てあるので、用紙の挟持力が強固に得られ
るという利点を有する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した公
知の綴込具は、左右に一対の操作レバーと抑止部材とを
備えて成るので、綴込具に対する用紙の綴込み操作を左
右位置で行うことにより、その操作が煩わしいという不
都合があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本願発明は上記し
た従来のものの不都合を解消するために、両端部に可撓
性の条片をそれぞれ止着して側方に導出した長尺な基板
と、この基板との間で用紙などを挟み込む押さえ部材
と、この押さえ部材の中間位置に基部が摺動並びに起伏
自在に支承され、かつ、基部から離れた位置に係止孔を
有すると共に、前記一方の条片の先端を基部に止着した
操作レバーと、前記他方の条片に後端が止着され、先端
に前記係止孔と係止する係止爪を設けると共に、中間に
回動操作により全長を可変講整可能な調整手段を備えて
係止状態において操作レバーの上面に沿って平行状に載
置する係止部材と、前記押さえ部材に対し摺動可能であ
って前記操作レバーの遊端部を抑止してその伏倒状態を
保持する抑止部片とから構成したことを特徴とするもの
で、具体的には、調整手段は、後端が他方の条片に止着
され、かつ、先端にねじ部を有した連杆と、先端に係止
孔に係止する係止爪を設け、後端に前記ねじ部と螺旋方
向を異にするねじ部を有した係止杆と、両端部に前記各
ねじ部とそれぞれ螺合する螺旋方向を異にするねじ孔を
有した回動杆とから成り、また操作レバーの長手方向
に、複数の係止孔を隔設すると共に、押さえ部材が断面
上向きコ字状に形成され、この押さえ部材内に設けた複
数の支片に一方の条片を挿通してその先端を操作レバー
の基部に止着し、この条片に抑止部片を摺動可能に係挿
して成り、また基板は、表紙体の裏表紙内面に止着され
る水平部と、背表紙の幅に相当する高さの垂直部とを有
して成る。さらにまた、押さえ部材は、断面上向きコ字
状の部材から成り、操作レバーが断面下向きコ字状であ
って前記押さえ部材内に介入可能な部材から成り、その
基部に軸止した軸杆の両端部を前記押さえ部材の立上が
り片に設けた長手方向に延びる摺動孔に係挿して、操作
レバーを押さえ部材に対し摺動並びに起伏自在に支承し
て成るものである。
【0005】
【作用】使用に際しては、係止爪を係止孔から外した状
態で押さえ部材を基板上面より上方に離反する。この離
反作用は、操作レバーが押さえ部材に対し摺動可能な範
囲で許容される。この状態で基板上に用紙の側縁部を載
置したのち、その上面に押さえ部材を押し付けると共
に、操作レバーの基部を押さえ部材に対し摺動して一方
の条片の弛みを除去する。次いで操作レバーを所要の傾
斜状態で係止部材の係止爪を係止孔に係止し、この状態
で操作レバーを伏倒する。すると、テコの理により他方
の条片が緊張すると共に、操作レバーにその基部方向の
引張力が作用するので、その方向に操作レバーが摺動し
て一方の条片も緊張し、これによって基板と押さえ部材
との間に介在された用紙は、押さえ部材によって強固に
挟持される。そして操作レバーを充分に伏倒した状態で
抑止部片を摺動して操作レバーの遊端部を抑止する。上
記において、操作レバーの伏倒時における条片の緊張度
合いは、調整手段を操作してその全長を可変することに
より行うことができ、さらに操作レバーの長さ方向に隔
設した複数の係止孔を選択して係止爪を係止することに
よって、用紙の綴込み可能厚を大きくすることができ
る。
【0006】
【実施例】以下図面にもとづいて本願発明の実施例を詳
述すると、水平部1aと、後述する表紙部材Aの背表紙
bの幅に相当する高さの垂直部1bとから成る断面L字
状の長尺な基板で、その水平部1aの両端部下面には、
多数の細鋼線を撚成した可撓性の撚線、薄鋼板、皮革或
いは合成樹脂片などから成る可撓性の左右一対の条片
2,3の各一端がそれぞれ止着4されて水平部1aの両
端部から相対方向に導出されている。5は断面上向きコ
