JP2846794B2 - 白あり検出装置 - Google Patents

白あり検出装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、住宅に侵入する白あり
の食害を発見し、それを報知するための白あり検出装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】日本に生息する白ありは主にヤマト白あ
りとイエ白ありであり、これらは地下白ありと呼ばれ、
地中に巣を作り住宅等の暗部にある木材を食害してその
内部を空洞化する。
【0003】白ありには群飛という習性があって、例え
ばヤマト白ありの場合は4月から5月に羽化し巣から大
群をなして飛びたつことがあり、このときになって初め
て白ありの侵入に気づく場合が多い。
【0004】従来、白ありの侵入を発見する方法として
例えば特公平4ー21449号公報にあるように、木材
容器の芯部をくり抜きそこに木材の白あり検出サンプル
を挿入した白あり検出器を予想される白ありの侵入経路
の地中に埋設し、定期的あるいは不定期に検出サンプル
を引き抜いて白ありの有無を目視検査する方法があっ
た。これは木材容器と挿入した検出サンプルとの間に形
成される間隙に白ありが誘引される白ありの走融性を利
用したものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】これらの白あり検出器
では検査員が住宅を巡回して目視検査する必要があり、
白あり検出器が設置された住宅も広域に渡って存在して
おり、検査に多大の時間とコストを要していた。
【0006】白あり検出器が設置されていない場合に
は、食害が進行した後に住人が白ありの群飛によって発
見するほかなく、たとえ発見したとしても群飛の発生は
4月から5月であるので各地の発見がこの期間に集中
し、白あり駆除剤を散布する業者に対するクレームや問
い合わせが殺到して業者の迅速な対応が困難となってい
た。
【0007】そこで本発明は、白ありが住宅に侵入し食
害を開始したら群飛を待たずにできるだけ早期に発見す
ることと、広域に渡る複数の住宅の白ありの被害を検査
員が巡回を行うことなく検査結果を集中して得ることを
目的としたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、白ありの侵入
経路に木材等の検出サンプルの一部あるいは全部を埋設
しておき、白ありの食害によって検出サンプルが空洞化
すると、所定の圧力で検出サンプルに加圧されている検
出端子が空洞化した検出サンプルに陥没し、それを磁気
的に検出するようにした装置であり、白ありの好む松、
杉等のブロック状の木質片の検出サンプルと、木質片の
年輪の層に対して垂直に加圧される検出端子と、検出端
子の取り付けられた加圧機構と、加圧機構に圧力を発生
する弾性体と、木質片に陥没したときの検出端子の変位
を表示する赤色マークと、永久磁石を起磁力とする磁気
回路の磁路の開放として検出する磁気センサーとを設け
たものであり、さらに本発明は、磁気センサーの検出結
果を電話回線を経由して各種のセンターや管理者に報知
する伝送機能を備えたものである。
【0009】
【作用】予想される白ありの侵入経路に検出サンプルの
一部あるいは全部が埋設されるように白あり検出装置を
設置しておき、白ありが侵入して食害を開始すると検出
サンプルは徐々に空洞化する。空洞化が進行すると所定
の圧力で検出サンプルを加圧する検出端子は徐々にある
いは急激に検出サンプルに陥没して変位する。この検出
端子の変位によって磁気回路の磁路が開放遮断され、永
久磁石の起磁力によって一定の磁気を感知していた磁気
センサーの出力が閉路から開路となる。これを表示しか
つ電話回線を経由してセンターの管理者に報知すること
によって白ありの食害が検出される。
【0010】
【実施例】本発明の実施例を図に基づいて説明する。
【0011】図1は本発明の白あり検出装置の概略を示
す断面図である。1は白ありを誘引する松、杉等の木質
片よりなる検出サンプルである。この検出サンプル1の
一方の面には検出端子2が所定の圧力で加圧されてお
り、その加圧力は検出端子2が取り付けられた移動機構
3に対して圧縮されたスプリング等の弾性体4によって
生じている。検出サンプル1の他方の面はケース8の底
面に接して検出サンプル1にかかる加圧力を受けてい
る。移動機構3は金属等の磁性体よりなり、ケース8に
固定された磁性体の固定機構6と、移動機構3または固
定機構6に取り付けられた永久磁石5を起磁力として磁
気回路を形成し、その磁路のギャップに磁気センサー7
が配設されている。さらに、移動機構3には赤色マーク
9が付されており、移動機構3が変位するとケース8に
設けられた開口部からなる表示窓10によって外部から
赤色マーク9の移動が目視できるようになっている。
【0012】図2は本発明の白あり検出装置の磁気回路
に関する主要部分の動作を示す図であって、はじめに設
置されたときには検出端子2は検出サンプル1に陥没せ
ず、磁性体の移動機構3と固定機構6、ならびに永久磁
石5よりなる磁気回路は閉路状態となっており、ケース
8に支持固定され磁路のギャップに位置する磁気センサ
ー7にリードスイッチを用いたとき、そのリードスイッ
チは磁気によって導通状態になっている。
【0013】つぎに、白ありが侵入し食害が進行して検
出サンプル1が空洞化してゆくと検出端子2は徐々にあ
るいは急激に検出サンプル1に陥没する。それによって
移動機構3が変位して磁気回路は開放状態となり、磁路
が開放遮断されて磁気が急激に減少し磁路のギャップに
位置するリードスイッチは非導通状態になる。同時に赤
色マーク9も移動して表示窓10に表示され、検出端子
2が陥没したことを検出することができる。
【0014】本発明の検出装置はまた、白ありの侵入経
路を予測して設置するものであるので長期間に渡って稼
働する必要があり、早いところでも設置して数年後に初
めて白ありの食害が検出されるものである。従って、長
期間に渡ってセンサーが故障なく動作するためには、接
点部が封入されたリードスイッチのほか半導体ホール素
子等を磁気センサーに用いることもあり、また、大地に
散在する砂鉄や鉄くずなどが何らかの原因で磁気回路に
吸着しても誤動作せず確実に動作するように、磁気回路
