JP2845863B2 - 拡管装置 - Google Patents

拡管装置

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JP2845863B2 JP30709297A JP30709297A JP2845863B2 JP 2845863 B2 JP2845863 B2 JP 2845863B2 JP 30709297 A JP30709297 A JP 30709297A JP 30709297 A JP30709297 A JP 30709297A JP 2845863 B2 JP2845863 B2 JP 2845863B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は拡管装置に関し、更
に詳細には家庭用クーラや自動車用クーラー等の熱交換
器に用いられる冷却チューブを拡管する拡管装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】家庭用クーラや自動車用クーラー等に
は、熱効率を高めるために複数枚のフィンプレートに複
数本の冷却チューブ(以下、チューブという)が挿通さ
れている熱交換器が採用されている。この熱交換器のチ
ューブとフィンプレートとは、フィンプレートに穿設さ
れている孔にチューブを挿通し、次いでチューブを拡管
することによって一体化されている。かかるチューブの
拡管に用いられる拡管装置としては、例えば図7に示す
拡管装置が使用されている。図7に示す拡管装置には、
フィンプレートに穿設された孔に挿入された複数本のチ
ューブ50、50・・から成るチューブ群Aが所定位置
に載置されており、チューブ群Aのチューブ50の各々
を拡管してチューブ50とフィンプレートとを一体化す
るものである。 この拡管装置では、油圧シリンダ4、4
によって、イド軸5、5に沿って上下方向に往復動す
る往復動体1が設けられている。この往復動体1には、
拡管するチューブ50の内径よりも大径のビレットが先
端に形成されているマンドレル41・・・が装着されて
いる。かかるビレットは、マンドレル先端の下方に位置
するチューブ群Aを構成する拡管対象のチューブ50内
に往復動体1の降下と共に進入し、チューブ50を拡管
する。尚、油圧シリンダ4、4等の作動状況は、パネル
39に表示される。
【0003】この様な拡管装置を用いて拡管作業を行う
際に、拡管するチューブ50の本数や配列等に応じてマ
ンドレルの本数や配列等も変更する必要がある。従来、
このマンドレルの配列等の変更作業は手動で行われてい
たが、本発明者等の一人は、かかる変更作業を容易とす
べく、先に特願平1ー318520号明細書によって、
図4に示す調整手段を具備した拡管装置を提案した。図
4に示す調整手段は、マンドレル41の頭部に設けられ
たマンドレル41の軸部よりも大径の係止部40と、往
復動体1を構成し、各マンドレル41の軸部が挿通され
る貫通孔が穿設されている取付板6と、取付板6の背面
側に設けられ且つマンドレル41の各々の頭部に対して
独立に作動し、作動する際に、マンドレル41の取付板
6に対する軸方向への動きを阻止するストッパ3と、取
付板6の貫通孔の各々の近傍に設けられ、ストッパ3を
駆動する駆動手段とから構成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図4に示す調整手段を
具備する拡管装置によれば、拡管対象のチューブの本数
や配列が変更されても、チューブに対応する任意のマン
ドレルの取付板6に対する軸方向への動きを阻止できる
と共に、拡管対象のチューブが存しない残余のマンドレ
ルの取付板6に対する軸方向への動きを許容することが
できる。このため、拡管するチューブの本数や配列の変
更に対応するように、拡管可能のマンドレルの本数や配
列等を容易に変更することができる。ところで、往復動
体1を構成する取付板6に対する軸方向への動きが許容
されたマンドレル41(以下、可動マンドレル41aと
称することがある)は、係止部40によって取付板6に
穿設された貫通孔に係止されているため、図8に示す様
に、拡管装置の下部で且つチューブ群Aよりも上方の位
置に設けられた当接板60(図7)にビレット42が当
接するまで、往復動体1と共に降下する。この当接板6
0は、シリンダ61、16によって所定位置に固定され
るストリッパ台63にブランケット62によって固着さ