字状の長尺な鋼板から成る押さえ部材で、その長さは前
記基板1とほぼ等しく、その中央部より稍一方の端部寄
りの前後起立片5aに、長手方向に延びる摺動溝6が設
けてある。7は下向きコ字状に形成されて、前記押さえ
部材5内に介入可能な幅をもった鋼板から成る操作レバ
ーで、その基部に軸片8が設けてあり、この軸片8を前
記摺動溝6に係合することにより、操作レバー7は押さ
え部材5に対し摺動並びに起伏自在に支承され、また操
作レバー7には基部から離れた遊端部寄りに複数の係止
孔9が隔設してある。
【0007】前記操作レバー7の基部側に位置する一方
の条片2には、中間部に全長を可変調整することができ
る調整手段11を備え、かつ、先端に前記係止孔9と係
止する鍵状の係止爪12を有した係止部材13が取り付
けてあり、本例においては、後端が前記一方の条片2の
遊端部に止具14により取り付けられ、前端にねじ部1
5を有した連杆16と、後端に前記ねじ部15と螺旋方
向を異にしたねじ部17を有し、前端に前記係止孔9に
係止する前記係止爪12を設けた係止杆18と、両端部
に、前記ねじ部15,17にそれぞれ螺合する螺旋方向
の異なるねじ孔を有した回動杆19とから成る場合を示
している。また前記他方の条片3は、前記一方の条片2
よりも長尺に形成され、この条片3は押さえ部材5内の
長手方向に隔設した複数の支持部20に挿通されて支持
されており、かつ、その先端は前記操作レバー7の基部
に、例えば該基部に設けた2つの挿通孔21に条片3の
先端を折り返すように挿通して操作レバー7の基部内面
で条片3同士を止具22より止着することにより取り付
けられる。
【0008】23は操作レバー8の遊端部を抑止して押
さえ部材5に対し操作レバー8を伏倒状態に固持する抑
止部片であって、これが押さえ部材5内に摺動可能に設
けてあり、本例において図5で示すように細長い鋼板を
下片24が上片25よりも長くなるようにコ字状に屈曲
すると共に、下片24の先端に上向きの折片26を設
け、この折片26とコ字状部の垂片とに対向する通孔2
7を設け、この通孔27に、前記他方の条片3を挿通す
ることにより抑止部片23を押さえ部材5内に摺動可能
に設けてある。
【0009】なお前記一方の条片2を押さえ部材5の内
面に折り返したとき、該条片2を幅方向の中央位置に保
持するために、押さえ部材5の一方の端部内面に、中央
に切欠部27aを有した保持片27が設けてあり、この
ように構成された綴込具は、表表紙a、背表紙b及び裏
表紙cを屈曲可能に連設して成る表紙部材Aの前記裏表
紙cの背表紙b寄りに、基板1の水平部1aが止片など
により止着されてバインダーを構成する。
【0010】しかして、用紙をバインダーに綴り込む場
合には、係止爪12を係止孔9から外した状態で押さえ
部材5を基板1上面より上方に離反する。この離反作用
は操作レバー7が押さえ部材5に対し摺動可能な範囲即
ち摺動溝6の長さの範囲で許容される。この状態で基板
1上に用紙Pの側縁部を載置したのち、その上面に押さ
え部材5を押し付けると共に、操作レバー7の基部を押
さえ部材5に対し摺動溝6に沿って摺動して他方の条片
3の弛みを除去する。次いで操作レバー7を図4で示す
ように所要の傾斜状態で係止杆18の係止爪12を選択
した一つの係止孔9に係止し、この状態で操作レバー7
を伏倒する。するとテコの理により一方の条片2が牽引
されて緊張すると共に、操作レバー7には基部方向の引
張力が作用するので、その引張方向に操作レバー7が摺
動して他方の条片3も緊張し、これによって押さえ部材
5には強い挟持力が働き、基板1と押さえ部材5との間
に介在された用紙Pは押さえ部材5によって強固に挟持
される。そして操作レバーが押さえ部材5内に充分に伏
倒した状態で、抑止部片23を摺動してその上片25を
操作レバー7の遊端部上面に重合して操作レバー7の伏
倒状態を保持するものである。
【0011】上記において、操作レバー7の伏倒時にお
ける条片2,3の緊張度合い即ち操作レバー7に作用す
る牽引力の強弱の度合いは、回動杆19を回動操作して