は検出端子2が陥没したときに開放もしくは遮断となる
様にしており、しかも磁気センサー7の信号線が鼠等に
よって欠損し開放状態となってしまっても、それらの開
放状態を有効な信号として検出し報知したり表示したり
するようにしている。
【0015】さらに、検出端子2の形状は先端部が球状
あるいは針状となっており、検出サンプル1に対して加
圧力が集中し、検出端子2が陥没して移動機構3が変位
し易いような形状になっている。
【0016】木質片の採取と設置について言えば、白あ
りは木材の年輪に沿って軟らかい春材部を好んで食害し
硬い秋材部を残す習性があるので、食害され空洞化する
ことを確実に検出するためには特に松、杉等の白ありの
好む木材を選択し、検出端子2は木材の年輪に対して平
行に加圧せず、空洞化され脆弱になった木質片が圧壊し
易いように年輪の層に対して垂直に加圧するようにして
いる。これを図3に示す。
【0017】白ありはまた地中にある木材等をより好ん
で食害するために、本発明の白あり検出装置は一部が地
中に埋設され、ケース8の開放された底部が大地につな
がり、底部に設置された検出サンプル1の一部あるいは
全部が地中に埋設されるようになっている。
【0018】つぎに、本発明はまた、以上述べたような
白あり検出装置の設置場所や検出結果を公衆電話回線を
経て白あり駆除業者や住宅の管理を行う各種のセンター
の管理者に伝送するものであり、図4に示すように、住
宅に設置された白あり検出装置の検出信号は端末網制御
装置11から電話回線12を経て各種のセンターに設置
されたセンター装置13に伝送される。
【0019】図4には、端末網制御装置11の主な回路
も示されており、白あり検出装置の磁気センサー7の接
点信号を入力するインターフェイス部14と、送信制御
を行い設置場所等のデータを送信する制御部15と電話
回線12との接続を行う回線制御部15と電源の電池1
6等よりなる。
【0020】本発明の白あり検出装置では検出サンプル
に木質片を用いたが、白ありは雑食性であるのでこれに
限らず発泡スチロール等を用いる場合もある。
【0021】以上の説明は白ありの食害による空洞化の
検出を対象としたものであるが、本発明の装置はまた、
木材の腐朽菌等による腐朽ないしは風化を検出すること
も可能であり、地中への埋設を問わず年月を経て脆弱化
するいろいろな材料の経年変化を検出することにも応用
できる。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように、本発明は白ありの食
害を検出サンプルの圧壊によって知るので、白ありの侵
入経路に設置すれば住宅の内部に進行する食害による空
洞化を早期にかつ確実に知ることができる。
【0023】また密閉式の磁気センサーを用い、磁気回
路の磁路の開放や信号線の切断による信号回路の開放を
有効信号として検出するので、環境の変化や経過年数に
たいしても十分な耐用性がある。
【0024】そして検出サンプルの木質片には球状ある
いは針状の検出端子を年輪の層に対して垂直に加圧する
ことによって陥没を容易にし、空洞化の進行をより確実
に検出することができる。
【0025】さらに本発明では検出信号を端末発信して
センターに伝送するので、広域に渡る住宅の被害の発見
と対策が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の白あり検出装置の断面図である。
【図2】本発明の白あり検出装置の磁気回路を示す図で
ある。
【図3】図1の木質片の検出サンプルに対する検出端子
の加圧方向を示す図である。
【図4】本発明の白あり検出装置を実施した端末網制御
装置の回路の概略と外部との接続を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 検出サンプル 2 検出端子 3 移動機構 5 永久磁石 6 固定機構 7 磁気センサー 11 端末網制御装置

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 白ありの侵入経路に設置し、白ありの食
    害を検出する白あり検出装置において、白ありを誘引す
    る検出サンプルと、前記検出サンプルに加圧される検出
    端子と、前記検出端子を所定の力で加圧するための弾性
    体と、前記検出端子が取り付けられ前記弾性体の弾性に
    よる加圧力によって変位可能な移動機構とからなり、前
    記検出サンプルが白ありの食害によって空洞化し脆弱と
    なったとき、加圧力によって前記検出端子が前記検出サ
    ンプルに陥没し、前記移動機構が初期の位置より変位す
    ることによって白ありを検出する白あり検出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の白あり検出装置におい
    て、前記移動機構を磁性体とし、磁性体の固定機構と永
    久磁石とを設けて磁気回路を形成し、磁路のギャップに
    磁気センサーを設けた白あり検出装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の白あり検出装置におい
    て、前記検出端子が前記検出サンプルに陥没して前記移
    動機構が変位したときに磁気回路を開放して磁路を遮断
    し、前記磁気センサーが感知する磁気が初期の状態に比
    べて減少することを有効信号として検出する白あり検出
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の検出端子の形状は先端が
    球状、針状あるいはそれと同等の接触面積が小さく、か
    つ陥没抵抗の小さい胴部を有することを特徴とする白あ
    り検出装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の検出サンプルは木質片よ
    りなり、前記検出端子がその木質片の年輪の層に対して
    垂直に加圧されるように採取され、かつ設置される白あ
    り検出装置。
  6. 【請求項6】 請求項3記載の有効信号を端末発信し電
    話回線を経てセンター装置に伝送する端末網制御装置を
    備えた白あり検出装置。
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