れているものである。ビレット42が当接板60に当接
して降下が阻止された可動マンドレル41aは、往復動
体1の降下に伴い、図5に示す様に、可動マンドレル4
1aの係止部40が往復動体1よりも上方に突出するよ
うになる〔図5(a)に示す係止部40′〕。一方、取
付板6に対して軸方向への動きが阻止されたマンドレル
41は、図8に示す如く、往復動体1の降下に伴い当接
板60に所定形状に形成された切欠部64を通過し拡管
対象のチューブを拡管する。
【0005】この様に当接板60には、拡管対象のチュ
ーブを拡管するマンドレル41が通過する切欠部64が
形成されているため、拡管対象のチューブの本数や配列
等が変更された際には、異なる形状の切欠部64が形成
された当接板60に交換する必要がある。しかし、この
当接板60の交換作業は、拡管作業を中止して行うこと
を必要とするため、拡管作業の作業効率を低下させる。
特に、最近の様に、種々の形状のクーラーが生産される
ようになると、クーラーの形状等に応じてチューブの本
数や配列が変更された熱交換器を製造しなければなら
ず、当接板60の交換も頻繁に行うことを要し、著しく
拡管作業の効率を低下させる。そこで、本発明の目的
は、拡管対象のチューブの本数や配列等の変更に対し、
容易に対処できる拡管装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、前記目的
を達成すべく検討を重ねた結果、拡管可能なマンドレル
41の各ビレット42が対応するチューブ50の各々を
拡管する際に、拡管対象のチューブが存しない可動マン
ドレル41aのビレット42が、チューブ群Aよりも上
方に位置するように、可動マンドレル41aの軸部を把
持することのできる把持手段を設けることによって、当
接板60を不要にできることを見出し、本発明に到達し
た。すなわち、本発明は、フィンプレートに穿設された
孔に挿入された複数本のチューブから成るチューブ群の
上方から前記チューブの管径よりも大径のビレットが先
端に取り付けられている複数本のマンドレルを昇降し、
前記チューブ群の各チューブを拡管する往復動体を備え
る拡管装置において、該マンドレルの各々の頭部に設け
られた係止部と、前記往復動体を構成し、軸部が挿通さ
れたマンドレルの前記係止部と係合してマンドレルを係
止する複数個の貫通孔が穿設された取付板と、取付板の
背面側にスライド可能に設けられ、前記取付板の貫通孔
内に挿入された複数本のマンドレルのうち、拡管対象の
各チューブに対応するマンドレルの取付板に対する軸方
向への動きを阻止すると共に、拡管対象のチューブが存
しない残余のマンドレルの取付板に対する軸方向への動
きを許容するストッパ板と、前記ストッパ板を駆動する
駆動手段とから成る、拡管可能なマンドレルの配列等を
調整する調整手段が設けられ、且つ前記拡管可能なマン
ドレルの各ビレッ トが対応するチューブの各々を拡管す
る際に、前記取付板に対する軸方向への動きが許容され
拡管対象のチューブが存しない可動マンドレルのビレ
ットが、前記チューブ群よりも上方に位置するように、
前記可動マンドレルの軸部を把持する把持手段が前記往
復動体とチューブ群との間に設けられていることを特徴
とする拡管装置にある。
【0007】
【作用】本発明によれば、拡管可能なマンドレルの各ビ
レットが対応するチューブの各々を拡管する際に、往復
動体の下方に設けられたマンドレルの軸部を把持する把
持手段によって、取付板に対する軸方向への動きが許容
された可動マンドレルのビレットがチューブ群よりも上
方に位置し、チューブ側に移動することを防止できるた
め、所定形状の切欠部が形成された当接板の設置を不要
にできる。このため、チューブの本数や配列等が変更さ
れても、当接板の交換作業等を不要にでき、拡管作業の
作業効率を向上することができる。
【0008】
【実施例】本発明を図面を用いて更に詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施例を説明するための部分断面図
である。図1に示す往復動体1には、図4(a)と同一
構成の調整手段を具備する。このため、調整手段につい
て、図4(a)を用いて説明する。往復動体1は、上部
パターンプレートAと下部パターンプレートBとから構
成されており、下部パターンプレートBには取付板6が
取り付けられている。この取付板6には、複数個の貫通