係止部材13の全長を可変調整することにより行うこと
ができ、また用紙の綴込み厚に相応して係止爪12が係
止する係止孔9の位置を選択する。
【0012】
【発明の効果】以上のように本願発明によれば、テコの
理を利用して押さえ部材を基板に対し押圧する構成であ
るので、用紙の挟持板が強固に得られると共に、単一の
操作レバーを用いるので、綴り込み操作が容易であり、
また調整手段の存在によって係止部材の全長即ち用紙の
挟持圧を無段階に可変調整することができ、さらに係止
孔を複数配列することによって、用紙の綴込み可能厚を
大きくすることができ、さらにまた基板が、表紙体の裏
表紙内面に止着される水平部と、表紙体の幅に相当する
高さの垂直部とを有して成ることによって、綴込み用紙
の側縁を簡単に揃えることができるなどの利点を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】綴込み状態の総体平面図
【図2】綴込み状態の縦断面図
【図3】図2のIーI線断面図
【図4】綴込み開始状態の一部切欠した正面図
【図5】抑止部片の拡大斜視図
【符号の説明】
1 基板 2,3 条片 5 押さえ部材 6 摺動溝 7 操作レバー 8 軸片 9 係止孔 11 調整手段 12 係止爪 13 係止部材 15,17 ねじ部 18 係止杆 19 回動杆 20 支持部 21 挿通孔 23 抑止部片 27 通孔 A 表紙部材

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端部に可撓性の条片をそれぞれ止着し
    て側方に導出した長尺な基板と、この基板との間で用紙
    などを挟み込む押さえ部材と、この押さえ部材の中間位
    置に基部が摺動並びに起伏自在に支承され、かつ、基部
    から離れた位置に係止孔を有すると共に、前記一方の条
    片の先端を基部の下面に止着した操作レバーと、前記他
    方の条片に後端が止着され、先端に前記係止孔と係止す
    る係止爪を設けると共に、中間に回動操作により全長を
    可変調整可能な調整手段を備えて係止状態において操作
    レバーの上面に沿って平行状に載置する係止部材と、前
    記押さえ部材に対し摺動可能であって前記操作レバーの
    遊端部を抑止してその伏倒状態を保持する抑止部片とか
    ら構成したことを特徴とする綴込具。
  2. 【請求項2】 調整手段が、後端が他方の条片に止着さ
    れ、かつ、先端にねじ部を有した連杆と、先端に係止孔
    に係止する係止爪を設け、後端に前記ねじ部と螺旋方向
    を異にするねじ部を有した係止杆と、両端部に前記各ね
    じ部とそれぞれ螺合する螺旋方向を異にするねじ孔を有
    した回動杆とから成る請求項1記載の綴込具。
  3. 【請求項3】 操作レバーの長手方向に、複数の係止孔
    を隔設して成る請求項1または2記載の綴込具。
  4. 【請求項4】 押さえ部材が断面上向きコ字状に形成さ
    れ、この押さえ部材内に設けた複数の支片に一方の条片
    を挿通してその先端を操作レバーの基部に止着し、か
    つ、前記条片に抑止部片を摺動可能に係挿して成る請求
    項1,2または3記載の綴込具。
  5. 【請求項5】 基板が、表紙体の裏表紙内面に止着され
    る水平部と、背表紙の幅に相当する高さの垂直部とを有
    して成る請求項1,2,3または4記載の綴込具。
  6. 【請求項6】 押さえ部材が断面上向きコ字状の部材か
    ら成り、操作レバーが断面下向きコ字状であって前記押
    さえ部材内に介入可能な部材から成り、その基部に軸止
    した軸杆の両端部を前記押さえ部材の立上がり片に設け
    た長手方向に延びる摺動孔に係挿して操作レバーを押さ
    え部材に対し摺動並びに起伏自在に支承して成る請求項
    1,2,3,4または5記載の綴込具。
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