JP2846107B2

JP2846107B2 - 画像通信システム

Info

Publication number: JP2846107B2
Application number: JP32911790A
Authority: JP
Inventors: 由美子西; 浩後藤; 光男吉田; 実安田; 鈴木　　元
Original assignee: Hitachi Ltd; Nippon Telegraph and Telephone Corp
Current assignee: Hitachi Ltd; Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date: 1990-11-30
Filing date: 1990-11-30
Publication date: 1999-01-13
Anticipated expiration: 2014-01-13
Also published as: JPH04207380A

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、画像通信システムに係り、更に詳述すれば
ISDN網による画像通信における画像信号の符号化／復号
化に必要な変数の画質向上に伴う変更を考慮した画像通
信システムに関する。

〔従来の技術〕

従来、受信部、送信部にある画像情報処理機能が有す
るディジタル信号処理装置においては、第４図に示す通
り、画像の符号化、複号化に必要なテーブル値、パラメ
ータ等の変数を数種類予めディジタル信号処理装置に備
付けのROM等に書き込んである。画像の符号化，複号化
を行う際には、その内から目的にあった変数の種類を操
作部から指定することによりその変更を行いディジタル
信号処理を行う仕組となっている。なお、これに関連す
るものとして、信学技報89号34番エス・エス・イー89−
21（SSE89−21）が挙げられる。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来技術は、現在画像信号に求められている高速
性，高画質性という要求に伴うディジタル信号処理装置
内のテーブル値、パラメータ等の変数の変更についての
配慮がされておらず、テーブル値、パラメータを変更す
る際に、受信部，送信部にあるROMを交換しなければな
らない等変数の更新にコストと時間がかかるという問題
があった。

本発明は、容易に変数の変更が行えることを目的して
おり、さらに端末から全ての変数の更新が行える機能を
有する画像通信システムを提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

上記課題は、例えば標準NTSC信号として入力したアナ
ログ画像情報を、ディジタル信号に変換し、符号化を行
う画像処理機能と、ISDNユーザインタフェースに準じた
通信処理機能を有する送信部、ディジタル画像信号を伝
送するディジタル網。ディジタル画像信号を受信し、復
号化を行った後、再びアナログ信号へと変換する画像処
理機能と、通信処理機能を有する受信部、アナログ画像
情報を用いて映像を提供するディスプレイ機能と、本シ
ステムの操作用端末を有する操作部により成る画像ディ
ジタル通信システムにおいて、操作部端末から直接書込
みが可能なRAMを受信部，送信部にある画像情報処理機
能が有するディジタル信号処理部内に設置することによ
り達成される。

〔作用〕

本発明の画像通信システムは、送信部に入力された標
準NTSC信号であるアナログ画像情報は、送信部が持つ画
像情報処理機能により、アナログ信号からディジタル信
号へと変換され、更にディジタル信号処理装置におい
て、符号化される。この際、符号化に必要なテーブル値
パラメータ等の変数は、操作部の持つ蓄積機能（例えば
ディスク）からディジタル信号処理部分内のRAMに書き
込まれる。符号化されたディジタル信号は、ディジタル
網を通り受信部へと送られる。ディジタル信号は受信部
が持つ画像情報処理機能により、ディジタル信号処理部
分において、復号化が行なわれる。この際に必要なテー
ブル値、パラメータ等の変数は、送信部における符号化
の際に用いられた変数と対応するものを、やはり操作部
の持つ蓄積機能からディジタル網を経由して送信部の持
つディジタル信号処理部分内のRAMに書き込まれる。復
号化されたディジタル信号は更にアナログ信号へと変換
され、操作部へ入力される。そして操作部にあるディス
プレイ機能によって映像となる。

このように、符号化，復号化の際に必要な、テーブル
値，パラメータ等の変数は、操作部にある蓄積部より書
き込みが可能であり、変数の更新が容易に行える。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図乃至第３図を用いて
説明する。

第１図は、本実施例のシステム構成図を示すものであ
る。

送信部（SND）10は、画像処理部11と通信処理部12と
で構成されている。更に前記画像処理部11は、A/D変換
部111とディジタル信号処理部112とで大きくは構成され
ている。

受信部（REC）20は、画像処理装置21と通信処理部22
とで構成されている。更に前記画像処理部21はD/A変換
部、211とディジタル信号処理部212とで大きくは構成さ
れる。

操作部（PC）30は、映像ディスプレイ31と操作用入出
力部32と蓄積部（データディスク）33とで大きくは構成
される。

また、ディジタル信号処理部分112,212は、各々信号
処理部とRAMを有する。

このRAMにはｍ種類のテーブル値、パラメータ等の変
数が書き込まれている。

次に本実施例の動作について、第２図を用いて説明す
る。

第２図は、本実施例において、操作部30から接続要求
が起きた時のシーケンスフロー図である。

操作部30から入出力部32を介して接続要求が出され
る。この時同時に変数の番号を指定する。受信部20に
ある通信処理部22は接続要求により、ディジタル網40を
通して送信部10との通信処理を行う。その結果、送信部
10とのパスが設定され、送信部10の通信処理部12から接
続完了情報が受信部20の通信処理部22へと返される。そ
こで、通信処理部22は指定された変数番号を送信部10
の通信処理部12に送る。通信処理部12では、画像処理部
11へ、変数番号のテーブル値、パラメータを書き込
む。書き込みが完了すると、受信部20の通信処理部22へ
END信号を返す。これを受け、通信処理部22は、画像処
理部21へ変数番号のテーブル値、パラメータを書き込
む。これにより通信処理手続は終了する。