孔が穿設されており、貫通孔の各々にマンドレル41が
挿通される。かかる貫通孔に挿通されるマンドレル41
は、先端に拡管対象のチューブ50の内径よりも大径の
ビレット42が設けられ、頭部43にはマンドレル41
の軸部よりも大径の係止部40が設けられている。
【0009】マンドレル41の頭部43の係止部40
は、取付板6の背面側の開孔部に形成される筒状の抜止
部に、マンドレル41の先端方向への抜き止めがなされ
つつ係止される。このマンドレル41の係止部40は、
取付板6の背面側に突出可能であり、上部パターンプレ
ートAに係止部40が突出する貫通孔7が穿設されてい
る。本実施例において、上部パターンプレートAと下部
パターンプレートBとの間には、ストッパ3が設けられ
ている。ストッパ3は、図4(a)のXーX面での断面
図である図4(b)に示す様に、偏平板体であり、短軸
と平行の両端に円弧状の切欠部が形成されている。かか
るストッパ3は、ピストンカム10のロッド11に挿通
されている。このピストンカム10は、マンドレル41
の軸部が挿通されている貫通孔の近傍に設けられ、且つ
上部パターンプレートA及び下部パターンプレートBに
亘って形成されている穴9内に挿入されている。
【0010】かかるピストンカム10は、穴9の底部に
設けられているスプリング13によってガイド12を介
して上方に付勢されていると共に、上部パターンプレー
トAの圧縮空気供給孔8から供給される圧縮空気によっ
てスプリング13の付勢力に抗して下方に移動する。
尚、ピストンカム10には、圧縮空気の洩れ防止のため
にOリング15、15が挿入されている。この様なピス
トンカム10のロッド11は、ロッド11の上端部と下
端部とが互いに反対方向に突出している。このため、ロ
ッド11に挿通されているストッパ3は、ロッド11が
マンドレル41の軸方向に上下することによって、マン
ドレル41の軸方向に対して直交する面で互いに反対方
向にスライドできる。かかるピストンカム10及びスト
ッパ3は、取付板6に取り付けられている各マンドレル
に設けられている。また、穴9の底部にセンサー14が
設けられており、ピストンカム10が圧縮空気供給孔8
から供給される圧縮空気によって下方に押し下げられて
ガイド12がセンサー14に当接したとき、信号がパネ
ル39(図7)に表示される。
【0011】図4(a)に示す状態は、ピストンカム1
1が降下しロッド11によって、ストッパ3をマンドレ
ル41の方向(図面の右方向)へ移動させ、マンドレル
41の頭部43及ぶ係止部40の一部上面を覆った状態
である。このため、マンドレル41は、往復動体1の上
下動と共に移動し、往復動体1の降下によってマンドレ
ル41のビレット42がチューブ50内に進入して拡管
することができる。尚、かかる図4に示す状態では、ガ
イド12がセンサー14に当接しているため、信号がパ
ネル39に表示される。かかるストッパ3に因るマンド
レル41の取付板6の背面側への突出阻止は、図4
(b)に示す様に、マンドレル41の頭部43及び係止
部40の一部を覆うことで充分である。
【0012】一方、圧縮空気供給孔8から穴9に供給さ
れていた圧縮空気が排出されると、図5(a)に示す様
に、ピストンカム10はスプリング13の付勢力により
上昇する。その際に、ロッド11によって、ストッパ3
はマンドレル41から離反する方向(図面の左方向)に
スライドし、図5(b)に示す様に、マンドレル41の
頭部43及び係止部40の上面が開放される。このた
め、このマンドレル41は軸方向への動きが許容された
可動マンドレル41aとなる。しかし、可動マンドレル
41aの頭部43及び係止部40の上面が開放されて
も、取付板6の貫通孔と係止部40とによって可動マン
ドレル41aは取付板6に依然として係止されている。
このため、往復動体1の降下と共にマンドレル41も降
下する。この点、本実施例では、図1に示す様に、マン
ドレル41の各ビレット42が対応するチューブ50の
各々を拡管する際に、拡管対象のチューブ50が存しな
い可動マンドレル41のビレット42がチューブ50か
ら成るチューブ群Aよりも上方に位置するように、往復
動体1とチューブ50との間に設けられた把持手段20
によって可動マンドレル41aの軸部を把持する。この
ため、図7に示す従来の拡管装置では必要であった、可
動マンドレル41aのビレット42の降下をチューブ群
Aよりも上方に位置で停止させる当接板60を不要にで
きる。
【0013】この把持手段20の構成を図2によって説
明する。把持手段20を構成するプレート板本体21に
は、往復動体1に装着された各マンドレル41の軸部が
挿通される挿通孔47・・が穿設され、この挿通孔47
の上部及び下部の内壁面は、ブッシュ27、27によっ
て補強されている(図1)。かかる挿通孔47の各々に
は、ピストン23が設けられており、ピストン23の後
端方向にバネ27によって付勢されている。これらピス
トン23の後端面は、プレート板本体21と部材22、
22との間に形成された圧空孔45、45に臨む。かか
る圧空孔45、45は、圧空導入孔46、46に連結さ
れている。尚、プレート板本体21と部材22、22と
の間にパッキン25が挟まれており、ピストン23の後
端部にも0リング44(図1)が挿入されている。この
圧空導入孔46、46から導通された圧空によって、圧
空孔45、45に臨む各ピストン23の後端面がバネ2
4の付勢力に抗して押され、図3に示す様に、ピストン
23の先端面が挿入孔47の内壁面から突出し、挿通孔
47内に挿通されたマンドレル41の軸部側面を押圧す
る。
【0014】本実施例において、挿通孔47の各々に設
けられた全ピストン23の先端が、圧空導入孔46、4
6から導通された圧空によって、挿通孔47内に突出す
る。このため、ストッパ3によって取付板6に対する軸
方向への動きが阻止されたマンドレル41もピストン2
3の先端面で押圧される。しかし、軸方向への動きが阻
止されたマンドレル41は、圧空に因るピストン23の
押圧力よりも大きな油圧シリンダ4、4の押圧力を取付
板6を介して受けるため、ピストン23の先端面と摺接
しつつ動くことができ、チューブを拡管できる。一方、
取付板6に対する軸方向への動きが許容された可動マン
ドレル41aは、油圧シリンダ4、4の押圧力を受けな
いため、圧空に因るピストン23の押圧力より把持され
る。従って、可動マンドレル41aの往復動体1の降下
に伴う降下が阻止され、可動マンドレル41aの係止部
40は、往復動体1の降下に伴い、上部パターンプレー
トAの貫通孔7を通過し、図5(a)に示す係止部4
0′の様に、往復動体1よりも上方に突出可能となる。
尚、本実施例において、ピストン23の先端面とマンド
レル41の軸部とが摺動するため、ピストン23の材質
を樹脂製とすることが、摺動に因るマンドレル41の軸
部の損傷を避けることができる。
【0015】図1に示す本実施例の調整手段によれば、
マンドレル41の各々に設けられたストッパ3をスライ
ドさせることによって、所望のマンドレル41のみを拡
管可能とすることができ、拡管対象のチューブの本数や
配列が変わっても対応するマンドレル41を拡管可能と
することができる。しかも、把持手段20によって、
ンドレル41の各ビレット42が対応するチューブ50
の各々を拡管する際に、拡管対象のチューブ50が存し
ない可動マンドレル41のビレット42は、チューブ5
0から成るチューブ群Aよりも上方に位置するように、
取付板6に対する軸方向への動きが許容された可動マン
ドレル41aが把持される。このため、本実施例におい
ては、図7に示す当接板60の設置を不要とすることが
でき、且つ拡管対象のチューブの本数等が変わっても当
接板60の交換作業を不要にできる。従って、前記調整
手段と把持手段20とが相俟って、拡管対象のチューブ
の本数や配列が変わっても直ちに対応することができ、
拡管作業の作業効率を向上できる。
【0016】図1に示す拡管装置の調整手段では、往復
動体1に装着されたマンドレル41の各々にストッパ3
がスライド可能に設けられていたが、図6(a)に示す
様に、一枚のストッパ板53が取付板6の背面側にスラ
イド可能に設けられている調整手段であってもよい。図
6(a)に示す調整手段は、往復動体1にマンドレル4
1の取付板6が設けられている。この取付板6には、マ
ンドレル41・・・が挿通される貫通孔が穿設され、前
記貫通孔の各々にマンドレル41の頭部が取付板6の背
面側に突出可能に且つマンドレル41の先端方向に抜き
止めされつつ係止されている。更に、取付板6の背面側
には、図6(b)に示す複数個の孔52・・・が穿設さ
れているストッパ板53がスライド可能に挿入されてい
る。かかる拡管装置によれば、ストッパ板53の孔52
・・・の位置にあるマンドレル41の頭部は、往復動体
1が降下するとき、ストッパ板53によって押圧されず
可動マンドレル41aとなる。他方、ストッパ板53に