設定されたパスより、標準NTSC信号であるアナログ画
像情報は、送信部10に入力され、A/D変換部111におい
て、ディジタル信号へと変換される。このディジタル信
号は、ディジタル信号処理部112において前記の番号
の変数を用いて符号化され、ディジタル網40へと送信さ
れる。ディジタル網40を通して受信部20へ入力される。
受信部20に入力されたディジタル信号は、画像処理部21
にあるディジタル信号処理装置212において前記の番号
の変数を用いて復号化され、更にD/A変換部211におい
てアナログ信号となり操作部30へ入力される。そして操
作部30にあるディスプレイ31において映像として表示さ
れる。以上のように、操作部30からの指示により映像情
報は表示される。

次に、テーブル値、パラメータ等の変数の更新時の手
順について、第３図を用いて説明する。

まず、受信部20の画像処理部21にある変数の書き換え
を行う場合について説明する。

操作部30からの受信部20への書き換え指示により、受
信部20の通信処理部22は、変数の受け入れ体勢を整え、
操作部30にデータ要求をする。そこで、操作部30はディ
スク33からデータを受信部20へと送出する。受信部20
は、そのデータを一担通信処理部22が受取った後、画像
処理部21にあるRAMに書き込み、操作部30に終了した事
を伝える。以上のシーケンスにより、受信部20の変数の
更新は完了する。

次に、送信部10の画像処理部11にある変数の書き換え
を行う場合について説明する。

操作部30からの送信部10への書き換え指示により、受
信部20の通信処理部22は、ディジタル網40を介して、送
信部10とのパスを設定する。送信部10にある通信処理部
12は、パス設定完了後、設定完了情報を受信部20の通信
処理部22へ返す。それを受けて通信処理部22は操作部30
にデータ要求をする。そこで操作部30のディスク33か
ら、変数データを受信部20の通信処理部22へ送出する。
変数データを受けた通信処理部22は、ディジタル網40を
通して、送信部10にある通信処理部12へ変数データを送
信する。この時にこのデータ転送を、国際規格のＢチャ
ネルで行うと、伝送速度を短縮することができる。送信
部10にある通信処理部12は変数データを受け取った後、
画像処理部11内にあるRAMへと書き込み、受信部20の通
信処理部22へ、変数データを受取ったことを知らせる。
これにより、通信処理部22は操作部10へ送信部10の書込
み動作が終了したことを知らせる。

以上のシーケンスにより、操作部30から送信部10への
変数の更新は終了する。

本実施例によれば、変数データの更新が容易に行え、
更に、映像情報要求時には、変数番号を指定を行うだけ
なので、接続時間が早くなるという効果がある。

〔発明の効果〕

請求項１記載の画像通信システムは、操作部からの指
示により、操作部の持つ蓄積部（ディスク）より直接テ
ーブル値、パラメータ等の変数を書き換えることが可能
であるので、画質向上に伴う変数の変更が容易にしかも
操作部から行うことができる。

従って、送信機を多数遠隔地に設置している場合、特
に有効である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を説明するシステム構成図、
第２図は接続要求時のシーケンスフロー図、第３図は変
数更新要求時のシーケンスフロー図、第４図は従来の技
術を説明する図である。 10……送信部、 11,21……画像処理部、 111……A/D変換部、 112,212……ディジタル信号処理部、 12,22……通信処理部、 20……受信部、 211……D/A変換部、 30……操作部、 31……ディスプレイ、 32……入出力部、 33……ディスク、 40……ディジタル網。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者吉田光男東京都千代田区内幸町１丁目１番６号日本電信電話株式会社内 (72)発明者安田実東京都千代田区内幸町１丁目１番６号日本電信電話株式会社内 (72)発明者鈴木元東京都千代田区内幸町１丁目１番６号日本電信電話株式会社内 (56)参考文献特開平２−124644（ＪＰ，Ａ) 広瀬他「簡易動画コーデックの試作」，電子情報通信学会技術研究報告 (58)調査した分野(Int.Cl.⁶，ＤＢ名) H04N 7/24 - 7/68 H04N 7/04 - 7/10

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】アナログ画像信号とディジタル信号との変
換および前記ディジタル信号の符号化ならびに復号化を
行う画像処理部と、ディジタル網と前記符号化されたデ
ィジタル信号の送受信を行う通信処理部とを有する複数
個の画像通信装置、および、前記画像通信装置の少なく
とも１つに接続され前記画像通信装置を操作する信号の
入出力部を有した操作端末とで構成した画像通信システ
ムにおいて、前記画像処理部の符号ならびに復号化に用いる制御パラ
メータを複数個格納する書込みならびに読出し可能なメ
モリを前記複数個のそれぞれの画像通信装置に、前記メ
モリに格納される制御パラメータを予め複数個記憶して
おく記憶装置を前記操作端末に備え、前記画像通信装置のそれぞれのメモリの設定もしくは更
新は、前記操作端末の入出力部から前記制御パラメータ
の設定もしくは更新を要求すると、前記操作端末の接続
された画像通信装置が、前記通信処理部を介して前記記
憶装置から要求した制御パラメータを受信して自画像通
信装置のメモリに書き込み、相手側画像通信装置間にパ
スを設定して前記記憶装置から前記要求した制御パラメ
ータを前記パスで送信し、前記相手側画像通信装置の受
信した制御パラメータのメモリへの書き込みを確認する
ことで実行し、画像信号通信は、予めメモリに格納された複数個の制御
パラメータから使用する制御パラメータを前記操作端末
の入出力部で選択すると、前記端末装置が接続された画
像通信装置が、画像信号を送受信する前記画像通信装置
間にパスを設定して前記選択情報を前記パスで送信し、
それぞれの画像通信装置で前記選択情報により前記使用
する制御パラメータが前記メモリから前記画像処理部に
設定されると前記パスで画像情報の送受信を開始するこ
とを特徴とする画像通信システム。