よって頭部が押圧されるマンドレル41は、往復動体1
と共に降下してチューブを拡管することができる。ま
た、図6(a)に示す調整手段を具備する拡管装置にお
いても、往復動体1とチューブとの間に、図2に示す把
持手段20が設けられており、可動マンドレル41aを
把持するため、可動マンドレル41aの頭部は孔52か
ら上方に突出する。
【0017】このストッパ板53には、拡管に必要なマ
ンドレル41の頭部にのみストッパ板53が当接するよ
うなパターンを予め形成しておくことによって、拡管に
必要なマンドレル41のみを往復動体1と共に降下させ
ることができる。更に、孔52が種々のパターンで穿設
されているストッパ板53をカートリッジ26に予め挿
入しておくことによって、取付板6の背面側に所望する
パターンのストッパ板53を、油圧シリンダ30等で左
右方向に移動可能で且つ回転可能の腕部33によって挿
入することができ、拡管対象のチューブの配列や本数等
が変更されても容易に対応できる。尚、このカートリッ
ジ26の上下方向の移動は、サーボモータに連結された
ロッド28によってなされる。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、拡管対象のチューブの
本数や配列等が変更されても、可動マンドレルのビレッ
トが当接する当接板等の交換作業を要しないため、迅速
な対応を可能とすることができる。このため、種々のタ
イプのクーラーに装着される熱交換器を効率よく製造す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す部分断面図である。
【図2】図1に示す拡管装置の把持手段20を構成する
プレート板21の部分断面図である。
【図3】把持手段20のピストン23が作動した状態を
示す部分断面図である。
【図4】図1に示す拡管装置の調整手段の構成を説明す
るための部分断面図であり、マンドレル41の取付板6
に対する軸方向への動きがストッパ3によって阻止され
た状態を示す。
【図5】ストッパ3がスライドしてマンドレル41の取
付板6に対する軸方向への動きが許容された状態を示
す。
【図6】他の実施例を示す部分断面図及びストッパ板5
3の正面図を示す。
【図7】従来の拡管装置を示す正面図である。
【図8】従来の拡管装置に装着された当接板60を説明
するための説明図である。
【符号の説明】
1 往復動体 3 ストッパ 6 取付板 10 ピストンカム 11 ロッド 20 把持手段 21 プレート板 23 ピストン 24 バネ 41 マンドレル 42 ビレット 45 圧空孔 47 挿通孔

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィンプレートに穿設された孔に挿入さ
    れた複数本のチューブから成るチューブ群の上方から前
    記チューブの管径よりも大径のビレットが先端に取り付
    けられている複数本のマンドレルを昇降し、前記チュー
    ブ群の各チューブを拡管する往復動体を備える拡管装置
    において、 該マンドレルの各々の頭部に設けられた係止部と、 前記往復動体を構成し、軸部が挿通されたマンドレルの
    前記係止部と係合してマンドレルを係止する複数個の貫
    通孔が穿設された取付板と、 取付板の背面側にスライド可能に設けられ、前記取付板
    の貫通孔内に挿入された複数本のマンドレルのうち、拡
    管対象の各チューブに対応するマンドレルの取付板に対
    する軸方向への動きを阻止すると共に、拡管対象のチュ
    ーブが存しない残余のマンドレルの取付板に対する軸方
    向への動きを許容するストッパ板と、 前記ストッパ板を駆動する駆動手段とから成る、拡管可
    能なマンドレルの配列等を調整する調整手段が設けら
    れ、 且つ前記拡管可能なマンドレルの各ビレットが対応する
    チューブの各々を拡管する際に、前記取付板に対する軸
    方向への動きが許容された拡管対象のチューブが存しな
    い可動マンドレルのビレットが、前記チューブ群よりも
    上方に位置するように、前記可動マンドレルの軸部を把
    持する把持手段が前記往復動体とチューブ群との間に設
    けられていることを特徴とする拡管装置。
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